JP2963312B2 - ケーブル貫通部の防火構造 - Google Patents

ケーブル貫通部の防火構造

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JP2963312B2 JP5205658A JP20565893A JP2963312B2 JP 2963312 B2 JP2963312 B2 JP 2963312B2 JP 5205658 A JP5205658 A JP 5205658A JP 20565893 A JP20565893 A JP 20565893A JP 2963312 B2 JP2963312 B2 JP 2963312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルや工場等の建物の
壁や床等を、電線やケーブル(以下ケーブルと略称す
る)を貫通させて設ける際に、前記ケーブルの貫通部に
設ける防火構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルや工場、ホテル等の建物において、
火災が発生した場合に、ケーブルを貫通させる壁等の開
口部を介して、火災が他の部分に延焼することを防止す
るために、前記壁等のケーブル貫通部に防火構造を設け
ることが行われている。前記防火構造としては、ケーブ
ルを貫通させるコンクリート壁等の開口部に、ケーブル
の周囲を覆うようにして防火材を充填することが行われ
ているもので、例えば、図9に示されるように構成して
いる。前記図9に示される例においては、建物のコンク
リート壁5に貫通穴6を設けてケーブル1を貫通させる
際に、コンクリート壁5の両側に耐火板11、12をそ
れぞれ配置して、アンカーボルト13……により固定
し、前記耐火板に設けた開口部にケーブルを通すように
している。
【0003】また、両側の耐火板の間のコンクリート壁
の貫通穴6には、ロックウール15等を充填してケーブ
ルの周囲に隙間が生じないようにするとともに、耐火板
の外側には、耐火性を有するパテ等による被覆部16、
17を設けて、壁等の貫通穴とケーブルの間に隙間等が
形成されることがなく、密封性を確保できるようにして
いる。なお、前記耐火閉鎖部材10を構成する材料とし
て、耐火板11、12は珪酸カルシウムの板部材を用い
ており、耐火パテ16、17としては、DFパテ(三菱
電線工業株式会社製の耐火性を有するパテの商品名)等
を使用することができる。前述したように構成した耐火
閉鎖部材10は、例えば、2時間耐火の性能を発揮する
ことができるものとされ、防災試験における加熱時の到
達最高温度が1010℃以上となっても、コンクリート
壁に形成する開口部6を密封状態に維持することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記図9に
示されるように、コンクリート壁の両側に耐火板を固定
して配置し、コンクリート壁の貫通穴の内部にロックウ
ール等の耐火性を有する材料を充填する場合には、コン
クリート壁の両側から工事を行う必要がある。しかし、
建物の壁や床等に設けた貫通穴にケーブルを通す場合
に、二重天井や、人手の入りにくい場所等があると、壁
等の一方の側からのみしか工事を行い得ないことが多く
あり、壁等の両側に耐火板を固定することができないと
いう問題が発生する。また、コンクリート壁の貫通穴の
内部にロックウール等を充填する場合に、そのロックウ
ールの屑等が周囲に飛散することがあり、工事場所が埃
っぽくなる等、後始末が面倒である。さらに、壁等の表
面部分に防火パテの層を露出させて設けることにより、
耐火閉鎖部材の周囲が汚れたり、パテの脱落、また施工
技術者の技量によっては、耐火パテの表面が滑らかに仕
上がらない等の美観上の問題も発生する。前記問題に加
えて、コンクリート壁の両面に耐火板をアンカーボルト
等を用いて固定し、ケーブルの露出部の周囲を耐火パテ
により塗り込めることは、作業能率が良くないという問
題もある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来のケーブ
ル貫通部の防火構造の問題を解消するもので、壁等の一
方から工事を行うことができ、構成部材が少なく、工事
を容易にしかも迅速に行い得て、耐火性を良好に維持で
きるケーブル貫通部の防火構造を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
壁等の耐火壁に設けた貫通穴に、平行に配置する多数本
のケーブルをケーブルラックに支持した状態で貫通さ
せ、前記ケーブルラックを配置する貫通穴を耐火部材に
より閉じる防火構造に関する。本発明の請求項1の発明
は、前記コンクリート壁に設けた貫通穴の一方の側に対
応させて壁の側面に配置し、ケーブルラックを貫通させ
る開口部を設けた壁に平行な耐火板と、前記壁に平行な
耐火板に設けた開口部に貫通させるケーブルラックに対
して、上下の面に配置し、前記壁に平行な耐火板の両側
面に所定の長さで突出させて配置する壁に直角な耐火板
と、前記壁に直角な耐火板とケーブルラックの間、およ
び前記上下の面に配置した耐火板の間に亘ってケーブル
を覆い、前記壁に平行な耐火板の開口部を塞ぐように耐
火パテを配置することを特徴とする。請求項2の発明
は、前記壁に平行な耐火板を、接続部の中央部に開口を
設けた2つの板部材により構成し、前記壁に直角な耐火
板は、前記壁に平行な耐火板に設ける開口部の幅よりも
広く、前記開口部に対応する両側の位置に切欠部を設け
たもので構成し、前記壁に直角な耐火板の長さ全体に亘
って、前記壁に平行な耐火板の開口を塞ぐとともに、ケ
ーブルの周囲を覆うように耐火パテを施工することを特
徴とする。
【0007】
【作用】前述したように、本発明においては、コンクリ
ート壁等に設けたケーブル貫通孔に対して、壁の一方の
側に壁に平行な耐火板を固定する際に、前記耐火板の下
側の部材を壁等に固定し、貫通穴にケーブルの下部を支
持する壁に直角な耐火板としての下水平板部材を取り付
け、下水平板部材を介して複数本のケーブルを収容した
ケーブルラックを配置する。そして、前記ケーブルの周
囲に耐火パテ等を隙間なく詰めて、ケーブルを耐火パテ
により包囲する状態で、壁に平行な耐火板の貫通孔に隙
間が生じないようにして耐火構造を構成することができ
る。また、コンクリート壁の表面と壁に平行な耐火板の
間には耐火パテ等を挟んだ状態で、前記耐火板を固定す
るので、耐火板を沿わせて配置するコンクリート壁の表
面には隙間が形成されることがなく、密閉性と耐火性を
確保することができる。
【0008】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明のケーブ
ル貫通部の防火構造を説明する。図1および図2に示さ
れる本発明の実施例は、多数本のケーブル1……を支持
するケーブルラック2を、建物のコンクリート壁5に貫
通穴6を通して配置する場合を示している。前記コンク
リート壁5に設ける貫通穴6に対して耐火閉鎖部材20
を配置し、前記貫通穴6における防火構造を構成するも
ので、前記耐火閉鎖部材20は、コンクリート壁5の貫
通穴の部分に対して、壁に平行な耐火板21を壁の一方
の側面にアンカーボルト27……により固定して配置
し、前記耐火板21の中央部にケーブルを通す開口部を
設けている。なお、以下の説明において、垂直な壁に設
ける貫通穴と、床等に垂直に設ける貫通穴との双方を対
象とする耐火閉鎖部材に関するものであるから、耐火板
21を壁に平行な耐火板とし、後述する水平板部材を壁
に直角な耐火板として説明する。前記耐火板21は、工
事を容易に行い得るようにするために、上部垂直板23
と下部垂直板25との2つの板部材を組み合わせて構成
しており、図2に示されるように、2つの板部材23、
25の接続部の中央部に、ケーブルラックを通すための
開口部22を設けている。前記耐火板21を構成する板
部材23、25は、2時間耐火性能を有する厚さが40
mmの珪酸カルシウム板を用いることができるもので、鋸
等の工具を用いて開口部を形成することにより、ケーブ
ルラック等に対応する大きさの開口部を、容易に設ける
ことができるようにする。前記耐火板21に設けた開口
部を通して配置するケーブル1は、ケーブルラック2の
下の面に壁に直角な耐火板としての水平板部材31を配
置して、前記ラックの下面に対する支持を行わせ、前記
板部材31の幅と長さ全体に亘って耐火パテを施工す
る。また、必要に応じて、ケーブルラックの上面に上水
平板部材30を配置してから、上下の板部材の間に耐火
パテ28を隙間なく充填し、ケーブル1の周囲を耐火パ
テによりカバーできるようにしている。
【0009】前記図1、2に示される本発明の耐火閉鎖
部材20において、耐火性を有する板部材としての耐火
板21と上水平板部材、下水平板部材等は、図3ないし
図5に示されるように構成される。図3に示す耐火板2
1は、前述したように、上部垂直板23と下部垂直板2
5とを組み合わせて構成するもので、各板部材の接続部
に、切欠部24、26をそれぞれ設けて、両板部材の接
続部の中央部に幅がWの開口部22を形成している。前
記ケーブルを通す開口部22は、本発明の図1に示す実
施例においては、ケーブルラック2の幅に応じて設定さ
れるが、開口部の高さは、ケーブルラックの上下に配置
する板部材の厚さを加味したものとして構成される。
【0010】前記ケーブルラック2の上下に配置する上
水平板部材30と下水平板部材31は、図4に示される
板部材35のような形状のものとして構成されるもの
で、厚さが25mmの珪酸カルシウム板により構成され
る。前記板部材35においては、幅W1と、長さL2に
構成される板部材に対して、そのほぼ中央部の両側の面
に凹部36、36aを切欠いて設け、前記凹部36、3
6aの間隔Wを、耐火板21に設ける開口部22の幅と
同一に形成する。前記板部材35に設ける凹部の切り込
み長さhは、耐火板21の板の厚さと同一に形成される
が、本発明の実施例の場合には、前記切り込み長さhを
40mmに設定する。また、前記凹部に対して、その前後
の部分に長さがLとL1の幅の広い部分を形成してお
り、その突出部が耐火板21の前後の部分から突出する
状態でケーブルに対する支持と、コンクリート壁により
区画される部屋の間の防火の作用を発揮できるようにす
る。なお、前記板部材の前後の突出長さL、L1は、1
00mm以上に設定すると、耐火閉鎖部材での耐火性を良
好に維持することができる。
【0011】本発明の壁等の面に沿わせる状態で配置す
る板部材としては、前記図4に示すような構成の部材を
用いることの他に、図5に示すような形状の板部材37
を用いることもできる。前記図5に示される板部材37
では、幅がW1の基部に対して、長さLの部分の先端部
に、両側に設けた段部38、38aを介して、幅がWの
先端部を設けている。そして、板部材37を耐火板の開
口部に装着する際に、耐火板の板部材に設けた切欠きに
対して、一方の側部から板部材を挿入することにより取
り付けることができるようにする。
【0012】前記図3に示される耐火板21の開口部2
2に対して、ケーブル1を支持するケーブルラック2を
通して固定保持させる際に、図2に示すように前記ケー
ブルラック2の内部の空間には、ケーブルの周囲を覆う
ようにして防火パテ28を充填する。前記防火パテとし
ては、例えば、前述したようなDFパテを用いることが
できるもので、ケーブルラックの上下の部分に配置する
板部材30、31の間に隙間が生じないようにして、板
部材の長さ全体に亘って耐火パテ28を配置する。さら
に、本発明においては、例えば、図3に仮想線で示すよ
うに、開口部22の両側の部分に対して、耐火性を有す
るパテ32、33を落ちることなく保持させることがで
きる。また、前記ケーブルラックの上下に配置する板部
材を、図4に示すような構成のものとする場合には、ケ
ーブルラックの高さに応じた幅の側板部材をケーブルラ
ックの側部に配置して、それ等の耐火性を有する板部材
の間、および、上下垂直板部材とケーブルラックの間に
耐火パテを充填することができる。
【0013】前記図3に示される耐火板21に対して、
図4または図5に示される板部材を組み合わせて耐火閉
鎖部材を構成する際には、図6ないし図8に示されるよ
うな順序で組み立て作業を行うことができる。図6、7
に示されるように、最初に、コンクリート壁5の貫通穴
6に対して、耐火板の下部垂直板25をアンカーボルト
27……を用いて固定し、下部垂直板とコンクリート壁
の間に耐火パテ29を挟んで隙間が生じないようにす
る。そして、コンクリート壁に固定された下部垂直板2
5に対して、その切欠部36の部分に凹部が位置するよ
うにして下水平板部材31を組み合わせ、下部垂直板の
切欠部36の底の部分に下水平板部材31を固定する。
その後で、図8に示されるように、ケーブルラックの下
部の隙間に対して、下水平板部材の長さ全体に亘って耐
火パテ28を充填し、さらに、ケーブルラックに支持さ
れるケーブルの間と、上部の空間に耐火パテを充填し、
その上に上水平板部材30を位置決めしてから、上部垂
直板23を取り付けるようにする。前記上部垂直板23
の切欠部にケーブルラックの上部分と上水平板部材30
を収容する状態で、上部垂直板23をコンクリート壁の
側面に配置して固定する際に、コンクリート壁と上部垂
直板の間には耐火パテ29aを介在させて隙間が生じな
いような処理を行う。
【0014】前述したような方法を用いて、各構成部材
を組み合わせることにより、図1の側面図と図2の正面
図に示されるような耐火閉鎖部材20を構成することが
できる。また、本発明の耐火閉鎖部材の形成方法を用い
る場合には、コンクリート壁の両側に作業を行う空間が
ない状態でも、コンクリート壁の一方の面に対応させて
耐火板を取り付け、前記耐火板を介して耐火性を有する
板部材を配置し、それ等の板部材の間に配置するケーブ
ルに対して、耐火閉鎖部材を構成することができる。ま
た、本発明の耐火閉鎖部材において用いられる板部材
は、珪酸カルシウムを用いるが、その他に、他の任意の
耐火性を有する板部材を使用することができ、鋸等の工
具を用いて凹部を設けたり、切欠部を設ける加工を行う
ことにより、ケーブルを通す開口部を容易に設けること
ができるようにする。
【0015】さらに、コンクリート壁と耐火板の間に配
置する耐火パテと、ケーブルラックの内部と周囲に充填
する耐火パテとは、前述したように、DFパテを使用す
ることが可能であるが、その他に、前記パテと同様な特
性を有するものであれば、他の耐火パテを用いることも
できる。なお、前記本発明の実施例においては、建物等
の壁をケーブルが貫通する場合の防火部材に関して説明
したが、本発明の耐火閉鎖部材は、ケーブルが床等を貫
通するものに対しても適用が可能である。そして、床等
を上下にケーブルが貫通するものに対しては、前記実施
例に示された耐火閉鎖部材を、上下方向に配置すること
ができるものであり、その床の上または下部から耐火閉
鎖部材を取り付ける工事を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明のケーブル貫通部の防火構造は、
前述したような構成の耐火閉鎖部材を設けるものである
から、コンクリート壁等に設ける貫通穴に対して、コン
クリート壁の一方の側から耐火閉鎖部材を構成する作業
を容易に行うことができ、工事の工程を簡素化すること
ができる。また、本発明の耐火閉鎖部材は、耐火性を有
する板部材でコンクリート壁の貫通穴を塞ぐとともに、
ケーブルまたはケーブルラックの周囲を耐火性を有する
板部材と、耐火パテにより隙間なく閉じることができ、
使用する材料の種類と数を少なくすることができる。そ
して、本発明の耐火閉鎖部材においては、比較的簡単な
耐火機構を設けることによっても、2時間耐火の特性を
持たせることができ、ビル等の防火の役割を発揮させる
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の耐火閉鎖部材の側面図である。
【図2】 図1の耐火閉鎖部材の正面図である。
【図3】 本発明の耐火板の説明図である。
【図4】 本発明の板部材の平面図である。
【図5】 本発明の板部材の別の例の平面図である。
【図6】 本発明の耐火板の下部材にケーブルラックを
組み合わせた状態の側面図である。
【図7】 図6の状態の平面図である。
【図8】 下部垂直板に上部垂直板を組み合わせた状態
の説明図である。
【図9】 従来の耐火閉鎖部材の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーブル、 2 ケーブルラック、 5 コ
ンクリート壁、6 開口部、 10 耐火閉鎖部
材、 11、12 耐火板、15 ロックウール、
16・17 耐火パテ、20 耐火閉鎖部材、
21 耐火板、 22 開口部、23・25 板
部材、 28 耐火パテ、 30・31 水平板部
材、35・37 板部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−26319(JP,A) 特開 昭50−128196(JP,A) 特開 昭55−160914(JP,A) 特開 平1−138921(JP,A) 特開 平3−74126(JP,A) 実開 昭55−145822(JP,U) 実開 昭58−112012(JP,U) 特公 昭62−45763(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/22 - 3/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート壁等の耐火壁に設けた貫通
    穴に、平行に配置する多数本のケーブルをケーブルラッ
    クに支持した状態で貫通させ、前記ケーブルラックを配
    置する貫通穴を耐火部材により閉じる防火構造におい
    て、 前記コンクリート壁に設けた貫通穴の一方の側に対応さ
    せて壁の側面に配置し、ケーブルラックを貫通させる開
    口部を設けた壁に平行な耐火板と、 前記壁に平行な耐火板に設けた開口部に貫通させるケー
    ブルラックに対して、上下の面に配置し、前記壁に平行
    な耐火板の両側面に所定の長さで突出させて配置する壁
    に直角な耐火板と、 前記壁に直角な耐火板とケーブルラックの間、および前
    記上下の面に配置した耐火板の間に亘ってケーブルを覆
    い、前記壁に平行な耐火板の開口部を塞ぐように耐火パ
    テを配置することを特徴とするケーブル貫通部の防火構
    造。
  2. 【請求項2】 前記壁に平行な耐火板を、接続部の中央
    部に開口を設けた2つの板部材により構成し、 前記壁に直角な耐火板は、前記壁に平行な耐火板に設け
    る開口部の幅よりも広く、前記開口部に対応する両側の
    位置に切欠部を設けたもので構成し、 前記壁に直角な耐火板の長さ全体に亘って、前記壁に平
    行な耐火板の開口を塞ぐとともに、ケーブルの周囲を覆
    うように耐火パテを施工することを特徴とする請求項1
    に記載のケーブル貫通部の防火構造。
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