JP2617114B2 - 自動車用エンジンの排気装置 - Google Patents

自動車用エンジンの排気装置

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JP2617114B2 JP63131491A JP13149188A JP2617114B2 JP 2617114 B2 JP2617114 B2 JP 2617114B2 JP 63131491 A JP63131491 A JP 63131491A JP 13149188 A JP13149188 A JP 13149188A JP 2617114 B2 JP2617114 B2 JP 2617114B2
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薫 奥井
学 小林
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は触媒装置を備えた自動車用エンジンの排気装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、自動車用エンジンにおいては、クランク軸の軸
線が車幅方向に延在するように搭載する構造が採用され
るようになってきた。この種のエンジンとして、吸入空
気がシリンダを横切るように流れるクロスフロー型のも
のがあり、略鉛直方向に支持されているシリンダの後方
から吸気を入れ、シリンダの前方へ排気を導き出すよう
に構成されている。そして、排気を触媒装置で無害化し
た後に車体後部のテールパイプから大気中へ排出するよ
うにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような構造では、エンジン室内に流入す
る走行風によって排気が冷却されてしまい、排気の触媒
装置への流入温度が低くなる。そのため、必ずしも触媒
を活性化する温度が得られない場合が生じ、排気の浄化
性能を向上させることができないという不具合を生じる
おそれがあった。
また、シリンダの前方へ排気を導き出す構成を採る
と、エンジンと搭載位置が問題になる。すなわち、エン
ジンの前側から下方を通して車体後側へ延設する排気管
と前輪の車軸との干渉を避けるために、エンジンの搭載
位置が高くなったり操舵のフィーリングが損なわれるこ
とがないようにしなければならない。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、触媒
装置による排気の浄化性能を向上させることができると
ともに、エンジンの搭載位置が高くなったり操舵のフィ
ーリングが損なわれることがない自動車用エンジンの排
気装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る自動車用エンジンの排気装置は、車幅方
向に配設された直列形エンジンのクランク軸の軸心を前
輪の車軸の軸心より高い位置に配設するとともに、シリ
ンダを側面視においてシリンダヘッドが前記車軸の上方
に位置付けられるように後方へ傾斜させてシリンダ背面
とダッシュパネルとの間に側面視略三角形状の空間を形
成し、この空間に前記シリンダに接続された排気マニホ
ルドを配設すると共に、この排気マニホルドに触媒装置
が設けられた排気管を接続したものである。
〔作用〕
本発明においては、シリンダから触媒装置までの距離
が短くなると共に、排気マニホルドに走行風が当たらな
いようになるので、排気が触媒装置に流入するまでに温
度低下するのが抑えられる。
また、排気系と前輪の車軸との干渉を避けながら、エ
ンジンを重心が前記車軸の上方近傍に位置付けられるよ
うに配設することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。
第1図は本発明に係る自動車用エンジンの排気装置を示
す側面図、第2図は同じく平面図で、これらの図におい
て符号1で示すものは自動車の車体前部に配置されたエ
ンジン室を示し、このエンジン室1内には前輪2を駆動
するための横置形のエンジンユニット3がクランク軸の
軸線が車幅方向に延在するように搭載されている。4は
エンジン室1の上方を覆うエンジンフード、5はエンジ
ン室1と車室とを画成するダッシュパネルである。
前記エンジンユニット3はエンジン6および変速機7
と後方の前車軸8上に設けた作動歯車装置9とを一体的
に結合したものであり、エンジン6の後方に差動歯車装
置9が配置されている。変速機7はエンジン6の側方に
配置されていて、エンジン6と差動歯車装置9との間を
連結している。11はエンジン6と変速機7との間に介装
されたクラッチである。
エンジン6は6気筒直列形エンジンであり、上下に分
割されたクランクケース6a間に車幅方向に軸支されたク
ランク軸6bと、前記クランクケース6aから後方へ傾斜す
るように延出されクランク軸6bに連結されたピストンを
保持するシリンダを有するシリンダブロック6cと、この
上方を閉塞しピストンおよびシリンダブロック6cと共に
燃焼室を形成するシリンダヘッド6dなどから構成されて
いる。シリンダヘッド6dには吸気弁12および排気弁13が
昇降自在に保持されると共に、これら弁を駆動するカム
軸14,14が軸支されている。また、このエンジン6は、
クランク軸6bの軸心を前記前車軸8の軸心より高い位置
に配設するとともに、シリンダを第1図に示す側面視に
おいてシリンダヘッド6dが前記前車軸8の上方に位置付
けられるように後方へ傾斜させている。15はクランク軸
6bの出力を取出す出力取出軸である。この出力取出軸15
はクランク軸6bの前方に位置してクランク軸6bと平行に
軸支され、図示しない歯車を介してクランク軸6bに連結
されており、左端部に前記クラッチ11が装着されてい
る。
21はシリンダヘッド6dの前側に接続された吸気装置で
ある。この吸気装置21はシリンダヘッド6dから前方へ向
かって延出された各吸気通路を形成する吸気マニホルド
22と、この吸気マニホルド22の上流側に接続されたスロ
ットル装置23と、各スロットル装置23を互いに連通する
サージタンク24などからなり、サージタンク24はエンジ
ン6の左側に配設されたエアクリーナ25に接続されてい
る。
31はシリンダヘッド6dの後側に接続された排気装置で
ある。この排気装置31はシリンダヘッド6dの背面に接続
された排気マニホルド32と、この排気マニホルド32の下
流側に接続された排気管33などからなる。排気マニホル
ド32はシリンダブロック6cを後傾させることによってシ
リンダブロック6c背面とダッシュパネル5との間に形成
された側面視略三角形状の空間に配設され、シリンダヘ
ッド6dから下方へ向かって延出されている。排気管33は
排気マニホルド下方において後方へ向かうように折曲げ
られており、可撓管34を経て触媒装置35に接続されてい
る。触媒装置35は排気通路の途中に触媒をつめた反応室
を形成する周知のものであり、下流側に接続された排気
管33は図示しない消音装置を経て大気中に開放されてい
る。なお、36はエンジン6の前方に配設されたラジエー
タである。
このように構成された自動車用エンジンにおいては、
エンジンが始動されると、吸気はエアクリーナ25からサ
ージタンク24を経て、スロットル装置23で流量が制限さ
れた後にシリンダヘッド6dの前方から燃焼室内に入る。
一方排気はシリンダヘッド6dの後側から排気マニホルド
32へ押し出されて排気管33を流れ、触媒装置35で有害物
質を除去された後に大気中に放出される。
ここで、シリンダヘッド6dが後方に配設され、その下
方に排気マニホルド32が配設されているので、シリンダ
ヘッド6dから触媒装置35までの距離を、排気をシリンダ
ヘッド6dの前側から排出する構造に比較して、短くする
ことができる。換言すれば、シリンダヘッド6dと触媒装
置35とを幾何学的な最短距離を通って接続することがで
きる。また、シリンダによって走行風を遮り、排気マニ
ホルド32に走行風が当たらないようにすることができる
だけでなく、シリンダおよびダッシュパネル5によって
排気熱が逃げるのを抑えることができるから、排気が触
媒装置35に流入するまでに温度低下するのを抑えること
ができる。
したがって、低負荷低速運転時などのように排気温度
が低い場合であっても、触媒装置入口の排気温度を触媒
が活性化する温度以上に維持するのを容易にすることが
できると共に、エンジン始動直後であっても排気温度を
速やかに上昇させ、短時間で触媒が活性化する温度にま
で到達させることができる。その結果、エンジン運転時
に対して、触媒が活性化されない時間の割合を少なくす
ることができる。
さらには、後傾したシリンダによって、排気マニホル
ド32から放散される排気熱がエンジン室1の上部へ伝達
されるのを防止し、ダッシュパネル5の上部や車室が暖
められるのを防止することができる。加えて、クランク
軸6bの軸心を前輪2の車軸(前車軸8)の軸心より高い
位置に配設するとともに、シリンダを側面視においてシ
リンダヘッド6dが前記前車軸8の上方に位置付けられる
ように後方へ傾斜させ、このシリンダの背面に排気マニ
ホルド32を接続したため、排気系と前記前車軸8との干
渉を避けながら、エンジン6を重心が前車軸8の上方近
傍に位置付けられるように配設することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、車幅方向に配設
された直列形エンジンのクランク軸の軸心を前輪の車軸
の軸心より高い位置に配設するとともに、シリンダを側
面視においてシリンダヘッドが前記車軸の上方に位置付
けられるように後方へ傾斜させてシリンダ背面とダッシ
ュパネルとの間に側面視略三角形状の空間を形成し、こ
の空間に前記シリンダに接続された排気マニホルドを配
設すると共に、この排気マニホルドに触媒装置が設けら
れた排気管を接続したから、シリンダから触媒装置まで
の距離を短くすることができ、しかも排気マニホルドに
走行風が当たらないようにすることができる。
したがって、排気が触媒装置に流入するまでに温度低
下するのを抑えることができ、エンジン運転時に対し
て、触媒が活性化されない時間の割合を相対的に少なく
できるから、触媒装置による排気の浄化性能を向上させ
ることができる。なお、副次的効果として、後傾したシ
リンダによって排気熱がエンジン室上部へ伝達されるの
を防止できるから、ダッシュパネル上部および車室が暖
められるのを防止し、ダッシュパネル上部の車室側に配
設される電装機器を熱害から保護することができる。ま
た、排気系と前輪の車軸との干渉を避けながら、エンジ
ンを重心が前記車軸の上方近傍に位置付けられるように
配設することができる。このため、操舵のフィーリング
が向上するとともに、エンジンの全高が低く抑えられて
エンジンフードを低い位置に配設することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動車用エンジンの排気装置を示
す側面図、第2図は同じく平面図である。 1……エンジン室、5……ダッシュパネル、6c……シリ
ンダブロック、32……排気マニホルド、33……排気管、
35……触媒装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前部のエンジン室内に直列形エンジン
    をクランク軸の軸線が車幅方向に延在するように配設し
    た自動車用エンジンにおいて、前記クランク軸の軸心を
    前輪の車軸の軸心より高い位置に配設するとともに、シ
    リンダを側面視においてシリンダヘッドが前記車軸の上
    方に位置付けられるように後方へ傾斜さてシリンダ背面
    とダッシュパネルとの間に側面視略三角形状の空間を形
    成し、この空間に前記シリンダに接続された排気マニホ
    ルドを配設すると共に、この排気マニホルドに触媒装置
    が設けられた排気管を接続してなる自動車用エンジンの
    排気装置。
JP63131491A 1988-05-31 1988-05-31 自動車用エンジンの排気装置 Expired - Lifetime JP2617114B2 (ja)

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ES89109715T ES2061790T3 (es) 1988-05-31 1989-05-30 Motor de vehiculo automovil.

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