JP2517607Y2 - エンジン補機の支持装置 - Google Patents
エンジン補機の支持装置Info
- Publication number
- JP2517607Y2 JP2517607Y2 JP5194391U JP5194391U JP2517607Y2 JP 2517607 Y2 JP2517607 Y2 JP 2517607Y2 JP 5194391 U JP5194391 U JP 5194391U JP 5194391 U JP5194391 U JP 5194391U JP 2517607 Y2 JP2517607 Y2 JP 2517607Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- turbocharger
- bracket
- catalyst case
- mount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マウント部材を使用し
てエンジンを車体に支持する車輌に適用できる、エンジ
ン補機の支持装置に関するものである。
てエンジンを車体に支持する車輌に適用できる、エンジ
ン補機の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌に用いられるエンジンに
は、吸気効率を高めて出力アップを図る目的でターボチ
ャージャを装備するものがあり、また排気浄化の目的で
キャタライザを装備するものがある。この両者を装備し
たエンジンにおける排気系は、エンジン、エキゾースト
マニホールド、ターボチャージャ、ターボアウトレット
パイプ、キャタリストケース、マフラ、エキゾーストパ
イプとなる。これら各補機のうち、エキゾーストマニホ
ールドからキャタリストケースまでの支持構造は、エン
ジン本体にエキゾーストマニホールドが取付けられ、こ
れの先端にターボチャージャならびにキャタリストケー
スといった重量物が取付けられるようになっていた。な
お、実開昭63-73524号公報には、エンジンとトランスミ
ッションとの間に設けられる補強用部材に排気管を支持
させる構造が開示されている。
は、吸気効率を高めて出力アップを図る目的でターボチ
ャージャを装備するものがあり、また排気浄化の目的で
キャタライザを装備するものがある。この両者を装備し
たエンジンにおける排気系は、エンジン、エキゾースト
マニホールド、ターボチャージャ、ターボアウトレット
パイプ、キャタリストケース、マフラ、エキゾーストパ
イプとなる。これら各補機のうち、エキゾーストマニホ
ールドからキャタリストケースまでの支持構造は、エン
ジン本体にエキゾーストマニホールドが取付けられ、こ
れの先端にターボチャージャならびにキャタリストケー
スといった重量物が取付けられるようになっていた。な
お、実開昭63-73524号公報には、エンジンとトランスミ
ッションとの間に設けられる補強用部材に排気管を支持
させる構造が開示されている。
【0003】上記のようにターボチャージャとキャタリ
ストケースの両者を装備したエンジンにおいては、ター
ボチャージャならびにキャタリストケースともにそれぞ
れ専用のスティフナを使用してエンジンのシリンダブロ
ックあるいはシリンダヘッドに結合させるのが普通てあ
るが、これらスティフナは、エンジンを車体に支持する
ためのマウント部材とは全く別体で何の関係もない専用
部品であった。
ストケースの両者を装備したエンジンにおいては、ター
ボチャージャならびにキャタリストケースともにそれぞ
れ専用のスティフナを使用してエンジンのシリンダブロ
ックあるいはシリンダヘッドに結合させるのが普通てあ
るが、これらスティフナは、エンジンを車体に支持する
ためのマウント部材とは全く別体で何の関係もない専用
部品であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、ターボチ
ャージャやキャタリストケースのスティフナがシリンダ
ブロックあるいはシリンダヘッドに結合されている場
合、スティフナ自体の剛性が高くても、これを効果的な
方向に取付けることができなければ、エンジン近辺の排
気系(エキゾーストマニホールド、ターボチャージャな
らびにキャタリストケース)全体としての剛性は確保で
きず、振動と騒音とを発生する原因となる。このため、
これを解決するための何らかの補強構造が必要となっ
た。またスティフナをシリンダブロックやシリンダヘッ
ドに取付ける場合には、それ自体の長さが長くなるため
に、その剛性確保が困難となる。この点に関して前掲公
報のものは、その構成が相違するためにこの問題の解決
策とはならない。
ャージャやキャタリストケースのスティフナがシリンダ
ブロックあるいはシリンダヘッドに結合されている場
合、スティフナ自体の剛性が高くても、これを効果的な
方向に取付けることができなければ、エンジン近辺の排
気系(エキゾーストマニホールド、ターボチャージャな
らびにキャタリストケース)全体としての剛性は確保で
きず、振動と騒音とを発生する原因となる。このため、
これを解決するための何らかの補強構造が必要となっ
た。またスティフナをシリンダブロックやシリンダヘッ
ドに取付ける場合には、それ自体の長さが長くなるため
に、その剛性確保が困難となる。この点に関して前掲公
報のものは、その構成が相違するためにこの問題の解決
策とはならない。
【0005】本考案は、この点に鑑みて成されたもので
あり、比較的簡単な構造と組付け性で、ターボチャージ
ャならびにキャタリストケースの支持部分に高い剛性を
得ることができるエンジン補機の支持装置を提供しよう
とするものである。
あり、比較的簡単な構造と組付け性で、ターボチャージ
ャならびにキャタリストケースの支持部分に高い剛性を
得ることができるエンジン補機の支持装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、ターボチャージャならびにキ
ャタリストケースを装備したエンジンにおいて、エンジ
ンを車体に支持するフロント側のマウントブラケット
に、ターボチャージャブラケットを介して前記ターボチ
ャージャを結合し、キャタリストケースブラケットを介
してキャタリストケースを結合した構成としたものであ
る。また、エンジンを車体に支持するフロント側とリア
側のマウント部材とをスティフナで結合して一体化し、
該一体化したマウント部材のうちのフロント側のマウン
トブラケットに、ターボチャージャブラケットを介して
前記ターボチャージャを結合し、キャタリストケースブ
ラケットを介してキャタリストケースを結合した構成と
したものである。
決するための手段として、ターボチャージャならびにキ
ャタリストケースを装備したエンジンにおいて、エンジ
ンを車体に支持するフロント側のマウントブラケット
に、ターボチャージャブラケットを介して前記ターボチ
ャージャを結合し、キャタリストケースブラケットを介
してキャタリストケースを結合した構成としたものであ
る。また、エンジンを車体に支持するフロント側とリア
側のマウント部材とをスティフナで結合して一体化し、
該一体化したマウント部材のうちのフロント側のマウン
トブラケットに、ターボチャージャブラケットを介して
前記ターボチャージャを結合し、キャタリストケースブ
ラケットを介してキャタリストケースを結合した構成と
したものである。
【0007】
【作用】このような構成とすれば、ターボチャージャな
らびにキャタリストケースは、それぞれターボチャージ
ャブラケットとキャタリストケースブラケットとを介し
てエンジンを車体に支持するマウントブラケットに結合
されることになるので、排気系の部品とエンジンを車体
に支持するためのマウント部材とが互いに補強し合うこ
とになる。この結果、振動ならびに騒音が著しく低減す
ることになる。
らびにキャタリストケースは、それぞれターボチャージ
ャブラケットとキャタリストケースブラケットとを介し
てエンジンを車体に支持するマウントブラケットに結合
されることになるので、排気系の部品とエンジンを車体
に支持するためのマウント部材とが互いに補強し合うこ
とになる。この結果、振動ならびに騒音が著しく低減す
ることになる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を3方向から見た図
1ないし図3について説明する。1はマウントブラケッ
トであり、エンジン2(図4参照)を車体(図示せず)
に支持するため、エンジンフロント部分に位置してマウ
ント部材3を支持するものである。図4に示すようにエ
ンジン2は、このほかリア側とエンジン出力軸方向両側
に設けられた他の3個のマウント部材4,5,6と、そ
れぞれに対応して設けられたブラケットによって支持さ
れる。なお、図4に示すものにおいては、マウント部材
3,4のエンジン2側のマウントブラケット1,7間を
金属板を屈折して形成したスティフナ8で結合する構造
として、これら2個所の支持部を一体化した構造として
ある。
1ないし図3について説明する。1はマウントブラケッ
トであり、エンジン2(図4参照)を車体(図示せず)
に支持するため、エンジンフロント部分に位置してマウ
ント部材3を支持するものである。図4に示すようにエ
ンジン2は、このほかリア側とエンジン出力軸方向両側
に設けられた他の3個のマウント部材4,5,6と、そ
れぞれに対応して設けられたブラケットによって支持さ
れる。なお、図4に示すものにおいては、マウント部材
3,4のエンジン2側のマウントブラケット1,7間を
金属板を屈折して形成したスティフナ8で結合する構造
として、これら2個所の支持部を一体化した構造として
ある。
【0009】図1ないし図3において、符号9で示すも
のはエキゾーストマニホールドである。このエキゾース
トマニホールド9は、フランジ10の部分でエンジン2の
シリンダブロックに固定され、3シリンダ分が1本にな
った後にターボチャージャ11に接続される。ターボチャ
ージャ11にはターボアウトレットパイプ12が設けられ、
ターボチャージャ11とキャタリストケース13とを結合し
ている。これによってターボ用タービンを回転させた排
気はキャタリストケース13内に入り、キャタライザとの
反応を行なうことになる。キャタリストケース13の下流
側にはマフラおよびエキゾーストパイプが設けられる
が、この部分の図示は省略する。
のはエキゾーストマニホールドである。このエキゾース
トマニホールド9は、フランジ10の部分でエンジン2の
シリンダブロックに固定され、3シリンダ分が1本にな
った後にターボチャージャ11に接続される。ターボチャ
ージャ11にはターボアウトレットパイプ12が設けられ、
ターボチャージャ11とキャタリストケース13とを結合し
ている。これによってターボ用タービンを回転させた排
気はキャタリストケース13内に入り、キャタライザとの
反応を行なうことになる。キャタリストケース13の下流
側にはマフラおよびエキゾーストパイプが設けられる
が、この部分の図示は省略する。
【0010】図示するように、ターボチャージャ11はタ
ーボチャージャブラケット14により、またキャタリスト
ケース13はキャタリストケースブラケット15により、そ
れぞれマウントブラケット1に結合させてある。これに
より排気系部品の剛性が向上する。特に、図4に示すよ
うにマウント部材3,4のエンジン2側のマウントブラ
ケット1,7間を金属板を屈折して形成したスティフナ
8で結合した構造の場合には、排気系部品全体の剛性が
高められ、振動ならびに騒音が著しく減少することにな
る。
ーボチャージャブラケット14により、またキャタリスト
ケース13はキャタリストケースブラケット15により、そ
れぞれマウントブラケット1に結合させてある。これに
より排気系部品の剛性が向上する。特に、図4に示すよ
うにマウント部材3,4のエンジン2側のマウントブラ
ケット1,7間を金属板を屈折して形成したスティフナ
8で結合した構造の場合には、排気系部品全体の剛性が
高められ、振動ならびに騒音が著しく減少することにな
る。
【0011】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
たエンジン補機の支持装置である。この構成により、排
気系部品とエンジンマウントブラケットとが互いに補強
し合うことにより剛性が高くなるので、振動と騒音とを
著しく低減させることができることになる。
たエンジン補機の支持装置である。この構成により、排
気系部品とエンジンマウントブラケットとが互いに補強
し合うことにより剛性が高くなるので、振動と騒音とを
著しく低減させることができることになる。
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】図1のものの平面図である。
【図3】図1のものの正面図である。
【図4】エンジンの車体への支持構造を分解状態で示し
た斜視図である。
た斜視図である。
1 マウントブラケット 2 エンジン 3 マウント部材 7 マウントブラケット 8 スティフナ 9 エキゾーストマニホールド 11 ターボチャージャ 13 キャタリストケース 14 ターボチャージャブラケット 15 キャタリストケースブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 67/00 F02B 37/00 301H (56)参考文献 特開 昭60−116824(JP,A) 特開 平4−356224(JP,A) 実開 昭62−49428(JP,U) 実開 昭63−104642(JP,U) 実開 昭60−124327(JP,U) 特公 平4−19368(JP,B2) 実公 昭58−1617(JP,Y2)
Claims (2)
- 【請求項1】 ターボチャージャならびにキャタリスト
ケースを装備したエンジンにおいて、エンジンを車体に
支持するフロント側のマウントブラケットに、ターボチ
ャージャブラケットを介して前記ターボチャージャを結
合し、キャタリストケースブラケットを介してキャタリ
ストケースを結合したことを特徴とするエンジン補機の
支持装置。 - 【請求項2】 ターボチャージャならびにキャタリスト
ケースを装備したエンジンにおいて、エンジンを車体に
支持するフロント側とリア側のマウント部材とをスティ
フナで結合して一体化し、該一体化したマウント部材の
うちのフロント側のマウントブラケットに、ターボチャ
ージャブラケットを介して前記ターボチャージャを結合
し、キャタリストケースブラケットを介してキャタリス
トケースを結合したことを特徴とするエンジン補機の支
持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5194391U JP2517607Y2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | エンジン補機の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5194391U JP2517607Y2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | エンジン補機の支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134728U JPH04134728U (ja) | 1992-12-15 |
JP2517607Y2 true JP2517607Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=31928591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5194391U Expired - Fee Related JP2517607Y2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | エンジン補機の支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517607Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102095256B1 (ko) * | 2019-03-28 | 2020-04-24 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 엔진 마운팅 브라켓 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP5194391U patent/JP2517607Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102095256B1 (ko) * | 2019-03-28 | 2020-04-24 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 엔진 마운팅 브라켓 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04134728U (ja) | 1992-12-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |