JP3006230B2 - 車両用排気装置 - Google Patents

車両用排気装置

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JP3006230B2
JP3006230B2 JP3292307A JP29230791A JP3006230B2 JP 3006230 B2 JP3006230 B2 JP 3006230B2 JP 3292307 A JP3292307 A JP 3292307A JP 29230791 A JP29230791 A JP 29230791A JP 3006230 B2 JP3006230 B2 JP 3006230B2
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Japan
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vehicle
muffler
exhaust
engine
exhaust pipe
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秀一 山根
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用排気装置に係
り、特に車両にエンジンを搭載した際に、このエンジン
の排気系に排気ガス浄化用キャタライザを設けるととも
に消音用マフラをも設けた車両用排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンの排気装置に
おいては、設計上排気マニホルドの管路長さを小としな
ければならない現状にあり、一般に各気筒の排気ポート
近傍に集合部を有する排気マニホルドが使用されてい
る。
【0003】また、排気装置の排気管の径を細くまたは
排気管の長さを大とすると、低・中速域のトルクを向上
させることができるものである。しかし、排気管の径を
必要以上に細くすると、マフラ背圧が大となるので、良
策とは言えず、また排気管の長さを著しく大とすること
は、車体上の制約によって不可能である。
【0004】前記排気装置の排気系にはキャタライザが
設けられ、触媒機能によってCOやHC等の排気ガス中
の有害成分を低減させている。
【0005】車両用排気装置としては、特開平2−20
7123号公報に開示されるものがある。この公報に開
示される車両の排気装置は、エンジンを車体の中央寄り
に搭載するとともに二系統の排気管を有するミッドシッ
プ車両とし、両排気管を、エンジン後方で左右に離間す
る部分より夫々後方に延出し、次いで車幅中央に向けて
夫々屈曲させ、更に車幅中央から互いに離間する左右方
向に延出させるとともに、延出端前方に左右のマフラー
を夫々設け、車室内を狭くすることなしに、排気管長と
マフラー容量とを十分に確保している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の車両
用排気装置においては、一般に、図4に示す如く、エン
ジン104に連絡する排気マニホルド112の図示しな
い集合部の直下流部位にキャタリストケース120が配
設されている。
【0007】また、車両のリヤ側エンジンを搭載したリ
ヤエンジン車両や車両の中央部位にエンジンを搭載した
ミッドシップエンジン車両においては、フロントエンジ
ン車両に比し、パワートレインの全高に対する制約が厳
しいものである。
【0008】この結果、前記車両へのエンジンの搭載時
に、エンジンの搭載角度(あるいは傾斜角という)を大
とする場合が多々あり、排気マニホルド112直下流部
位にキャタライザを保持するキャタリストケース120
の設置スペースがなくなり、キャリストケースの取付時
に大なる制約が生じ、取付作業が困難であるという不都
合がある。
【0009】また、前記キャタリストケースの設置スペ
ースがないことにより、排気パイプの長さを充分に確保
することができず、特に低・中速域のトルクを向上させ
ることができないとともに、消音性能が低下し、実用上
不利であるという不都合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両に搭載されるエンジン
の排気パイプに排気ガス浄化用キャタライザと車両後部
に車両幅方向に指向させて配設される消音用マフラとを
設けた車両用排気装置において、前記消音用マフラを車
両前後方向に扁平させて設け、前記マフラの後端より車
両前方側の下部スペースに前記キャタライザを保持する
キャタリストケースを配置する構成とし、該キャタリス
トケースから前記マフラに接続する下流側排気パイプを
前記マフラの一端面の車両後側に接続するとともに同一
端面の車両前側にマフラのテールパイプを接続し、該テ
ールパイプと前記下流側排気パイプとを交差させて配設
するとともに、前記消音用マフラとキャタリストケース
の後部及び下部を覆うように前記車両の後部バンパを配
設したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上述の如く発明したことにより、車両にエンジ
ンを搭載した際には、このエンジンに連絡するキャタリ
ストケースを消音用マフラの下部スペースに配設させ、
キャタリストケースからマフラに接続する下流側排気パ
イプをマフラの一端面の車両後側に接続するとともに、
同一端面の車両前側にマフラのテールパイプを接続し、
テールパイプと前記下流側排気パイプとを交差させると
ともに、マフラとキャタリストケースの後部及び下部を
覆うように車両の後部バンパを配設し、排気パイプの長
さを充分に取って良好な消音性能を確保するとともに、
スペース効率を向上させている。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1〜図3はこの発明の実施例を示すもの
である。図1〜図3において、2は車両、4は車両2に
例えばミッドシップ状且つ横置きに搭載されるエンジ
ン、6はサージタンク、8は吸気パイプ、10は吸気マ
ニホルド、12は排気マニホルドである。
【0014】前記エンジン4は、図1に示す如く、車両
2のドライブシャフト14よりも少許前方位置に搭載さ
れている。
【0015】そして、エンジン4に吸気マニホルド10
及び排気マニホルド12が夫々装着され、この排気マニ
ホルド12の下流側にエンジン4下部のオイルパン16
部位を通過する排気パイプ18を接続して設ける。
【0016】この排気パイプ18途中には内側に図示し
ないキャタライザを保持するキャタリストケース20を
設けるとともに、排気パイプ18下流側に車両幅方向に
指向させて配設される消音用マフラ22を接続して設
け、このマフラ22には2本のテールパイプ24−1、
24−2を夫々接続して設ける。
【0017】前記マフラ22は、図1に示す如く、車両
2の後部且つ車体2a下部に装着される。そして、前記
マフラ22を車両2の前後方向に扁平させて設け、前記
マフラ22の後端より車両前方側の下部スペースSに前
記キャタライザを保持するキャタリストケース20を配
置する構成とし、該キャタリストケース20から前記マ
フラ22に接続する下流側排気パイプ26を前記マフラ
22の一端面22aの車両後側に接続するとともに、同
一端面22aの車両前側にマフラ22のテールパイプ2
4−1を接続し、該テールパイプ24−1と前記下流側
排気パイプ26とを交差させて配設するとともに、前記
マフラ22とキャタリストケース20の後部及び下部を
覆うように前記車両2の後部バンパ28を配設する構成
とする。
【0018】詳述すれば、前記消音用マフラ22の後端
より車両前方側の下部スペースSにキャタリストケース
20を配設した際に、図1に示す如く、排気パイプ18
はドライブシャフト14下部を通過した後にドライブシ
ャフト14よりも高い位置まで湾曲し、下流側が前記キ
ャタリストケース20に接続されるものである。
【0019】次に作用について説明する。
【0020】前記エンジン4が稼働すると、エンジン4
から燃焼後の排気ガスが排出される。この排気ガスは排
気マニホルド12、排気パイプ18を順次経て、キャタ
リストケース20に至り、キャタリストケース20内の
図示しないキャタライザによってCOやHC等の排気ガ
ス中の有害成分を低減させている。
【0021】そして、排気ガスは下流側排気パイプ26
によって消音用マフラ22の車両後側に至り、このマフ
ラ22から車両前側に位置する2本のテールパイプ24
−1、24−2を経て、車両2後方に排出される。
【0022】これにより、前記車両2に対してミッドシ
ップ状且つ横置きにエンジン4を搭載した際に、このエ
ンジン4に連絡するキャタリストケース20を従来デッ
ドスペースとなっていたマフラ22の後端より車両前方
側の下部スペースSに配設し、テールパイプ24−1と
下流側排気パイプ26とを交差させて配設でき、排気パ
イプ18の長さを充分に取ることができ、良好な消音性
能を確保し得るとともに、設計の自由度が大となり、実
用上有利であり、しかもスペース効率を向上させること
ができ、性能の向上に寄与し得るものである。
【0023】また、前記マフラ22の後端より車両前方
側の下部スペースSにキャタリストケース20を配設す
る際に、従来に比し部品点数が増加する惧れがないこと
により、コストを低廉に維持することができ、経済的に
有利である。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、車両に搭載されるエンジンの排気パイプに排気ガス
浄化用キャタライザと車両後部に車両幅方向に指向させ
て配設される消音用マフラとを設けた車両用排気装置に
おいて、消音用マフラを車両前後方向に扁平させて設
け、マフラの後端より車両前方側の下部スペースにキャ
タライザを保持するキャタリストケースを配置する構成
とし、キャタリストケースからマフラに接続する下流側
排気パイプをマフラの一端面の車両後側に接続するとと
もに同一端面の車両前側にマフラのテールパイプを接続
し、テールパイプと下流側排気パイプとを交差させて配
設するとともに、消音用マフラとキャタリストケースの
後部及び下部を覆うように車両の後部バンパを配設した
ので、前記車両にエンジンを搭載した際に、このエンジ
ンに連絡するキャタリストケースを従来デッドスペース
となっていたマフラの後端より車両前方側の下部スペー
スに配設し、テールパイプと下流側排気パイプとを交差
させて配設でき、排気パイプの長さを充分に取ることが
でき、良好な消音性能を確保し得るとともに、設計の自
由度が大となり、実用上有利であり、しかもスペース効
率を向上させることができ、性能の向上に寄与し得る。
また、前記マフラの後端より車両前方側の下部スペース
にキャタリストケースを配設する際に、従来に比し部品
点数が増加する惧れがないことにより、コストを低廉に
維持し得て、経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す車両後部に搭載される
エンジンの概略拡大図である。
【図2】車両用排気装置の正面図である。
【図3】車両用排気装置の平面図である。
【図4】この発明の従来の技術を示す車両用排気装置の
概略説明図である。
【符号の説明】
2 車両 4 エンジン 8 吸気パイプ 10 吸気マニホルド 12 排気マニホルド 14 ドライブシャフト 18 排気パイプ 20 キャタリストケース 20a 一端面 22 マフラ 24−1、24−2 テールパイプ 26 下流側排気パイプ 28 後部バンパ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されるエンジンの排気パイプ
    に排気ガス浄化用キャタライザと車両後部に車両幅方向
    に指向させて配設される消音用マフラとを設けた車両用
    排気装置において、前記消音用マフラを車両前後方向に
    扁平させて設け、前記マフラの後端より車両前方側の下
    部スペースに前記キャタライザを保持するキャタリスト
    ケースを配置する構成とし、該キャタリストケースから
    前記マフラに接続する下流側排気パイプを前記マフラの
    一端面の車両後側に接続するとともに同一端面の車両前
    側にマフラのテールパイプを接続し、該テールパイプと
    前記下流側排気パイプとを交差させて配設するととも
    に、前記消音用マフラとキャタリストケースの後部及び
    下部を覆うように前記車両の後部バンパを配設したこと
    を特徴とする車両用排気装置。
JP3292307A 1991-10-11 1991-10-11 車両用排気装置 Expired - Lifetime JP3006230B2 (ja)

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JPH0598961A JPH0598961A (ja) 1993-04-20
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