JPH0127382Y2 - - Google Patents

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JPH0127382Y2
JPH0127382Y2 JP1982058176U JP5817682U JPH0127382Y2 JP H0127382 Y2 JPH0127382 Y2 JP H0127382Y2 JP 1982058176 U JP1982058176 U JP 1982058176U JP 5817682 U JP5817682 U JP 5817682U JP H0127382 Y2 JPH0127382 Y2 JP H0127382Y2
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opening
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duct
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duct housing
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ビルデイング等の建物において壁・
床等を貫いてバスダクトを布設する場合、そのバ
スダクト貫通部に実施する開口部の縁とダクトハ
ウジングとの間の透き間をふさぐ閉塞装置に関す
るものである。
バスダクトのダクトハウジングは鋼板等の不燃
材料で作られているから、バスダクト自体は耐熱
耐火性を有する。しかし壁・床等のバスダクト貫
通部における開口縁とバスダクトとの間の透き間
を完全にふさがないと、火災発生時の防煙及び延
焼防止の効果はない。
そこで、ダクトハウジングと開口縁との間隙を
耐火性をもつて閉塞することが規定されている。
ところがバスダクトユニツトは、その型式(密
着形絶縁バスダクト・空気絶縁形バスダクト等)
の如何に拘らず、ダクトハウジングの構成上その
外側に、多少なりとも長さ方向の溝が形成される
のは避けられない。例えば第9図に示すように、
一定間隔を置いて背中合わせに配置した左右一対
の横断面略コ字形側板101,101と、その両
側板101,101の上下に向かい合わせに配置
した一対の横断面略コ字形上下面板102,10
2とを、各折曲縁101′,102′相互を組合わ
せて構成した横断面略I形のダクトハウジング1
03内に数相の帯板導体104を収容している。
即ちダクトハウジング103の外周形状が入組ん
でいるので、壁・床105等の開口部106に挿
通配置した場合、開口縁とダクトハウジング10
3との間隙を閉塞するため、ダクトハウジング1
03の外周に取付ける仕切板107の穴の形状が
複雑になり、その穴縁とダクトハウジング103
との接合部分の隙間に対するシール材108の充
填が面倒である。
第10図のように開口部106の両側を仕切板
107,107でふさぐと共に、その仕切板10
7,107間にロツクウール等の不燃材109を
詰める場合は一層面倒である。
仕切板107を取付け易いように、第9図のよ
うに左右二分割形にしたとしても、夫々略E形に
断裁しなければならないので、特にケイ酸カルシ
ウム板製の仕切板はもろいので加工しにくい。又
ダクトハウジング103の外周形状に完全に合致
させるのは難しいので取付けたとき隙間ができる
のは止むを得ない。
そして上記のように仕切板107の穴の形が複
雑であることはシール材108の詰込み長さが長
くなつて作業に手間取る。従つて閉塞処理の仕上
がりに個人差を生じ易く、所定の防煙効果及び延
焼防止効果を期待することが難しいもので、安全
性に問題がある。
また上記仕切板107,107を壁・床105
等に固着部品100で止めるに当たり、壁・床1
05等に固着部品100が入る穴を開けなければ
ならないので、作業に手間が掛り、作業性も悪
い。
本考案は上記の点に鑑み、バスダクト貫通部に
おける防煙及び延焼防止のための閉塞処理の工数
を少なくして作業を容易にすることを目的として
提案されたもので、バスダクトが貫通している建
物の壁・床等の開口部において、バスダクトのハ
ウジングの少なくとも上記開口部に位置する部分
の横断面を方形に形成すると共に、そのダクトハ
ウジングの横断面方形部分をダクトハウジングの
長さ方向に閉塞し、上記ダクトハウジングの横断
面方形部分の外周にはまる仕切板を、バスダクト
が貫通している壁・床等の開口部の両側に配置し
て、その開口部の縁とダクトハウジングとの間の
透き間をふさぎ、その開口部内を貫くねじ部品で
上記両側の仕切板を一括締付固着したことを要旨
とする。
図示の各実施例について構造を説明すると、第
1図、第2図に示す第1実施例のバスダクト1は
横断面I形の導体密着形絶縁バスダクトで、バス
ダクト1は建物の床3に開けた開口部4を通して
垂直に設置されている。
上記バスダクト1が貫通している床3の開口部
4において、ダクトハウジングの少なくとも上記
開口部4に位置する部分11が横断面方形(第2
図参照)に形成されている。
そして上記ダクトハウジングの横断面方形部分
11は、そのダクトハウジングの長さ方向に閉塞
されている。
上記ダクトハウジングの横断面方形部分11の
外周にはまる左右二分割形の仕切板が床3の上面
及び下面にそれぞれ配置されている。
上下各面の仕切板は、第3図に示すように各々
二組の二分割形仕切板2L,2R及び2B,2F
を、各組の仕切板相互の突合わせ箇所の位置を90
度食違わせて重ねている。
ダクトハウジング11の外形が横断面方形であ
るから、上記各組の仕切板2L,2R及び2B,
2Fはそれぞれコ字形をしている。
重ねた状態においては下側となる組の仕切板2
L,2Rの内側辺に形成されている折曲縁12
は、ダクトハウジング11の外面に重ねてねじ止
めするためのものであるが、必要に応じて設ける
ものである。
上側の組の仕切板2L,2Rを合わせた面積及
び下側の組の仕切板2B,2Fを合わせた面積
は、それぞれ開口部4より大きいのは当然であ
る。
床3の上面の仕切板2L,2R,2B,2Fと
床3の下面の仕切板2L,2R,2B,2Fに共
通に開いているボルト穴13にボルト5を下から
上、又は上から下に通し、ボルト5の突出端にナ
ツト6をはめて締付けることにより、床3の上下
面の仕切板2L,2R,2B,2Fを床3に密着
固定している。
仕切板2L,2R,2B,2Fは、鋼板製・耐
火材(例えばケイ酸カルシウム)の成型板等耐火
性を持つているものを使用することはもちろんで
ある。
ダクトハウジングの横断面方形部分11と開口
4の内壁と上下の仕切板2L,2R,2B,2F
で囲まれた空所には必要によりロツクウール等の
不燃材7を充填する。
床3にバスダクト1の床支持装置を設ける場合
の左右一対あるいは平面方形の受枠(一般に溝形
鋼を使用、第5図符号10参照)は、上側仕切板
2L,2Rの上に載せて溶接・ボルト止めなどで
固定する。
第4図は本考案の第2実施例にして、バスダク
ト1の外周に嵌合する角筒部2Aを持つた上下一
対の仕切板2,2を、バスダクト1が貫通してい
る床3の開口部4の上下両側に取付けて、その開
口部4の縁とバスダクト1との間の透き間をふさ
ぐと共に、角筒部2A,2A相互を嵌合させ、そ
の開口部4の上下両側の仕切板2,2並びに開口
部4内を貫くねじ部品5及び6で上記上下の仕切
板2,2を一括締付固着したものである。
第5図は第3実施例にして、床3の開口部4の
上側に床支持装置用の固定受枠10をバスダクト
1の全周に近接又は当接させて方形に組み、その
方形受枠10で床3の開口縁とバスダクト1との
間の透き間を閉塞し、開口部4の他側に耐火性の
仕切板2(分割品、一体品等)を、上記方形受枠
10の下面に溶接等により固着して開口部4内を
貫通突出させたボルト5にはめ、ナツト6で一括
締付固着したものである。
第1実施例の仕切板は左右二分割形、第2及び
第3実施例の仕切板は四周一体形を示したが、各
種仕切板を適宜組合わせて使用することもでき
る。
第1実施例中の折曲縁12付の下側仕切板2
L,2Rのみを用いてバスダクト1と開口部4の
縁との透き間をふさぐこともできる。
以上の各実施例において、仕切板とバスダクト
の間、仕切板相互の突合わせ箇所、仕切板と床又
は壁との重なり部等に生じた微小間隙には、適宜
耐火耐熱性のシール材を充填する。そのシール材
は盛り上げるを可とする。
以上の実施例は何れも床3を貫いてバスダクト
1を布設した場合の閉塞装置であるが、壁を貫い
て布設する場合にも同様に実施できる。
第6図はその壁を貫いて布設した第4実施例に
して、バスダクト1の少なくとも壁3の開口部4
に位置する部分のダクトハウジング11の外形は
横断面方形に形成されている。壁3の両側面の各
仕切板は、第7図に示すように外側仕切板21と
内側仕切板22を重ね合わせたものである。
23は耐熱・耐火性等のシール材で、内側仕切
板22の内面の略全面に適宜の厚さに設けてあ
る。
上記内外の仕切板21,22の中央にダクトハ
ウジング11の外形より僅かに大きい挿通孔が開
いている。外側仕切板21は、内側仕切板22を
囲むようにその外周4辺に折曲片211を設けて
浅い箱形に形成されている。
外側仕切板21は鋼板製一体成形品、内側仕切
板22は、一体成形又は複数分割のケイ酸カルシ
ウム板等の耐火成形材から成る。
図中25は鋼板製外側仕切板21の外面の孔の
周りに設けたアングル材から成る突片にして、外
側仕切板21と内側仕切板22とを予め一体化す
るためのビス26と小判形等のナツト27によつ
て共締めしてある。この突片25は外側仕切板2
1の外面に溶接固着する、又はその長手方向を延
長して仕切板固定用ボルト5と共に取付固着する
ようにしてもよい。
上記突片25は、第6図において、両側の仕切
板をボルト5、ナツト6で壁3に取付後、その仕
切板とダクトハウジングの横断面方形部分11と
の間隙に耐熱・耐火性のシール材24を充填し、
更に盛り上げた際に、その盛り上げシール材24
の落下を防止するのに有効である。
ロツクウール等の不燃材7を壁3とダクトハウ
ジングの横断面方形部分11との間隙に適宜充填
する。
上記実施例は、床貫通部の閉塞にも適用できる
ことはもちろんである。
本考案バスダクト貫通部の閉塞装置は上述の構
成であるから、下記の効果を持つている。
(1) ダクトハウジングの少なくとも壁・床等3の
開口部4に位置する部分11は、横断面方形に
形成され、さらにそのダクトハウジングの横断
面方形部分11はダクトハウジングの長さ方向
に閉塞されているので、開口部4の縁とダクト
ハウジングの横断面方形部分11との透き間を
閉じるための仕切板2L,2R等は、左右一対
のコ字形部材を複数組用意すれば足り、また形
状が単純であるから、ケイ酸カルシウム板でも
容易に加工できる。
そして上記一対のコ字形仕切板2L,2R等
とダクトハウジングの横断面方形部分11との
接合部分の透き間の長さが、従来の略I形を成
す入組んだ横断面形状をしたダクトハウジング
の場合に比べて短く、しかも透き間が少ないの
で、その透き間にシールを充填する場合、作業
が容易である。
(2) バスダクト1が貫通している壁・床3等の開
口部4の両側に配置してその開口部4の縁とバ
スダクト1との間の透き間をふさいだ仕切板2
L,2R等は、開口内を貫くボルト5、ナツト
6等のねじ部品によつて壁・床3等にクランプ
式に一括締付固着されるから、開口部4に位置
ずれその他の建築誤差があつても、仕切板2
L,2R等をその開口に容易に合わせることが
できて、バスダクト1と開口部4の縁との透き
間は確実に閉塞される。
(3) 開口部4の両側の仕切板2R,2L等を固着
するとき、その一側の仕切板に予めボルト5を
挿通し又は固着しておいてその仕切板を壁・床
3等に当てがい、ボルト5の先端を開口部4の
反対側に突出させてこれに他側の仕切板をは
め、そのボルト5にナツト6をねじ込んで締付
けるので、仕切板の組付け固着が容易である。
特に開口部4の一側における仕切板をバスダク
ト1の所定位置に予め取付けておいてバスダク
ト1を開口部4に通すと更に作業性がよくな
る。
(4) 壁・床3等に対する仕切板2L,2R等の固
着は、前記のように通し式又は固着式のねじ部
品5,6によつて行われるので、壁・床等に固
着部品を挿入するための穴を加工する必要がな
いので作業能率を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は床に実施した本考案閉塞装置の第1実
施例の一部縦断正面図、第2図はその一部切欠横
断平面図、第3図はその第1実施例の仕切板の斜
視図、第4図は第2実施例の縦断正面図、第5図
は第3実施例の縦断正面図、第6図は壁に実施し
た本考案閉塞装置の第4実施例の縦断側面図、第
7図はその第4実施例の仕切板の一部切欠斜視
図、第8図は壁に実施した従来の閉塞装置の縦断
側面図、第9図はその一部切欠縦断正面図。 1はバスダクト、2L,2R,2B,2Fは分
割形仕切板、3は床・壁、4は開口部、5,6は
ねじ部品(ボルト、ナツト)、7は不燃材、10
はバスダクト床支持装置の受枠、11はダクトハ
ウジングの横断面方形部分、13はボルト穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バスダクトが貫通している建物の壁・床等の開
    口部において、バスダクトのハウジングの少なく
    とも上記開口部に位置する部分の横断面を方形に
    形成すると共に、そのダクトハウジングの横断面
    方形部分をダクトハウジングの長さ方向に閉塞
    し、上記ダクトハウジングの横断面方形部分の外
    周にはまる仕切板を、バスダクトが貫通している
    壁・床等の開口部の両側に配置して、その開口部
    の縁とダクトハウジングとの間の透き間をふさ
    ぎ、その開口部内を貫くねじ部品で上記両側の仕
    切板を一括締付固着した建物におけるバスダクト
    貫通部の閉塞装置。
JP5817682U 1982-04-21 1982-04-21 建物におけるバスダクト貫通部の閉塞装置 Granted JPS58162719U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4698207B2 (ja) * 2004-11-12 2011-06-08 積水化学工業株式会社 バスダクト用防火区画貫通部構造
US8839762B1 (en) 2013-06-10 2014-09-23 Woodward, Inc. Multi-chamber igniter

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50128196A (ja) * 1974-03-29 1975-10-08

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JPS50128196A (ja) * 1974-03-29 1975-10-08

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