JP2890398B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
所定の温度範囲に設定変更できるようにした炊飯器に関
する。
は、例えば特公昭57−1214号公報などに開示され
るように、保温時において容器内の温度を約70〜75
℃に到達させ、米飯の腐敗原因菌の栄養細胞を死滅させ
た後、容器内の温度が約45〜55℃に低下したら、再
び容器内の温度を約70〜75℃に到達させる行程を繰
り返すことで、褐変,腐敗および不快臭の発生を抑え
て、米飯を良好な状態に長時間保温できるようにしたも
のが提案されている。また、特開昭57−9425号公
報には、保温時におけるご飯の黄変などを防止するため
に、炊飯動作が終了してからタイマー装置の設定時間に
達するまでは、保温ヒータへの通電を阻止し、その後、
保温ヒータを通電させて容器内を所定の保温温度に維持
する炊飯器が開示されている。さらに、同様の保温時に
おけるご飯の黄変などを防止する炊飯器として、特開昭
60−149348号公報のように、保温時に米飯を4
0〜55℃の温度に維持し、食する前に米飯を60〜7
5℃に昇温させるものや、実開昭58−125532号
公報のように、保温経過時間に応じて保温温度の設定を
低温度から高温度に切換えるようにしたものが各々提案
されている。
9348号公報および実開昭58−125532号公報
のものは、保温時に蓋体下面を加熱する蓋ヒータが設け
られておらず、蓋体下面の結露を想定して何等かの露受
け機構が必要となる。したがって、蓋体下面が結露で濡
れた(ウェット)状態で、保温温度を低温度に切換える
と、蓋体下面において腐敗菌が増殖しやすくなることか
ら、蓋体下面から飯の上面に露が滴下すると、低温保温
時の殺菌力の弱さと相俟って、飯が早期に腐敗する原因
にもなる。
報および特開昭57−9425号公報には、結露防止用
の蓋ヒータが設けられてはいるものの、蓋ヒータは容器
内の保温温度とは無関係に通電されるため、保温温度が
高くなって飯温と蓋体下面間の温度差が小さくなると、
蓋体下面に湯気が結露し、この結露した水が飯の上面に
滴下して、飯が早期に腐敗する。また、むらし中も容器
内の飯温とは無関係に蓋ヒータが通電あるいは断電され
るため、蓋体下面の温度が低下すると、炊飯中に発生す
る澱粉が溶出したおねば水の露が、十分に回収されるこ
となくそのまま蓋体下面に残ることになる。このため、
炊飯終了後の保温中に蓋体を開けた時に、蓋体下面から
おねば水の露が器本体に垂れ落ちるだけでなく、この器
本体に垂れ落ちたおねば水が腐敗し、保温中に飯の中に
入ることにより、飯の腐敗を一層早める要因にもなる。
鍋蓋を開けた場合に露の滴下をなくすために、炊き上げ
が終わった後にむらし工程に移行する場合に、直ちに所
定の発熱量で鍋蓋の近傍に設けた第1保温ヒータの通電
制御を開始し、内鍋の温度が保温設定温度になったら、
前記第1保温ヒータと、内鍋胴部に設けた第2保温ヒー
タとにより、保温動作を行なう炊飯保温ジャーが開示さ
れている。
らし行程に移行するまでの炊き上げ工程において、鍋蓋
の近傍にある第1保温ヒータがオフになっているため、
むらし工程で第1保温ヒータを直ちにオンしても、炊き
上げ工程の全期間とむらし工程の途中までは、鍋内の飯
温に対する鍋蓋下面の温度差が非常に大きく、炊飯中に
発生するおねば水が鍋蓋下面に極めて付着しやすい状況
となる。したがって、おねば水に起因する露が、十分に
回収されることなく蓋体下面に残る懸念を生じる。ま
た、このような炊飯保温ジャーに、前記実開昭58−1
25532号公報のような、保温時に保温温度を低温と
高温とに切換える技術思想を組み合せたとしても、保温
温度が高温に切換わって、鍋内の飯温と鍋蓋下面との温
度差が小さくなると、保温中においても鍋蓋下面に湯気
が結露し、むらし工程で鍋蓋下面に残った露と相俟っ
て、結露した水が飯の上面に滴下する懸念を生じる。
て、おねば水に起因する露が蓋体下面に残ることを防ぐ
とともに、保温中に保温温度の設定が変更になった場合
においても、引き続き蓋体下面への結露を防止すること
のできる炊飯器を提供することを目的とする。
と、この容器を加熱する容器加熱手段と、この容器加熱
手段を制御して炊飯を行なう炊飯制御手段と、前記容器
を所定の保温温度に保つように前記容器加熱手段を制御
する保温制御手段と、前記保温制御手段の保温温度を複
数に設定変更可能な保温温度変更手段と、前記容器の上
面開口部を覆う蓋体と、この蓋体下面の加熱状態を制御
する蓋加熱制御手段とを備え、前記蓋加熱制御手段は、
前記炊飯制御手段による炊飯の沸騰検出と同時に、前記
蓋体下面を加熱するとともに、前記炊飯制御手段による
炊飯のむらし中と前記保温制御手段による保温中におい
て、前記蓋体下面の飯の上部に対向した部分の温度を飯
温よりもわずかに高い温度になるように加熱制御するも
のである。
検出と同時に蓋体下面を加熱するので、この沸騰検出か
らむらしに移行するまでの間に発生するおねば水が、蓋
体下面に付着しにくい状況となる。加えて、蓋加熱制御
手段は、むらし中に容器内の飯温よりもわずかに高い温
度になるように蓋体下面を加熱するので、炊飯中に発生
するおねば水が、蓋体下面に露として付着することはな
い。また、その後の保温行程時において、保温制御手段
による保温温度の設定値を変更した場合においても、容
器内の飯温よりも蓋体下面の加熱温度がわずかに高くな
るように制御が行われるので、引き続き蓋体下面への結
露の発生を防止することができる。
1乃至図5を参照して説明する。炊飯器の断面図を示す
図1において、1は上面を開口した器本体で、この器本
体1は内ケース2および外ケース3などからなり、これ
ら内ケース2および外ケース3間にグラスウールなどの
断熱材4が設けられている。また、内ケース2内の最下
部にはアルミニウム製の反射板5が設けられ、この反射
板5の上部に位置して、上面を開口した有底筒状の容器
6が内ケース2に対し挿脱自在に収容される。7は蓋体
であり、前記器本体1の上面開口部を開閉する外蓋8
と、この外蓋8の下側に設けられた蓋枠9と、容器6の
上面開口部を直接開閉する蓋下面板10とからなり、外蓋
8と蓋下面板10との間には断熱材11が設けられる。蓋体
7は、その図示右に位置するヒンジ12により器本体1に
回転自在に支持されるとともに、ヒンジ12に設けられた
スプリング13により常時開方向へ付勢される。これに対
し、器本体1の図示左側には、蓋体7に係脱しこの蓋体
7をスプリング13の付勢に抗して閉状態に保持するクラ
ンプ14が軸着される。
位置してこの容器6を加熱する容器加熱手段としての炊
飯ヒータ15が設けられるとともに、内ケース2の外側面
上部には同じく容器加熱手段としての胴ヒータ16が設け
られる。さらに、17は蓋体7の下面である蓋下面板10を
加熱する蓋加熱手段たる蓋ヒータであり、これはコード
状ヒータなどをアルミ箔により覆い、蓋下面板10の上部
に接着固定して構成される。そして、蓋体7の閉蓋状態
において、蓋ヒータ17からの熱が蓋下面板10を介して容
器6内に直接放射されるようになっている。
けられ、容器6の外面温度を検出する温度検出手段とし
ての容器センサである。この容器センサ18は、上下動自
在の感熱板19にサーミスタ20を内蔵したものであり、感
熱板19は容器6の外側下面を圧接するように、コイルば
ね21によって常時上方向に付勢される。また、22はサー
ミスタなどの感熱素子からなる蓋温度検出手段たる蓋セ
ンサであり、これは蓋ヒータ17の近傍において蓋下面板
10の温度を検出するものである。一方、外ケース3の下
面には、電源コード23を巻回するコードリール24が設け
られる。25は内ケース2と外ケース3との間に位置して
器本体1の側部に設けられる回路基板であり、この回路
基板25に制御回路ユニット26が搭載される。また、外ケ
ース3の外側面上部には、ユニット化された表示操作パ
ネル27が設けられる。
は制御回路ユニット26を構成するマイクロコンピュータ
であり、これは周知のようにROMなどの記憶手段32や
計時手段33などの周辺手段を備える。このマイクロコン
ピュータ31の入力側には、入力回路34,35を介して前記
容器センサ18および蓋センサ22がそれぞれ接続される。
また、表示操作パネル27内に設けられた各種スイッチに
よる操作制御手段36が入力回路37を介して接続される。
一方、マイクロコンピュータ31の出力側には、出力回路
38,39,40を介して炊飯ヒータ15,胴ヒータ16および蓋
ヒータ17がそれぞれ接続され、さらに、表示操作パネル
27内に設けられたLEDなどの表示手段41が出力回路42
を介して接続される。そして、記憶手段32内において予
め設定されたシーケンスに基づいて、炊飯ヒータ15,胴
ヒータ16および蓋ヒータ17に対する通断電と、表示手段
41に対する表示の制御が行われる。
を示し、51は商用交流電源が供給される電源プラグで、
その両端子間には電源トランス52が接続され、この電源
トランス52および定電圧回路53を介して、例えば直流5
Vの電源電圧がマイクロコンピュータ31に供給される。
また、電源プラグ51の両端間には、炊飯ヒータ15とリレ
ー54の開閉接点54Aとの直列回路、胴ヒータ16とトライ
アック55との直列回路、および蓋ヒータ17とトライアッ
ク56との直列回路がそれぞれ接続される。そして、前記
リレー54のコイル54Bはリレー駆動回路57を介してマイ
クロコンピュータ31に接続され、このマイクロコンピュ
ータ31からの出力信号に応じて、コイル54Bが通電した
ときのみ、開閉接点54Aが閉じて炊飯ヒータ15が通電発
熱する。また、トライアック55,56はそれぞれトライア
ック駆動回路58,59を介してマイクロコンピュータ31に
接続され、マイクロコンピュータ31からの出力信号に応
じて胴ヒータ16あるいは蓋ヒータ17をそれぞれ個別に通
断電制御する。なお、炊飯ヒータ15の消費電力は113
0W、胴ヒータ16の消費電力は50W、蓋ヒータ17の消
費電力は50Wである。また、マイクロコンピュータ31
には前記容器センサ18および蓋センサ22が接続されると
ともに、操作制御手段36を構成する炊飯スイッチ60、切
スイッチ61およびタイマースイッチ62が接続される。さ
らに、63は保温時における蓋下面板10の加熱温度を設定
する蓋加熱温度選択手段たる蓋加熱温度選択スイッチ、
64は保温温度を設定する保温温度変更手段たる保温温度
選択スイッチであり、これらもマイクロコンピュータ31
に接続される。
温行程時における制御プログラムの処理手順を示すブロ
ック図である。同図において、71は容器センサ18に接続
され、前記入力回路34の一部を構成するA/D変換器で
ある。A/D変換器71には容器6の保温温度を設定する
ための抵抗(図示せず)が備えられ、この設定された保
温温度と容器センサ18からの検出温度とを比較して保温
制御手段72に出力する。保温温度選択スイッチ64はA/
D変換器71の抵抗値を可変するために設けられ、この保
温温度選択スイッチ64の操作により、前記保温温度の設
定値を67℃乃至74℃の範囲で1℃毎に8段階変更す
ることができる。そして、保温制御手段72は容器6が保
温温度選択スイッチ64により設定された保温温度に保た
れるように、胴ヒータ16を通断電制御する。
ように、ひたし炊きから本炊飯を経てむらしに至る炊飯
中に、容器センサ18からの検出温度に基づいて炊飯ヒー
タ15を通断電制御して炊飯を行なう炊飯制御手段が、保
温制御手段72とは別に設けられている。
力回路35の一部を構成するA/D変換器である。このA
/D変換器73は蓋下面板10の保温温度を設定するための
抵抗(図示せず)が備えられ、前記A/D変換器71にお
いて設定された保温温度よりもわずかに高く設定される
蓋下面板10の加熱温度と、蓋センサ22からの検出温度と
を比較し、この結果を蓋加熱制御手段75に出力する。ま
た、蓋加熱温度選択スイッチ63はA/D変換器73の抵抗
値を可変するために設けられ、この蓋加熱温度選択スイ
ッチ63の操作により、加熱温度を保温温度よりも+2℃
乃至9℃の範囲で高く設定することができる。そして、
蓋加熱制御手段75は蓋下面板10が蓋加熱温度選択スイッ
チ63により設定された加熱温度に保たれるように、蓋ヒ
ータ17を通断電制御する。
に至る制御の各過程を、容器センサ18および蓋センサ22
の温度変化と各ヒータ15,16,17における加熱パターン
との関係を示す図5のグラフに基づいて説明する。
炊きが行われる。このひたし炊きは、炊飯ヒータ15のみ
が3分通電した後、5分間断電する制御が行われる。次
いで、実質的な炊飯行程に移行し、まず本炊飯の初期に
おいて、炊飯ヒータ15および胴ヒータ16を連続通電する
ことで、容器6内の被炊飯物を加熱する。そして、容器
センサ18の検出温度Tnが100℃近い温度に達して所
定時間経過すると、容器6内の被炊飯物が沸騰状態にな
ったものと判断して、炊飯ヒータ15を30秒毎に通断電
させ、容器6に対する加熱量を減らす。また、この沸騰
状態の検出と同時に、蓋ヒータ17は所定の時間間隔で通
断電制御されるとともに、胴ヒータ16は引き続き連続通
電される。その後、容器センサ18の検出温度Tnが約1
20℃に設定された炊き上げ温度に達すると、容器6内
がドライアップ状態になったものと判断して、本炊飯よ
りむらし行程に移行する。このむらし行程において、炊
飯ヒータ15は一旦断電し、その後30秒のみ再通電され
る。また、胴ヒータ16はむらし行程終了時まで連続通電
される。さらに、蓋ヒータ17は蓋センサ22の検出温度T
fに基づき、この検出温度Tfが105℃未満の場合に
は通電、検出温度Tfが105℃以上の場合には断電制
御され、これによって蓋下面板10の加熱温度を約105
℃に保ちながら、蓋下面板10に付着する結露水の発生を
防止する。
と、保温行程に移行する。この保温行程では、通常は容
器センサ18の検出温度Tnに基づき、容器6の保温温度
が71℃に保たれるように保温制御手段72によって胴ヒ
ータ16を通断電制御し、容器センサ18の検出温度Tnが
71℃未満の場合には胴ヒータ16を通電し、検出温度T
nが71℃以上の場合には胴ヒータ16を断電する。ま
た、保温温度は保温温度選択スイッチ64の操作によっ
て、67℃乃至74℃の範囲で1℃毎に設定変更するこ
とができる。一方、蓋加熱制御手段75は、蓋下面板10の
加熱温度が前記保温制御手段72による保温温度よりも通
常は+5℃高くなるように、蓋センサ22の検出温度Tf
に基づき蓋ヒータ17を通断電制御する。例えば、保温温
度が71℃に設定されている場合、蓋センサ22の検出温
度Tfが76℃未満の場合には蓋ヒータ17を通電し、検
出温度Tfが76℃以上の場合には蓋ヒータ17を断電
し、保温温度選択スイッチ64により保温温度の設定値が
変わった場合にも、蓋加熱温度選択スイッチ63を操作し
ない限り、蓋下面板10の加熱温度と保温温度との温度差
は同一に保持される。また、蓋加熱温度選択スイッチ63
を操作することによって、蓋下面板10に対する加熱温度
と容器6の保温温度との温度差を、好みに応じて+2乃
至+9℃の範囲で1℃毎に8段階に変更することができ
る。さらに、この蓋加熱制御手段75による蓋ヒータ17の
通断電制御は、保温制御手段72が胴ヒータ16を最初に通
電した後に行われる。なお、炊飯ヒータ15は保温行程
中、常時断電状態となる。
制御手段75は、炊飯の沸騰検出と同時に蓋下面板10を加
熱するので、この沸騰検出からむらしに移行するまでの
間に発生するおねば水が、蓋下面板10に付着しにくい状
況となる。加えて、むらし工程において、蓋加熱制御手
段75は、蓋下面板10の加熱温度を飯温よりもわずかに高
い約105℃に保ちながら、蓋ヒータ17を通断電制御し
ているので、炊飯中に発生するおねば水が、蓋下面板10
に露として付着することはない。また、その後の保温工
程において、好みに応じて保温制御手段72の保温温度を
保温温度変更手段たる保温選択スイッチ64で変更した場
合でも、蓋下面板10の飯の上面に対向する部分の加熱温
度が、飯温よりもわずかに高くなるように、蓋加熱制御
手段75による蓋ヒータ17への制御が行われるため、保温
制御手段72の保温温度がどのように設定変更されても、
引き続き蓋下面板10への結露を防止することができ、従
来のような炊飯終了後に蓋体を開けた時に、蓋下面板10
からおねば水の露が器本体1に垂れ落ちる懸念を一掃で
きる。したがって、澱粉が溶出したおねば水の露が、器
本体1の上部に溜まることはなく、器本体1に垂れ落ち
たおねば水が腐敗して、保温中に飯の中に入ることによ
り、飯の腐敗を一層早める要因を取り除くことができ
る。こうして、おねば水に起因する露が蓋下面板10に残
ることを防ぐとともに、その後の保温中に保温温度の設
定が変更になった場合においても、引き続き蓋下面板10
への結露を防止することができる。
温温度の設定値を可変した場合においても、容器6内の
飯温と飯の上面に対向する蓋下面板10の飯対向部間の温
度差が一定に保たれるように、蓋ヒータ17への通断電制
御が行われるため、飯の上面が乾燥あるいは黄変色した
り、あるいは、蓋下面板10に湯気が結露することなく、
飯の上面に対して同一の乾燥状態を維持することが可能
となる。
下面板10の加熱温度と保温温度との温度差を適宜設定変
更することができるため、保温時における飯の上面の乾
燥状態を好みに応じて変えることができるとともに、炊
飯器外部の室温変動や炊飯量の違いなどにより、実際の
飯温が変動した場合においても、飯の上面に対して同一
の乾燥状態を維持することが可能となる。
において蓋ヒータ17による蓋下面板10への加熱は、炊飯
ヒータ15が断電した後に行われるようになっているた
め、蓋下面板10に結露水が付着するのを防止するため
に、かえって容器6内の飯の上面が過度に乾燥するとい
った危険性を一掃することができる。
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、保温温度変更手段および蓋加
熱温度選択手段における設定条件などは、各ヒータの加
熱能力などを考慮して適宜変更してもよい。
加熱する容器加熱手段と、この容器加熱手段を制御して
炊飯を行なう炊飯制御手段と、前記容器を所定の保温温
度に保つように前記容器加熱手段を制御する保温制御手
段と、前記保温制御手段の保温温度を複数に設定変更可
能な保温温度変更手段と、前記容器の上面開口部を覆う
蓋体と、この蓋体下面の加熱状態を制御する蓋加熱制御
手段とを備え、前記蓋加熱制御手段は、前記炊飯制御手
段による炊飯の沸騰検出と同時に、前記蓋体下面を加熱
するとともに、前記炊飯制御手段による炊飯のむらし中
と前記保温制御手段による保温中において、前記蓋体下
面の飯の上部に対向した部分の温度を飯温よりもわずか
に高い温度になるように加熱制御するものであり、おね
ば水に起因する露が蓋体下面に残ることを防ぐととも
に、その後の保温中に保温温度の設定が変更になった場
合においても、引き続き蓋体下面への結露を防止するこ
とができる。
る。
る。
すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 容器と、この容器を加熱する容器加熱手
段と、この容器加熱手段を制御して炊飯を行なう炊飯制
御手段と、前記容器を所定の保温温度に保つように前記
容器加熱手段を制御する保温制御手段と、前記保温制御
手段の保温温度を複数に設定変更可能な保温温度変更手
段と、前記容器の上面開口部を覆う蓋体と、この蓋体下
面の加熱状態を制御する蓋加熱制御手段とを備え、前記
蓋加熱制御手段は、前記炊飯制御手段による炊飯の沸騰
検出と同時に、前記蓋体下面を加熱するとともに、前記
炊飯制御手段による炊飯のむらし中と前記保温制御手段
による保温中において、前記蓋体下面の飯の上部に対向
した部分の温度を飯温よりもわずかに高い温度になるよ
うに加熱制御するものであることを特徴とする炊飯器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33969295A JP2890398B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 炊飯器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7211093A Division JP2890388B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 炊飯器 |
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- 1995-12-26 JP JP33969295A patent/JP2890398B2/ja not_active Expired - Fee Related
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