JP2008180042A - 浴室と洗面室の間仕切り構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室と浴室に隣接する洗面室が連続する部屋として内壁が形成される場合にも、浴室と洗面室の間に間仕切り壁を簡便に取り付けることができ、施工が容易で、部材数が少なく、低コストな浴室と洗面室の間仕切り構造を提供する。
【解決手段】浴室1の内壁を形成する壁パネルの内の洗面室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に配設された浴室内壁側ジョイナーの洗面室側に向かって延びる浴室内壁側ジョイント片と、洗面室2の内壁を形成する壁パネルの内の浴室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に配設された洗面室内壁側ジョイナーの浴室側に向かって延びる洗面室内壁側ジョイント片を、浴室と洗面室の境界部の壁間隙部において互いに重合させて固定し、間仕切り壁固定部を形成し、間仕切り壁固定部に間仕切り壁4を取り付ける。
【選択図】図1
【解決手段】浴室1の内壁を形成する壁パネルの内の洗面室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に配設された浴室内壁側ジョイナーの洗面室側に向かって延びる浴室内壁側ジョイント片と、洗面室2の内壁を形成する壁パネルの内の浴室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に配設された洗面室内壁側ジョイナーの浴室側に向かって延びる洗面室内壁側ジョイント片を、浴室と洗面室の境界部の壁間隙部において互いに重合させて固定し、間仕切り壁固定部を形成し、間仕切り壁固定部に間仕切り壁4を取り付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、浴室と浴室に隣接する洗面室の内壁を統合して形成し、浴室と洗面室が連続する部屋として内壁が形成された浴室と洗面室の壁構造における浴室と洗面室の間仕切り構造に関する。
住宅の浴室や洗面室などは規格化されたユニットルームとして形成され、内壁は壁パネルによって形成されている。
従来、壁パネルには床面から天井面に達する縦長形状を有するものが用いられ、この縦長の壁パネルの複数が、浴室や洗面室などの部屋の全辺に沿って横に並置され、相互間において接合して立設され、内壁が形成されていた。
しかしながら、部屋の高さは物件によって異なるため、縦長の壁パネルは物件ごとに生産しなければならず、在庫として保有することができないという問題があり、また、縦方向の撓みなどを防止するために補強を施しておく必要があり、縦長の壁パネルは、施工に間に合わせるために初期の段階で仕様を決め、生産しておかなければならなかった。このため、部屋のサイズは初期のプラン通りとなり、変更などを行うことはほとんどできなかった。
以上のような不都合を解消するものとして、横幅が部屋の各辺の長さに略等しい横長形状の壁パネルを用い、部屋のコーナー部にジョイント材を立設し、このジョイント材に横長の壁パネルを結合して壁パネル同士を直角に連結し、横長の壁パネルを下から上へ積み上げて内壁を形成する壁構造が提案されている(特許文献1、2)。
しかしながら、特許文献1、2に記載された壁構造は、いずれも、浴室や洗面室などの部屋単位に適用されるものであり、通常互いに隣接して配置される浴室および洗面室についても部屋ごとに内壁の形成を行わなければならない。このため、浴室、洗面室のそれぞれに設計が必要とされ、施工の取り合いを検討しなければならないなどの問題があった。
また、特許文献1に記載された壁構造では、部屋のコーナー部に立設されるジョイント材は部屋の床から天井に達する長尺の部材であり、この長尺のジョイント材に横長の壁パネルを結合するためには、ジョイント材を床に対して安定に立設しなければならない。床にアングルピースを固定し、アングルピースにジョイント材をボルトにより連結するなどの工夫が必要とされる。
一方、特許文献2に記載された壁構造では、ジョイント材を複数に分割して短いものとすることができるとされているが、どの程度に分割し、また、分割したものをどのように用いて横長の壁パネルを下から上へ積み上げるのか具体的にされていない。
そこで、本出願人は、浴室と浴室に隣接する洗面室の内壁を横長形状の壁パネルを用いて統合して形成することができる浴室と洗面室の壁構造を提案している(特許文献3)。
しかしながら、浴室と浴室に隣接する洗面室の内壁が横長形状の壁パネルにより統合して形成され、浴室と洗面室が連続する部屋となり、統一感のある外観に非常に優れたものであっても、浴室は水廻り空間であり、防水性を確保するためにも洗面室との間仕切りは必要である。
間仕切り壁の形成に関しては、たとえば特許文献4に、L字状断面の条材を素材とする壁ジョイナーが一片部を間柱に当接させて取り付けられ、壁ジョイナーの他方片部に間仕切り壁支柱が取り付けられ、この間仕切り壁支柱に間仕切り壁が建て込まれるという壁接合構造が知られている(特許文献4)。
特開2006−29024号公報
特開2006−14837号公報
特願2006−318911号
特開2002−242344号公報
しかしながら、特許文献4に記載された壁接合構造では、壁ジョイナーが設けられているのにもかかわらず、壁ジョイナーは、結局、間柱と間仕切り壁支柱を接合するものでしかなく、間仕切り壁の建て込みには間仕切り壁支柱が必要とされ、このため、間仕切り壁の施工は面倒であり、必要とされる部材数も多く、施工コストに反映する。
本発明は、先に提案した浴室と洗面室の壁構造を前提とした上で、浴室と浴室に隣接する洗面室が連続する部屋として内壁が形成される場合にも、浴室と洗面室の間に間仕切り壁を簡便に取り付けることができ、施工が容易で、部材数が少なく、低コストな浴室と洗面室の間仕切り構造を提供することを課題としている。
本発明の浴室と洗面室の間仕切り構造は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1に、横長形状の壁パネルが床から天井に向かって複数段積み上げられ、浴室と浴室に隣接する洗面室が連続する部屋として内壁が形成された浴室と洗面室の壁構造における浴室と洗面室の間仕切り構造であって、浴室と洗面室の境界部に壁間隙部が形成され、浴室内壁を形成する壁パネルの内の洗面室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に浴室内壁側ジョイナーが配設され、浴室内壁側ジョイナーは洗面室側に向かって延びる浴室内壁側ジョイント片を有し、洗面室内壁を形成する壁パネルの内の浴室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に洗面室内壁側ジョイナーが配設され、洗面室内壁側ジョイナーは浴室側に向かって延びる洗面室内壁側ジョイント片を有し、壁間隙部において浴室内壁側ジョイナーの浴室内壁側ジョイント片と洗面室内壁側ジョイナーの洗面室内壁側ジョイント片を互いに重合させて固定し、間仕切り壁固定部が形成され、間仕切り壁固定部に間仕切り壁が取り付けられた。
第2に、上記第1の特徴において、間仕切り壁固定部の形成が壁パネルの一段毎に行なわれ、壁パネルが積み重ねられる。
第3に、上記第1または第2の特徴において、浴室内壁側ジョイナーおよび洗面室内壁側ジョイナーは、壁パネルの化粧板の裏面に取り付けられたフレーム枠の側端部に配設される。
上記第1の発明によれば、浴室内壁を形成する壁パネルの内の洗面室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に配設された浴室内壁側ジョイナーの洗面室側に向かって延びる浴室内壁側ジョイント片と、洗面室内壁を形成する壁パネルの内の浴室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に配設された洗面室内壁側ジョイナーの浴室側に向かって延びる洗面室内壁側ジョイント片を、浴室と洗面室の境界部の壁間隙部において互いに重合させて固定し、間仕切り壁固定部を形成し、間仕切り壁固定部に間仕切り壁を取り付けるので、浴室と洗面室の間に間仕切り壁を簡便に取り付けることができ、間仕切り壁の施工が容易で、部材数が少なく、間仕切り壁の取り付けを低コストで行うことができる。
上記第2の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、間仕切り壁固定部の形成は壁パネルの一段毎に行われるので、浴室内壁側ジョイナーおよび洗面室内壁側ジョイナーの取り付け忘れがなく、壁パネルの積み重ねにより間仕切り壁固定部は床から天井までの高さ方向に強度の高いものとなり、間仕切り壁の取付強度を十分高くすることができる。
なお、間仕切り壁に要求される取付強度によっては、浴室内壁側ジョイナーおよび洗面室内壁側ジョイナーはすべての段の壁パネルに取り付ける必要はなく、部分的な省略が可能であり、間仕切り壁の施工がより容易となり、より低コスト化が図れる。
上記第3の発明によれば、上記の発明1または第2の発明の効果に加え、浴室内壁側ジョイナーおよび洗面室内壁側ジョイナーは、壁パネルの化粧板の裏面に取り付けられたフレーム枠の側端部に配設されるので、万一壁パネルの化粧板が破損したり、傷が生じたりするなどにより交換が必要となったときには、間仕切り壁にまったく手を加えることなく、化粧板のみを交換することができる。
図1は、本発明の浴室と洗面室の間仕切り構造により形成された浴室および洗面室の一実施形態を示した平面図である。図2は、図1に示した浴室および洗面室のA−A断面図である。図3は、図1に示した浴室および洗面室のB−B断面図である。
浴室1に隣接して洗面室2が配設されており、浴室1および洗面室2の内壁が、浴室1および洗面室2の各辺に対応する長さを有する横長形状の壁パネル3a、3b、3cが床Fから天井Cに向かって3段に積み上げられて形成されている。浴室1と洗面室2は、間仕切り壁4によって仕切られており、間仕切り壁4には、出入口を形成するドアユニット5が取り付けられている。ドアユニット5ではドア枠5aに透明なガラス板5bが嵌め込まれ、ガラス戸5cは浴室1側に開く開き戸とされている。
図4は、壁パネルを示した裏面図である。
下段、中段および上段の壁パネル3a、3b、3cのいずれも、浴室1および洗面室2の各辺に対応する長さを有する横長矩形の化粧板6を表面に備え、化粧板6の裏面に化粧板6と略同一形状に組み立てられた矩形の金属製のフレーム枠7が取り付けられている。フレーム枠7は、化粧板6の上下端縁部に対応して平行に配置された上フレーム7aと下フレーム7bの左右それぞれの端部に左フレーム7c、右フレーム7dを直交させて連結して形成されている。フレーム枠7では、中央寄りに中フレーム7eが左右一対として設けられ、各中フレーム7eは左フレーム7cおよび右フレーム7dに平行に配置されている。左右の中フレーム7e、上フレーム7aおよび下フレーム7bで囲まれる領域において化粧板6の裏面には合板8が取り付けられている。合板8は、化粧板6の強度を高めるとともに、浴室1および洗面室2において必要とされる部材、器具などを化粧板6に表面側から取り付ける際の強固な固定を可能にしている。
このような壁パネル3a、3b、3cでは、下段および中段の壁パネル3a、3bが標準サイズのものとして規格化され、在庫として保有することができるようにし、上段の壁パネル3cのみが高さ調整用として縦幅を物件に応じて変更することができる受注生産品としている。また、下段の壁パネル3aでは、フレーム枠7の下フレーム7bが化粧板6の下縁より少し上側に配置されている。中段および上段の壁パネル3b、3cでは、下フレーム7bは化粧板6の下縁に沿って配置されている。
さらに、壁パネル3a、3b、3cでは、図5<a><b>に示したように、側端部を形成する左フレーム7cおよび右フレーム7dの外側面9にジョイント孔10が形成されている。ジョイント孔10の形状は、左フレーム7cと右フレーム7dで異なっている。左フレーム7cの外側面9に形成されたジョイント孔10は、上部に円孔部10aを有し、円孔部10aから下方に狭小で細長い縦長孔部10bが連続している。右フレーム7dのジョイント孔10は、左フレーム7cに形成されたジョイント孔10の円孔部10aより縦長の長円孔部10cを有し、長円孔部10cから下方に狭小ではあるが、左フレーム7cに形成されたジョイント孔10の縦長孔部10bより長さの短い縦孔部10dが連続している。このようなジョイント孔10は、左フレーム7cおよび右フレーム7dに所定の間隔で複数形成されている。
これらの壁パネル3a、3b、3cは、図1に示した浴室1および洗面室2の各コーナー部においてジョイント材に結合させて浴室1および洗面室2の各辺に沿って建て込まれる。
図6は、ジョイント材を示した斜視図である。
ジョイント材11は、図1に示した浴室1および洗面室2の各コーナー部において床Fに立設されるものであり、各壁パネル3a、3b、3cの縦幅に略等しい長さを有する3種類が用意されている。ジョイント材11は、金属製であり、各々で長さが異なっているが、構成は共通している。
すなわち、ジョイント材11は、直交する2つの結合面部11a、11bを有し、下端部に結合面部11a、11bの裏面側から下方に延びる断面L字形状を有する接続部11cを備えている。接続部11cは、たとえば結合面部11a、11bと別体として形成し、溶接などによって結合面部11a、11bのそれぞれの裏面下端部に結合することができる。結合面部11a、11bは、一枚の金属板を直角に折り曲げることにより形成することができ、各結合面部11a、11bの端縁部12は裏面側に直角に折り曲げ、結合面部11a、11bの面強度を高めるとともに、後述するジョイント材11、11A同士の上下接続の際に、上側のジョイント材11Aの接続部11cが下側のジョイント材11の上端部から外側に外れず、差し込みを確実にするストッパーを兼ねている。
結合面部11a、11bには、それぞれ、図5<a><b>に示した壁パネル3a、3b、3cの左フレーム7cおよび右フレーム7dの外側面9に形成されたジョイント孔10に対応する位置にダボ13が設けられている。ダボ13は、結合面部11a、11bに表裏を貫通する孔を形成し、この孔にダボ13の一端部を嵌入することにより、結合面部11a、11bに突設することができる。
以上の壁パネル3a、3b、3cおよびジョイント材11を用いて浴室1および洗面室2の内壁を形成する手順は以下に例示される。
壁パネル3a、3b、3cの建て込みは浴室1から行い、まず、図1に示した浴室1の直交する2つの内壁W1、W2を形成する下段の壁パネル3aを建て込む。図7<a>に示したように、内壁W1側の壁パネル3aのフレーム枠7の右フレーム7dにジョイント材11を結合面部11a側において取り付ける。結合面部11aに突設されたダボ13を右フレーム7dの外側面9に形成されたジョイント孔10の長円孔部10cに挿入し、引き下げ、ダボ13を縦孔部10dに少し移動させ、緩く嵌合させる。そして、壁パネル3aを浴室1の床Fを形成する床パンF1の外周縁部に設けられたフランジ部14の上に載置する。
このとき、壁パネル3aの下端部を床パンF1のフランジ部14に差し込むようにして載置すると、壁パネル3aの位置決めを行うことができ、建て込みが容易となる。そのために、図8に示したように、壁パネル3aのフレーム枠7の下フレーム7bにその上面から背面側に回り込み、垂下するフック15がビスなどの固着具によって取り付けられている。フック15は、壁パネル3aの厚さ方向に弾性を有している。また、壁パネル3aでは、フレーム枠7の下フレーム7bが、上記の通り、化粧板6の下縁より少し上側に配置されているため、下フレーム7bの下面に支持脚部16がビス17などの固着具によって取り付けられ、壁パネル3aのフランジ部14への載置を安定化させている。支持脚部16は、下フレーム7bの下面に当接して取り付けられる取付部16aと、取付部16aの化粧板6の裏面に当接する一端から垂下し、化粧板6の裏面に当接する当接部16bと、当接部16bの下端から壁パネル3aの厚み方向に延び、取付部16aに対向して配置された載置部16cとを有している。このような支持脚部16は、一枚の金属板の折り曲げによって形成することができ、壁パネル3aのフランジ部14への載置に際して化粧板6がフランジ部14と干渉しないように、当接部16bの下端を化粧板6の下縁から若干下方に突出させている。
フック15および支持脚部16を壁パネル3aの下端部に取り付けることにより、壁パネル3aを床パンF1のフランジ部14に載置する際に、化粧板6とフック15の間にフランジ部14の水平面部14aの外側端縁から立ち上がる立ち上がり部14bを差し込むことができ、しかもフック15は弾性によって立ち上がり部14bを挟持することができ、壁パネル3aが位置決めされて建て込みが容易となる。また、壁パネル3aは、支持脚部16の載置部16cにおいてフランジ部14の水平面部14a上に載置されるので、化粧板6に支障をきたすことなく、また、安定してフランジ部14の上に載置することができる。
なお、フック15および支持脚部16は、下フレーム7bの全長にわたって設けても、または一定の間隔をあけて部分的に設けても構わない。
このようにして床パンF1のフランジ部14に載置し、ジョイント材11を取り付けた壁パネル3aは、一旦、図1に示した内壁W1の外側に配設され、浴室1を区画する間仕切壁Wに持たれかけておき、内壁W2側の壁パネル3aの建て込みを行う。すなわち、図7<a>に示したように、内壁W2側の壁パネル3aを、内壁W1側の壁パネル3aを載置した床パンF1のフランジ部14に直交するフランジ部14上に下端部を上記のように床パンF1のフランジ部14に差し込んで載置する。この後、内壁W1側の壁パネル3aを起こし、ジョイント材11を結合面部11b側において内壁W2側の壁パネル3aのフレーム枠7の左フレーム7cに重合させる。このとき、ジョイント材11は浴室1の内壁W1と内壁W2の間のコーナー部に位置し、結合面部11bに突設されたダボ13が内壁W2側の壁パネル3aの左フレーム7cの外側面9に形成されたジョイント孔10の円孔部10aに挿入される。
この状態において、図7<b>に示したように、プラスチックハンマー18を用いてジョイント材11をその上端面において下方に叩き込む。すると、ジョイント材11の結合面部11a側のダボ13が内壁W1側の壁パネル3aの右フレーム7dの外側面9に形成されたジョイント孔10の縦孔部10dに嵌まり込み、結合面部11b側のダボ13が内壁W2側の壁パネル3aの左フレーム7cの外側面9に形成されたジョイント孔10の縦長孔部10bに嵌まり込み、内壁W1、W2側の2枚の壁パネル3aがジョイント材11に結合し、ジョイント材11の接続部11cの下面が床パンF1のフランジ部14の水平面部14aに着地する。
次いで、図1に示した内壁W3を形成する壁パネル3aを建て込む。図9に示したように、内壁W3側の壁パネル3aをジョイント材11を用いて内壁W2側の壁パネル3aに直角に連結する。この場合、内壁W3側の壁パネル3aのフレーム枠7の左フレーム7cにジョイント材11を、ジョイント材11の結合面部11bに突設されたダボ13を左フレーム7cの外側面9に形成されたジョイント孔10に緩く嵌合させて取り付け、内壁W3側の壁パネル3aを床パンF1のフランジ部14にフック15によって差し込んで載置し、ジョイント材11を浴室1のコーナー部に配置する。次いで、内壁W3側の壁パネル3aの左フレーム7cに取り付けたジョイント材11の結合面部11aを内壁W2側の壁パネル3aのフレーム枠7の右フレーム7dの外側面9に、ダボ13を右フレーム7dの外側面9に形成されたジョイント孔10の長円孔部10cに挿入し、重合させる。そして、プラスチックハンマー18を用いてジョイント材11を上端面において下方に叩き込む。ダボ13がジョイント孔10の縦長孔部10b、縦孔部10dにそれぞれ嵌まり込み、接続部11cの下端が床パンF1のフランジ部14に着地する。浴室1の内壁W2、W3の間のコーナー部にジョイント材11が立設され、内壁W2側の壁パネル3aに内壁W3側の壁パネル3aが直角に連結される。こうして、浴室1の三方の内壁W1、W2、W3における下段の壁パネル3aが建て込まれる。
次いで、図1に示した浴室1に隣接する洗面室2に下段の壁パネル3aの建て込みを行う。洗面室2の下段の壁パネル3aの建て込みも基本的には浴室1の下段の壁パネル3aの建て込みと同様であり、コーナー部にジョイント材11を立設し、ジョイント材11の直交する2つの結合面部11a、11bに壁パネル3aを結合させる。図7<a><b>および図9に示した施工手順にしたがって行うことができる。
図1に示したように、浴室1と洗面室2の間には間仕切り壁4が取り付けられる。間仕切り壁4の取り付けのために、図1図中に示した円Xにおいては、図10に拡大して示したように、浴室1の内壁W3の下段を形成する壁パネル3aの内の洗面室2の内壁に隣り合う壁パネル3a1と、洗面室2内壁の下段を形成する壁パネル3aの内の浴室1の内壁に隣り合う壁パネル3a2とは同一平面上に配置されるが、これらの壁パネル3a1、3a2が離間配置され、浴室1と洗面室2の境界部に壁間隙部19が形成されている。
そして、壁パネル3a1の側端部に浴室内壁側ジョイナー20が配設され、壁パネル3a2の側端部に洗面室内壁側ジョイナー21が配設されている。浴室内壁側ジョイナー20は洗面室2側に向かって延びる浴室内壁側ジョイント片20aを有し、洗面室内壁側ジョイナー21は浴室1側に向かって延びる洗面室内壁側ジョイント片21aを有している。これらの浴室内壁側ジョイント片20aおよび洗面室内壁側ジョイント片21aは、ともに、壁パネル3a1、3a2の表面に配設された化粧板6とほぼ同一平面上に配置されている。また、浴室内壁側ジョイナー20および洗面室内壁側ジョイナー21の壁パネル3a1、3a2への取付部20b、21bは、ともに、壁パネル3a1、3a2の側端部における外側面9および裏面に沿って断面L字状に折れ曲がり、外側面9および裏面に当接し、壁パネル3a1、3a2の側端部においてビス22によって固定されている。具体的には、浴室内壁側ジョイナー20の取付部20bは、壁パネル3a1の化粧板6の裏面に取り付けられたフレーム枠7の右フレーム7dにビス22により固定されている。また、洗面室内壁側ジョイナー21の取付部21bは、壁パネル3a2の化粧板6の裏面に取り付けられたフレーム枠7の左フレーム7cにビス22により取り付けられている。
これらの浴室内壁側ジョイナー20および洗面室内壁側ジョイナー21は金属製とすることができ、折り曲げ加工により一体的に作製することができる。
浴室内壁側ジョイナー20および洗面室内壁側ジョイナー21は、浴室1と洗面室2の境界部に形成された壁間隙部19において、浴室内壁側ジョイント片20aおよび洗面室内壁側ジョイント片21aを互いに重合させ、ビス23により固定され、間仕切り壁固定部24を形成する。間仕切り壁固定部24には、図1−3に示した間仕切り壁4が取り付けられるため、浴室内壁側ジョイント片20aおよび洗面室内壁側ジョイント片21aの固定に用いるビス23は、頭部が突出しない皿頭形状のビスを用いるのが好ましい。
また、図1図中の円Y内に示した部分では、浴室1の内壁W1の下段の壁パネル3aと洗面室2の内壁の下段を形成する壁パネル3aが直交するが、この部分でも間仕切り壁4の取り付けのために間仕切り壁固定部24を形成することができる。
すなわち、図11に拡大して示したように、浴室1の内壁W1の下段の壁パネル3aの内の洗面室2の内壁と隣り合う壁パネル3a3と洗面室2の内壁を形成する壁パネル3aの内の浴室1の内壁に隣り合う下段の壁パネル3a4とを、壁パネル3a3の化粧板6の表面と壁パネル3a4の側端面とを同一平面上に配置されるように離間配置し、浴室1と洗面室2の境界部に壁間隙部19を形成する。
さらに、壁パネル3a3の側端部に浴室内壁側ジョイナー20が配設され、壁パネル3a4の側端部に洗面室内壁側ジョイナー21が配設される。浴室内壁側ジョイナー20は洗面室2側に向かって延びる浴室内壁側ジョイント片20aを有し、洗面室内壁側ジョイナー21は浴室1側に向かって延びる洗面室内壁側ジョイント片21aを有している。これらの浴室内壁側ジョイント片20aおよび洗面室内壁側ジョイント片21aは、ともに、同一平面上に配置されている。また、浴室内壁側ジョイナー20および洗面室内壁側ジョイナー21の壁パネル3a3、3a4への取付部20b、21bは、ともに、壁パネル3a3、3a3の側端部における外側面9および裏面に沿って断面L字状に折れ曲がり、外側面9および裏面に当接し、壁パネル3a3、3a3の側端部においてビス22によって固定されている。具体的には、浴室内壁側ジョイナー20の取付部20bは、壁パネル3a3の化粧板6の裏面に配設されたフレーム枠7の左フレーム7cにビス22により固定されている。また、洗面室内壁側ジョイナー21の取付部21bは、壁パネル3a2の化粧板6の裏面に配設されたフレーム枠7の左フレーム7cにビス22により取り付けられている。
そして、浴室内壁側ジョイナー20および洗面室内壁側ジョイナー21は、浴室1と洗面室2の境界部に形成された壁間隙部19において、浴室内壁側ジョイント片20aおよび洗面室内壁側ジョイント片21aを互いに重合させ、ビス23により固定され、間仕切り壁固定部24が形成されている。
このようにして間仕切り壁固定部24を形成した後には、浴室1および洗面室2において中段の壁パネル3bの建て込みが行われる。施工された下段の壁パネル3aは、図12に示したように、コ字状に連結されており、建て込み状態が安定しているので、中段の壁パネル3bの施工が容易となる。なお、以下では便宜的に浴室1の内壁W1、W2、W3の施工について説明するが、洗面室2においても壁パネル3bの施工は同様に行うことができる。
中段の壁パネル3bを建て込む際には、壁パネル3bの縦幅に略等しい長さを有するジョイント材11Aが、下端部の接続部11cを、下段の壁パネル3aが結合されたジョイント材11の直交する2つの結合面部11a、11bの内側に、図8に示したように差し込み、ジョイント材11の上に接続される。
ジョイント材11Aとジョイント材11の接続は、壁パネル3bの建て込み、すなわち、壁パネル3bの壁パネル3aの上への積み重ねおよび壁パネル3bのジョイント材11Aへの結合と同時に行われる。
まず、内壁W1と内壁W2の間のコーナー部に立設されたジョイント材11にジョイント材11Aを、接続部11cをジョイント材11の上端部に部分的に挿入して仮接続しておく。次いで、壁パネル3aの上端に下端を重合させて壁パネル3bを壁パネル3aの上に配置した後、壁パネル3bを壁パネル3a上で横幅方向にスライドさせ、ジョイント材11Aの結合面部11aに接近させ、壁パネル3bのフレーム枠7の右フレーム7dの外側面9に形成されたジョイント孔10の長円孔部10cにジョイント材11Aの結合面部11aに突設されたダボ13を挿入し、緩く嵌合させて仮嵌合状態にする。そして、ジョイント材11Aをその上端面においてプラスチックハンマー18を用いて下方に叩き込む。接続部11cがジョイント材11の上端部に完全に差し込まれ、ジョイント材11Aがジョイント材11の上に本接続される。ジョイント材11Aの接続部11cは、図6に示したような、ストッパーを兼ねるジョイント材11の結合面部11a、11bの端縁部12によってジョイント材11の上端部に確実に差し込まれる。このジョイント材11Aの本接続と同時に、ジョイント材11Aの結合面部11aに突設されたダボ13が壁パネル3bのフレーム枠7の右フレーム7dの外側面9に形成されたジョイント孔10の縦孔部10dに嵌まり込み、壁パネル5bとジョイント材11Aが結合され、壁パネル3bが壁パネル3aの上に積み上げられて建て込まれる。以下同様にして内壁W2、W3側の壁パネル3bの建て込みを行う。
このように、壁パネル3bは、ジョイント材11Aをジョイント材11に接続しながら建て込まれ、壁パネル3aに積み上げることができるので、壁パネル3bの施工は容易であり、コーナー部において高い剛性を得ることができる。
なお、壁パネル3bを積み上げる際に壁パネル3bが壁パネル3aに安定して積み上げられるように、図13に示したように、下段の壁パネル3aのフレーム枠7の上フレーム7aに帯板25が設けられ、中段の壁パネル3bのフレーム枠7の下フレーム7bに挟持片26が設けられている。
帯板25は、壁パネル3aの横幅に略等しい横幅を有する横長形状の金属製の部材であり、上フレーム3aの全長にわたって設けられている。帯板25は、上フレーム3aの裏面に当接し、ビス27などの固着具により固定されている。帯板25の上端部は壁パネル3aの上端から上方に突出し、上端縁は、中段の壁パネル3bが下段の壁パネル3aに積み上げられたときに壁パネル3bの下フレーム7bの上端面の若干下方に配置される。帯板25の下端部は略直角に折り曲げられ、壁パネル3aの裏面後方に向かう延設部25aが形成されている。延設部25aは帯板25の強度を高めている。
挟持片26は金属製の部材であり、壁パネル3bの横幅方向に一定の間隔で複数配設されている。挟持片26は、取付部26aと、取付部26aの一端から略垂直に折れ曲がり、壁パネル3bの下端付近に延びる挟持部26bとを有している。挟持部26bは、略中央部において壁パネル3bの裏面後方に向かって斜めに折れ曲がっている。挟持片26は、取付部26aを壁パネル3bの下フレーム7bの上端面に当接し、重ね合わせ、ダボ28によって固定されている。固定状態では、挟持片26の挟持部26bは、帯板25の略厚み分下フレーム7bの裏面から離れて配置される。
壁パネル3bを壁パネル3aに積み上げる際には、帯板25の上端部を壁パネル3bの下フレーム7bと下フレーム7bに固定された挟持片26の間に差し込む。挟持片26の挟持部26bは、略中央部において壁パネル3bの裏面後方に向かって斜めに折れ曲がっているので、帯板25の差し込みは容易であり、挟持部26bの弾性は壁パネル3bの厚み方向に作用するため、挟持部26bは帯板25を下フレーム7bとの間に挟持する。したがって、壁パネル3bは壁パネル3aの上に安定して配置され、建て込みの際には、壁パネル3bを壁パネル3aの上で横方向にスライドさせてジョイント材11Aに接近させることができ、壁パネル3bの施工がより容易となっている。また、挟持片26が帯板25を挟持することによって、帯板25が壁パネル3a、3bの補強材として機能し、面強度が高まる。
このような帯板25および挟持片26は、帯板25については下側の壁パネルの上端部に、挟持片26については上側の壁パネルの下端部に配設することができる。つまり、中段の壁パネル3bには、フレーム枠7の上フレーム7aに帯板25が上記と同様に取り付けられ、中段の壁パネル3bの上に積み上げられる図4に示した上段の壁パネル3cには、フレーム枠7の下フレーム7bに挟持片26が上記のように取り付けられる。
なお、図10および図11に示した間仕切り壁固定部24は、壁パネル3a、3b、3cの各段毎に行われる。一方、間仕切り壁4に要求される取付強度によっては、浴室内壁側ジョイナー20および洗面室内壁側ジョイナー21はすべての段の壁パネル3a、3b、3cに取り付ける必要はなく、部分的な省略が可能でもある。図1−3に示した間仕切り壁4は、そのようにして形成された間仕切り壁固定部24に、図10および図11に示したように、たとえば枠固定ビス29などの固着具によって取り付けられ、浴室1と洗面室2を間仕切る。
間仕切り壁固定部24は、浴室内壁を形成する壁パネル3a,3b,3cの内の洗面室2の内壁に隣り合う壁パネルの側端部に配設された浴室内壁側ジョイナー20の洗面室側に向かって延びる浴室内壁側ジョイント片20aと、洗面室内壁を形成する壁パネル3a、3b、3cの内の浴室1の内壁に隣り合う壁パネルの側端部に配設された洗面室内壁側ジョイナー21の浴室側に向かって延びる洗面室内壁側ジョイント片21aを、浴室1と洗面室2の境界部に形成された壁間隙部19において互いに重合させて固定することにより形成され、このようにして形成される間仕切り壁固定部24に間仕切り壁4を取り付けることができるので、浴室1と洗面室2の間に間仕切り壁4を簡便に取り付けることができ、間仕切り壁4の施工が容易であり、部材数が少なく、間仕切り壁4の取り付けを低コストで行うことができる。
また、間仕切り壁固定部24の形成は壁パネル3a、3b、3cの一段毎に行われるので、浴室内壁側ジョイナー20および洗面室内壁側ジョイナー21の取り付け忘れがなく、壁パネル3a、3b、3cの積み重ねにより間仕切り壁固定部24は床Fから天井Cまでの高さ方向に強度の高いものとなり、間仕切り壁4の取付強度を十分高くすることができる。
前記の通り、間仕切り壁4に要求される取付強度によっては、浴室内壁側ジョイナー20および洗面室内壁側ジョイナー21はすべての段の壁パネルに取り付ける必要はなく、部分的な省略が可能であり、間仕切り壁4の施工がより容易となり、より低コスト化が図れる。
さらに、浴室内壁側ジョイナー20および洗面室内壁側ジョイナー21は、壁パネル3a、3b、3cの化粧板6の裏面に取り付けられたフレーム枠7の側端部に配設されるので、万一壁パネル3a、3b、3cの化粧板6が破損したり、傷が生じたりするなどにより交換が必要となったときには、間仕切り壁4にまったく手を加えることなく、化粧板6のみを交換することができる。
そして、横長形状の壁パネル3a、3b、3cを用いて浴室1と浴室1に隣接する洗面室2の内壁を統合して形成することができるので、浴室1と洗面室2を統合して設計することができ、設計の手間が省け、また、浴室1と洗面室2の施工の取り合いが簡略化される。浴室1の施工と洗面室2の施工は連続的に行うことができ、作業効率が高い。形成される内壁は、図2に示したように浴室1から洗面室2まで統一感のあるものとなり、浴室1と洗面室2が連続する部屋として形成される。しかも、浴室1と洗面室2の間に間仕切り壁4が取り付けられるが、間仕切り壁4は、透明なガラス板5bが嵌め込まれたドアユニット5が取り付けられているため、浴室1と洗面室2の統一感はより高まり、外観が非常に優れたものとなる。
1 浴室
2 洗面室
3a、3b、3c、3a1、3a2、3a3、3a4 壁パネル
4 間仕切り壁
7 フレーム枠
19 壁間隙部
20 浴室内壁側ジョイナー
20a 浴室内壁側ジョイント片
21 洗面室内壁側ジョイナー
21a 洗面室内壁側ジョイント片
24 間仕切り壁固定部
2 洗面室
3a、3b、3c、3a1、3a2、3a3、3a4 壁パネル
4 間仕切り壁
7 フレーム枠
19 壁間隙部
20 浴室内壁側ジョイナー
20a 浴室内壁側ジョイント片
21 洗面室内壁側ジョイナー
21a 洗面室内壁側ジョイント片
24 間仕切り壁固定部
Claims (3)
- 横長形状の壁パネルが床から天井に向かって複数段積み上げられ、浴室と浴室に隣接する洗面室が連続する部屋として内壁が形成された浴室と洗面室の壁構造における浴室と洗面室の間仕切り構造であって、浴室と洗面室の境界部に壁間隙部が形成され、浴室内壁を形成する壁パネルの内の洗面室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に浴室内壁側ジョイナーが配設され、浴室内壁側ジョイナーは洗面室側に向かって延びる浴室内壁側ジョイント片を有し、洗面室内壁を形成する壁パネルの内の浴室内壁を形成する壁パネルに隣り合う壁パネルの側端部に洗面室内壁側ジョイナーが配設され、洗面室内壁側ジョイナーは浴室側に向かって延びる洗面室内壁側ジョイント片を有し、壁間隙部において浴室内壁側ジョイナーの浴室内壁側ジョイント片と洗面室内壁側ジョイナーの洗面室内壁側ジョイント片を互いに重合させて固定し、間仕切り壁固定部が形成され、間仕切り壁固定部に間仕切り壁が取り付けられたことを特徴とする浴室と洗面室の間仕切り構造。
- 間仕切り壁固定部の形成が壁パネルの一段毎に行なわれ、壁パネルが積み重ねられることを特徴とする請求項1に記載の浴室と洗面室の間仕切り構造。
- 浴室内壁側ジョイナーおよび洗面室内壁側ジョイナーは、壁パネルの化粧板の裏面に取り付けられたフレーム枠の側端部に配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の浴室と洗面室の間仕切り構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007015913A JP2008180042A (ja) | 2007-01-26 | 2007-01-26 | 浴室と洗面室の間仕切り構造 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020084635A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 開口枠 |
-
2007
- 2007-01-26 JP JP2007015913A patent/JP2008180042A/ja active Pending
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WO2020110588A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 開口枠 |
JP7117530B2 (ja) | 2018-11-28 | 2022-08-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 開口枠 |
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