JP2002330866A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JP2002330866A
JP2002330866A JP2001141469A JP2001141469A JP2002330866A JP 2002330866 A JP2002330866 A JP 2002330866A JP 2001141469 A JP2001141469 A JP 2001141469A JP 2001141469 A JP2001141469 A JP 2001141469A JP 2002330866 A JP2002330866 A JP 2002330866A
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rice cooker
heat
heat retention
insulation
control unit
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JP2001141469A
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Tomio Okuno
富雄 奥野
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温制御中において、保温が不要と認められ
る条件が成立した時には、任意に又は自動的に保温を中
止し、電源を切ることができるようにする。 【解決手段】 炊飯および保温加熱手段と、これら炊飯
および保温加熱手段の作動状態を制御する炊飯および保
温制御手段と、上記炊飯および保温加熱手段、上記炊飯
および保温制御手段の各々に電源を供給する電源回路と
を備えてなる電気炊飯器であって、上記保温制御手段に
より上記保温加熱手段が駆動制御されている保温動作中
において、保温動作を中止する保温中止手段を設け、保
温動作中においても、実質的に保温を行う必要がない
か、又は保温を停止した方が好ましいと判断されるとき
には、自動的に、又は必要に応じて保温中止手段によっ
て保温動作が中止されるようした。その結果、不必要な
消費電力が節約される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本願発明は、保温時の保温中止機能を備え
た電気炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイコン制御式の電気炊飯器で
は、炊飯が完了すると、自動的に保温工程に移行し、ユ
ーザーにより取消スイッチが押されるまでの間は、保温
ヒータ等の保温加熱手段をONにした保温動作を継続す
るようになっている。
【0003】そして、該保温動作は、上記のように取消
スイッチによって取消すか、または電源プラグを外さな
い限り、停止することができなくなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、これまで
の電気炊飯器の場合、例えば最初から炊き上げ完了後に
一度に食べてしまうことを前提に少量しか炊飯していな
い時や、また保温容器(内鍋)内のご飯等の保温残容量
が保温を必要としない程度までに減少している時、また
再加熱が何度も行われて、ご飯が硬くなってしまってい
る時、さらに余りに長い時間保温が継続されている時な
どは、保温動作を中止しても良く、その方が消費電力節
減の見地からも好ましいにも拘わらず、保温動作を中止
して完全に電源をOFFにすることができない問題があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、このような
課題を解決することを目的としてなされたもので、次の
ような課題解決手段を備えて構成されている。
【0006】(1) 請求項1の発明 この発明の電気炊飯器は、炊飯および保温加熱手段と、
これら炊飯および保温加熱手段の作動状態を制御する炊
飯および保温制御手段と、上記炊飯および保温加熱手
段、上記炊飯および保温制御手段の各々に電源を供給す
る電源回路とを備えてなる電気炊飯器であって、上記保
温制御手段により上記保温加熱手段が駆動制御されてい
る保温動作中において、保温動作を中止する保温中止手
段を設けたことを特徴としている。
【0007】したがって、該構成の場合には、保温動作
中においても、実質的に保温を行う必要がないか、又は
保温を停止した方が好ましいと判断されるときには、自
動的に、又は必要に応じて保温中止手段によって保温動
作が中止されるようになる。
【0008】その結果、不必要な保温状態の継続が阻止
され、無駄な消費電力も節約される。
【0009】(2) 請求項2の発明 この発明の電気炊飯器は、上記請求項1の発明の構成に
おいて、上記保温中止手段による保温動作の中止は、保
温制御手段による保温加熱手段のOFF制御であること
を特徴としている。
【0010】保温動作の中止は、上記のように保温制御
手段によって保温ヒータ等の保温加熱手段をOFFにす
ることによって実現することができ、消費電力量の大き
な保温ヒータ等の保温加熱手段がOFFになるので、例
えば省エネ待機モードとして、従来に比べて相当に消費
電力量を節減することができる。
【0011】(3) 請求項3の発明 この発明の電気炊飯器は、上記請求項1の発明の構成に
おいて、上記保温中止手段による保温動作の中止は、電
源回路のOFFによる保温加熱手段および保温制御手段
各々への電源供給の停止であることを特徴としている。
【0012】保温動作の中止は、上述のように保温制御
手段によって保温ヒータ等の保温加熱手段をOFFにす
ることによっても実現することができ、消費電力量の大
きな保温ヒータ等の保温加熱手段がOFFになるので、
省エネ待機モードとして、相当な省エネ作用を得ること
ができる。
【0013】しかし、それだけでは未だ保温制御手段の
方が作動しているので、それ相当の電力が消費されてい
る。
【0014】そこで、電源回路からの電源供給自体をO
FFにすることにより、保温加熱手段は素より、保温制
御手段自体もOFFにする。
【0015】このようにすると、さらに大きく消費電力
を節減することができる。
【0016】(4) 請求項4の発明 この発明の電気炊飯器は、上記請求項1,2又は3の発
明の構成において、上記保温動作の中止は、保温制御手
段を構成するマイコン制御ユニットの保温中止判定によ
って行われるようになっていることを特徴としている。
【0017】このように上述した保温動作の中止を、上
述の保温制御手段を構成しているマイコン制御ユニット
を利用して保温中止判定機能を実現し、それによって自
動的に実行するようにすると、より便利になる。
【0018】(5) 請求項5の発明 この発明の電気炊飯器は、上記請求項4の発明の構成に
おいて、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定は、
保温容器内の保温容量が所定量以下となったときになさ
れるようになっていることを特徴としている。
【0019】保温容器内のご飯等の保温残容量が所定量
以下になって、殆んど無くなると、実質的に保温を継続
する必要性はなくなる。
【0020】したがって、そのような場合には、速やか
に保温を中止して省エネを図る。
【0021】(6) 請求項6の発明 この発明の電気炊飯器は、上記請求項4の発明の構成に
おいて、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定は、
予じめ設定された保温容器内の複数段階の保温容量に応
じて異なる複数段階の保温経過時間の経過に対応してな
されるようになっていることを特徴としている。
【0022】保温容器中のご飯等の保温残容量が多いほ
ど、食べるのに時間がかかり、保温時間も長くなる。
【0023】したがって、保温容器内のご飯等の残量が
所定量以下になるのも、保温容量の多寡による。
【0024】そこで、同保温容量を例えば大量、中量、
少量等の複数の段階に分け、それに応じて異なる保温経
過時間が経過したときに保温を中止するようにする。
【0025】(7) 請求項7の発明 この発明の電気炊飯器は、上記請求項4の発明の構成に
おいて、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定は、
炊飯器本体側蓋部の開閉が所定時間以上行われなかった
ときになされるようになっていることを特徴としてい
る。
【0026】炊飯器本体側の蓋部が所定時間以上開かれ
なかった時は、一般的に見て留守等の場合が想定され
る。
【0027】したがって、そのような場合には、保温を
中止して省エネを図った方が良いので、そのようにす
る。
【0028】(8) 請求項8の発明 この発明の電気炊飯器は、上記請求項4の発明の構成に
おいて、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定は、
予じめ設定された食事時間帯内に1度も炊飯器本体側の
蓋部が開閉されなかったときになされるようになってい
ることを特徴としている。
【0029】例えば6:00〜9:00、11:00〜
13:00、18:00〜21:00等予じめ設定され
ている一般家庭の食事の時間帯内に1度も炊飯器本体の
蓋部が開かれなかった時も、一般的に見て上記同様に留
守の場合が想定される。
【0030】したがって、そのような場合には、保温を
中止して省エネを図った方が良いので、そのようにす
る。
【0031】(9) 請求項9の発明 この発明の電気炊飯器は、上記請求項4の発明の構成に
おいて、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定は、
再加熱手段による再加熱が所定回数以上行われたときに
なされるようになっていることを特徴としている。
【0032】再加熱手段による再加熱は、保温中の温度
の低下したご飯を炊き立て状態の温度に近く加熱するこ
とができるとともに、殺菌を行ってご飯を長持ちさせる
ことができるが、他方それが所定回数以上繰り返される
と、ご飯中の水分が消失して、ご飯が硬化してしまい、
食べられなくなる。
【0033】したがって、上記のような再加熱の回数が
所定の回数を超えると、保温を中止して、省エネを図る
のが好ましい。
【0034】(10) 請求項10の発明 この発明の電気炊飯器は、上記請求項4の発明の構成に
おいて、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定は、
炊飯工程初期における炊飯量の判定結果に基いてなされ
るようになってことを特徴としている。
【0035】したがって、該構成では、例えば1合程度
等の最初から炊飯量自体が少なく、殆んど食べ残すこと
が想定できないような場合には、一旦保温工程に移行し
た後、速やかに保温動作を中止して、無駄な消費電力を
節減することができるようになる。
【0036】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の電気炊飯器によ
ると、必要に応じて適切に保温を中止し得る、便利で省
エネ性能の高い電気炊飯器を提供することが可能にな
る。
【0037】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本願発明の実施の
形態に係る保温中止機能を有したマイコン式電気炊飯器
の炊飯器本体および同炊飯器本体の要部の構成と作用を
それぞれ示している。
【0038】(全体の特徴)先ず本実施の形態の電気炊
飯器は、その炊飯器本体A側において例えば内鍋3とし
て電磁誘導の可能な磁性金属板よりなるものが採用され
ている一方、当該内鍋3に対する炊飯時の加熱手段とし
て、合成樹脂製の内ケース4を介して当該内鍋3の底壁
部3aから側壁部3bの略全体を包み込むように当該内
鍋3の底壁部3aの中央部側と側方部側、および側壁部
3b側の3ケ所の全周に対応する3組のワークコイルC
1,C2,C3が設けられ、また当該内鍋3に対する保温
時の加熱手段として、当該内鍋3の側壁部3bの全周に
対応する保温ヒータH1が設けられている。そして、そ
れらをマイコン制御ユニット32によって適切に駆動制
御することによって適切な炊飯機能と保温機能とを実現
できるようになっている。
【0039】一方、それらの各機能に対するタイマー予
約や炊飯および保温メニューの選択、それら各メニュー
に対応した加熱パターンの操作設定は、当該電気炊飯器
本体Aの前面側操作パネル部20に設けられた各種入力
スイッチ群22a〜22hを介してユーザーにより行わ
れ、その設定内容に応じて最終的に上記ワークコイルC
1〜C3および保温ヒータH1が制御されるようになって
いる。
【0040】また、上記操作パネル部20の中央部に
は、炊飯、保温の各メニュー、並びに現在時刻および炊
飯完了までの残時間その他の必要事項を表示する液晶表
示部21が設けられている。
【0041】さらに本実施の形態では、それに加えて上
記炊飯器本体Aの側部に取消スイッチ22Cとは別に外
部から手動操作可能なタッチキー型の電源OFFスイッ
チ10が設けられており、例えば該電源OFFスイッチ
10がON操作されるとマイコン制御ユニット32を介
してAC電源回路の電源スイッチSWがOFFになっ
て、上記ワークコイルC1〜C3、保温ヒータH1はもち
ろん、それらの駆動回路並びにマイコン制御ユニット3
2の各々に対する電源の供給がOFF(停止)されるよ
うになっている。また、上記電源スイッチSWは、マイ
コン制御ユニット32の保温中止判定によってもOFF
にされるようになっている。
【0042】(炊飯器本体部分の構成)すなわち、先ず
該電気炊飯器の炊飯器本体Aは、例えば図1に示すよう
に、内部に誘起されるうず電流によって自己発熱が可能
な例えばステンレス鋼板等の磁性金属板よりなる内鍋
(飯器ないし保温容器)3と、該内鍋3を任意にセットし
得るように形成された合成樹脂製の有底筒状の内ケース
(保護枠)4と、該内ケース4を保持する外部筺体であ
る有底筒状の外ケース1と、該外ケース1と上記内ケー
ス4とを一体化して形成された炊飯器器体Aの上部に開
閉可能に設けられた蓋ユニット(蓋)2とから構成され
ている。
【0043】上記内ケース4の底壁部(底部)4aの下
方側にはコイル台7が設けられ、その上部には、フェラ
イトコアを介し、上記内鍋3の底壁部(底部)3aの中
央部と側方部および内鍋3の側壁部3bの各位置に対応
して各々リッツ線が同心状に巻成された3組のワークコ
イルC1,C2,C3が、それぞれ内鍋3の底壁部3aか
ら側壁部3bに到る略全体を包み込むように設けられて
おり、それらにより通電時には内鍋3の略全体にうず電
流を誘起して、その全体を略均一に加熱するようになっ
ている。そして、該ワークコイルC1,C2,C3は、そ
れぞれ相互に直列に接続されている(したがって、以下
の動作説明および図3の制御回路図では単にワークコイ
ルCとして示す)。そして、その一端は、例えば図3の
制御回路図に示すように整流回路35および平滑回路3
6を介した電源ラインに、また他端はIGBT(パワー
トランジスタ)37のコレクタにそれぞれ接続されてい
る。
【0044】また、上記側壁部側ワークコイルC3の上
方部には、保温時において加熱手段として機能する保温
ヒータH1が設けられており、保温時において上記内鍋
3の全体を有効かつ均一に加熱するようになっている。
【0045】また、上記内ケース4およびコイル台7の
下方部側には、例えば図2に示されるような、ワークコ
イルC1,C2,C3、保温ヒータH1、肩ヒータH2等を
駆動制御する上記IGBT37やヒータ駆動回路33,
34、マイコン制御ユニット32、電源電圧整流用のダ
イオードブリッジよりなる整流回路35、平滑回路36
などを備えた制御回路基板9が設けられている。
【0046】また上記外ケース1は、例えば合成樹脂材
で形成された上下方向に筒状のカバー部材1aと、該カ
バー部材1aの上端部に結合された合成樹脂製の肩部材
11と、上記カバー部材1aの下端部に一体化された合
成樹脂製の底部材1bとからなり、かつ上記内ケース4
の底壁部4aとの間に所定の広さの断熱および通風空間
部を形成した全体として有底の筒状体に構成されてい
る。そして、該外ケース1の前面部上方には、例えば図
2に示すような略半月形状の操作パネル部20が設けら
れている。該操作パネル部20面には、十分に広く大き
な表示面積をもつ液晶表示部21と炊飯スイッチ22
a、タイマー予約スイッチ22b、取消スイッチ22
c、保温スイッチ22d、再加熱スイッチ22e、メニ
ュー選択スイッチ22f、時スイッチ22g、分スイッ
チ22h等の各種入力スイッチが設けられている。ま
た、上記肩部材11の肩部内周側には、肩ヒータH2
設けられている。
【0047】さらに、図示はしないが、上記内ケース4
下方側のコイル台7の中央部には、上下方向に同心状に
貫通したセンタセンサ収納空間部が形成されており、該
センタセンサ収納空間部中に上下方向に昇降自在な状態
で、かつ常時コイルスプリングにより上方に上昇付勢さ
れた状態で図2に示す内鍋温度検知センサSおよび内鍋
検知スイッチLSを備えたセンタセンサが設けられてい
る。
【0048】一方、符号2は蓋ユニットであり、該蓋ユ
ニット2は、その外周面を構成する合成樹脂製の外カバ
ー12と、該外カバー12と内枠14との間に設けられ
た金属製の断熱構造体13と、該断熱構造体13の内側
にパッキン17を介して設けられた金属製の内カバー1
5と、該内カバー15の下方に設けられた金属製の放熱
板16とによって内側が中空の断熱構造体に形成されて
いる。また、上記断熱構造体13は上下2枚の金属板1
3a,13bを閉断面構造に対向させて一体化すること
により形成されている。
【0049】この蓋ユニット2は、上記外ケース1上部
の肩部材11に対してヒンジ機構を介して回動自在に取
付けられており、その開放端側には、該蓋ユニット2の
所定位置に係合して該蓋ユニット2の上下方向への開閉
を行うロック機構18が設けられている。
【0050】したがって、該構成では、先ず炊飯時に
は、上記内鍋3は、上記3組のワークコイルC1,C2
3の駆動によりその底壁部3aから側壁部3b側にか
けて略全体が均一に発熱し、例えば内鍋3内の水に浸さ
れた飯米が断熱部として作用する吸水工程などにおいて
も内鍋3の上部側をもムラなく加熱して略全体に均一な
吸水性能を可能にするとともに、炊飯量が多い時などに
も内鍋3の全体を略均一に加熱して加熱ムラなく効率良
く炊き上げることができる。また、沸騰工程以降の水分
がなくなった状態における内鍋3の底壁部3aの局部的
な熱の集中を防止して焦げ付きの発生を防止することが
できる。次に、保温時には、上記内鍋3の側壁部3bに
対応して設けられた上記保温ヒータH1および肩ヒータ
2の駆動により、内鍋3の底壁部3aから側壁部3b
および上方部の全体が適切な加熱量で均一に加熱されて
加熱ムラのない保温が実現される。
【0051】一方、上記制御回路基板9のマイコン制御
ユニット32には、上記各入力スイッチ22a〜22h
を介して入力されたユーザーの指示内容を判断する所望
の認識手段が設けられており、該認識手段で認識された
ユーザーの指示内容に応じて所望の炊飯又は保温機能、
所望の炊飯又は保温メニュー、それら炊飯又は保温メニ
ューに対応した所定の加熱パターンを設定して、その炊
飯加熱制御手段又は保温加熱制御手段を適切に作動させ
て所望の炊飯又は保温を行うようになっている。
【0052】したがって、ユーザーは、上記各入力スイ
ッチ22a〜22hを使って炊飯又は保温、タイマー予
約、予約時刻設定、白米又は玄米、早炊、おかゆ、すし
めし、炊き込み等の炊き分け、通常保温又は低温保温そ
の他の各種の炊飯又は保温機能の選択設定内容を入力す
れば、それに対応した機能内容が当該マイコン制御ユニ
ット32内の認識手段を介して炊飯および保温加熱パタ
ーン等設定部に自動的に設定入力され、対応する炊飯又
は保温加熱制御が所望の制御パターンで適切になされる
ようになる。
【0053】一方、符号8は電源プラグであり、上述し
た炊飯器本体Aの後部右側に位置して内部に設けた図示
しないコードリールに巻き取られた状態で保持されてい
る。
【0054】他方、符号10はタッチキー式の電源OF
Fスイッチであり、そのタッチ操作により図3のマイコ
ン制御ユニット32および電源OFFスイッチ駆動回路
25を介して上記電源プラグ8部分からAC電源が供給
される図3の電源回路に設けた電源スイッチSWをOF
Fするようになっている。そして、その操作キー10b
部分は、上記炊飯器本体Aの外ケース1に形成された凹
溝部10a内に所定寸法入り込んだ状態で収納されて設
置されていて、外部障害物の当接によって誤ったON動
作を生じさせないようになっている。
【0055】(炊飯器本体側制御回路部分の構成)次
に、図4は上述のように構成された炊飯器本体A側の炊
飯および保温制御、保温中止判定制御、その他の制御を
行うマイコン制御ユニット32を中心とする制御回路部
分の構成を示す。
【0056】図中、符号32が上述のような炊飯加熱制
御手段および保温加熱制御手段、保温中止判定制御手段
に加え、内鍋温度判定手段、内鍋検知手段、ブザー報知
手段等を備えた炊飯・保温・保温中止判定等制御用のマ
イコン制御ユニット(CPU)であり、該マイコン制御
ユニット32はマイクロコンピュータを中心として構成
され、例えば内鍋3の温度検知回路部、ワークコイル駆
動制御回路部、内鍋3の検知回路部、発振回路部、リセ
ット回路部、保温ヒータおよび肩ヒータ等駆動制御回路
部、保温中止判定/保温中止制御回路部、ブザー報知
部、電源回路部等を各々有して構成されている。
【0057】そして、先ず上記内鍋3の底壁部3a側セ
ンタセンサ部の内鍋温度検知センサS、内鍋検知スイッ
チLSに対応して設けられた温度検知回路43および鍋
検知回路44には、例えば上記内鍋温度検知センサSに
よる内鍋3の底壁部3aの温度検知信号、内鍋検知スイ
ッチLSによる鍋検知信号がそれぞれ入力されるように
なっている。
【0058】また、上記ワークコイル駆動制御回路部
は、例えばパルス幅変調回路41、同期トリガー回路4
0、IGBT駆動回路42、IGBT37、共振コンデ
ンサ38によって形成されている。そして、上記マイコ
ン制御ユニット32のワークコイル駆動制御回路部によ
り、上記パルス幅変調回路41を制御することにより、
例えば炊飯工程に応じて上記ワークコイルC(C1
2,C3)の出力値および同出力値でのONデューティ
ー比(例えばn秒/16秒)をそれぞれ適切に変えるこ
とによって、炊飯工程の各工程における内鍋3の加熱温
度と加熱パターンを炊飯量を考慮して適切に可変コント
ロールし、均一な吸水作用と加熱ムラのない御飯の炊き
上げを実現するための適切な出力制御が行われるように
なっている。
【0059】また同マイコン制御ユニット32の保温ヒ
ータ駆動制御回路部および肩ヒータ駆動制御回路部によ
り、それぞれ保温ヒータ駆動回路33および肩ヒータ駆
動回路34を制御することにより、例えば保温又は炊飯
工程に応じて上記保温ヒータH1、肩ヒータH2の出力値
および同出力値でのONデューティー比(例えばn秒/
16秒)をそれぞれ適切に変えることによって、保温又
は炊飯工程の各工程における内鍋3の加熱温度と加熱パ
ターンとを実際の炊飯量を考慮して適切に可変コントロ
ールするための適切な出力制御が行われるようになって
いる。
【0060】また、符号22a〜22hは上述した各種
入力スイッチ部であり、同スイッチの必要なものが適切
に操作されると、上記マイコン制御ユニット32側の認
識手段によってユーザーの指示内容が認識され、その認
識内容に応じて所望の炊飯又は保温加熱パターンを設定
して上記炊飯加熱制御手段又は保温加熱制御手段を適切
に作動させて所望の炊飯又は保温を行うようになってい
る。
【0061】したがって、ユーザーは、同入力スイッチ
22a〜22hを使用して炊飯又は保温、タイマー予
約、予約時刻設定、白米又は玄米、早炊、おかゆ、かた
め又はやわらかめ、すしめし、炊き込み等の炊き分け、
通常保温又は低温保温等の各種の炊飯又は保温機能の選
択設定内容を入力すれば、それに対応した機能内容が当
該マイコン制御ユニット32の上述した認識手段を介し
て炊飯又は保温加熱パターン設定部に自動的に設定入力
され、対応する炊飯又は保温加熱制御が適切になされ
る。
【0062】なお、図3中の符号39は、上記IGBT
37のフライホイールダイオードである。また符号35
は、家庭用AC電源30との間に挿入された上記ワーク
コイル駆動用のダイオードブリッジを内蔵した電源側整
流回路、36はその平滑回路である。
【0063】さらに、符号17は炊飯完了を知らせるブ
ザー報知部、16はリセット回路、21は液晶表示部で
ある。この実施の形態の場合、上記液晶表示部21に
は、上記入力スイッチ22a〜22hのON操作に対応
して所望のメニューや時刻等の必要事項が表示され、以
後設定内容に応じた必要な表示がなされて行くようにな
っている。また、この実施の形態の場合、上記のように
電源回路部には、特にAC電源30からの電源の供給を
OFFにする電源スイッチSWと該電源スイッチSWを
OFF作動させる電源スイッチOFF駆動回路25が設
けられており、例えば保温中において、上述の電源OF
Fスイッチ10がON操作されるか、または所定の保温
中止条件が成立したことをマイコン制御ユニット32が
判定した時に同電源スイッチSWをOFFにして消費電
力を略ゼロにして確実な省エネを図るようになってい
る。
【0064】なお、図2の制御回路では、繁雑さを避け
るために、上記マイコン制御ユニット32側への定電圧
電源回路は省略して示している。
【0065】(保温中止制御)次に、以上のように構成
された本実施の形態の電気炊飯器における保温中止制御
の内容について説明する。
【0066】すなわち、すでに述べたように、 炊飯時の炊飯量そのものが少なく、炊き上げ後、一
度に食べてしまうような場合、 保温時間が余りに長くなり、殆んど美味しく食べる
ことができなくなっている場合、 相当に長い所定時間以上、炊飯器本体の蓋が開かれ
ず、ユーザーの留守等が想定される場合、 一般的な家庭の食事時間帯(例えば、朝食6:00
〜9:00、昼食11:00〜13:00、夕食18:
00〜21:00)に、一度も炊飯器本体の蓋が開かれ
なかった、やはりユーザーの留守等の事情が想定される
場合、 内鍋内のご飯等の残量が所定量以下に減少している
場合、 再加熱回数が多くなり、ご飯が硬化している場合、 ・・・・等には、保温を中止するとともに保温ヒータH
1および保温制御回路各々への電源をOFFにして、消
費電力を節約した方が好ましい。
【0067】図4のフローチャートは、このような観点
に基いて構成されている。
【0068】同制御では、制御が開始されると、まずス
テップS1で現在の制御が保温モードであるか否か(保
温中か否か)が判定され、保温モード(保温中)である
と判定されると初めてステップS7,S9,S10,S11
13,S14の上記〜の保温中止条件の判定動作に進
むが、他方保温モードでないNOの時は、ステップ
2,S3の待機モード判定(電源プラグON後、保温以
外の何らかの設定操作を行う待機状態の判定)、ステッ
プS4,S5,S6のタイマー予約判定に進む。
【0069】例えば保温モードでない(ステップS1
NO)としてステップS2に進んだ場合には、上述した
操作パネル20上の各スイッチの何れかがON操作され
た否かを判定する。
【0070】その結果、YESの時は、さらにステップ
3に進んで、同何らかのスイッチがON操作されてか
ら所定時間t1(例えばt1=10分)が経過したか否か
を判定する。そして、その判定結果もYESになると
(t1が経過したのに次の操作がない時)待機モード完
了と判定して、今度はステップS4に進んでタイマー炊
飯予約中である否かを判定する。
【0071】そして、その結果、YESの時はステップ
5に進んで同予約状態が所定時間t2(t2=30分)
が経過したか否かを判定し、その判定結果もYESにな
ると、さらにステップS6に進んでタイマー予約時間が
タイムアップしたか否かを判定し、タイマー予約時間が
タイムアップしているYESの時はステップS16に進ん
で上述の電源スイッチSWをOFFにしてワークコイル
C(C1〜C3)および保温ヒータH1はもちろんマイコ
ン制御ユニット32を含む炊飯および保温制御回路の全
てに対する電源の供給を停止して消費電力の節減を図
る。
【0072】一方、これらとは異なり、上述のステップ
1の保温中か否かの判定において、保温中であってY
ESと判定された時は、まず最初にステップS7に進ん
で、炊飯開始時の炊き上げ工程でなされる炊飯量の判定
(合数の判定)の結果に基き、本来の炊飯量自体が所定
値以下の少量であったか否かを判定する。その結果、Y
ESと判定された元々炊飯量自体が少なく、炊飯完了
後、直ちに食べてしまうことが予想されるような場合に
は、続いてステップS8に進んで、保温ヒータH1をOF
Fにして保温制御を中止するとともにステップS16に進
んで上述の電源スイッチSWをもOFFにして消費電力
の節減を図る(略ゼロにする)。
【0073】他方、同ステップS7の炊飯量の判定で、
NOの炊飯量が所定値以下の少量ではない場合には、さ
らにステップS9に進んで、保温工程に移行してから、
ご飯の味が大きく低下する所定時間t3以上の長い時間
(例えば30〜50時間)が経過したか否かを判定す
る。その結果、YESの時は、ステップS8,S9に進ん
で上記保温制御を中止するとともに上述の電源スイッチ
SWをOFFにして消費電力の節減を図る。
【0074】他方、同判定の結果がNOの時は、さらに
ステップS10に進んで、保温工程において相当に長い所
定時間t4以上の時間内(例えば9時間)、炊飯器本体
Aの蓋ユニット2が開かれなかったか否かを判定する。
【0075】その結果、YESの時は、ステップS8
9に進んで上記保温制御を中止するとともに上述の電
源スイッチSWをOFFにして消費電力の節減を図る。
【0076】他方NOの時は、さらにステップS11に進
んで、現在の時刻が、一般的な家庭の食事の時間帯(朝
食6:00〜9:00、昼食11:00〜13:00、
夕食18:00〜21:00)に属するか否かを判定
し、YESの時はステップS12に進んで、同時間帯内に
おいて上記蓋ユニット2が開かれたか否かを判定する。
その結果、NOの上記食事時間帯であるにも拘わらず、
蓋ユニット2が全く開かれなかった時は、ユーザーが留
守か何らかの事情で食事がなされないと判断し、ステッ
プS8,S9に進んで上記保温制御を中止するとともに上
述の電源スイッチSWをOFFにして消費電力の節減を
図る。
【0077】また、同ステップS11の判定でNOの時
は、さらにステップS13に進んで現在の内鍋3内の残さ
れた保温飯量が1合以下の少量となっているか否かを判
定する。その結果、YESの時は、ステップS8,S9
進んで上記保温制御を中止するとともに上述の電源スイ
ッチSWをOFFにして消費電力の節減を図る。
【0078】他方NOの時は、さらにステップS14に進
んで、上述の再加熱スイッチ22Cによる再加熱回数が
例えば3回以上行われたか否かを判定し、YESの再加
熱回数が3回以上となってご飯の硬化が想定される時
は、ステップS8,S9に進んで上記保温制御を中止する
とともに上述の電源スイッチSWをOFFにして消費電
力の節減を図る。
【0079】他方、NOの時(上記保温中止条件〜
の何れにも該当しない時)は、ステップS15に進んで当
該保温制御を続ける。
【0080】以上のように、この発明の電気炊飯器は、
炊飯および保温加熱手段と、これら炊飯および保温加熱
手段の作動状態を制御する炊飯および保温制御手段と、
上記炊飯および保温加熱手段、上記炊飯および保温制御
手段の各々に電源を供給する電源回路とを備えてなる電
気炊飯器であって、上記保温制御手段により上記保温加
熱手段が駆動制御されている保温動作中において、保温
動作を中止する保温中止手段を設けたことを特徴として
いる。
【0081】したがって、該構成の場合には、保温動作
中においても、実質的に保温を行う必要がないか、又は
保温を停止した方が好ましいと判断されるときには、自
動的に、又は必要に応じて保温中止手段によって保温動
作が中止される。
【0082】その結果、不必要な消費電力も節約され
る。
【0083】また、この発明の電気炊飯器は、上記構成
において、上記保温中止手段による保温動作を中止する
中止方法の1つが、保温制御手段による保温加熱手段の
OFF制御であることを特徴としている。
【0084】このように保温制御手段によって保温ヒー
タ等の保温加熱手段をOFFにするようにすると、消費
電力量の大きな保温加熱手段がOFFになるので、省エ
ネ待機モードとして、相当に消費電力量を節減すること
ができる。
【0085】また、この発明の電気炊飯器は、上記構成
において、上記保温中止手段による保温動作を中止する
保温中止方法の1つが、電源回路のOFFによる保温加
熱手段および保温制御手段各々への電源供給の停止であ
ることを特徴としている。
【0086】保温動作の中止は、上述のように保温制御
手段によって保温加熱手段をOFFにすることによって
も実現することができ、消費電力量の大きな保温加熱手
段がOFFになるので、省エネ待機モードとして、相当
な省エネ作用を得ることができる。
【0087】しかし、それだけでは未だ保温制御手段の
方が作動しているので、それ相当の電力が消費されてい
る。
【0088】そこで、電源回路からの電源供給自体をO
FFにすることにより、保温加熱手段は素より、保温制
御手段をもOFFにする。
【0089】このようにすると、さらに大きく消費電力
を節減することができる。
【0090】また、この発明の電気炊飯器は、上記構成
において、上記保温動作の中止が、例えば保温制御手段
を構成するマイコン制御ユニットの保温中止判定によっ
て行われるようになっている。
【0091】このように上述した保温動作の中止を、上
述の保温制御手段を構成しているマイコン制御ユニット
を利用して保温中止判定機能を実現し、それによって自
動的に実行するようにすると、より便利になる。
【0092】また、この発明の電気炊飯器は、上記構成
において、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定
は、保温容器内のご飯等の保温容量が所定量以下となっ
たときになされるようになっている。
【0093】保温容器内のご飯等の保温容量が所定量以
下になって、殆んど無くなると、実質的に保温を継続す
る必要性はなくなる。
【0094】したがって、そのような場合には、保温を
中止して省エネを図る。
【0095】また、この発明の電気炊飯器は、上記構成
において、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定
は、予じめ設定された保温容器内の複数段階の保温容量
に応じて異なる複数段階の保温経過時間の経過に対応し
てなされるようにすることもできる。
【0096】保温容器中のご飯等の保温容量が多いほ
ど、食べるのに時間がかかり、保温時間も長くなる。
【0097】したがって、保温容器内ご飯等の残量が所
定量以下になるのも、保温容量の多寡による。
【0098】そこで、上記のように同保温容量を例えば
大量、中量、少量等の複数の段階に分け、それに応じて
異なる保温経過時間が経過したときに保温を中止するよ
うにする。
【0099】また、この発明の電気炊飯器は、上記構成
において、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定
が、炊飯器本体側蓋部の開閉が所定時間以上行われなか
ったときになされるようになっている。
【0100】炊飯器本体側の蓋部が所定時間以上開かれ
なかった時は、一般的に見てユーザーの留守の場合が想
定される。
【0101】したがって、そのような場合には、保温を
中止して省エネを図った方が良いので、そのようにす
る。
【0102】また、この発明の電気炊飯器は、上記構成
において、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定
は、予じめ設定された食事時間帯内に1度も炊飯器本体
側の蓋部が開閉されなかったときになされるようになっ
ていることを特徴としている。
【0103】例えば朝食6:00〜9:00、昼食1
1:00〜13:00、夕食18:00〜21:00等
予じめ設定されている食事の時間帯内に1度も炊飯器本
体の蓋部が開かれなかった時も、一般的に見てユーザー
の留守の場合が想定される。
【0104】したがって、そのような場合には、保温を
中止して省エネを図った方が良いので、そのようにす
る。
【0105】また、この発明の電気炊飯器は、上記構成
において、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定
が、再加熱手段による再加熱が所定回数以上行われたと
きになされるようになっている。
【0106】再加熱スイッチ等の再加熱手段による再加
熱は、保温中の温度の低下したご飯を炊き立て状態の温
度に近く加熱することができるとともに、殺菌を行って
ご飯を長持ちさせることができるが、他方それが所定回
数以上繰り返されると、ご飯中の水分が消失して、ご飯
が硬化してしまい、食べられなくなる。
【0107】したがって、上記のような再加熱の回数が
所定の回数を超えると、保温を中止して、省エネを図る
のが好ましい。
【0108】また、この発明の電気炊飯器は、上記構成
において、上記マイコン制御ユニットの保温中止判定
は、炊飯工程初期における炊飯量の判定結果に基いてな
されるようになっている。
【0109】したがって、該構成では、例えば1合程度
等の最初から炊飯量自体が少なく、殆んど食べ残すこと
が想定できないような場合には、一旦保温工程に移行し
た後、速やかに保温動作を中止して、無駄な消費電力を
節減することができるようになる。
【0110】以上の結果、この発明の電気炊飯器による
と、必要に応じて適切に保温を中止し得る、便利で省エ
ネ性能の高い電気炊飯器を提供することが可能になる。
【0111】(変形例)なお、以上の図4のフローチャ
ートの保温中止制御において、例えば図5のフローチャ
ートに示すように、ステップS4,S5の次にステップS
6として省エネ待機モードを設け、タイマー炊飯予約中
であって、t2分経過した時はタイムアップするまで省
エネモードにするようにしても良い。
【0112】(その他の実施形態) (1) 以上の実施の形態の構成では、電源スイッチS
WをOFFするに際し、ユーザーによってON操作され
る外部のタッチキーよりなる電源OFFスイッチ10の
ON信号入力とマイコン制御ユニット32の保温中止判
定との2つの場合にOFF作動されるリレースイッチ構
成を採用した。
【0113】しかし、同電源OFFスイッチは、必ずし
も上記のようなタッチキースイッチに限られるものでは
なく、例えばタンブラースイッチその他のスイッチによ
って構成することもできる。
【0114】(2) また、上記保温中における電源の
OFFは、例えば任意に時間設定が可能な機械式のタイ
マースイッチを用い、所望の保温経過時間が経過すると
OFFにする構成の採用も可能である。
【0115】(3) また、上述の蓋の開閉の検出は、
蓋部下面に設けた温度センサによる温度の低下の検出等
によって容易に実現される。
【0116】(4) さらに、また保温中止条件の1つ
として内鍋内のご飯の臭いを臭いセンサーで検出するよ
うにし、保温臭が所定レベル以上になった時に保温制御
を中止して電源をOFFにするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器本体の
構成を示す一部切欠断面図である。
【図2】同電気炊飯器の操作パネル部分の正面図であ
る。
【図3】同電気炊飯器の制御回路部分の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】同電気炊飯器のマイコン制御ユニットによる保
温中止制御の内容を示すフローチャートである。
【図5】同保温中止制御の変形例の内容を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
Aは炊飯器本体、C1〜C3はワークコイル、SWは電源
スイッチ、H1は保温ヒータ、1は外ケース、2は蓋ユ
ニット、3は内鍋、10は電源OFFスイッチ、25は
電源スイッチOFF駆動回路、30はAC電源、32は
マイコン制御ユニットである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯および保温加熱手段と、これら炊飯
    および保温加熱手段の作動状態を制御する炊飯および保
    温制御手段と、上記炊飯および保温加熱手段、上記炊飯
    および保温制御手段の各々に電源を供給する電源回路と
    を備えてなる電気炊飯器であって、上記保温制御手段に
    より上記保温加熱手段が駆動制御されている保温動作中
    において、保温動作を中止する保温中止手段を設けたこ
    とを特徴とする電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 保温中止手段による保温動作の中止は、
    保温制御手段による保温加熱手段のOFF制御であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 保温中止手段による保温動作の中止は、
    電源回路のOFFによる保温加熱手段および保温制御手
    段各々への電源供給の停止であることを特徴とする請求
    項1記載の電気炊飯器。
  4. 【請求項4】 保温動作の中止は、保温制御手段を構成
    するマイコン制御ユニットの保温中止判定によって行わ
    れるようになっていることを特徴とする請求項1,2又
    は3記載の電気炊飯器。
  5. 【請求項5】 マイコン制御ユニットの保温中止判定
    は、保温容器内の保温容量が所定量以下となったときに
    なされるようになっていることを特徴とする請求項4記
    載の電気炊飯器。
  6. 【請求項6】 マイコン制御ユニットの保温中止判定
    は、予じめ設定された保温容器内の複数段階の保温容量
    に応じて異なる複数段階の保温経過時間の経過に対応し
    てなされるようになっていることを特徴とする請求項4
    記載の電気炊飯器。
  7. 【請求項7】 マイコン制御ユニットの保温中止判定
    は、炊飯器本体側蓋部の開閉が所定時間以上行われなか
    ったときになされるようになっていることを特徴とする
    請求項4記載の電気炊飯器。
  8. 【請求項8】 マイコン制御ユニットの保温中止判定
    は、予じめ設定された食事時間帯内に1度も炊飯器本体
    側の蓋部が開閉されなかったときになされるようになっ
    ていることを特徴とする請求項4記載の電気炊飯器。
  9. 【請求項9】 マイコン制御ユニットの保温中止判定
    は、再加熱手段による再加熱が所定回数以上行われたと
    きになされるようになっていることを特徴とする請求項
    4記載の電気炊飯器。
  10. 【請求項10】 マイコン制御ユニットの保温中止判定
    は、炊飯工程初期における炊飯量の判定結果に基いてな
    されるようになってことを特徴とする請求項4記載の電
    気炊飯器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220469A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器
JP2013255590A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 炊飯器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220469A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器
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