JPS6123937Y2 - - Google Patents

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JPS6123937Y2
JPS6123937Y2 JP14772981U JP14772981U JPS6123937Y2 JP S6123937 Y2 JPS6123937 Y2 JP S6123937Y2 JP 14772981 U JP14772981 U JP 14772981U JP 14772981 U JP14772981 U JP 14772981U JP S6123937 Y2 JPS6123937 Y2 JP S6123937Y2
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JP
Japan
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flange
end cover
support
seal member
outer peripheral
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JP14772981U
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JPS5852329U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自在継手のシール装置に関し、特に、
軸線方向に2つの開口を有し、その一方の開口か
ら3個のローラを備えた第1の軸の端部を受け入
れるケーシングの他方の開口端に設けられるフラ
ンジと、第2の軸のフランジとが連結されるトリ
ポードジヨイントの前記両フランジ間に設置され
るのに適する、自在継手のシール装置に関する。
従来の前記した、いわゆるフランジ分割型のト
リポードジヨイントのシール装置では、動力伝達
機能とシール機能とを両立させるため、両フラン
ジによつて盲板であるエンドプレートの外周縁が
挾持され、他方、外周縁より内方においてこのエ
ンドプレートとケーシングの側のフランジとの共
同によりゴムのシール部材を挾持して、ケーシン
グの開口のシールをしている。
従来、前記エンドプレートは前記機能を達成す
るために、外周縁よりも内方にこの外周縁から凹
まされたシール部材の設置部を備えたものとして
板材をプレス成形して形成されている。そのた
め、この設置部の背面側が第2の軸の側のフラン
ジに向けて突出することとなる。
ところで自動車のドライブシヤフトに設置され
るトリポートジヨイントは設置スペース上の制約
からフランジの外径が可及的に小さいことが要求
される。従つて、前記設置部の突出形状に対処し
かつ外径を小さくするため、第2の軸の側のフラ
ンジに前記エンドカバーの突出する設置部を受け
入れることができる段差部を設ける必要があつ
た。しかしながら、トリポードジヨイントの場
合、ケーシングの輪郭、特にプレス成形により形
成されたケーシングの輪郭は円に近い三角形状を
しているため、前記エンドカバーの設置部形状も
これに近い形状となつているところから、前記し
た段差部のための切削加工設備には莫大な設備費
を必要とすることになる。加えるに段差部加工の
手間も無視できない。
従つて、本考案の目的は第2の軸の側のフラン
ジに段差部を設けることなくしかもフランジの外
径を小さく保つことを可能とするシール装置を提
供することにある。
本考案は、軸線方向に2つの開口を有し、その
一方の開口から第1の軸の端部を受け入れるケー
シングの他方の開口端に設けられた第1のフラン
ジと第2の軸に設けられた第2のフランジとの間
に設置されるシール装置であつて、全体が無端状
に形成されたシール部材と、前記両フランジ間に
外周縁が配置されかつ該外周縁の内方において前
記第1のフランジとの共同で前記シール部材を挾
持するエンドカバーとを含む。該エンドカバー
は、前記外周縁に円周方向へ間隔をおいて設けら
れた複数の第1の支持部と、相隣る第1の支持部
間の前記外周縁に設けられかつエンドカバーの部
分を重ね合せて形成されたボルト孔を有する第2
の支持部と、前記両支持部の内方に位置する前記
シール部材の設置部とを一体に有し、前記シール
部材が接する前記設置部の第1の面は、前記第1
のフランジに接する前記第1の支持部の面から前
記エンドカバーの厚みに相当するだけ凹んでお
り、前記第2のフランジに接する前記第2の支持
部の面は、前記設置部の前記第1の面とは反対側
の第2の同一の平面上にある。
以下に、添付の図面を参照して本考案の実施例
について説明する。
第1図に示すシール装置は、軸線方向に2つの
開口11,12を有するケーシング10の一方の
開口11から第1の軸14の端部15を該ケーシ
ング10内に受け入れると共に、ケーシング10
の他方の開口12の周縁に設けられたフランジ1
6と、第2の軸18に設けられたフランジ20と
を連結してなるトリポードジヨイント22の前記
両フランジ16,20間に設置される。
前記ケーシング10の内部には3条のローラ溝
24が設けられている。前記第1の軸14は例え
ば駆動軸であつて、その端部15には各ローラ溝
24にそれぞれ係合するローラ26が設けられて
いる。この第1の軸14とケーシング10の開口
11の端部とにはゴム製のブーツ28が被せられ
ている。ブーツ28の端部はクランプ30で固定
され、ケーシング10内に封入されたグリースは
開口11の側においては、このブーツによりシー
ルされる。前記トリポードジヨイント22はそれ
自体公知である。
本考案のシール装置32はシール部材34とエ
ンドカバー38とを含む。
シール部材34はゴムからなり、第2図に示す
ように、3つの湾曲部35と相隣る湾曲部35間
に伸びる3つの連結部36とを備えて全体が無端
状に形成されている。この形状はケーシング10
の軸線に直交するケーシング断面にほぼ整合す
る。図示の例では、連結部36は直線状である
が、これは適宜に湾曲することもある。しかしな
がら湾曲部35の湾曲ほどには小さな曲率とはな
らない。シール部材34の厚みは後述するエンド
カバー38の板厚よりもわずかに大きく形成さ
れ、その差が組み付けられたシール部材の締め代
となる。
前記エンドカバー38は一方では、その外周縁
40で前記フランジ16,20に挾持されてケー
シング10の開口12に取り付けられ、他方で
は、前記シール部材34をケーシングのフランジ
16との共同で挾持する。このエンドカバー38
の外周縁40には第3図およぴ第4図に示すよう
に、3つの第1の支持部41と3つの第2の支持
部42とが設けられている。外周縁40の内方は
前記シール部材34の設置部44となり、この設
置部44の内方は凹部46となつていて、全体が
一体に形成されている。前記第1の支持部41は
第3図に斜線で示すように、前記シール部材34
を設置部44に配置したときシール部材34の湾
曲部35の外方に位置する外周縁の部分にある。
また前記第2の支持部42はシール部材34の連
結部36の外方に位置する外周縁の部分にある。
他方、前記設置部44は、前記シール部材34が
接する面45が前記ケーシング10の側のフラン
ジ16に接する第1の支持部41の面50からエ
ンドカバーの厚みtに相当するだけ凹んで平らに
形成されている。
第2の支持部42は第3図に想像線で示すよう
に、ほぼ長方形状に張り出された部分48を前記
面45に向けて折り返し、外周縁側の部分49に
重ね合わせ、両部分が密接するように圧縮して形
成されている。前記の結果、第1の支持部41の
前記面50と第2の支持部42の、同じく前記フ
ランジ16に接する面51とは同一平面上に位置
する。また、設置部44の前記面45とは反対側
の面53は第2の支持部42の、前記第2の軸の
側のフランジ20に接する面54と同一の平面上
に位置する。エンドカバーの第1の支持部41の
中央から折り曲げ片56が外方向へ突設されてお
り、また第2の支持部42にはそれぞれ3個のボ
ルト孔58が設けられている。
前記ケーシング10に設けられたフランジ16
は第3図に示すエンドカバー34から折曲げ片5
6を取り除いた輪郭と実質的に同じ円形の輪郭を
している。そして、エンドカバー34の前記第1
の支持部41、第2の支持部42のそれぞれの面
50,51に対応する面が平らな接合面17に形
成されている。このフランジ16にはエンドカバ
ー34の第2の支持部42に設けられたボルト孔
58と同じ数のボルト孔60が対応する位置に設
けられている。
前記軸18に設けられたフランジ20は第5図
に示すように、円に近い三角形状に形成され、そ
れぞれ3個のボルト孔62を有する接合面64が
頂角に当たる3箇所に設けられ、相隣る接合面6
4相互の間には押圧面65が設けられている。各
接合面64のボルト孔62は前記エンドカバー3
4の第2の支持部42のボルト孔58に対応する
位置にある。また、各接合面64と各押圧面65
とは同一の平面上に位置する。
本考案のシール装置32を組み付けるにはまず
エンドカバー38の設置部44にシール部材34
を当てがい、このシール部材34がケーシング側
のフランジ16の接合面17に接するようにエン
ドカバー38をフランジ16にもたらす。このフ
ランジ16と他方のフランジ20とによつてエン
ドカバー38の第2の支持部42をはさみ込む。
この状態で対応するボルト孔にボルト66を通
し、ナツト68により締め付ける。ボルト66は
フランジ20のボルト孔62に圧入された植込み
ボルトの形態であることが好ましい。ナツト68
の締め付けにより、シール部材34はエンドカバ
ー38とフランジ16の接合面17との間で圧縮
されて変形し、十分なシール面を呈することとな
る。この場合、エンドカバー38の第2の支持部
42はフランジ16の接合面17とフランジ20
の接合面64とにより挾持され、エンドカバー3
8の第1の支持部41はフランジ16の接合面1
7に向けて押圧されるので、シール部材34は全
体にわたつて均一な押圧力を受けることとなる。
他方、フランジ16,20は主としてエンドカバ
ー38の第2の支持部42を挾持した状態で連結
され、第1の軸14、ケーシング10および第2
の軸18にわたる動力の伝達に供される。締め付
け完了後、エンドカバー38の折曲げ片56を折
り曲げてフランジ16の背面にかしめる。この折
曲げ片56によつて、シール部材34の湾曲部3
5におけるシール性が十分に確保される。
本考案によれば、自在継手に設けられるフラン
ジの外径を可及的に小さく保つことを可能にする
ものであり、しかも第2の軸に設けられるフラン
ジに段差部を加工することを要さないため、設備
費の削減、作業工数の低減が可能である。またエ
ンドカバーの第2の支持部は張り出した部分を折
り曲げて重ね合わされているため、この部分のへ
りを直角またはこれに近い角度に保持できる。こ
の結果、プレス成形によるときに生じていたアー
ル部分に起因するシール部材の浮き上がりを防止
できるので、シール部材の固定が確実になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシール装置を適用したトリポ
ードジヨイントの断面図、第2図はシール部材の
正面図、第3図はシール部材に接する面から見た
エンドカバーの正面図、第4図は第3図の4−4
線断面図、第5図はエンドカバーに接する面から
見た、第2の軸のフランジの正面図である。 10:ケーシング、11,12:開口、14:
第1の軸、16,20:フランジ、22:トリポ
ードジヨイント、24:ローラ溝、26:ロー
ラ、32:シール装置、34:シール部材、3
8:エンドカバー、40:外周縁、41:第1の
支持部、42:第2の支持部、44:設置部、4
6:凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線方向に2つの開口を有し、その一方の開口
    から第1の軸の端部を受け入れるケーシングの他
    方の口端に設けられた第1のフランジと第2の軸
    に設けられた第2のフランジとの間に設置される
    シール装置であつて、全体が無端状に形成された
    シール部材と、前記両フランジ間に外周縁が配置
    されかつ該外周縁の内方において前記第1のフラ
    ンジとの共同で前記シール部材を挾持するエンド
    カバーとを含み、該エンドカバーは、前記外周縁
    に円周方向へ間隔をおいて設けられた複数の第1
    の支持部と、相隣る第1の支持部間の前記外周縁
    に設けられかつエンドカバーの部分を重ね合せて
    形成されたボルト孔を有する第2の支持部と、前
    記両支持部の内方に位置する前記シール部材の設
    置部とを一体に有し、前記シール部材が接する前
    記設置部の第1の面は、前記第1のフランジに接
    する前記第1の支持部の面から前記エンドカバー
    の厚みに相当するだけ凹んでおり、前記第2のフ
    ランジに接する前記第2の支持部の面は、前記設
    置部の前記第1の面とは反対側の第2の面と同一
    の平面上にある、自在継手のシール装置。
JP14772981U 1981-10-06 1981-10-06 自在継手のシ−ル装置 Granted JPS5852329U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14772981U JPS5852329U (ja) 1981-10-06 1981-10-06 自在継手のシ−ル装置

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JP14772981U JPS5852329U (ja) 1981-10-06 1981-10-06 自在継手のシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5852329U JPS5852329U (ja) 1983-04-09
JPS6123937Y2 true JPS6123937Y2 (ja) 1986-07-18

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JP14772981U Granted JPS5852329U (ja) 1981-10-06 1981-10-06 自在継手のシ−ル装置

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JPS5852329U (ja) 1983-04-09

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