JP2002526727A5 - - Google Patents

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【書類名】 明細書
【発明の名称】 プロペラシャフトを被覆するための予め組み立てられたベロー状構造体
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ベロー状の要素を備えた、軸状の機構およびまたは2本の軸またはステアリング装置のヒンジ状の連結部材を被覆するための構造体において、ベロー状の要素(10)が末端側に、ほぼリング状に形成されたカラー状の部分(14)を備え、開放したクランプリング、プレスリングまたは収縮リング(20)またはいわゆる開放したホースクランプがこのカラー状の部分の上に配置され、両端部(22,24)が互いにオーバーラップし、かつリングまたはクランプが自動的に部分上に固定保持されるように、クランプリング、プレスリングまたは収縮リングまたはホースクランプが中心の方に予め付勢され、前記リングまたはクランプを拡張する際に、リングの帯状体またはクランプの帯状体を閉鎖するように互いに係合させるために、前記クランプまたはリングの帯状体の両端部に、互いに係合する部分(23,25)が設けられていることを特徴とする構造体。
【請求項2】 リングの帯状体またはクランプの帯状体を、開放した非取付け状態でカラー状の部分(14)上に保持するために、少なくとも1個の保持部分(16)がカラー状の部分に設けられていることを特徴とする請求項1記載の構造体。
【請求項3】 保持部分が末端側のエッジであるかあるいは予め取付けた状態でクランプの帯状体またはリングの帯状体を保持するための溝状の部分が末端側のカラーに形成されていることを特徴とする請求項2記載の構造体。
【請求項4】 リングの帯状体またはクランプの帯状体の一端が、帯状体方向に突出する少なくとも1個の舌片または連結片(23)を備え、この舌片または連結片がそれに対して横方向に突出する部分(28)を備え、リングの帯状体またはクランプの帯状体の他端が、連結片または舌片の輪郭にほぼ一致する少なくとも1つの切欠きまたは凹部(25)を備え、ベローの取付け時およびリングまたはクランプの拡張時にリングの帯状体またはクランプの帯状体を特に完全に閉鎖するように、この切欠きまたは凹部がこの連結片または舌片を収容することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の構造体。
【請求項5】 開放したクランプまたはリングが固定されずに予め取付けらているときに、舌片または連結片を有するリング端部または帯状体端部(22)が、切欠きを有する内側の帯状体の他方の端部(24)の外側に載っていることを特徴とする請求項4記載の構造体。
【請求項6】 ベローのカラー状の端部の内面がざらざらに形成され、およびまたはリブまたは溝を有し、それによって軸部分上に、場合によっては対応して形成された溝に係合するように載っていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の構造体。
【請求項7】 クランプリングまたは収縮リングまたはクランプ帯状体がいわゆるマルチクリンプリングであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の構造体。
【請求項8】 例えば軸連結部またはヒンジの潤滑部を保護するために、プロペラシャフトまたは伝動装置ヒンジのベロー状の被覆部材を装着するための方法において、ベロー状の被覆部材が末端側のカラー状の端部分に、開放したクランプリング、プレスリングまたは収縮リングまたはホースクランプを備え、このクランプリング、プレスリングまたは収縮リングまたはホースクランプの端部が、帯状体の端部を互いに係合させて連結するために、対応する輪郭を有し、帯状体端部が互いにオーバーラップし、続いて、少なくとも末端側のカラー部分が、ベロー状の被覆部材の一端を装着および保持するために軸の上または軸端部の範囲内に設けられたほぼ円形の載置部分に嵌め込まれるかまたはかぶせられ、ベロー状の被覆部材のカラー状の端部を嵌め込む際またはかぶせる際および拡げる際に、クランプリングまたはプレスリングまたは収縮リングまたはホースクランプが拡張され、それによってリングの帯状体の両端部が帯状体を拡げる方向に移動させられて、帯状体の両端部が係合して固定連結または閉鎖され、それによってベローと軸または軸端部を固定連結するために、プレス工程または収縮工程によって、リングまたはクランプがカラー状の端部上で直径を縮小する方向に固定されることを特徴とする方法。
【請求項9】 プレスリングまたはクランプリングまたは収縮リングまたはホースクランプの両端が予め取付けられた固定されていない状態で互いにオーバーラップするように、プレスリングまたはクランプリングまたは収縮リングまたはホースクランプが中心の方向に予め付勢されていることを特徴とする請求項8記載の方法。
【請求項10】 請求項1〜7のいずれか一つに記載の少なくとも1個の構造体を備えた、特にエンジン付き車両で使用するためのプロペラシャフトまたはハーフアクスル。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、軸状の機構およびまたは2本の軸またはヒンジの連結部を被覆するための構造体と、プロペラシャフトのベロー状の被覆部材を装着するための方法に関する。
【0002】
軸状の要素、特にヒンジ連結部またはプロペラシャフトのような軸の連結部、伝動装置軸等を被覆するためのベロー状の構造体が知られている。特に自動車工業において、プロペラシャフト、伝動装置ヒンジ等は、例えばヒンジを保護し、潤滑剤の漏れを防止するために、ゴムベローによって被覆される。
【0003】
プロペラシャフト上へのゴムベローの取付けは一般的に、ベローの末端に配置された閉じた、例えば市場で最も知られているいわゆる“エティーカー”のクランプのようなホースクランプまたはクランプリングまたはプレスリングによって行われる。このエティーカーのクランプはベローをそれぞれの軸部分に封止固定連結するために、適当な工具または装置によって締付けまたは収縮される。
【0004】
クランプまたはクランプリングまたはプレスリングの予め取付けられ既に閉じた構造によって、収縮または締付けないで弛く配置されたクランプまたはリングを、カラー状の端部分に保持するために、折畳みベロー上のコストのかかる手段が必要であり、更に、被覆すべきプロペラシャフト上にベローを弛く取付けた後で、場合によってはありうる欠陥のクランプまたはリングを交換することができないかあるいは付加的なクランプまたはリングまたは代替クランプまたはリングを装着することができない。
【0005】
欧州特許第0545629号公報により、ゴムベロー端部上に予め取付けられた開放したクランプリングが提案されている。このクランプリングはゴムベローの末端側の取付け部分に“自動的に”保持される。ゴムリングの取付け後、このクランプリングは先ず最初に、第1の取付けステップにおいて工具を当てがうことによって締付けおよび閉鎖される。それによって、場合によっては、第2の取付け工程で、圧縮することができる。これは特に、クランプリングまたはプレスリングが製作誤差のために締付けによってベローの確実な取付けを不可能するときである。
【0006】
そこで、本発明の課題は、予め弛く取付けられたクランプまたはクランプリングまたはプレスリングを、ベロー上に容易に保持することができ、容易に交換することができるかまたは付加的なクランプまたはリングを装着することができ、このクランプリングまたはプレスリングがその次に特に他の1つの加工工程によってのみベローの確実な固定取付けを可能する、手段を提供することである。
【0007】
この課題は本発明に従い、請求項1記載の構造体によって解決される。
【0008】
ベロー状の要素を備えた、軸状の機構およびまたは2本の軸またはプロペラシャフトの連結部材を被覆するための構造体において、ベロー状の要素が末端側に、ほぼリング状に形成されたカラー状の部分を備え、開放したクランプリング、プレスリングまたは収縮リングまたはいわゆる開放したホースクランプがこのカラー状の部分の上に配置され、リングまたはクランプ帯状状体の両端部が互いにオーバーラップし、かつリングまたはクランプが自動的に部分上に固定保持されるように、クランプリング、プレスリングまたは収縮リングまたはホースクランプが中心の方に予め付勢されていることが提案される。前記リングまたはクランプを拡張する際に、リングの帯状体またはクランプの帯状体を閉鎖するように互いに係合させるために、前記クランプまたはリングの帯状体の両端部に、互いに係合する部分が設けられている。
【0009】
本発明による構造体の他の有利な実施の形態は従属請求項に記載されている。
【0010】
更に、例えば軸連結部またはヒンジの潤滑部を保護するために、プロペラシャフトまたは伝動装置ヒンジのベロー状の被覆部材を装着するための方法において、ベロー状の被覆部材が末端側のカラー状の端部分に、開放したクランプリング、プレスリングまたは収縮リングまたはホースクランプを備え、このクランプリング、プレスリングまたは収縮リングまたはホースクランプが、中心の方に予め付勢され、このクランプリング、プレスリングまたは収縮リングまたはホースクランプ端部が、端部を互いに係合させて連結するために、対応する輪郭を有し、端部が予備付勢に基づいて互いにオーバーラップし、続いて、少なくとも末端側のカラー部分が、ベロー状の被覆部材の一端を装着および保持するための、軸の上または軸端部の範囲内に設けられたほぼ円形の載置部分に嵌め込まれるかまたはかぶせられ、ベロー状の被覆部材をカラー状の端部にかぶせるかまたは嵌め込む際または拡げる際に、クランプリングまたはプレスリングまたは収縮リングまたはホースクランプが拡張され、それによってリングまたはクランプの両端部が帯状体を拡げる方向に移動させられて、帯状体の両端部が輪郭に基づいて係合して固定連結または閉鎖され、それによってベロー状の用と軸を固定連結するために、プレス工程、収縮工程または締付け工程によって、リングまたはクランプがカラー状の端部上で直径を縮小する方向に固定されることが提案される。
【0011】
本発明による方法の好ましい他の実施形は従属請求項に記載されている。
【0012】
本発明に従って定められた構造体と方法は勿論、いろいろな種類の軸または軸状の要素を被覆するため、およびヒンジ状連結部、プロペラシャフト、伝動装置軸等を被覆または保護するために適している。本発明による構造体または方法のために、ゴム、エラストマー、熱可塑性合成樹脂等のような異なる弾性材料からなるいろいろなベロー状要素と、いろいろなホースクランプ、プレスリングまたは収縮リングを使用することができる。この場合、クランプまたはリングの帯状体の両端部を連結する端部は異なるようにように形成可能である。両端部が、クランプまたは帯状体を拡げるときに、相互の係合連または係合または掛け止めを可能にすることが重要である。これに関連して、若干挙げるために、例えば欧州特許第570742号公報、欧州特許第591648号公報、欧州特許第503609号公報、スイス国特許第561383号公報、スイス国特許第555026号公報、スイス国特許第669642号公報、スイス国特許第677010号公報、スイス国特許第679945号公報、欧州特許第543338号公報記載のクランプと、市場で最も普及し最も知られているいわゆる“エティーカー”クランプを参照されたし。
【0013】
本発明に従って提案された方法の大きな利点は、本発明に従って選択された上記の収縮リングまたはプレスリングまたはクランプリングを小さくかつ正確に形成可能であり、それによって低コストで製作可能であることにある。更に、例えば既に装着された閉じたリングよりも小さな収縮量が生じる。
【0014】
他の利点は、本発明によるリングが側方から挿入可能であり、最終的に装着される場所に正確に位置決め可能であることによって生じる。それによって、所定の場所には正確に配置される製作データまたは取付けデータを有する収縮リングまたはプレスリングを所定の個所に装着することができる。従って、後で、場合によって重要であるこのデータを、本発明に従って配置された収縮リングまたはプレスリングに使用可能である。このデータは例えばプレスリングに刻印することができる。
【0015】
次に、本発明を例示的におよび添付の図を参照して詳しく説明する。
【0016】
図1は、個々のベロー部分12を有する折り畳みベロー10を備えた本発明による装置を、大きなベロー端部の方から見た斜視図である。折り畳みベロー10は例えばゴムまたはゴム混合物からなっているかまたは例えば適当な熱可塑性合成樹脂のような他のエラストマー材料からなっている。図1において見えるカラー状の大きな端部14上には、クランプリングまたはプレスリングまたは収縮リング20が設けられている。両端部22,24は固定されないで互いにオーバーラップして配置されている。すなわち、換言すると、収縮リング20は固定されておらず、両端部を分離することによっていつでもベロー10のカラー14から取り外すことができる。収縮リング20がベロー10の末端側のカラー14上に自動的に固定保持されるようにするために、収縮リングは一方では、既に述べたように、リング中心の方に予め付勢され、更に、カラー14は好ましくは末端側のエッジ16と、第1のベロー部分の方に形成された第2のエッジ状の他の段差部18を備えている。エッジ16と段差部18の相互間隔は好ましくは、リングの幅がその間に位置するように定められている。特に、図1の帯状体の両端22,23を拡大して示す図2から判るように、帯状体の一方の端部22は突出する舌片または連結片を備え、側方の部分、すなわち帯状体に対して横方向に突出する部分を備えている。帯状体の他端24には、見えない、対応する凹部または切欠き25が設けられている。それによって、リング帯状体20を拡張する際舌片23が対応する凹部25に係合可能である。図2から更に判るように、連結片または舌片23を有する帯状体の端部は外側に配置されている。
【0017】
技術水準では既に、本発明の根底をなす課題の少なくとも一部を解決することが試みられた。すなわち、まだ収縮されていないプレスリングまたはクランプリングまたは収縮リングを、折畳みベローのカラー状の端部上で保持することが試みられた。解決法が図3に示してある。この解決法では、カラー表面の方への締付け作用を達成するために、帯状体が例えば楕円形または長円形に形成されている。図3の他の図示では、帯状体が三角形に配置されている。それによって、少なくとも3つの接触部分で、カラーに対する締付け作用が達成される。
【0018】
図4には他の解決法が示してある。この解決法では、既に閉鎖されたクランプリングまたは収縮リングを予め組み立てる際に、ベローが内側に向いたその変形によって直径を縮小され、それによって既に閉じたリングが張られる。この方法は折畳みベローのゴム状の材料には適用可能であるがしかし、例えばハイトレル(Hytrel) 、アニテル(Anitel) 等のような今日最も多く使用される熱可塑性材料またはエラストマーには適用不可能である。
【0019】
更に、図3,4に示した解決法では、既に閉じたクランプリングまたは収縮リングから出発する。これは時々不利である。
【0020】
この理由から、図5に示した収縮リングまたはプレスリング20を使用することが提案される。この収縮リングまたはプレスリングは中心の方に予め付勢されて形成され、固定されていない状態で帯状体の両端部22,24がオーバーラップしている。それによって、クランプ作用または締付け作用が生じ、このクランプ作用または締付け作用は、図1に示すように、プレスリングまたは収縮リング20をカラー状の端部14上に自動的に保持する。
【0021】
例えばいわゆるマルチクリンプリング(Multi Crimp Ring MCR)のような予め取付けられた収縮リングまたはプレスリング20を備えた折畳みベロー10を、金属製の相手方部材または軸の端部に取付ける際に、ベローのカラー状の端部14が拡げられる。納入状態で帯状体の両端部がオーバーラップしているMCRは、この拡張によって同様に膨張され、両端部は図6から判るように、同じ帯状体平面上で自動的に引っ掛けられる。連結片または舌片23は帯状体端部24の対応する凹部25に係合し、帯状体方向において横方向に突出する部分を備えた舌片または連結片23の形状に基づいて両端部を錠止する。
【0022】
図6aには、ハーフアクスル50が示してある。このハーフアクスルは2個のヒンジを備え、一方のヒンジは駆動軸51と連結軸またはステアリングシャフト53の間にあり、他方のヒンジは連結軸またはステアリングシャフト53と車軸または車輪ハブ55の間にある。両ヒンジはベロー10によって取り囲まれている。このベローはヒンジを保護するかまたはその潤滑剤を“確保する”。両ベロー10は本発明によって提案した収縮リングまたはプレスリング20によって保持される。この場合、駆動軸51の近くの収縮リングにおいて、帯状体両端部22,24と、対応する凹部に係合する舌片23がはっきりと見える。本発明の重要な利点はこのようなハーフアクスルまたはプロペラシャフト50に基づいて新たに明らかになる。すなわち、このハーフアクスルまたはプロペラシャフトは“固定されていない”収縮リングまたはプレスリングと共に納入可能である。この場合、このプレスリングまたは収縮リングが落下する危険はない。ハーフアクスルが既に最終組み立てされているときでも、既に取付けられた収縮リングまたはプレスリングを取り外すことができる。なぜなら、まだ開放している新しい収縮リングまたはプレスリングを、押圧すべきカラー上で側方にずらすことができるからである。
【0023】
図7,8には、帯状体の端部の実施の形態が例示的に示してある。この場合、図7では、端部22またはエッジ26から突出する連結片が、帯状体方向に対して横方向に突出する上記の部分28を備えている。帯状体部分22の端部は更に、両部分28によってアンダーカットされた端部24の範囲が側方にずれないようにするために、連結片23に対して側方に突出する部分29を備えている。連結片と対応する凹部は、完全な係合が保証されるように形成されている。
【0024】
図8には、連結部の他の実施の形態が示してある。この場合、帯状体端部22の中央に配置された連結片または舌片23′は対応する凹部25に係合するように配置されている。この実施の形態では、帯状体に対して横方向に突出する部分が複数個設けられている。この部分は更に、特別な輪郭を有する。
【0025】
図7,8に示した両帯状体連結部または帯状体錠止部は勿論、例にすぎず、本発明の良好な理解のためにのみ役立つ。本発明には勿論、帯状体の拡張時に端部を自動的に係合またはスナップ止めすることができる任意の他の帯状体錠止手段または連結手段が含まれる。
【0026】
図6,6aに示すように、軸端部上にベローを取付けた後で、プレスリングまたは収縮リングまたは予め組み立てられたMCRを締付けまたは圧縮するだけでよい。予め組み立てられたMCRを収縮するために適したこのような装置の一例が再び図9に示してある。この装置の場合には、予め組み立てられた状態で取付けられた収縮リングまたはプレスリングの閉鎖体は、もはや自動的に開放または分離しないように圧縮される。図9に示した装置40は、簡単に説明すると、内側に操作可能なリング状の締付けセグメント41を備えている。この締付けセグメントの内側輪郭部は環状の穴43を有する。液圧式または空気圧式の装置42によって、個々の締付けセグメント41が半径方向内側に圧縮または移動させられ、それによって収縮リングまたはプレスリングの直径が縮小するかまたはこの収縮リングまたはプレスリングが収縮される。
【0027】
従って、この新規な開発は、開放した端部と公知の機械的な閉鎖体を備えたクランプリングまたは収縮リングまたはいわゆるマルチクリンプリング(MCR)を備えている。開放した端部を備えたこのMCRを製作することによって、このMCRは適当に予め付勢して製作可能である。この予備付勢作用はリング中心の方へのばね作用を生じる。このばね作用は、リングを折畳みベローに対して構造的に適合させないで、端部突出部の範囲においてリングを対応する溝、例えばMCRを収容するため溝内に自動的に固定保持するために利用可能である。なぜなら、公知のごとく実際には、上記の溝を有するいろいろな種類の折畳みベローが製作されるからである。この溝はベローの周囲に配置された全体にわって延びる突起または個々の突起として形成可能である。それによって、予備取付けが可能であり、しかも折畳みベローの構造的な変更をしないで予備取付け可能である。すなわち、大量生産されたすべての折畳みベローはシステムとしての一体化されたMCRを装備することができる。これは最終取付けの際に1つの作業工程を節約する。
【0028】
折畳みベローの配置に関連して図1〜9に示した実施の形態または装置は、本発明の思想または上記の取付けを詳しく説明するための例にすぎない。折畳みベローの形状と、特に折畳みベローのために使用される材料と、クランプリングまたは収縮リングまたはいわゆるMCRの形状と、そのために使用される材料は勿論、任意の方法で変更可能であり、本発明は実施の形態に限定されない。例えばMCRを製作するためにアルミニウムが適していることが判ったがしかし勿論、そのためにステンレス鋼または他の適当な金属材料を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に従って提案されるような、一端に開放したクランプリングまたはプレスリングを備えた、開口の方向から見た折畳みベローの斜視図である。
【図2】
図1の収縮リングまたはプレスリングのオーバーラップする帯状体端部を示す、図1の部分図である。
【図3】
プレスリングまたは収縮リングの形状を示す図である。
【図4】
技術水準によって知られている、プレスリングまたはクランプリングの予め取付けられた構造を示す図である。
【図5】
図1のクランプリングまたはプレスリングの非取付け状態を示す図である。
【図6】
プレスリングまたはクランプリングを圧縮する前の、軸端部に配置された折畳みベローの状態を示す図である。図6aは図6の折畳みベローを備えたハーフアクスルまたはプロペラシャフトを示す図である。
【図7】
プレスリングまたはクランプリングの帯状体の両端部の形状を示す図である。
【図8】
プレスリングまたはクランプリングの連結部の他の実施の形態を示す図である。
【図9】
クランプリングまたはプレスリングを折畳みベロー上で収縮または締付けるための装置の一例を示す図である。
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