JP5377929B2 - 浴室ユニットにおける浴室壁の壁パネルおよび浴室ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、浴室ユニットにおける浴室壁を構成するための壁パネルおよびこの壁パネルを有する浴室ユニットに関する。
特許文献1(実開昭57−181814号公報)には、浴室ユニットに使用される壁パネルが記載されている。この壁パネルは、タイル下地材にタイルが配設され、タイル下地材の両側に補強用の縦桟が取付けられている。
隣接する一対の壁パネル同士を連結するときには、各壁パネルの縦桟を突き合わせ、背面側から両縦桟に渡って連結枠を被せ、これにより、壁パネル同士を接合するようになっている。
実開昭57−181814号公報
特許文献1に記載の壁パネルは、補強用の縦桟は縦方向両側のみに取付けられており、壁パネル全体はボックス構造にはなっていない。その結果、壁パネル全体の強度が低くなりがちであり、適正な剛性を確保するのが困難で変形しやすかった。また、壁パネル同士を接合するための連結枠は、この壁パネル固有の特殊な構造のものを準備する必要があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、必要最小限で適正な剛性を確保しつつ簡素な構成にするとともに、壁パネル同士を接合する接合部材を特殊な構造にする必要のない、浴室ユニットにおける浴室壁の壁パネルおよび浴室ユニットを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明にかかる浴室ユニットにおける浴室壁の壁パネルは、複数の壁パネル同士を接合部材で接合することにより浴室ユニットの浴室壁を構成する前記壁パネルであって、平板状の表面部が前記浴室壁を構成し、この表面部の全周端縁部を後方向に直角に折曲して側面部が形成された表面鋼板と、この表面鋼板の前記表面部と前記側面部との内方隅部に少なくとも配置された枠部材と、前記表面鋼板の前記表面部と平行に配置された平板状の裏面部と、この裏面部の4辺を前方向または後方向に直角に折曲した折曲部とを少なくとも有する裏面鋼板と、前記表面鋼板と前記裏面鋼板との間のスペースに収納されるとともにこの表面鋼板とこの裏面鋼板に直接接触して挟持される矩形状の板部材とを備え、この板部材を内部に収納したほぼボックス構造を全体的になしている。
前記枠部材は、発泡ポリスチレン,合板または金属製フレームにより形成されているのが好ましい。また、前記枠部材は、前記発泡ポリスチレンにより形成された第1の枠と、前記合板により形成された第2の枠とを組合わせて構成されているのが好ましい
発明にかかる浴室ユニットは、前記壁パネルにより構成された浴室壁を有している。
本発明にかかる浴室ユニットにおける浴室壁の壁パネルおよび浴室ユニットは、上述のように構成したので、必要最小限で適正な剛性を確保しつつ簡素な構成にするとともに、壁パネル同士を接合する接合部材を特殊な構造にする必要はない。
下記の実施例にかかる壁パネルは、複数の壁パネル同士を接合部材で接合することにより、浴室ユニットの浴室壁を構成している。壁パネルは、平板状の表面部が浴室壁を構成し、この表面部の全周端縁部を後方向に直角に折曲して側面部が形成された表面鋼板と、この表面鋼板の表面部と側面部との内方隅部に少なくとも配置された枠部材と、表面鋼板の表面部と平行に配置された平板状の裏面部を少なくとも有する裏面鋼板と、表面鋼板と裏面鋼板との間のスペースに収納されるとともに表面鋼板と裏面鋼板に直接接触して挟持される矩形状の板部材とを備え、この板部材を内部に収納したほぼボックス構造を全体的になしている。
このように、壁パネルの内方のスペースに板部材を収納して壁パネル全体をほぼボックス構造にすることにより、必要最小限で適正な剛性を確保しつつ簡素な構成にするとともに、壁パネル同士を接合する接合部材を特殊な構造にしなくても、本発明の壁パネル以外の壁パネルに使用される接合部材をそのまま使用するという目的を実現している。
下記の実施例における浴室ユニットは、一戸建て住宅,集合住宅,ホテル等に設置される。
本発明の壁パネルは、上述の構成部材を有する基本的な構成をなしているが、枠部材,裏面鋼板などの構成は上述の基本的な構成を有していることを前提としており、下記の実施例では、そのうちのいくつかの実施態様を例示している。
以下、本発明にかかる実施例を図1ないし図11を参照して説明する。
図1は、浴室ユニットの内部を示す部分斜視図、図2は、浴室壁の組立て状態を示す部分斜視図、図3は、浴室壁の組立て状態を示す部分拡大斜視図である。
図4ないし図11は壁パネルの各種実施例を示す図で、図4(A),(B)は、それぞれ一実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。図5(A),(B)は、それぞれ他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。
図6(A),(B)は、それぞれさらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。図7(A),(B)は、それぞれさらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。図8(A),(B)は、それぞれさらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。図9(A),(B)は、それぞれさらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。
図10は、さらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図である。図11は、さらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図である。
図1ないし図3に示すように、浴室ユニット1は、床面を形成する防水パン2と、防水パン2の外周部に立設された浴室壁3と、浴室壁の3の上部を覆って取付けられた図示しない天井(すなわち、天井パネル)とを有している。
浴室ユニット1の内部には、浴槽4,洗い場5,浴室用品6,シャワー設備7などが設けられている。浴室壁3は、複数の壁パネル10(または、壁パネル10a〜10gのいずれかの壁パネル。以下同じ。)同士を接合部材11で接合することにより構成されている。
壁パネル10,10a〜10g同士を接合する接合部材は各種構成のものが市販されているが、本実施例では、図2,図3に示す接合部材11により壁パネル10,10a〜10g同士を接合して浴室壁3を組立てるようにしている。
接合部材11は、隣接する壁パネルの互いに接合する端面に複数配置されて、壁パネル同士を離れないようにしっかりと接合する。
接合部材11は、隣接する壁パネルの互いに接合する端面の一方には樹脂製の雌ジョイント12をねじ14により固定し、壁パネルの他方の端面には樹脂製の雄ジョイント13をねじ15により固定している。
雌ジョイント12には嵌合孔16が形成され、雄ジョイント13には突出片17が突出形成されている。突出片17を矢印Bに示すように移動させることにより、突出片17が嵌合孔16に挿入されて、雄ジョイント13が雌ジョイント12に係合するとともに離脱しないように拘束されるようになっている。
したがって、矢印Bに示すように、雄ジョイント13を雌ジョイント12に係合させてこれらジョイント12,13を嵌め合わせれば、壁パネル10,10a〜10g同士が接合される。
次に、壁パネル10,10a〜10gについて説明する。
図4ないし図11に示す壁パネル10,10a〜10gはそれぞれ、平板状の表面部30が浴室壁3を構成し、表面部30の全周端縁部を後方向に直角に折曲して側面部31が形成された表面鋼板32と、表面鋼板32の表面部30と側面部31との内方隅部33に少なくとも配置された枠部材34(または、枠部材34a,34f,34g。以下同じ)と、表面鋼板32の表面部30と平行に配置された平板状の裏面部35を少なくとも有する裏面鋼板36(または、裏面鋼板36b,36d。以下同じ)と、表面鋼板32と裏面鋼板36(または、裏面鋼板36b,36d。以下同じ)との間のスペースSに収納されるとともにこの表面鋼板32とこの裏面鋼板36,36b,36dに直接接触して挟持される矩形状の板部材37とを備え、この板部材37を内部に収納したほぼボックス構造を全体的になしている。
これにより、壁パネル10,10a〜10gは、必要最小限で適正な剛性を確保しつつ簡素な構成にするとともに、壁パネル同士を接合する接合部材11を特殊な構造にする必要がなくなる。
図4ないし図11に示す枠部材34,34a,34f,34gは、発泡ポリスチレン,合板または金属製フレームにより形成されている。
枠部材34,34a,34f,34gを、表面鋼板32の少なくとも内方隅部33に配置することにより、この枠部材が補強材としての機能を発揮する。表面鋼板32の側面部31に接合部材11をねじ14,15などで固定するときに、枠部材34,34a,34f,34gが、所定の強度を持った心材となるので、接合部材11を側面部31にしっかりと固定することができる。また、枠部材34,34a,34f,34gを設けたので、矩形の壁パネル10,10a〜10gの形状の安定性を確保することができる。
表面鋼板32の側面部31には、接合部材11のねじ14,15などを通すための下孔があらかじめ形成されている。本発明の裏面鋼板は、平板状の裏面部35と、この裏面部35の左右一対の縦方向外周端縁部を前方向または後方向に直角に折曲した折曲部40,40bとを有している。
壁パネル10,10a〜10gを組み立てるときには、表面鋼板32の側面部31の下孔に、接合部材11のねじ14,15などを通し、ドリル式ねじ回しなどでねじ14,15を回せば、ねじ14,15は、枠部材34,34a,34f,34gに侵入した後、薄板からなる裏面鋼板の折曲部40,40bをねじ切ってねじ込まれる。
このように、裏面鋼板の縦方向の2辺を曲げて折曲部40,40bを形成したので、接合部材11のねじ14,15により、表面鋼板32と、枠部材34,34a,34f,34gと、裏面鋼板36,36b,36dとが締結されて、壁パネル10,10a〜10gの全体が一体化するとともに、接合部材11がしっかりと固定される。
また、裏面鋼板の縦方向の2辺を曲げることにより、この左右一対の縦方向の折曲部40,40bが補強材となって裏面鋼板が所定の強度を発揮するので、壁パネルの自重などによる荷重を、効果的に支持することができる。
図4ないし図7,図10,図11に示す裏面鋼板36,36bは、平板状の裏面部35と、裏面部35の左右一対の縦方向外周端縁部(縦方向の2辺)と上下一対の横方向外周端縁部(横方向の2辺)を前方向または後方向に直角に折曲した折曲部40,40bとを有している。
このように、裏面鋼板36,36bの4辺に折曲部40,40bを形成したので、裏面鋼板36,36b自体の強度をさらに向上させることができる。また、裏面鋼板36,36bの縦方向の2辺に折曲部40,40bが形成されているので、上述と同様に、接合部材11のねじ14,15をねじ込むことにより、表面鋼板32と、枠部材34,34a,34f,34gと、裏面鋼板36,36b,36dとが締結されて、壁パネル10,10a〜10gの全体が一体化するとともに、接合部材11がしっかりと固定される。
本発明の浴室ユニット1は、上述の各種実施例にかかる壁パネル10,10a〜10gにより構成された浴室壁3を有している。その結果、浴室壁3が必要最小限で適正な剛性を有するとともに簡素な構成にすることができる。
また、本発明以外の壁パネル同士を接合するのに使用される接合部材(たとえば、図2,図3に示す接合部材11)をそのまま流用して使用することができるので、特殊な構造を有する専用の接合部材を準備する必要はない。
次に、壁パネル10,10a〜10gの各構成について順次説明する。
壁パネル10,10a〜10gにおける表面鋼板32の表面部30は、浴室ユニット1の室内に露出するので仕上げ加工が行なわれて意匠性を確保している。側面部31は、表面部30の全周端縁部を後方向に直角に折曲して形成されている。
表面鋼板32は、全体が一体的に形成されて後方向のみが開いた防水構造をなしている。その結果、壁パネル10,10a〜10gは、浴室ユニット1内の水滴や湿気を浴室ユニット1の外部に対して遮断することができる。
壁パネル10,10a〜10gにおける板部材37は、厚みt=5.5mmの合板が使用されている。なお、板部材37の板厚は前記寸法以外であってもよく、また、木製または合成樹脂製の単板であってもよい。
図4(A),(B)に示す壁パネル10において、枠部材34は、発泡ポリスチレンを加工することにより、一対の縦部材と一対の横部材とを組み合わせて(または、接着剤により一体的に)形成されている。
裏面鋼板36は、裏面部35と、裏面部35の左右一対の縦方向外周端縁部と上下一対の横方向外周端縁部との両方(すなわち、4辺)を後方向に直角に折曲した折曲部40とを有して、全体が一体構造をなしている。こうして裏面鋼板36の4辺を曲げることにより、裏面鋼板36は所定の強度を発揮するので、壁パネル10は適正な剛性を確保することができる。
図5(A),(B)に示す壁パネル10aにおいて、枠部材34aは、厚みt1=5.5mmの合板により形成されている。枠部材34aを、合板製にすることにより発泡ポリスチレンと比べてその強度が向上する。
また、板部材37を形成するときに発生する端材を枠部材34aとして再利用することができるので、端材などの廃棄物を減らすことができ、環境にとっても良好である。
表面鋼板32,板部材37および裏面鋼板36は、図4(A),(B)に示す壁パネル10と同一であるので、壁パネル10aは、壁パネル10と同じ作用効果を奏する。
図6(A),(B)に示す壁パネル10bにおいて、裏面鋼板36bは、裏面部35と、裏面部35の左右一対の縦方向の外周端縁部と上下一対の横方向外周端縁部との両方(すなわち、4辺)を前方向に直角に折曲した折曲部40bとを有して、全体が一体構造をなしている。このように裏面鋼板36の4辺を曲げることにより、裏面鋼板36bは所定の強度を発揮するので、壁パネル10bは適正な剛性を確保することができる。
折曲部40bは、板部材37と枠部材34との間の隙間に挿入される。その結果、折曲部40bは外部から見えなくなるので、壁パネル10b自体の見栄えがよくなって意匠性に優れる。
表面鋼板32,枠部材34および板部材37は、図4(A),(B)に示す壁パネル10と同一であるので、壁パネル10bは、壁パネル10と同じ作用効果を奏する。
図7(A),(B)に示す壁パネル10cでは、枠部材34aを、図5(A),(B)に示す壁パネル10aの枠部材34aと同じように合板により形成している。これにより壁パネル10cは、壁パネル10aと同じ作用効果を奏する。
また、表面鋼板32,板部材37および裏面鋼板36bは、図6(A),(B)に示す壁パネル10bと同一なので、壁パネル10cは、壁パネル10bと同じ作用効果を奏する。
図8(A),(B)に示す壁パネル10dにおいて、裏面鋼板36dは、裏面部35のみにより構成された平板状をなしている。この裏面鋼板36dは、それ自体は強度的に低いが、必要最小限の強度を有している。この場合には、鋼板を切断すればこれを裏面鋼板36dとしてそのまま使用することができるので、鋼板を折曲する工程が不要になり、壁パネル10dの製造工程が簡素になる。
表面鋼板32,枠部材34および板部材37は、図4(A),(B)に示す壁パネル10と同一であるので、壁パネル10dは、壁パネル10と同じ作用効果を奏する。
図9(A),(B)に示す壁パネル10eでは、枠部材34aを、図5(A),(B)に示す壁パネル10aの枠部材34aと同じように合板により形成しているので、壁パネル10eは、壁パネル10aと同じ作用効果を奏する。
また、表面鋼板32,板部材37および裏面鋼板36dは、図8(A),(B)に示す壁パネル10dと同一であるので、壁パネル10eは、壁パネル10dと同じ作用効果を奏する。
図10に示す壁パネル10fでは、枠部材34fは金属製フレームにより形成されている。金属製フレームからなる枠部材34fは、鉄またはアルミニウムなど金属により、断面中空矩形の一対の縦部材と一対の横部材とを組み合わせて(または、溶接などにより一体的に)形成されている。これにより、枠部材34fの強度が向上するので、壁パネル10f全体の剛性が向上して変形しにくくなる。
表面鋼板32,板部材37および裏面鋼板36は、図4(A),(B)に示す壁パネル10と同一であるので、壁パネル10fは、壁パネル10と同じ作用効果を奏する。
図11に示す壁パネル10gにおいて、枠部材34gは、発泡ポリスチレンにより形成された第1の枠38と、合板により形成された第2の枠39とを組合わせて構成されている。
第2の枠39は、合板なので形成が容易なように切断面は矩形になっている。第1の枠38は、発泡ポリスチレン製で形成が容易なので、第2の枠39の二つの面に密着するように、断面L字形の異形になっている。
第1の枠38と第2の枠39とを組み合わせて枠部材34gを構成したので、枠部材34gは、その部品点数は増えるが全体の強度が向上して壁パネル10g全体の剛性を高くすることができる。
また、合板製の第2の枠39は耐湿性と意匠性に劣るが、この第2の枠39の二面を発泡ポリスチレン製の第1の枠38でカバーしているので、枠部材34gの耐湿性と意匠性を向上させることができる。すなわち、合板製の第2の枠39の耐湿性,意匠性の弱点を、発泡ポリスチレン製の第1の枠38が補ってこれらの弱点を解消している。
表面鋼板32,板部材37および裏面鋼板36は、図4(A),(B)に示す壁パネル10と同一であるので、壁パネル10gは、壁パネル10と同じ作用効果を奏する。
なお、上述の壁パネル10,10a,10b,10c,10f,10gにおいて、裏面鋼板36b,36に要求される強度が若干低くてもよい場合には、裏面部35の上下一対の横方向外周端縁部のところで切断して、上下一対の横方向外周端縁部には折曲部を設けず、左右一対の縦方向外周端縁部のみ(すなわち、2辺)を前方向(または、後方向)に折曲して、左右の折曲部40b,40のみを設けた場合であってもよい。
このように、裏面鋼板36b,36の2辺のみを曲げる場合でも、左右の折曲部40b,40が補強材となって裏面鋼板36b,36が所定の強度を発揮するので、壁パネル10,10a,10b,10c,10f,10gの自重などによる荷重を、効果的に支持することができる。
本発明の壁パネル10,10a〜10gは、パネルとしての機能を発揮するための必要最小限の部材からなる簡素な構成でありながら、適正な剛性を確保することができ、また、他の種類の壁パネルで使用している接合部材をそのまま流用して、本発明の壁パネル同士を接合することができ、接合部材の準備が容易である。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形,付加などが可能である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
本発明は、一戸建て住宅,集合住宅,ホテルなど建物に設置される浴室ユニットに適用可能である。
図1ないし図11は本発明の実施例を示す図で、図1は、浴室ユニットの内部を示す部分斜視図である。 浴室壁の組立て状態を示す部分斜視図である。 浴室壁の組立て状態を示す部分拡大斜視図である。 図4ないし図11は壁パネルの各種実施例を示す図で、図4(A),(B)は、それぞれ一実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。 図5(A),(B)は、それぞれ他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。 図6(A),(B)は、それぞれさらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。 図7(A),(B)は、それぞれさらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。 図8(A),(B)は、それぞれさらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。 図9(A),(B)は、それぞれさらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図,側面断面図である。 さらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図である。 さらに他の実施例にかかる壁パネルの平面断面図である。
符号の説明
1 浴室ユニット
3 浴室壁
10,10a〜10g 壁パネル
11 接合部材
30 表面部
31 側面部
32 表面鋼板
33 内方隅部
34,34a,34f,34g 枠部材
35 裏面部
36,36b,36d 裏面鋼板
37 板部材
38 第1の枠
39 第2の枠
40,40b 折曲部
S スペース

Claims (4)

  1. 複数の壁パネル同士を接合部材で接合することにより浴室ユニットの浴室壁を構成する前記壁パネルであって、
    平板状の表面部が前記浴室壁を構成し、この表面部の全周端縁部を後方向に直角に折曲して側面部が形成された表面鋼板と、
    この表面鋼板の前記表面部と前記側面部との内方隅部に少なくとも配置された枠部材と、
    前記表面鋼板の前記表面部と平行に配置された平板状の裏面部と、この裏面部の4辺を前方向または後方向に直角に折曲した折曲部とを少なくとも有する裏面鋼板と、
    前記表面鋼板と前記裏面鋼板との間のスペースに収納されるとともにこの表面鋼板とこの裏面鋼板に直接接触して挟持される矩形状の板部材とを備え、
    この板部材を内部に収納したほぼボックス構造を全体的になしていることを特徴とする浴室ユニットにおける浴室壁の壁パネル。
  2. 請求項1に記載の浴室ユニットにおける浴室壁の壁パネルであって、
    前記枠部材は、発泡ポリスチレン,合板または金属製フレームにより形成されていることを特徴とする浴室ユニットにおける浴室壁の壁パネル。
  3. 請求項2に記載の浴室ユニットにおける浴室壁の壁パネルであって、
    前記枠部材は、前記発泡ポリスチレンにより形成された第1の枠と、前記合板により形成された第2の枠とを組合わせて構成されていることを特徴とする浴室ユニットにおける浴室壁の壁パネル。
  4. 請求項1ないしのいずれかの項に記載された壁パネルにより構成された浴室壁を有することを特徴とする浴室ユニット。
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