JP2607714B2 - 建物ユニット - Google Patents

建物ユニット

Info

Publication number
JP2607714B2
JP2607714B2 JP386590A JP386590A JP2607714B2 JP 2607714 B2 JP2607714 B2 JP 2607714B2 JP 386590 A JP386590 A JP 386590A JP 386590 A JP386590 A JP 386590A JP 2607714 B2 JP2607714 B2 JP 2607714B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
wooden
ceiling
floor
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP386590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03208929A (ja
Inventor
博司 今峰
直紀 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP386590A priority Critical patent/JP2607714B2/ja
Publication of JPH03208929A publication Critical patent/JPH03208929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2607714B2 publication Critical patent/JP2607714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数連結させることにより建物を構成する
建物ユニットに関する。
〔従来の技術〕 従来、特開昭63−300139号公報に記載の如く、柱と梁
とで組まれた鉄骨構造体からなる建物ユニットを水平方
向、及び上下方向に連結して建物を構成するに際し、各
建物ユニットに床面材や天井面材等を釘打ちにて固定可
能とするため、該建物ユニットの鉄骨構造体には木質床
根太、木質天井野縁等の木質構造材を混在させている。
又、従来の建物ユニットからなる建物にあっては、特
開昭63−300139号公報に記載の如く、建物内の隣室との
境界、居室と床下との境界、居室と天井裏との境界、鉄
骨製柱や梁の周囲等に耐火界壁を配置し、建物内におけ
る火災の延焼を防止するものがある。
この時、従来の建物にあっては、耐火界壁が木質構造
材を交差する如くに配置され、木質構造材が耐火界壁を
貫通する如くに設けられることがある。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来の建物にあっては、木質構造材が
耐火界壁を貫通しているため、該界壁の一方で発生した
火炎が木質構造材に燃え移る時、該火炎は耐火界壁の木
質構造材貫通部を通り抜け、該界壁の他方へと延焼して
しまう虞れがある。
本発明は、鉄骨構造体からなる建物ユニットにおける
床面材や天井面材等の釘打ち固定を可能とするととも
に、耐火界壁の耐火性能を確保することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、鉄骨構造体に、木質床根太と木質天井野縁
の双方もしくは一方が混在され、該木質床根太または木
質天井野縁に対して耐火界壁が交差する如く配置される
建物ユニットにおいて、上記木質床根太または木質天井
野縁の耐火界壁が交差する部分に二枚のフランジと該フ
ランジを連結するウエブとを有する界壁金具を抱持し、
該界壁金具は、上記耐火界壁を貫通するとともに、その
貫通部において、木質床根太または木質天井野縁を仕切
る金属隔壁を備えるようにしたものである。
〔作用〕
本発明によれば、下記、の作用効果がある。
鉄骨構造体に木質床根太と木質天井野縁の双方もしく
は一方を混在したから、床面材や天井面材等の釘打ち固
定が可能である。
木質床根太または木質天井野縁の耐火界壁が交差する
部分に二枚のフランジと該フランジを連結するウエブと
を有する界壁金具を抱持し、該界壁金具は、上記耐火界
壁を貫通するとともに、その貫通部において、木質床根
太または木質天井野縁を仕切る金属隔壁を備えるように
したものであるから、耐火界壁の一方で発生した火炎が
木質床根太または木質天井野縁に燃え移っても、金属隔
壁にて遮断され、該界壁の他方へと延焼することがな
い。即ち、耐火界壁の耐火性能を確保できる。
〔実施例〕
第1図は本発明が適用された建物の要部を示す断面
図、第2図は第1図の床構造体を示す平面図、第3図は
第1図のIII−III線に沿う断面図、第4図は第1図のIV
−IV線に沿う断面図、第5図は第1図の天井構造体を示
す平面図、第6図は第5図の要部を拡大した平面図、第
7図は第6図の要部構成を示す模式図、第8図は床下界
壁を示す模式図、第9図は天井裏界壁を示す模式図、第
10図は建物ユニットを示す模式図である。
第1図はユニット建物10の上下階の一部である、上下
の建物ユニット11の接合部を示したものである。
ここで、各建物ユニット11は、第10図に示す如く、4
本の形鋼製床梁12と、4本の角鋼管製柱13と、4本の形
鋼製天井梁14とを箱形状に接合して構成されている。
そして、建物ユニット11は、床梁12に支持される角鋼
管製床小梁15に木質床根太16を支持し、木質床根太16の
上面に床面材17を釘打ち固定している(第1図参照)。
又、建物ユニット11は、天井梁14に支持される木質天
井野縁18、木質天井端野縁18Aの下面に天井受木桟19を
介する等により、天井面材(例えば石膏ボード)20を釘
打ち固定され、木質天井野縁18及び木質天井端野縁18A
の上面に天井裏面材(例えば石膏ボード)20Aを釘打ち
固定される(第1図参照)。
しかるに、建物10は、上下階を構成する上下の各建物
ユニット11の内側位置に耐火界壁30を配置している。耐
火界壁30は、(a)建物ユニット11の外側に設けられる
外壁に対し、上下層の居室21、22、床下23、天井裏24を
仕切り、或いは(b)水平方向に隣接する不図示の建物
ユニットに設けられる居室に対し、上下階の居室21、2
2、床下23、天井裏24を仕切る。
この時、耐火界壁30は、上下の各建物ユニット11の木
質床根太16、木質天井端野縁18Aに対して交差する如く
に設けられる。そして、耐火界壁30は、居室界壁31、床
下界壁32、天井裏界壁33とに分割されている。各界壁31
〜33は、例えば2枚の石膏ボードの間に亜鉛鉄板を介在
させて形成される壁パネルを用いて構成され、所定の遮
音性能、及び耐火性能を有している。
床下界壁32は、木質床根太16に対して交差状態で固定
されるものであり、第8図に示す如く、木質床根太16に
嵌合する嵌合溝34が所定の間隔で形成されている。尚、
嵌合溝34のうち木質床根太16の下方に開口する部分は、
耐火閉塞体35にて閉塞され、床下23を仕切る。
天井裏界壁33は、木質天井端野縁18Aに対して交差状
態で固定されるものであり、第9図に示す如く、木質天
井端野縁18Aに嵌合する嵌合溝36が所定の間隔で形成さ
れている。尚、嵌合溝36のうち木質天井端野縁18Aの下
方に開口する部分は、耐火閉塞体37にて閉塞され、天井
裏24を仕切る。
しかして、上述の床下界壁32に交差する木質床根太16
には、第1図〜第4図に示す如く、床下界壁32の嵌合溝
34を貫通する床界壁金具40が設けられている。床界壁金
具40は、コ字型鋼を加工して形成され、左右のフランジ
41と下側のウエブ42とからなる中間部40Aと、ウエブ42
を欠如された左右のフランジ41に平板状の床梁受部43を
接合された床梁側端部40Bと、ウエブ42を欠如された左
右のフランジ41にL金物状の根太受部44を接合された床
小梁側端部40Cとから構成されている。そして、床界壁
金具40は、中間部40Aにおける床梁側端部40Bとの近傍部
分に、左右のフランジ41とウエブ42の各内面に嵌着接合
される鋼板製の金属隔壁45を固定されている。
これにより、床界壁金具40は、床梁側端部40Bの床梁
受部43を床梁12の上面に載置され、床小梁側端部40Cの
根太受部44を建物ユニット11の中央寄りに配設される木
質床根太16(16A)の端部下面側に形成した突き合わせ
部46の上面に載置される。そして、床界壁金具40は、中
間部40Aと床小梁側端部40Cのコ字型内面部に長尺の木質
床根太16(16B)を抱き込む如くに保持する。木質床根
太16Bの端部は木質床根太16Aの突き合わせ部46、床界壁
金具40の根太受部44とともに床小梁15に釘打ち固定され
る。又、床界壁金具40は、床梁側端部40Bのコ字型内面
部に短尺の木質床根太16(16C)を抱き込む如くに保持
する。木質床根太16Cは床界壁金具40の床梁受部43とと
もに床梁12に釘打ち固定される。この時、床界壁金具40
の金属隔壁45は、木質床根太16Bと16Cに挟まれる如くで
あり、かつ床下界壁32の仕切り面内に位置される。
即ち、床界壁金具40は、床下界壁32の前記嵌合溝34を
貫通するとともに、その嵌合溝34を閉塞する金属隔壁45
を備える。
更に、床界壁金具40にあっては、左右のフランジ41の
上面を、木質床根太16B、16Cの上面よりh(第1図参
照)だけ下方レベルに設定され、それら木質床根太16
B、16Cの上面に床面材17を釘打ち固定できるようにして
いる。
他方、前述の天井裏界壁33に交差する木質天井端野縁
18Aには、第1図、第5図〜第7図に示す如く、天井裏
界壁33の嵌合溝36を貫通する天井界壁金具50が設けられ
ている。天井界壁金具50は、コ字型鋼を加工して形成さ
れ、上下のフランジ51と側方のウエブ52とから構成され
ている。そして、天井界壁金具50は、長手方向の略中央
部に、上下のフランジ51とウエブ52の各内面に嵌着接合
される角鋼管製の金属隔壁55を固定されている。
天井界壁金具50は、金属隔壁55の一方側におけるコ字
型内面部に木質天井端野縁18Aを抱き込む如くに保持
し、隔壁55の他方におけるコ字型内面部に短尺の木質天
井端野縁18Bを抱き込む如くに保持する。木質天井端野
縁18Aは直交する木質天井野縁18に釘打ち固定され、木
質天井端野縁18Bは天井梁14に釘打ち固定される。この
時、天井界壁金具50の金属隔壁55は、木質天井端野縁18
Aと18Bに挟まれる如くであり、かつ天井裏界壁33の仕切
り面内に位置される。
即ち、天井界壁金具50は、天井裏界壁33の前記嵌合溝
36を貫通するとともにその嵌合溝36を閉塞する金属隔壁
55を備える。
次に、上記実施例の作用について説明する。
建物ユニット11は、鉄骨構造体に木質床根太16や木質
天井端野縁18A等の木質構造材を混在したから、床面材1
7や天井面材20、天井裏面材20A等の釘打ち固定が可能で
ある。
木質床根太16に床界壁金具40を設け、木質天井端野縁
18Aに天井界壁金具50を設けたから、耐火界壁30の一方
で発生した火炎がそれら木質構造材に燃え移っても、該
火炎は耐火界壁30の界壁金具貫通部(嵌合溝34、36)を
閉塞している金属隔壁45、55にて遮断され、該界壁30の
他方へと延焼することがない。即ち、耐火界壁30の耐火
性能を確保できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、鉄骨構造体からなる建
物ユニットにおける床面材や天井面材等の釘打ち固定を
可能とするとともに、耐火界壁の耐火性能を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された建物の要部を示す断面図、
第2図は第1図の床構造体を示す平面図、第3図は第1
図のIII−III線に沿う断面図、第4図は第1図のIV−IV
線に沿う断面図、第5図は第1図の天井構造体を示す平
面図、第6図は第5図の要部を拡大した平面図、第7図
は第6図の要部構成を示す模式図、第8図は床下界壁を
示す模式図、第9図は天井裏界壁を示す模式図、第10図
は建物ユニットを示す模式図である。 11……建物ユニット 12……床梁 13……柱 14……天井梁 16……木質床根太 18A……木質天井端野縁 30……耐火界壁 31……居室界壁 32……床下界壁 33……天井裏界壁 34、36……嵌合溝 40……床界壁金具 45……金属隔壁 50……天井界壁金具 55……金属隔壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨構造体に、木質床根太と木質天井野縁
    の双方もしくは一方が混在され、該木質床根太または木
    質天井野縁に対して耐火界壁が交差する如く配置される
    建物ユニットにおいて、上記木質床根太または木質天井
    野縁の耐火界壁が交差する部分に二枚のフランジと該フ
    ランジを連結するウエブとを有する界壁金具を抱持し、
    該界壁金具は、上記耐火界壁を貫通するとともに、その
    貫通部において、木質床根太または木質天井野縁を仕切
    る金属隔壁を備えることを特徴とする建物ユニット。
JP386590A 1990-01-10 1990-01-10 建物ユニット Expired - Fee Related JP2607714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP386590A JP2607714B2 (ja) 1990-01-10 1990-01-10 建物ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP386590A JP2607714B2 (ja) 1990-01-10 1990-01-10 建物ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03208929A JPH03208929A (ja) 1991-09-12
JP2607714B2 true JP2607714B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=11569090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP386590A Expired - Fee Related JP2607714B2 (ja) 1990-01-10 1990-01-10 建物ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2607714B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03208929A (ja) 1991-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5647747B1 (ja) 壁パネルの接合方法
JP2607714B2 (ja) 建物ユニット
JP2690165B2 (ja) 建物ユニット
JPS6332812Y2 (ja)
JPH0125134Y2 (ja)
JP2002097730A (ja) 区画壁の固定構造
JPH0125132Y2 (ja)
JPH0125133Y2 (ja)
JP2986164B2 (ja) 建物の界壁
JP3497617B2 (ja) パネルを用いた建物
JP2510174B2 (ja) 建築物における耐火構造
US2286158A (en) Building unit
JP6684069B2 (ja) 屋根裏界壁の耐火構造
JP3142995B2 (ja) ユニット式建物
JPH0649693Y2 (ja) 木構造における2階床支持構造
JP3701707B2 (ja) 建物ユニットの天井構造
US774512A (en) Fireproof construction for floors, ceilings, &c.
JP2633152B2 (ja) ユニット式建物の耐火構造
JP2840199B2 (ja) 床構造
JPH07305427A (ja) 建物の耐火被覆構造
JPH08105154A (ja) 建材用パネル
JPS63165631A (ja) ユニツト建築物における柱の耐火構造
JPH07158189A (ja) 天井兼用床パネル構造
JPH0748885A (ja) 耐火壁体の構造
JPH08302878A (ja) 床構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees