JPH0529533Y2 - - Google Patents

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JPH0529533Y2
JPH0529533Y2 JP1987124025U JP12402587U JPH0529533Y2 JP H0529533 Y2 JPH0529533 Y2 JP H0529533Y2 JP 1987124025 U JP1987124025 U JP 1987124025U JP 12402587 U JP12402587 U JP 12402587U JP H0529533 Y2 JPH0529533 Y2 JP H0529533Y2
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JP
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fixing band
boot
band
groove
lever locking
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、自動車の駆動装置の等速ジ
ヨイント等に用いられる自在継手のブーツに関す
る。
(従来の技術) 第5図A,Bは従来例(実開昭63−121805号)
を示す。100は筒状のブーツであり、ブーツ1
00の開口端には取付部101を設けてある。取
付部101の外周面には、環状の固定バンド用溝
102を設けてある。
200は環状の固定バンドであり、固定バンド
200はバンド本体201と、バンド本体201
の端部に設けたレバー202と、バンド本体20
1に取り付けた略コ字形のレバー係止具203と
を有する。また、バンド本体201には、バンド
本体201よりも幅広の膨出部204を取り付け
てある。更に、レバー係止具203、膨出部20
4の幅は固定バンド用溝102の幅と略同一に設
定してある。
上記構成のバンド本体201を固定バンド用溝
102に装着するとともに、レバー202を反転
し、レバー係止具203を内側に折り曲げてレバ
ー202の端部を固定する。
すると、バンド本体201が径方向に収縮し、
該収縮力によつてブーツ100の取付部101を
締め付け、ブーツ100を自在継手205に固定
する。その結果、取付部101と自在継手205
との接触面にシール面が形成され、ブーツ100
内のグリース漏れを防止できる。
一方、レバー係止具203と膨出部204が固
定バンド用溝102の両壁面に接触することによ
り、固定バンド用溝102に対してバンド本体2
01を円周方向に真つ直ぐに位置決めしている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来例は膨出部204をバンド本
体200に取り付けているため、自在継手205
の作動によりブーツ100が変形すると、レバー
係止具203と固定バンド用溝102の両壁面と
に摩擦抵抗が生じて固定バンド用溝102に亀裂
が惹起する虞れがある。その結果、取付部101
のシール面のシール性低下、及び耐久性の低下を
招く。
また、レバー係止具203が固定バンド用溝1
02とほぼ同一幅であるため、折り曲げた際にレ
バー係止具203が幅方向に広がり、該レバー係
止具203が固定バンド用溝102の壁面に押し
付けられて取付部101が変形する。その結果、
ブーツ100の破損やシール性の低下を招く。
本考案は上記課題を解決するためのもので、バ
ンド本体を固定バンド用溝に対して円周方向に真
つ直ぐに位置決めできるばかりでなく、ブーツ変
形時における固定バンド用溝の亀裂を防止でき、
しかも、レバー係止具の折り曲げ時にブーツの取
付部が変形することを防止できる自在継手のブー
ツを提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、レバーを有
するバンド本体と、該バンド本体の幅よりも幅広
に形成されたレバー係止具とを有する環状の固定
バンドにより取付部を自在継手に締め付け固定さ
れる筒状のブーツであつて、前記ブーツの取付部
にレバー係止具が入る幅の環状の固定バンド用溝
を設け、前記固定バンド用溝の両壁面には、前記
バンド本体の側面の円周方向の傾きを規制するガ
イドを突出形成した。
(作用) そして、固定バンドを固定バンド用溝に取り付
けて締め付けると、ガイドがバンド本体の側面に
接触し、バンド本体は固定バンド用溝に対して円
周方向に真つ直ぐに位置決めされる。
また、ガイドは固定バンド用溝の両壁面に設け
てあるため、ブーツが作動変形してもガイドが若
干摩耗するだけで固定バンド用溝の亀裂は発生し
ない。
更に、バンド本体をガイドで位置決めしている
ため、固定バンド用溝自体の幅をレバー係止具の
幅よりも大きく設定することが可能である。
(実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。本考
案の一実施例に係る自在継手のブーツを示す第1
図乃至第4図において、1は自在継手のブーツ全
体を示す。第1図のように筒状のブーツ1は蛇腹
部1aを有し、ブーツ1の開口部両端には取付部
20をそれぞれ一体的に設けてある。
そして、一方の取付部20は自在継手のシヤフ
ト2に取り付けられ、他方の取付部20は自在継
手の継手外輪3に取り付けられる。シヤフト2及
び継手外輪3に取り付けたブーツ1は、第4図に
示すような環状の固定バンド4の締め付けによつ
て固定される。固定バンド4は、好ましくは、ワ
ンタツチ式バンドが用いられている。ワンタツチ
式バンドは通常一般的に用いられているもので、
帯状のバンド本体4aの両端部を重ね合わせて接
合部5を形成し、環状としている。
そして、接合部5の外側には湾曲したレバー6
を固着してなり、バンド本体4aにはレバー係止
具7を固定してある。レバー係止具7はバンド本
体4aの内周面側に位置する平坦部7aと、平坦
部7aの幅方向両端部に一体的に立設した一対の
折曲片7bとを有する略コ字形に成形してある。
一方、前記取付部20の外周面には、第3図に
示すような環状の固定バンド用溝8を形成してあ
る。固定バンド用溝8の幅Lは、固定バンド4の
バンド本体4の幅L′よりも大きく設定してあると
ともに、幅Lのレバー係止具7が入る間隔に設定
してある。
また、固定バンド用溝8の両壁面8aには、一
対のガイド9を円周方向に沿つて複数箇所に突出
形成してある。この一対のガイド9同士の対面
間、即ち、間隔Yは、バンド本体4aの幅L′と略
同一か若干大きく設定してある。更に、ガイド9
は好ましくは取付部20に対して一体成形で設け
てある。
なお、ガイド9は第3図Cに示すように、固定
バンド用溝8の底面8bに向かつて緩やかに幅狭
となるテーパを有しており、このテーパによつて
固定バンド4を固定バンド用溝8の所定の位置に
案内し易いようになつている。
第3図Aはシヤフト2側に取り付ける取付部2
0の固定バンド用溝8に設けたガイド9を示し、
第3図Bは継手外輪3に取り付ける取付部20の
固定バンド用溝8に設けたガイド9を示す。
上記のように構成したブーツ1の取付部20の
固定バンド用溝8に固定バンド4の装着時には、
第4図aのような拡径状態のままバンド本体4a
を固定バンド用溝8に入れる。
この際、ガイド9の側壁が固定バンド用溝8の
底面8bに向かつて緩やかなテーパを有している
ため、このテーパによつてバンド本体4aは固定
バンド用溝8の所定の位置に容易に案内される。
次に、固定バンド4で取付部20を締め付ける
には、前記レバー6を内端部6cを支点としてレ
バー係止具7側に牽引してバンド本体4aを径方
向に収縮するとともに、レバー6をバンド本体4
aに密着した後、一対の折曲片7aを内側に折り
曲げてレバー6を固定する。
すると、バンド本体4aの収縮によつて取付部
20に対しては円周方向均一な締付力が加わる。
その結果、ブーツ1の取付部20がシヤフト2、
継手外輪3に対して隙間なく確実に密着してシー
ル面を形成する。従つて、ブーツ1内に充填した
グリースなどが漏れることはない。
上記固定バンド4の締付時、複数のガイド9が
バンド本体4aの側面に接触し、バンド本体4a
を固定バンド用溝8に対して円周方向に真つ直ぐ
に位置決めする。従つて、ブーツ1の取付部20
を継手外輪3、シヤフト2の外周面に均一に締付
けることができるので、取付部20と継手外輪
3、シヤフト2との接触面に形成したシール面の
シール性が優れ、ブーツ1内のグリース等が外部
へ流出するのを効果的に防止することが可能であ
る。
また、ガイド9は固定バンド用溝8の両壁面8
aに突出形成してあるため、継手外輪3、シヤフ
ト2の作動によりブーツ1が変形して固定バンド
4との間に摩擦抵抗が生じても、ガイド9が若干
摩耗するのみで固定バンド用溝8の角部から亀裂
が惹起することがなく、耐久性が向上する。
更に、バンド本体4aをガイド9で位置決めし
ているため、固定バンド用溝8自体の幅Lをレバ
ー係止具7の幅Lよりも大きく設定することが可
能である。このように設定すれば、レバー係止具
7を折り曲げた時にそのレバー係止具7の幅Lが
若干広がつたとしても固定バンド用溝8の両壁面
8aが異常に押圧されることがなく、レバー係止
具7の内方に対応する取付部20のシール面のシ
ール性、耐久性を維持できる。
なお、ガイド9の数、形状はブーツ1の形状材
質及び固定バンド4の形状によつて変更し得る。
(考案の効果) 以上のように本考案においては、固定バンドを
取付部の固定バンド用溝に装着して締付けると、
ガイドがバンド本体の側面に接触し、バンド本体
を固定バンド用溝に対して円周方向に真直ぐに位
置決めする。従つて、ブーツの取付部を自在継手
の外周面に均一に締付けることができるので、取
付部と自在継手との接触面に形成したシール面の
シール性が優れ、ブーツ内のグリース等が外部へ
流出するのを効果的に防止することが可能であ
る。
また、ガイドは固定バンド用溝の両壁面に突出
形成してあるため、自在継手の作動によりブーツ
が変形して固定バンドとの間に摩擦抵抗が生じて
も、ガイドが若干摩耗するのみで固定バンド用溝
の角部から亀裂が惹起することがなく、耐久性が
向上する。
更に、バンド本体をガイドで位置決めしている
ため、固定バンド用溝自体の幅をレバー係止具の
幅よりも大きくすることが可能である。このよう
に設定すれば、レバー係止具を折り曲げた時にそ
のレバー係止具の幅が若干広がつたとしても固定
バンド用溝の両壁面が異常に押圧されることがな
く、レバー係止具の内方に対応する取付部のシー
ル面のシール性、耐久性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例であり、固定バンドを
取り付けた状態のブーツを示す正面図、第2図
は、本実施例のブーツの継手外輪側の取付部の部
分拡大図、第3図a〜cは本考案の実施例のブー
ツに設けたガイドを示し、aはシヤフト側の取付
部の部分拡大図、bは継手外輪側の取付部の部分
拡大図、cはブーツの取付部の断面図、第4図
a,bは本実施例に用いる固定バンドであり、a
は固定バンドの側面図、bは固定バンドの正面
図、第5図は従来例であり、Aは固定バンドを取
り付けたブーツの正面図、Bは取り付け前の固定
バンドの側面図である。 符号の説明、1……ブーツ、2……シヤフト、
3……継手外輪、4……固定バンド、4a……バ
ンド本体、5……接合部、6……レバー、6c…
…内端部、7……レバー係止具、7a……平坦
部、7b……折曲片、8……溝、8a……壁面、
8b……底面、9……ガイド、20……取付部、
L,L′……幅、X……ガイドの幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レバーを有するバンド本体と、該バンド本体の
    幅よりも幅広に形成されたレバー係止具とを有す
    る環状の固定バンドにより取付部を自在継手に締
    め付け固定される筒状のブーツであつて、前記ブ
    ーツの取付部にレバー係止具が入る幅の環状の固
    定バンド用溝を設け、前記固定バンド用溝の両壁
    面には、前記バンド本体の側面の円周方向の傾き
    を規制するガイドを突出形成したことを特徴とす
    る自在継手のブーツ。
JP1987124025U 1987-08-13 1987-08-13 Expired - Lifetime JPH0529533Y2 (ja)

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JP1987124025U JPH0529533Y2 (ja) 1987-08-13 1987-08-13

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JP1987124025U JPH0529533Y2 (ja) 1987-08-13 1987-08-13

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JPS6429537U JPS6429537U (ja) 1989-02-22
JPH0529533Y2 true JPH0529533Y2 (ja) 1993-07-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121805A (ja) * 1986-11-12 1988-05-25 Minolta Camera Co Ltd カラ−センサ−の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121805A (ja) * 1986-11-12 1988-05-25 Minolta Camera Co Ltd カラ−センサ−の製造方法

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JPS6429537U (ja) 1989-02-22

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