JP5647747B1 - 壁パネルの接合方法 - Google Patents

壁パネルの接合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5647747B1
JP5647747B1 JP2014110396A JP2014110396A JP5647747B1 JP 5647747 B1 JP5647747 B1 JP 5647747B1 JP 2014110396 A JP2014110396 A JP 2014110396A JP 2014110396 A JP2014110396 A JP 2014110396A JP 5647747 B1 JP5647747 B1 JP 5647747B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
frame
wall panel
wall frame
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014110396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015224483A (ja
Inventor
蹴揚 正雄
正雄 蹴揚
Original Assignee
蹴揚建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 蹴揚建設株式会社 filed Critical 蹴揚建設株式会社
Priority to JP2014110396A priority Critical patent/JP5647747B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5647747B1 publication Critical patent/JP5647747B1/ja
Publication of JP2015224483A publication Critical patent/JP2015224483A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 現場で完成した複数の壁パネルをそのまま接合でき、作業性を向上させて工期を短縮できる壁パネルの接合構造及び接合方法を提供する。【解決手段】 建築物の構造体上に立てられて横方向に並ぶ複数の壁パネル10と、壁パネル10と隣接する他の壁パネル10を接合する複数の締結具40とを備え、壁パネル10は、壁枠11と、壁枠11の開口内面に覆着される石膏ボード23と、壁枠11の開口外面に覆着される構造用合板30と、壁枠11と石膏ボード23の間に介在される防湿層とを含んで建築現場への輸送前にユニット化され、締結具40は、壁パネル10の壁枠側部から他の壁パネル10の壁枠側部に斜めに挿通され、壁枠側部の横方向に傾斜する胴体41と、胴体41の前後部に形成される螺子山42とを含み、胴体41前部の螺子山42を他の壁パネル10の壁枠側部に螺嵌し、胴体41後部の螺子山42を壁パネル10の壁枠側部に螺嵌する。【選択図】 図1

Description

本発明は、枠組壁工法(2×4工法ともいう)に使用される壁パネルの接合方法に関するものである。
木造住宅の建築には、従来、レイアウトの自由度に優れる木造軸組工法が用いられているが、最近は優れた耐震性、耐火性、生産性等を得ることのできる枠組壁工法が多用されて来ている(特許文献1、2、3参照)。この枠組壁工法により木造住宅を建築する場合には図16や図17に部分的に示すように、例えば建築物の構造体を構築し、この建築物の構造体の床面で完成前の壁パネル10Aを複数建て起こして並べ、この並んだ複数の壁パネル10Aを接合した後、各壁パネル10Aを完成させるようにしている。
各壁パネル10Aの製作に際しては、先ず、組み立てた壁枠11の上部横桟13と下部横桟14間に複数の桟木16を間隔をおいて架設し、壁枠11の側部と隣接する他の壁パネル10Aの壁枠側部とを突き合わせて複数の釘60で接合し、その後、建築物の構造体に壁枠11の下部横桟を複数の釘により固定する。壁枠11の側部と隣接する他の壁パネル10Aの壁枠側部とを接合する場合には図16や図17に示すように、壁枠11の損傷防止の観点から、壁枠側部の上下方向に複数の釘60を千鳥形に並べ、各釘60を傾けることなく、水平に打ち込むのが一般的である。
建築物の構造体に壁枠11を固定したら、壁枠11の開口した外面に複数の構造用合板30を複数の釘を介して貼り付け、建築物の構造体に各構造用合板30の最下部を複数の釘により貼り付け、壁枠11に複数の断熱材を内蔵して複数の桟木16間に位置させた後、壁枠11の内面に複数の石膏ボード23を複数の釘により貼り付ければ、壁パネル10Aを製作することができる。
特開2003‐239404号公報 特開平10‐205015号公報 特開平10‐231560号公報
従来における複数の壁パネル10Aは、以上のように壁パネル10Aの壁枠側部と隣接する他の壁パネル10Aの壁枠側部とを接合した後でなければ、壁枠11の両開口面に構造用合板30と石膏ボード23とをそれぞれ貼り付けることができないという問題がある。すなわち、完成した複数の壁パネル10Aを現場でそのまま接合することができず、時間をかけて壁パネル10Aの中間品を接合し、製作しなければならないので、作業性が非常に悪く、工期の遅延を招くという問題がある。
本発明は上記に鑑みなされたもので、完成した複数の壁パネルを建築現場でそのまま接合することができ、作業性を向上させて工期を短縮することのできる壁パネルの接合方法を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、建物の構造体上に立てられる枠組壁工法用の複数の壁パネルと、この壁パネル用の複数の締結具とを用い、隣接する壁パネルと他の壁パネルとを接合する壁パネルの接合方法であって、
各壁パネルは、ランバー材により2.33mを越える高さに形成され、配線パーツを内蔵する壁枠と、この壁枠の一方の開口面に覆着される第一の壁部材と、壁枠の他方の開口面に覆着される第二の壁部材と、壁枠と第一の壁部材との間に介在される防湿層とを含んで建築物の建築現場への輸送前にユニット化され、壁枠の上部に、配線パーツの配線コードを露出させる貫通孔を穿孔し、壁枠の下部と第一の壁部材の下部下面との間に、シーリング材用の充填隙間を形成し、壁枠の上下部間に第一の壁部材を、壁枠の両側部間には第二の壁部材をそれぞれ取り付け、第一、第二の壁部材を組み合わせて複数の空間を形成するとともに、この複数の空間に少なくとも耐熱性の充填材を充填し、壁枠と第一の壁部材との間から防湿層の下部と側部とをそれぞれ露出させて第二の壁部材方向に伸ばし、防湿層の下部下端を壁枠の下部下面に重ね、
各締結具は、壁パネルの第一の壁部材又は第二の壁部材を斜めに貫通して壁枠側部から隣接する他の壁パネルの壁枠側部に斜めに挿通され、壁枠側部の水平左右方向に傾斜する胴体と、この胴体の前後部にそれぞれ形成される螺子山とを含み、
建物の構造体上に複数の壁パネルを立てて横方向に並べ、これら建物の構造体と各壁パネルの壁枠の下部下面との間に、防湿層の下部を挟み持たせ、構造体と各壁パネルの壁枠下部とを胴体の前後部に螺子山がそれぞれ形成された複数の螺子部材を斜めに螺挿することで固定し、構造体と各壁パネルの第一の壁部材の下部下面との充填隙間に、シリコーン製のシーリング材を充填し、各壁パネルの第二の壁部材に通気層を設けるとともに、この通気層には外壁材を設け、壁パネルの壁枠側部と隣接する他の壁パネルの壁枠側部との間に、防湿層の露出した側部を挟み持たせ、壁パネルの第一、第二の壁部材の側部に複数の締結具をそれぞれ斜めに挿入して各締結具の胴体を壁パネルの壁枠側部の中心線に対して45°〜85°傾斜させ、各締結具の胴体前部の螺子山を隣接する他の壁パネルの壁枠側部に螺嵌し、かつ胴体後部の螺子山を壁パネルの壁枠側部に螺嵌することを特徴としている。
ここで、特許請求の範囲における壁パネルの第一、第二の壁部材には、建物の構造体と壁パネルの壁枠下部とを固定する螺子部材を斜めに貫通させ、この螺子部材を、胴の前後部に螺子山をそれぞれ形成することにより構成し、胴前部の螺子山を建物の構造体に螺嵌するとともに、胴後部の螺子山を壁パネルの壁枠下部に螺嵌することができる。第一、第二の壁部材は、単数複数いずれでも良い。第一の壁部材としては、少なくとも石膏ボード、シージング石膏ボード、化粧石膏ボード等があげられる。
防湿層は、単数複数のシートでも良いし、フィルムでも良い。充填材には、少なくとも単数複数のグラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、インシュレーションボード、ポリエチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム等が含まれる。締結具は、壁枠側部の略横方向のみならず、略縦方向に傾斜しても良い。さらに、配線パーツとしては、少なくとも単数複数の配線コード、ケーブル、チューブ、コンセント、配線スイッチ、コネクタ、中継ボックス、クランプ、配線金具、部品取付具、光ファイバ等があげられる。
本発明によれば、建物の構造体上に複数の壁パネルを立ててこれら構造体と壁パネルの間に防湿層の露出した下部を介在させ、複数の壁パネルを横方向に並べて突き合わせる。複数の壁パネルを突き合わせたら、壁パネルの第一、第二の壁部材の側部に、締結具を斜めに挿通して壁パネルの壁枠側部と隣接する壁パネルの壁枠側部とを固定する。この際、第一の壁部材を貫通する締結具と第二の壁部材を貫通する締結具とは、横断面視で徐々に接近する。締結具の胴体は、その前部の螺子山が隣接する壁パネルの壁枠側部に螺嵌して強い保持力を発揮し、後部の螺子山が壁パネルの壁枠側部に螺嵌して強い保持力を発揮する。
本発明によれば、枠組壁工法用の壁パネルの第一、第二の壁部材の側部に締結具を斜めに挿通して隣接する枠組壁工法用壁パネルを固定するので、現場で枠組壁工法用壁パネルを製造するのではなく、予め工場で枠組壁工法用壁パネルを完全に製造してユニット化しても、枠組壁工法用壁パネルを強固かつ容易に固定することができる。すなわち、完成した複数の枠組壁工法用壁パネルを現場でそのまま接合することができ、時間をかけて枠組壁工法用壁パネルの中間品を接合し、製作する必要がない。したがって、作業性を向上させ、工期の短縮を図ることができるという効果がある。また、保持力の弱い釘を使用するのではなく、締結具の胴体の前後部に螺子山をそれぞれ形成して強度を高めるので、横方向からの風等に強く、強度、剛性に優れる締結具を得ることができ、しかも、この締結具の使用により、枠組壁工法用壁パネルの接合固定強度の向上が期待できる。
また、締結具の胴体の傾斜角度を壁枠側部の中心線に対して45°〜85°の範囲とするので、作業性の向上が期待できる。また、隣接する複数の壁パネルの間に防湿層の露出した側部を挟み持たせるので、建物の除湿、防水、気密性を向上させることができる。また、建物の構造体と壁パネルの下部の間に防湿層の露出した下部を挟み持たせるので、建物の除湿、防水、気密性をさらに向上させることができる。また、建物の構造体と第一の壁部材の下部とを単に接触させるのではなく、建物の構造体と第一の壁部材の下部下面との充填隙間にシーリング材を充填するので、防湿層とシーリング材の多層構造を通じ、十分な気密性を確保することが可能になる。
また、壁パネルの壁枠内に第一、第二の仕切り材を配設して組み合わせ、壁パネルの撓みを防止するので、例え壁パネルを2.34m以上の全高にして天井を高くしようとしても、優れた強度と剛性を確保することが可能になる。さらに、壁枠上部の貫通孔から配線パーツの配線コードを外部に引き出すことができ、防湿層に穿孔等の加工をする必要がないので、優れた防湿層の気密構造を得ることが可能になる。
本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態を模式的に示す断面平面図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態を模式的に示す縦断面側面図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態を模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における壁パネルを模式的に示す一部分解斜視図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における壁パネルを石膏ボード側から見た説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における複数の螺子部材の配列状態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における締結具を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における壁枠の製造状態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における壁枠に構造用合板を貼着する状態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における壁枠に配線パーツを取り付ける状態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における壁枠に充填材を充填する状態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における壁枠に防湿層を張る状態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の実施形態における壁枠に石膏ボードを貼着する状態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の第2の実施形態を模式的に示す断面平面図である。 本発明に係る壁パネルの接合構造及び接合方法の第2の実施形態を模式的に示す縦断面側面図である。 従来における壁パネルの接合構造を模式的に示す断面平面図である。 従来における壁パネルの接合構造を模式的に示す縦断面側面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態における壁パネル10の接合構造は、図1ないし図13に示すように、建築物の構造体1上に立設される枠組壁工法用の複数の壁パネル10と、壁パネル10と隣接する他の壁パネル10とを接合する複数の締結具40とを備え、各締結具40を、壁パネル10の壁枠11の側部である縦桟12から隣接する他の壁パネル10の壁枠11の縦桟12に斜めに挿通されて壁枠11の縦桟12横方向に傾斜する胴体41と、この胴体41の前後部にそれぞれ螺刻される螺子山42とから一体形成するようにしている。
建築物の構造体1は、図3に示すように、転圧された砕石上に防湿シートを介して打設・養生される基礎2を備え、この基礎2上に土台3と大引きとがアンカーボルト等により固定され、これら土台3と大引き上に一階用の床根太4が組まれており、この床根太4に、発泡ウレタン等からなる断熱材5、構造用合板6、及び床面であるフローリング7が順次積層して敷設される。床根太4は、その立面である外面に、壁パネル10の最下部が水平外方向から固定される。
複数の壁パネル10は、図1等に示すように、前後左右の水平横方向に並べて配列され、隣接する壁パネル10と壁パネル10とが平面視I字形に突き合わされる。各壁パネル10は、図1ないし図6に示すように、木製の壁枠11と、加工性や寸法安定性等に優れ、壁枠11の一方の開口内面に覆着される複数の安価な石膏ボード23と、壁枠11の他方の開口外面に下地材として覆着される複数の構造用合板30と、壁枠11と複数の石膏ボード23との間に介在される防湿層33とを備え、予め工場で製造された後に建築物の建築現場に輸送される。
壁枠11は、図4に示すように、間隔をおいて相対向する左右一対の縦桟12と、この一対の縦桟12の上部間に釘を介し水平に架設される上下一対の上部横桟13と、一対の縦桟12の下部間に釘を介し水平に架設されて建築物の構造体1の床面に起立する下部横桟14とから中空の矩形に形成され、一般的な2.33mの高さよりも高い2.4〜2.7m、例えば2.7m程度の高さに構成される。壁枠11の側部である縦桟12、上部横桟13、及び下部である下部横桟14は、それぞれ乾燥性等に優れる安価な輸入木材、例えばランバー材等により断面矩形に形成される。
一対の縦桟12の中央部間等にはランバー材製の横桟15が釘を介して水平に架設され、両方の縦桟12あるいは片方の縦桟12が隣接する他の壁パネル10の壁枠11を構成する縦桟12に突き合わされ、複数の締結具40により強固に接合される。また、一対の上部横桟13と下部横桟14との間には、上下方向に指向する複数の桟木16が間隔をおき並べて架設され、一対の上部横桟13に、配線パーツ17を露出させる必要数の貫通孔20が上下方向に穿孔されており、一対の上部横桟13に、別の長い上部横桟13が壁パネル10の接合時に上方から積層固定される。
桟木16は、横桟15同様にランバー材等により形成され、横桟15と組み合わされて縦長の空間21を複数区画形成するとともに、壁パネル10の剛性を高め、壁パネル10を補強するよう機能する。区画された複数の空間21には、高性能の所定の充填材22、例えば耐熱性や耐水性等に優れる無機質のグラスウールがそれぞれ充填され、このグラスウールが配線パーツ17を被覆し、断熱材としての断熱機能と高い気密機能とを発揮する。
配線パーツ17は、例えば桟木16の下部に設置されて石膏ボード23の下部の露出口24から視認可能なコンセントボックス18と、このコンセントボックス18に接続されて上部横桟13の貫通孔20から貫通露出する長い配線コード19とから構成される。コンセントボックス18は、石膏ボード23の露出口24に螺着されるコンセントカバー(図示せず)により被覆される。また、配線コード19は、桟木16の長手方向に沿うよう配線金具を介して係止される。
複数の石膏ボード23は、図3ないし図6に示すように、壁枠11の開口内面に釘を介し横一列に並べて貼着され、壁枠11の開口に対向する開口、配線パーツ17露出用の露出口24や所定の孔が必要数穿孔されており、耐熱機能、防火機能、遮音機能を発揮する。各石膏ボード23は、必要に応じ、工場で壁枠11の開口内面に完全に貼着されたり、簡単に着脱できるよう仮止めされる。
石膏ボード23は、12.5mm以上の厚さを有する縦長の長方形に形成され、下部が壁枠11の下部横桟14よりも短縮されており、下部下面と構造体1のフローリング7との間にシーリング材26用の充填隙間25が断面矩形に区画形成されるとともに、この充填隙間25に、変性シリコーン等からなる気密・防水用のシーリング材26がコーキングガンにより施される。石膏ボード23の下部左右方向には、必要な目印や螺子部材27用の先孔が横一列に間隔をおき並べて形成され、複数の先孔に、建築物の構造体1の床根太4と壁枠11の下部横桟14とを接合する螺子部材27がそれぞれ斜めに螺挿される。
複数の螺子部材27は、図3や図6に示すように、壁枠11の下部左右方向に並べて螺挿され、相互に干渉しないよう千鳥形にずらして配列される。各螺子部材27は、例えば鋳鋼、鍛鋼、鋳鉄、浸炭焼入れされた鋼線等を使用して形成される胴28を備え、この胴28の尖った先端部を含む前部と後部とに、鋭利な螺子山29がそれぞれ突出形成され、末端部には、略円錐台形状で穴付きの頭部が一体形成される。
螺子部材27の胴28は、その前部の螺子山29が建築物の構造体1の床根太4に螺嵌され、後部の螺子山29が壁枠11の下部横桟14に螺嵌される。このような螺子部材27は、斜め下方に傾斜して螺挿されるが、その際の傾斜角度は作業性向上の観点から、水平面に対して45°〜85°、好ましくは60°〜80°の範囲とされる。
石膏ボード23の上部は、必要に応じて壁枠11の上部横桟13に揃えられたり、上部横桟13よりも低い箇所に位置する。また、石膏ボード23の両側部には、締結具40用の複数の先孔が上下方向に間隔をおきそれぞれ並べて穿孔され、各先孔に締結具40が斜めに螺挿される。
複数の構造用合板30は、図1ないし図4に示すように、壁枠11の開口外面に釘を介し横一列に並べて貼着され、必要に応じて窓用の開口31等が大きく形成される。各構造用合板30は、例えば針葉樹やラワン等を使用して強度に優れる縦長の長方形に形成され、表面に防虫処理や防腐処理等が施されており、下部の左右方向に、螺子部材27用の複数の先孔が横一列に間隔をおき並べて穿孔されるとともに、各先孔には、建築物の構造体1の床根太4と壁枠11の下部横桟14とを接合する螺子部材27が斜めに螺挿される。この螺子部材27は、石膏ボード23の先孔に螺挿されるタイプと同様のタイプが使用される。
構造用合板30の最下部32は、壁枠11の下部横桟14の下面よりも下方向に長く(例えば6cm程度)伸ばされて突出し、左右方向に、床根太4の外面と固定するための複数の釘60Aが並べて打ち込まれる。また、構造用合板30の上部は、必要に応じて壁枠11の上部横桟13に揃えられたり、上部横桟13よりも低い箇所に位置する。構造用合板30の両側部には、締結具40用の複数の先孔が上下方向に間隔をおきそれぞれ並べて穿孔され、各先孔に締結具40が斜めに螺挿される。
防湿層33は、図3や図4に示すように、例えば0.2mm以上の厚さを有するアルミ、OPP、PET製等のフィルムを使用して矩形に形成され、その上部、下部、及び左右両側部からなる周囲が壁枠11と石膏ボード23との間からはみ出て外部に露出し、この露出した部分が壁枠11と構造体1との間、壁枠11と隣接する他の壁枠11との間に挟持される。
複数の締結具40は、図1、図2、図7に示すように、壁パネル10の石膏ボード23と構造用合板30の複数の先孔にそれぞれ螺挿されて壁枠11の側部上下方向に並べられ、相互に干渉しないよう千鳥形にずらして配列される。各締結具40は、例えば、鋳鋼、鍛鋼、鋳鉄、浸炭焼入れされた鋼線等を使用してφ4.2mmの径に形成される胴体41を備え、この胴体41の尖った先端部を含む前部と後部とに、鋭利な螺子山42がそれぞれ突出形成され、末端部に、略円錐台形状で穴付きの頭部43が一体形成されており、全体として長さ12cm、φ6mmの大きさに形成される。
締結具40の胴体41は、壁パネル10の先孔を斜めに貫通して縦桟12から隣接する他の壁パネル10の縦桟12に挿通され、壁枠11の縦桟12横方向、換言すれば、水平左右方向に傾斜する。この際の胴体41の傾斜角度は、特に限定されるものではないが、作業性向上の観点から、縦桟12の中心線に対して45°〜85°、好ましくは60°〜80°の範囲とされる。
胴体41は、その前部の螺子山42が隣接する他の壁パネル10の縦桟12に螺嵌して強い保持力・摩擦力を発揮するとともに、後部の螺子山42が壁パネル10の縦桟12に螺嵌して強い保持力・摩擦力を発揮し、螺子山42の刻まれていない中央部が少なくとも壁パネル10の縦桟12に螺嵌される。このような締結具40としては、例えば、(有)ダンドリ製作所製のビス(商品名SP‐120:胴28径4.2mm、螺子部山径6.0mm、全長120mm、螺子長45mm)が好適に使用される。
上記構成において、壁パネル10を製造する場合には、先ず、壁パネル10の壁枠11を一対の縦桟12、一対の上部横桟13、下部横桟14、横桟15、複数の桟木16を使用して組み立て(図8参照)、この壁枠11の開口外面に複数の構造用合板30を釘を介し横一列に並べて貼着(図9参照)し、開口付きの壁枠11を表裏逆にして寝かせる。
こうして壁枠11に複数の構造用合板30を貼着したら、壁枠11内に配線パーツ17のコンセントボックス18や配線コード19を配線(図10参照)して配線コード19を一対の上部横桟13の貫通孔20から外部に引き出し、壁枠11の複数の空間21に充填材22をそれぞれ充填して配線パーツ17を被覆する(図11参照)。
そして、壁枠11の開口内面に防湿層33を積層して複数の充填材22を被覆(図12参照)し、防湿層33の前後左右の周囲を壁枠11の周囲から食み出させ、壁枠11の内面に複数の石膏ボード23を釘を介し横一列に並べて貼着(図13参照)した後、石膏ボード23の露出口24から配線パーツ17のコンセントボックス18を露出させれば、ユニット化した壁パネル10を製造することができる。
次に、建築物の構造体1に壁パネル10を接合固定する場合には、先ず、既に構築された構造体1のフローリング7上に、輸送した複数の壁パネル10を順次立ててこれらフローリング7と各壁パネル10の間には防湿層33の露出した下部を折り曲げて介在させ、複数の壁パネル10を横方向に一列に並べて突き合わせ、隣接する壁パネル10の側部間に防湿層33の露出した側部を折り曲げて介在させる。
複数の壁パネル10を並べて突き合わせたら、壁パネル10の最も側方寄りの石膏ボード23と構造用合板30の側部に穿孔しておいた複数の先孔に、締結具40をそれぞれ斜めに挿通して壁パネル10の縦桟12と隣接する壁パネル10の縦桟12とを固定する(図1参照)。この際、石膏ボード23を貫通する締結具40と構造用合板30を貫通する締結具40とは、横断面視で徐々に接近し、交差する。
次いで、構造体1を構成する床根太4の外面に各壁パネル10の構造用合板30の最下部32を重ねて位置決めし、釘60Aにより固定し、各構造用合板30の下部に、複数の螺子部材27を斜め下方に挿通して壁パネル10の下部横桟14、構造体1の床根太4、構造用合板30を固定するとともに、各石膏ボード23の下部に、複数の螺子部材27を斜め下方に挿通して壁パネル10の下部横桟14、構造体1の床根太4、構造用合板30を固定し、複数の石膏ボード23の下部下面とフローリング7との間の充填隙間25に、気密・防水用のシーリング材26をコーキングガンにより施し、壁枠11、石膏ボード23、フローリング7の気密性を確保する(図3参照)。
この際、複数の螺子部材27は、前部の螺子山29が構造体1の床根太4に螺嵌して強い摩擦力・保持力を発揮するとともに、後部の螺子山29が壁パネル10の下部横桟14に螺嵌して強い摩擦力・保持力を発揮し、螺子山29の刻まれていない中央部が壁パネル10の下部横桟14を貫通する。そして、下地材である複数の構造用合板30の外面に、シート形の防風材50、通気層51、化粧された耐火性の外壁材52を順次積層して設ければ、建築物の構造体1に壁パネル10を接合固定することができる。外壁材52としては、例えば軽量の木質系外壁材、金属系外壁材、石綿系外壁材、軽量気泡コンクリート等が使用される。
上記構成によれば、壁パネル10の石膏ボード23と構造用合板30の側部に締結具40を斜めに挿通して隣接する壁パネル10を固定するので、現場で壁パネル10を製造するのではなく、予め工場で壁パネル10を完全に製造してユニット化しても、壁パネル10を強固かつ容易に固定することができる。すなわち、完成した複数の壁パネル10を現場でそのまま接合することができ、時間をかけて壁パネル10の中間品を接合し、製作する必要がない。したがって、作業性を向上させ、工期の短縮を図ることができる。
また、工場で主要部品である壁パネル10を製造してストックしておくので、作業性を著しく向上させて工期を短縮することができる。また、保持力の弱い釘を使用したり、締結具40の胴体41全てに螺子山42を突出形成するのではなく、胴体41の前部と後部のみに螺子山42をそれぞれ突出形成し、胴体41の中央部に螺子山42を突出形成せずに強度を高めるので、横方向からの風等に強く、強度、剛性に優れる締結具40を得ることができ、しかも、この締結具40の使用により、壁パネル10の接合固定強度の大幅な向上が期待できる。
また、石膏ボード23の下部と側部とに窓孔をそれぞれ穿孔したり、開口した各窓孔を石膏等により閉じる必要が全くないので、壁パネル10自体の機械的強度が低下するのを抑制防止することができる。また、壁枠11内に複数の横桟15と桟木16を配設して組み合わせ、壁パネル10の撓みを防止するので、壁パネル10を2.34m以上の全高にして天井を高くしようとしても、優れた強度と剛性を有効に確保することができる。また、上部横桟13の貫通孔20から配線パーツ17の配線コード19を外部に引き出すので、優れた防湿層33の気密構造を得ることが可能になる。
また、壁枠11に充填材22を単に充填するのではなく、区画された複数の空間21に充填材22をそれぞれ充填するので、充填材22の位置ずれ等を抑制して作業性を向上させることが可能になる。また、複数の充填材22を防湿層33により単に被覆するのではなく、壁枠11の内面全体に防湿層33を積層してその周囲を壁枠11の周囲から食み出させるので、気密性の向上を通じて断熱性の向上、使用するエネルギの効率化、結露・カビの防止、建築物の腐食防止を図ることが可能になる。また、床根太4の外面に構造用合板30の伸びた最下部32を重ねて固定するので、構造用合板30を容易に仮止めすることができる。
また、フローリング7と壁パネル10の下部横桟14の間や壁パネル10の間に防湿層33を挟持させるので、除湿、防水、気密性の大幅な向上が期待できる。さらに、フローリング7と石膏ボード23の下部下面とを単に接触させるのではなく、フローリング7と石膏ボード23の下部下面との充填隙間25にシーリング材26を充填するので、防湿層33とシーリング材26の多層構造を通じて気密性の十分な確保が期待できる。
次に、図14と図15は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、複数の壁パネル10を前後左右の水平横方向に並べて配列し、この複数の壁パネル10を平面視T字形に突き合わせ、壁パネル10の最も側方寄りの石膏ボード23と構造用合板30の側部に穿孔しておいた複数の先孔に、締結具40をそれぞれ斜めに挿通して壁パネル10の縦桟12と隣接する一対の壁パネル10の縦桟12とを固定するようにしている。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、接合構造の多様化が期待できるのは明らかである。
なお、上記実施形態の複数の壁パネル10を前後左右の水平横方向に並べて配列し、この複数の壁パネル10を平面視十字形等に突き合わせても良い。また、隣接する複数の壁パネル10を接合すると同時に構造体1に各壁パネル10を固定しても良いし、構造体1に各壁パネル10を固定した後、隣接する複数の壁パネル10を接合しても良い。また、壁パネル10の壁枠11は長方形や正方形に形成することができるし、横桟15と桟木16の数は適宜増減しても良い。
また、一対の縦桟12の間に単一の横桟15を架設するのではなく、必要数の横桟15を直接的に架設したり、必要数の横桟15を桟木16等を介し間接的に取り付けても良い。また、壁枠11と石膏ボード23、及び又は壁枠11と構造用合板30の間には、他の層を適宜介在させることもできる。また、上記実施形態では、フローリング7と石膏ボード23の下部下面との充填隙間25に液状のシーリング材26を充填したが、何らこれに限定されるものではない。例えば、定形のシーリング材26を使用することが可能である。さらに、壁パネル10を一階の各部のみならず、二階各部の建築に使用することも可能である。
本発明に係る壁パネルの接合方法は、建築や土木等の分野で使用される。
1 構造体
7 シーリング
10 壁パネル
10A 壁パネル
11 壁枠
12 縦桟(壁枠の側部)
13 上部横桟(壁枠の上部)
14 下部横桟(壁枠の下部)
15 横桟(第二の仕切り材)
16 桟木(第一の仕切り材)
17 配線パーツ
20 貫通孔
21 空間
22 充填材
23 石膏ボード(第一の壁部材)
25 充填隙間
26 シーリング材
27 螺子部材
30 構造用合板(第二の壁部材)
33 防湿層
40 締結具
41 胴体
42 螺子山
50 防風材
51 通気層
52 外壁材
60 釘
60A 釘

Claims (1)

  1. 建物の構造体上に立てられる枠組壁工法用の複数の壁パネルと、この壁パネル用の複数の締結具とを用い、隣接する壁パネルと他の壁パネルとを接合する壁パネルの接合方法であって、
    各壁パネルは、ランバー材により2.33mを越える高さに形成され、配線パーツを内蔵する壁枠と、この壁枠の一方の開口面に覆着される第一の壁部材と、壁枠の他方の開口面に覆着される第二の壁部材と、壁枠と第一の壁部材との間に介在される防湿層とを含んで建築物の建築現場への輸送前にユニット化され、壁枠の上部に、配線パーツの配線コードを露出させる貫通孔を穿孔し、壁枠の下部と第一の壁部材の下部下面との間に、シーリング材用の充填隙間を形成し、壁枠の上下部間に第一の壁部材を、壁枠の両側部間には第二の壁部材をそれぞれ取り付け、第一、第二の壁部材を組み合わせて複数の空間を形成するとともに、この複数の空間に少なくとも耐熱性の充填材を充填し、壁枠と第一の壁部材との間から防湿層の下部と側部とをそれぞれ露出させて第二の壁部材方向に伸ばし、防湿層の下部下端を壁枠の下部下面に重ね、
    各締結具は、壁パネルの第一の壁部材又は第二の壁部材を斜めに貫通して壁枠側部から隣接する他の壁パネルの壁枠側部に斜めに挿通され、壁枠側部の水平左右方向に傾斜する胴体と、この胴体の前後部にそれぞれ形成される螺子山とを含み、
    建物の構造体上に複数の壁パネルを立てて横方向に並べ、これら建物の構造体と各壁パネルの壁枠の下部下面との間に、防湿層の下部を挟み持たせ、構造体と各壁パネルの壁枠下部とを胴体の前後部に螺子山がそれぞれ形成された複数の螺子部材を斜めに螺挿することで固定し、構造体と各壁パネルの第一の壁部材の下部下面との充填隙間に、シリコーン製のシーリング材を充填し、各壁パネルの第二の壁部材に通気層を設けるとともに、この通気層には外壁材を設け、壁パネルの壁枠側部と隣接する他の壁パネルの壁枠側部との間に、防湿層の露出した側部を挟み持たせ、壁パネルの第一、第二の壁部材の側部に複数の締結具をそれぞれ斜めに挿入して各締結具の胴体を壁パネルの壁枠側部の中心線に対して45°〜85°傾斜させ、各締結具の胴体前部の螺子山を隣接する他の壁パネルの壁枠側部に螺嵌し、かつ胴体後部の螺子山を壁パネルの壁枠側部に螺嵌することを特徴とする壁パネルの接合方法。
JP2014110396A 2014-05-28 2014-05-28 壁パネルの接合方法 Active JP5647747B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014110396A JP5647747B1 (ja) 2014-05-28 2014-05-28 壁パネルの接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014110396A JP5647747B1 (ja) 2014-05-28 2014-05-28 壁パネルの接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5647747B1 true JP5647747B1 (ja) 2015-01-07
JP2015224483A JP2015224483A (ja) 2015-12-14

Family

ID=52344768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014110396A Active JP5647747B1 (ja) 2014-05-28 2014-05-28 壁パネルの接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5647747B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108343176A (zh) * 2018-04-27 2018-07-31 中铁建工集团有限公司 预制装配式混合剪力墙结构

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6668786B2 (ja) * 2016-01-29 2020-03-18 日本製鉄株式会社 壁パネル構造及びパネル部材
JP2018031249A (ja) * 2016-08-17 2018-03-01 積水化学工業株式会社 外壁目地構造及び外壁目地施工方法
KR102079203B1 (ko) * 2018-04-23 2020-02-19 주식회사 엘비탑하우스 조립식 목조 건축물용 목재 단위패널 및 이를 이용한 벽체형성방법
CN110565831B (zh) * 2018-06-06 2021-03-23 北新集团建材股份有限公司 装配式墙体制备方法及由该方法制得的墙面单元
JP7409715B1 (ja) 2022-11-14 2024-01-09 株式会社須賀建設 壁枠組みの連結構造及び工法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108343176A (zh) * 2018-04-27 2018-07-31 中铁建工集团有限公司 预制装配式混合剪力墙结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015224483A (ja) 2015-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5647747B1 (ja) 壁パネルの接合方法
US5765333A (en) Unitized post and panel building system
RU2198271C2 (ru) Сборный элемент из слоистой древесины, способ его изготовления и компоновка с применением сборного элемента
US8769891B2 (en) Building method using multi-storey panels
CN1375030A (zh) 无框架建筑系统
JP3733370B1 (ja) 壁パネル、壁パネルの固定構造、及び壁パネルの固定方法
US20130074424A1 (en) Building system and method
JP2012241482A (ja) 組立家屋及びその組立方法
JP2010144448A (ja) 建物の配線構造
ITPR20130070A1 (it) Un sistema costruttivo di strutture portanti, in legno, di edifici, e costruzione cosi' realizzata
US9725902B1 (en) Panel and method for fabricating, installing and utilizing a panel
JP5714161B1 (ja) 壁パネルの接合構造及び壁パネルの接合方法
JP5180527B2 (ja) 小屋裏用界壁パネルの施工方法
JPH06341177A (ja) 壁構成エレメントならびに該壁構成エレメントから形成された壁
RU2654092C1 (ru) Конструкция каркасного строительного модуля
JP2018178511A (ja) 耐震シェルター設置構造、耐震シェルターの設置方法および耐震シェルター設置構造の調整方法
JP2003064769A (ja) 木造建築物の建築方法
JP4705995B1 (ja) 建築物の建築工法
JP5010361B2 (ja) 大型壁パネルの設置構造
US8511017B2 (en) Interlocking building system
JP2023080578A (ja) 壁パネル
WO2016019441A1 (en) A wall panel and method of fixing a panel to a concrete pad
US20150143764A1 (en) Framework wall structure, building and framework wall construction method
JP2004263398A (ja) 建築用パネルとそれを使用した建築構造
JP2016037772A (ja) 建築用パネルの接合構造および建物

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5647747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250