JP4971850B2 - 耐火構造体の貫通孔用閉止冶具及びその耐火構造体の貫通孔閉止方法 - Google Patents

耐火構造体の貫通孔用閉止冶具及びその耐火構造体の貫通孔閉止方法 Download PDF

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Description

本発明は、耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口周縁との間を前記耐火構造体の外面に当て付けた状態で閉止可能な環状の化粧板を備える耐火構造体の貫通孔用閉止冶具及びその耐火構造体の貫通孔閉止方法に関する。
一般に、耐火構造体の貫通孔とこれに挿通される長尺体配設用のラックとの間には耐熱性充填材Gが充填されて閉塞され、法規時間の範囲で火災に耐えられるように耐火構造体の防火区画がなされているが、外見上には、耐熱充填材がむき出した露出状態にあるため美観の低下を生じるものであった。
従来においては、耐火構造体の貫通孔用閉止冶具を用いて、耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口周縁との間を前記耐火構造体の外面に環状の化粧板を当て付けた状態で閉止することが行われている。
一例としては、ラックの外周形状に合致する切欠が形成されたコの字状の分割化粧板体を、左右方向から切欠に挿入するようにラック装着して、突き合わされた分割化粧板体の端部を上下方向から突き合わせ部を中央にしてクリップ冶具で挟み込んだのち、ネジ止めすることにより両分割化粧板体を一体化して環状の化粧板を形成する。この状態で、化粧板が、耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口周縁との間と対面状態となる。
そして、このクリップ冶具で一体化された化粧板を、ラックを構成する左右対称に対向配置されている側板に取付け可能な取付け部と化粧板にネジ止め可能な取付け具を用いて、耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口周縁との間を前記耐火構造体の外面に環状の化粧板を当て付けた状態で閉止することが行われている。
前記取付け具は、分割化粧板体にネジ止め可能な取付け板部と、これと直交して外方に突出形成されている上下の突起を備え側板の外方側に添設可能な補助板部とが一体連結されている第1冶具と、側板に取付け可能で第1冶具の補助板部の上下の突起間に嵌合可能な嵌合受けが設けられた第2冶具とから構成されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−287207号公報(第4〜6頁、図1)
しかしながら、この従来の耐火構造体の貫通孔用閉止冶具は、分割化粧板体同士の突き合せ部にクリップ冶具を介して左右の分割化粧板体にネジ止めし、ラックの側板に第1冶具と第2冶具を組付けて取付け状態にするとともに、第1冶具の当て板を分割化粧板体にネジ止めすると言った、組付けが異なる冶具が用いられている点や、冶具同士の組み立てが必要な冶具が用いられている点で、組立て性が悪く施工手間を要する問題がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、組立て性が良好であり施工性の向上を図った耐火構造体の貫通孔用閉止冶具及びその耐火構造体の貫通孔閉止方法を提供する点にある。
耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記耐火構造体における貫通孔の開口周縁との間を前記耐火構造体の外面に当て付けた状態で閉止可能な環状の化粧板と、この化粧板を前記ラックの左右一対の側板に取付ける左右一対の取付け具を備える耐火構造体の貫通孔用閉止冶具であって、前記化粧板が、前記ラックの左右一対の側板の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体から構成され、前記取付け具が、分割化粧板体の分割端面にわたって止付け可能な取付け部と、前記ラックの両側板に掛止可能な掛止部とから構成されている
このような構成によれば、左右の側板の夫々に取付け具の掛止部を掛止めるとともに、複数の分割化粧板を側板の外方側位置に分割端面が位置した状態で取付け部に止付けて環状の化粧板を形成することによって、前記ラックの左右一対の側板に化粧板が取付けられた状態となり、この状態から前記耐火構造体の外面に該化粧板体を当て付けることによって、耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口周縁との間を環状の化粧板によって閉止することができる。
従って、従来の耐火構造体の貫通孔用閉止冶具のように、分割化粧板を化粧板に形成するクリップ冶具と、左右一対の側板に化粧板を取り付けるための第1冶具と第2冶具からなる組立て構造の取付け具を必要とする構成に比べて、化粧板を前記ラックの左右一対の側板に取付ける左右一対の取付け具だけでよいので、貫通孔用閉止冶具の構成が簡単であるとともに、組立て性が良好であり施工性の向上を図ることができる。
前記取付け具の掛止部には、掛止状態で側板に固定する固定手段が設けられている
このような構成によれば、取付け具を側板に固定することによって、環状の化粧板が耐火構造体の外面に当て付けられた閉止状態を維持することができる。
従って、唯単に側板に掛止部が掛止められた化粧板に比べて、不測に化粧板が耐火構造体の外面から離れることがないので、化粧板の閉止品質の向上を図ることができる。
前記取付け具の取付け部と掛止部が一枚の板金の折り曲げ加工により一体形成されている
このような構成によれば、取付け部と掛止部といった機能の異なる構造を一つの部材に形成することができる。
従って、一つの部材に複数の機能を持たせながら、板金といった簡単な加工によって取付け具を製作することができるので製作性がよい。
前記取付け具の掛止部が、前記ラックの側板の幅方向一端に対して幅方向外方から嵌合する嵌合板部と、前記ラックの側板の幅方向他端部に対面する底板部と、これら両者を一体連結する連結板部から構成されている
このような構成によれば、必要最小限の部材構成によって側板に嵌合板部を嵌合させることにより、側板に掛止部を掛止めることができる。
従って、側板に対して掛止部の掛止操作が簡単であるので、施工性の向上を図ることができる。
前記嵌合板部の先端と前記底板部の先端との対向間隔が、前記ラックの側板の幅よりも大に構成されている
このような構成によれば、ラックの側板に掛止部の嵌合板部を容易に嵌合することができる。
また、嵌合板部の先端と前記底板部の先端との対向間隔が、幅が最大の側板の幅よりも大に構成されている場合、その最大幅より小幅の側板においても嵌合板部を嵌合状態にすることができる。
従って、側板への掛止操作を容易に行うことができる。
また、幅の大きさが異なる側板に対しても掛止めることができる汎用性を有しているので、使い勝手がよい。
前記固定手段が、前記取付け具の底板部に螺合された固定ネジから構成されている
このような構成によれば、ラックの側板の幅方向一端部に嵌合板部が嵌合する状態で固定ネジを螺合することによって、底板と対面する前記側板の幅方向他端部にネジ先端が圧接状態となる結果、ラックの側板に嵌合部と固定ネジによって挟み付けて取付け具を側板に固定することができる。
従って、ネジ固定と言った簡単な固定構造によって取付け具を側板に固定することができるので、取扱い性や取付け作業性がよい。
前記取付け具の取付け部と掛止部との折り曲げ箇所には、その折り曲げ箇所にそって貫通孔が形成されている
このような構成によれば、折り曲げ箇所にそって貫通孔が形成され折り曲げやすいので、取付け部と掛止部の折り曲げ角度を容易に変更することができる。
また、貫通孔に挿通されているラックの側板と化粧板とのなす角度に合わせて、取付け部と掛止部との折り曲げ角度を変更して使用することができる。
具体的には、取付け部と掛止部との折り曲げ角度は略90度に製作され、貫通孔に挿通されているラックの側板と化粧板とのなす角度が90度以内又は90度以上である場合には、その角度に取付け部と掛止部との折り曲げ角度を合わせて変更することができる。
従って、施工現場における貫通孔に対するラックの挿通状態に合わせて、貫通孔用閉止冶具を取付けることができるので、現場対応性がよく使い勝手がよい。
前記化粧板が、前記ラックの左右一対の側板の幅方向両端側に配置される長尺の分割化粧板体と、左右一対の側板の外方に配置される短尺の分割化粧板体とから構成されている
このような構成によれば、一対の長尺の分割化粧板体と一対の短尺の分割化粧板体といった加工性の少ない簡単な構造の分割化粧板体によって化粧板を形成することができる。
従って、大きさを共通化した分割化粧板体を夫々一対用いることができるので、分割化粧板の製作が容易であるとともに、分割化粧板体が共通化されているので、取扱いに間違いを生じ難く使い勝手がよい。
耐火構造体の貫通孔に挿通された長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口縁との間を、前記貫通孔よりも大きな環状の化粧板で閉止する耐火構造体の貫通孔用閉止方法であって、
前記化粧板を、前記ラックの左右一対の側板の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体に予め分割構成するとともに、この分割化粧板体の分割端面にわたって当て付け可能な取付け板部と前記ラックの側板に掛止保持可能な掛止板部とを備えた左右一対の取付け具を準備し、前記ラックの両側板に取付け具の掛止板部を掛止保持させたのち、前記取付け具の取付け板部に、各分割化粧板体の分割端面を止め付けてある
このような構成によれば、一対の取付け具によってラックへの掛止保持と化粧板を形成する複数の分割化粧板体を一纏めに止付けて、化粧板をラックの左右一対の側板に取付けることによって、耐火構造体の貫通孔に挿通された長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口縁との間を閉止することができる。
従って、耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口周縁との間を環状の化粧板によって簡単に閉止することができる。
耐火構造体に形成された水平方向又は略水平方向の貫通孔に挿通された長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口縁との間を、前記貫通孔よりも大きな環状の化粧板で閉止する耐火構造体の貫通孔閉止方法であって、
前記化粧板を、前記ラックの左右一対の側板の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体に予め分割構成するとともに、この分割化粧板体の分割端面にわたって当て付け可能な取付け部と前記ラックの側板に掛止保持可能な掛止部とを備えた左右一対の取付け具を準備し、前記ラックの両側板に取付け具の掛止部を掛止保持させたのち、前記取付け具の取付け部に、下層に位置する分割化粧板体から順番に、且つ、上層の分割化粧板体を下層の分割化粧板体に載置した状態で各分割化粧板体の分割端面を止め付けてある
このような構成によれば、複数の分割化粧板体を手順良く取付け具の取付け部に止め付けることができながら、この止め付け状態で、化粧板をラックの左右一対の側板に取付けることができる。
従って、耐火構造体に形成された水平方向又は略水平方向の貫通孔に挿通された長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口縁との間を、施工性良く化粧板で閉止することができる。
そして、本発明の第1番目の耐火構造体の貫通孔用閉止治具の特徴構成は、耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記耐火構造体における貫通孔の開口周縁との間を前記耐火構造体の外面に当て付けた状態で閉止可能な環状の化粧板と、この化粧板を前記ラックの左右一対の側板に取付ける左右一対の取付け具を備える耐火構造体の貫通孔用閉止冶具であって、
前記化粧板が、前記ラックの左右一対の側板の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体から構成され、
前記取付け具が、複数の分割化粧板体の分割端部にわたって止付け可能で、且つ、止付け状態では複数の分割化粧板体を環状に連結形成する取付け部と、前記ラックの両側板に掛止可能な掛止部とを一体形成して、前記掛止部をラックの両側板に掛止した状態で前記取付け部に複数の分割化粧板体を環状に止付けることにより、前記ラックの両側板に化粧板が取付けられる構成にしてある点にある。
本発明の第2番目の耐火構造体の貫通孔用閉止治具の特徴構成は、前記化粧板が、前記ラックの左右一対の側板の幅方向両端側に配置される長尺の分割化粧板体と、左右一対の側板の外方に配置される短尺の分割化粧板体とから構成されている点にある。
本発明の第3番目の耐火構造体の貫通孔用閉止治具の特徴構成は、前記取付け具の取付け部と掛止部が一枚の板金の折り曲げ加工により一体形成され、この取付け部と掛止部との折り曲げ箇所には、取付け部と掛止部との折り曲げ角度の変更操作を許容する脆弱部が形成されている点にある。
本発明の第4番目の耐火構造体の貫通孔閉止方法の特徴構成は、耐火構造体の貫通孔に挿通された長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口縁との間を、前記貫通孔よりも大きな環状の化粧板で閉止する耐火構造体の貫通孔用閉止方法であって、
前記化粧板を、前記ラックの左右一対の側板の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体に予め分割構成するとともに、この複数の分割化粧板体の分割端部にわたって止付け可能で、且つ、止付け状態では複数の分割化粧板体を環状に連結形成する取付け板部と前記ラックの側板に掛止保持可能な掛止板部とを一体形成してある左右一対の取付け具を準備し、前記ラックの両側板に取付け具の掛止板部を掛止保持させたのち、前記取付け具の取付け板部に、各分割化粧板体の分割端部を止め付けて、複数の分割化粧板体を環状に連結形成することにより、前記ラックの左右一対の側板に化粧板が取付けられた状態になることを特徴とする点にある。
本発明の第5番目の耐火構造体の貫通孔閉止方法の特徴構成は、耐火構造体に形成された水平方向又は略水平方向の貫通孔に挿通された長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口縁との間を、前記貫通孔よりも大きな環状の化粧板で閉止する耐火構造体の貫通孔閉止方法であって、
前記化粧板を、前記ラックの左右一対の側板の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体に予め分割構成するとともに、この複数の分割化粧板体の分割端部にわたって止付け可能で、且つ、止付け状態では複数の分割化粧板体を環状に連結形成する取付け部と前記ラックの側板に掛止保持可能な掛止部とを一体形成してある左右一対の取付け具を準備し、前記ラックの両側板に取付け具の掛止部を掛止保持させたのち、前記取付け具の取付け部に、下層に位置する分割化粧板体から順番に、且つ、上層の分割化粧板体を下層の分割化粧板体に載置した状態で止め付けて、複数の分割化粧板体を環状に連結形成することにより、前記ラックの左右一対の側板に化粧板が取付けられた状態になることを特徴とする点にある。
以下、本発明の耐火構造体Eの貫通孔用閉止冶具A及びその耐火構造体Eの貫通孔B閉止方法の実施例を図面に基づいて説明する。
〔実施形態〕
この実施形態の貫通孔用閉止冶具Aは、図1〜図3に示すように、壁から構成されている耐火構造体Eに形成された水平方向又は略水平方向の貫通孔Bに挿通される長尺体配設用のラックCの外周との間を、壁の外面E1に当て付けた状態で閉止可能な貫通孔Bよりも大きな環状の化粧板1と、この化粧板1を前記ラックCの左右一対の側板C1,C1に取付ける左右一対の取付け具2を備える。
矩形状の内周面E1aとこれに挿通される長尺体配設用のラックCとの間の環状の隙間Sには、例えば、充填材支持金具(図示せずによって耐熱性充填材Gが充填支持されている。
この実施形態における長尺体配設用のラックCは、長尺体Dである、例えば、多数の電線ケーブルが担架された架台であり、このラックCは、対称配置された左右一対の側板C1,C1と、これら側板C1,C1間を連結し長尺体Dが載置される桟C2とから形成されている。
前記化粧板1は、例えば、ケイ酸カルシウムからなり前記ラックCの左右一対の側板C1,C1の外方側位置に分割端面1Aa,1Baが位置する複数の分割化粧板体1A,1Bから構成されている。
すなわち、化粧板1は、長尺で長方形形状の一対の分割化粧板体1A,1Aと、短尺で方形形状の一対の分割化粧板体1B,1Bとから構成され、長尺の分割化粧板体1A,1AはラックCの左右一対の側板C1,C1の幅方向両端側に配置して使用され、短尺の分割化粧板体1Bは左右一対の側板C1,C1の外方に配置して使用される。
左右一対の取付け具2,2は、図4に示すように、対称形状に形成され、分割化粧板体1A,1Bの分割端面1Aa,1Baにわたって止付け可能な長方形板状の取付け部3と、前記ラックCの両側板に掛止可能な掛止部4とから構成されている。
前記取付け具2の取付け部3と掛止部4は、一枚の板金の折り曲げ加工により一体形成され、取付け部3と掛止部4とは略90度に折り曲げられて製作されており、この取付け部3と掛止部4との折り曲げ箇所5には、その折り曲げ箇所5にそって長孔状の一対の貫通孔5a,5aが形成され折り曲げ箇所5が脆弱部となり、図13に示すように、取付け部3と掛止部4との折り曲げ角度θの変更操作を容易に行えるようになっている。
取付け部3には、板長手方向に沿って3つのネジ挿通孔3aが穿孔されており、分割端面1Aa,1Baにわたって複数の分割化粧板体1A,1Bをタッピングネジaによりネジ止で止付け可能になっている。また、掛止部4の長手方向中央位置には、塗装の際の吊下げ具に吊下げるための孔4aが幅方向に一対形成されている。
記取付け具2の掛止部4は、ラックCの側板C1の幅方向一端C1aに対して幅方向外方から嵌合する嵌合板部4Aと、ラックCの側板C1の幅方向他端部C1bに対面する底板部4Bと、これら両者4A,4Bを一体連結する連結板部4Cから構成されている。
この掛止部4において、嵌合板部4Aの先端4Aaと底板部4Bの先端4Baとの対向間隔が、前記ラックCの側板C1の幅よりも大に構成され、嵌合板部4Aを側板C1の幅方向一端C1aに嵌合状態にすることができる。
このことは、嵌合板部4Aの先端4Aaと底板部4Bの先端4Baとの対向間隔Lを、大きさの異なるラックCの中で側板の最大の幅よりも大に構成することにより、最大幅より幅が小さい側板C1の幅方向一端C1aに嵌合可能に構成することができるので、幅が異なる側板に対応して取付け具2が掛止め可能となる。
掛止部4には、掛止状態で側板C1に固定する固定手段Hが設けられている。
この実施形態における固定手段Hは、図2〜図4に示すように、取付け具2の底板部4Bに形成された雌ネジ4Dに螺合され掛止部4に向け螺入可能な固定ネジ6から構成されている。この固定ネジ6の雄ネジ部6aの長さは、幅が最小の側板C1を嵌合板部4Aに向けて押付け可能な長さに設定され、複数の幅の側板に対応することができる。
このような構成であれば、左右の側板C1,C1の夫々に取付け具2の掛止部4を掛止めるとともに、複数の分割化粧板体1A,1Bを側板1C,1Cの外方側位置に分割端面1Aa,1Baが位置した状態で取付け部3に止付けて環状の化粧板1を形成することによって、ラックCの左右一対の側板C1,C1に化粧板1が取付けられた状態となり、この状態から耐火構造体Eの外面E1に該化粧板1を当て付けることによって、耐火構造体Eの貫通孔Bに挿通される長尺体配設用のラックCの外周と前記貫通孔Bの開口周縁との間を環状の化粧板1によって閉止することができる。
ここで、貫通孔に挿通されるラックと耐火構造体の外面となす貫通角度が直角である場合は、取付け具をそのまま使用するが、ラックと耐火構造体の外面となす貫通角度が左右に傾いている場合、その傾きに合わせて取付け部3と掛止部4との折り曲げ角度θを変更して対応することができる。
次に、貫通孔用閉止冶具Aを用いて、耐火構造体Eの貫通孔Bに挿通された長尺体配設用のラックCの外周と前記貫通孔Bの開口縁との間を、前記貫通孔Bよりも大きな環状の化粧板1で閉止する耐火構造体Eの貫通孔B用閉止方法を説明する。
この実施形態の貫通孔B用閉止方法は、化粧板1を、ラックCの左右一対の側板C1,C1の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体1A,1Bに予め上下3層に分割構成するとともに、この分割化粧板体の分割端面1Aa,1Baにわたって当て付け可能な取付け部3とラックCの側板に掛止保持可能な掛止部4とを備えた左右一対の取付け具2を準備し、前記ラックCの両側板に取付け具2の掛止部4を掛止保持させたのち、前記取付け具2の取付け部3に、下層に位置する分割化粧板体1Aを止め付け、これより上側の中層や上層の分割化粧板体1B,1Aを下側に位置する分割化粧板体1A,1Bに載置した状態で取付け部3に止め付けることにより、複数の分割化粧板体1A,1Bの分割端面1Aa,1Baにわたって取付け部3が止付けられた状態となる。
具体的には、図5に示すように、貫通孔Bとこれに挿通される長尺体配設用のラックCとの間の環状空間に耐熱性充填材Gが充填された状態にある。そして、図6、図9に示すように、ラックCの貫通孔Bから突出する左右一対の側板C1,C1位置に、夫々取付け具2を掛止め状態にする。
次に、図6、図10に示すように、側板C1の幅方向他端側C1b、つまり、側板の下端側に最下層を形成する長尺の分割化粧板体1Aを、左右一対の側板C1,C1の下端に上端を当て付けた状態にするとともに、左右一対の側板C1,C1の対向中心に左右方向の板中心が位置するように、耐火構造体Eの外面E1に下層の分割化粧板体1Aを当て付けながら取付け部3で挟み付ける。
次に、掛止部4の固定手段Hである固定ネジ6をねじ込んで側板C1に取付け具2を固定する。この状態で、下層の分割化粧板体1Aを取付け部3にネジ止めする。このネジ止めに使用するタッピングネジは分割化粧板体1A,1Bの板厚さ程度の長さのものが用いられる。
次に、図7、図11に示すように、下層の分割化粧板体1Aが止め付けられている部分を除く取付け部3部分と対面する耐熱性充填材g、及び、耐火構造体Eの外面E1との間の隙間は、下層の分割化粧板体1Aの厚さに相当する状態にあるので、左右一対の側板C1,C1の外方側に夫々に中層をなす短尺の分割化粧板体1Bを下層の分割化粧板体1Aに載置する。この状態で、中層をなす短尺の分割化粧板体1Bを取付け部3にネジ止めする。
次に、図2、図8、図12に示すように、左右一対の側板C1,C1の幅方向一端1Aa、つまり、幅方向上端と、中層をなす短尺の分割化粧板体1Bの上端とに、上層をなす長尺の分割化粧板体1Aの下端を当て付けた状態で載置するとともに、左右一対の側板C1,C1の対向中心に左右方向の板中心を位置させた状態に載置する。この状態で、上層をなす長尺の分割化粧板体1Aを取付け部3にネジ止めする。
このようにして、耐火構造体Eの貫通孔Bに挿通される長尺体配設用のラックCの外周と前記貫通孔Bの開口周縁との間を環状の化粧板1によって閉止することができる。
[別実施形態]
1)上記実施形態において、長尺で長方形形状の一対の分割化粧板体1A,1Aと、短尺で方形形状の一対の分割化粧板体1B,1Bを上下3層に載置することによって環状の化粧板1が形成されるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、図15に示すように、長尺の分割化粧板体の両端部に短尺の分割化粧板体が一体形成された上向き凹状の下層の分割化粧板体1Cに、長尺で上層の分割化粧板体1Dを載置することによって、上下2層の分割化粧板体1C,1Dから環状の化粧板1を形成するものであってもよい。この場合、分割化粧板体の部品点数を少なくすることができる。
また、図示しないが、下層の長尺の分割化粧板体1Aに、長尺の分割化粧板体の両端部に短尺の分割化粧板体が一体形成された下向き凹状で上層の分割化粧板体から環状の化粧板1を載置することによって、上下2層の分割化粧板体1C,1Dから環状の化粧板1を形成するものであってもよい。
2) 上記実施形態では、固定手段Hが、前記取付け具2の底板部4Bに螺合された固定ネジ6から構成されている例を説明したが、本発明はこれに限らず、図14に示すように、連結板部4Cに片持ち状に回動自在に軸支されたカム体7から構成されているものであってもよい。
この場合、カム体7を軸に一体連連結されているノブ8を手作業で回すことによって嵌合板部4Aに嵌合された側板C1の幅方向下端C1bを嵌合板部4Aに向けてカム面7aを押圧して嵌合板部との間に側板を挟み付けて、側板C1に掛止部4が固定状態になるものであってもよい。
また、側板の幅の大きさに合わせてカム体7の軸部を案内且つノブ操作可能に複数の溝9を形成するものであってもよい。
3)上記各実施形態において、取付け具2の掛止部4において幅寸法が最大の側板が掛止め可能な構成にして、最大幅より小幅の側板C1が掛止め可能になるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、幅寸法が最小の側板を掛止め可能な掛止部に構成されているものであってもよい。
具体的には、嵌合板部の先端と前記底板部の先端との対向間隔が、最小幅の側板より僅かに大きく構成される。
4)上記実施形態では、耐火構造体Eが壁である例を説明したが、本発明はこれに限らず、耐火構造体Eが床であってもよい。
この場合においても、実施形態と同様に組立て性が良好であり施工性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態の耐火構造体の貫通孔用閉止冶具を耐火構造体の貫通孔に挿通されるラックとの関係を示す簡略分解斜視図 耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口周縁との間を環状の化粧板によって閉止した状態を示す側断面図 貫通孔用閉止冶具と貫通孔とラックとの閉止状態を示す要部正面図 左右一対の取付け具を示す斜視図 貫通孔とこれに挿通される長尺体配設用のラックとの間に耐熱充填材が充填された状態を示す簡略正断面図 ラックの側板に掛止められた取付け具に下層の化粧板を止め付けた状態を示す簡略正断面図 ラックの側板に掛止められた取付け具に中層の化粧板を止め付けた状態を示す簡略正断面図 ラックの側板に掛止められた取付け具に上層の化粧板を止め付けた状態を示す簡略正断面図 側板に取付け具を掛止めた状態を示す側断面図 取付け具の取付け板部と壁の外面との間に下層の化粧板を止め付けた状態を示す側断面図 取付け具の取付け板部と壁の外面との間に中層の化粧板を止め付けた状態を示す側断面図 取付け具の取付け板部と壁の外面との間に上層の化粧板を止め付けた状態を示す側断面図 取付け具の取付け板部と掛止部との折り曲げ関係を一部断面にて示す平断面図 別実施形態の固定手段を示す側断面図 別実施形態の分割化粧板体を示す正断面図
符号の説明
A 貫通孔用閉止冶具
B 貫通孔
C ラック
C1 側板
C1a 側板の幅方向一端
C1b 側板の幅方向他端
D 長尺体
E 耐熱性充填材
E1 外面
H 固定手段
1 化粧板
1A 分割化粧板体
1Aa 分割端面
1B 分割化粧板体
1Ba 分割端面
2 取付け具
3 取付け部
4 掛止部
4A 嵌合板部
4Aa 嵌合板部の先端
4B 底板部
4Ba 底板部の先端
4C 連結板部
L 間隔

Claims (5)

  1. 耐火構造体の貫通孔に挿通される長尺体配設用のラックの外周と前記耐火構造体における貫通孔の開口周縁との間を前記耐火構造体の外面に当て付けた状態で閉止可能な環状の化粧板と、この化粧板を前記ラックの左右一対の側板に取付ける左右一対の取付け具を備える耐火構造体の貫通孔用閉止冶具であって、
    前記化粧板が、前記ラックの左右一対の側板の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体から構成され、
    前記取付け具が、複数の分割化粧板体の分割端部にわたって止付け可能で、且つ、止付け状態では複数の分割化粧板体を環状に連結形成する取付け部と、前記ラックの両側板に掛止可能な掛止部とを一体形成して、前記掛止部をラックの両側板に掛止した状態で前記取付け部に複数の分割化粧板体を環状に止付けることにより、前記ラックの両側板に化粧板が取付けられる構成にしてある耐火構造体の貫通孔用閉止冶具。
  2. 前記化粧板が、前記ラックの左右一対の側板の幅方向両端側に配置される長尺の分割化粧板体と、左右一対の側板の外方に配置される短尺の分割化粧板体とから構成されている請求項1記載の耐火構造体の貫通孔用閉止冶具。
  3. 前記取付け具の取付け部と掛止部が一枚の板金の折り曲げ加工により一体形成され、この取付け部と掛止部との折り曲げ箇所には、取付け部と掛止部との折り曲げ角度の変更操作を許容する脆弱部が形成されている請求項1又は2記載の耐火構造体の貫通孔用閉止冶具
  4. 耐火構造体の貫通孔に挿通された長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口縁との間を、前記貫通孔よりも大きな環状の化粧板で閉止する耐火構造体の貫通孔用閉止方法であって、
    前記化粧板を、前記ラックの左右一対の側板の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体に予め分割構成するとともに、この複数の分割化粧板体の分割端部にわたって止付け可能で、且つ、止付け状態では複数の分割化粧板体を環状に連結形成する取付け板部と前記ラックの側板に掛止保持可能な掛止板部とを一体形成してある左右一対の取付け具を準備し、前記ラックの両側板に取付け具の掛止板部を掛止保持させたのち、前記取付け具の取付け板部に、各分割化粧板体の分割端部を止め付けて、複数の分割化粧板体を環状に連結形成することにより、前記ラックの左右一対の側板に化粧板が取付けられた状態になることを特徴とする耐火構造体の貫通孔閉止方法
  5. 耐火構造体に形成された水平方向又は略水平方向の貫通孔に挿通された長尺体配設用のラックの外周と前記貫通孔の開口縁との間を、前記貫通孔よりも大きな環状の化粧板で閉止する耐火構造体の貫通孔閉止方法であって、
    前記化粧板を、前記ラックの左右一対の側板の外方側位置に分割端面が位置する複数の分割化粧板体に予め分割構成するとともに、この複数の分割化粧板体の分割端部にわたって止付け可能で、且つ、止付け状態では複数の分割化粧板体を環状に連結形成する取付け部と前記ラックの側板に掛止保持可能な掛止部とを一体形成してある左右一対の取付け具を準備し、前記ラックの両側板に取付け具の掛止部を掛止保持させたのち、前記取付け具の取付け部に、下層に位置する分割化粧板体から順番に、且つ、上層の分割化粧板体を下層の分割化粧板体に載置した状態で止め付けて、複数の分割化粧板体を環状に連結形成することにより、前記ラックの左右一対の側板に化粧板が取付けられた状態になることを特徴とする耐火構造体の貫通孔閉止方法
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