JPH071336U - 等速ジョイント用ブーツ - Google Patents

等速ジョイント用ブーツ

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JPH071336U
JPH071336U JP3399793U JP3399793U JPH071336U JP H071336 U JPH071336 U JP H071336U JP 3399793 U JP3399793 U JP 3399793U JP 3399793 U JP3399793 U JP 3399793U JP H071336 U JPH071336 U JP H071336U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂製ブーツとアダプターとの結合構造
を簡単にして、低コスト化を図ることである。 【構成】 アダプター8のブーツ1側の端部に折返しに
よってブーツ1側に開放された挾持部15を設け、その
挾持部15にブーツ1の大径側端部3を挿入してかしめ
た構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のドライブシャフト等に用いられる等速ジョイントを、塵 埃・水等から保護するために用いられる合成樹脂製ブーツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
等速ジョイント用の合成樹脂製ブーツとして、従来から図12に示す如き可撓 性ブーツが用いられている。このブーツ1は、熱可塑性ポリエステルエラストマ ー材などの硬質合成樹脂で形成され、複数のひだ2を有し、小径側端部4及び大 径側端部3が開放される。小径側端部4は等速ジョイント5のシャフト6のまわ りに装着され、バンド7により締結される。大径側端部3は、鉄板製の環状のア ダプター8の一端外周面に嵌合され、バンド9により締結される。上記のアダプ ター8は、等速ジョイント5の外輪10のまわりに嵌着固定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の合成樹脂製ブーツ1は、硬質であることから締付け用のバンド7、9は 一般に強い締付力を必要とするため、構造上、材料上コストの高いものが必要と なり、またその締付けの際に生じる凸形の突起部に道路の飛石などが当たり易く なる。
【0004】 そこで、この考案はコストの高い締結バンドに代えて、コストの安い締結手段 により、ブーツとアダプターとを結合一体化することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は合成樹脂製ブーツの大径側端部に金 属製アダプターを一体に取付けてなる等速ジョイント用ブーツにおいて、上記ア ダプターのブーツ側端部に、該アダプターの軸方向内向きに折返し、更に軸方向 外向きに折返して、ブーツ側に解放された挾持部を設け、上記挾持部に上記ブー ツの大径側端部を挿入し、該挾持部をかしめてブーツとアダプタとを一体化した 構成としたものである。
【0006】 なお、上記挾持部に弾性材を介してブーツの大径側端部を挿入し、該弾性材も 共にかしめる構成とすることもできる。また、上記合成樹脂製ブーツの小径側端 部を、シャフトの外周に弾性部材を介して装着し、該小径側端部外周面に締結バ ンドを締付けた構成としたり、その弾性部材の内周面に軸方向の溝を、該弾性部 材の両端にわたり形成した構成とすることができる。
【0007】
【作用】
ブーツとアダプターは、締結バンドを用いることなく、アダプターの挾持部を かしめることにより一体に結合される。
【0008】
【実施例】
図1に示した実施例ブーツ1の基本的な構成は従来の場合と同様であるので、 同一部分に同一符号を付して示し、その説明を省略する。
【0009】 従来と相違する構成は、ブーツ1の大径側端部3とアダプター8との結合構造 にある。即ち、アダプター8のブーツ1側の端部は、図2に示すように、第1の 折曲げ部11において内側に折曲げられ、該アダプター8の内径面に沿って軸方 向内向きの折返し部12が形成される。また、その折返し部12を内側に折曲げ て第2の折曲げ部13が形成され、その第2の折曲げ部13から、上記の折返し 部12の内径面に沿って軸方向外向きの折返し部14が形成される。上記の第2 の折曲げ部13を含む両方の折返し部12、14によりブーツ1側に開放された 挾持部15がアダプター8の内周面に形成される。
【0010】 ブーツ1の大径側端部3には抜止め用のリブ16が形成され、そのリブ16を 挾持部15に挿入し、該挾持部15の内側の折返し部14をかしめることにより 、ブーツ1の大径側端部3をアダプター8に結合する。
【0011】 図3に示した他の実施例は、第1及び第2の折曲げ部11、13を外側に折曲 げたものであり挾持部15は、アダプター8の外周面に形成される。その他の構 成は前述の場合と同様である。
【0012】 図4及び図5に示した各実施例は、前記の図2の場合と同様に挾持部15をア ダプター8の内周面に形成したものであるが、その挾持部15の内部空所をやや 広く形成し、図4の場合はブーツ1の大径側端部3のまわりに、また図5の場合 はリブ16側にブーツ1より柔軟なゴム等の弾性材17を組込んで、その弾性材 17と共に折返し部14をかしめたものである。上記弾性材17は、硬質のブー ツ1とアダプター8とがなじみ難いのを緩和して両者の一体化を一層強固にする ものである。
【0013】 図6及び図7に示した各実施例は、前記の図3の場合と同様に挾持部15をア ダプター8の外周面に形成し、また、前記の図4及び図5と同様に弾性材17を 挾持部15に組込んでかしめたものである。
【0014】 図8に示したものは、図2の場合と同様に挾持部15をアダプター8の内周面 に形成し、ブーツ1の大径側端部にいくつかの孔18をあけ、挾持部15に組込 んだ弾性材17の一部を上記の穴18に嵌め、ブーツ1と弾性材17との一体化 を図ったものである。
【0015】 図9及び図10に示した実施例は、等速ジョイントの外輪10のシャフト6側 の端部が、前記各実施例のものよりシャフト6側へ若干延び出したタイプのもの である。
【0016】 その延び出した部分の外周面にかしめ溝19を設け、アダプター8’の外周部 をかしめることにより外輪10に固定している。該アダプター8’の内周に設け られた挟持部15は前述の場合と同様に折返えされ、ブーツ1の大径側端部を挟 持している。
【0017】 ブーツ1の小径側端部を装着するシャフト6の部分には、周溝20が形成され 、その周溝20及びその両側にわたる幅のゴム系の弾性部材21が装着される。 該弾性部材21はその内周面に上記周溝20に嵌るリブ22を有し、また外周面 にブーツ1の内周面のリブ23が嵌る溝24が形成される。
【0018】 上記の弾性部材21の外周面にブーツ1の小径部が装着され、その小径部外周 面の溝25にワンタッチバンド26が締結される。ワンタッチバンド26の内周 面に小さいリブ27が形成されそのリブ27が嵌る溝28がブーツ1の小径部外 周面に形成される。上記のワンタッチバンド26のような簡単なバンドでよいの は、シャフト6との間に弾性部材21を介在しているからである。このワンタッ チバンド26によると前記各実施例の締結バンド7のごとき凸形の突起部が無く 、異物との干渉が少なくなる。
【0019】 図11に示した実施例は、前記の弾性部材21の内周面にその軸方向の両端に わたる溝29を形成することにより、ブーツ1の内部を外気に連通させたもので ある。このようにすると、等速ジョイントが発熱することがあっても、ブーツ1 の内圧上昇を防ぐことができるので、ブーツ1の異常変形を来たすことがない。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、この考案は、アダプターに設けた挾持部にブーツの大径側端部 を挿入し、その挾持部をかしめることによりブーツとアダプターとの一体化を図 ったものであるから、従来のごとき締結バンドを省略することができ、コストの 低減を図ることができると共に、飛石等によるバンドの欠損が無くなる効果があ る。
【0021】 また、ブーツの小径側端部、シャフトのまわりに弾性部材を介在して装着する ことにより、突起部のない簡易な締結バンドを用いることができ、この部分にお いても飛石等によるバンドの欠損が無くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の使用状態の断面図
【図2】同上の一部拡大断面図
【図3】他の実施例の一部拡大断面図
【図4】他の実施例の一部拡大断面図
【図5】他の実施例の一部拡大断面図
【図6】他の実施例の一部拡大断面図
【図7】他の実施例の一部拡大断面図
【図8】他の実施例の一部拡大断面図
【図9】他の実施例の断面図
【図10】図9の一部拡大断面図
【図11】図9の変形例の拡大断面図
【図12】従来例の使用状態を示す断面図
【符号の説明】
1 ブーツ 2 ひだ 3 大径側端部 4 小径側端部 5 等速ジョイント 6 シャフト 7 バンド 8、8’ アダプター 9 バンド 10 外輪 11 第1の折曲げ部 12 折返し部 13 第2の折曲げ部 14 折返し部 15 挾持部 16 リブ 17 弾性材 18 穴 19 かしめ溝 20 周溝 21 弾性部材 22 リブ 24、25 溝 26 ワンタッチバンド 27 リブ 28 溝 29 溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製ブーツの大径側端部に金属製
    アダプターを一体に取付けてなる等速ジョイント用ブー
    ツにおいて、上記アダプターのブーツ側端部に、該アダ
    プターの軸方向内向きに折返し、更に軸方向外向きに折
    返して、ブーツ側に解放された挾持部を設け、上記挾持
    部に上記ブーツの大径側端部を挿入し、該挾持部をかし
    めてブーツとアダプタとを一体化したことを特徴とする
    等速ジョイント用ブーツ。
  2. 【請求項2】 上記挾持部に弾性材を介してブーツの大
    径側端部を挿入し、該弾性材も共にかしめたことを特徴
    とする請求項1に記載の等速ジョイント用ブーツ。
  3. 【請求項3】 上記合成樹脂製ブーツの小径側端部を、
    シャフトの外周に弾性部材を介して装着し、該小径側端
    部外周面に締結バンドを締付たことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の等速ジョイント用ブーツ。
  4. 【請求項4】 上記弾性部材の内周面に軸方向の溝を、
    該弾性部材の両端にわたり形成したことを特徴とする請
    求項3に記載の等速ジョイント用ブーツ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191866A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Jtekt Corp 等速ジョイントのシール構造及び等速ジョイントのシール方法
KR101314475B1 (ko) * 2012-07-19 2013-10-07 현대위아 주식회사 등속조인트의 부트 체결구조

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