JPH0540157Y2 - - Google Patents

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JPH0540157Y2
JPH0540157Y2 JP1987123152U JP12315287U JPH0540157Y2 JP H0540157 Y2 JPH0540157 Y2 JP H0540157Y2 JP 1987123152 U JP1987123152 U JP 1987123152U JP 12315287 U JP12315287 U JP 12315287U JP H0540157 Y2 JPH0540157 Y2 JP H0540157Y2
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seal
brush
brush seal
rubber
tail
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シールド掘進機のシールド本体とセ
グメントとの間の土砂シールとして用いられるテ
ールシールに関する。
〔従来の技術〕
従来、シールド掘進機のテールシールとして
は、ブラシシールまたはゴム材シールが単独で使
用されていた。
ブラシシールは、鋼線等の線材の束に金網等の
メツシユ構造物を挿入して一体に成形したもの
で、その線材およびメツシユ構造物に土粒子が付
着して止水効果を高める機構となつており、通常
は、第5図に示すように、ブラシシール7の内外
周にバネ鋼等よりなる保護板9を当て、押え板1
0と図示しないボルトにより、シールド本体のテ
ールプレート1aに取付けて使用される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ブラシシールは、セグメント継目部の段差等に
対してゴム材シールよりも追従性が良いため、最
近ではテールシールとして多く使用されている。
しかし、ブラシシールを単独で使用した場合に
は、シールド機外に向けられたブラシシール背面
からブラシシール内部に土砂や裏込材が浸入しや
すく、特に裏込材として地山に注入されたモルタ
ルや薬液等がブラシシール内部で固結することに
より、ブラシシールのセグメント外周面への追従
生が悪くなり、シール性能の低下を招くことが問
題となつている。
従来、ブラシシールの内外周にバネ鋼等よりな
る保護板(第5図9)を取付けていたが、この保
護板は掘進中に変形しやすく、また短冊状の板を
重ねて継いでいるため、その継目から裏込材等の
浸入を許し、シール性能の低下を防止できなかつ
た。
また、実公昭54−27236号公報には、樹脂繊維
をブラシ状に配列したブラシシールの外周部にウ
レタンゴムなどの弾性体を張設したテールシール
が開示されているが、弾性体の長さがブラシシー
ルより短かいため、シールド機外に向けられたブ
ラシシールの内部に土砂や裏込材が浸入しやす
く、特に裏込材として地山に注入されたモルタル
等がブラシシール内部で固結すると、ブラシシー
ルのセグメント外周面への追従性が悪くなり、シ
ール性能の低下を招くという問題がある。
本考案の目的は、ブラシシール内部に裏込材等
が浸入して固結することによりブラシシールの追
従性が悪くなるのを防ぎ、シール性能を永く維持
することができるテールシールを提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するため、線材の
束を主体として構成されたブラシシールの背面
に、そのブラシシールより長くてエンドレスに形
成したゴム材シールを重ね合せ、シールド機外に
向けられたブラシシールの背面全域からブラシシ
ールの先端の外方まで前記ゴム材シールで覆つて
ゴム材シールによるシール面を形成した状態でブ
ラシシールとゴム材シールとをシールド本体のテ
ールプレートに取付けたことを特徴とする。
〔作用〕
ブラシシールの背面に、そのブラシシールより
長くてエンドレスに形成したゴム材シールを重ね
合せ、シールド機外に向けられたブラシシールの
背面全域からブラシシールの先端までゴム材シー
ルで覆つてゴム材シールによるシール面を形成し
た状態でブラシシールとゴム材シールとをシール
ド本体のテールプレートに取付けたので、ブラシ
シール内部へ土砂や裏込材が浸入することはな
く、セグメントに接触するブラシシールの先端部
にのみ、ゴム材シールとセグメントの接触面のす
きまから浸入した土粒子が付着してマツドフイル
ム層を形成し、これによりブラシシール特有の止
水効果が現われる。もし、裏込材等がブラシシー
ル内部に浸入し固まつたとしても、固結するのは
ブラシシールの先端部付近だけであるため、ブラ
シシールのセグメント外周面への追従性が極端に
悪くなることはない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第4図により
説明する。
第1図および第2図は本考案によるテールシー
ルの取付構造を示す。7は鋼線等の線材7aの束
に金網等のメツシユ構造物7bを挿入し一体に成
形したブラシシール、8はウレタンゴム等の板状
のゴム材を継いでエンドレスに形成したゴム材シ
ール、9はバネ鋼等よりなる保護板であり、ブラ
シシール7にゴム材シール8と保護板9を重ね合
せ、それらの基端部と押え板10に同一ピツチで
設けたボルト穴にボルト11を通して第3図に示
すシールド本体1のテールプレート1aに設けた
タツプ穴にねじ込み、ブラシシール7、ゴム材シ
ール8、保護板9をテールプレート1aに共締め
する。ブラシシール7のゴム材シール8で覆われ
る部分は、ブラシシール7の外周側、すなわちシ
ールド機外に向けられた背面全域に及び、ゴム材
シール8の長さはブラシシール7より長くしてブ
ラシシール7の先端の外方までゴム材シール8に
より覆うようにする。この場合、ゴム材シール8
が外周側の保護板の役目をするため、保護板9は
ブラシシール7の内周側にのみ取付ければよい。
12はテールシール取付部をセグメントから保護
する金属材の保護リングで、テールシール1aに
取付けられる。
第3図は本考案によるテールシールを装備した
シールド掘進機の全体図である。このシールド掘
進機は、シールド本体1、カツタホイール2、排
土用スクリユーコンベア3、シールドジヤツキ4
を有し、テールシール5によりトンネル外壁を構
成するセグメント6とシールド本体1の間をシー
ルしている。
第図4は本考案によるテールシールのシール状
態を示す図で、第3図B部の拡大図である。
本考案によるテールシールは、第3図に示すよ
うに、必要に応じ複数段に配置して使用すること
ができる。
〔考案の効果〕
本考案によるテールシールは、ブラシシールの
背面全域から先端の外方までゴム材シールで覆つ
て、ゴム材シールによるシール面を形成している
ので、ブラシシール内部への裏込材等の浸入を防
ぎブラシシール内部で裏込材が固結してシール性
能の低下を招くことがなく、従来のゴム材テール
シールでは得られなかつたセグメント外周面への
シールの追従性の良さを保つことができる。
また、本考案は、ブラシシールより長くてエン
ドレスに形成したゴム材シールをブラシシールの
背面に重ね合せることにより、ブラシシールのセ
グメントシール面への押し付け力を上げ、段差や
溝へのシール追従性を向上させることができ、か
つ、ゴム材シールがブラシシールより長いため、
セグメント外周面にゴム材シールによるシール面
を形成し、土砂の浸入を防ぐだけでなく、ブラシ
側より流出しようとするシール材(充填材)の流
出防止を行ない、このためシール材(充填材)の
消耗を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例の説明図
で、第1図はテールシールの取付構造を示す断面
図、第2図は第1図のA矢視図、第3図はテール
シールを装備したシールド掘進機の全体断面図、
第4図は第3図のB部拡大図、第5図は従来のブ
ラシシール断面図である。 1……シールド本体、1a……テールプレー
ト、7……ブラシシール、7a……線材、7b…
…メツシユ構造物、8……ゴム材シール、9……
保護板、10……押え板、11……締付用ボル
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 線材の束を主体として構成されたブラシシール
    の背面に、そのブラシシールより長くてエンドレ
    スに形成したゴム材シールを重ね合せ、シールド
    機外に向けられたブラシシールの背面全域からブ
    ラシシールの先端の外方まで前記ゴム材シールで
    覆つてゴム材シールによるシール面を形成した状
    態でブラシシールとゴム材シールとをシールド本
    体のテールプレートに取付けたことを特徴とする
    シールド掘進機テールシール。
JP1987123152U 1987-08-13 1987-08-13 Expired - Lifetime JPH0540157Y2 (ja)

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JPS6428500U JPS6428500U (ja) 1989-02-20
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JPH0758036B2 (ja) * 1989-08-28 1995-06-21 一雄 石川 シールド掘進機におけるテールシール
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JPS5427236U (ja) * 1977-07-26 1979-02-22
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JPS6428500U (ja) 1989-02-20

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