JP4426715B2 - 区画壁の固定構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟質耐火被覆材が取り付けられた金属製の天井梁と床梁にパネル状の区画壁を固定する区画壁の固定構造に関する。
特に、耐火構造のユニット建物に好適な区画壁の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、防火地域や準防火地域等が指定され、この防火地域や準防火地域に建てる建物は耐火構造や準防火構造の如く耐火性能、防火性能のよいことが義務ずけられている。
又、共同住宅、病院、ホテル等を用途とした3階建て以上の建築物では、建築基準法で所定の耐火性能を有する耐火構造にすることが規定されている。
【0003】
この耐火構造の建物は、建築基準法で規定されている構造物以外では、JISに規定している耐火試験に合格する必要がある。
この耐火試験に合格するためには、規定の温度条件で加熱したとき、柱や梁等の鋼製の構造材が高温になって機械的強度が低下すること防ぐために、通常、鋼製の柱や梁等の構造材を耐火被覆材で覆っている。
【0004】
かかる耐火構造の建物の一定の条件を満たす建物には、耐火性能のよい区画壁を設けることが規定されている建物が多い。
例えば、防火区画を区切る区画壁や、共同住宅の界壁や学校・病院等の間仕切り壁等の区画壁では耐火構造にすることが必要である。
そして、この区画壁を設ける手段としては、鉄筋コンクリート製の区画壁にしたり、押出成形セメント板や押出成形珪酸カルシウム板やALC板(オートクレーブドライトウェイトコンクリート板)やPC板(プレキャストコンクリート板)等の板をパネル状にした区画壁を取り付けることが多い。
【0005】
一方、建物を運搬可能な大きさに分割した建物ユニットや屋根ユニット・屋根パネルを工場で製造し、この建物ユニットや屋根ユニット・屋根パネルを施工現場に運搬し、施工現場で組み立てて建物とするユニット建物は、現場施工期間が短く、しかも、精度がよいので、多く採用されている。
このユニット建物でも、柱や天井梁や床梁等の構造材に耐火被覆材を取り付けた耐火構造の建物が知られている。
【0006】
例えば、特開平8−74348号公報には、かかる耐火構造の建物が記載されている。
即ち、この建物の床構造は、断面略コ字形長尺体の金属製の床梁に当部材を取り付け、この当部材に床基盤材を取り付け、この床基盤材の上に床根太を取り付け、この床根太の上に床面材を取り付けたものであって、軟質耐火被覆材でこの床梁の側面と上面を覆い、且つ、この軟質耐火被覆材の両側を床基盤材の上面に当接した状態に、軟質耐火被覆材を取り付ける。
又、この建物の天井構造は、断面略コ字形長尺体の金属製の天井梁に当部材を取り付け、この当部材にブラケットを取り付け、このブラケットに通し材を介して天井面材を取り付けたものであって、このブラケットの中を通過させた軟質耐火被覆材で天井梁の側面と下面を覆い、且つ、この軟質耐火被覆材の両側を床基盤材の下面に当接した状態に、軟質耐火被覆材を取り付ける。
【0007】
このようにして、天井梁と床梁とを軟質耐火被覆材と床基盤材とで囲んで、火災時に、天井梁や床梁が高温性能になることを防いでいる。
そして、隣接する建物ユニットの床梁間に軟質耐火被覆材を上方から押圧し、前記床面材とほぼ面一にした状態にして、ジョイント床面材を取り付け、隣接する建物ユニットの天井梁間に軟質耐火被覆材を下方から押圧し、前記天井面材と略面一にした状態にして、ジョイント天井面材を取り付けた構造をしている。
【0008】
この床梁と天井梁との間に間仕切り壁等の壁を設ける場合には、壁パネルをジョイント床面材とジョイント天井面材との間に取り付け固定して壁としている。
このように、このユニット建物では、間仕切り壁等の壁パネルをジョイント床面材とジョイント天井面材とに固定し、床梁や天井梁に直接固定しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、1戸の住宅内に設ける間仕切り壁の場合では、このような木質系や石膏ボード等のジョイント床面材やジョイント天井面材に壁パネルを固定してもよいが、耐火構造の建物に設ける区画壁の場合では、床梁から天井梁まで不燃材料で区切ることが必要である。従って、かかる壁の固定構造を採用することができない。
【0010】
又、ユニット建物では、工場で製造したユニット建物を施工現場に運搬し、施工現場で複数個のユニット建物を据え付けて建物となすために、工場で、隣接する建物ユニット間にジョイント床面材やジョイント天井面材を取り付けることができない。
従って、このジョイント床面材やジョイト天井面材に取り付ける壁パネルは、これを現場で取り付けねばならず、現場施工工数が多くなり、現場施工工数の少ないというユニット建物の特徴がそれだけ削減されるという問題がある。
【0011】
更に、上記ジョイント床面材やジョイント天井面材を固定する際に、釘やビス等を使用すると、軟質耐火材が破損することがある。
そこで、本発明の目的は、上記問題点を解消し、軟質耐火被覆材を取り付ける天井梁や床梁に区画壁等を、工場で、軟質耐火被覆材を破損することなく、金属等の不燃材で固定することのできる区画壁の固定構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになしたものであって、軟質耐火被覆材が取り付けられた金属製の天井梁と床梁にパネル状の区画壁が差し渡され、この区画壁が、梁下受金具と天井受レールを介して天井梁に、梁上受金具と床受レールを介して床梁に、それぞれ固定された区画壁の固定構造であって、前記梁下受金具と梁上受金具は、軟質耐火被覆材の厚みと略等しい距離を隔てたほぼ平行な梁固定部と部材固定部と、この梁固定部と部材固定部とを連結する連結部とからなる略エ字形の金属片であり、前記天井受レールは略コ字形の金属片であり、前記床受レールは第一片と第二片が略直角に連結した略L字形の金属片であり、前記区画壁には、上端の両側面に天井受レールのフランジの入る大きさに切欠された上側切欠部が、又、下端の片側面に床受レールの第二片の入る大きさに切欠された下側切欠部がそれぞれ設けられ、梁下受金具の梁固定部が天井梁に取り付けられ、この梁下受金具の部材固定部に天井受レールのウエッブが取り付けられ、梁上受金具の梁固定部が床梁に取り付けられ、この梁上受金具の部材固定部に床受レールの第一片が取り付けられ、区画壁が、上端の両側面に設けられている上側切欠部に天井受レールの両側のフランジを入れ、下端の片側面に設けられている下側切欠部に床受レールの第二片を入れた状態にして、天井受レールと床受レールに固定されているものである。
【0013】
本発明における区画壁とは、耐火性能のよい板状体をパネル状にしたものであって、押出成形セメント板や押出成形珪酸カルシウム板やALC板やPC板等の不燃性の板をパネル状にしたものが好適である。特に、押出成形セメント板をパネル状にしたものが好適である。
又、本発明に使用する梁下受金具や梁上受金具の梁固定部に、部材固定部よりも天井梁や床梁の長手方向に長く伸びる延長部を設けていると、この延長部を天井梁や床梁に取り付ける際に、部材固定部が邪魔にならずに便利である。
【0014】
又、梁下受金具や梁上受金具の部材固定部には、天井梁や床梁の幅方向に長く張り出す張出部を設けていると、天井梁や床梁の真下より張り出しただけ移動した場所に区画壁を設けることができるので、便利である。
又、床受レールの第一片を長くしていると、床梁より長くしただけ異なる位置に第二片を設けることができるので便利である。
【0015】
本発明に使用する軟質耐火被覆材とは、曲げることのできる耐火性能の優れた被覆材であって、岩綿、ジルコン繊維等のセラミック繊維をフェルト状に加工したものや、水を含有したバルーンや水を高吸熱ポリマーによってゲル化した吸熱パックをこのフェルト状の中に入れたり、アルミニウム箔付きクロスで包み込んだものがある。
特に、水を高吸熱ポリマーによってゲル化した吸熱パックと、耐熱温度が1000℃以上のセラミックフェルトとをアルミニウム箔付きクロスで包み込んだものが好ましい。
【0016】
(作用)
本発明では、梁下受金具の梁固定部が天井梁に取り付けられ、この梁下受金具の部材固定部に天井受レールのウエッブが取り付けられているので、この天井受レールは天井梁に梁下受金具を介して強固に取り付けられている。
又、梁上受金具の梁固定部が床梁に取り付けられ、この梁上受金具の部材固定部に床受レールの第一片が取り付けられているので、この床受レールは床梁に梁上受金具を介して強固に取り付けられている。
【0017】
そして、区画壁が、天井受レールと床受レールに固定されているので、この区画壁は、天井受レールと梁下受金具を介して天井梁に強固に取り付けられ固定されるし、又、床受レールと梁上受金具を介して床梁に強固に取り付けられ固定される。
又、このように区画壁は、天井梁と床梁に固定されているので、隣接する建物ユニットに関係なく、建物ユニットに区画壁を取り付けることができる。
従って、区画壁を工場等で建物ユニットに取り付けることができ、施工現場工数を削除することができる。
【0018】
しかも、この区画壁が、金属製の梁下受金具、梁上受金具、天井受レール、床受レールを介して床梁や天井梁に取り付けられるので、火災時に、区画壁とその上下部分を通して反対側に延焼することがなく区画壁の役目を十分に果たすことができる。
本発明では、梁下受金具は、軟質耐火被覆材の厚みと略等しい距離を隔てたほぼ平行な梁固定部と部材固定部と、この梁固定部と部材固定部とを連結する連結部とからなる略エ字形の金属片であるので、この天井受レールに取り付けられた区画壁と天井梁との間には、梁天井金具の梁固定部と部材固定部と連結部で構成される開口を被覆材収納部とすると、この被覆材収納部と、この被覆収納部と略等しい距離の隙間が形成される。
【0019】
又、梁上受金具は、軟質耐火被覆材の厚みと略等しい距離を隔てたほぼ平行な梁固定部と部材固定部と、この梁固定部と部材固定部とを連結する連結部とからなる略エ字形の金属片であるので、床受レールに取り付けられた区画壁と床梁との間には、この梁上受金具の梁固定部と部材固定部と連結部とで構成される開口を被覆材収納部とすると、この被覆材収納部と、この被覆収納部と略等しい距離の隙間が形成される。
従って、軟質耐火被覆材を、この被覆材収納部と隙間の中を通して天井梁や床梁を覆って取り付けることにより、釘やビス等を使用することなく取り付けることができ、軟質耐火被覆材が破損する心配がないし、この取り付けられた軟質耐火被覆材が部材固定部に係止されて外れない。
【0020】
又、区画壁には、上端の両側面に上側切欠部が、又、下端の片側面に下側切欠部がそれぞれ設けられ、区画壁が、上端の両側面に設けられている上側切欠部に天井受レールの両側フランジを入れ、下端の片側面に設けられている下側切欠部に床受レールの第二片を入れた状態にして、天井受レールと床受レールに固定されているので、予め、天井梁に梁下受金具を介して天井受レールを、又、床梁に梁上受金具を介して床受レールを取り付け、区画壁の上端部を天井受レールの両側のフランジの中に入れ、区画壁の下端部を床受レールの第二片に押し付けた状態に、上端部を床受レールに固定し、上端部を床受レールに固定することにより、区画壁を簡単に取り付けることができる。
【0021】
そして、上側切欠部は天井受レールのフランジの入る大きさであるので、天井受レールのフランジが上側切欠部の中にすっぽり入るし、又、下側切欠部は床受けレールの略L字形の第二片の入る大きさであるので、床受レールの第二片が下側切欠部の中にすっぽりと入り、区画壁の表面から天井受レールや床受レールが突出しない。
従って、区画壁に取り付ける珪酸カルシウム板や石膏ボード等の壁下地材や、化粧シート、壁紙、化粧珪酸カルシウム板等の壁仕上げ材を取り付けるときに、この天井受レールや床受レールが邪魔にならないし、又、この部分が突出せず壁下地材や壁仕上げ材を美麗に取り付けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例で説明する。
(実施例1)
図1〜図9は、本発明の一実施例を示すもので、図1はユニット建物を示す斜視図、図2は建物ユニットを示す一部切欠斜視図、図3は床梁と天井梁に区画壁が取り付けられ、軟質耐火被覆材が取り付けられる前の状態を示す中間部省略正面図、図4は軟質高い被覆材が取り付けられた図3のA−A線における中間部省略断面図、図5(イ)は区画壁の表面を上にした状態を示す斜視図、(ロ)は区画壁の裏面を上にした状態を示す斜視図、図6(イ)は梁下受金具を示す斜視図、(ロ)は(イ)の平面図、(ハ)は(イ)の正面図、(ニ)は(イ)の側面図、図7は天井受レールを示す斜視図、図8は梁上受金具を示す斜視図、図9は床受レールを示す斜視図である。
【0023】
Uはユニット建物であり、このユニット建物Uは、図1に示すように、基礎99の上に12個の建物ユニット1が据え付けられて1階が構成され、この1階の建物ユニット1の上に12個の建物ユニットが据え付けられて2階が構成され、この2階の建物ユニット1の上に屋根パネル2(境界省略)が取り付けられ、この1階と2階のほぼ中央に界壁である区画壁3が取り付けられ固定されて4戸に分割された共同住宅である。
【0024】
建物ユニット1は、図2に示すように、矩形状の四隅に立設された4本の柱11と、この柱11の下端部を矩形状の辺に沿って連結した4本の床梁12と、柱11の上端部を矩形状の辺に沿って連結した天井梁13とからなる骨格を有する。
そして、この骨格の相対する床梁12に鉄筋が埋設されたALC板の床基盤材14が差し渡されて取り付けられ、この上にパーチクルボード長尺体のスペーサー15が取り付けられ、このスペーサー15の上に木製の床根太16が取り付けられ、この床根太16の上にパーチクルボードの床面材17が取り付けられて床が形成されている。
【0025】
又、相対する天井梁13に天井小梁18が差し渡されて取り付けられ、この天井小梁18の下側に天井野縁19が取り付けられ、この天井野縁19の下面に石膏ボードの天井面材19aが取り付けられて天井が形成されている。
尚、この天井梁13と床梁12には、図4に示すように、軟質耐火被覆材4が巻かれて取り付けられている。
又、外壁を設ける場所には、天井梁13と床梁12とに図示しない取付金具が取り付けられ、鉄筋が埋設されたALC板の外壁パネルがこの取付金具に取り付けられている。
【0026】
区画壁3は、図5に示すように、押出成形セメント板の本体31の上端の両側面の所々に所定間隔を隔てて上側切欠部32が切欠され、本体31の下端の片側面の所々に所定間隔を隔てて下側切欠部33が切欠されたものである。
軟質耐火被覆材4は、水を高吸熱ポリマーによってゲル化した吸熱パックと、耐熱温度が1000℃以上のセラミックフェルトとを、アルミニウム箔付きクロスで包み込んだものであり、帯状や毛布状に加工されていて、天井梁13や床梁12の周囲に巻き付けることが簡単にできるものである。この軟質耐火被覆材4は、吸熱パックの水が蒸発することによって熱を奪い、天井梁13や床梁12の昇温を防止する機能を有するものである。
【0027】
6は天井受レールであり、この天井受レール6は、図7に示すように、略平行なフランジ61と、この両方のフランジ61を連結したウエッブ62とからなる略コ字形の金属片であって、ウエッブ62の中央部には、取付孔63が設けられている。
尚、このフランジ61の大きさは区画壁3の上部切欠部32の中にすっぽり入る大きさであり、略平行なフランジ61間の距離は、区画壁3の厚みから両側の上部切欠部32の深さを引いた長さにほぼ等しくなっている。従って、区画壁3の両側に上部切欠部32部分に両側のフランジ61を入れて、天井受レール6を区画壁3に取り付けることができるようになっている。
【0028】
5は梁下受金具であり、この梁下受金具5は、図6に示すように、天井梁13の下面に当接固定可能な形状の梁固定部51と、天井受レール6に当接可能な形状の部材固定部52と、この梁固定部51と部材固定部52とを連結する連結部53とからなる略エ字形をしている金属片である。
そして、この梁固定部51と部材固定部52とは、軟質耐火被覆材4の厚みと略等しい距離を隔てて略平行になっていて、この梁固定部51と部材固定部52の間の開口が被覆材収納部55となっている。
この梁下受金具5は、被覆材収納部55を有する略コ字形をしている金属片を背中合わせに固着することによって製造される。
【0029】
そして、この梁固定部51には、部材固定部52より天井梁13の長手方向に長く伸びる延長部56が設けられていて、この延長部56には、リベットやビス等の止着具561(図3、図4に示す)を挿通させることのできる大きさの梁取付孔57が設けられている。
又、部材固定部52には、天井梁13の幅方向で且つ建物ユニット1の内側方向に張り出す張出部58が設けられていて、この張出部58には、リベットやビス等の止着具581(図3、図4に示す)を挿通させるできる大きさの部材取付孔59が設けられている。
【0030】
8は床受レールであり、この床受レール8は、図9に示すように、第一片81と第二片82が略直角に連結した略L字形の金属片であり、この両方の片81、82には、それぞれ取付孔811、821が設けられている。
この第一片81は第二片82より長くなっている。
【0031】
7は梁上受金具であり、この梁上受金具7は、梁下受金具5と略同じ形状をしている。
即ち、図8に示すように、床梁12の上面に当接固定可能な形状の梁固定部71と、床受けレール8に当接可能な形状の部材固定部72と、この梁固定部71と部材固定部72とを連結する連結部73とからなる略エ字形をしている金属片である。
そして、この梁固定部71と部材固定部72とは、軟質耐火被覆材4の厚みと略等しい距離を隔てて略平行になっていて、この梁固定部71と部材固定部72の間の開口が被覆材収納部75となっている。
【0032】
この梁下受金具7は、被覆材収納部75を有する略コ字形をしている金属片を背中合わせに固着することによって製造される。
そして、この梁固定部71には、部材固定部72より天井梁13の長手方向に長く伸びる延長部76が設けられていて、この延長部76には、リベットやビス等の止着具761(図3、図4に示す)を挿通させることのできる大きさの梁取付孔77が設けられている。
又、部材固定部72には、天井梁13の幅方向で且つ建物ユニット1の内側方向に張り出す張出部78が設けられていて、この張出部78には、リベットやビス等の止着具781(図3、図4に示す)を挿通させるできる大きさの部材取付孔79が設けられている。
【0033】
9は床押さえ金具であり、この床押さえ金具9は床根太16の高さと略等しい距離だけ隔てて設けられた略平行なフランジ91と、この両方のフランジ91を繋ぐウエッブ92とからなる略コ字形の金属片であり、ウエッブ92には通孔93が設けられている。
95は化粧珪酸カルシウム板の壁仕上げ材であり、この壁仕上げ材95は、図4に示すように、固定壁3の両側面に取り付けられている。
【0034】
次に、この区画壁3の固定構造を詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、梁下受金具5の梁固定部51が天井梁13の所々に設けられている所定位置に押し付けられ、延長部56に設けられている梁取付孔57と天井梁13に設けられている図示しない通孔とに通されたリベット561で梁下受金具5が天井梁13に取り付けられている。
【0035】
又、この梁下受金具5の部材固定部52に天井受レール6のウエッブ62が押し付けられ、ウエッブ62に設けられている取付孔63から梁下受金具5の張出部58に設けられている部材取付孔59に通されたリベット581で天井受レール6が梁下受金具5に取り付けられている。
又、梁上受金具7の梁固定部71が床梁12の所々に設けられている所定位置に取り付けられ、床受レール8の第一片81が梁上受金具7の部材固定部72にリベット781で取り付けられている。
【0036】
そして、区画壁3に設けられている両側の上側切欠部32に天井受レール6の略コ字形の両側のフランジ61、61を入れた状態にし、一方のフランジ61に設けられている通孔から区画壁3に螺入したビス38によって、区画壁3の上端部が天井受レール6に固定されている。
又、区画壁3に設けられている下側切欠部33に床受レール8の第二片82を入れ、この床受レール8の第一片81の上に取り付けられた押さえ金具9で区画壁3の下端部を床受レール8の第二片82に押し付けた状態にして、押さえ金具9がビス781で床受レール8に固定され、押さえ金具9のウエッブに設けられている通孔から区画壁3に螺入したビス39によって、区画壁3の下部が床受レール8に固定されている。
【0037】
そして、図4に示すように、区画壁3の上部では、所々に取り付けられた梁下受金具5間の幅と略等しいか若干大きな幅の軟質耐火被覆材4で、区画壁3が取り付けられた建物ユニット1の天井梁13と、この建物ユニット1に隣接して据え付けられた建物ユニット1の天井梁13を巻いた状態に、軟質耐火被覆材4が取り付けられている。
又、区画壁3の下部では、所々に取り付けられた梁上受金具7間の幅と略等しいか若干大きな幅の軟質耐火被覆材4で、区画壁3が取り付けられた建物ユニット1の床梁12と、この建物ユニット1に隣接して据え付けられた建物ユニット1の床梁12を巻いた状態に、軟質耐火被覆材4が取り付けられている。
【0038】
尚、この軟質耐火被覆材4が区画壁3と天井梁13や床梁12の間を通過する際には、区画壁3と天井梁13との間に、梁下受金具5や梁上受金具7の略平行な梁固定部51、71と部材固定部52、72との距離だけの隙間が有るので、この軟質耐火被覆材4がこの隙間を通過して取り付けられている。この際、軟質耐火被覆材4の幅が梁下受金具5や床上受金具7間の距離より若干大きい場合には、軟化耐火被覆材4の幅を若干縮まった状態になって通過する
このようになっているので、軟質耐火被覆材4の両側縁部は、梁下受金具5や梁上受金具7の被覆材収納部55、75を通って、部材固定部52、72に引っ掛かって軟質耐火被覆材4が外れなくなっている。
【0039】
次に、このユニット建物Uの施工方法と区画壁3の作用について説明する。
工場で、図2に示すように、矩形状の四隅に4本の柱11を立設し、この柱11の下端部を矩形状の辺に沿って4本の床梁12で連結し、柱11の上端部を矩形状の辺に沿って天井梁13で連結して建物ユニット1の骨格を製造する。
そして、この建物ユニット1の骨格の相対する床梁12に床基盤材14を差し渡して取り付け、この上にスペーサー15を取り付けられ、このスペーサー15の上に床根太16を取り付け、この床根太16の上に床面材17を取り付けて床を形成する。
又、この建物ユニット1の骨格の相対する天井梁13に天井小梁18を差し渡して取り付け、この天井小梁18の下側に天井野縁19を取り付け、この天井野縁19の下面に天井面材19aを取り付けて天井を形成する。
尚、区画壁3を取り付ける建物ユニット1の場合には、床面材17を取り付ける前に、天井梁13と床梁12との間に区画壁3を取り付ける。
【0040】
この区画壁3の取付方法について詳細に説明する。
先ず、図4に示すように、梁下受金具5の梁固定部51を天井梁13の所々に設けられている所定位置に押し付け、延長部56に設けられている梁取付孔57から天井梁13に設けられている図示しない通孔に通したリベット561で梁下受金具5を天井梁13に取り付ける。
すると、梁取付孔57は部材固定部52より長く延長された延長部56に設けられているので、部材固定部52が邪魔にならずに、梁下受金具5を天井梁13に簡単に取り付けることができるし、部材固定部52が梁固定部51より室内方向に移動した状態に取り付けられる。
【0041】
又、天井受レール6のウエッブ62を梁下受金具5の部材固定部52に押し付け、ウエッブ62に設けられている取付孔63から梁下受金具5の張出部58に設けられている部材取付孔59に通したリベット581で天井受レール6を梁下受金具5に取り付ける。
すると、部材取付孔59は、天井梁13の幅方向で且つ建物ユニット1の内側に張り出している張出部58に設けられているので、天井受レール6を梁下受金具5に、天井梁13から内側に突出した状態に、簡単に取り付けることができる。
【0042】
又、梁上受金具7の梁固定部71を床梁12の所々に設けられている所定位置に押し付け、延長部76に設けられている梁取付孔77から床梁12に設けられている図示しない通孔に通したリベット761で梁上受金具7を床梁12に取り付ける。
すると、梁取付孔77は延長部76に設けられているので、部材固定部72が邪魔にならずに、梁上受金具7を床梁12に簡単に取り付けることができるし、部材固定部72が梁固定部71より室内方向に移動した状態に取り付けられる。
【0043】
又、床受レール8の第一片81を梁上受金具7の部材固定部72に押し付け、第一片81に設けられている取付孔81から梁上受金具7の張出部78に設けられている部材取付孔79に通したリベット781で床受レール8を梁上受金具7に取り付ける。
すると、部材取付孔79は、床梁12の幅方向で且つ建物ユニット1の内側に張り出している張出部78に設けられているので、床受レール8を梁下受金具5に、床梁12から内側に突出した状態に、簡単に取り付けることができる。
【0044】
次に、区画壁3の上端部を天井受レール6の中に挿入しながら、区画壁3の下端部を床受レール8の第二片82に押し付け、ビス38を取付孔821から区画壁3に螺入して区画壁3の上端部を天井梁13に取り付ける。又、この区画壁3の下端部を床受レール8の第二片82に押し付けた状態にして、この区画壁3の下端部に押さえ金具9を押し付け、この押さえ金具9のフランジ91を床受レール8の第一片81の上に取り付けると同時に、押さえ金具9のウエッブ92に設けられている通孔から区画壁3に螺入した39ビスで、区画壁3を床受レール8の第二片82に押し付けた状態に固定する。
尚、この区画壁3の上端部を天井受レール6の中に挿入する際には、区画壁3の上端の両側面に設けられている上側切欠部32の中に天井受レール6の両側のフランジ61を挿入する。又、区画壁3の下端部を床受レール8の第二片82に押し付ける際には、区画壁3の下端の片側面に設けられている下側切欠部33の中に床受レール8の第二片82を挿入する。
【0045】
このようすると、天井受レール6は天井梁13に梁下受金具6を介して強固に取り付けられるし、床受レール8は床梁12に梁上受金具7を介して強固に取り付けられ、この天井受レール6と床受レール8に区画壁3が取り付けられているので、区画壁3を天井梁13と床梁12に強固に固定できる。
このようにして、天井梁13に梁下受金具5の梁固定部51を取り付け、この梁下受金具5の部材固定部52に天井受レール6を取り付けると、天井梁13と天井受レール6の間に、梁天井金具5の梁固定部51と部材固定部52と連結部53で構成される被覆材収納部55と、この被覆収納部55と略等しい高さの隙間が形成される。
又、床梁12に梁上受金具7の梁固定部71を取り付け、この梁上受金具71の部材固定部72に床受レール8を取り付けると、床梁12と床梁受レール8の間に、梁上受金具7の梁固定部71と部材固定部72と連結部73とで構成される被覆材収納部75と、この被覆収納部75と略等しい高さの隙間が形成される。
次に、この区画壁3の両側面に壁仕上げ材95を取り付ける。
【0046】
このように壁仕上げ材95を取り付けると、区画壁3の上側切欠部32は天井受レール6が入る大きさであるし、下部切欠部33は床受レールの第二片82が入る大きさであるので、天井受レール6のフランジ61が上側切欠部32の中にすっぽり入るし、床受レール8の略L字形の第二片82が下側切欠部33の中にすっぽりと入るので、区画壁3の表面から天井受レール6や床受レール8が突出しない。
従って、区画壁3に取り付ける壁仕上げ材95を取り付けるときに、この天井受レール6や床受レール8が邪魔にならないし、又、この部分が突出せず壁仕上げ材95を美麗に取り付けることができる。
【0047】
このように区画壁3を固定する作業は工場で行うので、現場施工工数が少なくなる。
このようにして区画壁3を取り付けた後に、床押さえ金具9の上や床根太16の上に床面材17を取り付ける。
又、屋根パネル2等を製造する。
このようにして製造した建物ユニット1や屋根パネル2等を施工現場に運搬する。
【0048】
施工現場では、図1に示すように、予め設けられている基礎99の上に12個の建物ユニット1を据え付けて1階を構成し、この1階の建物ユニット1の上に12個の建物ユニットを据え付けて2階を構成し、この2階の建物ユニット1の上に屋根パネル2を取り付ける。
この際、建物ユニット1の区画壁3が1階と2階の略中央になるように、建物ユニット1を据え付ける。
そして、建物ユニット1の床梁12や天井梁13や柱11に軟質耐火被覆材4を巻いて、床梁12、天井梁13、柱11の耐火性能を高める。
【0049】
次に、区画壁3に設けられている天井梁13や床梁12に軟質耐火被覆材4を取り付ける方法について詳細に説明する。
図4に示すように、所々に取り付けられた梁下受金具5間の幅と略等しいか若干大きな幅の軟質耐火被覆材4を、区画壁3が取り付けられた建物ユニット1の天井梁13と、この建物ユニット1に隣接して据え付けられた建物ユニット1の天井梁13とを巻いて、取り付ける。
【0050】
又、所々に取り付けられた梁上受金具7間の幅と略等しいか若干大きな幅の軟質耐火被覆材4を、区画壁3が取り付けられた建物ユニット1の床梁12と、この建物ユニット1に隣接して据え付けられた建物ユニット1の床梁12とを巻いて、取り付ける。
この際、区画壁3と天井梁13や床梁12との間には床下受金具5や床上受金具7によって、被覆材収納部55、75と、この被覆材収納部55、75と略等しい高さの隙間とが設けられているので、この軟質耐火被覆材4を被覆材収納部55、75と区画壁3と天井梁13や床梁12との間の隙間を通過させることができる。尚、この軟質耐火被覆材4の両側の縁部は梁下受金具5や梁上受金具7の被覆材収納部55、75の間を通過させる。
【0051】
すると、軟質耐火被覆材4が、梁下受金具5や梁上受金具7の部材固定部52、72に係止されて外れないように取り付けられる。
このように、軟質耐火被覆材4を区画壁3と天井梁13や床梁12の間の隙間や被覆材収納部55、75の間を通って取り付ければよく、この軟質耐火被覆材4を、釘やビス等を使用することなく取り付けることができ、軟質耐火被覆材が破損することがない。
このようにして完成したユニット建物Uでは、区画壁3の下端部が床梁12に、梁上受金具7、床受レール8に、又、区画壁3の上端部が、梁下受金具5、天井受レール6に取り付けられるというように金属片で連結されていて、火災になっても、区画壁3やこの区画壁3の周囲を通して反対側に延焼することがなく区画壁3の役目を十分果たすことができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、特許請求範囲に記載されているように構成されているから、次に示す効果がある。
即ち、区画壁の上端部が、梁下受金具、天井受レールを介して強固に取り付けられるし、区画壁の下端部が、梁上受金具、床受レールを介して強固に取り付けられる。
又、この梁下受金具、天井受レール、梁上受金具、床受レールはすべて金属片であり、火災になっても、区画壁を通して反対側に延焼することがなく区画壁の役目を十分果たすことができる。
【0053】
又、天井梁と天井受レールの間と、床梁と床梁受レールの間には、それぞれ被覆材収納部と、この被覆材収納部と略等しい高さの隙間が形成され、軟質耐火被覆材をこの隙間を通過させると共に、この軟質耐火被覆材の両側縁部を被覆材収納部に入れて取り付けることにより、軟質耐火被覆材を、釘やビス等を使用することなく取り付けることができ、軟質耐火被覆材が破損することがないし、軟質耐火被覆材が部材固定部に引っ掛かって外れないように取り付けられる。
又、区画壁を取り付ける場合には、工場等で、天井梁に、梁下受金具と天井受レールを、又、床梁に梁上受金具と床受レールを取り付け、区画壁の上端部を天井受レールの両側のフランジの中に入れて取り付けたり、区画壁の下端部を床受レールの第二片に押し付けて取り付けることにより区画壁を簡単に取り付けることができるし、施工現場の施工工数が少なくなる。
【0054】
この際、天井受レールの両側のフランジが区画壁の上側切欠部に入っているし、床受レールの第二片が区画壁の下側切欠部に入っているので、区画壁の表面から天井受レールや床受レールが突出せず、区画壁に取り付ける珪酸カルシウム板や石膏ボード等の壁下地材や、化粧シートや壁紙や化粧珪酸カルシウム板等の壁仕上げ材を取り付けるときに、この天井受レールや床受レールが邪魔にならないし、又、この部分が突出せず美麗に壁下地材や壁仕上げ材を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ユニット建物を示す斜視図である。
【図2】建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。
【図3】床梁と天井梁に区画壁が取り付けられ、軟質耐火被覆材が取り付けられる前の状態を示す中間部省略正面図である。
【図4】軟質高い被覆材が取り付けられた図3のA−A線における中間部省略断面図である。
【図5】(イ)は区画壁の表面を上にした状態を示す斜視図、(ロ)は区画壁の裏面を上にした状態を示す斜視図である。
【図6】(イ)は梁下受金具を示す斜視図、(ロ)は(イ)の平面図、(ハ)は(イ)の正面図、(ニ)は(イ)の側面図である。
【図7】天井受レールを示す斜視図である。
【図8】梁上受金具を示す斜視図である。
【図9】床受レールを示す斜視図である。
【符号の説明】
U ユニット建物
1 建物ユニット
2 屋根パネル
3 区画壁
32 上側切欠部
33 下側切欠部
5 梁下受金具
51 梁固定部
52 部材固定部
53 連結部
55 被覆材収納部
6 天井受レール
61 フランジ
62 ウエッブ
7 梁上受け金具
71 梁固定部
72 部材固定部
73 連結部
75 被覆材収納部
8 床受レール
81 第一片
82 第二片
9 押さえ金具
Claims (1)
- 軟質耐火被覆材が取り付けられた金属製の天井梁と床梁にパネル状の区画壁が差し渡され、この区画壁が、梁下受金具と天井受レールを介して天井梁に、梁上受金具と床受レールを介して床梁に、それぞれ固定された区画壁の固定構造であって、前記梁下受金具と梁上受金具は、軟質耐火被覆材の厚みと略等しい距離を隔てたほぼ平行な梁固定部と部材固定部と、この梁固定部と部材固定部とを連結する連結部とからなる略エ字形の金属片であり、前記天井受レールは略コ字形の金属片であり、前記床受レールは第一片と第二片が略直角に連結した略L字形の金属片であり、前記区画壁には、上端の両側面に天井受レールのフランジの入る大きさに切欠された上側切欠部が、又、下端の片側面に床受レールの第二片の入る大きさに切欠された下側切欠部がそれぞれ設けられ、梁下受金具の梁固定部が天井梁に取り付けられ、この梁下受金具の部材固定部に天井受レールのウエッブが取り付けられ、梁上受金具の梁固定部が床梁に取り付けられ、この梁上受金具の部材固定部に床受レールの第一片が取り付けられ、区画壁が、上端の両側面に設けられている上側切欠部に天井受レールの両側のフランジを入れ、下端の片側面に設けられている下側切欠部に床受レールの第二片を入れた状態にして、天井受レールと床受レールに固定されていることを特徴とする固定壁の固定構造。
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