JP3038696B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3038696B2 JP4035122A JP3512292A JP3038696B2 JP 3038696 B2 JP3038696 B2 JP 3038696B2 JP 4035122 A JP4035122 A JP 4035122A JP 3512292 A JP3512292 A JP 3512292A JP 3038696 B2 JP3038696 B2 JP 3038696B2
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    • F16L59/00Thermal insulation in general

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯器に係わり、特に
保温動作を実行する炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に炊飯器は、例えば特開平3−63
015号等に開示されるように、被炊飯物たる米と水と
を容器に収容し、この容器を器本体の内底部に設けられ
た炊飯ヒーターの通電により加熱して炊飯を行う。そし
て、容器の温度を検出する温度センサーの感知温度が所
定の炊き上り温度に達すると炊飯ヒーターを断電し、む
らし行程を経て炊飯を完了させ、その後、温度センサー
の感知温度が所定の保温温度まで低下すると、器本体の
内側部および蓋に設けられた保温ヒーターを通断電さ
せ、容器を加熱して炊き上げられた飯を一定の保温温度
に保持するように構成されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術における
炊飯器においては、保温中に容器内の飯量が少なくなっ
た場合や、あるいは容器内が全く空の状態になった場合
においても保温加熱が継続されるため、飯は乾燥過多に
なり、しかも、無駄な電力が消費される。このような不
具合を防止するために、容器内の飯の量を検知する重量
センサーを設け、保温時に容器内が空になったら保温加
熱を強制的に停止させることも考えられるが、その構成
が複雑でコスト高を招くばかりでなく、使用者がこの保
温動作の停止を故障と判断する危険性が有り、しかも、
ごく少量の飯を保温したい場合などにおいても容器内の
重量が軽いため、保温加熱が停止してしまうといった問
題点を有していた。
【0004】このような問題に対し、特開昭62−13
9615号公報には、使用者が給仕のために蓋体を開け
ると、容器の温度が急激に低下することにより再び加熱
手段に一定電力が供給され、このときの容器の温度がθ
1からθ2に上がる経過時間を積算器で積算することに
より、本体あるいは蓋体の外表面に設けた保温量表示手
段で、積算量に比例したご飯の量を表示する保温器が開
示されている。
【0005】しかし、このようなものでは、蓋体を開け
た後の保温温度に復帰する過程において、容器の温度が
θ1からθ2に上がる経過時間の積算量に応じてご飯の
量を表示しており、蓋体を開けて容器の温度を意図的に
θ1よりも低下させなければ、ご飯の量を判断すること
ができないという懸念を生じる。
【0006】そこで本発明は上記問題点を解決して、複
雑な構成にすることなく、しかも容器の温度を意図的に
低下させずに保温動作時において容器内の被炊飯物の減
少を報知することの可能な炊飯器を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は被炊飯物を収容
する容器と、前記容器を加熱する加熱手段と、前記容器
の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の
検知温度に基づき前記加熱手段を通断電制御して前記容
器内の被炊飯物を所定温度に保温する保温制御手段と、
前記保温制御手段の加熱パターンによる前記加熱手段の
通断電の周期に応じて、前記容器内の被炊飯物の減少状
態を報知する報知手段とを具備したものである。
【0008】また、本発明は前記容器内の被炊飯物が減
少したときに保温加熱の停止を行うか否かを選択する保
温自動停止選択手段を具備したものである。
【0009】
【作用】上記構成によって、保温動作中において、温度
検知手段からの検知温度に基づいて保温制御手段が加熱
手段を通断電制御して、容器内の被炊飯物を所定温度に
保温する。このとき、容器内の被炊飯物が減少すると短
い通断電の周期の加熱パターンが保温制御手段から加熱
手段に出力され、報知手段に対して被炊飯物の減少を報
知させる。つまり、保温動作中に蓋体をわざわざ開けて
容器の温度を意図的に低下させなくても、容器内の被炊
飯物の温度を一定に保持する際の保温制御手段から加熱
手段へ出力される加熱パターンの通断電の周期から、容
器内の被炊飯物の減少状態を報知することができる。ま
た、保温自動停止選択手段によりこの被炊飯物の減少時
に保温加熱を継続するか、停止するかを選択することが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の炊飯器の一実施例につき、図
1乃至図8を参照して説明する。炊飯器の断面図である
図2において、1は被炊飯物である米、2は水である。
3は上面を開口した器本体であり、この器本体3は内ケ
ース4およびプラスチック製の外ケース5などからなっ
ている。そして、内ケース4内には上面を開口した容器
6が挿脱自在に収容されている。7は蓋体で、この蓋体
7は、器本体3の上面開口部を開口自在に覆う中空の外
蓋8と、この外蓋8の下側に設けられ容器6の上面開口
部を開口自在に覆う内蓋9とからなっている。また、内
ケース4内の最下部に、炊飯時に容器6を下方から加熱
する炊飯加熱手段としての炊飯ヒーター10が設けられ
る。さらに、内ケース4の周囲の外側面に容器6を側方
から加熱する側部保温ヒーター11が設けられるととも
に、外蓋8内の最下部には蓋体7を加熱する蓋部保温ヒ
ーター12が設けられ、この側部保温ヒーター11および蓋
部保温ヒーター12によって保温時に容器6を加熱する加
熱手段たる保温加熱手段が構成される。13は内ケース4
内の最下部に配置され、容器6の温度を検知するサーミ
スタなどからなる温度センサーであり、この温度センサ
ー13は容器6の下面に圧接するようにして設けられてい
る。また、14は外ケース5内の設けられた電子回路ユニ
ットである。
【0011】図3は、表示部21および操作部22を示すも
のであり、表示部21は複数のLEDにより構成され、炊
飯動作中を示す炊飯表示部23、保温動作中を示し、容器
6内の飯量すなわち被炊飯物の減少を報知する報知手段
たる保温表示部24、および保温自動停止モードが選択さ
れたか否かを示す保温自動停止表示部25を備える。ま
た、操作部22は複数のスイッチを備えており、炊飯開始
スイッチ26、保温開始スイッチ27、保温自動停止選択手
段たる保温自動停止スイッチ28、および切スイッチ29と
により構成される。
【0012】つぎに、電気回路の構成を図4に基づいて
説明する。同図において、31は100Vの商用交流電源
で、この交流電源31にトランス32が接続され、トランス
32が定電圧回路33を介してA/D変換器内蔵型マイクロ
コンピューター34に接続されている。こうして、このマ
イクロコンピューター34は、5Vの直流電源を供給され
る。また、交流電源31の両極間に、前記炊飯ヒーター10
とリレー35の接点35Aとの直列回路が接続されていると
ともに、側部保温ヒーター11および蓋部保温ヒーター12
の並列回路とトライアック36との直列回路が接続されて
いる。そして、リレー35のコイル35Bがリレー駆動回路
37を介してマイクロコンピューター34に接続されている
とともに、トライアック36のゲートがトライアック駆動
回路38を介してマイクロコンピューター34に接続されて
いる。したがって、マイクロコンピューター34からの出
力信号により、リレー駆動回路37を介してコイル35Bが
通電したときのみ、接点35Aが閉じて炊飯ヒーター10が
通電し、マイクロコンピューター34からの信号により、
トライアック36が通電したときのみ、側部保温ヒーター
11および蓋部保温ヒーター12が通電する。また、トライ
アック駆動回路38とマイクロコンピューター34との間に
は、前記側部保温ヒーター11および蓋部保温ヒーター12
に対する通断電の回数を計測するカウンター回路39が接
続される。なお、炊飯ヒーター10の消費電力は650
W、側部保温ヒーター11の消費電力は50W、蓋部保温
ヒーター12の消費電力は20Wである。さらに、前記マ
イクロコンピューター34には、表示回路40を介して表示
部21を構成する炊飯表示部23、保温表示部24、および保
温自動停止表示部25が接続されるとともに、炊飯開始ス
イッチ26、保温開始スイッチ27、保温自動停止スイッチ
28、および切スイッチ29がそれぞれ接続されている。そ
して、図1に示すように、マイクロコンピューター34は
ソフトウェア上の機能として、前記温度センサー13から
の感知温度に基づいて側部保温ヒーター11および蓋部保
温ヒーター12を通断電制御する保温制御手段41と、前記
カウンター回路39からの出力信号により側部保温ヒータ
ー11および蓋部保温ヒーター12への通断電制御パターン
を判別し、容器6内の飯量を検出する飯量検出手段42と
を備えている。そして、前記保温自動停止スイッチ28の
操作により保温自動停止モードが予め設定され、保温自
動停止表示部25が点灯している場合には、容器6内がほ
ぼ空の状態になり、側部保温ヒーター11および蓋部保温
ヒーター12に対して通断電が頻繁になると、保温制御手
段41の特定の加熱パターンである制御パターンを飯量検
出手段42により検出して保温表示部24を点滅させるよう
に制御する。
【0013】つぎに、上記構成に付きその作用を説明す
る。まず、図4にしたがって、回路の動作を説明する。
炊飯開始スイッチ26を押すことによって炊飯表示部23は
点灯し、炊飯動作が行われる。この炊飯動作時にはリレ
ー35の開・閉制御により炊飯ヒーター10が通断電すると
ともに、トライアック36はオン,オフ制御されて側部保
温ヒーター11および蓋部保温ヒーター12は通断電し、加
熱が行われる。一方、炊飯終了後の保温動作時になると
前記炊飯表示部23は消灯し、保温表示部24が点灯する。
このとき、リレー35は常時開状態にあり、側部保温ヒー
ター11および蓋部保温ヒーター12のみが通断電して、加
熱が行われる。なお、保温開始スイッチ27を押した場合
には、炊飯動作は行われず保温動作のみが行われ、さら
に、炊飯中および保温中にいずれも切スイッチ29を押す
と、その動作は強制的に中止される。
【0014】つぎに、動作の詳細を図5を参照しながら
説明する。図5に示すグラフは、温度センサー13により
感知される温度の経時変化を示しており、下側の2つの
グラフは各ヒーター10,11,12の通断電のタイミングを
示している。炊飯の最初に、まず8分間のひたし炊き動
作が行われる。ひたし炊き動作中においては、先ず3分
間炊飯ヒーター10のみが通電して容器6に対する加熱が
行われ、その後の5分間は全てのヒーター10,11,12が
断電する。ひたし炊き動作に引き続いて本炊飯動作が行
われる。本炊飯動作の開始から炊飯ヒーター10は連続通
電するが、その後容器6が沸騰すると、炊飯ヒーター10
は30秒間隔で通電と断電を繰り返す。一方、本炊飯動
作中、側部保温ヒーター11および蓋部保温ヒーター12は
連続通電である。なお、マイクロコンピューター34は、
温度センサー13により感知される温度などから沸騰時点
を判断する。そして、炊飯ヒーター10の断続通電中、温
度センサー13により感知される温度が120℃に達する
と、この後むらし動作に移行する。むらし動作中は、側
部保温ヒーター11および蓋部保温ヒーター12は連続通電
し、炊飯ヒーター10は断電するが、むらし動作開始後5
分間経過すると、炊飯ヒーターが30秒のみ通電して2
度炊き加熱が行われる。このむらし動作は15分間行わ
れ、その後保温動作に移行する。保温動作中、炊飯ヒー
ター10は常時断電状態であるが、側部保温ヒーター11お
よび蓋部保温ヒーター12が通断電制御されて、容器6が
加熱される。すなわち、保温開始時点に全てのヒーター
10,11,,12が断電し、その後、温度センサー13により
感知される温度が71℃未満であれば、側部保温ヒータ
ー11および蓋部保温ヒーター12が通電し、一方、温度セ
ンサー13により感知される温度が71℃以上であれば、
両ヒーター11,12が断電して、容器6内の飯温が一定に
保持されるように制御する。
【0015】つぎに、保温動作中における動作の詳細に
ついて、図6および図7に示すグラフを参照して説明す
る。図6は側部保温ヒーター11および蓋部保温ヒーター
12の加熱を制御するトライアック36の制御パターンを示
すグラフであり、例えば、マイクロコンピュータ34から
トライアック36に対して、温度センサー13の感知温度に
応じてパターン1からパターン6までの6つの異なる周
期のオン,オフ信号が出力される。すなわち、飯温が7
1℃以上継続の高温時である場合、パターン1のように
トライアック36にオフ信号を連続して出力することによ
り容器6の加熱を停止し、一方、飯温が71℃以下継続
の低温時である場合、パターン2のようにオン信号を連
続して出力して、容器6の加熱を行う。さらに、パター
ン3は容器6内の飯量が多く、保温動作中でオン時間が
オフ時間よりも長い場合を示している。また、保温動作
中において、容器6内の飯量が多い場合には側部保温ヒ
ーター11および蓋部保温ヒーター12で加熱しても飯温の
上昇が鈍く、また、加熱を停止した場合でも飯温の下降
が鈍くなるが、飯量が少ない場合には飯温の上昇および
下降が急になるため、飯量の減少に伴ってトライアック
36に出力されるオン,オフ信号の周期は徐々に短くな
る。つまり、飯量が中量程度であれば、パターン4のよ
うにオン時間とオフ時間が略同一の信号が出力され、さ
らに、飯量が少ない場合には、パターン4に比べて周期
の短いパターン5に示すオン,オフ信号が出力される。
そして、容器6が空の状態では周期が最も短くなり、パ
ターン6に示すような周期T=20秒のオン,オフ信号
が出力される。図7は前記各パターンが混在した場合を
示すグラフであり、時間の経過に伴って飯量が減少し、
最終的に容器6が空になるとパターン6の制御パターン
が出力される。
【0016】図8は、保温中における各動作を示すフロ
ーチャートである。保温動作に移行すると、飯量検出手
段42はカウンター回路39からの出力信号により制御パタ
ーンの検出が行われ(ステップ1)、前記パターン1か
らパターン6までのいずれの制御パターンが出力されて
いるかを判定する(ステップ2〜ステップ7)。このと
き、ステップ2〜ステップ6にてパターン1からパター
ン5のいずれかが出力されているか、あるいは、ステッ
プ7にてパターン1からパターン6のいずれの制御パタ
ーンも出力されていない場合には、再度ステップ1に移
行する。また、ステップ7にてパターン6の制御パター
ンが出力されていることが検出されるとステップ8に移
行し、飯量検出手段42はこのパターン6の信号が240
秒間継続して出力されているか否かを判別する。そし
て、このステップ8にて240秒経過後においてもパタ
ーン6の出力が行われているならば、飯量検出手段42は
容器6が殆ど空の状態であると判断して、保温自動停止
スイッチ28による保温自動停止モードの選択が行われて
いるか否かの判定を行い(ステップ9)、保温自動停止
モードが設定されているときには、保温制御手段41より
側部保温ヒーター11および蓋部保温ヒーター12を断電し
て、保温加熱を停止させるとともに、保温表示部24を点
滅させ(ステップ10)、ステップ11に移行する。一
方、ステップ9にて保温自動停止モードの設定が行われ
ていない場合には、保温表示部24の点滅のみ行い、パタ
ーン6にてトライアック36を制御して保温加熱を継続
し、再度ステップ1に移行する。そして、ステップ11
において使用者が保温を開始したい場合には、保温開始
スイッチ27を押すことによってステップ1に移行し、引
続き前記パターン6による保温動作が行われる。
【0017】以上のように上記実施例によれば、被炊飯
物を収容する容器6と、容器6を加熱する加熱手段たる
側部保温ヒーター11および蓋部保温ヒーター12と、容器
6の温度を検知する温度検知手段たる温度センサー13
と、温度センサー13の感知温度に基づき側部保温ヒータ
ー11および蓋部保温ヒーター12を通断電制御して、容器
6内の被炊飯物を所定温度に保温する保温制御手段41
と、保温制御手段41の加熱パターンである制御パターン
に応じて、容器6内の被炊飯物の減少状態を報知する報
知手段たる保温表示部24とを備えている。
【0018】この場合、保温動作中において、容器6内
の被炊飯物が減少すると短い通断電の周期の加熱パター
ンが保温制御手段41から加熱手段に出力され、保温表示
部24に対して被炊飯物の減少を報知させる。つまり、容
器6がほぼ空になると保温表示部24が点滅し、使用者は
保温動作を停止する必要があることを知ることができる
ため、飯が乾燥過多になったり、無駄な電力が消費され
ることが防止される。また、従来例のように重量センサ
ー等の複雑で高価な手段を一切用いることなく、単にマ
イクロコンピューター34のソフトウェア上の機能として
構成されるものであるため、コストの上昇を招く虞れも
なくなる。さらに、保温動作中に蓋体7をわざわざ開け
て容器6の温度を意図的に低下させなくても、容器6内
の被炊飯物の温度を一定に保持する際の保温制御手段41
から側部保温ヒーター11および蓋部保温ヒーター12へ出
力される加熱パターンの通断電の周期から、容器6内の
被炊飯物の減少状態を報知することができる。
【0019】さらに、保温自動停止スイッチ28により保
温自動停止機能を動作させた場合において、容器6がほ
ぼ空になり保温加熱が自動的に停止しても、保温表示部
24の点滅によって使用者が故障でないことを判断でき
る。
【0020】しかも、電圧変動や室温変動等によって容
器6内にごく少量の飯が残った状態で保温表示部24の点
滅報知が行われても、予め保温自動停止スイッチ28の操
作によって継続して保温を行うか否かを選択できるた
め、使用者の希望に応じた保温動作を実行することが可
能となる。
【0021】また、飯量の減少を報知する手段は、保温
表示部24を共用してこの保温表示部24の点滅によって行
われるため、別に表示用のスペースを設ける必要がな
く、しかも、保温自動停止モードにより一時的に保温加
熱が停止されている状態において、単に保温開始スイッ
チ27を操作するだけで再度保温動作が行われるため、使
い勝手を向上させることも可能である。
【0022】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、実
施例において容器6がほぼ空の状態で保温表示部24の点
滅が行われ、かつ、保温加熱が継続しているときに、飯
量検出手段42がパターン6と異なる制御パターンを検出
したときには、この異なる制御パターンによって自動的
に保温を行うように構成してもよい。また、飯量の減少
はLED表示に限らず、ブザーなどの他の報知手段によ
って行うようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は被炊飯物を収容する容器と、前
記容器を加熱する加熱手段と、前記容器の温度を検知す
る温度検知手段と、前記温度検知手段の検知温度に基づ
き前記加熱手段を通断電制御して前記容器内の被炊飯物
を所定温度に保温する保温制御手段と、前記保温制御手
段の加熱パターンによる前記加熱手段の通断電の周期に
応じて、前記容器内の被炊飯物の減少状態を報知する報
知手段とを具備したものであり、複雑な構成にすること
なく、しかも容器の温度を意図的に低下させずに保温動
作時において容器内の被炊飯物の減少を報知することの
可能な炊飯器を提供できる。
【0024】また、本発明は前記容器内の被炊飯物が減
少したときに保温加熱の停止を行うか否かを選択する保
温自動停止選択手段とを具備したものであり、複雑な構
成にすることなく、しかも容器の温度を意図的に低下さ
せずに保温動作時において容器内の被炊飯物の減少を報
知することの可能な炊飯器を提供できるとともに、継続
して保温を行うか否かを選択できるため、使用者の希望
に応じた保温動作を実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】同上炊飯器の断面図である。
【図3】同上表示操作部の正面図である。
【図4】同上回路図である。
【図5】同上温度の経時変化および加熱のタイミングを
示すグラフである。
【図6】同上保温動作時における各制御パターンのタイ
ミングを示すグラフである。
【図7】同上保温動作時における各制御パターンのタイ
ミングを組み合わせたグラフである。
【図8】同上保温動作におけるフローチャートである。
【符号の説明】
6 容器 11 側部保温ヒーター(加熱手段) 12 蓋部保温ヒーター(加熱手段) 13 温度センサー(温度検知手段) 24 保温表示部(報知手段) 28 保温自動停止スイッチ(保温自動停止選択手段) 41 保温制御手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被炊飯物を収容する容器と、前記容器を
    加熱する加熱手段と、前記容器の温度を検知する温度検
    知手段と、前記温度検知手段の検知温度に基づき前記加
    熱手段を通断電制御して前記容器内の被炊飯物を所定温
    度に保温する保温制御手段と、前記保温制御手段の加熱
    パターンによる前記加熱手段の通断電の周期に応じて、
    前記容器内の被炊飯物の減少状態を報知する報知手段と
    を具備したことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記容器内の被炊飯物が減少したときに
    保温加熱の停止を行うか否かを選択する保温自動停止選
    択手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の炊飯
    器。
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