JP2559970B2 - 記憶媒体の欠陥の影響を補正する方法および装置 - Google Patents

記憶媒体の欠陥の影響を補正する方法および装置

Info

Publication number
JP2559970B2
JP2559970B2 JP5077867A JP7786793A JP2559970B2 JP 2559970 B2 JP2559970 B2 JP 2559970B2 JP 5077867 A JP5077867 A JP 5077867A JP 7786793 A JP7786793 A JP 7786793A JP 2559970 B2 JP2559970 B2 JP 2559970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
infrared
defects
film
green
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5077867A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0628468A (ja
Inventor
アルバート・ダー・エドガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH0628468A publication Critical patent/JPH0628468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2559970B2 publication Critical patent/JP2559970B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/253Picture signal generating by scanning motion picture films or slide opaques, e.g. for telecine
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4097Removing errors due external factors, e.g. dust, scratches
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/36Scanning of motion picture films, e.g. for telecine
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/11Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像の品質向上および回
復に関し、さらに具体的には、記憶媒体に記憶された画
像に対する記憶媒体の欠陥の影響を補償するシステムお
よび方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物体の最初の画像がフィルム上に捕捉さ
れて以来、画像捕捉および再生の分野で今日まである深
刻な問題が悩みの種となっていた。すなわち、記録媒体
自体の欠陥が、捕捉しようとする原画像を歪めかつ不明
瞭にするという問題である。これらの欠陥は、塵、かき
傷、指紋、汚れ等を含めて無数の形で発生する。陰画を
保護するために使用される保管用ポリプロピレン・スリ
ーブさえ、陰画をスリーブから引き出すときおよびスリ
ーブに戻すとき、表面に細い傷を残して問題の一因とな
っている。
【0003】この問題は、透明陽画よりも陰画の方が深
刻である。というのは、第1に、陰画を見るには2より
も大きな利得比ガンマを必要とし、第2に、フィルム・
ストリップは、表装された透明陽画よりも触れ易いから
である。そのような欠陥は、表面が波打った新しい写真
フィルムにさえ存在することがあり、さらに、例えば、
軽いちりめんじわを生じる不適切な処理および未漂白の
銀から生じることもある。そのような非画像欠陥は表面
に関係するだけでなく、例えば、フィルム自体の内部で
乳剤中の微小気泡によって引き起こされる可能性さえあ
る。
【0004】当技術分野では、この問題に対処しようと
して、特に捕捉された高解像度画像に関して非常に多く
の手段が開発されてきた。1つの手法は、例えば、現像
工程自体におけるような防止手段であった。塵を引きつ
ける電荷を中和するための噴霧機を含む高価な帯電防止
装置を、例えば、評判のよい現像・焼付・引伸業者が使
用している。現像・焼付・引伸業者はまた、現像・焼付
・引伸工程で欠陥による光の屈折効果を軽減するのに役
立つ拡散光源引伸し機の使用を試みた。
【0005】この問題を扱うもう1つの方法は、それら
の欠陥が出現した後に、種々の補正技術によって欠陥の
影響を最小にしようとするものであったが、その大部分
は手作業であり、したがって非常に労働集約的でコスト
が高くついた。一例として、現像・焼付・引伸工程中、
熟練者が種々のスポット染料と非常に小さなスポット・
ブラシを使って長時間かけて欠陥を基本的に塗りつぶし
ていた。もう1つの技術は、陰画を拭うか、または軽油
中に浸してかき傷を光学的に埋めようとするものであっ
た。
【0006】塵、かき傷等の問題はレコードの使用およ
び人気の低落の大きな原因であった。映画産業も、この
問題が同様にアナログ画像の長期的将来を危うくするか
も知れないと心配している。問題を解決するために大き
な努力が払われてきたにもかかわらず、例え何を行って
も問題は残るように思われた。引伸しおよび高解像走査
については特にそうである。したがって、解像度が上
り、コンピュータ・アプリケーションのためのフィルム
走査の増大と共にマルチメディアが注目を集めるに従っ
て、問題は一層深刻になり、かつ一層認識されるように
なってきている。
【0007】技術が発展するにつれ、特にディジタル画
像システムに関して、補正工程を自動化しようとする種
々の試みが行われた。そのようなシステムでは、欠陥が
検出された後、欠陥位置にある画像を補正するため、種
々の「補間」アルゴリズムが開発されてきた。それにも
かかわらず、主観的閾値で欠陥を検出するために発見的
手法または人間の介入が必要であった。欠陥領域を検出
するためにこうした主観的基準を使用するせいもあっ
て、この方法で補正される識別領域は、本発明のもとで
必要とされるよりもはるかに大きいのが普通であった。
【0008】ドイツ特許第2821868.0号に記載
されているように、記録媒体の欠陥領域を均一に検出す
るための自動化された方法が実際に開発された。このシ
ステムでは、赤外線エネルギー源をフィルム媒体に当て
る。その後、フィルム表面からの赤外線エネルギーの反
射をセンサで検出することにより、問題のフィルムの走
査された赤外線画像が取り出された。しかし、このシス
テムには幾つかの制約があった。
【0009】第1に、その目的は、そのような検出され
たフィルム欠陥の影響について、フィルム上に存在する
画像を補正することではなかった。むしろこのシステム
は、自動写真現像工程でこれらの欠陥の広がりを単に監
視し、例えば、欠陥の割合が規定レベルを越えた場合に
工程を止めることができるようにするために実現され
た。さらに、赤外線画像は電磁スペクトルの可視部分か
らの他の画像に対して位置決めされなかった。このこと
だけでも、赤外線画像に認められた欠陥の影響を、画像
の可視レコード内に存在し、目に見える同様な欠陥から
排除することが非常に困難になるはずである。反対に、
赤外線の光路は、赤外線源から画像処理に利用されない
他のセンサに向う反射光路であった。
【0010】そのようなシステムは実際には、特に衛星
写真および偵察技術において、例えば、画像の品質向上
のため、各画像が電磁スペクトルの異なる端部に対応す
る同一光路に沿って対象物の画像を捕捉するために開発
された。したがってこのようなシステムでは、1つのス
ペクトルの画像を同じ対象物の別のスペクトルからの画
像に重ね合わせることができ、その後に当技術で周知の
種々の画像処理アルゴリズムを用いることができる。例
えば、赤外線マッピング・システムは、地表画像におけ
る二酸化炭素の赤外線スペクトルをそのスペクトルの別
の部分に機能的に関係づけて、例えば農作物調査で地表
の植生等に関する結論を引き出すことが可能であり、こ
のような手法は十分に開発されてきた。しかし、これら
のシステムはある意味で捕捉画像の品質を改善するもの
の、記録媒体自体に伴う欠陥を赤外スペクトル手段によ
って検出し、その後でそのような情報を使って媒体上に
記憶された画像の品質を改善することはしない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、読み
取られるフィルム上に記憶された所望の画像から、塵、
かき傷等の記憶媒体の物理的欠陥の影響を自動的に見え
なくし、あるいは十分に軽減させることである。
【0012】本発明の他の目的は、記録媒体の欠陥の境
界を正確に検出することである。
【0013】これらおよびその他の目的は本発明によっ
て達成されるが、本発明に関する以下の説明は添付の図
面を参照すると一層良く理解することができよう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、記憶媒
体から取り出した画像データに対する記憶媒体の影響を
補償するために使用されるシステムおよび方法が提供さ
れる。後で媒体から取り出した画像中に望ましくない人
工物を生じる、かき傷、起伏、汚れ、気泡等を表面に有
するフィルム等の、非画像欠陥を含む記録媒体上に画像
データが記憶される。
【0015】媒体に記憶された画像に対応する電磁スペ
クトルの赤色、緑色、青色および赤外線部分の別々の画
像を媒体から得るための手段が提供される。
【0016】一実施例では、赤色、緑色、青色および赤
外光を、光源およびカラー・フィルタ・ホイールを使っ
てフィルムの一方の面に順次当てる。フィルムを通過す
る光のその部分によって形成される、対応する連続した
赤色、緑色、青色および赤外線画像を、フィルムの反対
面からディジタル的に捕捉する。これらの画像は、赤外
線レコード内の幾つかの位置にある欠陥の影響を、赤
色、緑色および青色画像内の対応する位置から取り除く
のを容易にするため、位置合せして捕捉することが好ま
しい。欠陥は、赤外光を十分に減少させ、あるいは完全
に遮断する。しかし、そのような欠陥のない所望の画像
を有する媒体の残りの部分は、赤外線スペクトルに対し
てはほぼ均一な透過率を有するが、可視スペクトルで
は、フィルム上に現像された画像によって決定される可
変の透過率を有する。したがって、赤外線画像は、媒体
上および媒体内のこれら非画像欠陥の空間的位置の指標
またはマップとして働くことができ、そのため下にある
基礎となる所望の画像の回復が可能になる。
【0017】完全な遮断が行われない場合は、欠陥が実
質上無色である限り、欠陥に対応するフィルム上の既知
の位置で媒体を通過する赤外線の減少量を利用して、こ
れらの同じ位置における赤色、緑色および青色画像の強
度を上げ、欠陥の影響を打ち消すことができる。一方、
完全な遮断の場合は、赤外線レコードは、欠陥の位置お
よび形状の正確なマップをもたらし、それに通常の補間
アルゴリズムを適用する。
【0018】
【実施例】図1を参照して、まず本発明の理解を容易に
するため、本発明に関連する現象を概略的に説明する。
写真フィルム技術では、フィルムまたは透明陽画中の通
常の染料は赤外線スペクトルを透過させるが、フィルム
中の欠陥はそうではない。したがって、こうした物理的
な非画像欠陥を有するそのようなフィルムから得られた
赤外線画像は、こうした非染料欠陥の画像だけを含む。
したがってこの赤外線画像からのこのような欠陥のマッ
プを使用して、それらの影響を数学的に打ち消し、した
がって、フィルムから取り出された所望の純粋な染料画
像を得ることができる。
【0019】上述のように、塵、汚れ等の非常に多くの
欠陥がフィルムに存在する。フィルムおよび透明陽画
(transparency)という用語は、本明細書では同義かつ
広義に使用しており、陰画(negatives)ならびに陽画
(positives)を含めて、光を通す画像記憶用の任意の
フィルム媒体を含むが、それだけに限定されるものでは
ない。そのような欠陥はほとんど常に無色(colorles
s)であるという特徴があり、したがって、フィルムに
保持された可視画像の赤色、緑色および青色成分と同様
に赤外線スペクトルにも影響を及ぼす。様々な形の欠陥
でそう言える。例えば、フィルム上の小さな表面かき傷
は光を視路の外に屈折させるので、目に見える。この屈
折は、波長とは実質的に無関係であるが、短波長光では
ごくわずかに大きい。フィルム上の指紋および汚れは透
明な油の付着であり、やはり屈折のために目に見えるよ
うになる。同様に、乳液に含まれる気泡や不適切なフィ
ルム処理による軽いちりめんじわも、それ自体は事実上
無色であるが、屈折により目に見える。塵は、フィルム
媒体から取り出される画像の品質低下の一因となること
が多いもう1つの外来性作用物質である。大部分の塵は
同様に、1本のフィラメントとして見たときはほとんど
透明であり、多数の繊維として見たときのみ色を有し、
やはり主として屈折によって目に見える。同様に、金属
の斑点は不透明であり、不透明な粒子は全ての色にほぼ
等しい影響を与え、それらが存在する画素から、それら
の大きさに比例するが波長にはほとんど無関係な、等し
い割合で光を減少させる。上記のことから、本発明で企
図する範囲を越える影響を画像から取り除くために追加
処理が必要な、個別のフィラメントとして実質的に色の
ついた塵またはその他の粒状物質がフィルム上に見つか
ることは稀である。
【0020】フィルム欠陥がこのようにほぼ一般的に無
色であるため、望ましくない欠陥を含むフィルムから赤
外線スペクトルによる「塵」画像を得ることができ、こ
の同じ画像を、やはりフィルムの同じ部分から得られた
赤色、緑色および青色レコードに適用することができる
ことが理解されるであろう。したがって、これらの欠陥
は赤外線で見え、この単一の塵画像を赤色、緑色および
青色の三色のレコードに適用することができる。詳しく
は、屈折および偏向のわずかな色感度を補償するため、
以下にさらに詳細に述べるように、塵画像を青色レコー
ドにはわずかに大きな強度で適用し、赤色レコードには
わずかに小さな強度で適用することができる。
【0021】フィルム媒体に関連する大部分の欠陥は、
そこを通る光をある程度減少させる。本発明の教示によ
れば、赤色、緑色および青色画像の間でこの減少量を割
り振ることにより、フィルムから取り出したい画像に対
する欠陥の影響をなくす。やはり以下に詳述するよう
に、赤色、緑色および青色スペクトルに対する赤外線レ
コードのこの使用は、屈折および偏向に関連する上記の
非線形性、異なるスペクトルに対するフィルム染料およ
び光センサの感度の違い等により、各スペクトルを通し
て完全に均一ではない。これらの詳細については後でさ
らに説明するが、当面は、本発明を概略的に理解するた
め、基本的に赤外線レコードを使用して、赤色、緑色お
よび青色スペクトルで欠陥の影響を均一に調節すること
を概念的に理解されたい。
【0022】フィルム媒体と関連する大部分の欠陥は、
上述のように光をある程度減少させるが、欠陥が所望の
画像の一部を完全に遮断することもある。そのような場
合、本発明によれば、赤色、緑色および青色スペクトル
に関する赤外マップを用いて欠陥の影響を「取り消す」
ことができないときは、本発明では少なくとも、フィル
ムの種々の欠陥の正確な形および位置の非常に正確な検
出を行って、当技術で周知のその他の補間アルゴリズム
を使用できるようにする。それらの手法の大きな制約
は、そのようなアルゴリズムが欠陥を画像の細部と正確
に区別できないことであった。したがって、人間の介在
によって不正確になることが多い、欠陥の位置の発見
的、主観的な識別により、画像の細部が失われることが
よくあった。以下に述べるように、本発明によれば、欠
陥が画像をほぼ遮蔽するこうした場合に、本明細書に記
載するシステムおよび方法をそのような補間アルゴリズ
ムと共に使って、自動的に欠陥を事実上見えなくするこ
とができる。なぜならば、そうすれば、画像細部を不必
要に失うことなく、それらの欠陥の位置および境界が一
層正確に識別されるからである。
【0023】図1は、上で考察した本発明の概略的原理
を示す。通常のフィルム透明陽画12は、1個または複
数のフレーム10を有し、フレーム10は、画像14
と、フィルム12から純粋な画像14を取り出すことを
妨げる塵、かき傷等、フィルム12に関連する前述の物
理的欠陥16とを含む。本発明によれば、カラー・ホイ
ール等の機構(概念的にプリズム18として示す)を使
って、画像14と欠陥16から成る情報を、それぞれ電
磁スペクトルの異なる部分に関連する複数の個別レコー
ドに分離する。具体的には、フィルム12の赤外線2
0、赤色22、緑色24および青色26の画像を順に捕
捉する。
【0024】まず赤外線の画像またはレコード20につ
いては、フィルム12上に現れる欠陥16のパターン
を、赤外線レコード20に現れるパターンと比較する
と、両者は空間位置がほぼ同じであることが明らかにな
る。先に指摘したように、フィルム12に付随するこれ
らの欠陥16はフィルム12を通る赤外線の透過を妨
げ、したがってこれらの欠陥は赤外線レコード20上の
位置16に現れる。フィルム12中の露光された種々の
写真染料から生じる画像14を含む成分は赤外線画像2
0には現れないことも、赤外線画像20で認められよ
う。この理由は、やはり前述したように、これらの染料
が、フィルム12を通過する赤外線を実質的に透過する
からである。
【0025】次に残りの赤色、緑色および青色画像22
〜26については、これらの画像はそれぞれ、フレーム
10の画像14のその可視スペクトルと関連する部分を
選択し、記録することが理解されよう。例えば、緑色レ
コード24では、カラー画では一般に緑の色調を有する
はずの、幾つかの葉が見える。しかし、画像14の残り
の緑でない部分は、緑色レコード24には存在しないと
予想される。これは当技術分野で周知の通常の色分解の
例である。しかしこの場合も、赤色、緑色および青色画
像22〜26に現れる欠陥の位置を比較すると、それら
の欠陥は、やはり元のフィルム12に現れるときの位置
とほぼ同じ画像位置に空間的に位置することが明らかに
なろう。さらに、これらの欠陥16は赤色、緑色および
青色レコードの各々に現れ、やはり前述した上記欠陥1
6の特徴を実証している。すなわち、それらの欠陥は基
本的に無色であり、したがってフィルム12を通る赤
色、緑色および青色光の透過をほぼ等しく妨げる。
【0026】ここでこれらの4つのレコード20〜26
を比較すると、本発明の動作がはっきり理解できよう。
欠陥16は4つのレコードの全てに(特に、普通なら欠
陥16を持たない画像14の復元を妨げる、可視スペク
トルのレコード中に)現れるが、所望の可視画像14は
赤外線レコード20には全く現れないので、減色法を使
って画像20〜26から、欠陥16が大幅に減少または
除去された新画像36として画像14を復元することが
できる。具体的には、加色法工程28、30、32、お
よび減色法工程34で概念的に示すように、赤、緑、青
の各画像を互いに加えると、改善された画像36が得ら
れる。ただし、これらの可視画像22〜26それぞれに
ついて望ましくない欠陥16の赤外線画像または「マッ
プ」を使って、(工程34に示すように)可視スペクト
ルにおける各レコード上のこれらの欠陥16の望ましく
ない影響を実質的に数学的に除去する。
【0027】差し当たり説明を簡単にするため、欠陥1
6が赤色、緑色および青色画像に(欠陥16の均一な透
過率により)等しい強度の欠陥として現れる場合は、こ
れらの物理的欠陥の正確な位置が(再生される所望の画
像14からの情報を含まない)赤外線レコード20から
わかるとすると、赤外線レコード20における欠陥16
の位置を使って、赤色、緑色および青色レコードにおけ
るこれらの同じ正確な位置にある画素の露光または強度
を赤外線強度まで均一に増大させて、改善された画像3
6を得ることができることを理解されたい。したがっ
て、赤色、緑色および青色画像は(加算機能28〜32
に示すように)再結合されて画像36を生じるが、これ
らのレコードからはそれぞれ初めに(減算機能34に示
すように)、赤外線レコード20および対応する赤色、
緑色および青色画像22〜26に現れる欠陥16の画素
位置の強度が差し引かれている。
【0028】次に図2を参照すると、図1の必要な4つ
の画像20〜26をフィルム12のフレーム10から捕
捉し、その後に上述の方法で必要に応じてそれらを再結
合して、改善された画像36を得るための、代表的なシ
ステムの概略図が示されている。プリズム18の概念的
作用は、図2に示す実施例では、複数の光フィルタ4
0、具体的には赤色、緑色、青色および赤外線フィルタ
を有するカラー・ホイール38で実現される。ランプ4
2等の光源がこれらの赤色、緑色、青色および赤外線ス
ペクトルのそれぞれで光を発生する。フィルム12とラ
ンプ42の間に適当なカラー・フィルタ40をそれぞれ
順に置くことにより、赤色、緑色、青色および赤外線ス
ペクトルの光を順にフィルム12の所望のフレーム10
に当ててフレーム10を透過させ、次に適当なカラー・
カメラ42で捕捉してこうして発生されたビデオ信号4
6を適当なコンピュータ48に送ることができる。
【0029】順次カラー画像を発生する工程はもちろ
ん、コンピュータ48から図2のシステムの画像発生要
素に向う制御線44で概略的に示すように、自動化する
ことができる。コンピュータ48および制御線44によ
って制御される機能は当技術分野では周知であり、本明
細書では詳細に考察しない。そのような機能としては、
カラー・ホイール38上の各カラー・フィルタ40の前
進、所望の画像10へのフィルム12の前進を順序付け
るための周辺装置への制御信号が含まれ、さらに所望の
スペクトル応答に関するランプ42の強度の制御等のそ
の他の制御機能も含まれる。キーボード52がコンピュ
ータに対する通常のユーザ・インターフェースとなり、
さらに必要に応じて種々の画像を見るためのカラー・モ
ニタ50が設けられる。
【0030】次に図3を参照すると、コンピュータ48
は、コンピュータ内のマイクロプロセッサ56とプログ
ラム58および入出力アダプタ60との間の相互通信を
行うためのシステム・バス54を通常の形で含むことが
できる。アダプタ60は、ビデオ捕捉カードの形を取る
ことができ、コンピュータ48に記憶されてコンピュー
タ48の作用を受ける、適当なディジタル化された画像
データを発生するように、カメラ42およびモニタ50
にインターフェース接続するために設けられている。例
えば、使用される特定のシステムに依存する制御信号4
4を提供する際のように、必要に応じてさらにシステム
制御およびインターフェースを提供するために追加のア
ダプタを設けることができる。コンピュータ48は、高
解像度のディジタル画像に関連する大量のデータを記憶
できる、何らかの形の大容量メモリを備えることが望ま
しく、そのような記憶装置は図3に画像ブロック62〜
66として概念的に示されている。ブロック62および
64は、フレーム10から捕捉され、ディジタル化され
た画素の形でメモリに記憶される赤色、緑色、青色およ
び赤外線画像を概略的に表すものである。同様に、出力
画像ブロック66は、コンピュータ48が本発明に従っ
て入力画像62および64に作用した後でメモリに記憶
された、再結合された可視画像36を機能的に表すもの
である。この出力画像66も、当技術分野で周知の方式
で大容量メモリに記憶された、複数のディジタル化され
た画像画素の形を取ることが好ましい。
【0031】さらに図3を参照すると、プログラム58
は、本明細書に記載の目的を実現するために所望の方式
でマイクロプロセッサ56およびシステムのその他の構
成要素を制御するのに必要なソフトウェアを表すもので
ある。例えば、プログラム58の1構成要素は、所望の
赤色、緑色、青色および赤外線画像を順に発生するのに
必要な制御ソフトウェアでよい。したがってこのプログ
ラム58の制御下にあるマイクロプロセッサ56は、必
要とされる信号をシステム・バス54上に発生すること
ができ、これらの信号は、入出力アダプタ60に送られ
る。入出力アダプタ60は、必要に応じてデータ/アド
レス/制御信号を含む適当な信号を線44および46上
に置き、あるいはそのような信号を線44および46か
ら受け取ることができる。プログラム58のもう1つの
構成要素は、本明細書に述べるように画像の処理を実行
するのに必要なステップを符号化することができる。
【0032】図2および図3に関して上述した諸機能を
実施するための1つの代表的なコンピュータ化システム
は、以下の構成要素を含むことになる。
【0033】ランプ、フィルタ・ホイール、フィルム・
ホルダおよびカメラ・アセンブリが、ニコン社のフィル
ム・スキャナ、モデルLS3500に内蔵されている。
スキャナは、赤外線走査中内蔵赤外線フィルタを外し、
その代りにKodak Wratten 87C フィルタを挿入し、ラン
プの電圧が通常の12ボルトから5ボルトに下がるよう
に修正してある。
【0034】コンピュータ、表示装置およびキーボード
は、フィルム・スキャナとインターフェース接続するた
めの、National Instruments社(米国テキサス州、オー
スチン)製のGPIBカードを含む、International Busine
ss Machines社製のものでよい。
【0035】一方、カメラ42は、Pulnix社のモ
ノクロームCCDカメラ、モデルTM34Kの、内蔵赤
外線吸収フィルタを持たない特注品でよく、カラー・フ
ィルタ40には、赤外線用の87Cおよびその他の位置
用の標準色と、追加の赤外線吸収フィルタが含まれる。
ホイール、ランプおよびフィルム・ホルダの配列は、当
業者には明らかなはずである。
【0036】次に図4を参照して、プログラム58の、
種々の画像を処理して所望の再結合画像36を得る際に
欠陥16および赤外線画像20を補償する関連部分につ
いて説明する。赤色、緑色、青色および赤外線画像がデ
ィジタル化され、取り出せるように適切に記憶された
後、矢印68で示すように、画素データを取り出すこと
により画像処理が開始する。ディジタル化され、フレー
ム10から捕捉された各画素は、実際には、それぞれ図
1の赤色、緑色、青色および赤外線画像20〜26と関
連する、対応する赤色、緑色、青色および赤外線画素を
含む。フレーム10内の同じ位置に対応するこれらの赤
色、緑色、青色および赤外線画素はそれに関連する強度
値を有し、これらの強度値はコンピュータの制御下でメ
モリに記憶され、メモリから取り出される。上記の特定
の画素グループのそれぞれについて、判断ツリー78で
示すように、対応する赤外線画素76の関連値を所定の
閾値と比較する。この閾値は、後続の補償利得を、シス
テム・ノイズが優越する点より下に制限されるように、
実際のハードウェアのノイズおよび精度に基づいて選択
される。この限度は概念上ラジオ受信機の自動利得制御
(AGC)における限度と同じである。
【0037】この赤外線画素の値が所定値より小さい場
合は、この赤外線画素に関連する画素、およびフレーム
10中の対応する位置が欠陥16のために不明瞭である
と見なされ、ブロック84で、それらの画素に関してそ
のことが記録される。図2のシステムは、次に、対応す
る欠陥16がフィルム12上になかった場合に値がどれ
くらいになるかを一層正確に反映する、補正された推定
値で赤色、緑色、青色および赤外線画素値をそれぞれ置
き換えるため、適当な補間ルーチンを実行することがで
きる。そのような補間ルーチンは当技術分野では周知で
あり、ステップ86で、隣接画素の値の検査等の種々の
手法を使用して、不明瞭な画素の推定値を外挿する。
【0038】引き続き図4を参照すると、検査中の特定
の赤外線画素の画素値が所定値のそれに等しいか、また
は越えた場合は、判断ツリーの分岐82をたどる。前述
のように、プログラム58の制御下で、コンピュータ4
8はその後、ブロック90〜94で、ブロック70〜7
4で取り出された対応する赤色、緑色および青色画素値
を、赤外線画素強度の値に機能的に関係する値で調節す
る。欠陥16は可視スペクトルでの透過率が一定のた
め、実質上、赤色、緑色および青色レコードで感知され
る不明瞭な領域として現れるので、欠陥に関連する領域
がすぐ隣の画素のそのような領域と調和して、品質の改
善された画像36でのこれら欠陥の感知を減少させるよ
うに、これらの強度を適当に強めなければならないこと
を想起されたい。赤色、緑色および青色値を、対応する
画素の赤外値で「除算」する正確な数学演算の詳細につ
いては、後でさらに詳細に説明する。
【0039】赤色、緑色および青色画素がブロック90
〜94に基づく除算によって欠陥16の影響に関して補
償される。一方、ブロック84で不明瞭とマークをされ
た画素については推定または補間手法(ブロック86)
を用いることができる。次にブロック88でこのサブル
ーチンから出る。フレーム10のすべての捕捉画素につ
いて上記処理が完了すると、それぞれ図4の処理に従っ
て必要に応じてこのように調節された当該の画素の集ま
りから成る、赤色、緑色および青色ディジタル化画像か
ら成る出力可視画像レコード66(図3)がそれによっ
て発生される。次にこれらの補正された赤色、緑色およ
び青色画像がマイクロプロセッサ56の制御下でメモリ
からシステム・バス54上に選択的に回復され、その後
入出力アダプタ60を介して適当な形で出力され、例え
ば、モニタ50内でそれらを結合して、欠陥16の視覚
的悪影響のない所望の再結合された、品質の改善された
画像36を表示できるようになる。
【0040】本発明の動作に関する概略的理解を行った
ので、次にその重要な態様についてさらに詳細に説明す
る。実際の画像品質改善システムでは、理論的システム
に対する妥協を迫る現実の世界の制約および非線形性に
関して、非常に多くの要素を考慮しなければならない。
図5は、種々の周波数に対する染料および塵やかき傷等
の欠陥の相対吸収量、ならびに画像捕捉センサおよび電
荷結合素子(CCD)アレイ等のトランスデューサの相
対感度を示す。縦軸は相対吸収率、またセンサの場合は
感度の大きさであり、横軸はナノメートルで表した光の
波長である。染料の色は2つの名前で表示されている。
例えば、「赤/シアン」染料は赤色光を吸収する赤色感
光層から形成されており、色はシアンに見える。
【0041】図5からいくつかの点に気づくであろう。
まず、前述のように、塵等の欠陥16は約400〜70
0ナノメートルの可視範囲から約700ナノメートル以
上の赤外線スペクトルまでほぼ一定の光吸収を示す。し
たがって、これら欠陥の吸収を示すグラフは、参照番号
92に示すようにほぼ平坦である。大部分の欠陥からの
主な影響は屈折であり、波長が長くなると屈折率はわず
かに低下するので、大部分の欠陥の影響は、図5に示す
ように、波長が長くなるとわずかに小さくなり、吸収曲
線92はわずかに傾斜している。さらに、従来の技術の
項で述べたように、顕微鏡検査で大きな「開口数(N
A)」を有する光と呼ばれる、より拡散した拡散光も屈
折による欠陥の影響を少なくする。したがって、赤色、
特に赤外部で拡散が小さい、すなわちNAが小さくて、
緑色、特に青色で拡散がわずかに大きい照明源を構成す
ることにより、吸収曲線92の傾斜を取り除くことがで
きる。
【0042】本発明は染料をベースとするフィルムに特
に有用である。しかし、そのような染料に関連する特有
の特性から、考慮すべき問題が生じる。例えば、図5を
参照すると、これらの染料の1つの特徴は、ある種のシ
アン染料が赤外線をいくらか吸収することである。透明
陽画で使用されるシアン染料は人間の視覚系に作用する
ように構成されており、したがって、透明陽画用赤色/
シアン染料の応答曲線98に示すように、近赤外部でさ
え急速に作用を開始することが可能である。一方、陰画
で使用されるシアン染料は、一般にほぼ近赤外部にまで
感度を有するシアン形成層を有する着色紙に作用し、し
たがって、これらの陰画用シアン染料が透明になるには
赤外部にまでさらに入る必要がある。このことは、陰画
用赤色/シアン染料のスペクトル応答曲線(参照番号1
00)で実証されている。
【0043】図5には、可視および赤外線スペクトルの
両方で光画像を捕捉するための代表的なトランスデュー
サである、電荷結合素子(CCD)アレイの光周波数応
答曲線90も示されている。このような素子は一般に、
赤色、緑色、青色および赤外線画像を捕捉するため、図
2のカメラ42に備えられている。そのようなアレイの
感度は赤外線スペクトルにまで延び、事実、カラー画像
から見えない赤外線を取り除く必要がしばしばあるの
で、赤外線を「見る」ことは電子的にはまったく問題が
ないことがスペクトル90からはっきり理解されるであ
ろう。応答曲線90に示されるように、そのようなCC
Dセンサは可視光よりも赤外線に対して感度が高いこと
が多いので、その放射輝度の大部分を赤外線の形で発生
する白熱型ランプ42でフレーム10を照明するとき、
図1の所望の赤外線画像20を得るために使用するのに
適している。
【0044】ランプ42としてもっぱら冷光源を使用す
る場合、または、例えば単体チップのカラーCCDアレ
イにおけるように、赤外線吸収フィルタがカメラ42の
光センサに機械的に組み込まれている場合は、図2のシ
ステムを実施する際に問題が生じる可能性がある。光学
的には、そのようなCCDセンサは赤外部で一層多くの
光パイプが可能であり、画像を軟化させ、さらに可視鮮
鋭度に再び正規化するために、高い空間周波数のソフト
ウェア・ブーストを多分必要とする。カメラ42に付随
するレンズも赤外部では焦点が異なる。この問題はアポ
クロマートを使うと最小になり、また単にわずかに焦点
を合わせ直すと除去でき、この焦点の合わせ直しは入出
力線44に対するコンピュータ制御によって自動的に行
なうことも可能である。横方向の色歪みも非対象レンズ
で起こる可能性のある問題であるが、ソフトウェア・マ
イクロリサイジングにより、または対称レンズの使用に
より解決することができる。このようなレンズ焦点の問
題は、可視スペクトルの100ナノメートルの範囲内で
は無視できるほど小さいことが実際にわかった。さらに
図5を参照すると、代表的スペクトル94等の通常の青
色/黄色染料スペクトル、および参照番号96で示すス
ペクトル等の緑色/マゼンタ・スペクトルは赤外領域で
は吸収されないことが気づかれよう。
【0045】赤外線レコードが望ましくない欠陥16の
位置に関連するデータだけを含むことが本発明の原理で
あることを想起されたい。これらの欠陥16は、その実
質的に平坦な透過率曲線92が可視領域内にまで延びる
ため、感知可能な欠陥をそれぞれ青色、緑色および赤色
画像中に暗い領域として出現させるであろう。しかし、
これらの欠陥の位置および暗さをマップする赤外線レコ
ードが存在するので、この赤外線マップにおける情報を
使って、青色、緑色および赤色画像に現れる欠陥を相殺
することができる。図5を提示する1つの目的は、非線
形領域では、これらの欠陥を補償するために、本発明の
実用システムは、染料およびセンサ応答、光学系等にお
けるこれらの非線形性および不規則性を考慮しなければ
ならないことを示すことである。したがって、赤外線レ
コードを捕捉するための波長を選ぶことは、上記から理
解できるように、それ自体1つの妥協である。可視スペ
クトルの余りにも近くで切ると、シアン染料レコードか
らの過大なクロスオーバにより分離上問題が生じる。一
方、赤外部のはるか内側で切った場合は、上述の光学的
問題が一層ひどくなる。したがって、750ナノメート
ルよりも下の低域フィルタがすぐれた解決策であること
が実際にわかった。青色センサは、検知することが想定
される黄色レコードの他に、マゼンタおよびシアン・レ
コードの一部を検知する。同様に、赤外線センサは、検
知することが想定される「塵」レコードの他に、シアン
・レコードの一部を検知する。
【0046】4つのセンサ変数から、「純粋な」画像に
関連する「純粋な」元の赤色、緑色および青色レコード
を見つけ、さらに全ての画像情報を含まない塵レコード
を得ることがもちろん望ましい。代数用語では、このこ
とは4つの変数と4つの未知数を示唆する。上述のよう
に、本発明のシステムを実施する際に非線形性が存在す
るが、一実施例では、図6に示すように、所定の4×4
マトリックスを用いたもっと簡単な線形代数を適用する
ことによっても、満足できる分離を実際に実現すること
ができる。
【0047】図6をさらに詳細に参照すると、この図の
目的は、非線形性および実世界に関する上記の考察に基
づけば、赤色、緑色および赤外線レコードが得られた
後、使用される特定のシステムと所望の結果によって決
定される形で、赤外線レコードをそれぞれ赤色、緑色お
よび青色レコードに相関させる際に、画像処理は幾つか
の形を取ることが可能である。具体的には、本発明は、
最も簡単な形の線形代数マトリックスの手法を認める
が、他の処理ルーチンも考慮に入れたものである。
【0048】図6をさらに詳細に参照すると、フレーム
10に関連する各画素位置に関する個々の画素の値を、
図2のシステム、具体的にはマイクロプロセッサ56に
よって処理することが好ましい。特定の画素に関連する
赤色、緑色、青色および赤外線の値102〜108はそ
れぞれ、一実施例では、ブロック110で示すようにそ
の立方根が得られ、それらの結果が線形変換112によ
り処理される。線形変換112を使用する理由は、コン
ピュータ上で計算を一層速く行えるように、マトリック
ス代数を簡単にするためである。一実施例では、係数1
13は、灰色等、選択された基準の近くで4色全てに独
立性を与えるため、線形代数の方法を使って選択する。
変換112の結果として得られた出力は次に、ボックス
114で示すように3乗され、それぞれ赤色、緑色、青
色および赤外値116〜122を与える。これらの3乗
値116〜122が得られた後、そのマトリックスが適
用された立方根定義領域から変換するため、除算機能1
24で示すように、問題の特定の画素に関する欠陥また
は塵レコード122に関する結果を使って、赤色、緑色
および青色レコード中の欠陥の影響を減少または分離す
る。塵レコード122の利得は、ガンマ利得機能123
によって各色の屈折率と調和するように僅かに調節する
ことができる。次にこれらの値は、補間機能126がな
い場合は、R、G、B値130〜134として直接出力
される。
【0049】図6に示すように、赤外レコード122中
の所与の画素に関する値を、閾値機能128で示すよう
にテストし、それが許容される回復の閾値よりも低いこ
とがわかった場合は、その画素が不明瞭であることを意
味し、隣接画素の値に基づいて赤色、緑色および青色画
素の値を調節するために、除算機能124の代りに適当
な補間ルーチン126を活動化し、それによって、正し
い赤色、緑色および青色画素値130〜134を得る。
補間ルーチン126は、部分的に遮断されているが完全
には遮断されていない、欠陥の縁部領域を評価に使用す
るため、除算機能124から出力を受け取る。この点に
ついては、後で図7および図9を参照してさらに詳細に
考察する。
【0050】線形マトリックス113による分離は、計
算を大幅に単純化するうまい方法である。しかし、線形
性に関してそのような前提を立てると、色領域で誤差が
生じる。こうした誤差は、選択された非線形性の定義域
でマトリックス乗算を適用することにより、些細な程度
にまで減少させることができる。この線形性を選択する
際、幾つかの場合が考えられる。第1に、染料が完全な
方形のスペクトル応答を有する、すなわち染料がある波
長を完全に透過し、他の波長の光の一部を波長と無関係
に吸収すると仮定される場合がある。この場合は、さら
に、カメラ42の各カラー・センサが、一般に実世界で
はそうであるように、ある広範囲の波長をカバーする応
答を有すると仮定することができる。上述したような場
合は、マトリックス112が線形の形であるため、線形
定義域で適用したとき、欠陥の影響が完全に分離され
る。
【0051】しかし、非線形性を考慮に入れるようにモ
デル化するもう1つの場合は、実際にはより一般的であ
るが、場合によっては染料の吸収が波長に応じて変化す
ると仮定できる。ある場合には、さらに、例えば、図2
の走査システムが4つのカラー・レーザを光源として使
用した場合にそうであるように、カラー・センサが、1
つの波長に対してのみ感受性をもつと仮定することがで
きる。この後者の場合は、線形マトリックス112は、
対数領域で適用するとき、完全な分離をもたらす。
【0052】染料の感度が波長に応じて変化し、センサ
がある広範囲の波長をカバーするという、もう1つの場
合も考えられる。線形マトリックス112は完全な分離
はできないが、それにもかかわらず、線形と対数の間の
定義で適用する場合は、欠陥16の影響の実質上完全な
分離を実現するよう十分に機能することができる。この
好ましい実施例では、図6に示す立方根定義域を使用す
るが、これは非常に有効であると思われる。
【0053】赤外線レコードまたは「塵」レコードは、
最も典型的に第1の場合に当てはまるほど波長を非常に
均一に吸収するので、対数定義域における線形減算によ
ってカラー・レコードから最もよく分離される。これは
正に線形定義域での除算であり、したがって図6で除算
ブロック124に示される。したがって、染料レコード
を立方根定義域で塵レコードから差し引き、次に塵レコ
ードを線形定義域で染料レコードから分離する。前述し
たように塵/かき傷吸収92の傾斜が可変拡散で補償さ
れない場合は、欠陥の影響は赤色画像よりも青色画像で
わずかに大きくなるであろう。これを補償するため、赤
色、緑色および青色画像を分離する前に、塵画素値12
2を「ガンマ」乗することができる。一般に、最適「ガ
ンマ」は赤色の場合は1.03、緑色の場合は1.0
6、青色の場合は1.1である。
【0054】しかし、塵レコードが、ブロック128で
示す所定の閾値を下回るときは、除算の代りに補間を用
いることができる。実際にはピラミッド補間で小さな欠
陥が見えなくなるまで除去できることがわかった。一
方、大きな欠陥は、フラクタル・ジェネレータ等、欠陥
の組織ならびに密度を複製するアルゴリズムによってマ
スクすることができる。しかし、そのような手法の使用
が望ましいのは非常に大きな欠陥の場合だけであろう。
【0055】次に図7ないし図9を参照すると、これら
の図は、従来技術を用いた画像の品質改善の結果と本発
明の結果を比較して示すものである。これらの図では、
同じ所望の画像136が記憶されている。1枚のフィル
ム139は、所望の画像136の一部を不明瞭にする欠
陥138を含む。欠陥138は、通常は画像面の外のフ
ィルム表面上にある欠陥のぶれまたは欠陥自体のぼやけ
た縁部によって生じ、画像136の一部分のみを不明瞭
にする領域142から成り、画像136を完全に見えな
くする中心領域144を含むこともある。
【0056】従来技術では、通常そのような欠陥138
を除去するには、まず検出した後、欠陥をマスクするた
め、隣接画像の情報に基づいて、欠陥として検出された
領域で補間を行う。従来技術の補正を試みる2つの方法
の結果を図8に示す。図8の左側部分に示した第1の方
法では、観察者がエアブラシを持って欠陥138に向か
い、例えば、図8の円板146の形をした欠陥領域を識
別する。後で手動または自動で塗りつぶして補正を行う
ため、そのような方法で欠陥138の領域146を識別
するこの手法の明らかな問題点は、欠陥138だけでな
く所望の画像136の一部をもマスクするので、その後
の補間で欠陥と共に所望画像136の大部分を除去して
しまうことである。
【0057】もう1つの従来技術の方法では、欠陥13
8によって部分的に覆い隠された実際の境界および領域
は、例えばアルゴリズムによって自動的に検出され、ま
たは画像の拡大投影図で注意深く欠陥の輪郭を描くこと
によって検出され、または通常の技術で、拡大した画像
に注意深くブラシを当てることによって検出される。し
かし、そのような手法は重大な欠点を有する。すなわ
ち、図8の右側部分を参照すると、領域148の面積
は、アルゴリズムによってまたは手動で補正される円板
146の面積よりも小さいが(したがって、所望画像1
36の失われる部分が少なくなる)、それにもかかわら
ず、欠陥をマスクする際に依然として所望画像136の
相当な部分が失われるので、所望画像136の復元は不
完全である。
【0058】最後に、本発明に関連して、赤外線でフィ
ルムをマップすることの1つの大きな利点は、欠陥の正
確な位置および境界のマップである赤外線レコードが得
られることである。したがって、図9で、赤外線マップ
を用いると、画像を部分的にのみ隠す欠陥138の外側
部分142(図7)は、本特許で教示される赤外線分割
によって復元することができ、画像を完全に隠す部分1
50のみが残る。したがって、部分的に隠された領域1
42は正確に完全復元され、上記アルゴリズムによる塗
りつぶしが必要な、完全に隠された中心領域150のみ
が残る。この後者の領域150は小さいので、画像の細
部はほとんど失われない。したがって、より小さな中心
部に関する画像補間は一層正確となり得る。なぜなら
ば、画像は、補間しなければならない領域に近接するこ
とがわかっているからである。
【0059】本発明の他の態様を示すことができる。第
1に、未使用のフィルムでも表面が波状を呈したり、気
泡を内包することがあることがわかったが、これらは捕
捉された画像中ではっきりと目に見える欠陥や人工物を
直ちに生じないとはいえ、「欠陥のない」フィルムに目
に見える粒状物をもたらす一因となる。本明細書に記載
した発明を適用することにより、そのようなフィルムで
さえ、目に見える粒状物を減少させることができること
がわかった。発色性白黒フィルムを含む実質的に全ての
染料をベースとするフィルムで、本発明の利点を得るこ
とができることがわかった。さらに、本明細書に記載し
た実施例では、捕捉された順次画像は、本発明の方法に
おける後続処理の便宜上、部分的にディジタル化してあ
ったが、本発明はそれだけに限定されるものではなく、
アナログ領域での適用をも企図している。
【0060】欠陥が表面よりもむしろ媒体内で発生する
特定の応用例の一例として、透過光を使用した印画の走
査について考えてみる。透過光で見たとき、表面ノイズ
を通して反射光によって検出するには暗すぎる陰の細部
がはっきりと目に見える。従来技術では、そのような透
過走査は繊維ベースのランダム粒子のために実用になら
なかったが、本発明を用いると、ベース中の紙繊維を他
の非染料欠陥と共に画像から効果的に除去することがで
き、現在の技術で可能であるよりも広い輝度範囲を印画
から捕捉する、よりすぐれた方法が提供される。したが
って、本発明では、「フィルム」は、その上に画像が置
かれる任意の透過表面と見なす。
【0061】透過光の使用のみに制限されてはいない。
反射赤外光の下で見たとき、印画は白く見え、塵、かき
傷およびその他の表面欠陥がはっきり見える。欠陥を画
像の細部から明確に区別し、これらの既知の欠陥を可視
画像にマップすることにより、欠陥の可視的影響を取り
除くことができる。
【0062】さらに、例えば、入射光が光源42から出
て、選択された各フィルタ40を通り、さらにフィルム
12のフレーム10を通過してカメラ42またはその他
のセンサに達するほぼ同じ光路を用いることにより、赤
色、緑色、青色および赤外線レコードが全て捕捉される
ようにすることによって、本発明の利点が得られる。こ
のようにして、赤色、緑色、青色および赤外線画像がそ
れぞれ位置合せされ、これらの各レコードの画素を、フ
レーム10上の同じ位置から出る光に相関させるのが容
易になり、その結果、それらの画像の一層効率的な処理
が可能になることが保証されるであろう。
【0063】本明細書に記載した実施例では、種々のス
ペクトルの光がフィルム12を通過して、その反対側で
集められる。しかし、本発明は、欠陥の補正が必要とさ
れる媒体を通過した光エネルギーを集めることに限定さ
れるものではない。したがって、本発明は、例えば、カ
メラ42等のセンサが、媒体に関して、媒体12を照明
するための光源と同じ側にあり、赤色、緑色、青色およ
び赤外線画像が媒体12の表面からの反射から捕捉され
る応用例にも適用できる。そのような場合、センサまた
はカメラ42は、図2のシステムの場合と同様に、媒体
12および光源42と同軸で位置合せされず、むしろ光
源の一方の側にずれていることがある。それにもかかわ
らず、レーザ照明、ガス放電、LED(発光ダイオー
ド)、または前述のカラー・フィルタ等によって様々な
光周波数で媒体12を照明して、赤色、緑色、青色およ
び赤外線画像が、そのような画像の各グループに対する
ほぼ同じ光路に沿って進む光によって集められるように
することが、依然として望ましい。その理由は、前述し
たように、画像の位置合せ、欠陥屈折、および媒体12
上の特定の位置に関連する対応する赤色、緑色、青色お
よび赤外線画像の赤色、緑色、青色および赤外線画素の
後続処理を容易にするためである。
【0064】好ましい実施例では、赤色、緑色、青色お
よび赤外線の順次捕捉を記載した。通常の3色カメラの
技術を4色に拡張することにより、全ての色を含む白色
光を使って4つの画像を同時に得ることができることは
明らかなはずである。一例として、フィルタを線の上方
に設けて赤色、緑色、青色および赤外線を別々に通すよ
うにした4線式CCDセンサや、2色ミラーを使って赤
色、緑色、青色および赤外線画像を4個のチップ上で別
々に分離する4チップ・カメラの使用がある。
【0065】欠陥のない画像を回復するために使用され
るどの要素も、アナログ回路で、またはディジタル・ハ
ードウェアとアナログ・ディジタル変換器を使用するこ
とにより、さらにはコンピュータもしくはディジタル信
号プロセッサ(DSP)上で実行されるソフトウェアで
実施することができる。さらに、赤色、緑色、青色およ
び赤外線画像の捕捉や、結果の処理等の幾つかの要素
は、順次行うことも並列に行うこともできる。この考察
では、処理のため画像をコンピュータ・メモリに順次捕
捉するものと仮定したが、分野によっては他の構成が好
ましい。例えば、フィルム−ビデオ転写では、4番目の
赤外線センサを有するカラー・カメラで赤色、緑色、青
色および赤外線信号をアナログ回路に出力し、アナログ
回路で赤色、緑色および青色を赤外線によって実質的に
分割し、かき傷、塵、カビ、指紋、透過形継ぎ目、その
他の欠陥を実時間で取り除くことが可能になる。HDT
Vの出現と共に、全ての塵および細いかき傷の除去が、
現在よりもはるかに重要になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】結果として得られる合成画像における欠陥の影
響を減少させるための、欠陥を有するフィルム上の対象
物の異なるスペクトルによる画像の分離および再結合を
示す説明図である。
【図2】本発明を実施するための代表的なシステムの概
略図である。
【図3】図2のシステムの一部分の機能ブロック・ダイ
ヤグラムである。
【図4】本発明による図2のシステムの動作順序を示す
流れ図である。
【図5】記録媒体欠陥の特性、媒体から画像を捕捉する
ための典型的なアレイ、および染料をベースとするフィ
ルムの形の記録媒体に関連する種々の染料の特性を含
む、本発明の諸態様と関連する種々の周波数応答特性を
示すグラフである。
【図6】図4の流れ図の一部を含む、図2のシステムに
よって実行される画像処理ステップの概略図である。
【図7】下にある画像を覆い隠す欠陥を含む、1枚のフ
ィルムの概略図である。
【図8】記録媒体欠陥によって引き起こされる影響を有
する画像を補正するための従来技術の2つの方法の結果
を示す、図7のフィルムのもう1つの図である。
【図9】図7の画像を図示されている欠陥について補正
する際の本発明の結果を示す、図7のフィルムのもう1
つの図である。
【符号の説明】
10 フレーム 12 透明陽画 14 画像 16 欠陥 18 プリズム 20 赤外線画像 22 赤色画像 24 緑色画像 26 青色画像 38 カラー・ホイール 40 カラー・フィルタ 42 ランプ 48 コンピュータ 50 カラー・モニタ 52 キーボード 54 システム・バス 56 マイクロプロセッサ 58 プログラム 60 入出力アダプタ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶媒体に記憶された画像に対する該記憶
    媒体の欠陥の影響を補正する方法であって、 前記記憶媒体に赤外線エネルギー及び可視光線エネルギ
    ーを当てるステップと、 前記の赤外線エネルギーを前記記憶媒体に当てることに
    より生じる前記欠陥に対応する赤外線エネルギー分布を
    前記記憶媒体の各記憶位置に対応づけて検出するステッ
    プと、 前記可視光線エネルギーを前記記憶媒体に当てることに
    より生じる可視光線エネルギー分布を前記記憶媒体の前
    記各記憶位置に対応づけて検出するステップと、 前記記憶媒体の前記各記憶位置について、検出された赤
    外線エネルギー分布強度が所定の閾値より大きい場合当
    該記憶位置の可視光線エネルギー分布強度を当該記憶位
    置の赤外線エネルギー分布強度を打ち消すレベルまで増
    強し、検出された赤外線エネルギー分布強度が前記所定
    の閾値以下の場合当該記憶位置の可視光線エネルギー分
    布強度を補間法により補正するステップと、 を含む記憶媒体の欠陥の影響を補正する方法。
  2. 【請求項2】前記可視光線エネルギーは赤、緑及び青の
    光線エネルギーを含むことを特徴とする請求項1記載の
    記憶媒体の欠陥の影響を補正する方法。
  3. 【請求項3】記憶媒体に記憶された画像に対する該記憶
    媒体の欠陥の影響を補正する装置であって、 前記記憶媒体に赤外線エネルギー及び可視光線エネルギ
    ーを当てる手段と、 前記の赤外線エネルギーを前記記憶媒体に当てることに
    より生じる前記欠陥に対応する赤外線エネルギー分布を
    前記記憶媒体の各記憶位置に対応づけて検出する手段
    と、 前記可視光線エネルギーを前記記憶媒体に当てることに
    より生じる可視光線エネルギー分布を前記記憶媒体の前
    記各記憶位置に対応づけて検出する手段と、 前記記憶媒体の前記各記憶位置について、検出された赤
    外線エネルギー分布強度が所定の閾値より大きい場合当
    該記憶位置の可視光線エネルギー分布強度を当該記憶位
    置の赤外線エネルギー分布強度に応じて増強し、検出さ
    れた赤外線エネルギー分布強度が前記所定の閾値以下の
    場合当該記憶位置の可視光線エネルギー分布強度を補間
    法により補正する手段と、 を含む記憶媒体の欠陥の影響を補正する装置。
  4. 【請求項4】前記可視光線エネルギーは赤、緑及び青の
    光線エネルギーを含むことを特徴とする請求項3記載の
    記憶媒体の欠陥の影響を補正する装置。
JP5077867A 1992-05-05 1993-04-05 記憶媒体の欠陥の影響を補正する方法および装置 Expired - Lifetime JP2559970B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US878587 1992-05-05
US07/878,587 US5266805A (en) 1992-05-05 1992-05-05 System and method for image recovery

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0628468A JPH0628468A (ja) 1994-02-04
JP2559970B2 true JP2559970B2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=25372337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5077867A Expired - Lifetime JP2559970B2 (ja) 1992-05-05 1993-04-05 記憶媒体の欠陥の影響を補正する方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5266805A (ja)
EP (1) EP0569142B1 (ja)
JP (1) JP2559970B2 (ja)
AT (1) ATE172070T1 (ja)
CA (1) CA2091081C (ja)
DE (1) DE69321390T2 (ja)
SG (1) SG43734A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7113619B1 (en) 1999-09-07 2006-09-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image reading method, image reading apparatus and method of discriminating defect of image data
US7164496B2 (en) 2000-06-15 2007-01-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image correction apparatus

Families Citing this family (147)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5371542A (en) * 1992-06-23 1994-12-06 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Dual waveband signal processing system
JP3314195B2 (ja) * 1992-12-28 2002-08-12 ミノルタ株式会社 画像処理装置
CA2113789C (en) * 1993-01-19 2000-11-21 Yoichi Takaragi Image processing apparatus and method
JP3369269B2 (ja) * 1993-01-28 2003-01-20 株式会社リコー 画像読取装置
US5550566A (en) * 1993-07-15 1996-08-27 Media Vision, Inc. Video capture expansion card
US5509086A (en) * 1993-12-23 1996-04-16 International Business Machines Corporation Automatic cross color elimination
GB2286309B (en) * 1994-02-01 1998-04-15 Rank Cintel Ltd High resolution film scanner
US5572339A (en) 1994-06-30 1996-11-05 International Business Machines Corporation Film scanning system and method
EP0707408A1 (en) * 1994-10-11 1996-04-17 International Business Machines Corporation Optical scanner device for transparent media
JPH08149280A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Canon Inc 画像処理装置
US5808669A (en) * 1995-02-07 1998-09-15 Adaptive Optics Associates, Inc. Telecine with dual digitizers and multiple scanning beams
US5896468A (en) * 1995-11-27 1999-04-20 Nortrhop Grumman Corporation Heuristic smoothing filter for digital maps
US5606379A (en) * 1996-04-10 1997-02-25 Eastman Kodak Company Method for recording and storing color images
CN1221488A (zh) 1996-05-10 1999-06-30 应用科学模拟公司 亮度优先彩色检测器
US5852502A (en) * 1996-05-31 1998-12-22 American Digital Imaging, Inc. Apparatus and method for digital camera and recorder having a high resolution color composite image output
US6069714A (en) 1996-12-05 2000-05-30 Applied Science Fiction, Inc. Method and apparatus for reducing noise in electronic film development
US6442301B1 (en) * 1997-01-06 2002-08-27 Applied Science Fiction, Inc. Apparatus and method for defect channel nulling
US6380539B1 (en) * 1997-01-30 2002-04-30 Applied Science Fiction, Inc. Four color trilinear CCD scanning
US6017688A (en) 1997-01-30 2000-01-25 Applied Science Fiction, Inc. System and method for latent film recovery in electronic film development
JPH10322519A (ja) 1997-05-16 1998-12-04 Nikon Corp 照明装置及び画像読取装置
EP0893914A3 (en) 1997-07-24 2002-01-02 Nikon Corporation Image processing method, image processing apparatus, and storage medium for storing control process
JPH1198370A (ja) 1997-07-24 1999-04-09 Nikon Corp 画像処理方法、画像処理装置及び制御手順を記憶する記憶媒体
US5969372A (en) * 1997-10-14 1999-10-19 Hewlett-Packard Company Film scanner with dust and scratch correction by use of dark-field illumination
JPH11143031A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Konica Corp 非可視画像情報を用いた可視画像出力方法および可視画像形成方法
US6078051A (en) * 1998-01-08 2000-06-20 Xerox Corporation Image input device and method for providing scanning artifact detection
US6590679B1 (en) * 1998-02-04 2003-07-08 Applied Science Fiction, Inc. Multilinear array sensor with an infrared line
TW369623B (en) 1998-02-23 1999-09-11 Estman Kodak Company Progressive area scan in electronic film development
US6075590A (en) * 1998-03-02 2000-06-13 Applied Science Fiction, Inc. Reflection infrared surface defect correction
US6393160B1 (en) 1998-03-13 2002-05-21 Applied Science Fiction Image defect correction in transform space
US6657663B2 (en) * 1998-05-06 2003-12-02 Intel Corporation Pre-subtracting architecture for enabling multiple spectrum image sensing
US7164510B1 (en) * 1998-09-17 2007-01-16 Canon Kabushiki Kaisha Image scanning apparatus and method, and storage medium
US6832008B1 (en) 1998-09-25 2004-12-14 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and method, and storage medium
US6594041B1 (en) 1998-11-20 2003-07-15 Applied Science Fiction, Inc. Log time processing and stitching system
TW404114B (en) * 1999-01-29 2000-09-01 Microtek Int Inc Image scanner with image correction function
US6437358B1 (en) 1999-02-04 2002-08-20 Applied Science Fiction, Inc. Apparatus and methods for capturing defect data
US6404516B1 (en) 1999-02-22 2002-06-11 Applied Science Fiction, Inc. Parametric image stitching
JP3886727B2 (ja) * 1999-02-25 2007-02-28 富士通株式会社 画像処理装置
US20010035491A1 (en) * 1999-03-15 2001-11-01 Toru Ochiai Image reading device, method and program
US6781620B1 (en) 1999-03-16 2004-08-24 Eastman Kodak Company Mixed-element stitching and noise reduction system
AU6202100A (en) 1999-06-29 2001-01-31 Applied Science Fiction, Inc. Slot coating device for electronic film development
US6972877B1 (en) * 1999-06-30 2005-12-06 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image reading apparatus
US6552778B1 (en) * 1999-08-02 2003-04-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image reading device
US6439784B1 (en) 1999-08-17 2002-08-27 Applied Science Fiction, Inc. Method and system for using calibration patches in electronic film processing
US6792162B1 (en) * 1999-08-20 2004-09-14 Eastman Kodak Company Method and apparatus to automatically enhance the quality of digital images by measuring grain trace magnitudes
JP2001100328A (ja) * 1999-09-02 2001-04-13 Eastman Kodak Co フィルムタイプの自動検出機能を有するスキャナー
JP4005277B2 (ja) * 1999-09-06 2007-11-07 富士フイルム株式会社 画像処理装置、方法及び記録媒体
EP1221256A1 (en) 1999-09-16 2002-07-10 Applied Science Fiction, Inc. Method and system for altering defects in a digital image
WO2001027688A2 (en) 1999-10-08 2001-04-19 Applied Science Fiction, Inc. System and method for correcting defects in digital images through selective fill-in from surrounding areas
WO2001028226A1 (en) 1999-10-08 2001-04-19 Applied Science Fiction Method and apparatus for differential illumination image-capturing and defect handling
US6924911B1 (en) 1999-10-12 2005-08-02 Eastman Kodak Company Method and system for multi-sensor signal detection
US6711302B1 (en) 1999-10-20 2004-03-23 Eastman Kodak Company Method and system for altering defects in digital image
JP2001223862A (ja) * 1999-12-02 2001-08-17 Fuji Photo Film Co Ltd 原稿読取装置及び方法
JP2001169096A (ja) * 1999-12-08 2001-06-22 Canon Inc 画像読取方法及び装置並びに記憶媒体
US6915021B2 (en) 1999-12-17 2005-07-05 Eastman Kodak Company Method and system for selective enhancement of image data
US6683995B2 (en) 1999-12-23 2004-01-27 Eastman Kodak Company Method and apparatus for correcting large defects in digital images
US7164511B2 (en) * 1999-12-29 2007-01-16 Eastman Kodak Company Distinguishing positive and negative films system and method
US6704458B2 (en) 1999-12-29 2004-03-09 Eastman Kodak Company Method and apparatus for correcting heavily damaged images
US6965692B1 (en) 1999-12-30 2005-11-15 Eastman Kodak Company Method and apparatus for improving the quality of reconstructed information
AU2465001A (en) 1999-12-30 2001-07-16 Applied Science Fiction, Inc. System and method for digital color dye film processing
US6707557B2 (en) 1999-12-30 2004-03-16 Eastman Kodak Company Method and system for estimating sensor dark current drift and sensor/illumination non-uniformities
US6788335B2 (en) 1999-12-30 2004-09-07 Eastman Kodak Company Pulsed illumination signal modulation control & adjustment method and system
US6813392B2 (en) 1999-12-30 2004-11-02 Eastman Kodak Company Method and apparatus for aligning multiple scans of the same area of a medium using mathematical correlation
US6447178B2 (en) 1999-12-30 2002-09-10 Applied Science Fiction, Inc. System, method, and apparatus for providing multiple extrusion widths
US6554504B2 (en) 1999-12-30 2003-04-29 Applied Science Fiction, Inc. Distributed digital film processing system and method
US6862117B1 (en) 1999-12-30 2005-03-01 Eastman Kodak Company Method and apparatus for reducing the effect of bleed-through on captured images
US6720560B1 (en) 1999-12-30 2004-04-13 Eastman Kodak Company Method and apparatus for scanning images
JP2003519410A (ja) 1999-12-30 2003-06-17 アプライド、サイエンス、フィクシャン、インク 可視光を使用してデジタルフィルムを現像するための改良されたシステムおよび方法
US6816604B2 (en) * 1999-12-30 2004-11-09 Eastman Kodak Company Digital film processing feature location method and system
US6540416B2 (en) 1999-12-30 2003-04-01 Applied Science Fiction, Inc. System and method for digital film development using visible light
US6864973B2 (en) 1999-12-30 2005-03-08 Eastman Kodak Company Method and apparatus to pre-scan and pre-treat film for improved digital film processing handling
AU2733601A (en) * 1999-12-31 2001-07-16 Applied Science Fiction, Inc. Digital film processing method
US6475711B1 (en) 1999-12-31 2002-11-05 Applied Science Fiction, Inc. Photographic element and digital film processing method using same
JP4056670B2 (ja) * 2000-01-31 2008-03-05 富士フイルム株式会社 画像処理方法
WO2001095028A2 (en) 2000-02-03 2001-12-13 Applied Science Fiction Method and system for self-service film processing
US6619863B2 (en) 2000-02-03 2003-09-16 Eastman Kodak Company Method and system for capturing film images
AU2001239745A1 (en) 2000-02-03 2001-08-14 Applied Science Fiction Method, system, and software for signal processing using pyramidal decomposition
AU2001238039A1 (en) 2000-02-03 2001-08-14 Applied Science Fiction Method, system and software for signal processing using sheep and shepherd artifacts
US6599036B2 (en) 2000-02-03 2003-07-29 Applied Science Fiction, Inc. Film processing solution cartridge and method for developing and digitizing film
WO2001057798A2 (en) 2000-02-03 2001-08-09 Applied Science Fiction Match blur system and method
JP2001298593A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Canon Inc 画像読取装置及び照明装置
US6781724B1 (en) 2000-06-13 2004-08-24 Eastman Kodak Company Image processing and manipulation system
US6369873B1 (en) 2000-06-13 2002-04-09 Eastman Kodak Company Thermal processing system and method including a kiosk
DE10029826C1 (de) * 2000-06-16 2001-08-02 Agfa Gevaert Ag Verfahren und Vorrichtung zur Defekterkennung und/oder -korrektur bei der digitalen Bildverarbeitung
JP4401590B2 (ja) * 2000-06-19 2010-01-20 キヤノン株式会社 画像データ処理方法及び画像データ処理装置
TW520594B (en) * 2000-06-20 2003-02-11 Veutron Corp Optical filtering method and mechanism of optical scanner
US20060182337A1 (en) * 2000-06-28 2006-08-17 Ford Benjamin C Method and apparatus for improving the quality of reconstructed information
US6465801B1 (en) 2000-07-31 2002-10-15 Hewlett-Packard Company Dust and scratch detection for an image scanner
DE10041750C2 (de) 2000-08-25 2003-02-27 Agfa Gevaert Ag Auf- oder Durchlichtscanner und Bildverarbeitungsverfahren für eingescannte Bildvorlagen
DE10041751A1 (de) * 2000-08-25 2002-03-14 Agfa Gevaert Ag Verfahren zur Defektkorrektur bei der digitalen Bildverarbeitung
WO2002025928A2 (en) 2000-09-21 2002-03-28 Applied Science Fiction Dynamic image correction and imaging systems
AU2001295059A1 (en) * 2000-09-22 2002-04-02 Applied Science Fiction Multiple-orientation image defect detection and correction
US6750435B2 (en) * 2000-09-22 2004-06-15 Eastman Kodak Company Lens focusing device, system and method for use with multiple light wavelengths
US6888997B2 (en) 2000-12-05 2005-05-03 Eastman Kodak Company Waveguide device and optical transfer system for directing light to an image plane
CN1520532A (zh) 2001-02-09 2004-08-11 伊斯曼柯达公司 数字洗片溶液和数字洗片方法
US6963355B2 (en) * 2001-02-24 2005-11-08 Eyesee380, Inc. Method and apparatus for eliminating unwanted mirror support images from photographic images
TW573428B (en) * 2001-03-15 2004-01-21 Canon Kk Image reading apparatus and illumination apparatus
JP2002281303A (ja) * 2001-03-19 2002-09-27 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置、方法及び記録媒体
JP2002300403A (ja) 2001-03-30 2002-10-11 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JP4012371B2 (ja) * 2001-04-17 2007-11-21 富士フイルム株式会社 欠陥検査装置及び方法
US6987892B2 (en) * 2001-04-19 2006-01-17 Eastman Kodak Company Method, system and software for correcting image defects
US7183532B2 (en) 2001-04-30 2007-02-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Detecting a defect in an image scanner
JP4143279B2 (ja) * 2001-05-29 2008-09-03 富士フイルム株式会社 画像欠陥の検出方法および画像読取装置
US6805501B2 (en) 2001-07-16 2004-10-19 Eastman Kodak Company System and method for digital film development using visible light
JP2003075922A (ja) 2001-09-04 2003-03-12 Konica Corp ハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法及び装置
JP4208115B2 (ja) * 2001-09-12 2009-01-14 富士フイルム株式会社 全反射減衰を利用したセンサー
US7200280B2 (en) * 2001-09-27 2007-04-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image processing apparatus
US7263240B2 (en) 2002-01-14 2007-08-28 Eastman Kodak Company Method, system, and software for improving signal quality using pyramidal decomposition
EP1335577A3 (en) * 2002-02-08 2006-04-05 Canon Kabushiki Kaisha Illumination Apparatus and Image Reading Apparatus
JP3775312B2 (ja) * 2002-03-04 2006-05-17 ノーリツ鋼機株式会社 画像処理方法、画像処理プログラム、および該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
US20040027618A1 (en) * 2002-06-03 2004-02-12 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image defect detecting method
US7209599B2 (en) * 2002-07-12 2007-04-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for scanned image bleedthrough processing
JP4118749B2 (ja) * 2002-09-05 2008-07-16 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体
US6710329B1 (en) 2002-09-12 2004-03-23 Eastman Kodak Company Light integrator for film scanning with enhanced suppression of artifacts due to scratches and debris
JP2004193957A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Konica Minolta Holdings Inc 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像記録装置
CN101778222B (zh) * 2002-12-27 2012-06-13 株式会社尼康 图像处理装置
JP3951939B2 (ja) * 2003-02-28 2007-08-01 ノーリツ鋼機株式会社 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した記録媒体
GB0316994D0 (en) 2003-07-21 2003-08-27 E2V Tech Uk Ltd Smear reduction in CCD images
JP3952301B2 (ja) * 2003-08-29 2007-08-01 ノーリツ鋼機株式会社 画像処理装置、方法、及びプログラム
JP4117556B2 (ja) * 2003-09-08 2008-07-16 ノーリツ鋼機株式会社 フィルム画像処理装置及びフィルム画像処理方法
US7324704B2 (en) * 2003-09-11 2008-01-29 Primax Electronics Ltd. Method of repairing scratches in digital images
JP3938120B2 (ja) * 2003-09-17 2007-06-27 ノーリツ鋼機株式会社 画像処理装置、方法、及びプログラム
US20050063026A1 (en) * 2003-09-24 2005-03-24 Eastman Kodak Company Calibration arrangement for a scanner
US6950608B2 (en) 2003-12-23 2005-09-27 Eastman Kodak Company Capture of multiple interlaced images on a single film frame using micro-lenses and method of providing multiple images to customers
JP4239094B2 (ja) * 2004-03-03 2009-03-18 ノーリツ鋼機株式会社 画像処理装置、方法、及びプログラム
JP4244018B2 (ja) * 2004-03-25 2009-03-25 ノーリツ鋼機株式会社 欠陥画素修正方法、プログラム及びその方法を実施する欠陥画素修正システム
JP4337614B2 (ja) * 2004-04-26 2009-09-30 カシオ計算機株式会社 電子カメラおよびプログラム
US7359093B2 (en) * 2004-05-14 2008-04-15 Xerox Corporation Systems and methods for streak detection in image array scanning using overdetermined scanners and column filtering
WO2007029235A2 (en) * 2005-09-05 2007-03-15 Algosoft Limited Automatic digital film and video restoration
JP4848742B2 (ja) * 2005-11-16 2011-12-28 富士ゼロックス株式会社 画像読み取り装置およびノイズ検出方法
US20100306318A1 (en) * 2006-09-28 2010-12-02 Sfgt Inc. Apparatuses, methods, and systems for a graphical code-serving interface
US8069168B2 (en) * 2006-09-28 2011-11-29 Augme Technologies, Inc. Apparatuses, methods and systems for information querying and serving in a virtual world based on profiles
US8964272B2 (en) 2006-10-27 2015-02-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transparency template
US8180168B2 (en) * 2007-01-16 2012-05-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. One-pass filtering and infrared-visible light decorrelation to reduce noise and distortions
US7872781B2 (en) * 2007-03-16 2011-01-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Artifact scanning with infrared radiation generated within a cold cathode lamp
US8159555B2 (en) * 2007-09-13 2012-04-17 Eastman Kodak Company Method for infrared image correction and enhancement
DE102008027653B4 (de) * 2008-06-10 2012-11-08 Basler Ag Verfahren zur Kontrasterhöhung
KR101544914B1 (ko) * 2009-02-12 2015-08-17 삼성전자주식회사 보간 픽셀을 생성하는 방법
DE102009025662A1 (de) * 2009-06-17 2010-12-23 Karl Storz Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Steuern einer mehrfarbigen Ausgabe eines Bilds eines medizinischen Objekts
JP5251912B2 (ja) * 2010-03-25 2013-07-31 三菱電機株式会社 画像読取装置
US8437517B2 (en) 2010-11-03 2013-05-07 Lockheed Martin Corporation Latent fingerprint detectors and fingerprint scanners therefrom
US20150241350A1 (en) 2011-08-26 2015-08-27 Edward J. Miesak Latent fingerprint detection
US9804096B1 (en) 2015-01-14 2017-10-31 Leidos Innovations Technology, Inc. System and method for detecting latent images on a thermal dye printer film
JP7073634B2 (ja) * 2017-06-09 2022-05-24 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 電子装置及びプログラム
JP7087792B2 (ja) * 2018-07-31 2022-06-21 株式会社リコー 画像データ生成装置、画像データ生成方法およびプログラム
CN109919995B (zh) * 2019-01-31 2023-03-14 交通运输部天津水运工程科学研究所 一种绿化工程量可视化审计方法
JP7198166B2 (ja) * 2019-06-27 2022-12-28 株式会社日立ハイテク イオン源異常検出装置、およびそれを用いた質量分析装置
CN116626053B (zh) * 2023-07-24 2023-11-03 宁德微图智能科技有限公司 一种电芯蓝膜的缺陷检测方法及装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3715962A (en) * 1970-04-20 1973-02-13 Spectral Data Corp Spectral-zonal color reconnaissance system
SU574693A1 (ru) * 1976-05-18 1977-09-30 Предприятие П/Я Р-6681 Спектрозональный фотоаппарат
GB1547812A (en) * 1977-04-27 1979-06-27 British Broadcasting Corp Telecine machines
US4160601A (en) * 1978-02-24 1979-07-10 Nasa Biocontamination and particulate detection system
GB2124449B (en) * 1982-07-16 1986-11-19 British Broadcasting Corp Concealment of defects in a video signal
DE3318216A1 (de) * 1983-05-19 1984-11-22 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Fernsehfilmabtaster
JPS60115820A (ja) * 1983-11-29 1985-06-22 Tatsuro Kunishi 多色印刷物の墨版成分の抽出測定方法
US4683496A (en) * 1985-08-23 1987-07-28 The Analytic Sciences Corporation System for and method of enhancing images using multiband information
US4878109A (en) * 1986-04-01 1989-10-31 Thinking Machines Corporation Unsynchronized multispectral video filtering system with filter identification sensor within field of view and video signal responsive
JPH0797402B2 (ja) * 1986-11-19 1995-10-18 キヤノン株式会社 画像修正方法
US5151596A (en) * 1990-03-28 1992-09-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and apparatus for detecting the location of a pattern in a radiation image stored on a stimulable phosphor sheet

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7113619B1 (en) 1999-09-07 2006-09-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image reading method, image reading apparatus and method of discriminating defect of image data
US7164496B2 (en) 2000-06-15 2007-01-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image correction apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
DE69321390D1 (de) 1998-11-12
EP0569142A1 (en) 1993-11-10
EP0569142B1 (en) 1998-10-07
SG43734A1 (en) 1997-11-14
DE69321390T2 (de) 1999-06-02
CA2091081A1 (en) 1993-11-06
CA2091081C (en) 1999-03-09
JPH0628468A (ja) 1994-02-04
ATE172070T1 (de) 1998-10-15
US5266805A (en) 1993-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2559970B2 (ja) 記憶媒体の欠陥の影響を補正する方法および装置
JP4056670B2 (ja) 画像処理方法
US6442301B1 (en) Apparatus and method for defect channel nulling
JP2000324314A (ja) 赤外線反射走査による表面欠陥の修正
JP4005277B2 (ja) 画像処理装置、方法及び記録媒体
US20040027618A1 (en) Image defect detecting method
US6590679B1 (en) Multilinear array sensor with an infrared line
US7257270B2 (en) Image processing device and method, and recording medium
US7164496B2 (en) Image correction apparatus
Blitzer et al. Forensic digital imaging and photography
JPH084318B2 (ja) カラ−原画の複製方法及び装置
JP2710310B2 (ja) 絵画原稿のコピーの電子的プリント方法
JP4143279B2 (ja) 画像欠陥の検出方法および画像読取装置
US6720560B1 (en) Method and apparatus for scanning images
JP2002335417A (ja) 電子的にスキャンされたカラー・ネガフィルムないしポジフィルムからオリジナルシーンを自動的にリプロダクションする方法
JP2003179750A (ja) 画像処理装置
JP3775312B2 (ja) 画像処理方法、画像処理プログラム、および該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JPS5821734A (ja) カラ−・ネガ画像観察装置
JP3494924B2 (ja) 濃度特性補正方法および色補正方法
WO2005032121A1 (en) Calibration arrangement for a scanner
FR2827460A1 (fr) Procede et systeme pour fournir, selon un format standard, a des logiciels de traitement d'images des informations liees aux caracteristiques des appareils de capture d'image et/ou des moyens de resti
JP2006253798A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
Baker Veiling glare in digital cameras
JPH11220621A (ja) 画像読取装置
Russ et al. Computer-Assisted Methods

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070905

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 17