JP2546213B2 - 赤目防止制御装置 - Google Patents

赤目防止制御装置

Info

Publication number
JP2546213B2
JP2546213B2 JP63088757A JP8875788A JP2546213B2 JP 2546213 B2 JP2546213 B2 JP 2546213B2 JP 63088757 A JP63088757 A JP 63088757A JP 8875788 A JP8875788 A JP 8875788A JP 2546213 B2 JP2546213 B2 JP 2546213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
red
eye
light
pupil
flash
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63088757A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01260425A (ja
Inventor
敏夫 土橋
信明 笹垣
正治 原
則一 横沼
俊雄 匝瑳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP63088757A priority Critical patent/JP2546213B2/ja
Publication of JPH01260425A publication Critical patent/JPH01260425A/ja
Priority to US07/974,781 priority patent/US5317361A/en
Priority to US08/076,498 priority patent/US5300970A/en
Priority to US08/181,967 priority patent/US5400113A/en
Priority to US08/476,938 priority patent/US5822624A/en
Priority to US08/483,963 priority patent/US5717963A/en
Priority to US08/487,891 priority patent/US5687406A/en
Priority to US08/475,571 priority patent/US5682560A/en
Priority to US08/482,558 priority patent/US5697002A/en
Priority to US08/475,440 priority patent/US5563679A/en
Priority to US08/483,323 priority patent/US5640621A/en
Priority to US08/476,944 priority patent/US5682561A/en
Priority to US08/475,560 priority patent/US5508780A/en
Priority to US08/475,839 priority patent/US5543888A/en
Priority to US08/478,777 priority patent/US5537183A/en
Priority to US08/474,505 priority patent/US5526090A/en
Priority to US08/697,681 priority patent/US5720038A/en
Priority to US08/708,882 priority patent/US5664241A/en
Priority to US08/714,520 priority patent/US5630182A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2546213B2 publication Critical patent/JP2546213B2/ja
Priority to US08/883,311 priority patent/US5815749A/en
Priority to US08/889,874 priority patent/US5950023A/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、閃光撮影時の赤目現象を防止するカメラの
赤目防止制御装置に関する。
B.従来の技術 赤目現象とは、電子閃光装置を用いたカラー写真撮影
において、人間の目が赤色または金色に光って写ること
をいう。この現象は、目の瞳孔を通過した電子閃光装置
の発光部の閃光が網膜部分で反射され、その反射光がフ
ィルムに写って発生するものである。眼の網膜部分には
毛細血管が多数存在し、その血液中のヘモグロビンが赤
色であるので、その反射光が赤みを帯びて写るのであ
る。
赤目現象が写真で顕著に現れるのは、以下のような条
件下であることが経験的に判明している。
1)撮影環境が暗い場合 人間の眼の瞳孔の大きさは周囲の明るさによって変化
し、暗い場合にはその直径が約7〜8mmに拡がってい
る。このときは眼への入射光量および反射光量は多くな
るので、当然赤目現象も目立ちやすい。
2)電子閃光装置の発光部と撮影レンズ光軸との距離が
近い場合 眼の網膜部分はかなりの高反射率であると同時に、ま
た反射の指向性も高い。従って電子閃光装置の発光部と
撮影レンズ光軸とが近く、網膜による正反射光がそのま
ま撮影レンズに入射しやすい位置関係に3つの要素(発
光部、撮影レンズ、眼)がある場合は、赤目は強く発生
する。すなわち、被写体である人物の瞳が、撮影レンズ
と閃光光源の発光部とを見込む角度が、ある程度以下の
小さい角度以下になっているときには、赤目は必ず発生
する。経験的に、この角度は約2〜2.5度である。従っ
て、電子閃光装置の発光部を撮影レンズ光軸から離せば
赤目の発生が防止されるが、カメラから被写体までの距
離(以下、被写体距離と呼ぶ)により限界があり、被写
体距離が所定値以上では赤目を避けることは困難であ
る。
そこで、赤目現象を防止する技術が、従来から知られ
ている。例えば「psa JOURNAL」の1952年7月号には、
撮影前に目を明るい環境に慣らせておき、瞳孔を3mm以
下に縮小させた状態でフラッシュをたいて赤目を防止す
る方法が開示されている。また、特公昭58−48088号公
報には、瞳孔が閉じ動作をするのに必要な時間だけ撮影
前に予備照射ランプによるプリ照射を行ない、瞳孔がほ
ぼ最小径となったときに電子閃光装置の発光部を発光さ
せて写真撮影する技術が開示されている。さらに、特開
昭58−9130号公報には、2個の閃光放電管を設け、一方
の放電管をプリ発光して瞳孔を閉じさせた後、第2の放
電管をメイン発光して実際の撮影を行なう方法が開示さ
れている。
C.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、閃光撮影時に上述の従来装置により赤
目防止用のプリ照射を行う場合、瞳孔を縮小させるのに
必要な時間(約0.75秒)だけ主発光を伴うシャッタレリ
ーズが遅れ、このためシャッタチャンスを逃すおそれが
ある。また、上述の従来装置のように閃光撮影時に必ず
プリ照射を行うカメラにおいては、例えば連続して閃光
撮影を行うときなど、前回の撮影時の主閃光により瞳孔
が縮小しており、今回の撮影時には赤目が発生するおそ
れがないときにもプリ照射が行われ、このため上述した
シャッタレリーズの遅れによりシャッタチャンスを逃す
おそれがある。加えて、不必要なプリ照射により無駄に
電池が消耗される。
本発明の目的は、このようなプリ照射によるシャッタ
レリーズの遅れを最小限に抑え、シャッタレリーズを逃
すことを低減できるとともに無駄な電池の消耗を防止し
たカメラの赤目防止制御装置を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 第1図を参照して説明すると、本発明は、人間の瞳孔
を縮小する赤目防止用照射光を照射する赤目防止用発光
装置を備え、閃光撮影の条件下では、赤目防止用発光装
置を発光させた後に被写体照明用の主閃光装置を作動さ
せて閃光撮影を行うようにした赤目防止制御装置に適用
される。そして、主閃光装置の発光後、この発光により
縮小した瞳孔が次の主閃光装置の発光による赤目を防止
し得る程度に縮小している時間内では赤目防止用発光装
置の作動を禁止し、時間経過後は、主閃光装置の発光に
先立って赤目防止用発光装置を作動せしめる制御手段を
具備し、これにより上記問題点を解決する。
E.作用 通常は主閃光発光に先立って赤目防止照射光の照射が
行われるが、主閃光発光により縮小した瞳孔が次の主閃
光発光による赤目を防止し得る程度に縮小している時間
内では、赤目防止用照射光の照射が禁止される。
F.実施例 −第1の実施例− 第2図〜第9図に基づいて本発明の第1の実施例を説
明する。
全体構成を示す第2図において、CPU1には信号伝達ラ
インBL1によってレンズ駆動回路2,焦点検出回路3,測光
回路4およびカメラ制御回路5が接続されている。焦点
検出回路3は、例えばCCD等から成る一対の受光素子を
有し、撮影レンズREおよび不図示の一対のレンズを介し
てこれらの受光素子上に一対の被写体像を形成し、それ
ぞの受光素子からの電気信号に基づいて被写体の結像面
と予定結像面とのずれ量およびその方向を表わす焦点検
出信号をCPU1に出力する。測光回路4は、被写体からの
光を受光する受光素子を有し、この受光素子の出力を測
光データとしてCPU1に出力する。
カメラ制御回路5には、絞り,シャッタ等の露出制御
装置6および液晶表示器等の表示装置7が接続されてい
る。このカメラ制御回路5は、CPU1からの指令により例
えば露出値やシャッタスピード等の撮影に関する情報を
表示装置7にて表示するとともに、露出制御装置6を駆
動して撮影を行なう。
レンズ駆動回路2にはフォーカシングレンズ8を駆動
するモータ9が接続され、CPU1からのレンズ駆動信号に
よりモータ9を駆動制御してフォーカシングレンズ8を
駆動することによりフォーカシングを行う。ここで、レ
ンズ駆動信号は、上述の焦点検出信号に基づいてCPU1に
て形成される信号である。
また、CPU1には、外付けの電子閃光装置10およびこの
電子閃光装置10に一体に形成された赤目防止用発光装置
11が接続されている。電子閃光装置10は、発光素子とし
てのキセノン管Xe1、このキセノン管Xe1発光用の充電電
荷を蓄えるメインコンデンサ10a、このメインコンデン
サ10aを充電する充電回路10bおよびキセノン管Xe1の発
光開始,終了を制御する発光回路10cを有する。充電回
路10bはメインコンデンサ10aの充電が完了し、キセノン
管Xe1の発光が可能になると充電完了信号をCPU1に出力
する。この充電完了信号が入力されるとCPU1は、後述す
る全押しスイッチSW2のオンに伴って発光開始信号を発
光回路10cに出力する。これに応答して発光回路10bは、
メインコンデンサ10aの充電電荷をキセノン管Xe1に供給
してキセノン管Xe1の発光を開始させる。また、発光中
にCPU1から発光停止信号が発光回路10cに入力される
と、キセノン管Xe1に供給される充電電荷を断ちキセノ
ン管Xe1の発光を停止させる。キセノン管Xe1の発光量は
調光回路12で測光され、調光用測光データとしてCPU1に
入力される。
赤目防止用発光装置11は、人間の眼の瞳孔を縮小せし
める光を照射するキセノン管Xe2と、コンデンサ11aと、
その充電回路11bと、発光開始を制御する発光回路11cと
を有し、CPU1から作動信号が発光回路10cに入力される
とキセノン管Xe2が発光して、いわゆるプリ照射を行
う。
さらに、CPU1には、図示せぬレリーズ釦の操作に連動
したレリーズスイッチSWが接続されている。このレリー
ズスイッチSWはスイッチSW1,SW2から構成され、レリー
ズ釦が半押し状態でスイッチSW1がオンし、全押し状態
でスイッチSW2がオンする。CPU1はスイッチSW1がオンす
ると、上述の焦点検出回路3および測光回路4を作動せ
しめ、焦点検出回路3から入力される焦点検出信号から
被写体までの距離D(第8図)を演算するとともに、フ
ォーカシングレンズ8を合焦位置に導くためのレンズ駆
動量を演算する。次いでこのレンズ駆動量に基づいてフ
ォーカシングレンズ8を合焦位置に駆動するためレンズ
駆動回路2にレンズ駆動信号を出力する。またスイッチ
SW1のオンにより測光回路4からの測光データに基づい
て被写体輝度Bを演算する。その後スイッチSW2がオン
されると、カメラ制御回路5を介して露出制御装置6を
駆動して撮影を行い、このとき例えば被写体輝度Bが所
定値より低い等、閃光撮影の条件下では電子閃光装置10
を作動せしめる。
またCPU1は、閃光撮影時、演算された被写体距離Dお
よび被写体輝度Bに基づいて、後述するように赤目現象
が発生する撮影条件か否かを判定し、赤目が発生する撮
影条件であると判定されると赤目判定信号を出力して赤
目防止モードを設定する。
赤目防止モードに設定されると、CPU1は、半押しスイ
ッチSW1がオンされている間は、第9図(a)に示すよ
うに所定時間間隔T(例えばT=1.3秒)で赤目防止用
発光装置11を繰り返し作動せしめ、極短時間のパルス発
光によるプリ照射を行う。
ここで、第9図(b)は、順次のプリ照射による瞳孔
の大きさの時間変化を示している。第1回目のプリ照射
により縮小した瞳孔は、通常は第9図(b)に破線で示
す如く再び拡大してゆくが、赤目が発生する程度に瞳孔
が拡大する前に第2,第3のプリ照射を行えば、このプリ
照射により再び瞳孔が縮小される。このようなプリ照射
をレリーズ釦が半押しされているときに繰り返し行うこ
とにより、瞳孔は赤目が発生しない程度に縮小した状態
に保たれる。
なお、周囲の明るさが高い程瞳孔は縮小しているた
め、プリ照射後から赤目が発生しない程度に瞳孔が縮小
するのに要する時間は短かくなる。したがって、プリ照
射により瞳孔は暗いとき以外に縮小し、このため瞳孔が
再び赤目が発生する程度に拡大するまでの時間は相対的
に長くなる。したがって、第9図(a)の所定時間間隔
Tは、赤目が発生しない程度に瞳孔を縮小した状態に保
持するために必要な最長時間となるように、被写体輝度
Bに基づいて制御することが望ましい。これによれば、
不必要なプリ照射を防ぐことができ、プリ照射のための
電力消費を抑制できる。
その後CPU1は、スイッチSW2のオンに応答してカメラ
制御回路5を介して露出制御装置6を駆動せしめるとと
もに、発光回路10cに発光開始信号を出力する。
次に、第3図〜第7図のフローチャートに基づいてCP
U1による制御の手順を説明する。
半押しスイッチSW1がオンすると第3図,第4図に示
すプログラムが起動され、まず第3図のステップS1でメ
モリを初期値にリセットするとともに、各回路をリセッ
トする。これにより、焦点検出回路3および測光回路4
はそれぞれの受光素子の検出結果を電気信号に変換して
CPU1に入力する。次いで、ステップS2で焦点検出回路3
からの焦点検出信号を読み込み、ステップS3で被写体距
離Dを演算してステップS4に進む。
ステップS4では、上述の焦点検出信号により得られる
像ずれ量およびずれ方向から、フォーカシングレンズ8
を合焦位置に導くためのレンズ駆動量を演算し、ステッ
プS5でレンズ駆動回路2にレンズ駆動信号を出力して、
モータ9によりフォーカシングレンズ8を合焦位置に移
動する。
次にステップS6で測光回路4からの測光データを読み
込み、ステップS7でこの測光データに基づいて被写体輝
度Bを演算するとともに、第4図のステップS8でこの被
写体輝度BとISO感度とからシャッタスピードおよび絞
り値を演算する。これらのシャッタスピードおよび絞り
値は、ステップS9でカメラ制御回路5に出力され、カメ
ラ制御回路5は、これらの値を表示装置7にて表示す
る。
次にステップS10に進み、電子閃光装置10を使用する
撮影か否かを判定する。これは例えば、不図示の電子閃
光装置使用禁止スイッチによって電子閃光装置10の使用
が禁止されているか否か、あるいは被写体輝度Bの高低
に基づく電子閃光装置10使用の必要性の有無により判断
される。ステップS10が肯定されるとステップS11へ進
み、否定されるとステップS14で赤目防止モードを解除
してステップS2に戻る。
ステップS11では、充電回路10bから充電完了信号が出
力されているか否かにより、電子閃光装置10のメインコ
ンデンサ10aの充電が完了したか否かを判定する。充電
回路10bから充電完了信号が出力されておりステップS11
が肯定されるとステップS12に進み、充電完了信号が未
出力でありステップS11が否定されるとステップS14に進
む。
ステップS12では、赤目が発生する撮影条件か否かを
判定する。この実施例では被写体距離Dおよび被写体輝
度Bに基づいて以下のように赤目発生の可能性が判断で
きる。
第8図に示すように、瞳Pが写真上に写し込まれる場
合、瞳Pが撮影レンズREとキセノン管Xe1とを見込む角
度、すなわち瞳Pおよび撮影レンズREの中心を通る直線
l1と、瞳Pおよび電子閃光装置10のキセノン管Xe1の中
心を通る直線l2とのなす角度θが約2度以下になると赤
目が多く発生する。今、撮影レンズREとキセノン管Xe1
の各光軸間距離をHとすると、角度θは、 tanθ=H/D で表わされ、この式より被写体距離Dは、 D=H/tanθ …(1) で表わすことができる。したがって、例えば撮影レンズ
REと電子閃光装置10のキセノン管Xe1の光軸間距離Hを
0.1mとし、θ=2度以下で赤目が発生するものと規定し
た場合、赤目は、被写体距離Dがほぼ、 D=28.6×0.1m=2.86m 以上で発生すると考えることができる。したがって、
(1)式で求めた被写体距離Dを赤目発生の撮影条件を
判定する基準値として用いることができる。
一方、被写体輝度が所定基準を超えるほどに高いとき
は瞳孔が閉じているため、赤目現象はほとんど発生しな
い。これは換言すると、被写体輝度が人間の瞳孔が赤目
を引き起こすほどに大きくなるような所定基準値以下で
赤目が発生すると言うことができる。
以上から本実施例では、検出される被写体距離Dが基
準値である2.86m以上で、かつ被写体輝度Bが所定基準
値以下の場合には赤目が発生するものと判断するように
し、ステップS12でこれらの条件が満たされればステッ
プS13に進み、満たされなければステップS14に進む。な
お、上述の距離Hは、例えば電子閃光装置10側からキセ
ノン管Xe1の高さ位置に応じた信号がカメラ側に入力さ
れることによりCPU1内で算出される。
ステップS13では赤目防止モードを設定し、次いでス
テップS15に進む、ステップS15では赤目防止用発光装置
11に作動信号を出力してキセノン管Xe2を発光させ、い
わゆるプリ照射を行う。その後、ステップS16におい
て、ステップS15における赤目防止用発光装置11の作動
から所定時間Tが経過したか否かを判定する。これは、
キセノン管Xe2への発光開始指令と同時にタイマを作動
せしめるなどして計時される。肯定判定されるとステッ
プS2に戻ってステップS2以降の処理を繰り返し、否定判
定されると肯定判定されるまでステップS16に留まり、
その後ステップS2に戻る。この繰り返しにより、レリー
ズ釦の全押しによりスイッチSW2がオンするか、半押し
操作解除によりスイッチSW1がオフするまでは、所定時
間間隔Tで赤目防止用のプリ照射が行われる。
この状態で全押しスイッチSW2(第2図)がオンする
と第5図〜第7図に示す割り込みルーチンが起動され、
まず第5図のステップS21で赤目防止モードが設定され
ているか否かを判定する。肯定判定されるとステップS6
1に進み、半押し時のプリ照射の回数を判定する。1回
と判定されるとステップS23に進み、2回以上と判定さ
れるとステップS23をジャンプしてステップS24に進む。
ステップS23に進むと、被写体の瞳孔開口が最小となる
時間(例えば0.75秒)が半押しスイッチSW1オン時の最
後のキセノン管Xe2の発光後経過したか否かを判定す
る。否定判定されると肯定判定されるまでステップS23
に留まり上述の遅延時間を待ち、肯定判定されるとステ
ップS24に進む。ステップS24では、カメラ制御回路5を
介して絞りを駆動し、次いでステップS25でメインミラ
ーをアップさせ、ステップS26でシャッタ先幕を走行さ
せる。その後、第6図のステップS27で電子閃光装置10
使用の有無を判定する。
ステップS27が否定されるとステップS31に進み、所定
のシャッタ開時間が経過したか否かを判定する。ステッ
プS31が否定されると、肯定されるまでステップS31に留
まり所定のシャッタ開時間を待ち、肯定されるとステッ
プS34でシャッタ後幕を走行させ、ステップS35でメイン
ミラーをダウンさせ処理を終了させる。
ステップS27が肯定されるとステップS28へ進み、シャ
ッタが全開したか否かを判定する。ステップS28が否定
されると、肯定されるまでステップS28に留まりシャッ
タの全開を待ち、肯定されるとステップS29で電子閃光
装置10の発光回路10cに発光開始信号を出力してキセノ
ン管Xe1の発光を開始させる。その後ステップS30に進
み、シャッタ開時間がシンクロ同調秒時になったか否か
を判定し、肯定されるとステップS34に進む。
ステップS30が否定されるとステップS32へ進み、キセ
ノン管Xe1の発光量が所定値になったか否かを判定す
る。これは、上述した調光回路12で側光されてCPU1に入
力される測光データに基づいて行われる。ステップS32
が否定されるとステップS30に戻り、肯定されるとステ
ップS33で発光回路10cに発光停止信号を出力し、キセノ
ン管Xe1の発光を停止させる。その後処理はステップS34
に進む。これにより眼の瞳孔が最小になったときに閃光
撮影が行われるので赤目の発生が防止される。
以上の手順によれば、レリーズ釦が半押し操作されて
いる間に所定時間間隔Tでプリ照射が2回以上行われる
と、その後の全押し操作により直ちに閃光撮影動作が行
われる。このため全押し操作後のシャッタレリーズの遅
れがなく、シャッタチャンスを逃すことが防止される。
また、半押し操作後直ちに全押し操作が行われる場合に
は、半押し操作に連動して赤目防止用発光装置11が発光
してから0.75秒後に電子閃光装置10が発光して閃光撮影
が行われるから、従来のように全押し後にプリ照射を行
い、その0.75秒後に電子閃光装置10を作動させて閃光撮
影を行う場合に比べて、シャッタレリーズのタイミング
が早くなりシャッタチャンスを逃す確率が低くなる。
−第2の実施例− 第10図〜第12図に基づいて本発明の第2の実施例を説
明する。
本実施例の赤目防止制御装置を構成するCPU1(第2
図)は、閃光撮影の条件下においては、レリーズ全押し
に伴って赤目防止用発光装置11によるプリ照射を行い、
その後0.75秒経過したら電子閃光装置10による本発光を
伴うシャッタレリーズを行う。また、CPU1は、本発光に
伴って所定時間(例えば1.3秒)の計時を行い、前回の
閃光撮影時の本発光に伴う計時時間中に次の閃光撮影を
行う場合には、主発光に先立つ赤目防止用発光装置11の
作動を禁止し、この間にレリーズ釦が全押しされると直
ちに閃光撮影を行う。ここで、上述の所定時間中は、前
回の閃光撮影時の本発光により被撮影者の瞳孔は、赤目
が発生しない程度に縮小された状態に保たれている。な
お、この所定時間が経過した後の次回の閃光撮影時に
は、本発光を伴うシャッタレリーズに先立ってプリ照射
を行う。
次に、第10図〜第12図のフローチャートによりCPU1に
よる制御の手順を説明する。なお第4図〜第6図と同様
なステップには同一の符号を付す。
第10図において、ステップS12で赤目発生が判定され
るとステップS13で赤目防止モードを設定し、その後ス
テップS2に戻り、ステップS2以降の処理を繰り返す。す
なわち、本実施例では、レリーズ釦の半押し操作時には
赤目防止用発光装置11によるプリ照射は行われない。そ
の後、全押しスイッチSW2がオンすると第11図のプログ
ラムが起動され、ステップS21で赤目防止モードの設定
が判定されると、ステップS51で前回の閃光撮影時にお
ける主発光から1.3秒が経過しているか否かを判定す
る。ステップS51が肯定されるとステップS22に進み、赤
目防止用発光装置11のキセノン管Xe2を発光させてプリ
照射を行い、その後ステップS23で瞳孔が縮小するのに
要する時間(0.75秒)を待ち、その後ステップS24以下
の撮影処理を行う。また、ステップS51が否定される
と、すなわち前回の本発光から所定時間が経過していな
い場合は、赤目防止用発光装置11を作動させずにステッ
プS24に進む。さらに、第12図に示すようにステップS29
でキセノン管Xe1を発光させた後、上述したように本発
光後の所定時間1.3秒をモニタするため、ステップS52で
所定時間の計時を開始する。
以上によれば、前回の閃光撮影時における本発光から
所定時間が経過していないうちに再び閃光撮影を行う場
合には、本発光に先立つ赤目防止用のプリ照射が行われ
ないので、不要なプリ照射によるシャッタレリーズの遅
れが防止され、シャッタチャンスを逃すことが防止され
る。また、電池の無駄な消耗も防止される。
−変形例− なお、以上では、被写体距離Dが(1)式で与えられ
る値以上でかつ被写体輝度が所定値以下の場合に赤目が
発生する撮影条件であると判定するようにしたが、例え
ば、上記の条件の少なくともいずれか一方が満たされる
と赤目が発生する蓋然性が高いので、赤目発生の撮影条
件であると判断するようにしてもよい。また、赤目発生
の有無を判断せず、閃光撮影時には必ず赤目防止モード
が設定されるようなカメラにも本発明を適用できる。
さらに、外付けの電子閃光装置を装着した例を示した
が、電子閃光装置を内蔵するカメラに本発明を適用でき
る。さらにまた、電子閃光装置は、被写体が暗いときに
自動的に作動される例を示したが、手動操作により電子
閃光装置の使用の有無を指示しておきレリーズ操作に連
動して発光を行うものでもよい。
また、本実施例では、人間の瞳孔が開いているかどう
かの明るさ情報を得る手段として、被写体輝度Bを測定
する方法をとっているが、被写体輝度B以外にも被写体
の正対している方向(すなわちカメラの背後)の明るさ
や、被写体を含む広い撮影環境の明るさを測定するもの
であってもよい。
G.発明の効果 本発明によれば、主閃光発光により縮小した瞳孔が次
の主閃光発光による赤目を防止し得る程度に縮小してい
る時間内では、赤目防止用照射光の照射を禁止するよう
にしたので、不要な赤目防止用照射光の照射が回避で
き、シャッタチャンスを逃すことが少なくなるととも
に、電源電池の無駄な消耗が抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図〜第9図は本発明の第1の実施例を示し、第2図
は本発明に係るカメラの赤目防止制御装置のブロック
図、第3図〜第7図はそれぞれ処理手順を示すフローチ
ャート、第8図は赤目現象が発生する撮影条件を説明す
る説明図、第9図(a)は赤目防止用のプリ照射の発光
タイミングを示すタイムチャート、第9図(b)はこの
プリ照射による瞳孔径の時間変化をを示す図である。 第10図〜第12図は本発明の第2の実施例を示すフローチ
ャートである。 1:CPU 5::カメラ制御回路 10:電子閃光装置 11:赤目防止用発光装置
フロントページの続き (72)発明者 横沼 則一 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (72)発明者 匝瑳 俊雄 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人間の瞳孔を縮小する赤目防止用照射光を
    照射する赤目防止用発光装置を備え、閃光撮影の条件下
    では、前記赤目防止用発光装置を発光させた後に被写体
    照明用の主閃光装置を作動させて閃光撮影を行うように
    した赤目防止制御装置において、 主閃光装置の発光後、この発光により縮小した前記瞳孔
    が次の主閃光装置の発光による赤目を防止し得る程度に
    縮小している時間内では赤目防止用発光装置の行動を禁
    止し、該時間経過後は、前記主閃光装置の発光に先立っ
    て前記赤目防止用発光装置を作動せしめる制御手段を具
    備することを特徴とする赤目防止制御装置。
JP63088757A 1988-03-16 1988-04-11 赤目防止制御装置 Expired - Lifetime JP2546213B2 (ja)

Priority Applications (21)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63088757A JP2546213B2 (ja) 1988-04-11 1988-04-11 赤目防止制御装置
US07/974,781 US5317361A (en) 1988-03-16 1992-11-12 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/076,498 US5300970A (en) 1988-03-16 1993-06-15 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/181,967 US5400113A (en) 1988-03-16 1994-01-18 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/483,323 US5640621A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/474,505 US5526090A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/487,891 US5687406A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/475,571 US5682560A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/482,558 US5697002A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/475,440 US5563679A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/476,938 US5822624A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Camera control device and method for preventing red-eye effect
US08/476,944 US5682561A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/475,560 US5508780A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/475,839 US5543888A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/478,777 US5537183A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/483,963 US5717963A (en) 1988-03-16 1995-06-07 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/697,681 US5720038A (en) 1988-03-16 1996-08-28 Control device and method for preventing red-eye effect
US08/708,882 US5664241A (en) 1988-03-16 1996-09-05 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/714,520 US5630182A (en) 1988-03-16 1996-09-16 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/883,311 US5815749A (en) 1988-03-16 1997-06-26 Control device for preventing red-eye effect on camera
US08/889,874 US5950023A (en) 1988-03-16 1997-07-08 Control device for preventing red-eye effect on camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63088757A JP2546213B2 (ja) 1988-04-11 1988-04-11 赤目防止制御装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6866096A Division JP2713284B2 (ja) 1996-03-25 1996-03-25 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01260425A JPH01260425A (ja) 1989-10-17
JP2546213B2 true JP2546213B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=13951755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63088757A Expired - Lifetime JP2546213B2 (ja) 1988-03-16 1988-04-11 赤目防止制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546213B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2907287B2 (ja) * 1988-12-09 1999-06-21 オリンパス光学工業株式会社 閃光発光装置
JP2837891B2 (ja) * 1989-10-30 1998-12-16 オリンパス光学工業株式会社 撮影装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589130A (ja) * 1981-07-09 1983-01-19 Canon Inc 閃光装置
JPS5848088A (ja) * 1981-09-17 1983-03-19 Ricoh Co Ltd ホログラム乾板を処理する方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589130A (ja) * 1981-07-09 1983-01-19 Canon Inc 閃光装置
JPS5848088A (ja) * 1981-09-17 1983-03-19 Ricoh Co Ltd ホログラム乾板を処理する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01260425A (ja) 1989-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0743603A (ja) 自動焦点調節カメラ
JP2001005060A (ja) 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ
JP2546213B2 (ja) 赤目防止制御装置
JP2550385B2 (ja) 赤目防止制御装置
JP2569444B2 (ja) 赤目防止制御装置
US5233374A (en) Red eye prevent control device in an automatic focus adjustment camera and red eye prevent photographing method involving automatic focus adjustment
JP2882347B2 (ja) カメラ
JP2839002B2 (ja) カメラ
JP2550383B2 (ja) カメラの赤目防止制御装置
JPH0722664Y2 (ja) 赤目防止制御装置
JP2541273B2 (ja) 赤目防止制御装置
JP2713284B2 (ja) 照明装置
JPH0720665Y2 (ja) カメラの赤目防止制御装置
JPH0712980Y2 (ja) 赤目防止制御装置
JPH10142685A (ja) 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ
JP2629799B2 (ja) 赤目防止制御装置
JP2855700B2 (ja) 赤目防止機能を有する自動焦点調節カメラおよび自動焦点調節を伴う赤目防止撮影方法
JPH0720666Y2 (ja) 赤目防止制御装置
JP2756343B2 (ja) カメラ及びカメラに適用される制御装置
JP2527681Y2 (ja) カメラのタイム露出制御装置
JP2595186Y2 (ja) カメラの赤目防止制御装置
JP4428882B2 (ja) カメラ
JPH11174543A (ja) カメラシステム
JP2774659B2 (ja) 赤目現象防止のための装置
JP2778005B2 (ja) 赤目現象防止のための装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 12