JP2774332B2 - 閃光発光装置 - Google Patents

閃光発光装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は閃光発光装置、詳しくはストロボによる閃光
発光撮影時に被写体の目が赤く写る、所謂赤目現象を軽
減する閃光発光装置に関する。
[従来の技術] 人物や動物を被写体とし、ストロボを発光させて閃光
同調撮影を行なった場合、撮像レンズ光軸とストロボの
閃光放電管の中心との距離が近いと、被写体の眼が赤色
に写る赤目現象を生じることは既に周知である。
従って、この赤目現象が生じないように防止する手段
として、露光のための閃光発光に先立ち一定時間幅の閃
光発光を複数回行なわせるようにしたストロボ装置が特
願平1−22115号(特開平2−201430号公報)で提案さ
れている。即ち、第10図に示すように、レリーズスイッ
チがオンされると、先ず複数個の閃光発光パルス列P1,P
2,……,Pnからなる赤目防止用プリ発光を行う。この場
合の上記発光パルス列P1,P2,……,Pnは同じパルス幅、
つまり同一発光量となっている。次いで、セクタ波形St
に示されるシャッタ動作に対応して露光のための閃光発
光信号Ptが出力されるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、露光のための閃光発光に先立ち、一定時間
幅の、つまり等しい発光量の閃光発光を複数回行なわせ
る上記特願平1−22115号(特開平2−201430号公報)
に開示された技術手段により、赤目のない、または目立
たない写真が撮れるようになったが、反面プリ発光をす
ることにより被写体となる人物が眩しそうに顔を歪めた
表情をしたり、目を細めたり、最悪の場合は目を閉じて
しまうことがあった。一方、そういったことを防ぐため
に赤目防止用プリ発光の光量を低くすると赤目現象を軽
減する効果が低下してしまうことになる。
そこで、本発明の目的は、上述の不具合を解消し、赤
目防止用プリ発光による被写体への悪影響を軽減させた
閃光発光装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の閃光発光装置は、シャッタレリーズ部材の動
作に応じて瞳孔収縮用の複数回の閃光発光動作を行った
後にシャッタを開閉させ、該シャッタの開閉中に露光用
の閃光発光動作を行なう閃光発光装置において、上記瞳
孔収縮用の複数回の閃光発光動作の、各々の発光光量を
漸増させることを特徴とするものである。
[作 用] この閃光発光装置では、複数回の赤目防止用プリ発光
の発光光量を漸増させるように瞳孔収縮用の閃光発光光
量を制御しているから急激に目に強い光を与えることな
く、赤目を防止することができる。
[実 施 例] 以下、図示の実施例により本発明を説明する。先ず、
本発明の実施例を説明するに先立って、第2,3図により
赤目防止ストロボを具備したカメラの一般的な構成を、
また、第4図によりストロボ回路の一例を、それぞれ説
明する。
第2,3図は、赤目防止ストロボを具備したカメラにお
けるその要部のブロック系統図である。図において、カ
メラ本体に内蔵されたカメラ内各回路の動作シーケンス
を司るCPU1には、測光回路101,表示手段102,ストロボ2,
モード設定手段3,シャッタ制御手段4,測距回路5,レンズ
駆動手段6がそれぞれ接続されている。更に、このCPU1
には図示しないレリーズ釦の1段押しでオンとなる第1
スイッチSW1と2段押しでオンとなる第2スイッチSW2と
がそれぞれ接続されている。
また、上記CPU1にストロボ2を接続するにあたって
は、第3図に示すように、ストロボ2のメインコンデン
サの出力電圧を、抵抗R1,R2,コンデンサC1からなる分圧
回路で分圧してCPU1のA/D入力ポートI1へ入力するよう
になっている。更に、このCPU1にはE2PROM103が接続さ
れている。
さて、図示しないレリーズ釦の1段押しにより第1ス
イッチSW1がオンすると、CPU1はまず測光回路101、測距
回路5を動作させて、それぞれの回路から得られた測光
情報および測距情報を取り込んでCPU内のRAMに記憶す
る。モード設定手段3によりカメラおよびストロボ2が
通常発光モード(瞳孔収縮用のプリ発光を行なわないモ
ード)に設定されると、予じめ設定された値、例えば撮
影レンズ光軸とストロボ閃光発光管との間の距離と、測
距回路5からの被写体距離と、から赤目が発生する条件
か否かを演算し、赤目発生の可能性があると判断されれ
ば、表示手段102により赤目警告を行わせる。
赤目警告が表示されなかった場合には、更にレリーズ
釦を押下して第2スイッチSW2をオンさせ、これによっ
てレンズ駆動手段6,シャッタ制御手段4,ストロボ2がそ
れぞれ動作して通常の撮影動作が行われる。一方、赤目
警告表示が出された場合には、モード設定手段3により
赤目防止モードに切換える。この場合、第2スイッチSW
2がオンした時点からシャッタ制御手段4が動作するま
での間に赤目防止用の閃光発光パルスが複数回送出され
る。
一方、ストロボ2の充電についてみると、第3図に示
すように、ストロボ2のメインコンデンサの電圧と等価
な電圧を、抵抗R1,R2で分圧し、CPU1のA/D入力ポートI1
に入力してディジタル信号に変換する。このディジタル
信号の値が予め設定された値に達すると、CPU1は、その
出力ポートO1の論理レベルをL→Hにすることにより、
ストロボ2のDC/DCコンバータの動作を停止させるよう
になっている。また、充電途中でレリーズ釦の2段押し
がされたとCPUが判断すると、未充電があっても充電を
停止する。その後充電完了もしくは充電未完であるが発
光可ならば、プリ発光,レンズ駆動,シャッタ開,本発
光,シャッタ閉,巻上,再充電を行うことになる。とこ
ろで、抵抗R1,R2の抵抗値のバラツキ補正は、E2PROM103
に補正データとして格納し、これによって充電電圧を正
確に設定するようになっている。以上が赤目防止ストロ
ボを具備したカメラの一般的な構成である。次に、上記
第2,3図に示すストロボ2の回路の一例を第4図により
説明する。
第4図は、このカメラシステムにおけるストロボ2と
CPU1との接続、およびストロボ回路の一例を示す回路図
である。図において、レリーズ釦の2段押しに伴ない第
2スイッチSW2がオンすると、CPU1の出力ポートO1に出
力される信号がH→Lになる。すると、ストロボ回路の
トランジスタQ103が抵抗R103を介してオンとなり、これ
によってトランジスタQ101,Q102,抵抗R101,R102,昇圧ト
ランスT101が図示のように接続されて構成された周知の
DC/DCコンバータ回路の発振動作が行われて、メインコ
ンデンサC101への充電がダイオードD101,D102を介して
行なわれる。
抵抗R1,R2,コンデンサC1は、メインコンデンサC101と
ほぼ同様の電圧を分圧し、CPU1のA/D入力ポートI1に入
力する。これにより、CPU1は何時でもその時点のメイン
コンデンサC101の充電電圧をモニタすることができる。
ここで、メインコンデンサC101,トリガ用トランスT102,
コンデンサC103,抵抗R109,IGBT(Insulated Gate Bipol
ar Transistor)Q104は、Xe管22のトリガ回路を形成し
ている。このIGBTQ104は、ゲートの電圧がHかLかによ
り、瞬時に大電流を制御できる素子である。
次に、Xe管22の発光制御回路について説明する。抵抗
R104,R105,R109,IGBTQ104,コンデンサC102,ダイオードD
104は、倍電圧回路、即ち、発光時にXe管22の両端アノ
ード(A)−カソード(K)間にメインコンデンサC101
の両端電圧の2倍の電圧を印加することにより、Xe管22
の発光開始電圧を低く押えるものである。トランジスタ
Q105,Q106,Q107,Q108は、CPU1の出力ポートO2からの発
光信号を受けて、IGBTQ104のゲートの制御を行なってい
る。ダイオードD103,抵抗R110,定電圧ダイオードZD,コ
ンデンサC104は、IGBTQ104のゲート電圧を発生させるた
めの電源回路である。
抵抗R108にCPU1の出力ポートO2からの発光信号が印加
されないと、トランジスタQ108,Q107,Q106はオフとなっ
ていて、IGBTQ104のゲートはバイアスされていない。一
方、CPU1の出力ポートO2より発光信号が印加されると、
トランジスタQ108,Q107,Q106がオンし、トランジスタQ1
05がオフとなるから、抵抗R106を通じてIGBTQ104のゲー
トがHにバイアスされる。コンデンサC103は、抵抗R104
を通じて予めメインコンデンサC101の両端電圧にチャー
ジされており、またコンデンサC102も同じように抵抗R1
04,R105,R109を通じてメインコンデンサC101の両端電圧
に予めチャージされている。
IGBTQ104がオンすると、コンデンサC103の電荷はIGBT
Q104を通じてトリガ用トランスT102の一次側に放電さ
れ、これによって同トランスT102の二次側に高圧を発生
させ、Xe管22を励起させる。同時に、コンデンサC102を
通じてXe管22のカソード(K)を−VC101に引き下げ、
その結果、Xe管22のアノード(A)−カソード(K)間
には2×VC101の電圧が印加されることになり、Xe管22
の発光が容易になる。そして、Xe管22が発光を開始する
と、その発光電流はC101→Xe管22→D104→C101と放電し
て、Xe管22の発光が行なわれる。その後、CPU1の出力ポ
ートO2から出力される発光信号がLレベルになると、ト
ランジスタQ108,Q107,Q106がオフし、同時にトランジス
タQ105がオンする。よって、IGBTQ104のゲートはトラン
ジスタQ105でショートされ、IGBTQ104がオフとなる。従
って、コンデンサC103にはXe管22を通じて、一瞬のうち
に電荷がチャージされ、同時にXe管22はその発光を停止
する。そして、次の発光の準備がこの発光と同時に終了
する。即ち、本回路は、IGBTQ104で発光のトリガ回路
と、倍電圧回路と、発光のメインスイッチ素子との3つ
の機能を兼ね備えた回路となっている。なお、以上の回
路の一部は本出願人による特願昭63−311619号(特開平
2−157733号公報)に詳述されている。
以上が、このカメラシステムにおける、ストロボ回路
の一例である。次に、本発明の第1実施例を第1図,第
5〜7図により説明する。本発明は複数個の閃光発光パ
ルス列からなる赤目防止用プリ発光の光量を漸増させる
ようにしたものであるが、光量を漸増するパルス列を作
るのに、この第1実施例ではパルス列のパルス幅をCPU
による演算でソフト的に漸増させるようにしている。
第1図は本発明の第1実施例を示す閃光発光装置のフ
ローチャートである。まず1stレリーズ、即ち、レリー
ズ1段押しに伴ないステップS1,S2で測光、測距動作を
行い、それぞれのデータをCPU内に一旦記憶する。これ
らの記憶データとカメラの固有データ(例えば撮影レン
ズ光軸と閃光発光管との間の距離、赤目が発生しない
か、またはしにくい明るさB)とから赤目が発生する条
件か否かの演算、表示をステップS3で行う。このステッ
うS3における“赤目演算表示”の処理の詳細は第5図に
示されている。
即ち、第5図において、ステップS31で測光回路から
の出力Bvと上記明るさBとを比較し、Bv>Bなら瞳孔が
既に十分収縮している、即ち赤目が発生しないと判断し
て警告表示は行わない。一方、Bv<BならステップS32
に進んでストロボを発光させるモードになっているか否
かのモードチェックを行い、非発光モードならやはり警
告表示を行わないし、発光モードならステップS33に進
む。このステップS33では、被写体距離データdと予め
設定されている距離Aとを比較し、d<Aなら赤目が発
生しないと判断して警告表示を行なわない。また、d>
AならステップS34に進んで“赤目防止モード”か否か
をチェックし、赤目防止モードになっていなければステ
ップS35に進んで赤目発生の警告表示を行なう。
ところで、ストロボ光の及ぶ距離に限界があることを
考慮すると、上記ステップS33のようにd>Aのとき常
に警告表示を出してしまうのではなく、第6図のステッ
プS43に示すように C>d>A と制限しても良い。ここでCはカメラ固有の固定データ
である。これらの演算のし方については、本出願人が先
に出願した特願昭63−298850号(特開平2−144528号公
報)に詳述してあるので詳細な説明は省略するが、具体
的には以下の如き数値である。
ここで、X1:ストロボ発光管の中心と撮影 レンズ光軸との間の距離 f:撮影レンズの焦点距離 再び、第1図に戻り、ステップS4で1stレリーズがオ
ンか否かを判断し、1stレリーズがオンでなければ、撮
影者が撮影動作を中断したと考えられるからリターンす
る。また、1stレリーズが引続いてオンなら、ステップS
5に進んで2ndレリーズがオンが否かを判断し、オフなら
上記ステップS4,S5を繰返し実行しながら2ndレリーズが
オンになるまで待機する。2ndレリーズがオンになれば
ステップS6に進んで赤目が発生する条件、つまり1stレ
リーズ後の演算結果を確認し、赤目発生条件下になけれ
ばステップS9に進んで合焦位置までレンズ駆動し、更に
ステップS18のシャッタ開以下に進む。一方、上記ステ
ップS6で赤目発生条件下にあれば、ステップS7に進んで
“赤目防止モード”か否かを判断し、赤目防止モードで
なければ、上記ステップS9に進む。一方、赤目防止モー
ドならステップS8に進んで“レンズ駆動”した後、ステ
ップS10〜S17により発光間隔Tc、発光時間幅twの閃光発
光を繰返し実行する。このステップS10〜S17は、本発明
のポイントなので以下詳細に説明する。
即ち、従来はこの発光時間幅twを、プリ発光の1発目
から最後まで同じ時間幅にしていたが、本発明では、第
7図に示すように1発目の発光パルスの時間幅T1は非常
に狭い時間幅になっているが、2発目,3発目の発光パル
ス時間幅T2,T3を漸増させるように、従って最後の発光
パルスの時間幅Tnは非常に大きな値にしている。
先ず、ステップS10でCPU1に内蔵されているtiタイマ
をスタートさせてステップS11に進む。このステップS11
では閃光発光パルス列の番号を格納する変数jを1にセ
ット、つまり1発目の閃光発光パルスを指定してステッ
プS12に進む。このステップS12ではtiタイマをリセット
して0にした後、同tiタイマをスタートさせる。そし
て、ステップS13に進んで上記閃光発光パルス列の番号
jと、予めCPU内に設定されている定数Ta,Tbから tw=Ta+j×Tb 但しj=1 になるような閃光発光パルス幅twを決定し、1発目のプ
リ発光を行なう。上式によれば、1回目のプリ発光時は tw=Ta+Tb となるが、2回目のプリ発光時は tw=Ta+2Tb となるから、これにより漸増するパルス幅を有するパル
ス列が得られる。そして、ステップS14に進んで、上記t
iタイマによる経過時間が閃光発光パルスの繰返し周期T
cに達するまで待機し、達したらステップS15に進む。こ
のステップS15では、パルス列の番号jが赤目防止用プ
リ発光を行うためのパルス列の全個数nに達したか否か
を判定し、nに達していなければステップS16に進んで
パルス列の番号jに1を加算した上で上記ステップS12
に戻り、上記ステップS12〜S15を繰返し実行する。ま
た、パルス列の番号jが最初の設定した発光パルスの個
数nに達すれば、ステップS17に進んで、tiタイマをス
トップして一連の赤目防止用プリ発光を終了することに
なる。
ところで、上記では、漸増するパルス幅twを、演算式 tw=Ta+j×Tb をCPUで行う例を示したが、これは予めCPU内にテーブル
を持たせておき、 tw=Tj において j→大のとき Tj→大 のようにしてもよい。
このようにして赤目防止用のプリ発光が所定のパルス
数だけ送出されて終了すると、ステップS18に進んでシ
ャッタの開動作が開始され、その後ステップS19に進
む。このステップS19では、撮影用のストロボ発光、つ
まり本発光が行なわれた後、ステップS20に進んでシャ
ッタを閉じ、ステップS21に進む。このステップS21で
は、赤目警告が出されていても出されていなくても、同
警告を解除して初期状態に戻す“赤目警告解除”が実行
された後、ステップS22に進んで次の撮影のための巻上
げが行われてリターンされる。
第8図は、本発明の第2実施例を示す閃光発光装置の
要部回路図で、第9図は、上記第8図における各部の信
号波形を示すタイミングチャートである。複数個の閃光
発光パルス列からなる赤目防止用プリ発光における個々
の閃光発光パルスの発光光量を漸増させるについて、上
記第1実施例ではCPU1のプログラムによりソフト的に行
っていたが、この第2実施例では、プリ発光の発光時間
を漸増させるのにアナログ回路を用いてバード的に行っ
ている。
第8図において、上半分のストロボ充電ならびにスト
ロボトリガ回路は前記第4図で説明したのと全く同じな
ので、同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省
略し、ここでは下半分の赤目防止用プリ発光の発光時間
を漸増させる回路についてのみ説明する。
図示しないレリーズ釦の2段押しでオンする第2スイ
ッチSW2がオンすると、CPU1の出力ポートO3,O4より第9
図(B),(C)に示すような“H"アクティブのパルス
信号が出力される。
第8図において、第1の定電流I3を流す第1の定電流
源23,第1の積分コンデンサC3,およびトランジスタQ3
第1の鋸歯状波発振器を、また、第2の定電流I4が流れ
る第2の定電流源24,第2の積分コンデンサC4,およびト
ランジスタQ4が第2の鋸歯状波発振器を、それぞれ形成
している。上記トランジスタQ3,Q4のベースは、抵抗R11
1,R112を介して、CPU1の出力ポートO3,O4にそれぞれ接
続されている。また、上記積分コンデンサC3,C4のホッ
ト側は、それぞれコンパレータ21の反転入力端と非反転
入力端とにそれぞれ接続され、同コンパレータ21の出力
端がストロボのトリガ回路の抵抗R108に接続されるよう
になっている。
このように構成されたこの第2実施例の動作を第9図
に示すタイミングチャートを用いながら説明する。な
お、第9図のタイミングチャートは前記第1図における
ステップS10以下の動作を示している。レリーズ釦の2
段押しでオンする第2スイッチSW2がオンすると、CPU1
は上記第1実施例と同様に赤目防止のプリ発光をするか
否かの判断を行う。そして、プリ発光が必要なら、CPU1
の出力端子O3,O4を共にHとすることによってトランジ
スタQ3,Q4をそれぞれオンする。すると、コンデンサC3,
C4に蓄えられていた電荷は放電されてコンパレータ21の
反転入力端の電位は接地電位に、非反転入力端の電位は
基準電位VREFになる。ここで、I3=I4としてC3<C4とす
るか、C3=C4としてI3>I4とすれば、タイムチャートに
示すようにCompの電位の上昇l1はCompの電位の上昇
l2より速くなる。そこで、コンパレータ21の出力端か
ら、第9図(E)に示すようにパルス幅、従って発光光
量が漸増するComp outが得られることになる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、複数個の閃光発光
パルス列からなる赤目防止用プリ発光の光量が漸増する
ようにしたため、対象とする被写体の目が徐々に目をな
れさせるので、眩しさが抑えられ、これまでの赤目防止
ストロボのように眩しさに顔が歪んだ写真や目を閉じた
写真とならないという顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示す閃光発光装置のフ
ローチャート、 第2図は、赤目防止ストロボを具備したカメラのブロッ
ク系統図、 第3図は、上記第2図におけるCPUとストロボとの接続
を示す要部ブロック図、 第4図は、上記第2図におけるストロボの内部接続を示
す回路図、 第5図は、上記第1図における赤目演算表示の詳細を示
すフローチャート、 第6図は、上記第5図におけるd>Aの変形例を示すフ
ローチャート、 第7図は、この第1実施例で出力されるストロボ発光信
号のタイミングチャート、 第8図は、本発明の第2実施例を示す閃光発光装置の要
部回路図、 第9図(A),(B),(C),(D),(E)は、上
記第8図における各部の信号波形を示すタイミングチャ
ート、 第10図は、従来の赤目防止用の閃光発光装置における各
部の信号波形を示すタイミングチャートである。 1……CPU 2……ストロボ 3……モード設定手段 4……シャッタ制御手段 21……コンパレータ 22……Xe管(閃光発光管) SW1……第1スイッチ(シャッタレリーズ部材) SW2……第2スイッチ(シャッタレリーズ部材) T1,T2,…,Tn……発光パルスの時間幅 Q104……IGBT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 隆春 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 土田 啓一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 井上 晃 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 博明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−260425(JP,A) 特開 平1−124838(JP,A) 特開 平2−84631(JP,A) 特開 平2−264229(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 15/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッタレリーズ部材の動作に応じて瞳孔
    収縮用の複数回の閃光発光動作を行った後にシャッタを
    開閉させ、該シャッタの開閉中に露光用の閃光発光動作
    を行なう閃光発光装置において、 上記瞳孔収縮用の複数回の閃光発光動作の、各々の発光
    光量を漸増させることを特徴とする閃光発光装置。
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