JPH0813289B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JPH0813289B2
JPH0813289B2 JP2008696A JP869690A JPH0813289B2 JP H0813289 B2 JPH0813289 B2 JP H0813289B2 JP 2008696 A JP2008696 A JP 2008696A JP 869690 A JP869690 A JP 869690A JP H0813289 B2 JPH0813289 B2 JP H0813289B2
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lid
heater
pot
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説三 紺ノ
浩典 浜田
重男 浜岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、保温機能を有する電気炊飯器に関する。
従来の技術 近年、保温機能を有する電気炊飯器では、保温中でも
御飯の味を損なうことなく保温ができるものが求められ
るようになっている。
従来のこの種の電気炊飯器について第10図を参照しな
がら説明する。図に示すように、鍋21は炊飯物を入れ炊
飯するもので、この鍋21の底部分を底ヒータ22により加
熱し、側面部分を胴ヒータ23により加熱する。また、鍋
21は蓋24により閉塞する。底ヒータ駆動手段25は底ヒー
タ22への通電を行い、胴ヒータ駆動手段26は胴ヒータ23
への通電を行う。鍋温度検知手段27は鍋21の温度を検知
し、その出力を制御手段28に入力する。制御手段28は保
温工程において鍋21の温度が保温温度となるように底ヒ
ータ駆動手段25と胴ヒータ駆動手段26とを制御する。
つぎに、この従来例の動作について第11図にしたがい
説明する。ステップ30で保温工程に入り、つぎにステッ
プ31に入り制御手段28は、鍋温度検知手段27の信号を入
力とし鍋21の温度θが、保温温度θ=71.5℃より高い
かどうかを判定し、高いときは底ヒータ駆動手段25と胴
ヒータ駆動手段26に信号を出力し底ヒータ22と胴ヒータ
23への通電をオフする。逆に低いときは低ヒータ22に1/
16、胴ヒータ23に15/16の通電率で通電し、保温してい
た。
発明が解決しようとする課題 このような従来の電気炊飯器では、炊飯工程から保温
工程に入り、鍋21の温度が保温温度より低くなるまでの
期間は底ヒータ22と胴ヒータ23への通電が停止するの
で、蓋24の内側および鍋21の側面部分が冷えて、蓋24の
内側と鍋21の側面部分の内側に露がつき、露が炊飯物の
上に落下し、御飯が水分を多く含んで形が崩れたり白化
して味が悪くなるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するもので、蓋の内側に露
がつくのを防止し、露が炊飯物に落下して炊飯物の味,
形などを劣化させることなく保温するとともに、蓋ヒー
タの異常加熱を防止し蓋ヒータの耐久性を向上させるこ
とにある。また、第2の目的は、第2の目的に加えて鍋
の側面部分の内側に露がつくのを防止し、露が炊飯物に
落下し、炊飯物の味,形などを劣化させることなく保温
することにある。
課題を解決するための手段 本発明は上記第1の目的を達成するために、本発明
は、炊飯物を入れる鍋と、前記鍋の底部分を加熱する底
ヒータへの通電を行う底ヒータ駆動手段と、前記鍋の側
面部分を加熱する胴ヒータへの通電を行う胴ヒータ駆動
手段と、前記鍋の開放部を閉塞する蓋を加熱する蓋ヒー
タへの通電を行う蓋ヒータ駆動手段と、前記鍋の温度を
検知する鍋温度検知手段と、蓋の温度を検知する蓋温度
検知手段と、前記蓋温度検知手段と前記鍋温度検知手段
の信号を入力する制御手段を備え、前記制御手段は炊飯
工程から保温工程に移行した直後から、前義蓋温度検知
手段により得られる前記蓋の温度が一定温度となるよう
に前記蓋ヒータ駆動手段を制御して前記蓋ヒータに一定
の通電率で通電するか、あるいは通電を停止し、その
後、一旦前記鍋の温度が保温温度以下となった後は前記
鍋の温度が保温温度となるように前記底ヒータ駆動手
段、胴ヒータ駆動手段、および蓋ヒータ駆動手段を制御
し、前記底ヒータ、胴ヒータ、および蓋ヒータにそれぞ
れ一定の通電率で通電するか、あるいは通電を停止する
ように制御したことを第1の課題解決手段としている。
また、第2の目的を達成するために、本発明の制御手
段は、特に炊飯工程から保温工程に移行した直後から、
蓋温度検知手段により得られる蓋の温度が一定温度とな
るように、蓋ヒータ駆動手段を制御して前記蓋ヒータに
一定の通電率で通電するか、あるいは通電を停止すると
ともに、胴ヒータ駆動手段を制御して胴ヒータに一定の
通電率で通電するか、あるいは通電を停止するように構
成したことを第3の課題解決手段としている。
作用 本発明は、上記した第1の課題解決手段により、炊飯
工程から保温工程に入った直後から、鍋の温度が保温温
度以下になるまでの期間、被炊飯物の量や周囲温度によ
らずに蓋の温度が一定温度になるように、蓋ヒータに一
定の通電率で通電するか、通電を停止して蓋の内側に露
がつくのを防止できるとともに、蓋の異常加熱を防止で
きる。
また、第2の課題解決手段により、炊飯工程から保温
工程に入った直後から、鍋の温度が保温温度以下になる
までの期間、被炊飯物の量や周囲温度によらず蓋の温度
が一定温度になるように、胴ヒータと蓋ヒータにそれぞ
れ一定の通電率で通電するか、通電を停止して蓋の内側
に露がつくのを防止できるとともに、蓋異常加熱を防止
できる。
実施例 以下、第1の発明の一実施例について説明する。第1
図において、鍋1は炊飯物を入れ炊飯するもので、この
鍋1の底部分を底ヒータ2により加熱し、側面部分を胴
ヒータ3により加熱する。また、鍋1は蓋4により閉塞
し、蓋4は蓋ヒータ5により加熱する。底ヒータ駆動手
段6は底ヒータ2への通電を行い、胴ヒータ駆動手段7
は胴ヒータ3への通電を行う。また、蓋ヒータ駆動手段
8は蓋ヒータ5への通電を行う。鍋温度検知手段9は鍋
1の温度を検知する。制御手段10は鍋温度検知手段9の
信号を入力し、炊飯工程から保温工程に入った直後から
鍋1の温度が保温温度以下になるまでの期間、蓋ヒータ
駆動手段8を制御し、蓋ヒータ5に一定の通電率で通電
し、鍋1の温度が保温温度以下になると底ヒータ駆動手
段6と胴ヒータ駆動手段7と蓋ヒータ駆動手段8を制御
して鍋1の温度が保温温度になるように底ヒータ2と胴
ヒータ3と蓋ヒータ5にそれぞれ一定の通電率で通電す
るか通電を停止するように制御している。
つぎに、第2図は具体回路図で、底ヒータ駆動手段6
はリレー接点6a,リレーコイル6b,トランジスタ6c,抵抗6
dにより構成されている。リレー接点6aの片側は交流電
源11に接続し、他の片側は底ヒータ2に接続されてい
る。リレーコイル6bは片側を直流電源12に接続し、他の
片側はトランジスタ6cのコレクタに接続されている。ト
ランジスタ6cのエミッタはグランドに接続し、ベースは
抵抗6dと制御手段(以下マイクロコンピュータという)
10の出力に接続されている。胴ヒータ駆動手段7は双方
向性3端子制御素子(以下サイリスタという)7a,抵抗7
b,トランジスタ7c,抵抗7dにより構成されている。サイ
リスタ7aのT1端子は交流電源11に抵抗し、T2端子は胴ヒ
ータ3の片側に接続し、ゲート端子は抵抗7bの片側に接
続されている。抵抗7bの他の片側はトランジスタ7cのコ
レクタに接続し、トランジスタ7cのエミッタはグランド
に接続し、トランジスタ7cのベースと抵抗7dの片側とマ
イクロコンピュータ10の出力とが接続されている。蓋ヒ
ータ駆動手段8はサイリスタ8a,抵抗8b,トランジスタ8
c,抵抗8dにより構成されている。サイリスタ8aのT1端子
は交流電源11に抵抗し、T2端子は蓋ヒータ5の片側に接
続し、ゲート端子は抵抗8bの片側に接続されている。抵
抗8bの他の片側はトランジスタ8cのコレクタに接続し、
トランジスタ8cのエミッタはグランドに接続し、トラン
ジスタ8cのベースと抵抗8dの片側とマイクロコンピュー
タ10の出力とが接続されている。鍋温度検知手段9はサ
ーミスタ9a,抵抗9b,A/D変換器9c,抵抗9d,9eにより構成
されている。サーミスタ9aと抵抗9bによりA/D変換器9c
に鍋温度に対応した電圧が入力される。抵抗9d,9eによ
りA/D変換器9cにA/D変換用基準電圧が入力される。さら
にA/D変換器9cの出力は、マイクロコンピュータ10に入
力され、鍋1の温度データが入力される。
上記の構成において第3図のフローチャートにしたが
い動作を説明する。
ステップ100で保温工程に入る。ステップ101で鍋の温
度θがθ例えば71.5℃よりも高いか、低いかをA/D変
換器9cの出力を入力し、マイクロコンピュータ10は判定
する。鍋1の温度θがθよりも高い場合はステップ10
2に進む。ステップ102においてマイクロコンピュータ10
はトランジスタ6c,7cのベースに接続される出力をロー
レベルとし、トランジスタ6c,7cをオフし、リレー接点6
aとサイリスタ7aをオフさせて底ヒータ2と胴ヒータ3
への通電を停止する。
つぎにステップ103に進み、マイクロコンピュータ10
はトランジスタ8cのベースに接続される出力を、16秒中
3秒ハイレベルとし、トランジスタ8cを16秒中3秒間オ
ンさせ、サイリスタ8aをオンさせて蓋ヒータ5への通電
を3/16の通電率で行い、蓋4の温度を上げて蓋4に露が
つきにくくし、露がついたとしても露を蒸発させること
ができる。つぎにステップ101に進む。逆に、ステップ1
01において鍋1の温度θがθよりも低い場合はステッ
プ104に進む。ステップ104ではトランジスタ6cに接続さ
れるマイクロコンピュータ10の出力を16秒中1秒ハイレ
ベルとし、トランジスタ6cを16秒中1秒間オンさせ、リ
レーコイル6bを励磁し、リレー接点6aを16秒中1秒間オ
ンさせ、底ヒータ2に1/16の通電率で通電する。またト
ランジスタ7cに接続されているマイクロコンピュータ10
の出力を16秒中15秒ハイレベルとし、トランジスタ7cを
16秒中15秒間オンさせ、サイリスタ7aを16秒中15秒間オ
ンさせ、胴ヒータ3に15/16の通電率で通電する。さら
にマイクロコンピュータ10はトランジスタ8cのベースに
接続される出力を、16秒中8秒ハイレベルとし、トラン
ジスタ8cを16秒中8秒間オンさせ、サイリスタ8aを16秒
中8秒間オンさせて蓋ヒータ5への通電を8/16の通電率
で行う。ここでステップ104における底ヒータ2と胴ヒ
ータ3と蓋ヒータ5が通電するタイミングを第4図にし
たがい説明する。第4図(a),(b),(c)に示す
ように、マイクロコンピュータ10は16秒をひとつの期間
とし、最初の1秒間は底ヒータ2に通電し、つぎの15秒
間は胴ヒータ3に通電する。さらに、16秒の後半の8秒
間は蓋ヒータ5に通電するように制御する。つぎにステ
ップ105に進む。ステップ105では、鍋1の温度θがθ
例えば71.5℃よりも高いか、低いかをA/D変換器9cの出
力を入力し、マイクロコンピュータ10は判定する。鍋1
の温度θがθよりも高い場合はステップ106に進む。
ステップ106においてマイクロコンピュータ10はトラン
ジスタ6c,7c,8cのベースに接続される出力をローレベル
とし、トランジスタ6c,7c,8cをオフし、リレー接点6aと
サイリスタ7a,8aをオフさせて、底ヒータ2と胴ヒータ
3と蓋ヒータ5への通電を停止してステップ105に戻
る。逆にステップ105において鍋1の温度θがθより
も低い場合はステップ104に進み、上記の動作をくり返
す。
以上のように第1の発明の実施例の電気炊飯器によれ
ば、炊飯工程から保温工程に入った直後から鍋1の温度
が保温温度以下になるまでの期間、蓋ヒータ5への通電
を行い、蓋4を加熱し蓋4の温度を上げて蓋4の内側に
露がつかないようにできる。また鍋1の温度が保温温度
以下になると、底ヒータ2と胴ヒータ3と蓋ヒータ5へ
の通電を制御して、蓋4の温度を露がつかない温度に保
つとともに鍋1の温度を保温温度に保つことができるの
で、保温中に蓋4の内側に露がつくのを防止し、露が炊
飯物に落下し、炊飯物の味,形などを劣化させることな
く保温できる。
つぎに、第2の発明の実施例について第5図に基づい
て説明する。なお、第1の発明の実施例と同じ構成のも
のは同一符号を付して説明を省略する。
第5図において、蓋温度検知手段13は蓋4の温度を検
知するものである。また、制御手段14は、蓋温度検知手
段13と鍋温度検知手段9との信号を入力し、炊飯工程か
ら保温工程に入った直後から鍋1の温度が保温温度以下
になるまでの期間、蓋ヒータ駆動手段8を制御し、蓋4
の温度が一定温度になるように蓋ヒータ5に一定の通電
率で通電するか通電を停止し、鍋1の温度が保温温度以
下になると底ヒータ駆動手段6と胴ヒータ駆動手段7と
蓋ヒータ駆動手段8を制御し、鍋1の温度が保温温度に
なるように底ヒータ2と胴ヒータ3と蓋ヒータ5にそれ
ぞれ一定の通電率で通電するか通電を停止するように制
御している。
第6図は具体回路図で、蓋温度検知手段13はサーミス
タ13a,抵抗13b,A/D変換器13c,抵抗13d,13eにより構成さ
れている。サーミスタ13aと抵抗13bによりA/D変換器13c
に蓋温度に対応した電圧が入力される。抵抗13d,13eに
よりA/D変換器13cにA/D変換用基準電圧が入力される。
さらにA/D変換器13cの出力は制御手段(以下マイクロコ
ンピュータという)14に入力され、蓋4の温度データが
入力される。
つぎに、上記構成において第7図のフローチャートに
したがい動作を説明する。ステップ200で保温工程に入
る。ステップ201で鍋1の温度θがθ例えば71.5℃よ
りも高いか、低いかをA/D変換器9cの出力を入力しマイ
クロコンピュータ14は判定する。鍋1の温度θがθ
りも高い場合はステップ202に進む。ステップ202におい
て、マイクロコンピュータ14はトランジスタ6c,7cのベ
ースに接続される出力をローレベルとし、トランジスタ
6c,7cをオフし、リレー接点6aとサイリスタ7aをオフさ
せて底ヒータ2と胴ヒータ3への通電を停止する。つぎ
にステップ203に進む。ステップ203では蓋4の温度φが
φ例えば112℃よりも高いか、低いかをA/D変換器13c
の出力を入力しマイクロコンピュータ1は判定する。蓋
4の温度φがφより高い場合は、ステップ204に進
む。ステップ204ではトランジスタ8cのベースに接続さ
れているマイクロコンピュータ14の出力をローレベルと
し、トランジスタ8cをオフし、サイリスタ8aをオフし、
蓋ヒータ5への通電を停止する。逆にステップ203にお
いて蓋4の温度φがφより低い場合は、ステップ205
に進む。ステップ205ではトランジスタ8cのベースに接
続されるマイクロコンピュータ14の出力を16秒中3秒ハ
イレベルとし、トランジスタ8cを16秒中3秒間オンさせ
ることによりサイリスタ8aを16秒中3秒間オンさせ、蓋
ヒータ5に3/16の通電率で通電を行い、蓋4の温度を上
げて蓋4に露がつきにくくし、露がついたとしても露を
蒸発させることができる。ステップ204とステップ205か
らステップ201へ戻る。ステップ201において、鍋1の温
度θがθよりも低い場合はステップ206に進む。ステ
ップ206以降ステップ208まで第1の発明のフローチャー
ト(第3図)のステップ104からステップ106と同じ動作
をする。
以上のように第2の発明の実施例の電気炊飯器によれ
ば、炊飯工程から保温工程に入った直後から鍋1の温度
が保温温度以下になるまでの期間、蓋4の温度が露のつ
かない温度で、露がついたとしても露を蒸発させること
ができる温度で、かつ蓋ヒータ5の耐久性に影響のない
一定温度になるように蓋ヒータ5に一定の通電率で通電
するか通電を停止できる。さらに鍋1の温度が保温温度
以下になると、底ヒータ2と胴ヒータ3と蓋ヒータ5へ
の通電を制御して、蓋4の温度を露がつかない温度に保
つとともに鍋1の温度を保温温度に保つことができるの
で、保温中に蓋4の内側に露がつくのを防止して露が炊
飯物に落下し、炊飯物の味,形などを劣化させることな
く保温保温できるとともに、蓋ヒータ5の異常加熱を防
止し蓋ヒータ5の耐久性を上げることができる。
つぎに第3の発明の実施例について説明する。
第5図における制御手段14は、蓋温度検知手段13と鍋
温度検知手段9との信号を入力し、炊飯工程から保温工
程に入った直後から鍋1の温度が保温温度以下になるま
での期間、胴ヒータ駆動手段7と蓋ヒータ駆動手段8を
制御して蓋4の温度が一定温度になるように胴ヒータ3
と蓋ヒータ5にそれぞれ一定の通電率で通電するか通電
を停止し、鍋1の温度が保温温度以下になると、底ヒー
タ駆動手段6と胴ヒータ駆動手段7と蓋ヒータ駆動手段
8を制御し、鍋1の温度が保温温度になるように底ヒー
タ2と胴ヒータ3と蓋ヒータ5にそれぞれ一定の通電率
で通電するか通電を停止するように制御している。
つぎに、第8図のフローチャートにしたがい動作を説
明する。ステップ300で保温工程に入る。ステップ301で
鍋1の温度θがθ例えば71.5℃よりも高いか、低いか
をA/D変換器9cの出力を入力しマイクロコンピュータ14
は判定する。鍋1の温度θがθよりも高い場合はステ
ップ302に進む。ステップ302において、マイクロコンピ
ュータ14はトランジスタ6cのベースに接続される出力を
ローレベルとし、トランジスタ6cをオフし、リレー接点
6aをオフさせて底ヒータ2への通電を停止する。つぎに
ステップ303に進む。ステップ303では、蓋4の温度φが
φ例えば112℃よりも高いか、低いかをA/D変換器13c
の出力を入力し、マイクロコンピュータ14は判定する。
蓋4の温度φがφより高い場合は、ステップ304に進
む。ステップ304ではトランジスタ7c,8cのベースに接続
されているマイクロコンピュータ14の出力をローレベル
とし、トランジスタ7c,8cをオフさせることにより、サ
イリスタ7a,8aをオフし、胴ヒータ3,蓋ヒータ5への通
電を停止する。逆にステップ303において蓋4の温度φ
がφより低い場合は、ステップ305に進む。ステップ3
05では第9図(a)に示すように、16秒間の前半の3秒
間は、トランジスタ8cのベースに接続されるマイクロコ
ンピュータ14の出力をハイレベルとし、トランジスタ8c
を16秒間の前半の3秒間オンさせ、サイリスタ8aを16秒
間の前半の3秒間オンさせ、蓋ヒータ5に3/16の通電率
を行い、蓋4の温度を上げて蓋4に露がつきにくくし、
露がついたとしても露を蒸発させることができる。さら
に第9図(b)に示すように、16秒間の後半の3秒間
は、トランジスタ7cのベースに接続されるマイクロコン
ピュータ14の出力をハイレベルとし、トランジスタ7cを
16秒間の後半の3秒間オンさせ、サイリスタ7aを16秒間
の後半の3秒間オンさせ、胴ヒータ3に3/16の通電率で
通電を行い、鍋1の側面部分の温度を上げて鍋1の側面
部分の内側に露がつきにくくし、露がついたとしても露
を蒸発させることができる。ステップ304とステップ305
からステップ301へ戻る。ステップ301において、鍋1の
温度θがθよりも低い場合はステップ306に進む。ス
テップ306以降ステップ308までの第1の発明のフローチ
ャート(第3図)のステップ104からステップ106と同じ
動作をする。
以上のように第3の発明の実施例の電気炊飯器によれ
ば、炊飯工程から保温工程に入った直後から鍋1の温度
が保温温度以下になるまでの期間、蓋4の温度が露のつ
かない温度で、露がついたとしても露を蒸発させること
ができる温度で、かつ蓋ヒータ5の耐久性に影響のない
一定温度にするとともに、鍋1の側面部分の温度を鍋1
の側面部分の内側に露がつかない温度で、露がついたと
しても露を蒸発させることができる温度になるように胴
ヒータ3と蓋ヒータ5にそれぞれ一定の通電率で通電す
るか通電を停止できる。また鍋1の温度が保温温度以下
になると、底ヒータ2と胴ヒータ3と蓋ヒータ5への通
電を制御して、蓋4の温度と鍋1の側面部分の内側を温
度を露がつかない温度に保つとともに鍋1の温度を保温
温度に保つことができるので、保温中に蓋4および鍋1
の内側部分に露がつくのを防止し、露が炊飯物に落下
し、炊飯物の味,形などを劣化させることなく保温でき
るとともに蓋ヒータ5の異常加熱を防止し、蓋ヒータ5
の耐久性を上げることもできる。
なお、以上の実施例において、蓋4を一定にする温度
φは露がつかない温度で、露がついたとしても露を蒸
発させることができる温度であり、蓋ヒータ5の耐久性
に影響のない温度とする。また本実施例において底ヒー
タ2は、通常のシーズヒータとしているが、鍋1の底部
分を加熱する物であればよく例えば、誘導加熱方式の加
熱ヒータであっても何等問題はない。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように第1の発明によれ
ば、炊飯工程から保温工程に入った直後から、鍋の温度
が保温温度以下になるまでの期間、被炊飯物の量や周囲
温度によらずに蓋の温度が一定温度になるように蓋ヒー
タに一定の通電率で通電するか通電を停止でき、鍋の温
度が保温温度以下になると、底ヒータと胴ヒータと蓋ヒ
ータへの通電を制御して鍋の温度を保温温度に保つこと
ができるので、保温中に蓋の内側に露がつくのを防止
し、露が炊飯物に落下し、炊飯物の味,形などを劣化さ
せることなく保温できるとともに、蓋ヒータの異常加熱
を防止し、蓋ヒータの耐久性を上げることもできる。
さらに、第2の発明によれば、炊飯工程から保温工程
に入った直後から鍋の温度が保温温度以下になるまでの
期間、蓋の温度が一定温度になるように胴ヒータと蓋ヒ
ータにそれぞれ一定の通電率で通電するか通電を停止で
き、鍋の温度が保温温度以下になると、底ヒータと胴ヒ
ータと蓋ヒータへの通電を制御して鍋の温度を保温温度
に保つことができるので、保温中に蓋および鍋の内側部
分に露がつくのを防止し、露が炊飯物に落下し、炊飯物
の味,形等を劣化させることなく保温できるとともに、
蓋ヒータの異常加熱を防止し、蓋ヒータの耐久性を上げ
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を電気炊飯器のブロック図、
第2図は同電気炊飯器の具体回路図、第3図は同電気炊
飯器の動作を示すフローチャート、第4図は第3図のス
テップ104における各ヒータの通電タイミング図、第5
図は本発明の他の実施例の電気炊飯器のブロック図、第
6図は同電気炊飯器の具体回路図、第7図は同電気炊飯
器の動作を示すフローチャート、第8図は本発明の別の
実施例の電気炊飯器の動作を示すフローチャート、第9
図は第8図のステップ305における各ヒータの通電タイ
ミング図、第10図は従来の電気炊飯器のブロック図、第
11図は同従来の電気炊飯器の動作を示すフローチャート
である。 1……鍋、2……底ヒータ、3……胴ヒータ、4……
蓋、5……蓋ヒータ、6……底ヒータ駆動手段、7……
胴ヒータ駆動手段、8……蓋ヒータ駆動手段、9……鍋
温度検知手段、10……制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 靖彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−81311(JP,A) 特開 昭62−133910(JP,A) 特開 昭61−222419(JP,A) 特開 昭61−185223(JP,A) 実開 昭50−112464(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯物を入れる鍋と、前記鍋の底部分を加
    熱する底ヒータへの通電を行う底ヒータ駆動手段と、前
    記鍋の側面部分を加熱する胴ヒータへの通電を行う胴ヒ
    ータ駆動手段と、前記鍋の開放部を閉塞する蓋を加熱す
    る蓋ヒータへの通電を行う蓋ヒータ駆動手段と、前記鍋
    の温度を検知する鍋温度検知手段と、蓋の温度を検知す
    る蓋温度検知手段と、前記蓋温度検知手段と前記鍋温度
    検知手段の信号を入力する制御手段を備え、前記制御手
    段は炊飯工程から保温工程に移行した直後から、前記蓋
    温度検知手段により得られる前記蓋の温度が一定温度と
    なるように前記蓋ヒータ駆動手段を制御して前記蓋ヒー
    タに一定の通電率で通電するか、あるいは通電を停止
    し、その後、一旦前記鍋の温度が保温温度以下となった
    後は前記鍋の温度が保温温度となるように前記底ヒータ
    駆動手段、胴ヒータ駆動手段、および蓋ヒータ駆動手段
    を制御し、前記底ヒータ、胴ヒータ、および蓋ヒータに
    それぞれ一定の通電率で通電するか、あるいは通電を停
    止するように制御してなる電気炊飯器。
  2. 【請求項2】制御手段は、炊飯工程から保温工程に移行
    した直後から、蓋温度検知手段により得られる蓋の温度
    が一定温度となるように、蓋ヒータ駆動手段を制御して
    前記蓋ヒータに一定の通電率で通電するか、あるいは通
    電を停止するとともに、胴ヒータ駆動手段を制御して胴
    ヒータに一定の通電率で通電するか、あるいは通電を停
    止するように構成した請求項1記載の電気炊飯器。
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