JP3205152B2 - ユニット式建物の耐火構造 - Google Patents

ユニット式建物の耐火構造

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JP3205152B2 JP32229993A JP32229993A JP3205152B2 JP 3205152 B2 JP3205152 B2 JP 3205152B2 JP 32229993 A JP32229993 A JP 32229993A JP 32229993 A JP32229993 A JP 32229993A JP 3205152 B2 JP3205152 B2 JP 3205152B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井梁、床梁及び柱を
含んで鉄骨骨組みが構成される建物ユニットを複数組み
合わせて建てられるユニット式建物の耐火構造に関す
る。
【0002】
【背景技術】建物では防災上の理由から耐火構造が施さ
れており、特に、共同住宅等を用途とした建物の梁や柱
の鉄骨骨組みは、法律上、所定の耐火構造を有するもの
でなければならない。建物には、柱、天井梁及び床梁か
ら鉄骨骨組みが構成されるとともに床梁に耐火性床材が
設けられた建物ユニットを工場で製造し、複数の建物ユ
ニットを現場で組み合わせて建てられるユニット式建物
があるが、このユニット式建物でも前記耐火構造が適用
される。そこで、工場において、上階建物ユニットの床
梁に耐火性床材を取り付け、下階建物ユニットの天井梁
に軟質耐火材を被覆固定し、建設現場において、これら
の耐火性床材に軟質耐火材を釘打ち等で固定するユニッ
ト式建物の耐火構造が提案されている(特願平4-210105
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
耐火構造では、建設現場において、耐火性床材に軟質耐
火材を釘打ち等して固定する取付作業が必要であるとい
う問題点がある。さらに、耐火性床材と軟質耐火材との
接続面積が大きくとれず、施工が確実に行えないという
問題点がある。
【0004】ここに、本発明の目的は、現場にて迅速か
つ確実に施工できるユニット式建物の耐火構造を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明のユニ
ット式建物の耐火構造は、下階建物ユニットの天井梁を
被覆した軟質耐火材に水平部を形成し、この水平部を上
階建物ユニットの耐火性床材に密着させて前記目的を達
成しようとするものである。具体的には、本発明のユニ
ット式建物の耐火構造は、天井梁、床梁及び柱を含んで
鉄骨骨組みが構成された上階及び下階建物ユニットのう
ち、上階建物ユニットの床梁に耐火性床材を取り付け、
下階建物ユニットの天井梁を軟質耐火材で被覆し、これ
らの耐火性床材と軟質耐火材とを接続したユニット式建
物の耐火構造において、前記軟質耐火材は前記耐火性床
材に接続される水平部と、この水平部に一体成形された
鉛直部とを有し、前記水平部の下部を支持する支持部材
を下階建物ユニットの天井梁に設けたことを特徴とす
る。ここで、前記支持部材は天井小梁を前記天井梁に取
り付けるためのブラケットでもよい。 一方、ユニット式
建物の耐火構造は、天井梁、床梁及び柱を含んで鉄骨骨
組みが構成された上階及び下階建物ユニットのうち、上
階建物ユニットの床梁に耐火性床材を取り付け、下階建
物ユニットの天井梁を軟質耐火材で被覆し、これらの耐
火性床材と軟質耐火材とを接続したユニット式建物の耐
火構造において、前記軟質耐火材に前記耐火性床材と接
続する水平部を設けるとともに、この軟質耐火材の水平
部の下部を支持し、かつ、天井小梁を前記天井梁に取り
付けるためのブラケットを下階建物ユニットの天井梁に
設け、前記ブラケットは前記下階建物ユニットの天井梁
に取り付けられた鉛直部と、この鉛直部の上端部に形成
されるとともに前記軟質耐火材の水平部を支持する水平
支持部と、この水平支持部に形成されるとともに前記天
井小梁を取り付けるための延出部とを備え、この延出部
と鉛直部との間に前記軟質耐火材を収納するスペースが
形成されたものでもよい。
【0006】
【作用】工場では、天井梁、床梁及び柱等から鉄骨骨組
みを組み立てて上階及び下階建物ユニットを複数製造す
る。上階建物ユニットの製造にあたり、床梁に耐火性板
材を設け、下階建物ユニットを製造するにあたり、天井
梁を被覆し、かつ、この軟質耐火材に水平部を形成する
とともに水平部の下部を支持する支持部材を天井梁に設
ける。現場では、建物ユニットを組み合わせてユニット
式建物を建てる。ここで、下階建物ユニットの上に上階
建物ユニットを載置する際、下階建物ユニットに設けら
れた軟質耐火材の水平部の全面にわたり上階建物ユニッ
トの耐火性床材が当接し、これらの軟質耐火材と耐火性
床材とで梁が確実かつ迅速に覆われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は建物ユニットの骨組みを示す概略
構成図である。図1に示される通り、建物ユニット1
は、2本の長い床梁2と、これらの長い床梁2の両端に
立設されるとともに短い床梁2、柱3及び短い天井梁4
から矩形状に形成された2個の妻パネル5と、これらの
妻パネル5の上端に架設される2本の長い天井梁4とか
ら箱型の鉄骨骨組み6が構成されている。前記2本の長
い床梁2の間には複数本の根太7が架設され、2本の長
い天井梁4の間には複数本の天井小梁8が架設されてい
る。この建物ユニット1は、上階建物ユニット1Aや下
階建物ユニット1B等、複数種類用意され、これらの建
物ユニット1A,1Bが基礎の上で組み合わされること
によりユニット式建物が施工される。
【0008】図2には水平方向に隣合う上階建物ユニッ
ト1Aの床梁2と水平方向に隣合う下階建物ユニット1
Bの天井梁4との耐火構造が示されている。図2におい
て、各上階建物ユニット1Aの床梁2は、それぞれ断面
コ字型に形成されている。これらの床梁2の開口部側に
は梁長手方向に複数の当て部材9がそれぞれ接合され、
これらの当て部材9にはL型の取付具10を介して耐火
性床材であるALC板11が設けられている。このAL
C板11の上には前記根太7が配置され、この根太7の
上には床面材であるパーティクルボード12が配置され
ている。各上階建物ユニット1Aの当て部材9には珪酸
カルシウム板等からなる耐火性板13がそれぞれ隣接し
て設けられ、これらの耐火性板13の上部間には、ジョ
イント材14に上面が固定された耐火性板15が接続さ
れている。この耐火性板15は、現場にて隣合う上階建
物ユニット1Aの2本の床梁2の上に配置され、かつ、
ALC板11及び耐火性板13とともに床梁2の側面及
び上面を覆う構造である。ここで、前記長い床梁2、根
太7、当て部材9、取付具10、ALC板11、パーテ
ィクルボード12及び耐火性板13から床パネル16が
構成される。なお、下階建物ユニット1Bの床部分も上
階建物ユニット1Aと同様の構造である。
【0009】各下階建物ユニット1Bの天井梁4は、そ
れぞれ断面コ字型に形成されている。これらの天井梁4
の開口部側には梁長手方向に複数の当て部材17がそれ
ぞれ接合され、これらの当て部材17及び天井梁4は軟
質耐火材18(商品名;フレックスガード〔ニチアス社
製〕)で連続被覆されている。図2中、左側に配置され
た下階建物ユニット1Bでは、前記軟質耐火材18は、
前記ALC板11の下面に接続する水平部18Aと、こ
の水平部18Aと連設されるとともに当て部材17に接
する鉛直被覆部18Bと、この鉛直被覆部18Bに連設
されるとともに天井梁4の下面に接する下部被覆部18
Cとから構成されている。図2中、右側に配置された下
階建物ユニット1Bでは、前記軟質耐火材18は、前記
水平部18A、前記鉛直被覆部18B、前記下部被覆部
18C及びこの下部被覆部18Cに連設されるとともに
隣合う天井梁4に挟持される延長部18Dから構成され
ている。
【0010】前記軟質耐火材18の水平部18Aは、そ
の下部がブラケット19で支持されている。このブラケ
ット19は1本の天井梁4に対して梁長手方向に複数設
けられており、それぞれ当て部材17に固定されてい
る。ブラケット19は当て部材17に固定された鉛直部
19Aと、この鉛直部19Aの上端部に形成されるとと
もに前記水平部18Aを支持する水平支持部19Bと、
この水平支持部19Bの中間部から下方に突出するよう
に形成される上部延出部19Cと、鉛直部19Aの下端
部に形成されるとともに前記水平部18Aと平行な下部
水平部19Dと、この下部水平部19Dの端部から上方
に突出するように形成される下部延出部19Eとから略
コ字型に形成され、上部及び下部延出部19C,19D
と鉛直部19Aとの間に軟質耐火材18の鉛直被覆部1
8Bを収納するスペース19Fが形成された構造であ
る。
【0011】前記上部及び下部延出部19C,19Eに
は、前記天井小梁8を取り付けた通し材20が釘21A
により取り付けられている。前記天井小梁8の下部には
面材22が釘21Bにより取り付けられている。この面
材22と連設して板材23が釘21C,21Dによりブ
ラケット19の下部水平部19D及び通し材20に取り
付けられている。ここにおいて、天井小梁8、通し材2
0、面材22及び板材23から天井構成体24が構成さ
れ、このうち、板材23は天井梁4に被覆された軟質耐
火材18をこの天井梁4に押さえつける突出部である。
さらに、前記天井構成体24、天井梁4、当て部材1
7、軟質耐火材18及びブラケット19から天井パネル
25が構成されている。また、隣合う下階建物ユニット
1Bの天井パネル25を接続するようにジョイント板2
6が設けられている。なお、上階建物ユニット1Aの天
井部も下階建物ユニット1Bと同様の構造である。
【0012】次に、本実施例の耐火構造の施工方法につ
いて図3から図6に基づいて説明する。まず、建物ユニ
ット1の製造方法について説明する。図6で示した妻パ
ネル5、床パネル16及び天井パネル25を別の製造ラ
インで製造する。妻パネル製造ラインでは、2本の柱3
及び2本の短い天井梁4の端部同士を溶接等して矩形状
の妻パネル5を製造する。床パネル製造ラインでは、2
本の長い床梁2にそれぞれ当て部材9を溶接し、この当
て部材9に取付具10を介してALC板11を設け、こ
のALC板11の上において複数本の根太7を長い床梁
2間に架設し、当て部材9の側面を耐火性板13で覆
い、根太7の上にパーティクルボード12を配置して床
パネル16を製造する。
【0013】天井パネル製造ラインでは、2本の長い天
井梁4にそれぞれ複数の当て部材17を溶接し、各当て
部材17にブラケット19を溶接する。ブラケット19
が設けられた天井梁4に軟質耐火材18を被覆するが、
そのため、図3に示される通り、軟質耐火材18に予め
T字型の切り込み18Eを形成し、この切り込み18E
の端部を開いてブラケット19を挿入するとともにブラ
ケット19のスペース19Fに軟質耐火材18の鉛直被
覆部18Bを収納する。その後、2本の通し材20の間
に複数本の天井小梁8を架設し、これらの天井小梁8に
面材22を釘21Bで取り付け、さらに、通し材20に
板材23を釘21Dで取り付けて天井構成体24を製造
する。
【0014】図4に示される通り、この天井構成体24
を軟質耐火材18が被覆された天井梁4に釘21Cによ
り取り付けて天井パネル25を製造する。天井構成体2
4の天井梁4への取付作業は、天井梁4と天井構成体2
4の両方の上下を逆にした状態で行う。天井構成体24
が取り付けられた状態が図5に示されている。なお、軟
質耐火材18をブラケット19に取り付けるために形成
した切り込み18Eは、その端部間を密接させ、確実に
断熱できるようにする。
【0015】妻パネル5、床パネル16及び天井パネル
25を製造した後、図6に示される通り、妻パネル5、
床パネル16及び天井パネル25を接合して建物ユニッ
ト1を組み立てる。この組み立て作業は、天井パネル2
5の上下を元に戻して行う。建物ユニット1を上階建物
ユニット1Aや下階建物ユニット1B等の複数種類製造
する。次に、これらのユニット1A,1Bを建設現場ま
で搬送し、基礎の上に複数の上階建物ユニット1Aを並
べ、これらの上階建物ユニット1Aの上に下階建物ユニ
ット1Bを載置してユニット式建物が施工される。ここ
で、下階建物ユニット1Bの上に上階建物ユニット1A
を載置する際、下階建物ユニット1Bに設けられた軟質
耐火材18の水平部18Aの全面にわたり上階建物ユニ
ット1AのALC板11が当接し、これらの軟質耐火材
18とALC板11とで床梁2と天井梁4との間が確実
かつ迅速に覆われる。その後、上階建物ユニット1A同
士の継ぎ目にジョイント材14が固定された耐火性板1
5を配置し、さらに、下階建物ユニット1B同士の継ぎ
目にジョイント板26を設ける。
【0016】従って、本実施例によれば、下階建物ユニ
ット1Bの天井梁4を被覆した軟質耐火材18に水平部
18Aを形成し、この水平部18Aの下部を支持するブ
ラケット19をこの天井梁4に取り付けたから、下階建
物ユニット1Bの上に上階建物ユニット1Aを載置する
ことにより、上下ユニット1A,1B間の耐火構造の施
工が現場にて迅速かつ確実に行える。さらに、ブラケッ
ト19は、天井小梁8を天井梁4に取り付けるためのも
のであるから、部品点数の減少を図ることができる。さ
らにまた、ブラケット19は、当て部材17に固定され
た鉛直部19Aと、この鉛直部19Aの上端部に形成さ
れるとともに前記水平部18Aを支持する水平支持部1
9Bと、この水平支持部19Bの中間部から下方に突出
するように形成される上部延出部19Cと、鉛直部19
Aの下端部に形成されるとともに前記水平部18Aと平
行な下部水平部19Dと、この下部水平部19Dの端部
から上方に突出するように形成される下部延出部19E
とから略コ字型に形成され、上部及び下部延出部19
C,19Dと鉛直部19Aとの間に軟質耐火材18の鉛
直被覆部18Bを収納するスペース19Fが形成された
構造としたから、天井小梁8の天井梁4への取り付けと
軟質耐火材18の支持とをコンパクトに行うことができ
る。
【0017】また、本実施例では、天井梁4に天井構成
体24を取り付ける作業において、天井梁4と天井構成
体24の両方の上下を逆にしたから、作業員が下向きで
釘打ち等の取付作業を容易に行える。さらに、妻パネル
5、床パネル16及び天井パネル25を別の製造ライン
で製造した後、これらのパネル5,16,25を接合す
る総組みラインで建物ユニット1を製造し、前記天井梁
4の天井構成体24への取付作業を天井パネル25の製
造ラインで行ったから、前記取付作業を既存の製造ライ
ンの中で行え、製造設備を有効利用できる。また、天井
構成体24は突出部である板材23を備え、この板材2
3で天井梁4に被覆された軟質耐火材18をこの天井梁
4に押さえつけるようにしたから、天井構成体24を取
り付けることにより軟質耐火材18を固定できる。従っ
て、建物ユニット1を現場まで搬送する時に天井梁4に
被覆された軟質耐火材18がずれることはない。
【0018】なお、前記実施例では、天井梁4に天井構
成体24を取り付ける作業において、天井梁4と天井構
成体24の両方の上下を逆にしたが、本発明では、天井
梁4と天井構成体24との上下位置関係を変えずに天井
構成体24の取付作業を行ってもよい。また、天井構成
体24の天井梁4への取り付けを釘21Cで行ったが、
釘21Cに代えてボルトやビス等の適宜な固定具を使用
できる。さらに、前記天井構成体24の天井梁4への取
付作業は、必ずしも前述の製造ラインで行うことを要し
ない。また、天井小梁8、通し材20、面材22及び板
材23から天井構成体24を構成したが、この天井構成
体24の構成は、ユニットの用途により異なるものであ
り、よって、板材23を必ずしも設けることを要しな
い。さらに、前記実施例では、上階建物ユニット1A及
び下階建物ユニット1Bを同じ構造としたが、本発明で
は、上階建物ユニット1Aの床梁2にALC板11を取
り付け、下階建物ユニット1Bの天井梁4を軟質耐火材
18で被覆した構造であれば、各ユニット1A,1Bの
用途に応じてその構造が相違してもよい。また、軟質耐
火材18の水平部18Aの下部を支持するために、天井
小梁8を天井梁4に取り付けるためのブラケット19を
用いたが、このブラケット19に代えて板材等の支持部
材を天井梁4に取り付けてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、下階建物
ユニットの天井梁を被覆した軟質耐火材に水平部を形成
し、この水平部の下部を支持する支持部材をこの天井梁
に取り付けたから、下階建物ユニットの上に上階建物ユ
ニットを載置することにより、上下ユニット間の耐火構
造の施工が現場にて迅速かつ確実に行える。さらに、支
持部材を、天井梁に天井小梁を取り付けるブラケットと
すれば、部品点数の減少を図ることができる。また、前
記ブラケットを、下階建物ユニットの天井梁に取り付け
られた鉛直部と、この鉛直部の上端部に形成されるとと
もに前記軟質耐火材の水平部を支持する水平支持部と、
この水平支持部に形成されるとともに前記天井小梁を取
り付けるための延出部とを備え、この延出部と鉛直部と
の間に前記軟質耐火材を収納するスペースが形成された
構造とすれば、天井小梁の天井梁への取り付けと軟質耐
火材の支持とをコンパクトに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物ユニットの骨組みを示す概略構成図であ
る。
【図2】隣合う上階建物ユニットの床梁と隣合う下階建
物ユニットの天井梁との耐火構造の断面図である。
【図3】床梁に軟質耐火材を取り付ける状態を示す斜視
図である。
【図4】天井構成体を天井梁に取り付ける状態を示す斜
視図である。
【図5】天井構成体を天井梁に取り付けた後の状態を示
す斜視図である。
【図6】建物ユニットを製造する方法を説明する概略図
である。
【符号の説明】
1 建物ユニット 1A 上階建物ユニット 1B 下階建物ユニット 2 床梁 3 柱 4 天井梁 6 鉄骨骨組み 8 天井小梁 11 耐火性床材であるALC板 18 軟質耐火材 18A 水平部 19 ブラケット 19A 鉛直部 19B 水平支持部 19C 延出部 19F スペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/94 E04B 1/348

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井梁、床梁及び柱を含んで鉄骨骨組みが
    構成された上階及び下階建物ユニットのうち、上階建物
    ユニットの床梁に耐火性床材を取り付け、下階建物ユニ
    ットの天井梁を軟質耐火材で被覆し、これらの耐火性床
    材と軟質耐火材とを接続したユニット式建物の耐火構造
    において、 前記軟質耐火材は前記耐火性床材に接続される水平部
    と、この水平部に一体成形された鉛直部とを有し、前記
    水平部の下部を支持する支持部材を下階建物ユニットの
    天井梁に設けたことを特徴とするユニット式建物の耐火
    構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のユニット式建物の耐火構造
    において、前記支持部材は天井小梁を前記天井梁に取り
    付けるためのブラケットであることを特徴とするユニッ
    ト式建物の耐火構造。
  3. 【請求項3】天井梁、床梁及び柱を含んで鉄骨骨組みが
    構成された上階及び下階建物ユニットのうち、上階建物
    ユニットの床梁に耐火性床材を取り付け、下階建物ユニ
    ットの天井梁を軟質耐火材で被覆し、これらの耐火性床
    材と軟質耐火材とを接続したユニット式建物の耐火構造
    において、 前記軟質耐火材に前記耐火性床材と接続する水平部を設
    けるとともに、この軟質耐火材の水平部の下部を支持
    し、かつ、天井小梁を前記天井梁に取り付けるためのブ
    ラケットを下階建物ユニットの天井梁に設け、 前記ブラ
    ケットは前記下階建物ユニットの天井梁に取り付けられ
    た鉛直部と、この鉛直部の上端部に形成されるとともに
    前記軟質耐火材の水平部を支持する水平支持部と、この
    水平支持部に形成されるとともに前記天井小梁を取り付
    けるための延出部とを備え、この延出部と鉛直部との間
    に前記軟質耐火材を収納するスペースが形成されている
    ことを特徴とするユニット式建物の耐火構造。
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