JPH11293831A - 構築物躯体壁面へのパネル取付け構造 - Google Patents

構築物躯体壁面へのパネル取付け構造

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JPH11293831A
JPH11293831A JP10095057A JP9505798A JPH11293831A JP H11293831 A JPH11293831 A JP H11293831A JP 10095057 A JP10095057 A JP 10095057A JP 9505798 A JP9505798 A JP 9505798A JP H11293831 A JPH11293831 A JP H11293831A
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JP
Japan
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panel
mounting
building
wall
frame
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Application number
JP10095057A
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English (en)
Inventor
Shigeo Akita
重雄 秋田
Toshiaki Oshima
俊明 大島
Takamasa Sekiguchi
高正 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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    • E04BUILDING
    • E04FFINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
    • E04F13/00Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings
    • E04F13/07Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor
    • E04F13/08Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements
    • E04F13/0801Separate fastening elements
    • E04F13/0803Separate fastening elements with load-supporting elongated furring elements between wall and covering elements
    • E04F13/0805Separate fastening elements with load-supporting elongated furring elements between wall and covering elements with additional fastening elements between furring elements and the wall
    • E04F13/0808Separate fastening elements with load-supporting elongated furring elements between wall and covering elements with additional fastening elements between furring elements and the wall adjustable in several directions one of which is perpendicular to the wall
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B2/00Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls
    • E04B2/88Curtain walls
    • E04B2/90Curtain walls comprising panels directly attached to the structure

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  • Architecture (AREA)
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  • Structural Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】新しいパネルと容易に交換することができる構
築物躯体壁面へのパネル取付け構造を提供する。 【解決手段】パネル40に2つの補強形材45を設け、
複数のパネルが構築物の躯体壁面に上下方向に配列され
て設置される時、パネル間の目地部にほぼ対応する躯体
壁面に、横方向に間隔をあけて複数の取付けブラケット
21を取り付け、この取付けブラケットには、上下方向
に隣接する2つのパネルにおける上方のパネルの下端の
動きを規制する受けプレート26と、下方のパネルの上
端を支持する調整プレート29がそれぞれ取り付けら
れ、上方のパネルの下端は、下部補強材から垂下するピ
ン35の下端を受けプレートに形成された穴26bに挿
通して前後の動きが規制され、また下方のパネルの上端
は、上部補強形材45と調整プレート29とをボルト3
3aで着脱可能に締結することで固定されることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構築物躯体壁面への
パネル取付け構造に関し、更に詳細には例えば建築物の
躯体壁面に内装壁又は外装壁となる複数の例えば形材枠
一体パネルを取り付ける取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビル等の建築物における外壁は、
質量、耐候性、施工性などの観点から工場等で予め製作
した形材枠一体パネルを取り付けて構成する例が多くな
っている。これは、例えば特開平7−102734号公
報に開示されているような極めて優秀な形材枠一体パネ
ルが提供されているためである。この形材枠一体パネル
は、その後更に改良され、その結果特に、耐候性、施工
性及び美観などの観点から建築物の外壁材として各方面
から高い評価が与えられている。
【0003】この形材枠一体パネルの構成を簡単に説明
すると、当該形材枠一体パネルは図12に符号1で示さ
れるように、非金属材料からなる基板2の両面に金属シ
ート3を積層して方形平板状に形成されたパネル本体4
と、このパネル本体4の周縁に組み付けられてパネル本
体4の周縁を保護し且つ木口を覆う形材枠5を組み付け
て構成されている。
【0004】この形材枠5は、パネル本体4の裏面に接
合して固定される支持部5aと、パネル本体4の周縁を
包持する包持枠部5bと、前述の支持部5aからほぼ垂
直に立ち上がった構築物への取付け脚部5cと、この取
付け脚部5cの先端部をパネル本体4の外方に屈曲して
形成された取り付け用のフランジ部5dとから構成され
ている。そして、この形材枠5は、支持部5aと包持枠
部5bの枠縁との間にパネル本体4の周縁を挟み込んだ
状態でパネル本体に組み付けられる。
【0005】このような構成の形材枠一体パネル1は、
通常、次のようにして構築物の躯体壁面に取り付けられ
る。すなわち、構築物の躯体壁面には図12に示される
ように形材枠一体パネル1を取り付けるためのアングル
材6が予め格子状に設置され、この格子の1区画に対し
て1枚の形材枠一体パネル1が配置される。
【0006】その際、隣接して配置される2つの形材枠
一体パネル1の相対向する形材枠5における両フランジ
部5dを1つのアングル材6の表面6aに密着させ、こ
れをそれぞれビス7等で固着している。そして、隣接す
る形材枠一体パネル1の間隔部は目地部となり、この目
地部には、止水対策及び外観向上の対策としてバックア
ップ材8及びその上に防水シーリング材9が配置され
る。時には、図12に示されるように防水シーリング材
9の上に更に目地用ガスケット10を配置することもあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、形材枠
一体パネルを構築物の躯体壁面に取り付ける従来の取付
け方では、アングル材6を構築物の躯体壁面に格子状に
予め設置し、このアングル材6に、形材枠5における支
持部5aからほぼ垂直に立ち上がった取付け脚部5cの
フランジ部5dをビス7で取り付ける構成であったた
め、形材枠一体パネル1を構築物の躯体壁面に取付ける
際の準備作業即ち多数のアングル材6を躯体壁面に設置
する等の作業が多く、時間と労力が掛かり過ぎるという
問題があった。
【0008】また、このような問題を解決して、形材枠
一体パネルを構築物躯体壁面に取付ける際の準備作業を
容易にする取付け構造を種々考えてみたが、今度は構築
物躯体壁面に取り付けられた多数の形材枠一体パネルを
部分的にリフォームのために交換し得る構造とすること
が非常に難しく、両者の要求を満たすことが困難であっ
た。
【0009】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、例えば建築物の躯体壁面
に外装壁又は内装壁となる複数のパネルを取り付ける際
の準備作業を容易にすると共に、当該パネルの据え付け
後にどの位置のパネルでも部分的に取り外して新しいパ
ネルと容易に交換することができる構築物躯体壁面への
パネル取付け構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は構築物躯体壁面
へのパネル取付け構造であり、前述した技術的課題を解
決するため以下のような構成とされている。すなわち、
本発明は、構築物の躯体に取り付けて壁面を形成するパ
ネルを構築物の躯体壁面に取り付ける取付け構造におい
て、パネルが構築物の前記躯体壁面に取り付けられる
時、この躯体壁面に対面する裏面の少なくとも上部及び
下部に設けられた2つの補強形材と、複数のパネルが構
築物の躯体壁面に上下方向に配列されて設置される時、
パネル間の目地部にほぼ対応する躯体壁面に、横方向に
間隔をあけて取り付けられた複数の取付けブラケット
と、この取付けブラケットに支持され且つ上下方向に隣
接する2つのパネルにおける上方の前記パネルの下端の
動きを規制する受けプレートと、取付けブラケットに支
持され且つ下方のパネルの上端を支持する調整プレート
とを備え、上方のパネルの下端は、下部補強材から垂下
するピンの下端を受けプレートに形成された穴に挿通し
てその動きが規制され、また下方のパネルの上端は、上
部補強形材と調整プレートとを着脱可能に締結すること
で固定されていることを特徴とする。
【0011】<本発明における具体的構成>本発明の構
築物躯体壁面へのパネル取付け構造は、前述した必須の
構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のよ
うな場合であっても成立する。その具体的構成要素と
は、前記取付けブラケットに支持された調整プレート
が、構築物躯体壁面に沿って移動可能に取り付けられて
いることを特徴とする。
【0012】また、本発明における構築物躯体壁面への
パネル取付け構造では、前記取付けブラケットに支持さ
れた前記受けプレートが、前記取付けブラケットに対し
て移動可能に取り付けられていることを特徴とする。更
に、本発明における構築物躯体壁面へのパネル取付け構
造では、調整プレートを支持している取付けブラケット
の支持部がパネル間の目地部に位置し、上部補強形材と
調整プレートとを着脱可能に締結している締結手段の締
結及び解除が目地部を介してパネルの外側から行えるこ
とを特徴とする。
【0013】更にまた、本発明における構築物躯体壁面
へのパネル取付け構造では、前記パネルが、積層複合材
からなるパネル本体と、このパネル本体の裏面に接合し
て固定される支持部及び前記パネル本体の周縁を包持す
る包持枠部からなり、前記パネル本体の各周囲縁部に取
り付けられて前記パネル本体を支持する複数の形材枠と
から構成されている形材枠一体パネルであることを特徴
とする。
【0014】ここで、形材枠一体パネルの「パネル本
体」としては、非金属材料からなる基板の両面に金属シ
ートを積層した複合板や金属、繊維材料等からなるハニ
カム構造物の両面に金属シートを積層した複合板を用い
ることができる。また、このパネル本体の周縁部を保護
する形材枠及び補強形材は、押し出し成形された金属製
の材料から構成されることが望ましく、特にアルミニウ
ム材から形成されることが好ましい。
【0015】本発明の構築物躯体壁面へのパネルの取り
付け構造によると、従来のように構築物の壁面にアング
ル材のような取り付け鋼材を設置し、形材枠の支持部か
ら垂直に立ち上げた脚部をアングル材に固定するのでは
なく、構築物躯体壁面に複数の断片的な取付けブラケッ
トをアンカーボルト等で固定し、これらの取付けブラケ
ットに、パネル裏面の上部及び下部に設けられた補強形
材を着脱可能に連結するようにしたものである。
【0016】その際、各取付けブラケットは、複数のパ
ネルが構築物の躯体壁面に上下方向に配列されて設置さ
れる時、パネル間の目地部にほぼ対応する躯体壁面に、
横方向に間隔をあけて取り付けられる。そして、各取付
けブラケットは、この取付けブラケットを境に上下方向
に隣接する2つのパネルにおける上方のパネルの下端
と、下方のパネルの上端とを連結支持する。
【0017】この時の上下方向に隣接する2つのパネル
の上下端を1つの取付けブラケットに連結支持する具体
的な方法としては、取付けブラケットが上部と下部にそ
れぞれ水平フランジ部を備え、各水平フランジ部の表面
に受けプレート及び調整プレートをそれぞれ移動可能に
取り付ける。そして、上方のパネルの下端は、下部補強
材から垂下するピンの下端を受けプレートに形成された
穴に挿通してその動きが規制され、下方の調整パネルの
上端は、上部補強形材と調整プレートとをボルトで着脱
可能に締結することで固定される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構築物躯体壁面へ
のパネル取付け構造を図に示される実施形態について更
に詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る構
築物躯体壁面への形材枠一体パネルの取付け構造(以
下、単に取付け構造と称する)20を示す断面図、図2
はこの実施形態の取付け構造によって構築物躯体壁面に
取り付けられる形材枠一体パネルを示す断面図である。
【0019】更に、図3はこの実施形態に係る構築物躯
体壁面への形材枠一体パネルの取付け構造によって取り
付けられる形材枠一体パネルの裏面構造を示す背面図、
図4〜図6はこの取付け構造を利用して形材枠一体パネ
ルを構築物躯体壁面に取り付ける手順を示す取付け工程
説明図、図7及び図8は本発明の取付け構造によって構
築物躯体壁面に取り付けられた形材枠一体パネルの適宜
の位置のものを取り外して交換する取付け工程を示す工
程説明図である。
【0020】この取付け構造20は、多数の形材枠一体
パネル40を含む。この形材枠一体パネル40は、図2
に示されるように非金属材料からなる基板41の両面に
金属シート42を積層して方形平板状に形成されたパネ
ル本体43と、このパネル本体43の周縁に組み付けら
れてパネル本体43の周縁を保護し且つ木口を覆う形材
枠44を組み付けて構成されている。
【0021】この形材枠44はアルミニウム材から形成
され、パネル本体43の裏面に接合して固定される支持
部44aと、パネル本体43の周縁を包持する包持枠部
44bとを一体に形成して構成されている。更に、この
形材枠44は、包持枠部44bとはほぼ反対方向に支持
部44aを越えて張り出した目地溝形成壁部44cを備
え、この目地溝形成壁部44cは、隣接して配置された
形材枠一体パネル40の形材枠44において、対向する
目地形成壁部と協働して目地溝部を区画形成している。
【0022】そして、この形材枠44は、支持部44a
と包持枠部44bの枠縁との間にパネル本体43の周縁
を挟み込んだ状態でパネル本体43に接着剤及びブライ
ンドリベット(図示せず)等を用いて固定される。この
ように形材枠44は、従来のように支持部44aからほ
ぼ垂直に立ち上がる比較的に長い取付け脚部がない。そ
のため、材料の高価な形材枠を比較的に小さく構成でき
るため、コストを低下させることができる。
【0023】また、形材枠一体パネル40の裏面には、
図3に示されるようにその周囲縁部に沿うように上下左
右の補強形材45がブラインドリベット(図示せず)に
より固着されている。そして、左右の補強形材45の間
には、更に平行に3つの補強形材45が同様な方法によ
り形材枠一体パネル40の裏面に固着されている。
【0024】図3から明らかなように、これらの補強形
材45の全体を平面的に見ると梯子状を呈している。各
補強形材45の接続部ではビス46などを用いて相互に
固定されている。このように梯子状に組まれた補強形材
45は形材枠一体パネル40の表面強度を高めるために
設けられるが、特に、形材枠一体パネル40を構築物躯
体壁面に設置した時に上部及び下部に位置する補強形材
45は当該構築物躯体壁面への取付けの際にもにも使用
される重要な要素となる。
【0025】これらの補強形材45は、アルミニウム材
から形成され、図1及び図2に明瞭に示されるようにそ
の断面形状はコ字型を呈し、形材枠一体パネル40の裏
面に密着する固着壁45aの両側端からほぼ直角に立ち
上がる側壁45b、45cの内面にはその長手方向に沿
って2本の補強リブ47が間隔をあけて形成されてい
る。そして、この補強形材45における側壁45b、4
5cの自由端(固着壁とは反対の側縁部)からはフラン
ジ45dが内側方向にほぼ直角に僅かに張り出してい
る。
【0026】このような補強形材45において、各側壁
45b、45cと固着壁45aとの交差部内側、及び各
側壁45b、45cと各フランジ45dとの交差部内側
にはビス螺合用の小さな溝部48が長手方向に形成され
ている。従って、各補強形材45を図3に示されるよう
に梯子状に組み立てて相互に固定する際のビス46はそ
の先端部をこの溝部48に差し込んで螺合固定する。
【0027】他方、構築物躯体の壁面には、図1に示さ
れるように、多数の形材枠一体パネル40が上下左右に
整列して取り付けられた時、上下の形材枠一体パネル4
0間の目地部にほぼ対応する位置に、横方向に間隔をあ
けて複数の取付けブラケット21がアンカーボルト22
によって取り付けられる。
【0028】この取付けブラケット21は、構築物躯体
壁面に密着する四角形の基板21aの上縁及び下縁から
それぞれ水平方向にフランジ部21b、21cを張り出
したコ字型の鋼材断片で形成されている。取付けブラケ
ット21の基板21aには、その中央部に縦方向に長い
スロット23が形成され、このスロット23にアンカー
ボルト22を相対的に挿通させるように取付けブラケッ
ト21を構築物躯体壁面にあてがい、アンカーボルト2
2に、必要ならば座金などを入れた上でナット24を螺
着して固定する。
【0029】取付けブラケット21の基板21aにスロ
ット23を形成する理由は、次の通りである。すなわ
ち、形材枠一体パネル40の取付け及び取り外しの関係
で、この取付けブラケット21の中心は、可能な限り上
下に整列する形材枠一体パネル40の目地部(横方向目
地部)の中心に一致することが必要となる。そのために
はアンカーボルト22をそのような所定の位置に正確に
打ち込む必要がある。
【0030】しかし、構築物躯体壁面にアンカーボルト
22を打ち込む時、躯体内部の鉄筋が邪魔をして所定位
置に打ち込めない場合があり、そのような時には少し上
下方向にずらして打ち込む。そのような場合でも取付け
ブラケット21はスロット23の長さ範囲内において上
下位置を調整できるため、取付けブラケット21はその
中心が横方向目地部の中心にほぼ一致するように構築物
躯体壁面に取り付けることができる。
【0031】この取付けブラケット21の上部フランジ
部21bには横方向に長い2つの長穴25が形成され、
そしてこの上面には当該上部フランジ部21bとほほ同
じ幅寸法の平板状の受けプレート26が配置される。こ
の受けプレート26の長さは、上部フランジ部21bの
それよりも長く、従って一方の端部を上部フランジ部2
1bの一端部に揃えると、他方の端部は上部フランジ部
21bの他端部から突出することになる。
【0032】受けプレート26には、これが上部フラン
ジ部21b上にそれぞれの一端部を揃えて配置される
時、上部フランジ部21bの長穴25に対応する位置で
あってこの長穴25と交差する方向即ち図1で見て前後
方向に長い長穴26aが形成され、且つ上部フランジ部
21bから突出した部分には横方向に長い長穴26bが
それぞれ形成されている。
【0033】そして、この受けプレート26は、上部フ
ランジ部21b上に配置された後、相互に交差する両者
の長穴25、26aにボルト27を挿通させ、下側から
ナットを螺合して締め付け固定される。また、取付けブ
ラケット21の下部フランジ部21cにも同様に横方向
に長い2つの長穴28が形成されている。そして、この
下部フランジ部21cの表面には、当該下部フランジ部
21cとほぼ同じ幅寸法の調整プレート29が乗せられ
て取り付けられる。
【0034】この調整プレート29の長さは下部フラン
ジ部21cのそれよりも長い。従ってこの調整プレート
29は、両端部を下部フランジ部21bから突出して取
り付けられる。調整プレート29には、これが下部フラ
ンジ部21cの下面に両端を突出させて取り付けられる
時、下部フランジ部21cの長穴28に対応する位置で
あってこの長穴28と交差する方向即ち図1で見て前後
方向に長い長穴30が形成され、且つ上部フランジ部2
1bから突出した両端側の部分には、一方にボルト螺合
穴31、また他方にはボルト挿通穴32が形成されてい
る。
【0035】調整プレート29が下部フランジ部21c
に取り付けられた時にその一端部から突出する一方の突
出部分に設けられたボルト螺合穴31は、調整プレート
29にあけた穴に整合するようにナットを溶接すること
で構成されている。そして、この調整プレート29は、
下部フランジ部21cの上面に配置された後、相互に交
差する両者の長穴28、30にボルト33aを下側から
挿通させ、上側からナット33bを螺合して締め付け固
定される。
【0036】このようにして取付けブラケット21の上
部フランジ部21b及び下部フランジ部21cの表面に
取り付けられる受けプレート26と調整プレート29
は、各フランジ部に形成された長穴25、28と受けプ
レート26及び調整プレート29に形成された長穴26
a、30により、それぞれのフランジ部の表面上を水平
面内全方向に移動可能となり、正確な位置決めに際して
微細な位置調整を行うことができる。
【0037】次に、本実施形態に係る取付け構造20に
よって前述した形材枠一体パネル40を構築物躯体壁面
に取り付ける手順について説明する。多数の形材枠一体
パネル40を構築物躯体壁面に整列して取り付ける際に
は、その取付け位置が予め詳細に設計され、その設計図
に基づいて上下に隣接する形材枠一体パネル40の間隔
部即ち横方向目地部の中心に対応する位置にアンカーボ
ルト22が所定の横方向間隔で打ち込まれる。
【0038】そして、各アンカーボルト22を用いてコ
字型の取付けブラケット21が構築物躯体壁面に固定さ
れ、同時に各取付けブラケット21の上部及び下部フラ
ンジ部21b、21cにそれぞれ受けプレート26及び
調整プレート29が前述したようにして固定される。他
方、形材枠一体パネル40には、図2に示されるように
パネル本体43の裏面に梯子状に取り付けられた補強形
材45、特に、形材枠一体パネル40を構築物躯体壁面
に設置した時に上部及び下部に位置する補強形材45に
は、取付け用のボルト34、35が各取付けブラケット
21に対応する数だけ取り付けられる。
【0039】上部の補強形材45に取り付けられる取付
けボルト34は、補強形材45の固着壁45aの両側端
からほぼ直角に立ち上がる側壁45b、45cを貫通す
るように取り付けられる。その時、下側の側壁45cに
開けられたボルト挿通穴は、内面に形成された平行な2
つの補強リブ47間の溝部に位置している。
【0040】更に、下側の側壁45cの内面には、補強
リブ47間に緊密に嵌合する回転止め体が、これに形成
されたボルト挿通穴を側壁45cのそれと整合させる位
置に配置されている。そして、取付けボルト34は、側
壁45cの下側からそのボルト挿通穴及び回転止め体の
ネジ穴に螺合され、次いで補強形材45内でナットを螺
合した後、上側の側壁45bに形成されているボルト挿
通穴を通って上方に貫通されている。この取付けボルト
34はこれに螺着されたナットを締め付けることにより
下側の側壁45cに強固に固定される。
【0041】他方、下部の補強形材45に取り付けられ
る取付けボルト35は、前述した取付けボルト34とは
その向きを逆にするだけで、まったく同様に固定され
る。すなわち、このボルト35は、上側の側壁45bに
開けられたボルト挿通穴を通り、その内面に形成された
平行な2つの補強リブ47間に緊密に嵌合する回転止め
体のネジ穴を通り、次いで補強形材45内でナットを螺
合した後、下側の側壁45cに形成されているボルト挿
通穴を通って下方に貫通されている。この取付けボルト
35はこれに螺着されたナットを締め付けることにより
上側の側壁45bに強固に固定される。
【0042】このように上部及び下部の補強形材45に
おいて取付けブラケット21に対応する位置に取付け用
のボルト34、35が固定された形材枠一体パネル40
は、適当な手段により持ち上げられ、図4に示されるよ
うに斜めにしてボルト35の端部を図1及び図5に示さ
れるように受けプレート26の長穴26bに差し込む。
【0043】次いで、形材枠一体パネル40の下端部
を、隣接する下方の形材枠一体パネル40の上端部に当
接するまで下方に下げながら、形材枠一体パネル40を
ほぼ垂直に立てる。これにより、上部の補強形材45に
固定された取付けボルト34の上端が、この形材枠一体
パネル40の上部に位置する別な取付けブラケット21
の下部フランジ部21cに固定された調整プレート29
におけるボルト挿通穴32の直下にくる。
【0044】その後、この形材枠一体パネル40を全体
的に真っ直ぐ上方に引き上げ、上部の補強形材45に取
り付けられた取付けボルト34の上端を取付けブラケッ
ト21の下部フランジ部21cに固定された調整プレー
ト29のボルト挿通穴32に差し込んでナット36を2
つ螺着する。このナット36を締め付ける方向に回転す
ると取付けボルト34を介して形材枠一体パネル40が
上方に引き上げられる。これにより、隣接する下方の形
材枠一体パネル40との正確な間隔即ち横方向目地部が
形成される。
【0045】このようにして多数の形材枠一体パネル4
0を構築物躯体壁面に取り付ける際、多数の形材枠一体
パネル40の整列精度を優先させることから、個々の形
材枠一体パネル40の上部及び下部の補強形材45に取
り付けられた取付け用のボルト34、35が、各取付け
ブラケット21の上部フランジ部21b及び下部フラン
ジ部21cにそれぞれ固定した受けプレート26及び調
整プレート29の対応する長穴26bやボルト挿通穴3
2に一致しない場合が生じる。
【0046】その場合には、それぞれの受けプレート2
6や調整プレート29が前述したように各フランジ部の
表面上を全方向に移動可能であることから、これらの位
置を各形材枠一体パネル40の位置に応じて微調整す
る。このようにして形材枠一体パネル40が所定の位置
に配置されると、このままではこの形材枠一体パネル4
0は上方に何の規制もないため調整プレート29に設け
られたボルト螺合穴31から押さえボルト37を螺合し
てその下端を上部の補強形材45の上側側壁45bに当
接させて押さえる。
【0047】この結果、形材枠一体パネル40は、図6
に示されるようにその上部側が複数の取付けブラケット
21に吊り下げられるような状態で構築物躯体壁面に固
定される。このような取付け工程によって横方向に所定
数の形材枠一体パネル40が取り付けられると、次いで
その上部に同様な工程で順次に形材枠一体パネル40が
取り付けられる。
【0048】なお、形材枠一体パネル40の下部側は、
前述した構成から明らかなように下部の補強形材45に
固定された取付けボルト35の下端が取付けブラケット
21の上部フランジ部21bに固定された受けプレート
26の長穴26bに挿通しているだけである。
【0049】しかし、この長穴26bは横方向に長いた
め、この取付け用のボルト35の前後の動きは規制さ
れ、横方向への若干の動きは可能となる。このように横
方向への動きだけを可能にする理由は、地震などにより
構築物が揺れた時、形材枠一体パネル40の取付け構造
部に対して過度な応力が集中してこれが破損するのを防
止するためである。
【0050】次に、上述したようにして構築物躯体壁面
に整然と整列して取り付けられた多数の形材枠一体パネ
ル40の一枚が何らかの原因で破損し、それのみを交換
する場合の交換手順について簡単に説明する。最初に、
交換する形材枠一体パネル40を止めている上下2つの
取付けブラケット21を構築物の躯体壁面から取り外
す。
【0051】この取付けブラケット21の取り外しは、
図7に示されるように形材枠一体パネル40間の目地部
からハコスパナSを差し入れてアンカーボルト22に螺
合されているナット24を外して行われる。そして、交
換しようとする形材枠一体パネル40とその下に位置す
る形材枠一体パネル40とを構築物躯体壁面から僅かに
引き離すと、上下2つの取付けブラケット21が座板3
8から外れる。
【0052】このようにしてアンカーボルト22との締
結が解除された上下2つの取付けブラケット21は、ア
ンカーボルト22が挿通しているスロット23の余裕分
だけ下降できるので、2つの形材枠一体パネル40はそ
れぞれ下端の目地部間隔だけ下がる。その結果、交換し
ようとする形材枠一体パネル40とその上部の形材枠一
体パネル40との間には比較的に大きな隙間(2つの目
地部間隔に相当する隙間)があく。
【0053】次いで、図8に示されるように、上下2枚
の形材枠一体パネル40は、下側の形材枠一体パネル4
0の下端における取付けボルト35が受けプレート26
の長穴26bに挿入されている部分をほぼ支点として、
特に上部を大きく手前に引き倒しながら傾斜させること
で構築物躯体壁面から離され、両取付けブラケット21
をアンカーボルト22から外す。
【0054】これにより、交換しようとする形材枠一体
パネル40を斜め上方に持ち上げると、下端の取付けボ
ルト35が下の取付けブラケット21に固定されている
受けプレート26の長穴26bから引き抜かれるように
して取り外される。この時、交換しようとする形材枠一
体パネル40の上部に取付けブラケット21を連結した
ままで外してもよいし、またこの段階で形材枠一体パネ
ル40から取り外しておいてもよい。
【0055】取り外した形材枠一体パネル40と交換す
る新しい形材枠一体パネル40は、前述した交換のため
の取り外し工程とは逆の工程で取り付けられる。このよ
うにして、構築物躯体壁面に整然と整列して取り付けら
れた任意の形材枠一体パネル40だけを新しい形材枠一
体パネル40に簡単に交換することができる。
【0056】なお、形材枠一体パネル40が構築物躯体
壁面に取り付けられた時、当該パネル40間の間隔部
は、隣接するパネル本体43の周縁に組み付けられてい
る形材枠44の目地溝形成壁部44cによって目地溝
(部)とされ、この目地溝内には、止水対策及び外観向
上の対策として耐候性のシールが圧入されるか或いは従
来のようなバックアップ材及びその上に防水シーリング
材が配置され、時には、防水シーリング材の上に更に目
地用ガスケットが配置される。
【0057】この実施形態に係る取付け構造20では、
形材枠一体パネル40の下端は、下部の補強形材45に
取り付けられた取付けボルト35を、取付けブラケット
21の上部フランジ部21bに固定された受けプレート
26の長穴26bに挿入させるようにしていた。このよ
うな構造を図9に示されるような別な構成とすることも
できる。
【0058】すなわち、取付けブラケット21の上部フ
ランジ部21bに固定される受けプレート120には、
長穴26bに代えてその側部から切り欠かれた切欠き部
121とすることができる。また、下部の補強形材45
に取り付けられた取付けボルト35に代えて、特殊な係
止ピン122を用いることができる。係止ピン122
は、図9から明らかなように下端が切欠き部121の幅
とほぼ同じ直径の大径軸部122aとされ、且つこの大
径軸部より上部はそれより細い小径軸部122bとされ
ている。
【0059】このように受けプレート120に側方から
切り欠かれた切欠き部121とすると形材枠一体プレー
ト40の下端を位置決めする時、取付けボルト35又は
係止ピン122を上から差し込まずに、側方から僅かな
横移動により簡単に入れ込むことができる。
【0060】また、先端が太い係止ピン122を用いる
と、形材枠一体パネル40が正常な取り付け位置にある
時は、大径軸部122aが長穴26b又は切欠き部12
1に位置しているため形材枠一体パネル40における下
端の前後移動が規制され、しかし、形材枠一体パネル4
0を取り外すためにこれを全体に下に下げた時、小径軸
部122bが長穴26b又は切欠き部121に位置する
ことになるため形材枠一体パネル40を図8に示される
ような傾斜する時その傾きを大きくできる。
【0061】更に、図10には、本発明の他の実施形態
に係る構築物躯体壁面へのパネル取付け構造(以下、単
にパネル取付け構造と称する)200が示されている。
この実施形態に係るパネル取付け構造200では、取付
けブラケット21が図1に示される実施形態と同じよう
にパネル40間の目地部にほぼ対応する構築物躯体壁面
にアンカーボルト22によって固定されている。
【0062】しかし、図1に示される実施形態の場合と
異なるのは、図11に示されるように取付けブラケット
21の躯体壁面への取り付け位置が、パネル40間の目
地部にほぼ対応する位置ではあるが、更に下部の水平フ
ランジ部21cが目地部のほぼ中心か、又はそれより若
干下がった位置にくるように取り付けられている点であ
る。
【0063】そして、この取付けブラケット21の上部
水平フランジ部21bの上面には、受けプレート201
がそれぞれ方向の異なる長穴25、201aを介してボ
ルト202aとナット202bで位置調整自在に固定さ
れている。取付けブラケット21の上部水平フランジ部
21bから側方に突出する受けプレート201の側部に
は、切欠き部202cが形成されている。
【0064】この切欠き部202cには、下部の補強形
材45に取り付けられた取付けボルト35を係止ボルト
(ピン)としてその下端が侵入し、パネル40の下端に
おける前後方向(構築物躯体壁面に対向する方向)への
動きが規制される。
【0065】他方、取付けブラケット21の下部水平フ
ランジ部21cの下面には、調整プレート203がそれ
ぞれに方向の異なる長穴28、203aを介してボルト
204aとダブルナット204bで位置調整自在に固定
されている。取付けブラケット21の下部水平フランジ
部21cから側方に突出する調整プレート203の側部
には、切欠き部203bが形成されている。
【0066】この切欠き部203bには、上部の補強形
材45に取り付けられた取付けボルト205aの上端が
入れられ、この切欠き部203bから上方に突出する取
付けボルト205aのネジ軸部にはダブルナット205
bが螺合され、これにより調整プレート203に固定さ
れる。その結果、パネル40の上端は、この取付けボル
ト205aとダブルナット205bで固定された調整プ
レート203を介して下部水平フランジ部21c、換言
すれば取付けブラケット21に堅固に固定される。
【0067】このような構成の実施形態に係るパネル取
付け構造200によれば、取付けブラケット21の下部
水平フランジ部21cが目地部のほぼ中心か、又はそれ
より若干下がった位置にくるように取り付けられている
ため、パネル40の上端を取付けブラケット21に締結
しているダブルナット205bと、調整プレート203
を下部水平フランジ部21cに固定しているダブルナッ
ト203aは、パネル40間の目地部内に位置すること
になる。
【0068】従って、任意のパネル40を交換する際に
は、目地部からスパナを差し入れて、これらのダブルナ
ット205b、203aを緩め、調整プレート203を
図10に示される矢印206の方向にスライドさせる
と、相対的に取付けボルト205aが調整プレート20
3の切欠き部203bから出ることになる。
【0069】次いで、パネル40を目地部の隙間だけ持
ち上げるか若しくは横方向にずらして、下端の動きを規
制している係止ボルト35を受けプレート201の切欠
き部202cから抜き、パネル40全体を手前に引き離
せば容易に外すことができる。新しいパネル40の取付
けは、この取り外し手順の逆で行えばよい。
【0070】ところで、取付けボルト205aを調整プ
レート203に固定するためには、調整プレート203
の下側においても取付けボルト205aにナット205
cが螺着されている。従って、この調整プレート203
は、このナット205cとダブルナット205bに挟ま
れて固定されることになる。
【0071】このナット205cは、パネル40を取り
付ける時、当該パネル40の正確な位置が決まった後、
目地部間の隙間から指を入れて調整プレート203の下
面に接触するまで回し、次いでスパナを差し込んでダブ
ルナット205bを締め付ければ簡単に且つ強固に固定
することができる。この実施形態に係るパネル取付け構
造200において、他の構成は図1に示される実施形態
のものと基本的に同じであるので、他の構成についての
説明は省略する。
【0072】なお、前述した「形材枠一体パネル」とし
て非金属材料からなる基板の両面に金属シートを積層し
た複合板にアルミニウム製の形材枠を取り付けたものに
ついて説明したが、本発明の取付け構造では、このよう
な構造の形材枠一体パネルに限定されるものではなく、
金属、繊維材料等からなるハニカム構造物の両面に金属
シートを積層した複合板を用いることができる。また、
このパネル本体の周縁部を保護する形材枠及び補強形材
は、アルミニウム材以外の材料から形成してもよく、一
般的には押し出し成形された金属製の材料から構成され
ることが望ましい。
【0073】更にまた、本発明の取付け構造では、この
ような「形材枠一体パネル」に限定されるものではな
く、これ以外の種々のパネルを構築物躯体の壁面に接近
させて取り付ける場合にも適用できることは言うまでも
ない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構築物躯
体壁面へのパネル取付け構造によれば、例えば建築物の
躯体壁面に外装壁又は内装壁となる複数のパネルを取り
付ける際の準備作業を容易にすると共に、当該パネルの
据え付け後にどの位置のパネルでも部分的に取り外して
新しいパネルと容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る構築物躯体壁面への
形材枠一体パネル取付け構造を示す概略的な斜視図であ
る。
【図2】図1に示される構築物躯体壁面への形材枠一体
パネル取付け構造によって取り付けられる形材枠一体パ
ネルを示す断面図である。
【図3】図1に示される構築物躯体壁面への形材枠一体
パネルの取付け構造によって取り付けられる形材枠一体
パネルの裏面を示す背面図である。
【図4】図4〜図6はこの取付け構造を利用して形材枠
一体パネルを構築物躯体壁面に取り付ける手順を示す取
付け工程説明図である。
【図5】図5はこの取付け構造を利用して形材枠一体パ
ネルを構築物躯体壁面に取り付ける手順を示す取付け工
程説明図である。
【図6】図6はこの取付け構造を利用して形材枠一体パ
ネルを構築物躯体壁面に取り付ける手順を示す取付け工
程説明図である。
【図7】図7は本発明の取付け構造によって構築物躯体
壁面に取り付けられた形材枠一体パネルの適宜の位置の
ものを取り外して交換する取付け工程を示す工程説明図
である。
【図8】図8は本発明の取付け構造によって構築物躯体
壁面に取り付けられた形材枠一体パネルの適宜の位置の
ものを取り外して交換する取付け工程を示す工程説明図
である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る構築物躯体壁面へ
の形材枠一体パネル取付け構造を示す概略的な斜視図で
ある。
【図10】本発明の更に他の実施形態に係る構築物躯体
壁面への形材枠一体パネル取付け構造を示す概略的な斜
視図である。
【図11】図11に示される構築物躯体壁面への形材枠
一体パネル取付け構造の断面図である。
【図12】従来の形材枠一体パネル取付け構造を部分的
に拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
20 構築物躯体壁面へのパネル取付け構造 21 取付けブラケット 21a 基板 21b 上部フランジ部 21c 下部フランジ部 22 アンカーボルト 23 スロット 24 ナット 25 長穴 26 受けプレート 26a 長穴 26b 長穴 27 ボルト 28 長穴 29 調整プレート 30 長穴 31 ボルト螺合穴 32 ボルト挿通穴 33a ボルト 33b ナット 34 取付けボルト 35 取付けボルト 36 ナット 37 押さえボルト 40 形材枠一体パネル 41 基板 42 金属板シート 43 パネル本体 44 形材枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 高正 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三 菱化学株式会社機能資材カンパニー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築物の躯体に取り付けて壁面を形成す
    るパネルを前記構築物の躯体壁面に取り付ける取付け構
    造において、 前記パネルが前記構築物の前記躯体壁面に取り付けられ
    る時、この躯体壁面に対面する裏面の少なくとも上部及
    び下部に設けられた2つの補強形材と、 複数の前記パネルが前記構築物の躯体壁面に上下方向に
    配列されて設置される時、前記パネル間の目地部にほぼ
    対応する前記躯体壁面に、横方向に間隔をあけて取り付
    けられた複数の取付けブラケットと、 この取付けブラケットに支持され且つ上下方向に隣接す
    る2つの前記パネルにおける上方の前記パネルの下端の
    動きを規制する受けプレートと、 前記取付けブラケットに支持され且つ下方の前記パネル
    の上端を支持する調整プレートとを備え、 上方の前記パネルの下端は、前記下部補強材から垂下す
    るピンの下端を前記受けプレートに形成された穴に挿通
    してその動きが規制され、また下方の前記パネルの上端
    は、前記上部補強形材と前記調整プレートとを着脱可能
    に締結することで固定されていることを特徴とする構築
    物躯体壁面へのパネル取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記取付けブラケットに支持された前記
    調整プレートが、前記構築物躯体壁面に沿って移動可能
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の構築物躯体壁面へのパネル取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記取付けブラケットに支持された前記
    受けプレートが、前記取付けブラケットに対して移動可
    能に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の構築物躯体壁面へのパネル取付け構造。
  4. 【請求項4】 前記調整プレートを支持している前記取
    付けブラケットの支持部が前記パネル間の目地部に位置
    し、前記上部補強形材と前記調整プレートとを着脱可能
    に締結している締結手段の締結及び解除が前記目地部を
    介して前記パネルの外側から行えることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の構築物躯体壁面へのパネ
    ル取付け構造。
  5. 【請求項5】 前記パネルが、積層複合材からなるパネ
    ル本体と、このパネル本体の裏面に接合して固定される
    支持部及び前記パネル本体の周縁を包持する包持枠部か
    らなり、前記パネル本体の各周囲縁部に取り付けられて
    前記パネル本体を支持する複数の形材枠とから構成され
    ている形材枠一体パネルであることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の構築物躯体壁面へのパネル取
    付け構造。
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