JP3002057U - 赤目防止装置を有するカメラ - Google Patents

赤目防止装置を有するカメラ

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JP3002057U
JP3002057U JP1994002227U JP222794U JP3002057U JP 3002057 U JP3002057 U JP 3002057U JP 1994002227 U JP1994002227 U JP 1994002227U JP 222794 U JP222794 U JP 222794U JP 3002057 U JP3002057 U JP 3002057U
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JP1994002227U
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Inventor
潔 川野
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レリーズ動作をメカニカルなストローク運動
で行なうタイプのカメラにおいて、ストロボ撮影時の赤
目現象を確実に防止することが可能な赤目防止装置を有
するカメラを提供すること。 【構成】 2段押圧操作式のレリーズ釦16を有し、こ
のレリーズ釦16を1段押圧操作したときプリ発光ラン
プ19を発光させ、レリーズ釦16を2段押圧操作した
とき内蔵ストロボ13を発光させるカメラ10におい
て、レリーズ釦16を1段押圧操作してプリ発光ランプ
19を発光させた時点からの経過時間をカウントするカ
ウンタ回路26;プリ発光ランプ19の発光によって赤
目防止撮影が可能となったことを知らせるLED23;
及び、被写体である人の瞳孔の開口度が最小に近付き、
赤目防止撮影が可能となる所定時間がカウンタ回路26
によってカウントされたとき、LED23を発光させる
作動手段を備えた、赤目防止装置を有するカメラ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ストロボ撮影時の所謂赤目現象を防止するための赤目防止装置を有 するカメラに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
ストロボを内蔵したカメラにおいて、ストロボの発光部が撮影レンズの光軸に 近接しているものでは、人物の撮影時に、所謂赤目現象が生じやすい。この赤目 現象とは、撮影レンズ光軸とストロボ光軸とを近接させた上述のようなカメラを 用いて撮影する場合に、周囲が暗く被写体の瞳孔が比較的開いた状態でストロボ を発光させたとき、瞳孔が瞬時に収縮できずにストロボ光軸がこの瞳孔を通して 眼球内に入射し、眼球内の血管によって赤色光を反射させ、これにより瞳孔部が 赤く写る現象をいう。
【0003】 このような赤目現象を防止するには、ストロボの発光部を撮影レンズの光軸か らできるだけ離せばよい。この観点から見ると、ストロボ発光部を可能な限り撮 影レンズの光軸から離れた位置に設けることが望ましいが、その離間距離には限 界がある。このため、ストロボ内蔵型カメラでは、赤目現象を完全に防止するこ とは困難になっている。
【0004】 そこで、レリーズ釦を2段押圧操作可能に構成してカメラ本体に赤目防止用の プリ発光ランプを設け、このレリーズ釦を1段押圧(半押し)操作したときプリ 発光ランプを点灯させて、被写体である人を予備照射し、さらに被写体の瞳孔の 開口度が最小となる、ランプ点灯から所定の時間後にレリーズ釦を2段押圧(全 押し)操作して、プリ発光ランプを消灯し同時にストロボを発光させる、フラッ シュ撮影時の赤目防止方法が知られている(特公昭58-48088号参照)。
【0005】 ところで、プリ発光ランプの点灯に被写体の瞳孔が反応しその開口度が最小と なるまでには、通常1.6 秒程度の時間を要し、この時間の経過後、瞳孔は次第に 元の開口度に戻る。上述の赤目防止方法によりフラッシュ撮影を行なう場合、撮 影者は、被写体の瞳孔が小さくなっている間にストロボを発光させるタイミング を、自身の勘に頼らざるを得ない。このため、レリーズ釦全押しのタイミングが 早すぎて、瞳孔の開口度が最小とならないうちにストロボを発光させたり、タイ ミングが遅れ、折角開口度が最小となった瞳孔が元の大きさに戻ってからストロ ボを発光させてしまう場合があった。このように、プリ発光ランプの点灯後手動 でストロボ発光させる場合に、赤目現象を確実に防ぐことは困難であった。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、レリーズ動作をメカニカルなストローク運動で行なうタイプのカメ ラにおいて、ストロボ撮影時の赤目現象を確実に防止することが可能な赤目防止 装置を有するカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【考案の概要】
上記目的を達成するための本考案は、2段押圧操作式のレリーズ釦を有し、こ のレリーズ釦を1段押圧操作したときプリ発光素子を発光させ、レリーズ釦を2 段押圧操作したとき内蔵ストロボを発光させるように構成した赤目防止装置を有 するカメラにおいて、上記レリーズ釦を1段押圧操作してプリ発光素子を発光さ せた時点からの経過時間をカウントするカウント手段;上記プリ発光素子の発光 によって赤目防止撮影が可能となったことを知らせる報知手段;及び、被写体で ある人の瞳孔の開口度が最小に近付き、赤目防止撮影が可能となる所定時間が上 記カウント手段によってカウントされたとき、上記報知手段を作動させる作動手 段;を有することを特徴としている。
【0008】 報知手段は、赤目防止撮影が可能となったことを光によって知らせる、カメラ のファインダ内に設けられた発光素子により構成することができ、また、赤目防 止撮影が可能となったことを音によって知らせる、カメラ本体に設けられたブザ ーにより構成することができる。
【0009】
【実施例】
以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。図4は、本考案を適用したカメ ラの全体を示す斜視図である。このカメラ10は、レリーズ動作を一連のメカニ カルなストローク運動で行なうタイプのもので、カメラ本体11の前壁11aに 、撮影レンズ12、ファインダ14、プリ発光ランプ19及び内蔵ストロボ13 を有している。またカメラ本体11の上壁には、2段押圧操作可能に構成された レリーズ釦16が設けられている。
【0010】 このレリーズ釦16は、1段押圧(半押し)操作したときプリ発光ランプ19 を発光させ、2段押圧(全押し)操作したとき、カメラ10が有するシャッタ( 図示せず)の係止を機械的に解除して駆動を開始させ、これに連動させて内蔵ス トロボ13を発光させるためのものである。
【0011】 カメラ10は、ランプ発光回路25、カウンタ回路26、及びLED表示回路 27を有している。
【0012】 ランプ発光回路25には、レリーズ釦16の半押し操作時にオンするプリ発光 用スイッチ21、及びプリ発光ランプ19が接続されている。ランプ発光回路2 5は、プリ発光用スイッチ21がオンされたとき、そのオン信号を受けてプリ発 光ランプ19に通電してこれを発光させ、レリーズ釦16が全押し操作されるま でその発光を続けさせる。カウンタ回路26は、レリーズ釦16の半押し操作に よってプリ発光ランプ19が発光した時点からの経過時間をカウントする。LE D表示回路27には、ファインダ14内に設けられたLED(報知手段)23が 接続されている。このLED表示回路27は、カウンタ回路26により、被写体 である人の瞳孔の開口度が最小に近付き赤目防止撮影が可能となる所定時間(例 えば1.0 秒)がカウントされたとき、LED23に通電してこれを発光させる。 このLED23には、赤色光を発するもの、緑色光を発するもの等を使用するこ とができる。また、LED23に代えて、通常の発光ランプを報知手段として用 いることができる。
【0013】 次に、図2のフローチャート及び図3のタイミングチャートを用いて、カメラ 10によってストロボ撮影する場合の作動を説明する。図2のフローチャートは 、レリーズ釦16が半押し操作及び全押し操作された場合の各部の一連の動作を 示している。図3のタイミングチャートは、この一連の動作時の各部の動作タイ ミングを示している。
【0014】 先ず、カメラ10を構えてその後方側からファインダ14を覗き、撮影レンズ 12を被写体に向けて、レリーズ釦16を半押し操作する(a) 。すると、プリ発 光用スイッチ21がオンし、ランプ発光回路25が、プリ発光ランプ19に通電 してこれを発光させ(b) 、レリーズ釦16が全押しされるまでこの発光を続けさ せる。カウンタ回路26は、プリ発光用スイッチ21がオンしたとき、ランプ発 光回路25によるプリ発光ランプ19の発光からの経過時間をカウントし始める (c) 。被写体である人の瞳孔は、プリ発光ランプ19が発光された直後(d) から 次第にその開口度を小さくし始める。(ステップS1〜S3)
【0015】 この後、被写体の瞳孔の開口度が最小に近付く所定時間がカウンタ回路26に よってカウントされると、LED表示回路27は、ファインダ内のLED23に 通電してこれを発光させる (g)。この時点で、被写体である人の瞳孔は、その開 口度が最小に近付き、赤目防止撮影可能な状態となっている(e) 。撮影者が、L ED23の点灯を視認した直後レリーズ釦16を全押し操作すると(i) 、ランプ 発光回路25によりプリ発光ランプ19が消灯され(f) 、シャッタの係止が機械 的に解除されてその駆動が開始される(j) 。さらに、このシャッタレリーズから 所定のタイムラグをおいて内蔵ストロボ13が発光され(k) 、シャッタが全開し た状態において(m) 開口度が最小となった被写体の瞳孔(n) に対してストロボ光 が照射される。これにより、被写体である人は、赤目現象が出ない状態で写し込 まれる(S4〜S8)。
【0016】 なお、上記第一の実施例において、レリーズ釦16を半押し操作してプリ発光 ランプ19を点灯させている間、ファインダ内で例えば赤色のLEDを点灯させ ておき、赤目防止撮影が可能となる所定時間が経過した時点で、該赤色のLED に代えて緑色のLEDを点灯させるように構成することも可能である。この場合 、撮影者は、赤色のLEDが消灯して緑色のLEDが点灯した時点で、赤目防止 撮影が可能な状態となったことを知ることができる。
【0017】 また上記第一の実施例では、赤目防止撮影が可能となったことをLED23の 光によって撮影者に知らせたが、これを音によって知らせるように構成した第二 の実施例を、図5により説明する。本第二の実施例の構成は、LED23に代え てブザー31を設けたこと、及びLED表示回路27に代えてブザー作動回路3 0を設けたことのみ第一の実施例と異なるが、他の構成は同じである。
【0018】 従って、本第二の実施例において、撮影レンズ12を被写体に向けた状態でレ リーズ釦16を半押し操作すると、プリ発光用スイッチ21がオンして、ランプ 発光回路25がプリ発光ランプ19を発光させる。同時に、カウンタ回路26が 、プリ発光ランプ19の発光からの経過時間をカウントし始める。この後、瞳孔 の開口度が最小に近付く所定時間がカウンタ回路26によってカウントされると 、ブザー作動回路30が、カメラ本体11に設けられたブザー31に通電してこ れを鳴らす。このとき、被写体である人の瞳孔の開口度は、最小に近付いている 。撮影者が、ブザー31の音を聞いた直後レリーズ釦16を全押し操作すると、 プリ発光ランプ19が消灯され、シャッタの係止が機械的に解除されて駆動が開 始され、この後所定のタイムラグをおいて内蔵ストロボ13が発光される。
【0019】 なお、上記第一、第二の実施例において、LED23やブザー31を、内蔵ス トロボ13が未充電である旨を知らせる手段として兼用することが可能である。 また、例えばカメラ10が周知のAE測光装置を有する場合に、LED23やブ ザー31を、被写体輝度が低い旨を知らせる手段として兼用することも可能であ る。さらに、例えばカメラ10が周知の測距装置を有する場合に、LED23や ブザー31を、被写体距離の検出ができない旨を知らせる手段として兼用するこ とも可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によると、レリーズ動作を一連のメカニカルなスト ローク運動で行なうタイプのカメラにおいて、ストロボ撮影時の赤目現象を確実 に防止することを可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例においての制御系を示す図
である。
【図2】同実施例においてストロボ撮影する場合の各部
の一連の動作を示すフローチャートである。
【図3】同実施例においてストロボ撮影する場合の各部
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】本考案を適用したカメラの全体を示す斜視図で
ある。
【図5】本考案の第二実施例においての制御系を示す図
である。
【符号の説明】
10 カメラ 11 カメラ本体 12 撮影レンズ 13 内蔵ストロボ 14 ファインダ 16 レリーズ釦 19 プリ発光ランプ(プリ発光素子) 21 プリ発光用スイッチ 23 LED(報知手段) 25 ランプ発光回路 26 カウンタ回路(カウント手段) 27 LED表示回路(作動手段) 30 ブザー作動回路(作動手段) 31 ブザー(報知手段)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2段押圧操作式のレリーズ釦を有し、こ
    のレリーズ釦を1段押圧操作したときプリ発光素子を発
    光させ、レリーズ釦を2段押圧操作したとき内蔵ストロ
    ボを発光させるように構成した赤目防止装置を有するカ
    メラにおいて、 上記レリーズ釦を1段押圧操作してプリ発光素子を発光
    させた時点からの経過時間をカウントするカウント手
    段;上記プリ発光素子の発光によって赤目防止撮影が可
    能となったことを知らせる報知手段;及び、 被写体である人の瞳孔の開口度が最小に近付き、赤目防
    止撮影が可能となる所定時間が上記カウント手段によっ
    てカウントされたとき、上記報知手段を作動させる作動
    手段;を有することを特徴とする赤目防止装置を有する
    カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、報知手段は、赤目防
    止撮影が可能となったことを光によって知らせる、カメ
    ラのファインダ内に設けられた発光素子である赤目防止
    装置を有するカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、報知手段は、赤目防
    止撮影が可能となったことを音によって知らせる、カメ
    ラ本体に設けられたブザーである赤目防止装置を有する
    カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    報知手段は、内蔵ストロボが未充電である旨を知らせる
    手段を兼ねている赤目防止装置を有するカメラ。
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