JPS6110418Y2 - - Google Patents

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JPS6110418Y2
JPS6110418Y2 JP14043280U JP14043280U JPS6110418Y2 JP S6110418 Y2 JPS6110418 Y2 JP S6110418Y2 JP 14043280 U JP14043280 U JP 14043280U JP 14043280 U JP14043280 U JP 14043280U JP S6110418 Y2 JPS6110418 Y2 JP S6110418Y2
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JP
Japan
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conduit
surrounding member
sealing material
cable
flanges
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JP14043280U
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JPS5763414U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電線管の端末部構造の改良に関する
ものである。
建造物などでは、ケーブルは一まとめにして壁
などを貫通する電線管内に挿通して配設されてい
ることが多い。そして、前記電線管の管端部は、
その耐炎性を増すために、例えば第1図a,bに
示すように、電線管1の開口端部に適当なリング
状アダプタ2を取付けると共に、その開口2aと
電線管1およびアダプタ2に挿通されたケーブル
3との間に、例えばダンシールP(古河電工(株)
製、商品名)などの耐炎シーリング材4を充填し
て閉塞していた。
しかし、前述のようなものでは、前記シーリン
グ材4は、その一部が電線管1の内部にまで押込
まれており、ケーブルの増設あるいは撤去作業時
にシーリング材の除去が困難となり、作業性を低
下させる原因となつていた。また、シーリング材
の充填閉塞作業性および前記閉塞部の耐炎特性な
どが作業者の個人差により大きく変動する欠点が
避けられず、さらに第1図bに示すように、シー
リング材4は電線管1の端部に大部分が露出する
ことから、外観が悪いばかりではなく、シーリン
グ材の紫外線等による老化による特性低下が免れ
ないという欠点もあつた。
前述した欠点を解消するために、この考案の考
案者は、電線管の端部にシーリング材の包囲部材
を着脱可能に取付けることが有効であることを見
出し、電線管端部に対して取外し可能にシーリン
グ材の包囲部材を取付け、この包囲部材と挿通ケ
ーブルとの間にシーリング材を充填してなるもの
を先に提案した。
この考案は、前述したこの考案者が先に提案し
たものをさらに改善して、電線管の端部に嵌合さ
せる包囲部材の位置決めが容易にできるようにす
ると共に、シーリング材によるケーブルと電線管
端部および包囲部材との間の気密性をさらに向上
させることができるようにすることを目的として
いる。
すなわち、この考案は、電線管の端部に、内周
面に環状の突出部を形成した包囲部材を、この包
囲部材と挿通ケーブルとの間にシーリング材を充
填すると共に前記突出部を電線管の管端に当接さ
せて、取外し可能に嵌合、固定してなる電線管の
端末部構造である。
以下、第2図〜第4図によりこの考案の一実施
例を説明する。
第2図,第3図において、11は電線管、12
はこの電線管11に挿通されたケーブルである。
電線管11の端部には後述する包囲部材13が、
この包囲部材13および電線管11の端部との間
に耐炎シーリング材14を充填して、嵌合、固定
されている。前記包囲部材13は、第2図〜第4
図に示すように、軸方向に沿つて2つ割した半円
弧状部材15,15の一側縁部がヒンジ16によ
つて開閉可能に連結され、半円弧状部材15,1
5の内周面一端部にはこれらに曲げ加工を施して
突出部17,17が円周方向の全長にわたつて形
成され、さらに半円弧状部材15,15の他側縁
にはフランジ18,18が一体に形成され、これ
らのフランジ18,18には締付用の穴18a,
18aが形成されている。
前述のように構成した包囲部材13は、半円弧
状部材15,15およびフランジ18,18を開
いた状態で、ケーブル12の電線管11端から突
出した端部外周にダンシールPのような耐炎シー
リング材14を取付け、前記突出部17,17を
電線管11の管端に当接させて、半円弧状部材1
5,15をヒンジ16を軸として閉じ、フランジ
18,18の対向面を接合させる。これらの穴1
8a,18aにボルト19を挿通し、ボルト19
にナツト20をねじ嵌合させて締付けることによ
り、第2図、第3図に示すように、包囲部材13
を電線管11の端部に取外し可能に嵌合、固定す
る。この際に、突出部17,17が環状になつて
電線管11の管端に当接するので、包囲部材13
の電線管11に対する軸方向の位置決めが容易に
しかも確実にできる。また、包囲部材13の半円
弧状部材15,15およびフランジ18,18を
閉じてボルト19、ナツト20で締付ける際に、
前記シーリング材14が塑性変形してケーブル1
2と包囲部材13および電線管11の端部との間
を充填するが、包囲部材13の突出部17,17
によつてその軸方向両側にシーリング材14が押
込まれるために、突出部17,17近傍でのケー
ブル12と包囲部材13および電線管11の端部
との間のシーリング材14による気密性が十分に
確保できる。
また、ナツト20をボルト19から外し、ボル
ト19をフランジ18,18から抜出し、フラン
ジ18,18、半円弧状部材15,15を開いて
包囲部材13を電線管11から外し、その後シー
リング材14を除去することにより、ケーブル1
2の増設、撤去作業も容易にできる。
なお、この考案において、包囲部材13に設け
る突出部17,17は、第5図に示すように半円
弧状部材15,15に丸棒を溶接して形成するな
ど、適宜の手段で設けることができる。また、包
囲部材13はヒンジ16を設けることなく、軸方
向に沿つて切込みを有しこの切込みの両側に対向
するフランジを設け、これらを両側に有する横断
面ほぼ環状部分を形成し、この部分を弾性変形に
より開閉するようにし、さらに、フランジをボル
ト,ナツトで締付けるようにしてもよい。
以上説明したように、この考案によれば、包囲
部材が取外し可能であるから、ケーブルの増設,
撤去時には包囲部材を取外すことにより、簡単に
シーリング材を除去してその工事を迅速に行うこ
とができ、またシーリング材は包囲部材に大部分
が覆われているので外観がよいという、この考案
者が先に提案したものと同様な効果に加えて、包
囲部材の内周面に環状の突出部を設けたことによ
り、包囲部材の電線管に対する軸方向の位置決め
が容易にしかも確実にできる上に、シーリング材
によるケーブルと包囲部材および電線管の端部の
気密性を向上させることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来の電線管の端末部構造を示
すシーリング材充填前およびその後の斜視図、第
2図はこの考案の一実施例による電線管の端末部
構造を示す側断面図、第3図は第2図の−線
に沿う横断面図、第4図は包囲部材を示す開状態
の斜視図、第5図は包囲部材の変形例を示す開状
態の斜視図である。 11……電線管、12……ケーブル、13……
包囲部材、14……シーリング材、17……突出
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電線管の端部に、内周面に環状の突出部を形成
    した包囲部材と、この包囲部材と挿通ケーブルと
    の間にシーリング材を充填すると共に前記突出部
    を電線管の管端に当接させて、取外し可能に嵌
    合、固定してなる電線管の端末部構造。
JP14043280U 1980-10-03 1980-10-03 Expired JPS6110418Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14043280U JPS6110418Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14043280U JPS6110418Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03

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Publication Number Publication Date
JPS5763414U JPS5763414U (ja) 1982-04-15
JPS6110418Y2 true JPS6110418Y2 (ja) 1986-04-03

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ID=29500344

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JP14043280U Expired JPS6110418Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03

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JPS5763414U (ja) 1982-04-15

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