JP2008000392A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷めたご飯を簡単に炊き立てに近い高温まで温めることができ、かつご飯の乾燥や温度バラツキの少ないご飯の再加熱ができる炊飯器を提供することを目的とする。
【解決手段】鍋1と、加熱手段2と、鍋温度検知手段3と、蓋部の蓋温度検知手段4と、両温度検知手段3、4の入力から加熱手段2の動作を制御する加熱制御手段5と、冷めたご飯を温かく加熱する冷飯加熱コースを選択する冷飯加熱コース選択手段6とを備え、冷飯加熱コース選択手段6により選択された冷飯加熱コースは、加熱前期の温度検知手段3、4の温度勾配または所定の温度に達するまでの時間差から加熱手段2の後期の動作を決定して、加熱制御手段5を駆動するようにした。これによって、冷飯加熱コースの選択で、炊飯後、冷めたご飯を再度、炊飯器内で簡単に炊き立てに近い高温まで温めることができ、かつご飯の乾燥や温度バラツキの少ないご飯の再加熱ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は一般家庭で使用される炊飯器に関するものである。
従来、炊飯したご飯を約70℃程度に保持する保温機能を有する炊飯器において、喫食前に、炊き立てのご飯の温度に近い高温まで温めるという保温再加熱機能が付加されたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、ファジィ推論を用いることで保温中の米飯の量に応じたきめ細かい再加熱条件を設定して、食味の低下のない再加熱を行なうものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−39455号公報 特開平8−228921号公報
しかしながら、前記従来の構成では、いずれもJISで定められた保温中のご飯温度である70℃程度に保持されたご飯を、喫食前に炊き立てに近い温度に温めて、保温中のご飯をよりおいしく仕上げるものであり、また、70℃の高温では、長時間保温した場合にご飯の乾燥や酸化が進みやすく食味を維持できないので、60℃程度の低温で長時間保温する場合には、低温で繁殖する菌を殺菌するため一定時間ごとに高温で加熱を行なうものである。このため、保温しないで常温に冷めたご飯を再び温めることはできないという課題を有していた。
現在でも中国など海外の一部では、電力事情や経済性のため、あるいは食生活の習慣から、炊飯したご飯を食べた後、炊飯器内に残ったご飯は保温しないで、電源スイッチを切りそのまま放置する家庭が多い。次回の食事では、冷たいご飯を食べる習慣は少ないため温めて食べるが、保温していないある一定の温度以下の温度では再加熱を受け付けないため、炒めるなどの別の調理方法で再加熱をして食しているのが現状である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、炊飯後、保温をしないで冷めたご飯を再度、炊飯器内で簡単に炊き立てに近い高温まで温めることができ、かつご飯の乾燥や温度バラツキの少ないご飯の再加熱ができる炊飯器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、炊飯物を収容する鍋と、鍋を加熱する加熱手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋の開口部を覆う蓋部の温度を検知する蓋温度検知手段と、鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の入力から加熱手段の動作を制御する加熱制御手段と、炊飯後、冷めたご飯を温かく加熱する冷飯加熱コースを選択する冷飯加熱コース選択手段とを備え、前記冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、加熱前期の鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の温度勾配または所定の温度に達するまでの時間差から加熱手段の後期の動作を決定して、加熱制御手段を駆動するようにしたものである。
これによって、冷飯加熱コースを選択することで、炊飯後、保温をしないで冷めたご飯を再度、炊飯器内で簡単に炊き立てに近い高温まで温めることができ、かつご飯の乾燥や温度バラツキの少ないご飯の再加熱ができる。
本発明の炊飯器は、炊飯後、保温をしないで冷めたご飯を再度、炊飯器内で簡単に炊き立てに近い高温まで温めることができ、かつご飯の乾燥や温度バラツキの少ないご飯の再加熱ができる。
第1の発明は、炊飯物を収容する鍋と、鍋を加熱する加熱手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋の開口部を覆う蓋部の温度を検知する蓋温度検知手段と、鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の入力から加熱手段の動作を制御する加熱制御手段と、炊飯後、冷めたご飯を温かく加熱する冷飯加熱コースを選択する冷飯加熱コース選択手段とを備え、前記冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、加熱前期の鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の温度勾配または所定の温度に達するまでの時間差から加熱手段の後期の動作を決定して、加熱制御手段を駆動するようにしたものである。これによって、冷飯加熱コースを選択することで、炊飯後、保温をしないで冷めたご飯を再度、炊飯器内で簡単に炊き立てに近い高温まで温めることができ、かつご飯の乾燥や温度バラツキの少ないご飯の再加熱ができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の加熱開始時の初期温度情報から加熱手段の動作を決定して、加熱制御手段を駆動するようにしたことにより、加熱前のご飯の温度や環境温度によって加熱手段の動作を調節して、常に同じ温度にご飯を温めることができ、季節や放置時間に関わらず、いつでも安定した温度で、温かい美味しいご飯を食することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、予め設定された所定時間に達すると鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の温度に関わらず、加熱手段の動作を強制的に停止するようにしたことにより、使用者の誤使用や温度検知手段の異常が発生した場合など、正常な動作が実行できなかった時に、加熱制御手段を構成する電子部品や、加熱手段を構成するヒーターなどの使用保証を超えることはなく、安全性が確保されるとともに、ご飯の過加熱や過乾燥あるいは焦げの発生を防ぐことができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、冷飯加熱コースを実行するための総工程時間を算出して加熱開始時に残時間初期値を表示するとともに、経過時間毎に表示を減算していく残時間表示手段を備え、加熱手段の後期の動作を決定した際に、表示された残時間を補正するようにしたことにより、冷飯加熱コースの加熱開始時に、初期温度から算出された残時間初期値を表示し、さらに経過時間毎に表示が減算していく残時間が常に表示がされるため、使用者は冷飯加熱コースが終了するまでにおおよそどれくらいの時間が必要かを、加熱開始時にも加熱途中にも常に確認することができ、食事準備の段取りをスムーズに行なうことができる。
また、加熱前期の温度検知手段の情報から、後期の加熱手段の動作を決定して算出された必要な工程時間と、表示された残時間との間に誤差が生じた場合には、途中で補正するため、使用者は常に正確な残時間を確認することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、加熱後のご飯の最終温度を使用者が好みの温度帯を選択できるご飯温度選択手段を設け、前記ご飯温度選択手段で選択された温度帯にご飯を温めるように、加熱制御手段を駆動するようにしたことにより、冷飯加熱後のご飯の最終温度を使用者の好みの温度帯に選択できるため、使用者は常に好みの温度のご飯を美味しく食することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の実施の形態1における炊飯器を示している。
図1に示すように、本実施の形態における炊飯器は、炊飯物を収容する鍋1と、鍋1を加熱する加熱手段2と、鍋1の温度を検知する鍋温度検知手段3と、鍋1の開口部を覆う蓋部の温度を検知する蓋温度検知手段4と、鍋温度検知手段3と蓋温度検知手段4の温度データの信号入力から加熱手段2の動作を最適に制御する加熱制御手段5と、炊飯後、常温に冷めたご飯を温かく加熱する冷飯加熱コースを選択する冷飯加熱コース選択手段6とを備えている。
そして、前記冷飯加熱コース選択手段6により選択された冷飯加熱コースは、加熱前期の鍋温度検知手段3と蓋温度検知手段4の温度勾配または所定の温度に達するまでの時間差から加熱手段2の後期の動作を決定して、加熱制御手段5を駆動するようにしたものである。
図2は、本実施の形態における炊飯器の具体構成を示している。鍋1は、ステンレス、鉄などの磁性体によって形成され、ボディ10の収納部12に着脱自在に収納されている。ボディ10には、その上面を覆う蓋部11が開閉自在に設置されている。ボディ10の収納部12は、上方の上枠13と下方のコイルベース14とから構成される。鍋1は、上枠13の上端から浮き上がった状態で収納され、収納時に収納部12との間に隙間を有する。また、コイルベース14の鍋1底部に対向する部分には、加熱手段2として本実施の形態の場合は、誘導加熱する誘導加熱コイル15が配設される。誘導加熱コイル15は、コイルベース14の底面外側に配設された外コイルと、底面内側に配設された内コイルとからなる。それぞれの誘導加熱コイルは、鍋1底部の中心の略真下に中心を有する巻線である。
また、マイクロコンピュータ(図示しない)が搭載されている回路基板16を有している。回路基板16のマイクロコンピュータは、ソフトウエアにより誘導加熱コイル15に交番磁界を発生させるための電流を制御する。実施の形態1の炊飯器は、鍋1を誘導加熱し、鍋1内の調理物17を加熱調理する。調理物17は、炊飯後のご飯などである。
次に、本実施の形態における炊飯器の加熱工程について、図3、図4を参照にして説明する。
まず、図4の加熱工程図において、冷飯加熱コースが実行されると、比較的高い電力のW1で加熱を開始し、鍋温度検知手段3が100℃よりやや低い所定温度θ2を検知するまで加熱を続け(昇温1)、その後は、W1よりやや低い電力W2で、蓋温度検知手段4が100℃よりやや低い所定の温度φ1を検知するまで加熱を続け(昇温2)、昇温1と昇温2を合わせたものを加熱前期とする。この間、鍋温度検知手段3が室温よりやや高い所定温度θ1を検知してから、蓋温度検知手段4がφ1を検知するまでの時間であるT1をカウントし、この結果に基づき、その後の加熱後期の加熱パターン、つまり加熱電力であるW3や加熱時間であるT2、および高温維持温度(温調温度)であるθ3が決定される。
続いて、加熱前期の情報で決定された加熱パターンに基づき、電力W2より低い電力W3で、加熱時間T2の間、鍋温度検知手段3の検知温度が、100℃より高い所定温度θ3を維持するように加熱制御手段5が加熱手段2を制御し、冷飯加熱コースを終了する。
次に、炊飯器の冷飯加熱コースの動作は、図3に示すように、S31で冷飯加熱コース選択手段6により冷飯加熱コースが選択されると、S32で冷飯加熱コースのスタートスイッチが押されて加熱を開始する。S33では、選択された冷飯加熱シーケンスに基づき加熱が実行される。S34では、鍋温度検知手段3により室温よりやや高い所定温度θ1を検知すると同時にT1のカウントを開始し、S35で蓋温度検知手段4により100℃よりやや低い所定の温度φ1を検知すると同時にT1のカウントを終了する。S36では、S35でカウントされたT1の情報に基づき加熱後期の加熱パターンを決定する。
続くS37、S38、S39は加熱パターンの一例であるが、例えばS37でT1≦200、つまりご飯の量が少ないか、あるいは温度が比較的高い場合と判定されれば、S310で加熱後期の加熱時間T2は5′00″、鍋温度検知手段3の温調温度θ3は110℃、加熱電力はデューティ制御で6/16という加熱パターンが選択され実行される。同様に、S38で200<T1≦280、つまりご飯の量が中間量か、あるいは温度が中間温度と判定されれば、S311で加熱後期の加熱時間T2は6′30″、鍋温度検知手段3の温調温度θ3は113℃、加熱電力はデューティ制御で7/16という加熱パターンが選択され実行される。S39でT1>280、つまりご飯の量が多いか、あるいは温度が比較的低い場合と判定されれば、S312で加熱後期の加熱時間T2は8′00″、鍋温度検知手段3の温調温度θ3は115℃、加熱電力はデューティ制御で8/16という加熱パターンが選択され実行される。
最後に、S313で冷飯加熱コースの終了が確認され、全工程を終了する。このような加熱工程をすべて実行すると、トータル時間として、本実施の形態における炊飯器の場合約15分前後を要する。
以上のように、本実施の形態の炊飯器は、冷飯加熱コースにおいては、加熱前期の鍋温度検知手段3と蓋温度知手段4の温度勾配または所定の温度に達するまでの時間差から、炊飯器内に残ったご飯の量や温度を検知して、加熱後期の加熱手段2の動作を調整するため、少量のご飯の場合は温めすぎたり、鍋底が乾燥しすぎたりするのを防止し、大量のご飯の場合は、加熱不足による温度の上昇不足や温度むらを防止し、ご飯の量や温度に関わらず、常に適度な加熱量で再加熱を行なうことができるものである。
(実施の形態2)
図5、図6は、本発明の実施の形態2における炊飯器の冷飯加熱コースの動作を示している。本実施の形態では、炊飯器の構成および基本動作については、実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
本実施の形態では、図5に示すように、鍋1に常温に冷めたご飯が入った状態で動作をスタートさせると、S51で冷飯加熱コース選択手段6により冷飯加熱コースが選択されると、S52で鍋温度検知手段3により鍋1の加熱前の初期温度θ0と、蓋温度検知手段4により蓋部11の加熱前の初期温度φ0を検知し、図6に示すように、予め設定されたデータテーブル(DT)への初期温度データ(ET)の読み込みが行なわれる。S53で冷飯加熱コースのスタートスイッチが押されて加熱を開始し、S54では、選択された冷飯加熱シーケンスに基づき加熱が実行される。S55では、鍋温度検知手段3により室温よりやや高い所定温度θ1を検知すると同時にT1のカウントを開始し、S56で蓋温度検知手段4により100℃よりやや低い所定の温度φ1を検知すると同時にT1のカウントを終了する。S57では、S52で図6のデータテーブルに読み込まれたθ0とφ0の初期データ(ET)に、S56でカウントされたT1を加えて、演算が行なわれ、加熱後期の加熱パターンを決定する。
続くS58では、S57で決定された加熱パターンに基づき、加熱後期の加熱が実行され、最後にS59で冷飯加熱コースの終了が確認され、全工程を終了する。
以上のように、本実施の形態の炊飯器は、冷飯加熱コースにおいては、鍋温度検知手段3と蓋温度検知手段4の加熱開始時の初期温度情報から加熱手段2の動作を決定するため、加熱前のご飯の温度や環境温度によって加熱手段2の動作を調節して、常に同じ温度にご飯を温めることができ、季節や放置時間に関わらず、いつでも安定した温度で、温かい美味しいご飯を食することができるものである。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における炊飯器について説明する。本実施の形態では、炊飯器の構成および基本動作については、実施の形態1、2と同じであるのでその説明を省略する。
本実施の形態では、実施の形態1、2の動作に加えて、鍋1に常温に冷めたご飯が入った状態で動作をスタートさせると、図4に示すように、加熱制御手段5は加熱手段2を駆動すると同時に、経過時間の計時をスタートし、通常の加熱前期(T1)と加熱後期(T2)を合わせた時間(約15分)よりも長い時間T3(約20分)後に加熱手段2を停止させ、動作を終了させる。
このように加熱制御手段5は機能の動作をスタートしてから遅くともT3(約20分)後に加熱手段2停止させ動作を終了させるので、鍋1内のご飯の量が少なすぎたり、多すぎたり、あるいは、鍋1と鍋温度検知手段3または加熱手段2との間に米粒などの異物が挟まれて正常な鍋1の温度を検知できない場合などに、長時間、加熱手段2を駆動して、加熱手段2や回路基板16の温度が異常に高くなり、使用保証温度を超えるといった不具合を防ぐことができるものである。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4における炊飯器の冷飯加熱コースの動作を示している。本実施の形態では、炊飯器の構成および基本動作については、実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
本実施の形態では、図に示すように、実施の形態1〜3の動作と同じく、鍋1に常温に冷めたご飯が入った状態で動作をスタートさせると、S71で冷飯加熱コースが選択され、S72で鍋温度と蓋温度の初期値(ET)をデータテーブルに読み込む。次に、S73でS72において読み込まれた温度データ(ET)をもとに、冷飯加熱コースを実行するための総工程時間を算出し、冷飯加熱コースのスタート時に表示する残時間初期値を決定する。続いてS74で冷飯加熱コースのスタートスイッチが押される同時に、炊飯器の表示部に残時間初期値を表示する。S75では、冷飯加熱シーケンスに基づき加熱を実行するとともに、表示部に表示された残時間を1分毎に減算する。S76からS78は実施の形態3と同様の動作を実行した後、S79では、S78で決定された加熱後期の加熱パターンに基づき加熱後期の総工程時間を算出し、現在の残時間表示と比較して、誤差がある場合は表示を補正して、より実際の工程終了までの時間に近い値を表示する。その後は、実施の形態3と同様の動作を実行して全工程を終了する。
以上のように、本実施の形態においては、冷飯加熱コースの加熱開始時に、初期温度から算出された残時間初期値を表示し、さらに経過時間毎に表示が減算していく残時間が常に表示がされるため、使用者は冷飯加熱コースが終了するまでにおおよそどれくらいの時間がかかるかのかを、加熱開始時にも加熱途中でも常に確認することができ、食事準備の段取りをスムーズに行なうことができるものである。
また、加熱前期の温度検知手段3、4の情報から、後期の加熱手段2の動作を修正した場合に、表示された残時間との誤差が生じた場合には、途中で補正するため、使用者は常に正確な残時間を確認することができるものである。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5における炊飯器の冷飯加熱コースの動作を示している。本実施の形態では、炊飯器の構成および基本動作については、実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
本実施の形態では、図に示すように、実施の形態1〜4の動作と同じく、鍋1に常温に冷めたご飯が入った状態で動作をスタートさせると、S81で冷飯加熱コースが選択された後、S83で加熱後のご飯の最終温度をご飯温度選択手段により好みの温度に選択する。続く、S83からS88は実施の形態3と同様の動作を実行した後、S89では、すでにデータテーブルに読み込まれている鍋温度と蓋温度の初期値(ET)に加え、図4に示す加熱前期のT1がデータテーブルに読み込まれる。同時にS82で選択されたご飯温度に基づき、図4に示す加熱後期の温調温度であるθ3を決定し、これより加熱後期の加熱パターンが決定される。S810では残時間を補正して補正値を表示し、S811ではS89で決定された加熱パターンに基づき、加熱後期の加熱を実行し、S812で冷飯加熱コースの終了が確認され全工程を終了する。
以上のように、本実施の形態においては、冷飯加熱後のご飯の最終温度を使用者の好みの温度帯に選択できるため、使用者は常に好みの温度のご飯を美味しく食することができるものである。
以上の各実施の形態では、加熱手段として誘導加熱コイルを採用したが、これは、電熱ヒーターやガス、その他の熱源に変更しても良いことは言うまでもない。
以上のように、本発明の炊飯器は、炊飯後、保温をしないで冷めたご飯を再度、炊飯器内で簡単に炊き立てに近い高温まで温めることができ、かつご飯の乾燥や温度バラツキの少ないご飯の再加熱ができるので、一般家庭で使用される炊飯器としてはもちろんのこと業務用炊飯器としても適用できる。
本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図 同炊飯器の具体構成を示す断面図 同炊飯器の加熱動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1、3における炊飯器の加熱工程図 本発明の実施の形態2における炊飯器の加熱動作を示すフローチャート 同炊飯器の加熱パターンを決定するためのデータテーブルを示す図 本発明の実施の形態4における炊飯器の加熱動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態5における炊飯器の加熱動作を示すフローチャート
符号の説明
1 鍋
2 加熱手段
3 鍋温度検知手段
4 蓋温度検知手段
5 加熱制御手段
6 冷飯加熱コース選択手段

Claims (5)

  1. 炊飯物を収容する鍋と、鍋を加熱する加熱手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋の開口部を覆う蓋部の温度を検知する蓋温度検知手段と、鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の入力から加熱手段の動作を制御する加熱制御手段と、炊飯後、冷めたご飯を温かく加熱する冷飯加熱コースを選択する冷飯加熱コース選択手段とを備え、前記冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、加熱前期の鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の温度勾配または所定の温度に達するまでの時間差から加熱手段の後期の動作を決定して、加熱制御手段を駆動するようにした炊飯器。
  2. 冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の加熱開始時の初期温度情報から加熱手段の動作を決定して、加熱制御手段を駆動するようにした請求項1に記載の炊飯器。
  3. 冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、予め設定された所定時間に達すると鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の温度に関わらず、加熱手段の動作を強制的に停止するようにした請求項1または2に記載の炊飯器。
  4. 冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、冷飯加熱コースを実行するための総工程時間を算出して加熱開始時に残時間初期値を表示するとともに、経過時間毎に表示を減算していく残時間表示手段を備え、加熱手段の後期の動作を決定した際に、表示された残時間を補正するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 冷飯加熱コース選択手段により選択された冷飯加熱コースは、加熱後のご飯の最終温度を使用者が好みの温度帯を選択できるご飯温度選択手段を設け、前記ご飯温度選択手段で選択された温度帯にご飯を温めるように、加熱制御手段を駆動するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
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