JPS6332812Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6332812Y2 JPS6332812Y2 JP891384U JP891384U JPS6332812Y2 JP S6332812 Y2 JPS6332812 Y2 JP S6332812Y2 JP 891384 U JP891384 U JP 891384U JP 891384 U JP891384 U JP 891384U JP S6332812 Y2 JPS6332812 Y2 JP S6332812Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- partition wall
- fireproof
- insulation material
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 19
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 claims description 12
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 8
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 239000011490 mineral wool Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003063 flame retardant Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、建物において、火災発生時に部屋か
ら部屋へ火炎が伝播するのを防止するための防火
区画構造に関するものである。
ら部屋へ火炎が伝播するのを防止するための防火
区画構造に関するものである。
従来技術
従来、建物の間仕切壁については、防・耐火性
能の高い材料を用いる等の構造によつて、部屋か
ら部屋へ火炎が伝播するのを防止する工夫がなさ
れている。しかしながら、このように間仕切壁部
分で火炎の伝播を防止したとしても、従来では、
天井裏を通つて、他の部屋へ火炎が伝播すること
があり、必ずしも完全な防火区画を構成していな
い欠点があつた。
能の高い材料を用いる等の構造によつて、部屋か
ら部屋へ火炎が伝播するのを防止する工夫がなさ
れている。しかしながら、このように間仕切壁部
分で火炎の伝播を防止したとしても、従来では、
天井裏を通つて、他の部屋へ火炎が伝播すること
があり、必ずしも完全な防火区画を構成していな
い欠点があつた。
考案の目的
本考案は、上記従来の欠点に鑑み、天井裏をも
含めてより高い防火区画構造を実現することを目
的としている。
含めてより高い防火区画構造を実現することを目
的としている。
考案の構成
このような目的を達成するため本考案では、間
仕切壁の上方に上部階の床梁が該間仕切壁と平行
している天井裏において、前記間仕切壁上端と床
梁下面間との空間、及び、上部階の床板裏面と床
梁上端面との間の空間に、各々防火断熱材が充填
されていることを特徴としている。
仕切壁の上方に上部階の床梁が該間仕切壁と平行
している天井裏において、前記間仕切壁上端と床
梁下面間との空間、及び、上部階の床板裏面と床
梁上端面との間の空間に、各々防火断熱材が充填
されていることを特徴としている。
実施例
以下、本考案の構成を図示の実施例に基づいて
説明すると、第１図は、いわゆる鉄骨軸組を用い
たプレハブ住宅の骨組構造を示している。図にお
いて、１は、基礎２上に組みつけられた軸組であ
つて、この軸組１上に、Ｈ形鋼からなる二階の床
梁３，３……が平行に架設されている。又、これ
ら床梁３，３……間には、中梁４，４……および
梁つなぎ材５，５……が渡され、更に、床梁３，
３……上には、前記中梁４又は梁つなぎ材５と平
行方向に鉄根太６，６……が渡される。第１図
中、鉄根太６は長尺のものを示しているが、実際
には後でも述べるように、各床梁３，３間へ渡す
だけの長さのものを多数用いる。
説明すると、第１図は、いわゆる鉄骨軸組を用い
たプレハブ住宅の骨組構造を示している。図にお
いて、１は、基礎２上に組みつけられた軸組であ
つて、この軸組１上に、Ｈ形鋼からなる二階の床
梁３，３……が平行に架設されている。又、これ
ら床梁３，３……間には、中梁４，４……および
梁つなぎ材５，５……が渡され、更に、床梁３，
３……上には、前記中梁４又は梁つなぎ材５と平
行方向に鉄根太６，６……が渡される。第１図
中、鉄根太６は長尺のものを示しているが、実際
には後でも述べるように、各床梁３，３間へ渡す
だけの長さのものを多数用いる。
上記のような骨組構造において、第２図以下に
示す本実施例では、前記骨組の内側に取り付けら
れる一階の間仕切壁と上記床梁とが相互に直交す
るようにして配置されている場合において、天井
裏部分に取り付けられる防火断熱材の取付け構造
を示している。
示す本実施例では、前記骨組の内側に取り付けら
れる一階の間仕切壁と上記床梁とが相互に直交す
るようにして配置されている場合において、天井
裏部分に取り付けられる防火断熱材の取付け構造
を示している。
そこで、その構造を第２図以下において説明す
ると、一階の間仕切壁７は、天井板８，８間より
屋根裏部分へ突出するようにして配置されてい
る。この間仕切壁７は、木製の枠体９と該枠体９
の表裏両面に張り付けた表面板１０とからなるも
のである。鉄根太６の上面には、二階の床板１２
が張り付けられる。１３は二階の間仕切壁を示し
ている。１１，１１は、ロツクウールフエルト材
からなる防火断熱材であつて、この防火断熱材１
１，１１は、その一方が、前記床梁３上面と床板
１２裏面との間の隙間と、同じく床梁３下面と、
前記一階の間仕切壁７上端との間の隙間へ、各々
充填され、本実施例では、これら防火断熱材１
１，１１と床梁３とによつて、屋根裏部分を仕切
るようにしている。尚、前記鉄根太６，６は、床
梁３の上部において、これら鉄根太６，６間の端
部に隙間があり、前記防火断熱材１１は、この隙
間部分にも挿入して充填される。本実施例の防火
断熱材１１は、上記の如く隙間部分に挿入してお
り、必ずしもステープル等によつて固定する必要
はない。第３図中、１５は、床梁３，３間に渡さ
れた天井用の吊木受であつて、この吊木受１５よ
り下方へ垂下させた吊木１６によつて、前記天井
板８が支持される。１４は、天井板８と間仕切壁
７との角部に取付けられる廻り縁である。又、第
３図の１７は畳を示している。１８は、ブレース
である。
ると、一階の間仕切壁７は、天井板８，８間より
屋根裏部分へ突出するようにして配置されてい
る。この間仕切壁７は、木製の枠体９と該枠体９
の表裏両面に張り付けた表面板１０とからなるも
のである。鉄根太６の上面には、二階の床板１２
が張り付けられる。１３は二階の間仕切壁を示し
ている。１１，１１は、ロツクウールフエルト材
からなる防火断熱材であつて、この防火断熱材１
１，１１は、その一方が、前記床梁３上面と床板
１２裏面との間の隙間と、同じく床梁３下面と、
前記一階の間仕切壁７上端との間の隙間へ、各々
充填され、本実施例では、これら防火断熱材１
１，１１と床梁３とによつて、屋根裏部分を仕切
るようにしている。尚、前記鉄根太６，６は、床
梁３の上部において、これら鉄根太６，６間の端
部に隙間があり、前記防火断熱材１１は、この隙
間部分にも挿入して充填される。本実施例の防火
断熱材１１は、上記の如く隙間部分に挿入してお
り、必ずしもステープル等によつて固定する必要
はない。第３図中、１５は、床梁３，３間に渡さ
れた天井用の吊木受であつて、この吊木受１５よ
り下方へ垂下させた吊木１６によつて、前記天井
板８が支持される。１４は、天井板８と間仕切壁
７との角部に取付けられる廻り縁である。又、第
３図の１７は畳を示している。１８は、ブレース
である。
上記において、間仕切壁７及び天井板８につい
ては、防火性の大きいものが用いられることは勿
論であり、例えば、間仕切壁７については、枠体
９に厚さ12mm以上の石膏ボードからなる表面板１
０を張つたものが、天井板８については、厚さ９
mm以上の石膏ボードに厚さ９mm以上のロツクウー
ル吸音板を張つたもの等が用いられる。
ては、防火性の大きいものが用いられることは勿
論であり、例えば、間仕切壁７については、枠体
９に厚さ12mm以上の石膏ボードからなる表面板１
０を張つたものが、天井板８については、厚さ９
mm以上の石膏ボードに厚さ９mm以上のロツクウー
ル吸音板を張つたもの等が用いられる。
効 果
以上の如く、本考案によれば、間仕切壁上方部
の天井裏空間に、該空間部分を仕切る防火断熱材
を、前記間仕切壁に沿つて充填しているから、天
井裏部分においても、この防火断熱材が、部屋か
ら部屋へ火炎が伝播するのを防ぐフアイヤースト
ツプとして機能するため、従来にも増して高い防
火区画構造を得ることが出来るものである。又、
本考案では、床梁上下両側の隙間部分へ防火断熱
材を充填するようにしているから、防火断熱材の
充填量は床梁の部分だけ少なくてすむ効果があ
る。
の天井裏空間に、該空間部分を仕切る防火断熱材
を、前記間仕切壁に沿つて充填しているから、天
井裏部分においても、この防火断熱材が、部屋か
ら部屋へ火炎が伝播するのを防ぐフアイヤースト
ツプとして機能するため、従来にも増して高い防
火区画構造を得ることが出来るものである。又、
本考案では、床梁上下両側の隙間部分へ防火断熱
材を充填するようにしているから、防火断熱材の
充填量は床梁の部分だけ少なくてすむ効果があ
る。
第１図は、鉄骨軸組を用いたプレハブ住宅にお
ける骨組の斜視図、第２図は、本考案実施例を示
す天井裏部分の要部縦断斜視図、第３図は、同じ
く縦断面図である。 ３……床梁、７……間仕切壁、８……天井板、
１４……防火断熱材、１１……防火断熱材。
ける骨組の斜視図、第２図は、本考案実施例を示
す天井裏部分の要部縦断斜視図、第３図は、同じ
く縦断面図である。 ３……床梁、７……間仕切壁、８……天井板、
１４……防火断熱材、１１……防火断熱材。
Claims (1)
- 間仕切壁の上方に上部階の床梁が該間仕切壁と
平行している天井裏において、前記間仕切壁上端
と床梁下面間との空間、及び、上部階の床板裏面
と床梁上端面との間の空間に、各々防火断熱材を
充填してなることを特徴とする建物の防火区画構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP891384U JPS60121018U (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | 建物の防火区画構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP891384U JPS60121018U (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | 建物の防火区画構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60121018U JPS60121018U (ja) | 1985-08-15 |
| JPS6332812Y2 true JPS6332812Y2 (ja) | 1988-09-01 |
Family
ID=30488634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP891384U Granted JPS60121018U (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | 建物の防火区画構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60121018U (ja) |
-
1984
- 1984-01-25 JP JP891384U patent/JPS60121018U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60121018U (ja) | 1985-08-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3974607A (en) | Fire-rated common area separation wall structure having break-away clips | |
| JPS6332812Y2 (ja) | ||
| JPH0125133Y2 (ja) | ||
| JP4426715B2 (ja) | 区画壁の固定構造 | |
| JPH0125132Y2 (ja) | ||
| JPH0125134Y2 (ja) | ||
| JPH08177124A (ja) | 建物ユニットの界壁構造 | |
| JP2510174B2 (ja) | 建築物における耐火構造 | |
| JP2690165B2 (ja) | 建物ユニット | |
| JP3145223B2 (ja) | ユニット式建物 | |
| JP2607714B2 (ja) | 建物ユニット | |
| JP3142995B2 (ja) | ユニット式建物 | |
| JP4261459B2 (ja) | 天井の防音防火構造 | |
| JP3516749B2 (ja) | 建物の床下界壁構造 | |
| JP3784122B2 (ja) | 建物の収納構造 | |
| JP2006002567A (ja) | 建物 | |
| JP2006037714A (ja) | 建物 | |
| JP2514307B2 (ja) | 小屋裏の間仕切構造 | |
| JP2514306B2 (ja) | 小屋裏の間仕切構造 | |
| JP4081204B2 (ja) | ユニット建物 | |
| JP2840199B2 (ja) | 床構造 | |
| JP2024065922A (ja) | 耐火気密構造及び耐火建築物 | |
| JPS63165631A (ja) | ユニツト建築物における柱の耐火構造 | |
| JP4031495B2 (ja) | 建物 | |
| JP4092350B2 (ja) | 建物 |