JPH0125134Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0125134Y2
JPH0125134Y2 JP1984084999U JP8499984U JPH0125134Y2 JP H0125134 Y2 JPH0125134 Y2 JP H0125134Y2 JP 1984084999 U JP1984084999 U JP 1984084999U JP 8499984 U JP8499984 U JP 8499984U JP H0125134 Y2 JPH0125134 Y2 JP H0125134Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beams
ceiling
floor
small
house unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984084999U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60195407U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8499984U priority Critical patent/JPS60195407U/ja
Publication of JPS60195407U publication Critical patent/JPS60195407U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0125134Y2 publication Critical patent/JPH0125134Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、耐火性を改良した家屋ユニツトに関
する。
(従来技術) 工場で箱形の家屋ユニツトを製造し、複数の家
屋ユニツトを建築現場で組み立てて家屋を建てる
工法が普及している。家屋ユニツトの骨組は、4
本の柱と、柱の上端部間に連結された天井梁と、
柱の下端部間に連結された床梁とにより構成され
ており、この骨組みに天井板、床板、壁板等を取
り付けるようになつている。
ところで、上記工法による家屋は、一般の建築
工法の家屋に比べて、耐火性等に優れているが、
なお改良の余地が残されている。
従来の家屋ユニツトの天井部は、例えば特公昭
57−11970号公報に示すように構成されている。
すなわち、天井梁に多数の小梁が掛け渡され、こ
れら小梁の下面に天井板が取り付けられている。
上記構成の家屋ユニツトを、特に2階建て以上
の家屋に用いた場合、耐火性について完全を期す
るためには、なお改良の余地があつた。例えば、
1階の部屋で火事が発生し、万一、炎により天井
板が破壊または焼損した時、炎が比較的短い時間
で2階の家屋ユニツトの床板にまで達して、2階
の部屋が延焼してしまう。
これは、1階の天井板の上方に何の遮蔽物も介
在せずに2階の床板が配置されているからであ
り、しかも、天井板と床板との間に大きな空間が
形成されていて、床板への延焼に十分な酸素を供
給してしまうからである。また、炎が天井裏を伝
わつて隣室に移ることも考えられる。
(考案の目的) 本考案は上記事情に基づきなされたもので、そ
の目的は、階上や隣室への延焼を大幅に遅らせる
ことができる耐火性に優れた家屋ユニツトを提供
することにある。
(考案の要旨) 本考案の要旨は、柱と、柱の上端部間に連結さ
れた天井梁と、柱の下端部間に連結された床梁と
により骨組が構成される家屋ユニツトにおいて、
天井梁間に複数の小梁を掛け渡し、小梁の下面に
第1の防火板を取り付けるとともに、小梁の上面
に第2の防火板を取り付け、天井梁と小梁と第1
の防火板と第2の防火板とにより、天井より上の
空間を複数の小さな空間に仕切ることを特徴とす
る家屋ユニツトにある。
(考案の構成) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。第1図に示すように家屋は多数の箱形の家
屋ユニツト1により構成されている。家屋ユニツ
ト1の骨組は、4本の柱2と、柱2の上端部間に
連結された4本の天井梁3と、柱2の下端部間に
連結された4本の床梁4とにより構成されてい
る。柱2、天井梁3、床梁4は型鋼からなつてい
る。
次に、本発明の特徴部をなす1階の家屋ユニツ
ト1の天井部について説明する。第2図、第3図
に示すように、対向する2本の天井梁3間には、
多数の木製の小梁5が互いに平行に掛け渡されて
いる。小梁5の端部の下面には凹部5aが形成さ
れている。この凹部5aを断面コ字形をなす天井
梁3の下辺部3aに当てた状態で、小梁5の端部
が連結されている。なお、この凹部5aには天井
梁3と平行に延びる補助梁6が取り付けられてい
る。補助梁6の下面は小梁5の下面と面一になつ
ている。また、これら小梁5間および、小梁5と
天井梁(小梁5と平行をなす天井梁)との間に
は、小梁5と直交する方向に延びる連結用の短い
小梁7が掛け渡されている。これら小梁5,7の
高さは、天井梁3よりも低くなつている。
小梁5および補助梁6の下面には、天井となる
第1の防火板10が取り付けられている。また、
小梁5の上面には第2の防火板11が取り付けら
れている。防火板としては、不燃性あるいは難燃
性の材料からなるものであり、例えば石膏ボー
ド、石膏ボードにロツクウール吸音板を貼つたも
の、石膏ボードに石綿スレートを貼つたもの、
ALC板等が挙げられる。第1の防火板10は、
あらかじめ化粧仕上げされたもの、あるいは後か
らビニル壁紙等を貼つて仕上げてもよい。第2の
防火板11の周縁部は4本の天井梁3の垂直辺部
3bに当たつている。そして、天井梁3、小梁
5,7、第1の防火板10、第2の防火板11に
よつて、天井の上の空間は多数の小さな空間12
に仕切られている。
また、1階の家屋ユニツト1において、第1の
防火板10と床板4との間には部屋を仕切るため
の壁20が形成されている。壁20は、2枚の石
膏ボードからなる壁板21と、これら壁板21の
間隔を保持する桟22とにより構成されている。
次に、2階の家屋ユニツト1の床部ついて説明
する。2階の家屋ユニツト1の柱2の下端部は1
階の家屋ユニツト1の柱2の上端部に連結されて
いる。2階の家屋ユニツト1の床梁4は1階の家
屋ユニツト1の天井梁3の上部に配置されてい
る。対向する2本の床梁4間には、型鋼からなる
多数の小梁30が継ぎ手31によつて連結されて
いる。小梁30の上には根太32が取り付けられ
ており、この根太32の上に床板33が取り付け
られている。なお、2階の家屋ユニツト1にも、
上述と同様の構成をなす壁20が形成されてい
る。
上記構成において、1階で火事が発生した時、
炎は第1の防火板10および壁板21によつて妨
げられる。万一、時間の経過とともに第1の防火
板10の一部が破壊され、炎が第1の防火板10
を突き抜けることがあるかもしれない。しかし、
第1の防火板10の上方には第2の防火板11が
設けられており、この第2の防火板11により、
炎が2階の床板4に及ぶのを防ぐことができる。
しかも、第1の防火板10の上の空間が多数の小
さな空間12に仕切られているため、この空間1
2での酸素が短時間のうちに消費されて無酸素状
態となり、炎を消すことができる。このようにし
て、2階の部屋や隣室への延焼を大幅に遅らせる
ことができる。
本考案は上記実施例に制約されず、種々の態様
が可能である。例えば、上記空間12に断熱材等
を収納してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案にあつては、第1
の防火板と第2の防火板とで2重に遮蔽するこ
と、および、天井の上の空間を複数の小さな空間
に仕切ることによつて、階下での火事が階上に及
ぶまでの時間を大幅に遅らせることができ、ま
た、炎が天井裏を伝わつて隣室に移ることも防止
でき、火災の被害を最小限にくい止めることがで
きる。また、小梁の上下に防火板を取り付けたこ
とによつて、家屋ユニツト全体の強度が向上して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の家屋ユニツトにより組み立て
た家屋の骨組を示す概略図、第2図は1階の家屋
ユニツトの天井部を破断して示す斜視図、第3図
は第1図中部の拡大断面図である。 1……家屋ユニツト、2……柱、3……天井
梁、4……床梁、5,7……小梁、10……第1
の防火板、11……第2の防火板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱と、柱の上端部間に連結された天井梁と、柱
    の下端部間に連結された床梁とにより骨組が構成
    される家屋ユニツトにおいて、天井梁間に複数の
    小梁を掛け渡し、小梁の下面に第1の防火板を取
    り付けるとともに、小梁の上面に第2の防火板を
    取り付け、天井梁と小梁と第1の防火板と第2の
    防火板とにより、天井より上の空間を複数の小さ
    な空間に仕切ることを特徴とする家屋ユニツト。
JP8499984U 1984-06-07 1984-06-07 家屋ユニツト Granted JPS60195407U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8499984U JPS60195407U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 家屋ユニツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8499984U JPS60195407U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 家屋ユニツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60195407U JPS60195407U (ja) 1985-12-26
JPH0125134Y2 true JPH0125134Y2 (ja) 1989-07-28

Family

ID=30634991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8499984U Granted JPS60195407U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 家屋ユニツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60195407U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0742740B2 (ja) * 1986-12-25 1995-05-10 積水化学工業株式会社 ユニット建築物の耐火構造
JPH081082B2 (ja) * 1987-06-16 1996-01-10 積水化学工業株式会社 天井の防音防火構造
JP2794288B2 (ja) * 1988-02-17 1998-09-03 積水ハウス株式会社 建築物の床パネル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029815B2 (ja) * 1981-08-03 1985-07-12 トヨタ自動車株式会社 ヘリカル型吸気ポ−トの流路制御装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029815U (ja) * 1983-08-06 1985-02-28 トヨタ自動車株式会社 ユニット住宅の天井

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029815B2 (ja) * 1981-08-03 1985-07-12 トヨタ自動車株式会社 ヘリカル型吸気ポ−トの流路制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60195407U (ja) 1985-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3974607A (en) Fire-rated common area separation wall structure having break-away clips
US3740912A (en) Fire retardant shaft wall
JPH0125134Y2 (ja)
US2746097A (en) Soundproof building construction
JP7173942B2 (ja) 制振天井構造
JP4426715B2 (ja) 区画壁の固定構造
JPS6332812Y2 (ja)
JPH048166Y2 (ja)
JP3145223B2 (ja) ユニット式建物
JPH0125133Y2 (ja)
JPH0125132Y2 (ja)
JPH08177124A (ja) 建物ユニットの界壁構造
RU2793696C1 (ru) Соединительная конструкция между перегородками и плитой перекрытия и способ для ее изготовления
JP7514702B2 (ja) 耐火壁
JP3142995B2 (ja) ユニット式建物
JPS63165631A (ja) ユニツト建築物における柱の耐火構造
JP4261459B2 (ja) 天井の防音防火構造
JP2840200B2 (ja) 床パネルの取付構造
JP2690165B2 (ja) 建物ユニット
JP4081204B2 (ja) ユニット建物
JPH08326194A (ja) 建物の防火床構造および床パネル
JPH0623619Y2 (ja) 床パネル
JP2607714B2 (ja) 建物ユニット
JP2840199B2 (ja) 床構造
JP2022116808A (ja) 階段用下地材及び階段の施工方法