JP2840199B2 - 床構造 - Google Patents

床構造

Info

Publication number
JP2840199B2
JP2840199B2 JP6289194A JP28919494A JP2840199B2 JP 2840199 B2 JP2840199 B2 JP 2840199B2 JP 6289194 A JP6289194 A JP 6289194A JP 28919494 A JP28919494 A JP 28919494A JP 2840199 B2 JP2840199 B2 JP 2840199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
floor
concrete plate
concrete
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6289194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08128139A (ja
Inventor
信行 境
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP6289194A priority Critical patent/JP2840199B2/ja
Publication of JPH08128139A publication Critical patent/JPH08128139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2840199B2 publication Critical patent/JP2840199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並置される床パネル間
の目板部の防火性能を確保しうる床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家屋の床を形成するために予め工
場等で製造された一体可搬の床パネルを用いることが普
及している。
【0003】このような床パネルは、通常、床の耐火構
造を得るため、適宜の不燃材料、難燃材料からなる不燃
ボードなどを具える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら並置され
る床パネル間の目板部は、従来、パーティクルボードな
どの床材を用いて被覆していたため、この目板部におい
て防火性能が劣るという問題点がある。
【0005】本発明は、並置される床パネルの段部間か
つその上面に、コンクリートからなる目板を固定するこ
とを基本として、目板部を含む床全体をコンクリート板
で被覆でき、防火性能を確保しうる床構造の提供を目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の根太部
材を略等間隔で平行に配した根太並列体の上面に板材を
固着してなる下地パネルとその上面に添設されるコン
クリート板とから矩形状かつ家屋の床形成用の床パネル
を形成し、 この床パネルの少なくとも一辺にコンクリ
ート板の上面よりも上面が低い段部を設け、かつ2つの
床パネルの前記一辺を向き合わせて該床パネルを支持す
るとともに、 向き合う前記段部間かつその上面に、コン
クリート板の端面間を上面同高で継ぐコンクリートから
なる目板を固定してなる床構造である。
【0007】なお前記段部は、下地パネルの一辺からコ
ンクリート板の端面を内に控えさせることにより下地パ
ネルの一端がコンクリート板から突出する突出部から形
成することが出来る。
【0008】又前記段部は、前記下地パネルの一辺の端
面に固着されコンクリート板の上面よりも上面を低くし
た根太状材から形成することも出来る。
【0009】
【作用】少なくとも一辺にコンクリート板の上面よりも
上面が低い段部を設けた床パネルを、前記一辺を向き合
わせて並置するとともに、前記段部間かつその上面に、
コンクリート板の端面間を上面同高で継ぐコンクリート
からなる目板を固定する。従って、床パネル間の目板部
に配される前記目板を含んで床全体をコンクリート板で
被覆でき、防火性能を確保しうる。
【0010】なお前記コンクリート板及び目板は、防火
性、断熱性、遮音性に優れるいわゆるALC板を用いて
形成することが望ましい。
【0011】又請求項2の発明において、前記段部を、
下地パネルの一辺からコンクリート板の端面を内に控え
させることにより下地パネルの一端がコンクリート板か
ら突出する突出部から形成したときには、前記目板を床
パネルの下地パネルに確実に固定でき、防火性能を向上
しうるとともに、目板を支持するための別部材を設ける
必要がなく、コストの削減、および施工の省力化を図り
うる。
【0012】さらに請求項3の発明において、前記段部
を、下地パネルの一辺の端面に固着されコンクリート板
の上面よりも上面を低くした根太状材から形成したとき
には、該段部を根太状材を固着するだけで容易に構成で
き、施工の簡略化を図りうる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜7において本発明の床構造は、少なくとも一
辺に段部9を設けた家屋の床形成用の床パネル3を、前
記一辺を向き合わせて並置するとともに、前記段部9、
9間かつ上面に、コンクリートからなる目板13を固定
する。
【0014】又前記床パネル3は、家屋の階上の外壁を
形成する外壁パネルPを支持する梁材2に取付けられ
る。
【0015】前記梁材2は、本実施例では、図1の床パ
ネル3…の配置状態を示す平面図の下辺に沿って家屋の
外周通りに水平に配されるラチス梁からなり、図3に示
すようにその上弦材20の上面に、屋内側の水平な支持
面4と、この支持面4の屋外縁で立上がる立上げ片5と
を具える。
【0016】なお前記立上げ片5は、前記上弦材20の
上面かつ屋外側に一片が固着された断面L字の長尺の土
台金具21の垂直な他片により形成される。
【0017】又外壁パネルPは、その水平な下の枠材2
2の下面に凹設した条溝23に前記立上げ片5の上端部
を嵌入することにより下端が支持され、これによって下
の枠材22の内装材24が添設されない屋内面がなす外
壁パネルPの屋内面F1を、立上げ片5よりも屋内側に
位置させている。
【0018】さらに前記下の枠材22の下面がなす外壁
パネルPの下端面F2と、前記支持面4との間には、前
記立上げ片5の高さに略等しい高さを有しかつ屋内側で
開放される空間Sが形成される。
【0019】前記床パネル3は、図2に示すように、断
面矩形かつ長尺の複数の根太部材26…を略等間隔で平
行に配した根太並列体の上面にパーティクルボードなど
からなる平面矩形の板材27を固着してなる木製の下地
パネル6と、この下地パネル6の上面にビスのような固
着具を用いて添設される複数のALC板からなるコンク
リート板7…とから形成される。
【0020】又床パネル3には、その少なくとも一辺、
本実施例では両短辺に、前記コンクリート板7の上面よ
りも上面Fが低い段部9、9が設けられるとともに、各
段部9は、本例では、前記下地パネル6の一辺(短辺)
からコンクリート板7の端面を内に控えさせることによ
り下地パネル6の一端がコンクリート板7から突出する
突出部10からなる。
【0021】なお前記根太部材26、26間には、上面
が前記板材27の下面に当接する石膏ボード等の遮音板
29が配設され、床パネル3の遮音性能を高めている。
【0022】このような床パネル3は、一方の短辺側に
おいて図3に示すように前記突出部10を前記空間Sに
挿入して下地パネル6を前記支持面4に載置することに
よってコンクリート板7の端面を前記外壁パネルPの屋
内面F1よりも屋内側に配するとともに、他方の短辺側
において図7に示すようにこの短辺を向き合わせて前記
梁材2と平行かつ同高のラチス梁からなる梁材30の上
面に並置し、図1に示すように縦横に敷詰められる。
【0023】又図1において左右に並ぶ床パネル3は、
その根太部材26…が図4、図5に示すように、図1の
左右辺に沿って配されるラチス梁からなる梁材31、3
1と、この梁材31、31の中央で該梁材31と平行に
のびるラチス梁からなる梁材32との間に架け渡された
大引33によって支持される。
【0024】さらに床パネル3は、屋内側からこの床パ
ネル3に挿着する固着具11を用いて前記梁材2に固定
される。
【0025】前記固着具11は、図3に示すように、例
えばタッピンビスからなり、前記コンクリート板7の端
部に梁材2に向かって斜めに穿たれた斜めの貫通孔12
内に挿入されかつ前記突出部10を通って該梁材2の前
記上弦材20に打入される。
【0026】従って、外壁パネルPの施工後であって
も、床パネル3を納まり良くかつ確実に梁材2に固定し
うるとともに、外壁パネルPの屋内面F1の屋内側で開
口する前記貫通孔12によって、固着具11を外壁パネ
ルPに干渉されることなく容易に打入できる。
【0027】なお貫通孔12内には、固着具11の挿入
後、セメント42が充填される。又前記梁材30上で向
き合う床パネル3、3の前記突出部10、10間かつそ
の上面には、図7に示すように、各床パネル3、3のコ
ンクリート板7の端面間を上面同高で継ぐALC製のコ
ンクリートからなる目板13が固定される。
【0028】このように梁材30の上方においてもコン
クリート製の目板13で被覆するため、階上の床の防火
性能を確保しうるとともに、該目板13は床パネル3、
3に設けた前記段部9、9(突出部10、10)によっ
て支持されるため、この目板13支持用の段部を別に形
成する必要がなく、施工性を向上しうる。
【0029】さらに前記梁材32の上方かつ両側で隣り
合う床パネル3、3間には、図5に示すように、ALC
製のコンクリートからなる目板19を有する目板パネル
35が配される。
【0030】目板パネル35は、図5、図6に示すよう
に、前記根太部材26と同高かつ断面矩形の長尺な一対
の根太状体14、14と、その上面間に架け渡されかつ
前記板材27と同厚の合板、パーティクルボード等の板
材36と、その上面に添着されかつ前記コンクリート板
7と同厚の前記目板19とからなり、工場等において予
め一体に形成される。
【0031】この目板パネル35は、前記梁材32両側
で前記大引33、33によって支持される床パネル3、
3間に挿入されて釘などを用いて固定される。
【0032】従って、梁材32の上方においても、コン
クリート製の前記目板19により防火性能を確保しうる
とともに、この目板19を予めパネル化して現場で施工
するため、現場で各部材を切断して組立てるものに比べ
て工数を削減でき、施工性を向上しうる他、現場におけ
る切り屑の発生を減じかつ早期の目板部での段差解消に
より、作業員の歩行時の安全性を高めうる。
【0033】又前記床パネル3の段部9を、図2に一点
鎖線で示すように、前記下地パネル6の長辺に沿って配
される前記根太部材26の端面に釘などの固着具を用い
て固着されかつ前記コンクリート板7の上面よりも上面
Fを低くした根太状材15から形成し、この根太状材
5を前記根太状体14として梁材32上に前記目板19
を固着することも出来る。
【0034】この場合、目板19を支持するための段部
9が、根太状材15を下地パネル6の端面に固着するだ
けで容易に形成でき、施工の省力化を図りうる。
【0035】なお床パネル3、目板13、19上には、
適宜の床下地板39が添着されるとともに、前記目板1
3、19上には、該床下地板39を介して間仕切りパネ
ル40…が立設される。
【0036】図8、図9は床パネルの他の取付構造を示
す。本例において床パネル3は、前記下地パネル6と、
その上面に添設される前記コンクリート板7とからなる
とともに、下地パネル6の一つの短辺からコンクリート
板7の端面を内に控えさせることにより下地パネル6の
一端がコンクリート板7から突出する一つの突出部10
Aを有する。なお下地パネル6、コンクリート板7の各
寸法は前記実施例のものと同長とし、従って突出部10
Aの突出長さ2Lは、前記突出部10の突出長さLの2
倍としている。
【0037】床パネル3は、図9に示すように、前記突
出部10Aを前記空間S内に挿入して下地パネル6を梁
材2の前記支持面4に載置することによってコンクリー
ト板7の端面を外壁パネルPの屋内面よりも屋内側に位
置させて配されるとともに、前記突出部10Aに打入さ
れ梁材2の前記上弦材20に固定される固着具17を用
いて該梁材2に取付けられる。
【0038】又前記突出部10Aの上面には、コンクリ
ート板7の端面と外壁パネルPの屋内面F1との間に配
されかつ該コンクリート板7と上面同高のALCを用い
たコンクリートからなる目板16が添設される。
【0039】従って、床パネル3の広巾(突出長さ2
L)の突出部10Aにより、この床パネル3を施工する
際にコンクリート板7が外壁パネルPと衝突して破損す
るようなことを防止しうるとともに、床パネル3を広巾
(突出長さ2L)の突出部10Aに打入される固着具
によって外壁パネルPに邪魔されることなく目板16
施工前に簡単かつ確実に梁材2に固定できる。
【0040】
【発明の効果】叙上の如く本発明の床構造は、少なくと
も一辺にコンクリート板の上面よりも上面が低い段部を
設けた床パネルを、前記一辺を向き合わせて並置すると
ともに、前記段部間かつその上面に、コンクリート板の
端面間を上面同高で継ぐコンクリートからなる目板を固
定する。従って、床パネル間の目板部に配される前記目
板を含んで床全体をコンクリート板で被覆でき、防火性
能を確保しうる。
【0041】又請求項2の発明において、前記段部を、
下地パネルの一辺からコンクリート板の端面を内に控え
させることにより下地パネルの一端がコンクリート板か
ら突出する突出部から形成したときには、前記目板を床
パネルの下地パネルに確実に固定でき、防火性能を向上
しうるとともに、目板を支持するための別部材を設ける
必要がなく、コストの削減、および施工の省力化を図り
うる。
【0042】さらに請求項3の発明において、前記段部
を、下地パネルの一辺の端面に固着されコンクリート板
の上面よりも上面を低くした根太状材から形成したとき
には、該段部を根太状材を固着するだけで容易に構成で
き、施工の簡略化を図りうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床パネルの配置状態を例示する平面図である。
【図2】床パネルを例示する斜視図である。
【図3】図1のX−X線断面図である。
【図4】図1のY−Y線断面図である。
【図5】図1のZ−Z線断面図である。
【図6】目板パネルを例示する斜視図である。
【図7】図1のV−V線断面図である。
【図8】床パネルの他の例を示す斜視図である。
【図9】その取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
3 床パネル 6 下地パネル 7 コンクリート板 9 段部 13 目板 10 突出部 15 根太状材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の根太部材を略等間隔で平行に配した
    根太並列体の上面に板材を固着してなる下地パネルと
    その上面に添設されるコンクリート板とから矩形状かつ
    家屋の床形成用の床パネルを形成し、 この床パネルの 少なくとも一辺にコンクリート板の上
    面よりも上面が低い段部を設け、かつ2つの床パネルの
    前記一辺を向き合わせて該床パネルを支持するととも
    に、 向き合う 前記段部間かつその上面に、コンクリート板の
    端面間を上面同高で継ぐコンクリートからなる目板を固
    定してなる床構造。
  2. 【請求項2】前記段部は、下地パネルの一辺からコンク
    リート板の端面を内に控えさせることにより下地パネル
    の一端がコンクリート板から突出する突出部からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の床構造。
  3. 【請求項3】前記段部は、前記下地パネルの一辺に、前
    コンクリート板の上面よりも上面を低位置として取付
    けられる根太状材からなることを特徴とする請求項1記
    載の床構造。
JP6289194A 1994-10-28 1994-10-28 床構造 Expired - Fee Related JP2840199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6289194A JP2840199B2 (ja) 1994-10-28 1994-10-28 床構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6289194A JP2840199B2 (ja) 1994-10-28 1994-10-28 床構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08128139A JPH08128139A (ja) 1996-05-21
JP2840199B2 true JP2840199B2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=17740001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6289194A Expired - Fee Related JP2840199B2 (ja) 1994-10-28 1994-10-28 床構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2840199B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61179211U (ja) * 1985-04-27 1986-11-08
JPH053421U (ja) * 1991-06-29 1993-01-19 修身 加藤 床パネルの組付け構造
FI98505C (fi) * 1992-06-03 1997-07-10 Norberg Lokomo Oy Kuljetinjärjestelmä

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08128139A (ja) 1996-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4435928A (en) Low energy building
JP2840199B2 (ja) 床構造
JP2840200B2 (ja) 床パネルの取付構造
JPH0623619Y2 (ja) 床パネル
JPH06136833A (ja) 天井付き床パネル及びこれを備える部屋ユニット
JP2004143911A (ja) 木材による壁構造体およびその構築方法
JPH08177124A (ja) 建物ユニットの界壁構造
JP4081204B2 (ja) ユニット建物
JP3142995B2 (ja) ユニット式建物
JP3164327B2 (ja) ユニット式建物の界壁およびその界壁の施工方法
JPH0125133Y2 (ja)
JP4656750B2 (ja) ユニット建物
JP2774041B2 (ja) 建物ユニット及び屋根ユニット
JPH11166291A (ja) 壁用パネル材および建築物の施工方法
JP3126572B2 (ja) 建物ユニットの界壁構造および界壁施工方法
JPS6332812Y2 (ja)
JPH10152912A (ja) 建物の耐火被覆構造
JP2587967Y2 (ja) 梁の支持構造
JP2837072B2 (ja) 建物ユニット
JP2590483Y2 (ja) 天井構造
JPH0125132Y2 (ja)
JP3169290B2 (ja) 建物の壁
JPH08232344A (ja) 準耐火構造のユニット式建物
JPH07189368A (ja) ユニット式建物の界壁構造
JP2000265599A (ja) 壁パネル取付具

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980922

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees