JP2543018Y2 - 媒体取扱装置 - Google Patents

媒体取扱装置

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JP2543018Y2
JP2543018Y2 JP1991047733U JP4773391U JP2543018Y2 JP 2543018 Y2 JP2543018 Y2 JP 2543018Y2 JP 1991047733 U JP1991047733 U JP 1991047733U JP 4773391 U JP4773391 U JP 4773391U JP 2543018 Y2 JP2543018 Y2 JP 2543018Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は銀行等の金融機関におい
て用いられ、通帳及び証書等の媒体を取り扱う媒体取扱
装置に関するものであり、たとえば通帳への取引内容の
記帳、磁気ストライプ部の読み取りおよび書き込み、そ
して使い終わった通帳に変えて新規通帳の発行を行うと
共に、証書等の発行処理も併せて行う媒体取扱装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の媒体取扱装置は、それまでオペ
レータ扱いとなっていた通帳、証書の発行、及び管理業
務を自動的に処理して、より一層の省力化と顧客サービ
スの向上を図るために提案されたものであって、窓口に
設置された端末装置と連動することにより、この端末装
置から入力した情報に基づいて、通帳及び証書の自動発
行業務を連続して一括処理するようになっている。新規
通帳の発行処理は、たとえば顧客が銀行等において新し
く口座を開設した場合や、また、既に顧客に対して発行
された発行済通帳に記載可能頁が無くなって通帳が使い
終わってしまったような場合に発生する。図6は従来の
この種の媒体取扱装置を示す外観斜視図であり、この媒
体取扱装置1は、新規に発行するための多数の通帳や証
書をそれぞれ収納庫毎に収納した媒体収納部2を装置内
下部に、そして、この媒体収納部2内に収納された通帳
及び証書を顧客に発行できる状態に処理する発行処理部
3を装置内上部に配した構成から成っている。
【0003】前記媒体収納部2には、渉外員が渉外先か
ら持ち帰った複数冊の発行済通帳を一括して収納する発
行済通帳収納部が配されており、この発行済通帳収納部
に収納された発行済通帳の処理中に、該発行済通帳の印
字可能頁が無くなってしまい、新規の発行が発生した場
合(繰越処理時)、前記媒体収納部2内から新規通帳の
繰り出しを行い、発行処理部3にて印字等の発行処理を
行って、自動的に発行する。4は、この媒体取扱装置1
の上面ほぼ中央部に設けられた媒体排出口であり、前記
媒体収納部2から繰り出されて発行処理部3にて発行処
理が終了した新規通帳、および発行済通帳が排出され
る。これによりオペレータはこの媒体排出口4に排出さ
れた通帳あるいは証書等の媒体を受け取り、内容を確認
した後顧客に発行していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術においては、図にも示すように、媒体を排
出するための媒体排出口を、装置上面の中央部の一か所
にのみ設けた構造としていることで、発行済通帳収納部
に一括収納した複数冊の発行済通帳を、連続して発行処
理をしている最中に、発行済通帳の記帳可能頁が無くな
り、これを繰り越して残りの内容を新規通帳に記帳す
る、所謂新規通帳の発行処理が発生した場合は、この新
規通帳も発行済通帳共々、装置上面に唯一設けられた媒
体排出口へ排出することになる。従って、発行済通帳
も、新規通帳も区別されることなく同じ一つの媒体排出
口へと排出されるために、処理が全て終了し、オペレー
タが受け取ろうとした時、これらの媒体が連続して一括
処理された発行済通帳か、あるいはこの発行済通帳処理
に伴って新規に発行された新規通帳かが容易に区別する
ことができず、これを判別するためには排出された通帳
を開きその記帳内容を照合してその都度確認しなければ
ならない。また、複数の端末装置が接続されたシステム
となっている場合などは、複数の端末装置から情報が入
力されるので、各端末と、発行された媒体を組み合わせ
る必要があった。このためオペレータには煩わしい作業
となり、運用が複雑となって処理ミスを招きかねない恐
れがあると共に、処理時間を長引かせてしまい、事務処
理時間の短縮化を図れないという問題があった。
【0005】また、処理時間が長引くことで顧客の待ち
時間も長引かせることになってしまい、サービスの低下
を招いてしまうという問題もあった。本考案は上述した
問題点を解決するためになされたものであり、媒体排出
口に排出された媒体が発行済みのものか新規に発行した
ものかを、記帳内容等を確認する等の煩わしい作業を行
うことなく容易に判別できるようにして、信頼性が高く
かつ処理時間を短縮化すると共に、操作性の良、かつ
顧客へのサービス性の向上を期待できる優れた媒体取扱
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本考案は、カセットから繰り出した媒体を発行処
理部に搬送し、この発行処理部で印字等の処理を施して
排出する媒体取扱装置において、少なくとも、すでに発
行された発行済媒体を収納するカセットと、未発行の新
規媒体を収納するカセットを設ける共に、装置外部に開
放した複数の媒体排出口を設け、前記カセットから繰り
出されて印字等の処理が行われた発行済媒体と新規媒体
を前記複数の媒体排出口から別々に排出することを特徴
とするまた、別の本考案は、カセットから繰り出した
媒体を発行処理部に搬送し、この発行処理部で印字等の
処理を施して排出する媒体取扱装置において、複数の端
末装置を接続すると共に、装置外部に開放した複数の媒
体排出口を設けて、これらの端末装置と媒体排出口を1
対1に対応させ、前記端末装置からの指示に基づいて媒
体に印字等の処理を施した後、この媒体を処理を指示し
た前記端末装置に対応する媒体排出口から排出すること
を特徴とする。
【0007】
【作用】上述した構成による前者の考案では、印字等の
処理を行った後の媒体を発行済みのものと新規に発行し
たものとに分けて別々の媒体排出口から排出するため、
オペレータは媒体を開いて処理内容を確認することなく
どの媒体排出口排出されたかによって発行済媒体と新規
媒体を容易に判別することができる。 また、後者の考案
では、媒体処理の指示を出す端末装置に対応した媒体排
出口に媒体を排出するため、オペレータは自分が取り扱
う媒体を容易に判別することができる。 従って、これに
よれば、媒体処理の指示から処理後の媒体の判別までを
含めたオペレータの作業時間の短縮を図ることができる
と共に、操作性の向上、顧客に対するサービスの向上を
図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を用いていくつ
か説明する。図1は第1の実施例を示す媒体取扱装置の
構造図、図2は同実施例におけるシステム概念図、図3
は同実施例における排出口選択動作の説明図である。ま
ず、図1に基づいて媒体取扱装置の構造を説明すると、
図において、5は媒体取扱装置であり、装置下部に証書
用紙や新規通帳および発行済通帳を多数収納する媒体収
納部6を、そして装置上部に証書や通帳に印字等の発行
処置を行う発行処理部7を備えた構成となっている。
【0009】媒体収納部6には、複数種の証書用紙を種
類毎に多数枚収納しておく複数個の証書カセット8a〜
8dと、複数種の通帳、たとえば通帳には総合口座預金
用通帳、普通口座預金用通帳、当座預金用通帳等があ
り、これら通帳の種類毎に分類して多数冊収納する通帳
カセット9a〜9fが、第1の搬送路10を挟んで左右
に設けられており、それぞれ第1の搬送路10に連結し
ており、これら各カセット8a〜8dと9a〜9fは、
図示しないがカセット内に収納した各媒体を繰り出すた
めの繰り出し手段を有している。なお、上記各カセット
8a〜8d及び、9a〜9fのそれぞれに収納する媒体
は、予め決定しているものではなく、装置を稼働させる
設置先の営業内容等にあわせて変更可能であり、どのカ
セットにどの種類の媒体を何枚収納するかは、すべて任
意となるものである。
【0010】従って、ここでは上記通帳カセット9a〜
9fのうちの一つ、図においては第1の搬送路10の右
側最上部に位置する通帳カセット9aには、銀行の渉外
員等が渉外先にて預かって持ちかえってきた、顧客にす
でに発行した発行済通帳11aが一括して収納してあ
り、残りの通帳カセット9b〜9fには、未だ発行され
たことのない新規通帳11bが、通帳の種類ごとにそれ
ぞれ収納してあることとする。そして、これら各通帳の
カセット内における収納状態は、図1に示すように、綴
じ部が上端となるようにして立てた状態で複数冊並べて
収納されており、証書用紙は水平に積み重ねられて収納
されている。
【0011】第1の搬送路10は前記媒体収納部6の中
央にほぼ垂直に配設されており、両側に連結している複
数の証書カセット8a〜8dと通帳カセット9a〜9f
から繰り出されてくる各媒体を、装置上部の発行処理部
7へと搬送する。12はこの第1の搬送路10の上端と
中央部付近にて連結している第2の搬送路であり、発行
処理部7の下部に水平に配設されており、その両端は装
置の両側面へと延在させてその両側面において開口させ
ており、それぞれ媒体を排出する一方を第1の媒体排出
口13、他方を第2の媒体排出口14としている。15
は前記第1の媒体排出口13から排出された媒体を一時
的に集積するスタッカ、16は同様にして第2の媒体排
出口14から排出された媒体を一時的に集積するスタッ
カである。
【0012】また、17は前記第2の搬送路12の右端
付近から装置上面に設けられた第3の媒体排出口18へ
と延在させた第3の搬送路であり、19はこの第3の媒
体排出口18に排出された媒体を受け取って一時的に集
積するスタッカである。なお、20は前記第2の搬送路
12に沿って配置された印字ヘッドで、搬送されてきた
各媒体に必要な取引内容の印字処理を行うものであり、
この印字ヘッド20以外にもこの第2の搬送路12には
図示しないが媒体の発行処理を行うための処理部、たと
えば通帳の磁気ストライプ部の読み取りおよび書き込み
を行う磁気ストライプリードライト部、印字開始位置を
検出する印字位置検出部、そして印字頁を開く改頁部等
がそれぞれ所定の配置で具備されている。
【0013】21は前記第1,第2及び第3の搬送路1
0,12,17に沿ってそれぞれ配置された複数対の搬
送ローラであり、図示せぬ駆動手段により回転駆動さ
れ、各証書カセット8a〜8dおよび通帳カセット9a
〜9fから繰り出された証書および通帳等の媒体を所定
の処理部や排出口へと搬送する。22は証書カセット8
a〜8dの上部に設けられた不良新規通帳収納部であ
り、発行指示に従って繰り出された新規通帳11bが、
発行処理中において何らかの要因により発行不可である
不良新規媒体となってしまった場合に、装置外に排出す
ることなく収納するものである。23〜25は前記第2
の搬送路12に沿って設けられた切り換えブレードであ
り、図示しない駆動手段により駆動されて作動するよう
になっており、各証書カセット8a〜8dおよび通帳カ
セット9a〜9fから繰り出されてきた媒体をその処理
状況に応じて搬送方向を切り換える。
【0014】次に、図2のシステム概念図における上述
した媒体取扱装置5の位置関係を説明する。図において
26は窓口等に設置されるオペレータ操作用の端末装
置、27はこの端末装置26と通信回線28を介して接
続されている上位装置であり、顧客の取引口座に関する
情報、つまり口座番号や顧客氏名、そして残高等の情報
を保有している。そして、媒体取扱装置5は通信回線2
8を介してこの上位装置27及び端末装置26と接続さ
れており、これにより媒体自動発行の概略システムが構
成されている。上記システムによる媒体の自動発行は、
まず端末装置26から通帳の種類も含めて取引に関する
情報を入力すると、この情報が通信回線28を介して上
位装置27へと送られ、上位装置27ではこの情報に基
づき、保有している顧客データと共に媒体発行命令を通
信回線28を介して媒体取扱装置5へと指示する。この
指示によって媒体取扱装置5は該当する媒体を媒体収納
部6から探し出して繰り出し、発行処理部7にて所定の
発行処理をした後、媒体排出口へと排出し、発行処理を
終了する。
【0015】次に、上述した媒体自動発行システムの概
念を踏まえた上で、媒体取扱装置5にて発行処理された
媒体の排出口選択動作を、図1の媒体取扱装置5に加
え、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、こ
の排出口選択動作のフローチャートは、装置下部に設け
られた媒体収納部6から繰り出され、所定の発行処理が
終了して、各排出口への排出が指示された後の手順を示
したものである。また、図1に示す媒体取扱装置5にお
いて、3箇所に設けられた媒体排出口は、それぞれ所定
の媒体が排出されるように予め設定しておくようになっ
ており、ここでは発行処理部7において正常の発行処理
が終了した新規通帳11bは装置上面の第3の媒体排出
口18へ、同じく発行処理部7にて正常に発行処理が終
了した発行済通帳11aは第2の媒体排出口14へ、そ
して、発行処理部7にて発行処理時に印字不良や磁気ス
トライプ部不良等の何らかの障害が発生した発行済通帳
11aは第1の媒体排出口13へ排出するように設定し
ている。なお、この設定作業は媒体取扱装置5に設けら
れた操作部から所定の情報を入力することで容易に行う
ことができ、かつ、この操作部は装置内に収納する媒体
を、どの種類のものを、どこの収納カセットに収納する
かを設定する際の情報の入力も行うようになっている。
【0016】ここで、排出口の選択動作を説明するまえ
に、媒体に対して発行処理が終了して排出指示が発せら
れるまでの発行動作の概略を説明する。まず、端末装置
26から発行済通帳11aの一括処理に関する種々の情
報を入力すると、一旦上位装置27に送られ、ここで所
定の情報処理が成された後、媒体取扱装置5に対して発
行済通帳11aの一括処理を指示する。この指示に基づ
き媒体取扱装置5はまず、指示に該当する媒体である発
行済通帳11aを収納している通帳カセット9aを選択
し、ここから一冊づつ発行済通帳11aの繰り出しを開
始する。そして、発行済通帳11aが図示せぬ繰り出し
手段により通帳カセット9aから第1の搬送路10へと
繰り出されると、切り換えブレード23により第1の搬
送路10と第2の搬送路12は連結されて、これにより
発行済通帳11aは搬送ローラ21によって発行処理部
7へと搬送される。そして、ここで印字ヘッド20によ
り上位装置27から送られてきた取引内容の印字処理を
すると共にその他磁気ストライプ部の処理等種々の発行
処理が成される。この時、第1の搬送路10の連結箇所
より図中左方向へ移動する場合は、前記切り換えブレー
ド23は元の位置に戻され、第2の搬送路12は水平な
搬送路とされ、改頁処理等を行うため発行済通帳11a
はこの切り換えブレード23に沿って左方向へと搬送さ
れる。
【0017】こうして発行処理が終了するとこの発行済
通帳11aには「排出指示」が発せられ、後述する排出
口選択動作へと移る。なお、一冊の発行済通帳11aの
排出が完了すると、次の発行済通帳11aが通帳カセッ
ト9aから繰り出され、連続して発行済通帳11aの処
理が成される。また、前記発行済通帳11aへの発行処
理中において、未記帳分が残っているにもかかわらず発
行済通帳11aの印字可能頁が無くなってしまった場合
は、発行済通帳11a行処理を一旦中断し、新規通帳1
1bの発行を指示することになる。そして、この時の発
行済通帳11aについては、使い終わったことの処理が
施された後「排出指示」が発せられ、後述する排出口選
択動作へと移る。そして、上述したように新規通帳11
bの発行指示が成されると、媒体取扱装置5は処理して
いた発行済通帳11aと同種の新規通帳11bを通帳カ
セット9b〜9fのうちからどれか一つを選択して、該
当する新規通帳11bが収納されている例えば通帳カセ
ット9bから新規通帳11bを繰り出す。
【0018】繰り出された新規通帳11bは第1の搬送
路10から第2の搬送路12へと搬送され、前記発行済
通帳11aにおける未記帳分の取引情報を印字したり、
磁気ストライプ部に取引内容を書き込んだり等の通帳発
行に関する発行処理を行い、発行処理が終了すると、新
規通帳11bに対して「排出指示」が発せられ、後述す
る排出口選択動作へと移り、新規通帳11bの排出が完
了すると、先に一旦中断した発行済通帳11aの処置に
戻り、全ての発行済通帳11aの処理が終了するまで動
作を繰り返す。
【0019】ここで上述した発行動作による排出口選択
動作について説明する。媒体取扱装置5にて排出指示が
解読されると(S1)、まず、その通帳が発行済通帳1
1aか、新規通帳11bかを判断する(S2)。ここ
で、新規通帳11bと判断されるとS3へと進み、実施
された発行処理が正常に終了されているか否かを磁気ス
トライプ部の内容等を確認すること等により判断し(S
3)、発行処理が正常に終了していると判断されると、
図示せぬ駆動手段により作動された切り換えブレード2
4によって第3の搬送路17へと導かれ、第3の媒体排
出口18へと排出される(S4)。そして、この第3の
媒体排出口18のスタッカ19上に集積される。
【0020】また、前記S3において発行処理が正常に
終了していない、つまり、不良終了であると判断された
場合は、図示せぬ駆動手段により切り換えブレード23
と25によって導かれ、第2の搬送路12から媒体収納
部6の図中左側最上部に設けられている不良新規通帳収
納部22へと搬送され、収納される(S5)。次に、前
記S1において通帳が発行済通帳11aであると判断さ
れるとS6へと進み、上記新規通帳11bの場合と同様
に実施された発行処理が正常に終了されているか否かを
磁気ストライプ部の内容等を確認すること等により判断
する(S6)。
【0021】ここで発行処理が正常に終了していると判
断されると、第2の搬送路12に沿って配置された搬送
ローラ21が時計方向に回転駆動され、第2の搬送路1
2を図中右方向へ搬送され、右端に配設された第2の媒
体排出口14から排出され(S7)、このスタッカ16
上に集積される。また、前記S6において発行処理が正
常に終了していない、つまり、不良終了であると判断さ
れた場合は、第2の搬送路12に沿って配置された搬送
ローラ21が反時計方向に回転駆動され、第2の搬送路
12を図中左方向へ搬送され、左端に配設された第1の
媒体排出口13から排出されて(S8)、スタッカ15
上に集積される。これにより、それぞれの通帳は、その
通帳の種類毎に、予め種類を設定しておいた所定の媒体
排出口に搬送されて排出されることになる。
【0022】続いて、第2の実施例を前記第1の実施例
における図1に、図4と図5とを加えて説明する。図4
は第2の実施例におけるシステム概略図、図5は排出口
選択の動作フローチャートであり、上述した第1の実施
例と同様に、発行処理が終了して通帳に対して発行命令
が指示された後の、それぞれの媒体排出口への選択動作
のみを示したものである。まず、第2の実施例における
媒体取扱装置の構造は、前記第1の実施例で述べた媒体
取扱装置5とほぼ同様であり、左右の側面及び上面に、
それぞれ媒体の排出口を設けた構造であることも同様で
あるので、その構造についてここで述べるのは省略する
が、この3つの媒体排出口に排出する媒体の判別基準が
異なる。つまり、これら3つの媒体排出口には、前記第
1の実施例において述べた媒体の種類別ではなく、媒体
を発行するための情報を入力する端末装置ごとに区分け
して排出するようにしているものである。
【0023】図4は第2の実施例におけるシステム概念
図であり、この図に見られるように本実施例における自
動発行システムにおいては発行情報を入力するための端
末装置が、第1〜第3まで3台、通信回線28により上
位装置27及び媒体取扱装置5に接続されている。そし
て、この3台の端末装置29,30,31から指示され
た媒体の発行情報は、上位装置27を介して媒体取扱装
置5へと送られ、媒体取扱装置5はこの発行指示により
発行処理を行うようになっている。そして、この媒体取
扱装置5における媒体排出口は前記第1の実施例におい
ても説明したように、媒体取扱装置5に設けられている
操作部を操作することで、予め設定しておくことが可能
であり、これによれば、図に示すように本第2の実施例
においては、第1の端末装置29から発行指示された媒
体の排出口は第1の媒体排出口13に、同様にして第2
の端末装置30から発行指示された媒体の排出口は第2
の媒体排出口14に、そして第3の端末装置31から発
行指示された媒体の排出口は第3の媒体排出口18に排
出されるよう予め設定している。
【0024】以下に、第2の実施例における媒体排出口
選択動作を、図5のフローチャートに基づいて説明す
る。なお、このフローチャートは前にも述べたように、
端末装置からの情報入力に基づき、上位装置から指示さ
れて媒体取扱装置5において該当媒体が繰り出され、第
1の搬送路10を経て発行処理部7に搬送されて、印字
等種々の発行処理が成されるという、いわゆる一連の発
行処理については、前述した第1の実施例における動作
ほぼ同様であるので、ここではその説明は省略する
が、この端末装置から入力される情報には、通帳の種類
等の取引内容と共に、どの端末装置から入力されたもの
であるのかを判別するための情報も含めている。
【0025】これにより、上位装置27から媒体取扱装
置5に対して処理情報と共に発行命令が指示される際、
その発行が、どの端末装置から発せられたものであるか
の情報も同時に送られる。従って、媒体が一連の発行処
置を終えて「発行指示」が発せられ、発行指示が解読さ
れると(S10)、先に媒体取扱装置5に送信されてい
た情報に基づき、発行処理された媒体が、第1〜第2の
端末装置29〜31のうちのどこから指示されたもので
あるのかを判断するために、まず第1の端末装置29か
ら指示されたものであるか否かを前記入力情報に基づい
て判断する(S11)。ここで、第1の端末装置29か
らであると判断されれば、媒体は図に示す設定に基づ
き装置左側面に配置された第1の媒体排出口13へと搬
送されて排出され、スタッカ15上に集積される(S1
2)。
【0026】また、ここで第1の端末装置29からでは
ないと判断されると、次に第2の端末装置30から入力
されたものであるか否かを前記入力情報に基づいて判断
される(S13)。第2の端末装置30から指示された
ものであると判断されれば、やはり図に示す設定に基
づいて装置右側面に配置された第2の媒体排出口14へ
と搬送されて排出され、スタッカ16上に集積され(S
14)、そして、ここでもNO、つまり第2の端末装置
30のものでもないと判断されると、その媒体は残る第
3の端末装置31から入力されたものであると判断さ
れ、第2の媒体排出口14から第3の搬送路17へと搬
送され、第3の媒体排出口18へと排出され、そこのス
タッカ19上に集積される(S15)。これにより、媒
体はそれぞれ発行指示が入力された端末装置毎に、それ
ぞれの媒体排出口へと排出されることになる。
【0027】なお、上述した第1および第2の実施例に
おいては、媒体排出口をそれぞれ3か所に設けた構造と
して説明したが、無論これに限るものではなく、発行処
理に応じて3か所以上とすることも可能である。たとえ
ば、第1の実施例においては、新規通帳11bと発行済
通帳11aにおける正常通帳と不良通帳を分けて排出す
ることとしているが、これをさらに通帳の種類毎、つま
り総合口座通帳用、当座預金通帳用等も処理頻度等とも
併せて区別して排出することも考えられる。また、第2
の実施例においては、接続する端末装置を3台とするこ
となく3台以上とすることで、この接続台数に応じて、
排出口の数を変更することができるものである。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、カセット
から繰り出した媒体を発行処理部に搬送し、この発行処
理部で印字等の処理を施して排出する媒体取扱装置にお
いて、少なくとも、すでに発行された発行済媒体を収納
するカセットと、未発行の新規媒体を収納するカセット
を設ける共に、装置外部に開放した複数の媒体排出口を
設け、前記カセットから繰り出されて印字等の処理が行
われた発行済媒体と新規媒体を前記複数の媒体排出口か
ら別々に排出するようにしているため、オペレータは媒
体を開いて処理内容を確認することなくどの媒体排出口
排出されたかによって発行済媒体と新規媒体を容易に判
別することができる。 また、別の本考案は、カセットか
ら繰り出した媒体を発行処理部に搬送し、この発行処理
部で印字等の処理を施して排出する媒体取扱装置におい
て、複数の端末装置を接続すると共に、装置外部に開放
した複数の媒体排出口を設けて、これらの端末装置と媒
体排出口を1対1に対応させ、前記端末装置からの指示
に基づいて媒体に印字等の処理を施した後、この媒体を
処理を指示した前記端末装置に対応する媒体排出口から
排出するようにしているためオペレータは自分が取り
扱う媒体を容易に判別することができる。
【0029】従って、媒体は予め設定された所定の分類
で、それぞれ該当する媒体排出口毎に排出されるため、
従来のように処理された全ての媒体が一か所に混在して
排出されることがなくなり、各媒体をそこに記載された
内容を確認しながら区分け処理を行う必要がなく、オペ
レータは排出された媒体を容易に判別することができる
ことになるので、作業が軽減されることになる。また、
それぞれの媒体排出口に分けて排出されるので、大量の
媒体処理を可能とすることができると共に、新規媒体用
の排出口を設定しておき、ここに新規媒体だけを発行す
ることで、緊急性の高い新規媒体発行の状況を一目で判
るようにしておくことで、これを優先処理することがで
き、事務処理の効率化と共に顧客へのサービス性も向上
されることとなる。
【0030】また、複数の端末装置が接続されているよ
うな場合は、この各端末装置から指示された媒体の種類
毎に媒体排出口に排出すれば、各端末装置を操作したオ
ペレータは、各自が担当する媒体を他の担当者による媒
体と間違えることなく容易に認識することができると共
に、各端末装置またはオペレータに近い媒体排出口をそ
れぞれに割り当てることにより、発行媒体の受け取りを
容易にすることもできるという効果も得られる。更に、
本考案の各媒体排出口は装置外部に開放されているた
め、排出された媒体の抜き取りに際して、オペレータは
何らの操作をすることなく媒体を直接抜き取ることでき
るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す媒体取扱装置の構造図であ
る。
【図2】第1の実施例におけるシステム概念図である。
【図3】第1の実施例における排出口選択動作のフロー
チャートである。
【図4】第2の実施例におけるシステム概略図である。
【図5】第2の実施例における排出口選択動作のフロー
チャートである。
【図6】従来のこの種の媒体取扱装置を示す外観斜視図
である。
【符号の説明】
5 媒体取扱装置 6 媒体収納部 7 発行処理部 9a〜9f 通帳カセット 11a 発行済通帳 11b 新規通帳 13 第1の媒体排出口 14 第2の媒体排出口 17 第3の搬送路 26 端末装置 27 上位装置 29 第1の端末装置 30 第2の端末装置 31 第3の端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07B 1/00 B41J 3/00 F

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットから繰り出した媒体を発行処理
    部に搬送し、この発行処理部で印字等の処理を施して排
    出する媒体取扱装置において、少なくとも、すでに発行された発行済媒体を収納するカ
    セットと、未発行の新規媒体を収納するカセットを設け
    る共に、装置外部に開放した複数の媒体排出口を設け、 前記カセットから繰り出されて印字等の処理が行われた
    発行済媒体と新規媒体を前記複数の媒体排出口から別々
    に排出 することを特徴とする媒体取扱装置。
  2. 【請求項2】 カセットから繰り出した媒体を発行処理
    部に搬送し、この発行処理部で印字等の処理を施して排
    出する媒体取扱装置において、 複数の端末装置を接続すると共に、装置外部に開放した
    複数の媒体排出口を設けて、これらの端末装置と媒体排
    出口を1対1に対応させ、 前記端末装置からの指示に基づいて媒体に印字等の処理
    を施した後、この媒体を処理を指示した前記端末装置に
    対応する媒体排出口から排出することを特徴とする媒体
    取扱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の媒体取扱
    装置において、媒体排出口を装置の側面及び上面に開口
    させ、各々の媒体排出口に媒体を集積するスタッカを設
    けたことを特徴とする媒体取扱装置。
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JPS61156477A (ja) * 1984-12-28 1986-07-16 Fujitsu Ltd 媒体発行方式

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