JPS6134812Y2 - - Google Patents

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JPS6134812Y2
JPS6134812Y2 JP14043380U JP14043380U JPS6134812Y2 JP S6134812 Y2 JPS6134812 Y2 JP S6134812Y2 JP 14043380 U JP14043380 U JP 14043380U JP 14043380 U JP14043380 U JP 14043380U JP S6134812 Y2 JPS6134812 Y2 JP S6134812Y2
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JP
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fixing member
fixed
electric wire
conduit
enclosing
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JP14043380U
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JPS5763424U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は建造物の壁、天井、床などの固定部
材を貫通した電線のシール装置の改良に関するも
のである。
建造物の壁・床などの固定部材を貫通したケー
ブルなどの電線を防火のためにシールする場合に
は、第1図に示すように、壁などの固定部材1に
設けた穴1aに電線管2を貫通させ、電線管2の
外周面と穴1aの周囲との間にモルタル3を充填
させて電線管2を固定部材1に固定すると共に、
電線管2の両開口端部に適当なリング状アダプタ
4をそれぞれ取付けると共に、これらのアダプタ
4の開口4aと電線管2およびアダプタ4に挿通
されたケーブルのような電線5との間に、例えば
ダンシールP(古河電工(株)製、商品名)などの耐
炎性シーリング材6を充填していた。
しかし、前述のようなものでは、電線管を壁な
どの固定部材に固定し、電線管にアダプタを取付
けているために組立時の作業性が悪く、またシー
リング材の一部が電線管の内部まで押込まれてい
るので、電線の増設または撤去作業時にシーリン
グ材の除去が困難となり、作業性を低下させる原
因となつていた。さらにシーリング材の充填閉塞
作業性および前記閉塞部の耐炎特性などが作業者
の個人差により大きく変動する欠点が避けられな
い上に、第1図に示すように、シーリング材は電
線管の端部に大部分が露出することから、外観が
悪いばかりではなく、シーリング材の老化による
特性低下が免れないという欠点もあつた。
前述した欠点を解消するために、この考案の考
案者は、第2図に示すように、壁などの固定部材
11を貫通してこれに固定した電線管12の端部
にシーリング材13の包囲部材14を着脱可能に
取付けることが有効であることを見出し、電線管
12の長手方向に沿う締付部14aを有する2つ
割管からなる包囲部材14を用い、この包囲部材
14と電線管12に挿通した電線15との間にシ
ール材13を充填して、包囲部材14を電線管1
2の端部に嵌合させ、ボルト、ナツトで締付部1
4aを締付けて電線管12に取外し可能に固定し
たものを先に提案した。
この考案は、前述した従来のものおよびこの考
案者が先に提案したものを改善しようとするもの
であつて、壁などの固定部材にこれを貫通する電
線の長手方向に沿つて2つ割した1対の包囲部材
を直接固定することにより、電線管を省いて組立
時の作業性を一層良好にすると共に、この考案者
が先に提案したものに比べて、安価に提供できる
ものでありながら、シーリング材の除去作業の作
業性や耐炎特性が劣らないようにすることを目的
としている。
すなわち、この考案は、固定部材を貫通した電
線の前記固定部材から突出した両側部分を、電線
の長手方向に沿つて2つ割した1対の包囲部材
で、夫々これらの包囲部材と電線管との間にシー
リング材を充填して包囲し、包囲部材を前記固定
部材の少なくとも一方の面に取外し可能に固定す
ると共に、2つ割した包囲部材を互に締付け固定
してなる固定部材を貫通した電線のシール装置で
ある。
以下、第3図、第4図によりこの考案の一実施
例を説明する。第3図において、21は建造物の
壁などの固定部材、21aは固定部材21に形成
した穴で、この穴21aはケーブルのような電線
22が挿通されている。この電線22の固定部材
21から突出した両側部分を、電線22の長手方
向に沿つて後述する上、下1対の包囲部材23,
24で、これらの包囲部材23,23と電線22
との間に耐炎シーリング材25を充填して包囲
し、前記包囲部材23,24を固定部材21の壁
面に固定してある。前記包囲部材23,24は、
第3図、第4図に示すように、断面凹字形に電線
22の長手方向に沿つて2つ割した主体23a,
24aの一端外周にフランジ23b,24bが一
体に固定され、上包囲部材23の主体23aの下
部内に下包囲部材24の主体24aのフランジ2
4b上に突出した上部が隙間なく嵌合するように
なつている。また、フランジ23b,24bには
取付穴23c,24cが形成され、少なくとも一
方のフランジの取付穴は上下方向に長い長穴にさ
れている。主体23a,24aの両側には相対向
する締付用突起23d,24dが形成され、上方
の主体23aの締付用突起23dには貫通穴23
eが、下方の主体24aの締付用突起24dには
ねじ穴24eがそれぞれ設けられている。
以上のように構成した包囲部材23,24のう
ち、まず下包囲部材24の主体24aに適量のダ
ンシールPのような耐炎シーリング材25を入
れ、固定部材21の穴21aの予め挿通されてい
る電線22を囲み、固定部材21の壁面にフラン
ジ24bを当接させ、取付穴24cにねじなどの
取付具26を挿入して固定部材21にフランジ2
4bを固定する。次に、電線22の下包囲部材2
4の主体24a上の部分に前記と同様な耐炎シー
リング材25を載せ、上包囲部材23の主体23
aを下包囲部材24の主体23aに嵌め、上包囲
部材23のフランジ23bを下包囲部材24のも
のと同様にして固定部材21に固定する。その
後、上包囲部材23の貫通穴23eから下包囲部
材24のねじ穴24eにねじ27を締付けること
により、前記シーリング材25を塑性変形させて
電線22と上、下包囲部材23,24の主体23
a,24aとの間に充填するが、これらの主体2
3a,24aでシーリング材25が締付けられる
ので、これによる気密性が十分に確保できる。な
お、包囲部材23,24のフランジ23b,24
bの固定部材21への取付けに当つて、これらの
間にも適宜の耐炎性シーリング材28,29を介
在させることが好ましい。
また、ねじ27を取外して上、下包囲部材2
3,24の締付けを解除し、取付具26を取外し
て包囲部23,24を固定部材21から外すこと
により、シーリング材25の除去および電線22
の増設、撤去作業も容易にできる。
なお、この考案において、第5図に示すよう
に、複数の半円弧状断面部33c,34cを並設
した主体33a,34aの一端外周にフランジ3
3b,34bを一体に固定し、これらを固定部材
に取外し可能に固定するように共に、主体33
a,34aの半円弧状断面部33c,34c間の
平坦部33d,34dをねじ37で締付け固定す
るようにし、さらに一方の主体33aの内側に両
主体33a,34aの接合部を覆う補助板33e
を固定した上、下包囲部材33,34から構成し
たものなど、包囲部材は、電線の長手方向に沿つ
て2つ割した1対のもので、固定部材の面に取外
し可能に固定でき、かつ互に締付け固定できるも
のであれば、電線が挿通する部分を単管状にした
ものでも多管状にしたものでもよく、その断面形
状も円形、角形など適宜の形状になるものを用い
ることができる。また、この考案の包囲部材は建
造物の壁、天井、床などに広く適用できる。
以上説明したように、この考案は、固定部材を
貫通させてこれに固定した電線管を用いることな
く、2つ割した包囲部材を壁などの固定部材の両
面に直接固定するものであるから、電線管を固定
する工程が不要となり従来のものや考案者が先に
提案したものに比べ、組立時の作業性が向上し、
また電線管の分だけ材料費を節約できると共に、
固定部材両側での電線保持が適切に行われる。さ
らに、この考案は、2つ割の包囲部材と電線との
間にシーリング材を充填して前記包囲部材を互に
締付けるものであるため、従来のものに比べ、シ
ーリング材による電線と包囲部材との間の気密性
が十分に確保でき、シーリング材を包囲部材の外
部に露出させることがない上に、電線の増設、撤
去のための包囲部材の取外し時にこれらの締付け
を外し、別個に包囲部材を固定部材から取外すこ
とができ、シーリング材の除去が簡易であり、そ
の作業性もよいという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す側断面図、第2図はこの
考案の先願に係るシール装置の側断面図、第3図
はこの考案の一実施例によるシール装置の側断面
図、第4図は同包囲部材の斜視図、第5図は包囲
部材の変形例を示す斜視図である。 21……固定部材、22……電線、23,24
……包囲部材、25……シーリング材、33,3
4……包囲部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定部材を貫通した電線の前記固定部材から両
    側に突出した部分を、電線の長手方向に沿つて2
    つ割した1対の包囲部材で、夫々これらの包囲部
    材と電線との間にシーリング材を充填して包囲
    し、包囲部材を前記固定部材の少なくとも一方の
    面に取外し可能に固定すると共に、2つ割した包
    囲部材を互に締付け固定してなる固定部材を貫通
    した電線のシール装置。
JP14043380U 1980-10-03 1980-10-03 Expired JPS6134812Y2 (ja)

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JP14043380U JPS6134812Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03

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JP14043380U JPS6134812Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03

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JPS5763424U JPS5763424U (ja) 1982-04-15
JPS6134812Y2 true JPS6134812Y2 (ja) 1986-10-09

Family

ID=29500345

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JP14043380U Expired JPS6134812Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03

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JPS5763424U (ja) 1982-04-15

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