JP2532306Y2 - 予備発光可能なカメラ - Google Patents

予備発光可能なカメラ

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JP2532306Y2
JP2532306Y2 JP1989000642U JP64289U JP2532306Y2 JP 2532306 Y2 JP2532306 Y2 JP 2532306Y2 JP 1989000642 U JP1989000642 U JP 1989000642U JP 64289 U JP64289 U JP 64289U JP 2532306 Y2 JP2532306 Y2 JP 2532306Y2
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清貞 町田
大基 塚原
稔 加藤
均 青木
英也 井上
徳康 小谷
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、閃光撮影時に赤目や目つぶりを防止するた
めのプリ発光を行うカメラに関する。
B.従来の技術 電子閃光装置を使用して撮影(以下、閃光撮影)を行
う際、被写体である人物の眼が赤く写るいわゆる赤目現
象が発生することがある。この赤目現象は、眼の瞳孔を
通過した電子閃光装置の閃光が網膜部分で反射し、その
反射光がフィルムに写って発生するものである。このた
め、撮影環境が暗く、被写体の瞳孔がある程度拡がって
いる場合に赤目現象が発生しやすい。
この赤目現象を防止するために、本出願人は、閃光撮
影に先立ってプリ発光(予備発光)を行うカメラを先に
提案した。これは、レリーズ釦のレリーズ操作に伴って
プリ発光を行い、このプリ発光により被写体の瞳孔が閉
じるまでの時間だけシャッタレリーズを待ち、その後に
閃光撮影を行うものである。
C.考案が解決しようとする課題 しかしながら、このようなカメラでは必ず上述の待ち
時間が存在するため、レリーズ操作からシャッタレリー
ズまでにタイムラグがあり、このためシャッタチャンス
を逃すおそれがある。
本考案の技術的課題は、待ち時間の間にもシャッタレ
リーズを行えるようにすることにある。
D.課題を解決するための手段 請求項1,3,4の考案は、シャッタレリーズを指令する
ためのレリーズ操作部材と、レリーズ操作部材の操作に
伴って被写体の目に刺激を与えるための照射光を照射す
る予備発光装置と、予備発光装置の作動によって所定時
間の計時を開始する計時装置と、計時装置が計時完了し
たときに被写体照明用の照射光を照射する主閃光装置
と、計時装置が計時完了したときにシャッタレリーズを
行う撮影制御装置とを備えた予備発光可能なカメラに適
用される。
そして、請求項1の考案は、予備発光装置による照射
光の照射開始後に、レリーズ操作部材の操作がいったん
解除されて再度操作されたか否かの再レリーズ操作判定
と、計時装置による計時が完了したか否かの計時完了判
定とを交互に繰返し行う判定装置を備え、判定装置によ
る再レリーズ操作判定および計時完了判定の少なくとも
一方が肯定されたときに、直ちに主閃光装置による照射
を行うとともに撮影制御装置によるシャッタレリーズを
行うよう構成し、これにより上記問題点を解決する。
請求項3の考案は、レリーズ操作部材を、第1のレリ
ーズ操作およびこれに引き続く第2のレリーズ操作が可
能なように構成するとともに、予備発光装置による照射
光の照射開始後に、第2のレリーズ操作がなされたか否
かの第2レリーズ操作判定と、計時装置による計時が完
了したか否かの計時完了判定とを交互に繰返し行う判定
装置を備え、判定装置による第2レリーズ操作判定およ
び計時完了判定の少なくとも一方が肯定されたとき、直
ちに主閃光装置による照射を行うとともに撮影制御装置
によるシャッタレリーズを行うよう構成する。
請求項4の考案は、緊急にシャッタレリーズを行う際
に操作される緊急撮影操作部材を前記レリーズ操作部材
とは別に設けるとともに、予備発光装置による照射光の
照射開始後に、緊急撮影操作部材が操作されたか否かの
緊急操作判定と、計時装置による計時が完了したか否か
の計時完了判定とを交互に繰返し行う判定装置を設け、
判定装置による緊急操作判定および計時完了判定の少な
くとも一方が肯定されたとき、直ちに主閃光装置による
照射を行うとともに撮影制御装置によるシャッタレリー
ズを行うよう構成する。
請求項2の考案は、シャッタレリーズを指令するレリ
ーズ操作およびレリーズ操作に先立つ予備操作が可能な
レリーズ操作部材と、上記予備発光装置と、計時装置
と、主閃光装置と、撮影制御装置とを備えた予備発光可
能なカメラに適用される。
そして、予備発光装置による照射光の照射開始後に、
レリーズ操作および予備操作がいったん解除されて再度
予備操作がなされたか否かの再予備操作判定と、計時装
置による計時が完了したか否かの計時完了判定とを交互
に繰返し行う判定装置を備え、判定装置による再予備操
作判定および計時完了判定の少なくとも一方が肯定され
たときに、直ちに主閃光装置による照射を行うとともに
撮影制御装置によるシャッタレリーズを行うよう構成す
る。
E.作用 請求項1の考案では、予備発光装置による照射光の照
射開始後に、レリーズ操作部材の操作がいったん解除さ
れて再度操作されたか否かの再レリーズ操作判定と、計
時装置による計時が完了したか否かの計時完了判定とが
交互に繰返し行われる。そして、判定装置による再レリ
ーズ操作判定および計時完了判定の少なくとも一方が肯
定されたときに、直ちに被写体照明用の照射が行われる
とともにシャッタレリーズが行われる。
請求項2の考案では、予備発光装置による照射光の照
射開始後に、レリーズ操作および予備操作がいったん解
除されて再度予備操作がなされたか否かの再予備操作判
定と、計時装置による計時が完了したか否かの計時完了
判定とが交互に繰返し行われる。そして、再予備操作判
定および計時完了判定の少なくとも一方が肯定されたと
きに、直ちに被写体照明用の照射が行われるとともにシ
ャッタレリーズが行われる。
請求項3の考案では、予備発光装置による照射光の照
射開始後に、第2のレリーズ操作がなされたか否かの第
2レリーズ操作判定と、計時装置による計時が完了した
か否かの計時完了判定とが交互に繰返し行われる。そし
て、第2レリーズ操作判定および計時完了判定の少なく
とも一方が肯定されたとき、直ちに被写体照明用の照射
が行われるとともにシャッタレリーズが行われる。
請求項4の考案では、予備発光装置による照射光の照
射開始後に、緊急撮影操作部材が操作されたか否かの緊
急操作判定と、計時装置による計時が完了したか否かの
計時完了判定とが交互に繰返し行われる。そして、緊急
操作判定および計時完了判定の少なくとも一方が肯定さ
れたとき、直ちに被写体照明用の照射が行われるととも
にシャッタレリーズが行われる。
F.実施例 −第1の実施例− 第1図〜第4図により本考案の第1の実施例を説明す
る。
第1図において、カメラ本体の上面にはレリーズ釦
(レリーズ操作部材)11が設けられるとともに、前面に
は撮影レンズ12,電子閃光装置の発光窓13,ファインダ窓
14および測距窓15がそれぞれ設けられている。
第2図は制御系のブロック図を示し、カメラ全体のシ
ーケンスを制御するCPU1には、測距回路2および測光回
路3が接続されている。測距回路2は、被写体までの距
離に応じた測距情報を検出してCPU1に入力し、測光回路
3は、被写体の輝度に関する輝度情報を検出してCPU1に
入力する。
またCPU1には、電子閃光装置20の発光制御回路21およ
び露出制御回路4が接続されている。露出制御回路4は
絞りやシャッタ等の露出制御装置(不図示)を駆動して
撮影を行う。発光制御回路21には発光管22が接続され、
CPU1からの発光信号に応答して発光管22を被写体に向け
て発光せしめる。この発光管22の発光には、シャッタレ
リーズ時に被写体を照明するための本発光と、赤目を防
止するため、あるいは撮影時に被写体が目をつぶること
(目つぶり)を防止するためのプリ発光とがある。
さらにCPU1にはスイッチSW1〜SW3が接続されている。
スイッチSW1,SW2は、第1図のレリーズ釦11の操作に連
動してオンするスイッチであり、レリーズ釦11の半押し
操作(予備操作)でスイッチSW1が、全押し操作(レリ
ーズ操作)でスイッチSW2がそれぞれオンする。
スイッチSW3は、図示せぬモード切換釦の操作に連動
してオンするスイッチであり、CPU1は、このスイッチSW
3が1回操作されると赤目防止モードを設定し、さらに
1回操作されるとこの赤目防止モードを解除して目つぶ
り防止モードを設定する。赤目防止モード設定時に閃光
撮影の条件が成立しかつ赤目発生の条件が成立すると、
CPU1は、スイッチSW2のオンに伴って電子閃光装置20に
より赤目を防止するためのプリ発光を行い、所定時間後
に本発光とともにシャッタレリーズを行う。また目つぶ
り防止モード設定時には、スイッチSW2のオンに伴って
目つぶりを防止するためのプリ発光を行い、所定時間後
に本発光とともにシャッタレリーズを行う。ここで、上
述の所定時間の計時はCPU1内のタイマで行われ、このタ
イマは、計時完了後に計時完了信号を出力する。なお、
目つぶり防止モード設定時にスイッチSW3がオンされる
とこのモードが解除される。
次に、第3図および第4図のフローチャートに基づい
て、両モード設定時のCPU1の処理手順を説明する。
第3図は赤目防止モード設定時の処理手順を示し、ス
イッチSW3の操作により赤目防止モードが設定されると
このプログラムが起動される。まずステップS1で半押し
スイッチSW1がオンか否かを判定し、オフならばオンさ
れるまで待ち、オンされるとステップS2で測距,測光を
行う。すなわち、測距回路2および測光回路3を作動せ
しめ、それらの検出結果である測距情報および測光情報
を読み込む。
次いでステップS3で全押しスイッチSW2がオンか否か
を判定し、オフならばステップS4でスイッチSW1がオン
か否かを判定する。スイッチSW1がオンならばステップS
3に戻り、オフならばステップS1に戻る。
ステップS3でスイッチSW2のオンが判定されるとステ
ップS5に進み、閃光撮影の条件が成立しているか否かを
判定する。これは、例えばステップS2で読み込んだ輝度
情報やフィルム感度情報等から露出値(シャッタスピー
ド,絞り値)を演算し、シャッタスピードが予め設定さ
れた手振れ限界値を越えたら閃光撮影条件と判断するこ
とにより行われる。ステップS5が否定されるとステップ
S20で電子閃光装置20を使用しない通常の撮影を行い、
肯定されるとステップS6に進む。
ステップS6では、ステップS2で読み込んだ測距情報が
予め設定された基準距離以上か否かを判定する。すなわ
ち、被写体までの距離が遠くなるほど、被撮影者が電子
閃光装置20の発光管22と撮影レンズとを見込む角度が小
さくなり、この角度が所定角(約2度)以下になると赤
目発生の可能性が高くなる。したがって、上述の基準距
離は、この角度が約2度になるような値に設定される。
ステップS6では測距情報が基準値以上の場合に赤目発生
条件と判断してステップS7に進む。
ステップS7では、発光回路21に発光信号を出力し、発
光管22により赤目防止用のプリ発光を行い、次いでステ
ップS8でタイマを作動させ所定時間T1(プリ発光により
被写体の瞳孔が閉じるまでの時間で、例えばT1=0.75
秒)の計時を開始してステップS9に進む。ステップS9で
は、計時開始から所定時間T1が経過したか否かを計時完
了信号の出力の有無から判定し、否定されるとステップ
S10でスイッチSW2が再度オンされたか否か、すなわち、
上述のステップS3でスイッチSW2のオンが判定された後
にこれがオフしその後に再びオンされたか否かを判定す
る。
ステップS10が肯定されると計時中であってもステッ
プS11で閃光撮影を行ってステップS1に戻る。すなわ
ち、まずステップS2で得られた測距情報に基づいてフォ
ーカシングを行い、露出制御回路5により絞りやシャッ
タ等の露出制御装置を駆動してシャッタレリーズを行う
とともに、発光制御回路21に発光信号を出力し、発光管
22により本発光を行う。また、ステップS10が否定され
ステップS9が肯定された場合もステップS11で閃光撮影
を行う。
以上の手順によれば、レリーズ釦11の全押し操作に伴
ってプリ発光が行われ、その後、0.75秒が経過して被写
体の瞳孔が閉じたときに閃光撮影が行われるので、赤目
が防止される。また、この0.75秒の計時中に全押し操作
が解除され、その後に再度全押し操作がなされると、計
時中であっても、すなわち0.75秒が経過していなくても
直ちに閃光撮影が行われる。これによりシャッタチャン
スを逃すことがない。
また第4図は目つぶり防止モード設定時の処理手順を
示し、第3図と同様なステップには同一の符号を付す。
スイッチSW3の操作により目つぶり防止モードが設定
されるとこのプログラムが起動され、上述したステップ
S1〜S5の処理を行う。ステップS5で閃光撮影条件と判定
されるとステップS21で発光回路21に発光信号を出力
し、発光管22により目つぶり防止用のプリ発光を行う。
これにより被撮影者の目が閉じる。次いでステップS22
でタイマを作動させ所定時間T2(プリ発光により閉じた
被写体の目が開くまでの時間で例えばT2=0.5秒)の計
時を開始してステップS23に進む。ステップS23では、所
定時間T2が経過したか否かを判定し、肯定されるとステ
ップS11に進み、否定されるとステップS24でスイッチSW
2が再度オンされたか否かを判定する。ステップS24が否
定されるとステップS23に戻り、肯定されるとステップS
11で上述した閃光撮影を行ってステップS1に戻る。
以上によれば、レリーズ釦11の全押し操作でプリ発光
が行われ、その後、0.5秒が経過して被写体の目が開い
たときに閃光撮影が行われる。これにより目つぶりが防
止される。また、所定時間T2の計時中に全押し操作が解
除され、その後に再度全押し操作がなされると、計時中
であっても直ちに閃光撮影が行われる。これによりシャ
ッタチャンスを逃すことがない。
以上の実施例の構成において、電子閃光装置20が主閃
光装置101および予備発光装置102を、CPU1が計時手段10
3および撮影制御手段105をそれぞれ構成する。
なお以上では、計時中にレリーズ釦の全押し操作が解
除され、再び全押しされると直ちに閃光撮影を行うよう
にしたが、半押し操作まで解除し、その後に再度半押し
操作されると直ちに閃光撮影を行うようにしてもよい。
−第2実施例− 次に、第2図,第5図〜第7図に基づいて本考案の第
2の実施例を説明する。なお、第3図および第4図と同
様なステップには同一の符号を付して説明する。
本実施例に係るカメラのレリーズ釦21は、第5図に示
すように構成されている。すなわち、上述と同様、レリ
ーズ釦21の半押し操作でスイッチSW1がオンし、この半
押し操作に引き続く全押し操作(第1のレリーズ操作)
でスイッチSW2がオンするとともに、この全押し操作に
引き続く操作(第2のレリーズ操作)でスイッチSW4が
オンする。このスイッチSW4も第2図に示すようにCPU1
に接続される。ここで、スイッチSW4の接片54は、スイ
ッチSW1,SW2の接片51,52よりも厚くされ、このため、ス
イッチSW4をオン操作するには、スイッチSW1,SW2よりも
大きな操作力が必要とされる。これにより、むやみにス
イッチSW4がオンすることが防止される。
第6図および第7図は、本実施例におけるCPU1の処理
手順を示している。上述と同様にスイッチSW3のオンに
より赤目防止モードが設定されると第6図のプログラム
が起動され、ステップS1〜ステップS9の処理(第3図で
説明済み)を行う。ステップS9で所定時間T1が経過して
いないことが判定されるとステップS31に進み、スイッ
チSW4がオンか否か、すなわちレリーズ釦21の第2のレ
リーズ操作がなされたか否かを判定する。ステップS31
が否定されるとステップS9に戻り、肯定されるとステッ
プS11で閃光撮影を行う。
また、スイッチSW3のオンにより目つぶり防止モード
が設定された場合も、第7図に示すようにステップS1〜
S5,S21〜S23の処理(第4図で説明済み)を行い、ステ
ップS23で所定時間T2が経過していないことが判定され
ると、ステップS32でスイッチSW4がオンか否か、すなわ
ちレリーズ釦21の第2のレリーズ操作がなされたか否か
を判定する。ステップS32が否定されるとステップS23に
戻り、肯定されるとステップS11で閃光撮影を行う。
以上の手順によれば、赤目防止用または目つぶり防止
用のプリ発光後の計時中にレリーズ釦の第2のレリーズ
操作が行われると、計時中であっても直ちにシャッタレ
リーズが行われる。これにより、上述と同様にシャッタ
チャンスを逃すことが防止できる。また、全押し操作あ
るいは半押し操作をいったん解除する必要がないので、
第1の実施例と比べて操作性がよい。
−第3の実施例− 次に、第1図,第2図,第8図に基づいて第3の実施
例を説明する。
第1図において、カメラ本体の前面には、緊急撮影釦
61が接続され、この釦61の操作に連動してオンするスイ
ッチSW5がCPU1(第2図)に接続されている。なお、第
2図の62は、釦61が不用意に押されること、また発光窓
13に指がかかることを防止するためのガードである。
赤目防止モードあるいは目つぶり防止モード設定時、
通常のプログラムが実行されているときにスイッチSW5
がオンすると第8図のプログラムが割込み起動される。
まずステップS51で測距を行い、次いでステップS52で閃
光撮影条件であるか否かを判定する。ステップS52が否
定されるとステップS20で通常撮影を行い、肯定される
とステップS11で閃光撮影を行う。
これによれば、赤目防止モードあるいは目つぶり防止
モード設定時、通常のプログラムに従いレリーズ釦の全
押し操作に伴ってプリ発光が行われ、その後、所定時間
の計時を行っているときに緊急撮影釦61が操作される
と、上述のプログラムが実行され直ちに閃光撮影が行わ
れる。
なお以上では、赤目防止および目つぶり防止用のプリ
発光を行う発光装置を被写体照明用の本発光を行う電子
閃光装置20で兼用したが、プリ発光を行う発光装置を電
子閃光装置とは別に設けてもよい。
また、閃光撮影時に測距情報が基準距離よりも遠いと
きに赤目防止用のプリ発光を行うようにしたが、閃光撮
影時には必ずこのプリ発光を行うカメラにも本考案を適
用できる。
G.考案の効果 本考案は、予備発光可能なカメラにおいて、予備発光
開始後に、上述した操作が行われたか否かの操作判定
と、計時装置による計時が完了したか否かの計時完了判
定とを交互に繰返し行い、これらの判定のうち少なくと
もいずれか一方が肯定されると被写体照明用の発光を伴
うシャッタレリーズを行うよう構成されている。すなわ
ち、シャッタレリーズ待ち時間中であってもシャッタレ
リーズ可能に構成されている。したがって、赤目防止モ
ードまたは目つぶり防止モードを設定して撮影開始し、
そのレリーズ待ち時間中にシャッタチャンスが発生した
場合であっても、そのシャッタチャンスを確実にものに
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の第1の実施例を示し、第1図
はカメラの斜視図、第2図は制御系のブロック図、第3
図および第4図は処理手順のフローチャートである。 第5図〜第7図は本考案の第2の実施例を示し、第5図
はレリーズ釦の構成を示す断面図、第6図および第7図
は処理手順のフローチャート、第8図は第3の実施例を
示す処理手順のフローチャートである。 1:CPU、11,21:レリーズ釦 20:電子閃光装置 101:主閃光装置、102:予備発光装置 103:計時手段 104,204:レリーズ操作部材 105,205:撮影制御手段 401:緊急撮影操作部材 SW1〜SW5:スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加藤 稔 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (72)考案者 青木 均 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (72)考案者 井上 英也 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (72)考案者 小谷 徳康 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭58−79229(JP,A) 特開 昭59−90832(JP,A) 特開 昭60−3613(JP,A) 特開 昭60−192928(JP,A) 実開 昭61−148039(JP,U) 特公 昭58−48088(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッタレリーズを指令するためのレリー
    ズ操作部材と、該レリーズ操作部材の操作に伴って被写
    体の目に刺激を与えるための照射光を照射する予備発光
    装置と、該予備発光装置の作動に伴って所定時間の計時
    を開始する計時装置と、該計時装置が計時完了したとき
    に被写体照明用の照射光を照射する主閃光装置と、前記
    計時装置が計時完了したときにシャッタレリーズを行う
    撮影制御装置とを備えた予備発光可能なカメラにおい
    て、 前記予備発光装置による照射光の照射開始後に、前記レ
    リーズ操作部材の操作がいったん解除されて再度操作さ
    れたか否かの再レリーズ操作判定と、前記計時装置によ
    る計時が完了したか否かの計時完了判定とを交互に繰返
    し行う判定装置を備え、 該判定装置による前記再レリーズ操作判定および前記計
    時完了判定の少なくとも一方が肯定されたときに、直ち
    に前記主閃光装置による照射を行うとともに前記撮影制
    御装置によるシャッタレリーズを行うことを特徴とする
    予備発光可能なカメラ。
  2. 【請求項2】シャッタレリーズを指令するレリーズ操作
    および該レリーズ操作に先立つ予備操作が可能なレリー
    ズ操作部材と、該レリーズ操作部材のレリーズ操作に伴
    って被写体の目に刺激を与えるための照射光を照射する
    予備発光装置と、該予備発光装置の作動に伴って所定時
    間の計時を開始する計時装置と、該計時装置が計時完了
    したときに被写体照明用の照射光を照射する主閃光装置
    と、前記計時装置が計時完了したときにシャッタレリー
    ズを行う撮影制御装置とを備えた予備発光可能なカメラ
    において、 前記予備発光装置による照射光の照射開始後に、前記レ
    リーズ操作および前記予備操作がいったん解除されて再
    度予備操作がなされたか否かの再予備操作判定と、前記
    計時装置による計時が完了したか否かの計時完了判定と
    を交互に繰返し行う判定装置を備え、 該判定装置による前記再予備操作判定および前記計時完
    了判定の少なくとも一方が肯定されたときに、直ちに前
    記主閃光装置による照射を行うとともに前記撮影制御装
    置によるシャッタレリーズを行うことを特徴とする予備
    発光可能なカメラ。
  3. 【請求項3】シャッタレリーズを指令する第1のレリー
    ズ操作が可能なレリーズ操作部材と、該レリーズ操作部
    材の第1のレリーズ操作に伴って被写体の目に刺激を与
    えるための照射光を照射する予備発光装置と、前記予備
    発光の作動に伴って所定時間の計時を開始する計時装置
    と、該計時装置が計時完了したときに被写体照明用の照
    射光を照射する主閃光装置と、前記計時装置が計時完了
    したときにシャッタレリーズを行う撮影制御装置とを備
    えた予備発光可能なカメラにおいて、 前記レリーズ操作部材を、前記第1のレリーズ操作およ
    びこれに引き続く第2のレリーズ操作が可能なように構
    成するとともに、 前記予備発光装置による照射光の照射開始後に、前記第
    2のレリーズ操作がなされたか否かの第2レリーズ操作
    判定と、前記計時装置による計時が完了したか否かの計
    時完了判定とを交互に繰返し行う判定装置を備え、 該判定装置による前記第2レリーズ操作判定および前記
    計時完了判定の少なくとも一方が肯定されたとき、直ち
    に前記主閃光装置による照射を行うとともに前記撮影制
    御装置によるシャッタレリーズを行うことを特徴とする
    予備発光可能なカメラ。
  4. 【請求項4】シャッタレリーズを指令するレリーズ操作
    が可能なレリーズ操作部材と、該レリーズ操作部材のレ
    リーズ操作に伴って被写体の目に刺激を与えるための照
    射光を照射する予備発光装置と、前記予備発光装置の作
    動に伴って所定時間の計時を開始する計時装置と、該計
    時装置が計時完了したときに被写体照明用の照射光を照
    射する主閃光装置と、前記計時装置が計時完了したとき
    にシャッタレリーズを行う撮影制御装置とを備えた予備
    発光可能なカメラにおいて、 緊急にシャッタレリーズを行う際に操作される緊急撮影
    操作部材を前記レリーズ操作部材とは別に設けるととも
    に、 前記予備発光装置による照射光の照射開始後に、前記緊
    急撮影操作部材が操作されたか否かの緊急操作判定と、
    前記計時装置による計時が完了したか否かの計時完了判
    定とを交互に繰返し行う判定装置を設け、 該判定装置による前記緊急操作判定および前記計時完了
    判定の少なくとも一方が肯定されたとき、直ちに前記主
    閃光装置による照射を行うとともに前記撮影制御装置に
    よるシャッタレリーズを行うことを特徴とする予備発光
    可能なカメラ。
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