JP2837891B2 - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JP2837891B2 JP1282709A JP28270989A JP2837891B2 JP 2837891 B2 JP2837891 B2 JP 2837891B2 JP 1282709 A JP1282709 A JP 1282709A JP 28270989 A JP28270989 A JP 28270989A JP 2837891 B2 JP2837891 B2 JP 2837891B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は撮影装置、詳しくは、赤目現象防止のための
瞳孔収縮用閃光発光機能付の閃光発光装置を有する撮影
装置に関する。
[従来の技術] ストロボ撮影時の赤目現象を防止するため、撮影用の
閃光発光(以下、本発光と称す)に先行して行なわれる
瞳孔収縮用の閃光発光(以下、プリ発光と称す)機能を
有する撮影装置のストロボ撮影における、赤目防止モー
ドでのストロボ連続撮影の場合、従来の撮影装置におい
ては、連写のレリーズ動作毎に上記プリ発光と本発光を
毎回繰返していた。
[発明が解決しようとする課題] 従来の撮影装置では、赤目防止のプリ発光を行なう条
件下の連続撮影モードにおいて、本発光が小光量で済む
ような場合でも連続撮影中は、毎回プリ発光を伴った閃
光発光撮影を行なう。上記のように本発光が小光量、再
充電の時間も短時間でよいので次のコマの撮影までの時
間も短くなる。従って、連続撮影の2回目のレリーズか
らは瞳孔収縮のためのプリ発光は、本来、不要とすると
ころである。
しかし、上記のようにプリ発光を撮影毎に行なってし
まうため、その光量に対する充電時間分だけ撮影周期も
長くなってしまうという不具合が生じる。更に、その不
要のプリ発光によって電力も無駄に消費してしまうこと
になる。
本発明の目的は、上述の不具合を解決するため、赤目
防止モードの連続撮影において、不必要なプリ発光を行
なわないようにしたものであって、閃光発光撮影におけ
る連続撮影の連写速度を低下させず、更に、電力の消耗
を源することを可能とした撮影装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明による撮影装置は、レリーズ釦の押圧動作に応
答して一コマ撮影をする一コマ撮影モードと、レリーズ
釦の一回の押圧動作に応答して複数コマを連続して撮影
する連続撮影モードとを切換選択可能な撮影モード選択
手段と、露光用としての閃光発光装置の本発光に先立
ち、レリーズ信号を受けて瞳孔収縮用としてのプリ発光
を行わせる赤目防止モードを設定する赤目防止モード設
定手段とを有した撮影装置において、 上記一コマ撮影モードが選択され、かつ上記赤目防止
モードが設定された場合は、レリーズ釦の押圧動作に応
答して本発光に先立ちプリ発光を行ない、上記連続撮影
モードが選択され、かつ上記赤目防止モードが設定され
た場合は、レリーズ釦の押圧動作に応答して、一コマ目
は本発光に先立ちプリ発光を行ない、二コマ目以降はプ
リ発光を不作動とさせる制御手段を設けたことを特徴と
し、また、 上記閃光発光装置の発光用コンデンサが所定電圧に到
達するまでの時間を計測する測定手段が設けられてお
り、上記連続撮影モードが選択されている場合には、上
記到達までの時間が所定値より長い場合に上記制御手段
の機能を働かせないようにしたことを特徴とする。
[実 施 例] 以下、図示の実施例により本発明を説明する。先ず、
本発明の一実施例を示す撮影装置の主要構成を第2,3図
により説明する。
第2,3図は、上記撮影装置におけるその要部のブロッ
ク構成図である。図において、カメラ本体に内蔵された
カメラ内各回路の動作シーケンスを司るCPU1には、測光
回路101,表示手段102,ストロボ2,モード設定手段3,シャ
ッタ制御手段4,測距回路5,レンズ駆動手段6に、レリー
ズ釦(図示せず)の1段押しでオンとなる第1スイッチ
SW1と2段押しでオンとなる第2スイッチSW2とがそれぞ
れ接続されている。
また、上記CPU1にストロボ2を接続するにあたって
は、第3図に示すように、ストロボ2の発光用コンデン
サであるメインコンデンサの出力電圧を、抵抗R1,R2,コ
ンデンサC1からなる分圧回路で分圧してCPU1のA/D入力
ポートI1へ入力するようになっている。更に、このCPU1
にはE2PROM103が接続されている。
さて、以上のような構成を有する本撮影装置はレリー
ズ釦の1段押しにより第1スイッチSW1がオンすると、C
PU1はまず測光回路101、測距回路5を動作させて、それ
ぞれの回路から得られた測光情報および測距情報を取り
込んでCPU内のRAMに記憶する。モード設定手段3により
カメラおよびストロボ2が通常発光モード(瞳孔収縮用
のプリ発光を行なわないモード)に設定されると、予じ
め設定された値、例えば、撮影レンズ光軸とストロボ閃
光発光管との間の距離と、測距回路5からの被写体距離
とから赤目が発生する条件か否かを演算し、赤目発生の
可能性があると判断されれば、表示手段102により赤目
警告を行わせる。赤目警告が表示されなかった場合に
は、更にレリーズ釦を押下して第2スイッチSW2をオン
させ、これによってレンズ駆動手段6,シャッタ制御手段
4,ストロボ2がそれぞれ動作して通常の撮影動作が行わ
れる。一方、赤目警告表示が出された場合には、モード
設定手段3により赤目防止モードに切換える。この場
合、第2スイッチSW2がオンした時点からシャッタ制御
手段4が動作するまでの間に赤目防止用の閃光発光パル
スが複数回送出され、プリ発光が行われる。
一方、ストロボ2の充電については、第3図に示すよ
うに、ストロボ2のメインコンデンサの電圧と等価な電
圧を、抵抗R1,R2で分圧し、CPU1のA/D入力ポートI1に入
力してディジタル信号に変換する。このディジタル信号
の値が予め設定された値に達すると、CPU1は、DC/DCコ
ンバータのコントロール信号であるその出力ポートO1
論理レベルをL→Hにすることにより、ストロボ2のDC
/DCコンバータの動作を停止させるようになっている。
なお、抵抗R1,R2の抵抗値のバラツキ補正は、E2PROM103
に補正データとして格納し、これによって充電電圧を正
確に設定するようになっている。
また、モード設定手段3によって、1コマ/連続撮影
の設定のうち、1コマ撮影モードが選択されている場
合、充電電圧とレリーズのオンとに応動して充電が行わ
れる。一方、レリーズ2段押しの状態のままで連続撮影
が行われる連続撮影モードが選択された場合には、2コ
マ目以降の撮影においてシャッタ開に先立って、ストロ
ボ2の充電電圧をチェックし、基準電圧より低い場合は
再充電を行なう。更に、閃光発光撮影において赤目防止
モードが設定されているならば、2コマ目以降の撮影に
おいては、同様にストロボ2の充電電圧をチェックし、
再充電を行なうが、その時、CPU1によってその充電時間
を計測して、充電時間が所定の基準時間以下の場合、即
ち、充電時間が短かければ前回のプリ発光と本発光によ
る瞳孔収縮効果が継続すると見做し、プリ発光は不要と
判断し、本発光のみによる撮影を行うようにする。
次に、上記ストロボ2の回路を第4図により説明す
る。
第4図は、このカメラシステムにおけるストロボ2と
CPU1との接続、およびストロボ回路の一例を示す回路図
である。図において、レリーズ釦の2段押しに伴ない第
2スイッチSW2がオンすると、CPU1の出力ポートO1に出
力される信号がH→Lになる。すると、ストロボ回路の
トランジスタQ103が抵抗R103を介してオンとなり、これ
によってトランジスタQ101,Q102,抵抗R101,R102,昇圧ト
ランスT101が図示のように接続されて構成された周知の
DC/DCコンバータ回路の発振動作が行なわれて、メイン
コンデンサC101への充電がダイオードD101,D102を介し
て行なわれる。
抵抗R1,R2,コンデンサC1は、メインコンデンサC101と
ほぼ同様の電圧を分圧し、CPU1のA/D入力ポートI1に入
力する。これにより、CPU1は何時でもその時点のメイン
コンデンサC101の充電電圧をモニタすることができる。
ここで、メインコンデンサC101,トリガ用トランスT102,
コンデンサC103,抵抗R109,IGBT(Insulated Gate Bipol
ar Transistor)Q104は、Xe管22のトリガ回路を形成し
ている。このIGBTQ104は、ゲートの電圧がHかLかによ
り、瞬時に大電流を制御できる素子である。
次に、Xe管22の発光制御回路について説明する。抵抗
R104,R105,R109,IGBTQ104,コンデンサC102,ダイオードD
104は、倍電圧回路、即ち、発光時にXe管22の両端、ア
ノード(A)−カソード(K)間にメインコンデンサC1
01の両端電圧の2倍の電圧を印加することにより、Xe管
22の発光開始電圧を低く押えるものである。トランジス
タQ105,Q106,Q107,Q108は、CPU1の出力ポートO2、もし
くは、後述する発光量検出手段7′の出力端子Cからの
発光信号を受けて、IGBTQ104のゲートの制御を行なって
いる。ダイオードD103,抵抗R110,定電圧ダイオードZD,
コンデンサC104は、IGBTQ104のゲート電圧を発生させる
ための電源回路である。
抵抗R108にCPU1の出力ポートO2からの発光信号が印加
されないと、トランジスタQ108,Q107,Q106はオフとなっ
ていて、IGBTQ104のゲートはバイアスされていない。一
方、CPU1の出力ポートO2より発光信号が印加されると、
トランジスタQ108,Q107,Q106がオンし、トランジスタQ1
05がオフとなるから、抵抗R106を通じてIGBTQ104のゲー
トがHにバイアスされる。コンデンサC103は、抵抗R104
を通じて予めメインコンデンサC101の両端電圧にチャー
ジされており、またコンデンサC102も同じように抵抗R1
04,R105,R109を通じてメインコンデンサC101の両端電圧
に予めチャージされている。
IGBTQ104がオンすると、コンデンサC103の電荷はIGBT
Q104を通じてトリガ用トランスT102の一次側に放電さ
れ、これによって同トランスT102の二次側に高圧を発生
させ、Xe管22を励起させる。同時に、コンデンサC102を
通じてXe管22のカソード(K)を−VC101に引き下げ、
その結果、Xe管22のアノード(A)−カソード(K)間
には2×VC101の電圧が印加されることになり、Xe管22
の発光が容易になる。そして、Xe管22が発光を開始する
と、その発光電流はC101→Xe管22→D104→C101と放電し
て、Xe管22の発光が行なわれる。その後、CPU1の出力ポ
ートO2から出力される発光信号がLレベルになると、ト
ランジスタQ108,Q107,Q106がオフし、同時にトランジス
タQ105がオンする。よって、IGBTQ104のゲートはトラン
ジスタQ105でショートされ、IGBTQ104がオフとなる。従
って、コンデンサC103にはXe管22を通じて、一瞬のうち
に電荷がチャージされ、同時にXe管22はその発光を停止
する。そして、次の発光の準備がこの発光と同時に終了
する。即ち、本回路は、IGBTQ104で発光のトリガ回路
と、倍電圧回路と、発光のメインスイッチ素子との3つ
の機能を兼ね備えた回路となっている。
なお、以上の回路の一部は本出願人による特願昭63−
311619号(特開平2−157733号公報参照)に詳述されて
いる。
第1図は本発明の一実施例を示す撮影装置の撮影シー
ケンスの1stレリーズルーチンのフローチャートであ
る。まず1stレリーズ、即ち、レリーズ1段押しに伴な
いステップS1,S2で測光、測距動作を行い、それぞれの
データをCPU内に一旦記憶する。これらの記憶データと
カメラの固有データ、例えば、撮影レンズ光軸と閃光発
光管との間の距離、赤目が発生しないか、または、しに
くい明るさBなどから赤目が発生する条件か否かの演
算、表示をステップS3で行う。このステップS3における
“赤目演算表示”の処理の詳細は第5図に示されてい
る。
即ち、第5図において、ステップ31で測光回路からの
出力Bvと上記明るさBとを比較し、Bv>Bなら瞳孔が既
に十分収縮している、即ち赤目が発生しないと判断して
警告表示は行わない。一方、Bv<BならステップS32に
進んでストロボを発光させるモードになっているか否か
のモードチェックを行い、非発光モードならやはり警告
表示を行わないし、発光モードならステップS33に進
む。このステップS33では、被写体距離データdと予め
設定されている距離Aとを比較し、d<Aなら赤目が発
生しないと判断して警告表示を行なわない。また、d>
AならステップS34に進んで“赤目防止モード”か否か
をチェックし、赤目防止モードになっていなければステ
ップS35に進んで赤目発生の警告表示を行なう。
ところで、ストロボ光の及ぶ距離に限界があることを
考慮すると、上記ステップS33のようにd>Aのとき常
に警告表示を出してしまうのではなく、第6図のステッ
プS43に示すように C>d>A と制限しても良い。ここでCはカメラ固有の固定データ
である。これらの演算のし方については、本出願人が先
に出願した特願昭63−298850号(特開平2−144528号公
報参照)に詳述してあるので詳細な説明は省略するが、
具体的には以下の如き数値である。
ここで、X1:ストロボ発光管の中心と撮影レンズ光軸
との間の距離 f:撮影レンズの焦点距離 とする。
再び、第1図に戻り、ステップS4で1stレリーズがオ
ンか否かを判断し、1stレリーズがオンでなければ、撮
影者が撮影動作を中断したと考えられるからリターンす
る。また、1stレリーズが引続いてオンなら、ステップS
5に進んで2ndレリーズがオンか否か即ち、2段押し状態
を判断し、オフなら上記ステップS4,S5を繰返し実行し
ながら2ndレリーズがオンになるまで待機する。2ndレリ
ーズがオンになれば、ステップS6において充電電圧レベ
ルのチェックを行なう。そこで、基準電圧より下ってい
れば、後述するステップS7のストロボ充電処理をする。
そしてステップS8に進んで赤目が発生する条件、つまり
ステップS3の演算結果を確認し、赤目発生条件下になけ
ればステップS10に進んで合焦位置までレンズ駆動し、
更にステップS18のシャッタ開以下に進む。一方、上記
ステップS8で赤目発生条件下にあると判別されれば、ス
テップS9に進んで“赤目防止モード”か否かを判断し、
赤目防止モードでなければ、上記ステップS10に進む。
一方、赤目防止モードならステップS11に進み、1回目
プリ発光が行われ、その後ステップS12によりレンズが
駆動される。その後、ステップS13によって赤目モード
用のプリ発光が所定の回数行なわれる。
なお、上記のプリ発光とレンズ駆動を並行して行なう
ことも可能であるが、レンズ駆動中はCPU1が演算処理等
を行っており、ストロボ発光時の高圧トリガーが、大き
なノイズとなって、ラインやその他のパターンを通じ
て、CPU1のポートに入力され、誤動作及び、暴走を起こ
しかねない。よって、第1図のフローチャートに示す如
く、CPU1の演算処理中は、プリ発光動作を避けることに
よって、CPU1の誤動作の危険性を避けた方が良い。
なお、本実施例は第1図のフローチャートの如く、1
段押しではプリ発光は行なわず、2段押しに応答して、
プリ発光動作を行なっている。一般に1段押しから2段
押しまでのタイムラグは、人間がレリーズを押し込むス
ピードによって左右される。また、AF(自動合焦)ロッ
ク等のように、一度、1段押しで被写体距離を測距し、
その後、カメラのアングルを変えて、作画を自在にする
場合など、1段押しから2段押しまで5秒〜10秒もかか
る。もし、1段押しからプリ発光を開始したならば、プ
リ発光の総エネルギーが大きくなりすぎ、場合によって
は、本発光より大きなエネルギーがプリ発光用必要にな
ってしまう。そこで本実施例は、2段押し後にプリ発光
を開始することにより、プリ発光総エネルギーの減少、
及び一定化を計っている。また、2段押しからシャッタ
開までの時間は概略一定であるため、赤目防止効果も安
定することになる。
さて、上記ステップS13のプリ発光後に、ステップS14
のシャッタ開、およびストロボの本発光、シャッタ開、
赤目警告解除の処理を行ない、ステップS15のフィルム
巻上げによって1コマ目の撮影が終了する。続いて、ス
テップS16,S17において1stレリーズ,2ndレリーズともオ
ンであることが判別されれば、ステップS18によって設
定されている撮影モードが1コマか連続かのチェックを
行なう。1コマ撮影モードの場合は、ステップS16に戻
り、レリーズOFFで本撮影ルーチンから脱出する。一
方、連続撮影モードの場合は、2コマ目の撮影のために
瞳孔収縮用閃光発光動作の不作動制御手段であるプリ発
光不作動制御手段F1による処理がなされる。
上記制御手段F1による処理は、先ず、ステップS19の
充電電圧レベルのチェックを行ない、充電電圧が基準電
圧F以下になっている場合、ステップS20にジャンプ
し、ストロボ充電ルーチン(第9図参照)の処理を行な
う。まず、設定モードが連続撮影モードであるので、ス
トロボ充電処理は、メインコンデンサC101の充電を行な
うと同時に基準電圧Fに到達するまでの時間をも計測す
るものであって、充電処理開始と同時にタイマの計時を
開始する。そして、撮影装置のパワースイッチ(図示せ
ず)のオンに応動して充電を行なう通常のストロボ充電
処理ルーチンにおけるフル充電値である充電基準電圧E
よりも、例えば、1Ev程度低い基準電圧Fに達するまで
充電を行なう(第10図参照)。その充電完了に伴ってタ
イマの計時を停止し、充電時間としてCPU1に記憶し再充
電処理を終了する。そして、ステップS21によって上記
充電時間を1コマ目の赤目防止発光と本発光による赤目
防止効果の継続時間によって設定される所定の基準時間
と比較し、充電時間が長い場合はプリ発光が必要と判断
されステップS8にジャンプし、以後、赤目防止モードで
あれば2コマ目も1コマ目も同様にプリ発光を行なっ
て、本発光による撮影が行なわれる。しかし、充電時間
が短かかった場合、プリ発光は不要と判断され、ステッ
プS10にジャンプしレンズ駆動処理がなされ、プリ発光
を行なわずに、ステップS14のシャッタ開および本発光
であるストロボ発光以下ステップS15のフィルム巻き上
げまでの処理がなされる。更に、次のコマの撮影も、上
記と同じ処理サイクルで行なわれ、1stあるいは2ndレリ
ーズのOFF動作によって連続撮影が終了する。
なお、上記本実施例の撮影装置におけるストロボ発光
信号あるいは巻上げ信号等に対する、メインコンデンサ
C101の充電をコントロールするDC/DCコンバータのコン
トロール処理のタイミングは第8図の撮影シーケンスの
タイムチャートに示されるように、第2スイッチSW2に
応動して出力される。これに対して、従来例の撮影装置
の場合、上記DC/DCコンバータのコントロール信号は、
第7図の撮影シーケンスのタイムチャートに示されるよ
うに撮影終了後のフィルム巻上げ時に出力され充電が行
なわれていた。
本実施例における赤目防止の連続撮影モードにあって
は、上記のように充電時間によってプリ発光の要・不要
を判断し、不要の場合、当然プリ発光を行わず、本発光
のみによる撮影を行うことができるので、電力の消耗も
減らすことができ、更に連続撮影の連写スピードもアッ
プさせることができる。
更に本実施例における上記ステップS20のストロボ充
電処理における充電基準電圧Fは、上述のようにフル充
電の基準電圧Eより低く設定されているため、当然、充
電時間を短縮することが可能となり、従って、連続撮影
の連写スピードを向上できる。
次に、本実施例の撮影装置における上記1コマ撮影モ
ードにおける充電コントロールを前述の連続撮影モード
での充電方式と対比して説明する。
上記1コマ撮影モードにおける充電方式は、特願昭63
−311619号(特開平2−157733号公報参照)に提示した
閃光発光装置の充電方式と同じである。即ち、装置のパ
ワースイッチのオン動作に応動して、第9図に示される
ストロボ充電ルーチンがコールされ、撮影モードの判別
により1コマ撮影モードに対応する充電処理がなされ充
電がスタートする。そして、抵抗R1,R2(第4図参照)
によりメインコンデンサと等価の電圧を分圧された値を
CPUの入力ポートI1に入力し、A/D変換し、A/D端子で変
換する。そして、その値があらかじめ定められたフル充
電値の基準電圧Eになると充電を停止する(第11図参
照)。また充電途中でレリーズ釦の2段押しがされたと
判断すると、未充電にかかわらず、充電を停止し充電処
理を終了する(第12図参照)。その後、充電完了もしく
は充電未完であるが発光可ならば、その後のストロボ撮
影が実行されることになる。
上記1コマ撮影に対する充電の基準電圧Eの設定値は
発光限界値に対して余裕をもって設定されている。しか
し、連続撮影における充電においては、レリーズ釦の2
段押しによって中断されることもなく、発光の直前に充
電されることもあって基準電圧Eより低い、例えば1Ev
低い基準電圧Fに充電電圧を設定することが可能となる
のである(第10図参照)。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の撮影装置は、連続撮影モ
ード時において、2回目のレリーズ以後作動条件等によ
って瞳孔収縮用閃光発光動作を動作させないようにする
ことを可能とするものであって、本発明によれば上記瞳
孔収縮用の閃光発光が不要と判断された場合は上記発光
を行わず、撮影用の本発明のみ行なうようにして、連写
のスピードアップが計られ、更には電力の消耗を押える
ことも可能となるなど顕著な効果を有する撮影装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す撮影装置の撮影シー
ケンスのフローチャート、 第2図は、上記第1図の撮影装置のブロック構成図、 第3図は、上記第1図の撮影装置のCPU,ストロボ等の接
続図、 第4図は、上記第1図の撮影装置のCPUおよびストロボ
回路図、 第5図は、上記第1図のフローチャートの赤目演算表示
処理の詳細を示すフローチャート、 第6図は、上記第5図の赤目演算表示処理の変形例を示
すフローチャート、 第7図は、従来例の撮影装置の撮影シーケンスのタイム
チャート、 第8図は、上記第1図の撮影装置の撮影シーケンスのタ
イムチャート、 第9図は、上記第1図の撮影装置のストロボ充電サブル
ーチンのフローチャート、 第10図は、上記第1図の撮影装置のストロボ充電のタイ
ムチャート、 第11,12図は、従来のストロボ充電ルーチンによる充電
状態を示すタイムチャートである。 F1……プリ発光不作動制御手段(瞳孔収縮用閃光発光動
作不作動制御手段) S20……ストロボ充電処理ステップ(所定電圧に到達す
るまでの時間を計測する測定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 洋一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 井上 晃 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 博明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−260425(JP,A) 特開 平1−205137(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 15/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レリーズ釦の押圧動作に応答して一コマ撮
    影をする一コマ撮影モードと、レリーズ釦の一回の押圧
    動作に応答して複数コマを連続して撮影する連続撮影モ
    ードとを切換選択可能な撮影モード選択手段と、露光用
    としての閃光発光装置の本発光に先立ち、レリーズ信号
    を受けて瞳孔収縮用としてのプリ発光を行わせる赤目防
    止モードを設定する赤目防止モード設定手段とを有した
    撮影装置において、 上記一コマ撮影モードが選択され、かつ上記赤目防止モ
    ードが設定された場合は、レリーズ釦の押圧動作に応答
    して本発光に先立ちプリ発光を行ない、上記連続撮影モ
    ードが選択され、かつ上記赤目防止モードが設定された
    場合は、レリーズ釦の押圧動作に応答して、一コマ目は
    本発光に先立ちプリ発光を行ない、二コマ目以降はプリ
    発光を不作動とさせる制御手段を設けたことを特徴とす
    る撮影装置。
  2. 【請求項2】上記閃光発光装置の発光用コンデンサが所
    定電圧に到達するまでの時間を計測する測定手段が設け
    られており、上記連続撮影モードが選択されている場合
    には、上記到達までの時間が所定値より長い場合に上記
    制御手段の機能を働かせないようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の撮影装置。
JP1282709A 1989-10-30 1989-10-30 撮影装置 Expired - Fee Related JP2837891B2 (ja)

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