JP2800054B2 - 小型車両のエンジン装置 - Google Patents

小型車両のエンジン装置

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JP2800054B2
JP2800054B2 JP2006429A JP642990A JP2800054B2 JP 2800054 B2 JP2800054 B2 JP 2800054B2 JP 2006429 A JP2006429 A JP 2006429A JP 642990 A JP642990 A JP 642990A JP 2800054 B2 JP2800054 B2 JP 2800054B2
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cylinder
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fan
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光正 永田
義久 塚本
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ゴルフカーなどの小型車両のエンジン装
置に関する。
〔従来の技術〕
車体後部にエンジンルームを設けて小型のエンジンを
搭載し、エンジンで後二輪を駆動して走行するゴルフカ
ーなどの小型車両がある。この種の小型車両は、エンジ
ンルームがフレームカバーで覆われているので、エンジ
ンを強制空冷によって冷却するようにしてある。例え
ば、特開昭61−218710号公報参照。
〔発明が解決しようとする課題〕
エンジンを運転している間は、クランク軸に取付けた
冷却ファンでシリンダーなどに冷却風が強制的に送られ
て冷却できる。しかし、外気温度の高い夏期などに、運
転していたエンジンを停止すると、運転中に発生したエ
ンジンの熱やマフラの熱の余熱でシリンダー付近の燃料
ホースが加熱され、ベーパーロックを発生して、再度エ
ンジンを始動するのが困難になる不都合がある。
この発明は、かかる点に鑑み、強制空冷のエンジンの
シリンダー及びシリンダーヘッドを後側に傾斜させて配
置し、燃料ホースをクランクケースの前側からファンカ
バーの上側を通して配管し、エンジン停止後の余熱を受
けることを少くし、ベーパーロックが発生せず、再始動
が容易にできる小型車両のエンジン装置を得ることを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明の小型車両のエ
ンジン装置は、車体の後部をフレームカバーで覆ってエ
ンジンルームを形成し、このエンジンルーム内の前部に
エンジンを搭載し、このエンジンは、後側に傾斜するシ
リンダ及びシリンダヘッドを有すると共に、前記シリン
ダ及びシリンダヘッドの前方に位置するクランク軸の軸
端に冷却ファンを取り付けてなり、前記シリンダ及びシ
リンダヘッドをシリンダカバーで覆うと共に前記冷却フ
ァンをファンカバーで覆い、ファンカバーとシリンダカ
バーとを連通させて、冷却ファンの空気をシリンダカバ
ー内へと送給するようにする一方、前記エンジンルーム
の後方にマフラを配置すると共に、前記エンジンの一側
方に燃料タンクを、他側方にエアークリーナをそれぞれ
配置し、前記シリンダ近傍に配置された気化器を前記エ
アークリーナに連結すると共に、前記燃料タンクの前方
部に連結した燃料ホースを、燃料タンクの前方からクラ
ンクケース前を横切るよう通過させた後、ファンカバー
の上方を通過させて前記気化器に連結するものである。
〔作用〕
走行中は、冷却ファンの回転によってシリンダー及び
シリンダーヘッドに送風されて強制冷却される。一方、
走行で受ける風が、前下部からエンジンルーム内に流入
し、風上側から、クランクケース、ファンカバー、シリ
ンダー、シリンダーヘッドと、次第に発熱量が高くなる
側に流れ、燃料ホース部分の温度を低くできる。又、運
転を停止したときは、シリンダー及びシリンダーヘッド
の余熱が最も大きい。そして、燃料ホースがこの部分か
ら離して配管してあるので、余熱を受けることが少く、
ベーパーロックの発生を防止できて再始動が容易にでき
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
小型の車両は、車体1の後部をフレームカバー2で覆
ってエンジンルーム3が形成してある。フレームカバー
2は、前部に乗員のシート4を取付けて、少し低くして
ある。エンジン5は、エンジンルーム3の前部に搭載す
る。エンジン5は、クランク軸6の一端に、無段ベルト
変速機7を連結し、更にトランスミッション8を介し
て、後二輪9を駆動するようにしてある。エンジン5
は、クランクケース10から、シリンダー11及びシリンダ
ーヘッド12を後側に傾斜させて設け、シリンダーカバー
13で覆う。クランク軸6端には、冷却ファン14を取付
け、ファンカバー15で覆い、ファンカバー15をシリンダ
ーカバー13に連結する。シリンダーヘッド12には、吸気
口を側方に向け、側面に気化器16を連結する。又、シリ
ンダーヘッド12には、排気管17を連結し、マフラ18をエ
ンジンルーム3の後上部に配置する。気化器16には、エ
ンジン5の側方に配置したエアークリーナ19を連結す
る。エンジンルーム3の前部のエンジン5の両側には、
燃料タンク20とバッテリー21を配置してある。燃料ホー
ス22は、燃料タンク20からクランクケース10の前側を通
し、更にファンカバー15の上側を通して、気化器16に連
結する。走行中、クランク軸6の回転で冷却ファン14が
シリンダー11及びシリンダーヘッド12に冷却風を送って
冷却し、エンジンルーム3の前下部から走行で受ける風
がエンジンルーム3内を流入して、後側に向けて流れ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は、上述のように構成
したので、走行時には、冷却ファンでシリンダー及びシ
リンダーヘッドが強制冷却される一方、走行で受ける風
が、エンジンルーム前下部から流入する。この風は、前
側から後側に向って流れ、後側になるに従って、シリン
ダー及びシリンダーヘッド、マフラと、発熱量が多い部
分になって、温度上昇する。シリンダーより前側は、温
度が低く、燃料ホースの温度上昇が防げる。エンジンを
停止したときは、特にシリンダー及びシリンダーヘッド
と、マフラの温度が高く、余熱が発生するが、燃料ホー
スをこの部分から離して設けてあって、燃料ホースの温
度上昇が防げ、ベーパーロックが発生せず、再始動が容
易にできる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示し、 第1図は全体側面図、 第2図は要部拡大側面図、 第3図は平面図、 第4図はエンジン部分の一部断面平面図、 第5図は正面図、 である。 1……車体、2……フレームカバー、3……エンジンル
ーム、5……エンジン、6……クランク軸、9……後二
輪、10……クランクケース、11……シリンダー、12……
シリンダーヘッド、13……シリンダカバー、14……冷却
ファン、15……ファンカバー、16……気化器、18……マ
フラ、19……エアークリーナ、20……燃料タンク、22…
…燃料ホース。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体(1)の後部をフレームカバー(2)
    で覆ってエンジンルーム(3)を形成し、 前記エンジンルーム(3)内の前部にエンジン(5)を
    搭載し、 前記エンジン(5)は、後側に傾斜するシリンダ(11)
    及びシリンダヘッド(12)を有すると共に、前記シリン
    ダ(11)及びシリンダヘッド(12)の前方に位置するク
    ランク軸(6)の軸端に冷却ファン(14)を取り付けて
    なり、 前記シリンダ(11)及びシリンダヘッド(12)をシリン
    ダカバー(13)で覆うと共に前記冷却ファン(14)をフ
    ァンカバー(15)で覆い、ファンカバー(15)とシリン
    ダカバー(13)とを連通させて、冷却ファン(14)の空
    気をシリンダカバー(13)内へと送給するようにする一
    方、 前記エンジンルーム(3)の後方にマフラ(18)を配置
    すると共に、 前記エンジン(5)の一側方に燃料タンク(20)を、他
    側方にエアークリーナ(19)をそれぞれ配置し、 前記シリンダ(11)近傍に配置された気化器(16)を前
    記エアークリーナ(19)に連結すると共に、 前記燃料タンク(20)の前方部に連結した燃料ホース
    (22)を、燃料タンク(20)の前方からクランクケース
    (10)前を横切るよう通過させた後、ファンカバー(1
    5)の上方を通過させて前記気化器(16)に連結するこ
    とを特徴とする小型車両のエンジン装置。
JP2006429A 1990-01-17 1990-01-17 小型車両のエンジン装置 Expired - Lifetime JP2800054B2 (ja)

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JPH03213429A JPH03213429A (ja) 1991-09-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4649358B2 (ja) * 2006-03-31 2011-03-09 本田技研工業株式会社 シート型車両の吸気構造
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