JP7117530B2 - 開口枠 - Google Patents

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Description

本発明は、居室側開口部と洗面室側開口部とを接合する開口枠および開口枠設置構造に関する。
従来には、居室に隣接するように洗面室を設け、その洗面室の壁パネルを居室側開口部の開口枠に連結させて、洗面室の出入口を形成したものが提案されている(特許文献1参照)。このものは、居室壁に設けられた居室側開口部の開口枠と、居室壁に直交する方向に配された洗面室壁の端部とを、L字状の接合部材を介して連結する接合構造とされている。
特開2002-220878号公報
しかしながら、洗面室壁を居室壁の裏面側に壁裏面が隣り合うように配したものでは、それらの開口部どうしを連結するために、上記のL字状の接合部材を使用することはもちろんできない。
また、隣り合う2つの居室間の開口部に取り付ける開口枠は、それらを仕切る居室壁に固定されるものであるが、洗面室壁に固定され得るような構造とはなっておらず、その開口枠を洗面室壁と居室壁とに跨るように用いることはできない。この開口枠の見込み方向の両端にはケーシングが取り付けられるように構成されているが、このケーシングを用いて洗面室壁と連結することもできない。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、洗面室壁側開口部と居室壁側開口部とを互いにしっかりと連結することができる開口枠を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の開口枠は、居室壁に設けられた居室側開口部と、該居室壁の裏面側に壁裏面どうしが隣り合うように配され、洗面室パネル付きの洗面室壁に設けられた洗面室側開口部とを互いに連結する開口枠であって、見込み方向において前記居室壁よりも洗面室側に突出するように配設される枠本体と、該枠本体の洗面室側端部に配された、前記洗面室パネルの端部が係合する係合部と、該係合部に係合した前記洗面室パネルを保持する保持部材とを備えており、前記係合部は、前記洗面室パネルを裏面側より支持する、前記洗面室側に支持面を向けた支持部と、該支持部を溝壁とし前記洗面室側に開口した溝部とよりなり、前記洗面室パネルは、居室方向に折曲された折曲部を端部に備えており、該折曲部が前記溝部に挿入され、前記保持部材により保持されることを特徴とする。
本発明の開口枠は上述した構成とされているため、隣り合った洗面室壁側開口部と居室壁側開口部とを互いにしっかりと連結することができる。
本発明の第1実施形態に係る開口枠の説明図である。(a)は開口部の横断面図、(b)は(a)のA部の拡大横断面図である。 (a)は同実施形態で用いられる保持部材の斜視図、(b)は同平面図である。 (a)(b)は、同開口枠の施工手順を示す部分横断面図(1/2)である。 (a)(b)は、同開口枠の施工手順を示す部分横断面図(2/2)である。 本発明の第2実施形態に係る開口枠の説明図である。(a)は開口部の横断面図、(b)は(a)のB部の拡大横断面図である。 (a)は同実施形態で用いられるL字部材の斜視図、(a)は同実施形態で用いられる保持部材の斜視図、(c)は保持部材のL字部材に対する位置関係を示す平面図である。 (a)(b)は、同開口枠の施工手順を示す部分横断面図(1/2)である。 (a)(b)は、同開口枠の施工手順を示す部分横断面図(2/2)である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面をもとに説明する。まず、基本構成について説明する。以下の説明では、縦枠(開口枠1)の施工状態を基準として、上下方向等を規定している。
本開口枠1は、居室壁50に設けられた居室側開口部5aと、居室壁50の裏面側に壁裏面どうしが隣り合うように配され、洗面室パネル61付きの洗面室壁60に設けられた洗面室側開口部6aとを互いに連結するものである。開口枠1は、見込み方向において居室壁50よりも洗面室6側に突出するように配設される枠本体10を備えている。さらに開口枠1は、枠本体10の洗面室側端部11に配された、洗面室パネル61の端部が係合する係合部20と、係合部20に係合した洗面室パネル61を保持する保持部材30とを備えている。
本明細書では、2つの実施形態について説明してあり、いずれの実施形態に係る開口枠1も開き戸8を取り付けるためのものであるが、引き戸に対応したものであってもよい。この開口枠1は、居室壁50と洗面室壁60とが隣り合い、その居室側開口部5aと洗面室側開口部6aとが重なってなる開口部3に共通的に取り付けられる、複数の部材よりなるものである。
開口枠1としては、見付け方向の開口部3の両側に配される縦枠と、縦枠の上部側に配される上枠とが含まれる。本明細書では、いずれの実施形態についても縦枠を例示して説明する。
居室壁50は、コンクリート壁を下地52とし、開口枠1側には木下地51が固定されている。もちろんこれには限られず、レンガや鉄骨下地、木軸などよりなる壁であってもよい。なお、居室5側の壁面には直接塗装がなされ、あるいは壁ボードが固定されてもよい。
一方、洗面室壁60は、洗面室パネル61を表面(洗面室5の空間)側に有し、その洗面室パネル61は幅木や天井パネル、隣接する洗面室パネル61に固定されている。洗面室パネル61の裏面側には、強度保持のための基材として石膏ボード62が配されている。
開口枠1の枠本体10は、木質材などよりなる略平板な板状体とされ、開口部3の両側端において向かい合うように、居室壁50の木下地51に建付け調整金具1bを介して固定、取り付けされる。枠本体10の表面側(開口側)には、戸当たり部材1aを取り付ける凹所が設けてあり、その凹所の上下方向の複数箇所で、固定具(不図示)で木下地51に固定され、それらの固定具は戸当たり部材1aで隠されている。
また、開口枠1は、枠本体10の居室側端部に横断面L字状のケーシング1cを有してなる。そのケーシング1cは、L字の一方片が枠本体10に固定され、他方片で居室壁50の木下地51を居室5側より隠すように配設される。
この開口枠1は、上述したように、居室5、洗面室6間で共通の開口部3を形成するために、居室側開口部5aと洗面室側開口部6aとを連結、接合するものである。そのために、洗面室6側において、洗面室パネル61の端部が枠本体10に設けた係合部20に係合し、固定されるように構成されている。
以下の第1実施形態に係る開口枠1は、開き戸8が居室5側に開くようにした開口部3に対応したものである一方、第2実施形態に係る開口枠1は、開き戸8が洗面室6側に開くようにした開口部3に対応したものである。
まず、第1実施形態について、図1~図4を参照しながら説明する。
開口枠1の係合部20は、洗面室パネル61を裏面側より支持する、洗面室6側に支持面を向けた支持部22と、支持部22を溝壁21aとし洗面室6側に開口した溝部21とよりなる。本実施形態においては、開口枠1の枠本体10の洗面室側端部11の端面に、上下方向に延びる凹溝12が形成されており、この凹溝12が溝部21を構成している。また、支持部22は、枠本体10に形成された凹溝12の洗面室壁60側の凹溝壁(溝壁21a)で構成されている。
洗面室パネル61は、図1(b)に示すように、支持部22の支持面に配される添設部61aと、添設部61aの端部より居室5方向に折曲された折曲部61bとを備えている。この折曲部61bが溝部21に挿入され、添設部61aが保持部材30により保持される。なお、この折曲部61bの長さ寸法は溝部21の深さ寸法に略合致している。
図1(b)に示すように、洗面室パネル61の折曲部61bは、支持部22を構成する溝壁21aの壁面に空間を空けて、折曲部61bの先端が溝底21bに当接するように溝壁21aの壁面に略平行に配されている。一方、添設部61aは支持部22の支持面に添設されるように配されている。
このように配された洗面室パネル61の端部に対し、保持部材30が覆うように取り付け、固定される。
保持部材30は、溝部21の上下方向の複数箇所に取り付け固定される金属または硬質樹脂よりなる短尺部材であり、図2(a)に示すように、板材の加工により形成されている。
具体的には、保持部材30は、略U字状をなす固定部31と、固定部31のU字開口側の一方の端部より折曲延出した押さえ部32と、固定部31のU字開口側の両端部より延び、相互に離反するように折曲延出した係止片34とを備えている。なお、この保持部材30は、押さえ部32の延出方向とは反方向に延びた添設片33をさらに備えている。
押さえ部32および添設片33は、図2に示すように、取付対象である溝部21の上下方向に対応した両端部に設けられ、係止片34はそれらの中央に設けられている。また、係止片34は、押さえ部32および添設片33よりも固定部31から遠ざかる部位に、押さえ部32および添設片33に略平行に形成されている。
固定部31のU字突出部の幅寸法は溝部21の幅寸法よりも小とされ、その底部31aに固定具挿通孔31bが開設してある。また、固定部31の突出寸法は溝部21の深さ寸法に略合致している。
この保持部材30は、図1(b)に示すように、固定部31が、溝部21に挿入された折曲部61bに略平行となるように、かつ、開口部3側の溝壁21aの壁面に添うように挿入され、溝底21bにおいて枠本体10に固定具36で固定される。固定部31の突出寸法が溝部21の深さ寸法に略合致しているため、押さえ部32は添設部61aを枠本体10側に押さえるように配される。そして、保持部材30は、添設片33と固定部31との入隅を枠本体10の端面と溝壁21aとの出隅にあてがうように取り付けされる。
図1(b)に示すように、押さえ部32は、支持部22の支持面上に配された添設部61aを、支持部22との協働により挟持して洗面室パネル61の端部を固定することが、洗面室パネル61をしっかりと固定するためには望ましい。なお、支持部22の支持面に添設されていない添設部61aの一部(溝部21側に配された部分のみ)を押さえ部32が枠本体10側に押さえるような態様であってもよい。
また、図1(b)に示すように、保持部材30の固定部31は開口部3側の溝壁21aの壁面に接するように配されることが望ましく、それにより固定部31と、支持部22を構成する溝壁21aの壁面との間には十分に広い空隙23が形成される。その空隙23の空間に洗面室パネル61の折曲部61bが配される。本実施形態の例では、図1(b)に示すように、折曲部61bと固定部31との間にも、わずかな隙間が形成されている。
また、開口枠1は、係合部20(溝部21など)および保持部材30を被覆するカバー部材40を備えており、そのカバー部材40は、図1(b)に示すように、洗面室6側に配設される。このカバー部材40は、正面図は省略するが、溝部21の上下方向に合致した長尺部材であり、これを取り付けることで、複数の保持部材30と、それを取り付けた溝部21とを含む洗面室側端部11の端面が隠される。
このカバー部材40の構成については、図3および図4に示した開口枠取付手順の説明とともに説明する。
まず、洗面室パネル61の端部を折り曲げて添設部61aと折曲部61bとを形成しておき、その折曲部61bが溝部21に挿入されるように、枠本体10を居室壁50の木下地51に固定する。
つぎに、溝部21における折曲部61bで区画された開口部3側の空間に保持部材30の固定部31を挿入し、固定部31を固定具36で溝部21の溝底21bに固定する(図3(a)(b)参照)。
ついで、カバー部材40を取り付ける(図4(a)(b)参照)。このカバー部材40は、硬質樹脂で形成されており、洗面室側端部11の端面に略平行に配されるカバー部41と、カバー部41の両端より延び、洗面室側端部11の端面に起立するように配される2片の脚部42とを有している。また、本実施形態では、カバー部41の反開口部側に延出カバー部45が形成されており、その端部より洗面室側端部11の端面に起立するように配される第3脚部46が形成されている。この延出カバー部45により、洗面室パネル61の端部をより幅広く隠すことができる。
また、カバー部41は内部壁44により二重構造とされ、それにより強度が高められている。延出カバー部45と第3脚部46との入隅部にはリブ壁47が設けられ、それにより強度が保持されている。
また、2片の脚部42の端部間寸法は、保持部材30の2片の係止片34の端部間寸法におおむね合致しており、それぞれの脚部42の内部には係止突部43が形成されている。なお、カバー部材40は軟質樹脂や金属で形成されたものとしてもよい。
このようなカバー部材40を、洗面室6側より溝部21に向けて押し込むようにすれば、脚部42の係止突部43が保持部材30の係止片34の端部を枠本体10側に押圧する。そして、その係止突部43が係止片34を弾性変形させながら乗り越えることで、カバー部材40が係止片34により係止されて固定される(図4(a)(b)参照)。
カバー部材40が固定されたときには、図4(b)に示すように、カバー部41の内部壁44が係止片34の外側面に面接触する。つまり、係止片34は、係止突部43と内部壁44とにより、変動しないようにしっかりと保持される。
こうして、洗面室パネル61は開口枠1に固定され、居室側開口部5aと洗面室側開口部6aとが互いに連結される。なお、本実施形態で例示、説明した開口枠1は、開き戸8の戸先側の縦枠であるが、戸尻側の縦枠についても同様の構造、構成であり、同様の開口枠1にて洗面室パネル61が固定される。また、上枠についても縦枠の構造、構成と同様であり、上枠の上側の洗面室パネル61の端部を固定できる構成とされている。
ついで、第2実施形態について、図5~図8を参照しながら説明する。
開口枠1の係合部20は、洗面室パネル61を裏面側より支持する、洗面室6側に支持面を向けた支持部22と、支持部22を溝壁21aとし洗面室6側に開口した溝部21とよりなる。本実施形態においては、開口枠1の枠本体10の洗面室側端部11に、上下方向に延びる切欠き凹所13が形成されており、その切欠き凹所13にL字部材25を配することで溝部21を構成している。また、支持部22は、L字部材25の、洗面室6側に突出した一方片25aで構成されている。
洗面室パネル61は、図5(b)に示すように、支持部22の支持面に配される添設部61aと、添設部61aの端部より居室5方向に折曲された折曲部61bとを備えている。この折曲部61bが溝部21に挿入され、添設部61aが保持部材30により保持される。なお、この折曲部61bの長さ寸法は溝部21の深さ寸法に略合致している。
図5(b)に示すように、洗面室パネル61の折曲部61bは、支持部22を構成する溝壁21aの壁面に空間を空けて、折曲部61bの先端が溝底21bに当接するように溝壁21aの壁面に略平行に配されている。一方、添設部61aは支持部22の支持面に添設されるように配されている。
このように配された洗面室パネル61の端部に対し、保持部材30が覆うように取り付け、固定される。
保持部材30が固定される溝部21は、上述したように、洗面室側端部11の洗面室壁側角部に、枠本体10の長手方向に沿って形成された切欠き凹所13にL字部材25を配することで構成されている。
L字部材25は、切欠き凹所13の上下方向の複数箇所に取り付け固定される金属または硬質樹脂よりなる短尺部材である。L字部材25は、図5(b)および図6(a)に示すように、L字の一方片25aを洗面室6側に突出させ、L字の他方片25bを切欠き凹所13内の洗面室6側を向く面に添設させることで溝部21を構成する。また、一方片25aで支持部22を構成する。なお、L字部材25は短尺部材であり、複数のものを切欠き凹所13に取り付けるため、支持部22(それを構成する溝壁21a)は不連続に形成されている。なお、支持部22を連続的に形成するために、長尺のL字部材を用いてもよい。
L字部材25の他方片25bには、L字部材25自体を切欠き凹所13に固定具で固定するための2つの固定具挿通孔25cと、保持部材30をL字部材25を介して切欠き凹所13に取り付けるための固定具挿通孔25dとが開設されている。
一方、保持部材30は、溝部21の上下方向の複数箇所に取り付け固定される金属または硬質樹脂よりなる短尺部材であり、図6(b)に示すように板材の加工により形成されている。
具体的には、保持部材30は、略U字状をなす固定部31と、固定部31のU字開口側の一方の端部より折曲延出した押さえ部32と、固定部31のU字開口側の両端部より延び、相互に離反するように折曲延出した係止片34とを備えている。
押さえ部32は、図6に示すように、取付対象である溝部21の上下方向に対応した両端部に設けられ、係止片34はそれらの中央に設けられている。また、係止片34は、押さえ部32よりも固定部31から遠ざかる部位に、押さえ部32に略平行に形成されている。
固定部31のU字突出部の幅寸法は溝部21の幅寸法よりも小とされ、その底部31aに固定具挿通孔31bが開設してある。また、固定部31の突出寸法は溝部21の深さ寸法に略合致している。
この保持部材30は、切欠き凹所13にL字部材25を取り付けることで形成された溝部21に固定される。なお図6(c)は保持部材30のL字部材25に対する位置関係を示している。
保持部材30は、固定部31が、溝部21に挿入された折曲部61bに略平行となるように、かつ、開口部3側の溝壁21aの壁面と略平行となるように挿入され、溝底21bにおいて枠本体10に固定具36で固定される。固定部31の突出寸法が溝部21の深さ寸法に略合致しているため、押さえ部32は添設部61aを枠本体10側に押さえるように配される
図5(b)に示すように、押さえ部32は、支持部22の支持面上に配された添設部61aを、支持部22との協働により挟持して洗面室パネル61の端部を固定することが、洗面室パネル61をしっかりと固定するためには望ましい。なお、支持部22の支持面に添設されていない添設部61aの一部(溝部21側に配された部分のみ)を押さえ部32が枠本体10側に押さえるような態様であってもよい。
また、図5(b)に示すように、固定部31と、支持部22を構成する溝壁21aの壁面との間には空隙23が形成されるようにすることが望ましい。その空隙23の空間に洗面室パネル61の折曲部61bが配される。本実施形態の例では、図5(b)に示すように、折曲部61bと固定部31との間にも、わずかな隙間が形成されている。
また、開口枠1は、係合部20(溝部21など)および保持部材30を被覆するカバー部材40を備えており、そのカバー部材40は、図5(b)に示すように、洗面室6側に配設される。このカバー部材40は、正面図は省略するが、切欠き凹所13の上下方向に合致した長尺部材であり、これを取り付けることで、複数の保持部材30と、それを取り付けた溝部21(切欠き凹所13)とを含む洗面室側端部11の端面が隠される。
このカバー部材40の構成については、図7および図8に示した開口枠取付手順の説明とともに説明する。
まず、洗面室パネル61の端部を折り曲げて添設部61aと折曲部61bとを形成しておき、その折曲部61bが、あらかじめL字部材25を切欠き凹所13に取り付けて形成した溝部21に挿入されるように、枠本体10を居室壁50の木下地51に固定する。
つぎに、溝部21における折曲部61bで区画された開口部3側の空間に保持部材30の固定部31を挿入し、固定部31を固定具36で溝部21の溝底21bに固定する(図7(a)(b)参照)。
ついで、カバー部材40を取り付ける(図8(a)(b)参照)。このカバー部材40は、硬質樹脂で形成されており、洗面室側端部11の端面に略平行に配されるカバー部41と、カバー部41の両端より延び、洗面室側端部11の端面に起立するように配される2片の脚部42とを有している。また、本実施形態では、カバー部41の反開口部側に延出カバー部45が形成されており、その端部より洗面室側端部11の端面に起立するように配される第3脚部46が形成されている。この延出カバー部45により、洗面室パネル61の端部をより幅広く隠すことができる。
また、カバー部41は内部壁44により二重構造とされ、それにより強度が高められている。延出カバー部45と第3脚部46との入隅部にはリブ壁47が設けられ、それにより強度が保持されている。
また、2片の脚部42の端部間寸法は、保持部材30の2片の係止片34の端部間寸法におおむね合致しており、それぞれの脚部42の内部には係止突部43が形成されている。なお、カバー部材40は軟質樹脂や金属で形成されたものとしてもよい。
このようなカバー部材40を、洗面室6側より溝部21に向けて押し込むようにすれば、脚部42の係止突部43が保持部材30の係止片34の端部を枠本体10側に押圧する。そして、その係止突部43が係止片34を弾性変形させながら乗り越えることで、カバー部材40が係止片34により係止されて固定される(図8(a)(b)参照)。
カバー部材40が固定されたときには、図8(b)に示すように、カバー部41の内部壁44が係止片34の外側面に面接触する。つまり、係止片34は、係止突部43と内部壁44とにより、変動しないようにしっかりと保持される。
こうして、洗面室パネル61は開口枠1に固定され、居室側開口部5aと洗面室側開口部6aとが互いに連結、接合される。なお、本実施形態で例示、説明した開口枠1は、開き戸8の戸先側の縦枠であるが、戸尻側の縦枠についても同様の構造、構成であり、同様の開口枠1にて洗面室パネル61が固定される。また、上枠についても縦枠の構造、構成と同様であり、上枠の上側の洗面室パネル61の端部を固定できる構成とされている。
以上に示した2種の開口枠1によれば、隣り合った洗面室側開口部6aと居室側開口部5aとを互いにしっかりと連結することができる。開口枠1の洗面室側端部11において、枠本体10と係合部20と保持部材30とで洗面室パネル61の端部を係合、固定する構成であるため、洗面室パネル61の端部を係合しやすいように加工しておけば、簡単に枠本体10に取り付けることができる。洗面室パネル61の端部を開口枠1の端部で保持する構成であるため、洗面室パネル61を広く使うことができる。
また、洗面室パネル61の端部を加工形成した折曲部61bを挿入する溝部21と、洗面室パネル61を裏側より支持する支持部22とを有した係合部20を設ければ、洗面室パネル61の端部は保持部材30を用いて簡単に固定できる。
以上のようにして洗面室側開口部6aと居室側開口部5aとを接合することで、開口部3の寸法精度のばらつきを吸収することができる。すなわち、図1(b)や図5(b)に示すように、支持部22を構成する溝壁21aと保持部材30の固定部31との間に空隙23が形成されているので、その空隙23の空間の見付け方向の範囲内に洗面室パネル61の折曲部61bを配することができる。こうして、この空隙部23の空間で寸法誤差を吸収することができる。
さらに、保持部材30の固定部31を溝部21に固定したうえで、保持部材30の押さえ部32で洗面室パネル61を枠本体10側に押さえる構成にすれば、洗面室パネル61がずれたり外れたりすることなく、しっかりと枠本体10に固定され得る。
また、保持部材30は固定部31と押さえ部32とを有した簡易な形状であるため、安価に製造できる。特に板状材を用いれば、容易に保持部材30を成形できる。また、保持部材30を短尺部材で構成すれば、溝部21の長手方向の適所に取り付けることができ、個数を調整して洗面室パネル61の取り付け強度を高めることができる。保持部材30が短尺部材であるため、縦枠、上枠のいずれにも利用できる。もちろん、保持部材30は洗面室パネル61に合致した長尺のものであってもよい。
また、開口枠1がカバー部材40を備えているため、開口枠1の洗面室側端部11を、溝部21や保持部材30を露出させることなく覆い隠すことができる。カバー部材40は、保持部材30に対して押圧して取り付けできる構成とされているため、取り付けも簡単にできる。
カバー部材40の表面には化粧シートを貼り付けてもよい。また、カバー部材40自体を着色した成形体としてもよく、カバー部材の表面に塗装や転写を施してもよい。このようにすることで、枠本体10と同一または類似した色調や木目模様の表面にすることができ、枠本体10の洗面室側のケーシング枠のように見せることができる。もちろん、カバー部材40は、上記のような外観向上の目的のためだけでなく、防水性(洗面室6から居室5側への水の浸入の防止)の向上にも寄与することは言うまでもない。
また、第1実施形態に係る開口枠1によれば、溝部21が枠本体10に設けた凹溝12よりなるため、少ない部材で係合部20を構成することができ、開口枠1の構成部材の製造を簡易化できる。この開口枠1は、図1に示すように、枠本体10の洗面室側端部11の端面を見付け方向に広く利用できる(蝶番8aを取り付ける必要のない)、開き戸8が居室5側に開く開口部3に適用しやすい。
また、第2実施形態に係る開口枠1は、図5に示すように、開き戸8の蝶番8aにより、枠本体10の洗面室側端部11を見付け方向に広く利用できず、枠本体10に凹溝12(第1実施形態のもの)を形成しにくい場合に用いられる。つまり、この開口枠1は上述したように開き戸8が洗面室6側に開く開口部3に適用しやすい。
このように凹溝12が形成できない枠本体10であっても、切欠き凹所13を設け、その切欠き凹所13にL字部材25を取り付けることで溝部21を形成することができる。そのため、上述したように、保持部材30および洗面室パネル61の係合構造は、第1実施形態のものと同様とすることができる。
1 開口枠
1a 戸当たり部材
1b 建付け調整金具
1c ケーシング
3 開口部
5 居室
5a 居室側開口部
6 洗面室
6a 洗面室側開口部
10 枠本体
11 洗面室側端部
12 凹溝
13 切欠き凹所
20 係合部
21 溝部
22 支持部
23 空隙
25 L字部材
25a 一方片
25b 他方片
30 保持部材
31 固定部
32 押さえ部
34 係止片
36 固定具
40 カバー部材
41 カバー部
42 脚部
43 係止突部
50 居室壁
60 洗面室壁
61 洗面室パネル
61a 添設部
61b 折曲部

Claims (7)

  1. 居室壁に設けられた居室側開口部と、該居室壁の裏面側に壁裏面どうしが隣り合うように配され、洗面室パネル付きの洗面室壁に設けられた洗面室側開口部とを互いに連結する開口枠であって、
    見込み方向において前記居室壁よりも洗面室側に突出するように配設される枠本体と、該枠本体の洗面室側端部に配された、前記洗面室パネルの端部が係合する係合部と、該係合部に係合した前記洗面室パネルを保持する保持部材とを備えており、
    前記係合部は、前記洗面室パネルを裏面側より支持する、前記洗面室側に支持面を向けた支持部と、該支持部を溝壁とし前記洗面室側に開口した溝部とよりなり、
    前記洗面室パネルは、居室方向に折曲された折曲部を端部に備えており、該折曲部が前記溝部に挿入され、前記保持部材により保持されることを特徴とする開口枠。
  2. 請求項1において
    前記洗面室パネルは、前記支持面に配される添設部を備え、該添設部の端部より前記折曲部が折曲形成されており、
    前記溝部に前記折曲部が挿入され、前記保持部材により前記添設部が保持されることを特徴とする開口枠。
  3. 請求項2において、
    前記保持部材は、前記折曲部に略平行となるように前記溝部に挿入され、前記枠本体に固定具で固定される略U字状の固定部と、該固定部のU字開口側の一方の端部より折曲延出した押さえ部とを備え、該押さえ部で前記添設部を前記枠本体側に押さえるようにしていることを特徴とする開口枠。
  4. 請求項1~3のいずれか一項において、
    前記係合部および前記保持部材を被覆するカバー部材をさらに備えていることを特徴とする開口枠。
  5. 請求項において、
    前記係合部および前記保持部材を被覆するカバー部材をさらに備えており、
    前記保持部材は、前記洗面室側端部の端面から所定間隔を空けた位置に、前記固定部の両端部より延び、相互に離反するように折曲延出した係止片を有しており、
    前記カバー部材は、前記洗面室側端部の端面に略平行に配されるカバー部と、該カバー部の両端より延び、前記洗面室側端部の端面に起立するように配される2片の脚部とを有し、該脚部の内部に、前記係止片に係止される係止突部を備えていることを特徴とする開口枠。
  6. 請求項~5のいずれか1項において、
    前記溝部は、前記枠本体の長手方向に沿って前記洗面室側端部に形成された凹溝よりなることを特徴とする開口枠。
  7. 請求項~5のいずれか1項において、
    前記係合部はL字部材を有した構成とされ、
    前記洗面室側端部の洗面室壁側角部には、前記枠本体の長手方向に沿って切欠き凹所が形成されており、
    前記L字部材が前記切欠き凹所に配されて、L字の一方片を前記洗面室側に突出させ、L字の他方片を前記切欠き凹所内の前記洗面室側を向く面に添設させることで前記溝部を構成し、前記一方片で前記支持部を構成したことを特徴とする開口枠。
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