JP2502777B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JP2502777B2
JP2502777B2 JP2008669A JP866990A JP2502777B2 JP 2502777 B2 JP2502777 B2 JP 2502777B2 JP 2008669 A JP2008669 A JP 2008669A JP 866990 A JP866990 A JP 866990A JP 2502777 B2 JP2502777 B2 JP 2502777B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、保温機構を有する電気炊飯器に関する。
従来の技術 近年、保温機能を有する電気炊飯器では、保温中でも
御飯の味を損なうことなく保温ができるものが求められ
るようになってきている。
従来のこの種の電気炊飯器について第6図および第7
図を参照しながら説明する。
第6図において、鍋21は炊飯物を入れ炊飯するもの
で、この鍋21の底部分を底ヒータ22におり加熱し、側面
部分を胴ヒータ23により加熱する。また、鍋21は蓋24に
より閉塞する。底ヒータ駆動手段25は底ヒータ22への通
電を行い、胴ヒータ駆動手段26は胴ヒータ23への通電を
行う。鍋温度検知手段27は鍋21の温度を検知し、その出
力を制御手段28に入力する。制御手段28は保温工程にお
いて鍋21の温度が保温温度となるように底ヒータ駆動手
段25と胴ヒータ駆動手段26とを制御する。
つぎに、この従来例の動作について第7図にしたがい
に説明する。ステップ30で保温工程に入り、つぎにステ
ップ31に入り、制御手段28は鍋温度検知手段27の信号を
入力とし鍋21の温度θが、保温温度θ1=71.5℃より高
いかどうかを判定し、高いときは底ヒータ駆動手段25と
胴ヒータ駆動手段26に信号を出力し底ヒータ22と胴ヒー
タ23への通電をオフする。逆に低いときは底ヒータ22に
1/16、胴ヒータ23に15/16の通電率で通電し、保温して
いた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の電気炊飯器では、炊飯工程から保温
工程に入り、鍋21の温度が保温温度より低くなるまでの
期間は底ヒータ22と胴ヒータ23への通電が停止するの
で、蓋24の内側および鍋21の側面部分が冷えて、蓋24の
内側と鍋21の側面部分の内側に露がつき、露が炊飯物の
上に落下し、御飯が水分を多く含んで形が崩れたり白化
して味が悪くなるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するもので、蓋の内側に露
がつくのを防止し、露が炊飯物に落下して炊飯物の味,
形などを劣化させることなく保温するとともに、蓋ヒー
タの異常加熱を防止し蓋ヒータの耐久性を向上させるこ
とにある。また、第2の目的は、第1の目的に加えて鍋
の側面部分の内側に露がつくのを防止し、露が炊飯物に
落下し、炊飯物の味,形などを劣化させることなく保温
することにある。
課題を解決するための手段 本発明は上記第1の目的を達成するために、本発明
は、炊飯物を入れる鍋と、前記鍋の底部分を加熱する底
ヒータへの通電を行う底ヒータ駆動手段と、前記鍋の側
面部分を加熱する胴ヒータへの通電を行う胴ヒータ駆動
手段と、前記鍋の開放部を閉塞する蓋を加熱する蓋ヒー
タへの通電を行う蓋ヒータ駆動手段と、前記鍋の温度を
検知する鍋温度検知手段と、前記蓋の温度を検知する蓋
温度検知手段と、前記蓋温度検知手段と前記鍋温度検知
手段の信号を入力する制御手段とを備え、前記制御手段
は炊飯工程から保温工程に移行した直後から、前記蓋温
度検知手段により得られる前記蓋の温度が一定温度とな
るように前記蓋ヒータ駆動手段を制御して前記蓋ヒータ
に一定の通電率で通電するか、あるいは通電を停止し、
その後、一旦前記鍋の温度が保温温度以下となった後は
前記底ヒータ駆動手段、胴ヒータ駆動手段、および蓋ヒ
ータ駆動手段を制御し、前記蓋の温度が一定となるよう
に前記蓋ヒータに一定の通電率で通電するか、あるいは
通電を停止するように制御し、前記鍋の温度が一定とな
るように前記底ヒータと胴ヒータにそれぞれ一定の通電
率で通電するか、あるいは通電を停止するように制御し
たことを第1の課題解決手段としている。
また、第2の目的を達成するために、本発明の制御手
段は、特に炊飯工程から保温工程に移行した直後から、
蓋温度検出手段により得られる蓋の温度が一定温度とな
るように、蓋ヒータ駆動手段を制御して前記蓋ヒータに
一定の通電率で通電するか、あるいは通電を防止すると
ともに、胴ヒータ駆動手段を制御して胴ヒータに一定の
通電率で通電するか、あるいは通電を停止するように構
成したことを第2課題解決手段としている。
作用 本発明は、上記した第1の課題解決手段により、炊飯
工程から保温工程に入った直後から、鍋の温度が保温温
度以下になるまでの期間、被炊飯物の量や周囲温度によ
らずに蓋の温度が一定温度になるように、蓋ヒータに一
定の通電率で通電するか、通電を停止して蓋の内側に露
がつくのを防止できるとともに、蓋の異常加熱を防止で
きる。
また、第2の課題解決手段により、炊飯工程から保温
工程に入った直後から、鍋の温度が保温温度以下になる
までの期間、被炊飯物の量や周囲温度によらずに蓋の温
度が一定温度になるように、胴ヒータと蓋ヒータにそれ
ぞれ一定の通電率で通電するか、通電を停止して蓋の内
側に露がつくのを防止できるとともに、蓋の異常加熱を
防止できる。
実施例 以下、第1の発明の一実施例について説明する。
第1図において、鍋1は炊飯物を入れ炊飯するもの
で、この鍋1の底部分を底ヒータ2により加熱し、側面
部分を胴ヒータ3により加熱する。また、鍋1は蓋4に
より閉塞し、蓋4は蓋ヒータ5により加熱する。底ヒー
タ駆動手段6は底ヒータ2への通電を行い、胴ヒータ駆
動手段7は胴ヒータ3への通電を行う。また、蓋ヒータ
駆動手段8は蓋ヒータ5への通電を行う。鍋温度検知手
段9は鍋1の温度を検出し、蓋温度検知手段10は蓋4の
温度を検知する。制御手段11は蓋温度検知手段10と鍋温
度検知手段9との信号を入力し、炊飯工程から保温工程
に入った直後から鍋1の温度が保温温度以下になるまで
の期間、蓋ヒータ駆動手段8を制御して蓋ヒータ5に一
定の通電率で通電し、鍋1の温度が保温温度以下になる
と、底ヒータ駆動手段6と胴ヒータ駆動手段7と蓋ヒー
タ駆動手段8を制御し、蓋4の温度が一定温度になるよ
うに蓋ヒータ5に一定の通電率で通電するが通電を停止
し、鍋1の温度が保温温度になるように底ヒータ2と胴
ヒータ3にそれぞれ一定の通電率で通電するか通電を停
止するように制御している。
つぎに、第2図は具体回路図で、底ヒータ駆動手段6
はリレー接点6a,リレーコイル6b,トランジスタ6c,抵抗6
dにより構成されている。リレー接点6aの片側は交流電
源12に接続し、他の片側は底ヒータ2に接続している。
リレーコイル6bは片側を直流電源13に接続し、他の片側
はトランジスタ6cのコレクタに接続している。トランジ
スタ6cのエミッタはグランドに接続し、ベースは抵抗6d
と制御手段(以下マイクロコンピュータという)11の出
力に接続されている。胴ヒータ駆動手段7は双方向性3
端子制御素子(以下サイリスタという)7a,抵抗7b,トラ
ンジスタ7c,抵抗7dにより構成されている。サイリスタ7
aのT1端子は交流電源12に接続し、T2端子は胴ヒータ3
の片側に接続し、ゲート端子は抵抗7bの片側に接続され
ている。抵抗7bの他の片側はトランジスタ7cのコレクタ
に接続し、トランジスタ7cのエミッタはグランドに接続
し、トランジスタ7cのベースと抵抗7dの片側とマイクロ
コンピュータ11の出力とが接続されている。蓋ヒータ駆
動手段8はサイリスタ8a,抵抗8b,トランジスタ8c,抵抗8
dにより構成されている。サイリスタ8aのT1端子は交流
電源12に接続し、T2端子は蓋ヒータ5の片側に接続し、
ゲート端子は抵抗8bの片側に接続されている。抵抗8bの
他の片側はトランジスタ8cのコレクタに接続し、トラン
ジスタ8cのエミッタはグランドに接続し、トランジスタ
8cのベースと抵抗8dの片側とマイクロコンピュータ11の
出力とが接続されている。鍋温度検知手段9はサーミス
タ9a,抵抗9b,A/D変換器9c,抵抗9d,9eにより構成されて
いる。サーミスタ9aと抵抗9bによりA/D変換器9cに鍋温
度に対応した電圧が入力される。抵抗9d,9eによりA/D変
換器9cにA/D変換用基準電圧が入力される。さらに、A/D
変換器9cの出力はマイクロコンピュータ11に入力され、
鍋1の温度データが入力される。蓋温度検知手段10はサ
ーミスタ10a,抵抗10b,A/D変換器10c,抵抗10d,10eにより
構成されている。サーミスタ10aと抵抗10bによりA/D変
換器10cに蓋温度に対応した電圧が入力される。抵抗10
d,10eによりA/D変換器10cにA/D変換用基準電圧が入力さ
れ、さらに、A/D変換器10cの出力はマイクロコンピュー
タ11に入力され、蓋4の温度データが入力される。
上記の構成において第3図のフローチャートにしたが
い動作を説明する。
ステップ100で保温工程に入る。ステップ101で鍋1の
温度がθがθ1例えば71.5℃よりも高いか、低いかをA/D
変換器9cの出力を入力してマイクロコンピュータ11が判
定する。鍋1の温度θがθ1よりも高い場合はステップ1
02に進む。ステップ102において、マイクロコンピュー
タ11はトランジスタ6c,7cのベースに接続される出力を
ローレベルとし、トランジスタ6c,7cをオフし、リレー
接点6aとサイリスタ7aをオフさせて底ヒータ2と胴ヒー
タ3への通電を停止する。つぎにステップ103に進み、
マイクロコンピュータ11はトランジスタ8cのベースに接
続される出力を16秒中3秒オフ状態とし、トランジスタ
8cを16秒中3秒間オンし、サイリスタ8aをオンさせて蓋
ヒータ5への通電を3/16の通電率で行いステップ101に
進む。逆に、鍋1の温度θがθ1よりも低い場合はステ
ップ104に進む。ステップ104では、トランジスタ6cに接
続されるマイクロコンピュータ11の出力を16秒中1秒ハ
イレベルとし、トランジスタ6cを16秒中1秒間オンさ
せ、リレーコイル6bを励磁し、リレー接点6aを16秒中1
秒間オンさせ、底ヒータ2に1/16の通電率で通電する。
またトランジスタ7cに接続されているマイクロコンピュ
ータ11の出力を16秒中15秒ハイレベルとし、トランジス
タ7cを16秒中15秒間オンさせ、サイリスタ7aを16秒中15
秒間オンさせ、サイリスタ7aを16秒中15秒間オンさせ、
胴ヒータ3に15/16の通電率で通電する。つぎにステッ
プ105に進む。ステップ105では蓋4の温度がφがφ1
えば112℃よりも高いか、低いかをA/D変換器10cの出力
を入力しマイクロコンピュータ11が判定する。蓋4の温
度φがφ1より高い場合は、ステップ106に進む。ステッ
プ106ではトランジスタ8cのベースに接続されているマ
イクロコンピュータ11の出力をローレベルとし、トラン
ジスタ8cをオフし、サイリスタ8aをオフし、蓋ヒータ5
への通電を停止する。ステップ105において蓋4の温度
φがφ1より低い場合はステップ107に進む。ステップ10
7ではトランジスタ8cのベースに接続されるマイクロコ
ンピュータ11の出力を16秒中3秒ハイレベルとし、トラ
ンジスタ8cを16秒中3秒間オンさせ、サイリスタ8aを16
秒中3秒間オンさせ、蓋ヒータ5に3/16の通電率で通電
する。つぎに、ステップ106,ステップ107からステップ1
08に進む。ステップ108で鍋1の温度θがθ1例えば71.5
℃よりも高いか、低いかをA/D変換器9cの出力を入力し
マイクロコンピュータ11は判定する。鍋1の温度θがθ
1よりも高い場合はステップ109に進む。ステップ109に
おいて、マイクロコンピュータ11はトランジスタ6c,7c
のベースに接続される出力をローレベルとし、トランジ
スタ6c,7cをオフし、リレー接点6aとサイリスタ7aをオ
フさせて底ヒータ2と胴ヒータ3への通電を停止する。
逆に、鍋1の温度θがθ1よりも低い場合はステップ104
に戻り、上記の動作をくり返す。
以上のように第1の発明の実施例の電気炊飯器によれ
ば、炊飯工程から保温工程に入った直後から鍋1の温度
が保温温度以下になるまでの期間、蓋ヒータ5への通電
を行い、鍋1の温度が保温温度以下になると蓋ヒータ5
への通電を制御して蓋4の温度を一定温度にするととも
に、底ヒータ2と胴ヒータ3への通電を制御して鍋1の
温度を保温温度に保つことができるので、保温中に蓋4
の内側に露がつくのを防止し、露が炊飯物に落下し、炊
飯物の味,形等を劣化させることなく保温できる。
つぎに、第2の発明の実施例について説明する。
第1図における制御手段11は蓋温度検知手段10と鍋温
度検知手段9との信号を入力し、炊飯工程から保温工程
に入った直後から鍋1の温度が保温温度以下になるまで
の期間、蓋ヒータ駆動手段8を制御して蓋4の温度が一
定温度になるように蓋ヒータ5に一定の通電率で通電す
るか通電を停止し、鍋1の温度が保温温度以下になると
底ヒータ駆動手段6と胴ヒータ駆動手段7と蓋ヒータ駆
動手段8を制御し、蓋4の温度が一定温度になるように
蓋ヒータ5に一定の通電率で通電するか通電を停止し、
鍋1の温度が保温温度になるように底ヒータ2と胴ヒー
タ3にそれぞれ一定の通電率で通電するか通電を停止す
るように制御している。
つぎに、第4図のフローチャートにしたがい動作を説
明する。ステップ200で保温工程に入る。ステップ201で
鍋1の温度θがθ1例えば71.5℃よりも高いか、低いか
をA/D変換器9cの出力を入力しマイクロコンピュータ11
は判定する。鍋1の温度θがθ1よりも高い場合はステ
ップ202に進む。ステップ202において、マイクロコンピ
ュータ11はトランジスタ6c,7cのベースに接続される出
力をローレベルとし、トランジスタ6c,7cをオフし、リ
レー接点6aとサイリスタ7aをオフさせて底ヒータ2と胴
ヒータ3への通電を停止する。つぎにステップ203に進
む。ステップ203では、蓋4の温度φがφ1例えば112℃
よりも高いか、低いかをA/D変換器10cの出力を入力しマ
イクロコンピュータ11は判定する。蓋4の温度φがφ1
より高い場合は、ステップ204に進む。ステップ204では
トランジスタ8cのベースに接続されているマイクロコン
ピュータ11の出力をローレベルとし、トランジスタ8cを
オフし、サイリスタ8aをオフし、蓋ヒータ5への通電を
停止する。逆にステップ203において蓋4の温度φがφ1
より低い場合は、ステップ205に進む。ステップ205では
トランジスタ8cのベースに接続されるマイクロコンピュ
ータ11の出力を16秒中3秒ハイレベルとし、トランジス
タ8cを16秒中3秒間オンさせ、サイリスタ8aを16秒中3
秒間オンさせ蓋ヒータ5に3/16の通電率で通電する。ス
テップ204とステップ205からステップ201へ戻る。ステ
ップ201において、鍋1の温度φがφ1よりも低い場合は
ステップ206に進む。ステップ206以降ステップ211まで
第1の発明のフローチャート(第3図)のステップ104
からステップ109と同じ動作をする。
以上のように第2の発明の実施例の電気炊飯器によれ
ば、炊飯工程から保温工程に入った直後から鍋1の温度
が保温温度以下になるまでの期間、蓋4の温度が一定温
度になるように蓋ヒータ5に一定の通電率で通電するか
通電を停止でき、保温中に蓋4の内側に露がつくのを防
止し、露が炊飯物に落下し、炊飯物の味,形などを劣化
させることなく保温できるとともに、蓋ヒータ5の異常
加熱を防止し蓋ヒータ5の耐久性を上げることができ
る。
つぎに、第3の発明の実施例について説明する。
第1図における制御手段11は、蓋温度検知手段10と鍋
温度検知手段9との信号を入力し、炊飯工程から保温工
程に入った直後から鍋1の温度が保温温度以下になるま
での期間、胴ヒータ駆動手段7と蓋ヒータ駆動手段8を
制御して蓋4の温度が一定温度になるように胴ヒータ3
と蓋ヒータ5にそれぞれ一定の通電率で通電するか通電
を停止し、鍋1の温度が保温温度以下になると底ヒータ
駆動手段6と胴ヒータ駆動手段7と蓋ヒータ駆動手段8
を制御し、蓋4の温度が一定温度になるように蓋ヒータ
5に一定の通電率で通電するか通電を停止し、鍋1の温
度が保温温度になるように底ヒータ2と胴ヒータ3にそ
れぞれ一定の通電率で通電するか通電を停止するように
制御している。
つぎに、第5図のフローチャートにしたがい動作を説
明する。ステップ300で保温工程に入る。ステップ301で
鍋1の温度θがθ1例えば71.5℃よりも高いか、低いか
をA/D変換器9cの出力を入力しマイクロコンピュータ11
は判定する。鍋1の温度θがθ1よりも高い場合はステ
ップ302に進む。ステップ302において、マイクロコンピ
ュータ11はトランジスタ6c,7cのベースに接続される出
力をローレベルとし、トランジスタ6c,7cをオフし、リ
レー接点6aとサイリスタ7aをオフさせて底ヒータ2と胴
ヒータ3への通電を停止する。つぎにステップ303に進
む。ステップ303では、蓋4の温度φがφ1例えば112℃
よりも高いか、低いかをA/D変換器10cの出力を入力しマ
イクロコンピュータ11は判定する。蓋4の温度φがφ1
より高い場合は、ステップ304に進む。ステップ304では
トランジスタ7c,8cのベースに接続されているマイクロ
コンピュータ11の出力をローレベルとし、トランジスタ
7c,8cをオフし、サイリスタ7a,8aをオフし、胴ヒータ3,
蓋ヒータ5への通電を停止する。逆にステップ303にお
いて蓋4の温度φがφ1より低い場合は、ステップ305に
進む。ステップ305ではトランジスタ7c,8cのベースに接
続されるマイクロコンピュータ11の出力を16秒中3秒ハ
イレベルとし、トランジスタ7c,8cを16秒中3秒間オン
させ、サイリスタ7a,8aを16秒中3秒間オンさせて胴ヒ
ータ3と蓋ヒータ5に3/16の通電率で通電する。ステッ
プ304とステップ305からステップ301へ戻る。ステップ3
01において、鍋1の温度θがθ1よりも低い場合はステ
ップ306に進む。ステップ306以降ステップ311まで第1
の発明のフローチャート(第3図)のステップ104から
ステップ109と同じ動作をする。
以上のように第3の発明の実施例の電気炊飯器によれ
ば、炊飯工程から保温工程に入った直後から鍋1の温度
が保温温度以下になるまでの期間、蓋4の温度が一定温
度になるように胴ヒータ3と蓋ヒータ5にそれぞれ一定
の通電率で通電するか通電を停止でき、保温中に蓋4お
よび鍋1の内側部分に露がつくのを防止し、露が炊飯物
に落下し、炊飯物の味,形などを劣化させることなく保
温できるとともに、蓋ヒータ5の異常加熱を防止し蓋ヒ
ータ5の耐久性を上げることができる。ここで蓋4を一
定にする温度φ1は、露がつかない温度で、露がついた
としても露を蒸発させることができる温度であり、蓋ヒ
ータ5の耐久性に影響のない温度とする。また、上記実
施例において底ヒータ2は、通常のシーズヒータとして
いるが、鍋1の底部分を加熱する物であればよく、例え
ば、誘導加熱方式の加熱ヒータであっても何等問題はな
い。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように第1の発明によれ
ば、炊飯工程から保温工程に入った直後から、鍋の温度
が保温温度以下になるまでの期間、被炊飯物の量や周囲
温度によらずに、蓋の温度が一定温度になるように蓋ヒ
ータに一定の通電率で通電するか通電を停止できるの
で、保温中に蓋の内側に露がつくのを防止し、露が炊飯
物に落下し、炊飯物の味,形などを劣化させることなく
保温できるとともに、蓋ヒータの異常加熱を防止し蓋ヒ
ータの耐久性を上げることができる。
さらに第2の発明によれば、炊飯工程から保温工程に
入った直後から鍋の温度が保温温度以下になるまでの期
間、蓋の温度が一定温度になるように胴ヒータと蓋ヒー
タにそれぞれ一定の通電率で通電するか通電を停止でき
るので、保温中に蓋および鍋の内側部分に露がつくのを
防止し、露が炊飯物に落下し、炊飯物の味,形などを劣
化させることなく保温できるとともに、蓋ヒータの異常
加熱を防止し蓋ヒータの耐久性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電気炊飯器のブロック図、
第2図は同電気炊飯器の具体回路図、第3図は同電気炊
飯器の動作を示すフローチャート、第4図は本発明の他
の実施例の電気炊飯器の動作を示すフローチャート、第
5図は本発明の別の実施例の電気炊飯器の動作を示すフ
ローチャート、第6図は従来の電気炊飯器のブロック
図、第7図は同従来の電気炊飯器の動作を示すフローチ
ャートである。 1……鍋、2……底ヒータ、3……胴ヒータ、4……
蓋、5……蓋ヒータ、6……底ヒータ駆動手段、7……
胴ヒータ駆動手段、8……蓋ヒータ駆動手段、9……鍋
温度検知手段、10……蓋温度検知手段、11……制御手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−106415(JP,A) 特開 昭61−222419(JP,A) 特開 昭60−227719(JP,A) 実開 昭50−112464(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯物を入れる鍋と、前記鍋の底部分を加
    熱する底ヒータへの通電を行う底ヒータ駆動手段と、前
    記鍋の側面部分を加熱する胴ヒータへの通電を行う胴ヒ
    ータ駆動手段と、前記鍋の開放部を閉塞する蓋を加熱す
    る蓋ヒータへの通電を行う蓋ヒータ駆動手段と、前記鍋
    の温度を検知する鍋温度検知手段と、前記蓋の温度を検
    知する蓋温度検知手段と、前記蓋温度検知手段と前記鍋
    温度検知手段の信号を入力する制御手段とを備え、前記
    制御手段は炊飯工程から保温工程に移行した直後から、
    前記蓋温度検知手段により得られる前記蓋の温度が一定
    温度となるように前記蓋ヒータ駆動手段を制御して前記
    蓋ヒータに一定の通電率で通電するか、あるいは通電を
    停止し、その後、一旦前記鍋の温度が保温温度以下とな
    った後は前記底ヒータ駆動手段、胴ヒータ駆動手段、お
    よび蓋ヒータ駆動手段を制御し、前記蓋の温度が一定と
    なるように前記蓋ヒータに一定の通電率で通電するか、
    あるいは通電を停止するように制御し、前記鍋の温度が
    一定となるように前記底ヒータと胴ヒータにそれぞれ一
    定の通電率で通電するか、あるいは通電を停止するよう
    に制御してなる電気炊飯器。
  2. 【請求項2】制御手段は、炊飯工程から保温工程に移行
    した直後から、蓋温度検出手段により得られる蓋の温度
    が一定温度となるように、蓋ヒータ駆動手段を制御して
    前記蓋ヒータに一定の通電率で通電するか、あるいは通
    電を停止するとともに、胴ヒータ駆動手段を制御して胴
    ヒータに一定の通電率で通電するか、あるいは通電を停
    止するように構成した請求項1記載の電気炊飯器。
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