JP2690165B2 - 建物ユニット - Google Patents

建物ユニット

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JP2690165B2
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博司 今峰
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数連結させることにより建物を構成する
建物ユニットに関する。
[従来の技術] 従来、特開昭63-300139号公報に記載の如く、柱と梁
とで組まれた鉄骨構造体からなる建物ユニットを水平方
向、及び上下方向に連結して建物を構成するに際し、各
建物ユニットに床面材を釘打ちにて固定可能とするた
め、該建物ユニットの鉄骨構造体に木質床根太を混在さ
せている。
又、従来の建物ユニットからなる建物にあっては、特
開昭63-300139号公報に記載の如く、建物内の隣室との
境界、居室と床下との境界、居室と天井裏との境界、鉄
骨製柱や梁の周囲等に耐火界壁を配置し、建物内におけ
る火炎の延焼を防止するものがある。
この時、従来の建物にあっては、耐火界壁が木質床根
太を横切る如く配置され、木質床根太が耐火界壁を貫通
する如くに設けられることがある。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、従来の建物にあっては、木質床根太が耐
火界壁を貫通しているため、該界壁の一方で発生した火
炎が木質床根太に燃え移る時、該火炎は耐火界壁の木質
床根太貫通部を通り抜け、該界壁の他方へと延焼してし
まう虞れがある。
尚、上述の建物において、木質床根太に床面材を釘打
ち固定するにあっては、床振動や床騒音を防止するた
め、床面材を木質床根太の上面の全面に強固に密着固定
させる必要がある。
本発明は、鉄骨構造体からなる建物ユニットにおける
床面材を確実に釘打ち固定を可能とするとともに、耐火
界壁の耐火性能を確保することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、鉄骨構造体に、木質床根太が設けられ、該
木質床根太を横切る耐火界壁が配置され、該木質床根太
の上面に床面材が貼設される建物ユニットにおいて、上
記木質床根太は、木質床根太の耐火界壁が横切る部分に
二枚のフランジと該フランジを連結するウエブを有する
界壁金具により抱持され、該界壁金具は、上記耐火界壁
を貫通するとともに、その貫通部において木質床根太を
仕切る金属隔壁を備え、更に木質床根太に床面材の貼設
される部分における該界壁金具の上端は、上記木質床根
太の上面より下方レベルに設定されているようにしたも
のである。
[作用] 本発明によれば、下記〜の作用効果がある。
鉄骨構造体に木質床根太を混在したから、床面材の
釘打ち固定が可能である。
木質床根太は、木質床根太の耐火界壁が横切る部分
に二枚のフランジと該フランジを連結するウエブを有す
る界壁金具により抱持され、該界壁金具は、上記耐火界
壁を貫通するとともに、その貫通部において木質床根太
を仕切る金属隔壁を備えるようにしたものであるから、
耐火界壁の一方で発生した火災が木質床根太に燃え移っ
ても、金属隔壁にて遮断され、該界壁の他方へと延焼す
ることがない。即ち、耐火界壁の耐火性能を確保でき
る。
この時、本発明にあっては、木質床根太に床面材の
貼設される部分における該界壁金具の上端は、上記木質
床根太の上面より下方レベルに設定されている。従っ
て、木質床根太は全上面を界壁金具の上方レベルにせり
出す如くとなり、結果として、床面材は界壁金具に干渉
することなく、木質床根太の上面の全面に強固に密着固
定せしめられる。
[実施例] 第1図は本発明が適用された建物の要部を示す断面
図、第2図は第1図の床構造体を示す平面図、第3図は
第1図のIII-III線に沿う断面図、第4図は第1図のIV-
IV線に沿う断面図、第5図は第1図の天井構造体を示す
平面図、第6図は第5図の要部を拡大した平面図、第7
図は第6図の要部構成を示す模式図、第8図は床下界壁
を示す模式図、第9図は天井裏界壁を示す模式図、第10
図は建物ユニットを示す模式図である。
第1図はユニット建物10の上下階の一部である、上下
の建物ユニット11の接合部を示したものである。
ここで、各建物ユニット11は、第10図に示す如く、4
本の形鋼製床梁12と、4本の角鋼管製柱13と、4本の形
鋼製天井梁14とを箱形状に接合して構成されている。
そして、建物ユニット11は、床梁12に支持される角鋼
管製床小梁15に木質床根太16を支持し、木質床根太16の
上面に床面材を釘打ち固定している(第1図参照)。
又、建物ユニット11は、天井梁14に支持される木質天
井根太18、木質天井端根太18Aの下面に天井受木桟19を
介する等により、天井面材(例えば石膏ボード)20を釘
打ち固定され、根太18、18Aの上面に天井裏面材(例え
ば石膏ボード)20Aを釘打ち固定される(第1図参
照)。
然るに、建物10は、上下階を構成する上下の各建物ユ
ニットの内側位置に耐火界壁30を配置している。耐火界
壁30は、建物ユニット11の外側に設けられる外壁に対
し、上下階の居室21、22、床下23、天井裏24を仕切り、
或いは水平方向に隣接する不図示の建物ユニット11に
設けられる居室に対し、上下階の居室21、22、床下23、
天井裏24を仕切る。
この時、耐火界壁30は、上下の各建物ユニット11の木
質床根太16、木質天井端根太18Aを横切る如くに設けら
れる。そして、耐火界壁30は、居室界壁31、床下界壁3
2、天井裏界壁33とに分割されている。各界壁31〜33
は、例えば2枚の石膏ボードの間に亜鉛鉄板を介在させ
て形成される壁パネルを用いて構成され、所定の遮音性
能、及び耐火性能を有している。
床下界壁32は、木質床根太16に対して交差状態で固定
されるものであり、第8図に示す如く、木質床根太16に
嵌合する嵌合溝34が所定の間隔で形成されている。尚、
嵌合溝34のうち木質床根太16の下方に開口する部分は、
耐火閉塞体35にて閉塞され、床下23を仕切る。
天井裏界壁33は、木質天井端根太18Aに対して交差状
態で固定されるものであり、第9図に示す如く、木質天
井端根太18Aに嵌合する嵌合溝36が所定の間隔で形成さ
れている。尚、嵌合溝36のうち木質天井端根太18Aの下
方に開口する部分は、耐火閉塞体37にて閉塞され、天井
裏24を仕切る。
然して、上述の床下界壁32に交差する木質床根太16に
は、第1図〜第4図に示す如く、床下界壁32の嵌合溝34
を貫通する床界壁金具40が設けられている。床界壁金具
40は、コ字型鋼を加工して形成され、左右のフランジ41
と下側のウエブ42とからなる中間部40Aと、ウエブ42を
欠如された左右のフランジ41に平板状の床梁受部43を接
合された床梁側端部40Bと、ウエブ42を欠如された左右
のフランジ41にL金物状の根太受部44を接合された床小
梁側端部40Cとから構成されている。そして、床界壁金
具40は、中間部40Aにおける床梁側端部40Bとの近接部分
に、左右のフランジ41とウエブ42の各内面に嵌着接合さ
れる鋼板製の金属隔壁45を固定されている。
これにより、床界壁金具40は、床梁側端部40Bの床梁
受部43を床梁12の上面に載置され、床小梁側端部40Cの
根太受部44を建物ユニット11の中央寄りに配設される木
質床根太16(16A)の端部下面側に形成した突き合わせ
部46の上面に載置される。そして、床界壁金具40は、中
間部40Aと床小梁側端部40Cのコ字型内面部に長尺の木質
床根太16(16B)を抱き込む如くに保持する。木質床根
太16Bの端部は木質床根太16Aの突き合わせ部46、床界壁
金具40の根太受部44とともに床小梁15に釘打ち固定され
る。又、床界壁金具40は、床梁側端部40Bのコ字型内面
部に短尺の木質床根太16(16C)を抱き込む如くに保持
する。木質床根太16Cは床界壁金具40の床梁受部43とと
もに床梁12に釘打ち固定される。この時、床界壁金具40
の金属隔壁45は、木質床根太16Bと16Cに挟まれる如くで
あり、かつ床下界壁32の仕切り面内に位置される。
即ち、床界壁金具40は、床下界壁32の前記嵌合溝34を
貫通するとともに、その嵌合溝34を閉塞する金属隔壁45
を備える。
更に、床界壁金具40にあっては、左右のフランジ41の
上端を、木質床根太16Bの上面よりh(第1図参照)だ
け下方レベルに設定され、それら木質床根太16Bの上面
に床面材17を釘打ち固定できるようにしている。
他方、前述の天井裏界壁33に交差する木質天井端根太
18Aには、第1図、第5図〜第7図に示す如く、天井裏
界壁33の嵌合溝36を貫通する天井界壁金具50が設けられ
ている。天井界壁金具50は、コ字型鋼を加工して形成さ
れ、上下のフランジ51と側方のウエブ52とから構成され
る。そして、天井界壁金具50は、長手方向の略中央部
に、上下のフランジ51とウエブ52の各内面に嵌着接合さ
れる角鋼管製の金属隔壁55を固定されている。
天井界壁金具50は、金属隔壁55の一方側におけるコ字
型内面部に木質天井端根太18Aを抱き込む如くに保持
し、隔壁55の他方におけるコ字型内面部に短尺の木質系
天井端根太18Bを抱き込む如くに保持する。端根太18Aは
直交する木質天井根太18に釘打ち固定され、端根太18B
は天井梁14に釘打ち固定される。この時、天井界壁金具
50の金属隔壁55は、端根太18Aと18Bに挟まれる如くであ
り、かつ天井裏界壁33の仕切り裏面内に位置される。
即ち、天井界壁金具50は、天井裏界壁33の前記嵌合溝
36を貫通するとともに、その嵌合溝36を閉塞する金属隔
壁55を備える。
次に、上記実施例の作用について説明する。
建物ユニット11にあっては、鉄骨構造体に木質床根
太16を混在したから、床面材17の釘打ち固定が可能であ
る。
木質床根太16に床界壁金具40を設けたから、床下界
壁32の一方で発生した火炎が木質床根太16に燃え移って
も、該火炎は床下界壁32の界壁金具貫通部(嵌合溝34)
を閉塞している金属隔壁45にて遮断され、該界壁32の他
方へと延焼することがない。即ち、床下界壁32の耐火性
能を確保できる。
この時、上記実施例にあっては、床界壁金具40の少
なくとも、居室側の床下23に位置することとなる部分の
上面が、木質床根太16の上面より下方レベルに設定され
る。従って、木質床根太16は全上面を床界壁金具40の上
方レベルにせり出す如くとなり、結果として、床面材17
は床界壁金具40に干渉することなく、木質床根太16の上
面の全面に強固に密着固定せしめられる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、鉄骨構造体からなる建
物ユニットにおける床面材を確実に釘打ち固定を可能と
するとともに、耐火界壁の耐火性能を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された建物の要部を示す断面図、
第2図は第1図の床構造体を示す平面図、第3図は第1
図のIII-III線に沿う断面図、第4図は第1図のIV-IV線
に沿う断面図、第5図は第1図の天井構造体を示す平面
図、第6図は第5図の要部を拡大した平面図、第7図は
第6図の要部構成を示す模式図、第8図は床下界壁を示
す模式図、第9図は天井裏界壁を示す模式図、第10図は
建物ユニットを示す模式図である。 11……建物ユニット、12……床梁、13……柱、14……天
井梁、16……木質床根太、17……床面材、32……床下界
壁、34……嵌合溝、40……床界壁金具、45……金属隔
壁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨構造体に、木質床根太が設けられ、該
    木質床根太を横切る耐火界壁が配置され、該木質床根太
    の上面に床面材が貼設される建物ユニットにおいて、上
    記木質床根太は、木質床根太の耐火界壁が横切る部分に
    二枚のフランジと該フランジを連結するウエブを有する
    界壁金具により抱持され、該界壁金具は、上記耐火界壁
    を貫通するとともに、その貫通部において木質床根太を
    仕切る金属隔壁を備え、更に木質床根太に床面材の貼設
    される部分における該界壁金具の上端は、上記木質床根
    太の上面より下方レベルに設定されていることを特徴と
    する建物ユニット。
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