JP2014237944A - 建具用パネル - Google Patents

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Keita Onodera
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Abstract

【課題】見栄えを向上させながらも組付性及び組付強度を向上し得る建具用パネルを提供する。【解決手段】パネル本体10に設けられた厚さ方向に貫通する開口14に嵌め込まれた板状部材17の周縁18を厚さ方向両側から縁部材30,30で挟むように保持させた建具用パネル1であって、前記開口の内周面15に固定され、厚さ方向両側にそれぞれ係止して取り付けられた前記縁部材によって覆われる取付部材20を備えており、前記取付部材は、前記開口の内周面のパネル厚さ方向途中部位に周方向に延びるように設けられた凹溝16に挿入される位置決め突片21と、この位置決め突片のパネル厚さ方向両側に設けられ、前記開口の内周面に当接された状態でそれぞれに止具19,19によって固定される固定片部22,22と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、パネル本体の開口に板状部材を嵌め込んだ構成とした建具用パネルに関する。
従来より、デザイン性や重厚感等を持たせるべく凹凸形状を形成するためや、採光用の板状部材をパネル本体の開口に嵌め込んだ構成とした建具が知られている。このような建具は、板状部材の周縁を厚さ方向両側から押さえ、挟むように保持する額縁材(モール材)をタッカーや釘等の止具によって開口の内周縁等に固定してパネル本体に板状部材を組み込んだ構成とされている。しかしながら、このようなものでは、止具が目立ち易くなるという問題があった。
例えば、下記特許文献1では、扉に設けられた開口部に板状部材を固定する額縁構造が提案されている。この額縁構造は、断面略T字状に形成された連結部材の一片を開口部の内面に形成された開口部側溝に挿入して固定した構造とされている。また、この連結部材の一片に直交する方向で相反する方向に延在する二片のそれぞれを、板状部材の周囲を挟む対の額縁部材の対向面側にそれぞれに設けられた溝に挿入させて対の額縁部材を固定した構造とされている。
特開2004−251076号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された額縁構造は、断面略T字状の連結部材の一片を開口部の開口部側溝に挿入して固定された連結部材の残余の二片を対の額縁部材の溝にそれぞれ挿入させる構造とされている。そのため、連結部材の一片の開口部側溝への挿入度合いにずれ等が生じれば、連結部材の残余の二片を額縁部材の溝に挿入させ難くなるというようなことが考えられ、更なる改善が望まれる。また、連結部材を、その一片を開口部側溝に挿入して固定するのみであるので、連結部材を安定的に固定し難いというようなことも考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、見栄えを向上させながらも組付性及び組付強度を向上し得る建具用パネルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る建具用パネルは、パネル本体に設けられた厚さ方向に貫通する開口に嵌め込まれた板状部材の周縁を厚さ方向両側から縁部材で挟むように保持させた建具用パネルであって、前記開口の内周面に固定され、厚さ方向両側にそれぞれ係止して取り付けられた前記縁部材によって覆われる取付部材を備えており、前記取付部材は、前記開口の内周面のパネル厚さ方向途中部位に周方向に延びるように設けられた凹溝に挿入される位置決め突片と、この位置決め突片のパネル厚さ方向両側に設けられ、前記開口の内周面に当接された状態でそれぞれに止具によって固定される固定片部と、を備えていることを特徴とする。
本発明においては、前記厚さ方向両側の縁部材を、前記パネル本体の厚さ方向両面のそれぞれに連続するように面一状に設けられた表面板部を有したものとしてもよい。
また、本発明においては、前記厚さ方向両側の縁部材の反開口内周面側に、前記板状部材に向けてそれぞれに突出し、該板状部材に当接して保持する突片部を設け、該突片部の先端部を軟質部としてもよい。
また、本発明においては、前記取付部材のパネル厚さ方向両側及び前記厚さ方向両側の縁部材の裏面側のうちの一方にパネル厚さ方向に突出するように設けられた係止突片を、他方に設けられたパネル厚さ方向に開口する係止凹溝に係止させ、前記取付部材に厚さ方向両側の縁部材をそれぞれに取り付ける構造としてもよい。
また、本発明においては、前記係止突片を、前記開口の周方向に沿って延びるようにかつ互いに間隔を空けて平行状に設けられた第1係止突片と第2係止突片とを備えたものとし、前記係止凹溝を、これら第1係止突片及び第2係止突片をそれぞれに係止する第1係止凹溝と第2係止凹溝とを備えたものとしてもよい。
本発明に係る建具用パネルは、上述のような構成としたことで、見栄えを向上させながらも組付性及び組付強度を向上させることができる。
(a)、(b)は、いずれも本発明の一実施形態に係る建具用パネルの一例を模式的に示し、(a)は、図2におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略横断面図、(b)は、(a)に対応させた一部を省略した一部破断概略分解横断面図である。 同建具用パネルの概略正面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る建具用パネルの一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、建具用パネルを施工した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る建具用パネル1は、図1(a)及び図2に示すように、パネル本体10に設けられた厚さ方向に貫通する開口14に嵌め込まれた板状部材17の周縁18を厚さ方向両側から縁部材30,30で挟むように保持させた構成とされている。また、建具用パネル1は、パネル本体10の開口14の内周面15に固定され、厚さ方向両側にそれぞれ係止して取り付けられた縁部材30,30によって覆われる取付部材20を備えている。
この建具用パネル1は、上下(縦方向)に長尺の略矩形板状とされている。本実施形態では、建具用パネル1を、パネル本体10の戸先側端部に回動操作される取手(ハンドル)13を設けた開き戸とした例を示している。なお、建具用パネル1を、開き戸とした態様に限られず、引戸や、折戸の各戸板等を構成するものとしてもよい。この場合は、回動操作される取手13に代えて、引手や他の取手等の手掛部を適宜、設けるようにしてもよい。
パネル本体10は、上下に長尺の略矩形板状とされている。本実施形態では、パネル本体10に、単一の開口14を設けた例を示しており、この開口14を、パネル厚さ方向に見て矩形状とし、また、上下に長尺としている。また、開口14を、パネル本体10の上下方向の大部分に亘って設け、パネル幅方向に沿う寸法を比較的に小さくしたスリット状とし、また、パネル幅方向中央よりも戸先側に設けた例を示している。
この開口14の内周面15には、図1に示すように、パネル厚さ方向途中部位において周方向に延びるように設けられた凹溝16が設けられている。本実施形態では、この凹溝16を、パネル厚さ方向中央に設けた例を示している。
なお、この凹溝16は、開口14の内周面15の全周に亘って設けるようにしてもよく、または内周面15に周方向に沿って部分的に設けるようにしてもよい。
また、パネル本体10は、木質系材料や合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよく、これらからなる基材の表面に、突板や樹脂フィルム等の表面化粧シートが貼着されたり、塗装が施されたりして表面化粧処理が施されたものとしてもよい。また、パネル本体10としては、複数の桟状部材によって芯組みされた芯材の表面に、表面材を貼着したいわゆるフラッシュ構造とされたものとしてもよい。この場合は、開口14を桟状部材によって区画形成するようにしてもよい。
板状部材17は、図1(a)に示すように、パネル本体10の厚さよりも薄くかつ全体に亘って一様な厚さとされている。
本実施形態では、板状部材17を、上記したパネル本体10の開口14に対応させて、パネル厚さ方向に見て矩形状とし、また、上下に長尺としている。
また、本実施形態では、板状部材17を、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂系材料や、ガラス等からなる透光性を有した採光部を構成する採光パネル17としている。
なお、板状部材17は、採光パネル17に限られず、不透光な木質系材料や合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよく、表面に、上記同様の表面化粧処理が施されたものとしてもよい。また、板状部材(採光パネル)17の厚さ寸法は、パネル本体10の厚さ寸法を一般的な建具厚(例えば、25mm〜40mm程度)とした場合には、2.5mm〜15mm程度としてもよい。
取付部材20は、図1に示すように、パネル本体10の開口14の内周面15に設けられた凹溝16に挿入される位置決め突片21と、この位置決め突片21のパネル厚さ方向両側に設けられた固定片部22,22と、を備えている。
この取付部材20は、開口14の内周面15に全周に亘って設けられるものとしてもよく、周方向に間隔を空けて複数箇所に設けられるものとしてもよい。例えば、矩形状とされた開口14の上下に向く内周面15,15の左右端部を除いた部位及び左右に向く内周面15,15の上下端部を除いた部位のそれぞれに周方向に沿って一連状にまたは間隔を空けて取付部材20,20,20,20を設けるようにしてもよい。
位置決め突片21は、厚さ方向をパネル厚さ方向に沿わせた板状とされており、厚さ寸法が凹溝16のパネル厚さ方向に沿う寸法(溝幅寸法)に応じた寸法とされている。図例では、この位置決め突片21の厚さ寸法を、採光パネル17の厚さ寸法と略同寸法とした例を示している。また、位置決め突片21は、開口14の内周面15の周方向に沿って延びるように形成されている。なお、位置決め突片21及び凹溝16は、厚さ方向を上下方向に沿わせた状態のパネル本体10に取付部材20を取り付けた状態で、取付部材20が容易には脱落しないように適宜、形成するようにしてもよい。また、この位置決め突片21の厚さ寸法を、凹溝16の溝幅寸法よりも僅かに大きい寸法とし、凹溝16に圧入されるものとしてもよい。
固定片部22,22は、開口14の内周面15に当接された状態で、それぞれにねじや釘、タッカー等の止具19,19によってパネル本体10に固定される構成とされている。
これら固定片部22,22は、それぞれの開口14の内周面15に向く面が内周面15に当接されてパネル本体10に固定される。また、図例では、これら固定片部22,22を、これらの反開口内周面側(開口14の内周面15に対して直交する方向の開口中心側、採光パネル17側)から内周面15に対して概ね直交状に止着した止具19,19によってパネル本体10に固定した例を示している。なお、これら止具19,19は、開口14の内周面15の周方向に沿って間隔を空けて複数箇所に止着するようにしてもよい。また、これら止具19,19は、内周面15に対して斜め状に止着するようにしてもよい。また、これら固定片部22,22の反開口内周面側の面に、止具19,19の止着箇所の目安(誘い)となる細溝や下穴等を設けるようにしてもよい。または、これら固定片部22,22に、止具19,19が挿通される複数の止具孔を取付部材20の長手方向に沿って間隔を空けて設けるようにしてもよい。
また、これら固定片部22,22は、位置決め突片21の基端部からパネル厚さ方向両側にパネル厚さ方向に沿って突出するようにそれぞれ設けられている。本実施形態では、これら固定片部22,22の突出寸法を互いに同寸法とし、一方の固定片部22の突出方向先端から他方の固定片部22の突出方向先端までのパネル厚さ方向に沿う寸法を、パネル本体10の厚さ寸法よりも小さくしている。
この取付部材20及び厚さ方向両側の縁部材30,30には、互いに係止する係止部23,26,35,36がそれぞれに設けられている。本実施形態では、これらの係止部23,26,35,36を、パネル厚さ方向に沿って係止する構成としている。また、取付部材20のパネル厚さ方向両側及び厚さ方向両側の縁部材30,30の裏面側のうちの一方にパネル厚さ方向に突出するように係止突片35,36を設け、他方にパネル厚さ方向に開口する係止凹溝23,26を設けた構成としている。また、係止突片35,36を係止凹溝23,26に係止させ、取付部材20に厚さ方向両側の縁部材30,30をそれぞれに取り付ける構造としている。
また、本実施形態では、係止突片35,36を、開口14の周方向に沿って延びるようにかつ互いに間隔を空けて平行状に設けられた第1係止突片35と第2係止突片36とを備えたものとしている。また、係止凹溝23,26を、これら第1係止突片35及び第2係止突片36をそれぞれに係止する第1係止凹溝23と第2係止凹溝26とを備えたものとしている。
本実施形態では、係止突片35,36を縁部材30,30に設け、係止凹溝23,26を取付部材20に設けた構成としている。
取付部材20のパネル厚さ方向両側の第1係止凹溝23,23は、固定片部22,22のそれぞれに設けられている。これら第1係止凹溝23,23は、固定片部22,22の突出方向先端面においてそれぞれ開口するように設けられている。
第2係止凹溝26,26は、固定片部22,22から反開口内周面側に間隔を空けてパネル厚さ方向両側に設けられた中心側片部25,25に設けられている。これら中心側片部25,25は、各固定片部22,22の基端部から反開口内周面側に向けて突出するように形成された連結片部24の突出方向先端部からパネル厚さ方向両側にパネル厚さ方向に沿って突出するようにそれぞれ設けられている。これら中心側片部25,25の突出方向先端面においてそれぞれ開口するように第2係止凹溝26,26が設けられている。
また、本実施形態では、これら中心側片部25,25を、それぞれの突出方向先端が各固定片部22,22の突出方向先端よりもパネル厚さ方向中心側に位置するように設けている。つまり、パネル厚さ方向中心から各中心側片部25,25の突出方向先端までのパネル厚さ方向に沿う寸法を、パネル厚さ方向中心から各固定片部22,22の突出方向先端までのパネル厚さ方向に沿う寸法よりも小さくしている。このような構成とすれば、固定片部22,22に止具19,19を止着する際における治具等の中心側片部25,25への干渉を抑制することができ、作業性を向上させることができる。なお、これら中心側片部25,25及び固定片部22,22のパネル厚さ方向に沿う寸法は、止具19,19の止着作業性や、第2係止凹溝26,26と第2係止突片36,36との係止強度等の観点から適宜、設定するようにしてもよい。
また、上記のような構成により、本実施形態では、第1係止凹溝23,23よりも反開口内周面側(採光パネル17側)に位置する第2係止凹溝26,26が、第1係止凹溝23,23よりもパネル厚さ方向中心に設けられることとなる。つまりは、開口14の内周面15側の第1係止凹溝23,23と第1係止突片35,35との係止部位よりも、反開口内周面側の第2係止凹溝26,26と第2係止突片36,36との係止部位がパネル厚さ方向中心側に位置する構成としている。図例では、第1係止凹溝23,23の溝底を、中心側片部25,25の突出方向先端よりもパネル厚さ方向外方側に位置させ、第2係止凹溝26,26の溝底を、採光パネル17の厚さ方向両面にそれぞれ略同一平面状となるように位置させた例を示している。
なお、図例では、取付部材20の第1係止凹溝23,23及び第2係止凹溝26,26を、矩形溝形状とした例を示しているが、これらに挿入される第1係止突片35,35及び第2係止突片36,36を係止可能な形状であればよい。例えば、各係止凹溝23,26の両側溝内側面に、後記する各係止突片35,36の爪形状に対応させた係止爪を設けるようにしてもよい。
また、取付部材20の位置決め突片21、固定片部22,22、連結片部24及び中心側片部25,25は、取付部材20の全長に亘って設けられたものとしてもよく、または少なくとも一つが取付部材20の長手方向の一部のみに設けられたものとしてもよい。
また、取付部材20は、合成樹脂系材料や金属系材料等から上記形状に一体的に形成されたものとしてもよい。
縁部材30,30は、本実施形態では、パネル本体10の厚さ方向両側においてそれぞれ開口14の内周面15の全周に亘って設けられている。つまり、本実施形態では、厚さ方向両側の縁部材30,30を、開口14の内周面15の全周に亘って額縁状に設けている。
これら厚さ方向両側の縁部材30,30は、パネル本体10の開口14の内周面15に固定された取付部材20の全体を覆う構成とされている。また、これら厚さ方向両側の縁部材30,30は、採光パネル17の周縁18を、全周に亘って厚さ方向両側から挟むように保持する構成とされている。
本実施形態では、パネル厚さ方向に見て矩形状とされた開口14の四辺縁にそれぞれ対応させてパネル厚さ方向両側で一組の縁部材30,30を四組備えた態様としている。また、図例では、開口14の各辺縁に設けられた周方向に隣接する縁部材30,30の互いに突き合わせられた端部同士を斜め状とし、いわゆる留継状に納めた例を示している。なお、このような態様に代えて、一方の縁部材30の長手方向端面を、他方の縁部材30の端部側面に当接させた態様としてもよい。
また、本実施形態では、これら縁部材30,30を、同一断面形状とされたものとしている。これら縁部材30,30は、開口14の各辺縁の長さに応じた長さ寸法となるように、同一部材からなるものを切断等によって長さを調整して形成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、これら厚さ方向両側の縁部材30,30を、パネル本体10の厚さ方向両面11,12のそれぞれに連続するように面一状に設けられた表面板部31,31を有したものとしている。図例では、表面板部31,31の表面(パネル厚さ方向外方側に向く面)を、パネル本体10の厚さ方向両面11,12よりもパネル厚さ方向において僅かに外方側に位置させた例を示しているがこのようなものも上記面一状に含む。なお、表面板部31,31の表面とこれに連なるように配されるパネル本体10の厚さ方向両面11,12との間に、パネル厚さ方向に沿って3mm程度まで、好ましくは1.5mm程度までの段差があるようなものも上記面一状に含むようにしてもよい。
また、本実施形態では、これら厚さ方向両側の縁部材30,30の表面板部31,31の反開口内周面側に、反開口内周面側に向かうに従いパネル厚さ方向中心に向けて下るように傾斜する表面形状とされた傾斜面部32,32を連なるように設けている。このような傾斜面部32,32を設けた構成とすれば、パネル本体10と採光パネル17との厚さ寸法差(段差)を緩和することができる。図例では、取付部材20の中心側片部25,25が設けられた部位付近よりも反開口内周面側を傾斜面部32,32とした例を示している。
また、本実施形態では、これら厚さ方向両側の縁部材30,30の反開口内周面側に、採光パネル17に向けてそれぞれに突出し、採光パネル17に当接して保持する突片部33,33を設けている。これら突片部33,33は、各傾斜面部32,32の反開口内周面側縁からパネル厚さ方向中心に向けて突出するように一連状に設けられている。
また、本実施形態では、これら突片部33,33の先端部を軟質部34,34としている。これら軟質部34,34は、軟質系樹脂材料等から形成されたものとしてもよく、比較的に軟質で変形可能な可撓性や弾性等を有したものであればよく、例えば、エラストマー系樹脂材や発泡系樹脂材等から形成されたものとしてもよい。
これら軟質部34,34は、図1(a)に示すように、各縁部材30,30を取付部材20に取り付け、採光パネル17を厚さ方向両側から挟むように保持した状態では、採光パネル17の厚さ方向両面に弾性変形(圧縮変形)を伴い当接される。
上記した取付部材20の第1係止凹溝23,23に係止する各縁部材30,30の第1係止突片35,35は、表面板部31,31の裏面(パネル厚さ方向中心側に向く面)に設けられている。これら第1係止突片35,35は、各表面板部31,31の裏面からパネル厚さ方向中心に向けて突出するように形成されている。また、これら第1係止突片35,35の両側面には、突出方向に沿って複数の係止爪が鋸刃状に設けられている。
これら第1係止突片35,35を、取付部材20の各第1係止凹溝23,23に挿入させ、係止させた状態では、各縁部材30,30の表面板部31,31の裏面が取付部材20の各固定片部22,22の突出方向先端面に当接される構成とされている。このような構成とすれば、各縁部材30,30の表面板部31,31の裏面を取付部材20の各固定片部22,22の突出方向先端面に当接させることで、各縁部材30,30の開口内周面側部位のパネル厚さ方向への位置決めを容易に行うことができる。
また、取付部材20の第2係止凹溝26,26に係止する各縁部材30,30の第2係止突片36,36は、表面板部31,31と傾斜面部32,32との境界部付近の裏面側に設けられている。図例では、傾斜面部32,32の裏面側に、パネル本体10の厚さ方向両面11,12と平行状とされ、パネル厚さ方向中心に向く平面部を設け、この平面部からパネル厚さ方向中心に向けて突出させるように、これら第2係止突片36,36を設けた例を示している。また、これら第2係止突片36,36の両側面には、上記同様、突出方向に沿って複数の係止爪が鋸刃状に設けられている。
これら第2係止突片36,36を、取付部材20の各第2係止凹溝26,26に挿入させ、係止させた状態では、各縁部材30,30の平面部が取付部材20の各中心側片部25,25の突出方向先端面に当接される構成とされている。このような構成とすれば、各縁部材30,30の平面部を取付部材20の各中心側片部25,25の突出方向先端面に当接させることで、各縁部材30,30の反開口内周面側部位のパネル厚さ方向への位置決めを容易に行うことができる。
つまりは、本実施形態では、縁部材30の係止突片35,36の基端部近傍の裏面を、取付部材20の係止凹溝23,26の開口縁に当接させることで、取付部材20に対する縁部材30のパネル厚さ方向への位置決めを容易に行うことができる。
なお、これら厚さ方向両側の縁部材30,30の表面板部31,31、傾斜面部32,32及び軟質部34,34を含む突片部33,33は、各縁部材30,30の全長に亘って設けられている。また、各係止突片35,35,36,36も同様、各縁部材30,30の全長に亘って設けるようにしてもよく、または、各縁部材30,30の長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられたものとしてもよい。
また、縁部材30,30は、合成樹脂系材料や金属系材料等から形成されたものとしてもよい。また、縁部材30,30の軟質部34,34は、各縁部材30,30の突片部33,33に接着剤等によって接合されたものとしてもよいが、二色成形(異材質成形)等によって各縁部材30,30に一体的に形成されたものとしてもよい。
上記構成とされた各部材からなる建具用パネル1は、例えば、以下のようにして組み付けるようにしてもよい。
パネル本体10の開口14の内周面15に、取付部材20を止具19,19によって固定する。なお、この際、接着剤等を併用するようにしてもよい。
次いで、取付部材20のパネル厚さ方向一方側に開口14の内周面15の周方向に沿って縁部材30を取り付ける。そして、この縁部材30が取り付けられた側を下方側として厚さ方向を上下方向に沿わせた状態のパネル本体10の開口14に、採光パネル17を配置する。つまり、採光パネル17の周縁18を、縁部材30の突片部33(軟質部34)に載置するようにして採光パネル17を開口14内に配置する。そして、取付部材20のパネル厚さ方向他方側に開口14の内周面15の周方向に沿って縁部材30を取り付けて組み付ける態様としてもよい。
なお、上記組付手順は、一例であり、他の手順でなされるものとしてもよい。
本実施形態に係る建具用パネル1は、上述のような構成としたことで、見栄えを向上させながらも組付性及び組付強度を向上させることができる。
つまり、板状部材(採光パネル)17の周縁18を厚さ方向両側から挟むように保持する縁部材30,30が取り付けられ、パネル本体10の開口14の内周面15に止具19,19によって固定される取付部材20を、縁部材30,30によって覆う構造としている。従って、止具19,19が露出するようなことがなく、見栄え良く採光部を構成する採光パネル17(または鏡板部を構成する鏡板)をパネル本体10に設けることができる。
また、取付部材20に、開口14の内周面15のパネル厚さ方向途中部位に周方向に延びるように設けられた凹溝16に挿入される位置決め突片21を設けている。従って、この位置決め突片21を開口14の内周面15の凹溝16に挿入させることで、取付部材20のパネル厚さ方向の位置決めを容易に行うことができる。また、この位置決め突片21のパネル厚さ方向両側に、開口14の内周面15に当接された状態でそれぞれに止具19,19によって固定される固定片部22,22を設けている。従って、これらパネル厚さ方向両側の固定片部22,22を開口14の内周面15にそれぞれ当接させることで、位置決め突片21の挿入方向への取付部材20の位置決めを容易に行うことができる。また、これらパネル厚さ方向両側の固定片部22,22がそれぞれに止具19,19によって固定されるので、取付部材20を安定的かつ強固に開口14の内周面15に固定することができる。
また、本実施形態では、厚さ方向両側の縁部材30,30を、パネル本体10の厚さ方向両面11,12のそれぞれに連続するように面一状に設けられた表面板部31,31を有したものとしている。従って、例えば、パネル本体10の開口周縁部表面を覆うような突片部等を設けたようなものと比べて、フラットな印象を与えることができ、見栄えをより向上させることができる。なお、このような態様に代えて、縁部材30,30の開口内周面側部位に、パネル本体10の開口周縁部表面を覆う突片部を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、厚さ方向両側の縁部材30,30の反開口内周面側に設けられ、採光パネル17に当接して保持する突片部33,33の先端部を軟質部34,34としている。従って、縁部材30と採光パネル17との間に隙間を生じ難くすることができ、採光パネル17のがたつき等を抑制することができる。なお、厚さ方向一方側の縁部材30の突片部33の先端部のみを軟質部34としてもよく、さらには、突片部33の先端部を硬質なものとしてもよい。
また、本実施形態では、取付部材20のパネル厚さ方向両側及び厚さ方向両側の縁部材30,30の裏面側のうちの一方にパネル厚さ方向に突出するように係止突片35,36を設けている。また、この係止突片35,36を、他方に設けられたパネル厚さ方向に開口する係止凹溝23,26に係止させ、取付部材20に厚さ方向両側の縁部材30,30をそれぞれに取り付ける構造としている。従って、パネル本体10の開口14の内周面15に固定された取付部材20に対して、縁部材30,30をパネル厚さ方向に移動させ、縁部材30,30を取り付けることができる。これにより、例えば、採光パネル17の面域方向に移動させて縁部材30,30を取付部材20に取り付ける構造としたようなものと比べて、縁部材30,30の取付性を向上させることができる。また、例えば、開口14の内周面15の全周に亘って一体的に形成されたり、接合されたりした縁部材30,30を取付部材20に取り付けることも容易に可能となる。
また、本実施形態では、係止突片35,36を、開口14の周方向に沿って延びるようにかつ互いに間隔を空けて平行状に設けられた第1係止突片35と第2係止突片36とを備えたものとしている。また、係止凹溝23,26を、これら第1係止突片35及び第2係止突片36をそれぞれに係止する第1係止凹溝23と第2係止凹溝26とを備えたものとしている。従って、縁部材30,30を取付部材20に強固に取り付けることができる。また、これらの係止部位が、開口内周面側と反開口内周面側とに間隔を空けて設けられることとなるため、縁部材30,30の開口内周面側部位及び反開口内周面側部位の取付部材20に対する浮き等を抑制することができる。
また、本実施形態では、反開口内周面側の第2係止凹溝26,26と第2係止突片36,36との係止部位をパネル厚さ方向中心側に位置させた構成としている。従って、例えば、これらの係止部位をパネル厚さ方向外方側に位置させたような場合と比べて、採光パネル17に対して板厚方向への外力等が作用した場合にも、縁部材30,30の反開口内周面側部位が浮いたり、これらの係止が解除されたりするようなことを抑制することができる。
なお、取付部材20及び厚さ方向両側の縁部材30,30の係止部23,26,35,36としては、上記したような態様に限られず、種々の変形が可能である。例えば、係止突片35,36を、取付部材20の厚さ方向両側に設け、係止凹溝23,26を、厚さ方向両側の縁部材30,30の裏面側に設けるようにしてもよい。また、パネル厚さ方向に沿って係止する態様に限られず、パネル面域方向に沿って係止する態様としてもよい。
また、本実施形態では、厚さ方向両側の縁部材30,30を、開口14の内周面15の全周に亘って額縁状に設けた態様とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、本実施形態のように上下に長尺な矩形状とされた開口14の場合には、開口14の左右両側の内周面15のみに取付部材20を固定し、これら左右両側の取付部材20の厚さ方向両側に縁部材30,30を取り付けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、パネル本体10に、単一の開口14及び板状部材(採光パネル)17をパネル幅方向中央よりも戸先側に寄った位置となるように設けた例を示しているが、このような態様に限られない。開口14及び板状部材17を、パネル幅方向中央に設けたり、複数の開口14及び板状部材17を設けたりしてもよい。また、パネル本体10の上下方向の略全長に亘る開口14及び板状部材17を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、開口14及び板状部材17を、上下に細長状とした例を示しているが、左右に細長状としたり、パネル厚さ方向に見て正方形状とされたものとしてもよい。例えば、建具用パネル1を、単一または複数の鏡板部(若しくは採光部)を構成する板状部材17を設けた框組状パネルとしてもよい。さらには、開口14及び板状部材17をこのようにパネル厚さ方向に見て方形状とした態様に限られず、他の多角形状や円形状、楕円形状、その他異形状等としてもよい。これらの場合には、取付部材20や縁部材30,30を適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。
1 建具用パネル
10 パネル本体
11 厚さ方向一方面
12 厚さ方向他方面
14 開口
15 内周面
16 凹溝
17 採光パネル(板状部材)
18 周縁
19 止具
20 取付部材
21 位置決め突片
22 固定片部
23 第1係止凹溝(係止凹溝)
26 第2係止凹溝(係止凹溝)
30 縁部材
31 表面板部
33 突片部
34 軟質部
35 第1係止突片(係止突片)
36 第2係止突片(係止突片)

Claims (5)

  1. パネル本体に設けられた厚さ方向に貫通する開口に嵌め込まれた板状部材の周縁を厚さ方向両側から縁部材で挟むように保持させた建具用パネルであって、
    前記開口の内周面に固定され、厚さ方向両側にそれぞれ係止して取り付けられた前記縁部材によって覆われる取付部材を備えており、
    前記取付部材は、前記開口の内周面のパネル厚さ方向途中部位に周方向に延びるように設けられた凹溝に挿入される位置決め突片と、この位置決め突片のパネル厚さ方向両側に設けられ、前記開口の内周面に当接された状態でそれぞれに止具によって固定される固定片部と、を備えていることを特徴とする建具用パネル。
  2. 請求項1において、
    前記厚さ方向両側の縁部材は、前記パネル本体の厚さ方向両面のそれぞれに連続するように面一状に設けられた表面板部を有していることを特徴とする建具用パネル。
  3. 請求項1または2において、
    前記厚さ方向両側の縁部材の反開口内周面側に、前記板状部材に向けてそれぞれに突出し、該板状部材に当接して保持する突片部が設けられ、該突片部の先端部を軟質部としたことを特徴とする建具用パネル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記取付部材のパネル厚さ方向両側及び前記厚さ方向両側の縁部材の裏面側のうちの一方にパネル厚さ方向に突出するように設けられた係止突片を、他方に設けられたパネル厚さ方向に開口する係止凹溝に係止させ、前記取付部材に厚さ方向両側の縁部材をそれぞれに取り付ける構造とされていることを特徴とする建具用パネル。
  5. 請求項4において、
    前記係止突片は、前記開口の周方向に沿って延びるようにかつ互いに間隔を空けて平行状に設けられた第1係止突片と第2係止突片とを備え、前記係止凹溝は、これら第1係止突片及び第2係止突片をそれぞれに係止する第1係止凹溝と第2係止凹溝とを備えていることを特徴とする建具用パネル。
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