JP3360702B2 - 圧送管の連結装置 - Google Patents

圧送管の連結装置

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JP3360702B2 JP27540094A JP27540094A JP3360702B2 JP 3360702 B2 JP3360702 B2 JP 3360702B2 JP 27540094 A JP27540094 A JP 27540094A JP 27540094 A JP27540094 A JP 27540094A JP 3360702 B2 JP3360702 B2 JP 3360702B2
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正美 縁田
雪久 稲川
真司 正田
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株式会社鴻池組
岐阜工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばコンクリート打
設用の圧送管の連結装置に関するものである
【0002】
【従来の技術】一般に、ホッパーに貯留された生コンク
リートはポンプによりパイプを通してコンクリート型枠
の内側空間に供給される。このパイプはポンプからコン
クリート打設個所までの距離が長い場合には複数のパイ
プを直列に連結して使用される。各パイプの連結は次の
ように行われる。図に示すようにパイプ1の一端部に
形成した環状の突条1aにゴムよりなる円環状のシール
リング31の片(左)側を嵌合する。このシールリング
31の内周面には前記突条1aを嵌入する溝31aが形
成されている。次に、シールリング31の他側の開口部
から別のパイプ2の端部に形成した環状の突条2aを前
記溝31aの右半分に嵌入する。この状態で、図に示
すように分割締付リング32,33の一端部を連結ピン
34により開閉可能に連結した連結具を前記シールリン
グ31の外周に嵌合し、ボルト35及びナット36によ
り両分割締付リング32,33を前記シールリング31
の外周面に押圧し、両パイプ1,2の接合端部を互いに
連結する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のパイ
プの連結構造においては、パイプ1,2の接合部に予め
シールリング31を嵌合する必要があるため、パイプ
1,2の移動あるいはシールリング31の組付後のパイ
プ1,2の保持に2人の作業員が必要となる。又、分割
締付リング32,33の取付け作業にさらに1人の作業
員が必要となり、作業員を削減することができないとい
う問題があった。特に、パイプ1,2が長い場合には、
シールリング31がパイプ32,33の適正位置に入ら
ず、連結作業が困難となり、3人の作業員を確保する必
要があった。
【0004】又、従来のパイプの連結構造では、シール
リング31を嵌合する行程と、分割締付リング32,3
3をシールリング31に締め付ける行程とが必要である
ため、連結作業時間の短縮を図ることができないという
問題もあった。
【0005】この発明の目的は、組付作業に要する人員
を少なくできるとともに、連結作業の時間を短縮するこ
とができる圧送管の連結装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の分割締付けリングと、これらのリングを互いに円
環状に連結固定することにより端面を当接された圧送管
を連結する圧送管の連結装置において、各分割リング
内周面に形成した円弧状の嵌合溝に嵌合された円弧状の
シールリングを備え、前記シールリングの内周面には溝
が周方向に形成され、該溝の周方向の端部には、該溝に
嵌入される嵌入部と、該嵌入部の外周に一体形成され、
かつ前記分割締付けリングの周方向の端面に接触される
フランジとからなるパッキンを取付けている。
【0007】
【0008】請求項記載の発明では、請求項1におい
て、互いに接合される一対のパイプの接合端部には、テ
ーパ嵌合面が形成されている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、複数に分割した分割
締付リングの内周面に分割シールリングがそれぞれ嵌合
されているので、パイプの接合端部に分割締付リングを
外周側から接合し固定手段により分割締付リングの端部
を互いに固定する。
【0010】請求項1記載の発明では、パイプの端面を
互いに当接する作業を1人の作業員で行い、連結具をパ
イプの接合部に取付ける作業をもう1人の作業員で行う
ことができる。このため、作業員を3人から2人に削減
することができるとともに、パイプの連結作業の行程数
が減少するので、連結作業を容易、かつ迅速に行うこと
ができる。
【0011】
【0012】
【0013】又、請求項記載の発明では、請求項1の
作用に加えて、一対のパイプの接合端部がテーパ嵌合さ
れるので、嵌合後には一対のパイプの半径方向への位置
ズレが阻止され、連結具によるパイプの連結作業がさら
に円滑に行われる。
【0014】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図5に基づいて説明する。この実施例の連結具は円弧
状をなす二つの分割締付リング3,4を有している。両
リング3,4の一端部外周にはボス部3a,4aが一体
状に形成され、リング3のボス部3aはリング4の一対
のボス部4aの間に挿入され、各ボス部3a,4aは連
結ピン5により回動可能に連結されている。両リング
3,4の他端外周には軸受3b,4bがそれぞれ2個所
に、且つ互いに平行に一体形成されている。一方のリン
グ4の軸受4bの間には締付ボルト6の基端部が連結ピ
ン7によって回動可能に連結されている。前記締付ボル
ト6のネジ部6aにはナット8が螺合され、ワッシャー
9が嵌合されている。そして、締付ボルト6を一対の軸
受3b間に挿入するとともに、ナット8を回動してワッ
シャー9を軸受4bの端面に押圧することにより、両分
割締付リング3,4を互いに連結可能である。
【0015】前記両分割締付リング3,4の内周面には
図1,3に示すように半円弧状の嵌合溝3c,4cが形
成されている。両嵌合溝3c,4cには分割シールリン
グ10,11が嵌合されている。両シールリング10,
11の内周面には半円弧状をなす溝10a,11aが形
成されている。シールリング10,11の幅は図4に示
すようにパイプ1,2の幅とほぼ同じに形成され、溝1
0a,11aはシールリングの弾性変形を容易にする。
【0016】前記両シールリング10,11のそれぞれ
の端部にはパッキン12〜15が取付けられている。各
パッキン12〜15は前記溝10a,11aに嵌入され
る嵌入部12a〜15aを備え、その嵌入部にはフラン
ジ12b〜15bが一体に形成されている。各フランジ
12b〜15bは分割締付リング3,4の端面に接触さ
れている。
【0017】次に、前記のように構成した圧送管の連結
装置についてその作用を説明する。この連結具は、最初
に互いに連結されるパイプ1,2の端面をそれぞれ図1
に示すように当接する。この状態で連結具を開放してパ
イプ1,2の環状突条1a,2aと対応する位置に移動
する。その後、分割締付リング3,4を連結ピン5を中
心に閉じる方向に回動して、シールリング10,11の
内周面をパイプ1,2の突条1a,2aの外周面に接触
する。このとき、図示しないがシールリング10,11
は分割締付リング3,4の溝3c,4cから所定高さ飛
び出ている。
【0018】次に、締付ボルト6を軸受3b間に挿入す
る。ナット8を回動してワッシャー9を軸受3bの上端
面に押圧すると、両分割締付リング3,4が互いに接近
するように締め付けられ、図3に示すようにシールリン
グ10,11がパイプ1,2の端部の突条1a,2aの
外周面に押圧固定される。
【0019】分割シールリング10,11は図4に示す
ようにパイプ1,2の突条1a,2aの外周面に押圧さ
れて、溝3c,4cから飛び出ている分が圧縮され、パ
イプ1,2の接合部の気密性が保持される。又、分割リ
ング3,4の溝3c,4cの内側壁面が突条1a,2a
の側面近傍に変位されるので、パイプ1,2が互いに離
隔する方向への引っ張り力を受けた場合に、両パイプ
1,2の連結状態を確実に保持することができる。前記
パッキン12〜15にはフランジ12b〜15bが形成
され、図5に示すように両分割締付リング3,4の端面
により互いに圧接されているので、両シールリング1
0,11の接合界面におけるシール性を向上することが
できる。
【0020】又、前記実施例ではパッキン12〜15
入部12a〜15aを設けたので、嵌入部12a〜1
5aが突条1a,2aの外周面により押圧され、この押
圧力によりシールリング10,11の接合界面の密着性
が高まり、シール性を向上することができる。
【0021】前記実施例ではパイプ1,2が長い場合で
あっても両パイプ1,2の端面を一人の作業員が互いに
突き合わせる作業を行い、もう一人の作業員が連結具を
パイプ1,2の突き合わせ部に嵌合する作業を行うこと
により、少ない作業員によりパイプを容易に連結するこ
とができる。
【0022】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものでなく、次のように具体化することもできる。 (1)図6に示すように締付リングを三分割し、各リン
グ21には分割シールリング22をそれぞれ取り付け、
締付リング21の接合部を締付ボルト23及びナット2
4により連結すること。
【0023】
【0024】(4)図に示すように、互いに接合され
る一対のパイプ1,2の接合端部にテーパ嵌合面1b,
2bを形成すること。この場合には、パイプ1,2の嵌
合後には両パイプの半径方向への位置ズレが阻止され、
連結具によるパイプ1,2の連結作業がさらに円滑に行
われる。
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明は、作業員を3人から2人に減少することができると
ともに、パイプの連結作業を短時間で容易に行うことが
できる効果がある。
【0028】
【0029】請求項記載の発明は、請求項1の効果に
加えて、接合状態の一対のパイプの半径方向への位置ズ
レが阻止され、連結具によるパイプの連結作業をさらに
円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧送管の連結装置の一例を示す開放
状態の斜視図。
【図2】 分割シールリングとフランジの分解斜視図。
【図3】 連結具の使用状態を示す断面図。
【図4】 図3のA−A線断面図。
【図5】 分割シールリングの接合部の部分断面図。
【図6】 この発明の別例を示す正面図。
【図7】 パイプの接合端部の変形例を示す部分断面
図。
【図8】 従来のパイプとシールリングの斜視図。
【図9】 従来の圧送管の連結装置の使用状態を示す断
図。
【符号の説明】
1,2…パイプ、1a,2a…突条、3,4…分割締付
リング、3c,4c…嵌合溝、5,7…連結ピン、6…
締付ボルト、10,11…分割シールリング、10a,
11a…溝、12〜15…パッキン、12a〜15a…
嵌入部、12b〜15b…フランジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正田 真司 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業 株式会社 内 (56)参考文献 実開 昭51−62119(JP,U) 実公 昭51−16020(JP,Y1) 実公 昭51−48750(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 21/06 F16L 23/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分割締付けリングと、これらのリ
    ングを互いに円環状に連結固定することにより端面を当
    接された圧送管を連結する圧送管の連結装置において、
    各分割リングの内周面に形成した円弧状の嵌合溝に嵌合
    された円弧状のシールリングを備え、前記シールリング
    の内周面には溝が周方向に形成され、該溝の周方向の端
    部には、該溝に嵌入される嵌入部と、該嵌入部の外周に
    一体形成され、かつ前記分割締付けリングの周方向の端
    面に接触されるフランジとからなるパッキンを取付け
    ことを特徴とする圧送管の連結装置。
  2. 【請求項2】求項1において、互いに接合される一
    対のパイプの接合端部には、テーパ嵌合面が形成されて
    いる圧送管の連結装置。
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