JP5877311B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、一般家庭の台所や業務用の厨房等で使用される、グリル装置を備えた加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器におけるグリル装置の概略構成は、グリル庫内に収容する調理物を載置するための焼網と、調理物から滴下する油や水分を受ける受皿と、グリル庫内の空気をグリル装置外に排出するための排気ダクトと、焼網と受皿の間に設置され、調理物を加熱する加熱手段と、グリル庫内の温度を検知する庫内温度検知手段と、加熱手段の出力を制御する加熱制御手段とを備え、所定出力により加熱手段を駆動し、庫内温度検知手段の温度変化によって通電を制御するものが一般的であり、近年では特に両面を同時に加熱するものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
図5は従来の加熱調理器のブロック図である。
図5において、グリル装置100は、前面を開口したグリル庫101を有し、グリル庫101内部に調理物102を上方より加熱する上方加熱手段103と、下方より加熱する下方加熱手段104が取り付けられ、それぞれシーズヒーターあるいはハロゲンヒーターなどを熱源に使用する。
受皿105は、下方加熱手段104の下方に配置され、グリル庫101の開口を覆う扉の開閉と連動してグリル庫内に着脱される。
調理物102を載置するための焼網106は、受皿105に設置され、調理物102の載置面を下方加熱手段104の上方に配置し、受皿105と共にグリル庫101内に対し着脱される。
グリル庫内の温度を検知する庫内温度検知手段107は、サーミスタにより構成され、庫内温度を検出することができる。
加熱制御手段は、商用電源とヒーター間に接続されたリレーにより構成し、制御手段108の信号により上方加熱手段103、および下方加熱手段104をオン・オフする。
制御手段108は、マイコンにより構成し、庫内温度検知手段107により温度を検知し、操作部109により使用者が選択した動作モードに応じて加熱制御手段を介して上方、下方加熱手段のオン・オフを制御する。
特開2009−050487号公報
しかしながら、前記従来の受皿に水を入れる場合と入れない場合とに分け、焼網と受皿の間に魚を設置して焼く構成においては、金目鯛のように比較的大きく負荷の重い、かつ煮汁が出やすい魚を温度で検知するのは困難で、その結果制御しきれず生焼け状態となり、オート調理では適切に焼くことができないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、調理用加熱プレートに直接調理物をのせて調理を行うので、特に、金目鯛のように比較的大きく負荷の重い、かつ煮汁が出やすい魚を焼く場合には、その検知温度の特性から加熱出力を補正し、焼き足りない状態を改善することができる使い勝手の良い加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、魚などの調理物を加熱調理するグリル装置と、前記グリル装置には開口を覆い開閉自在に配されたグリル扉と、前記グリル装置の上方もしくは後方に設けたグリル庫内の空気を前記グリル装置外に排出するための排気筒と、前記グリル庫内には前記調理物を直接のせて調理する調理用加熱プレートを載置し、前記グリル装置には前記調理用加熱プレートを上方から加熱する上加熱手段と下方から加熱する下加熱手段と、前記グリル庫内の温度を検知する庫内温度検知手段と、前記上加熱手段および前記下加熱手段の出力を制御する加熱制御手段とを備え、所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下した場合に、少なくとも前記下加熱手段の加熱出力を増加させるものである。
これによって、使用者がオート調理などで比較的大きく負荷量が重い魚(例えば、大型の真アジの2尾相当)よりも大きい金目鯛のような魚で負荷量が同程度であっても、調理用加熱プレートに直接のせて調理を行い、所定時間加熱調理を行っている間に煮汁が出ることで調理用加熱プレートの温度が緩やかに降下した場合には、その温度特性を検知することで加熱出力を追加補正し、焼き足りない状態を改善し適切な調理を行うことができ、かつ上記の大型の真アジの2尾相当のように煮汁によって調理用加熱プレートの温度が低下しない場合には、加熱出力の追加補正を行わずに適切な調理を行うことができる。
本発明の加熱調理器は、使用者がオート調理などで比較的大きく負荷量が重い魚であっても、調理用加熱プレートに直接のせて調理を行い、所定時間加熱調理を行っている間に煮汁が出ることで調理用加熱プレートの温度が緩やかに降下した場合には、その温度特性を検知することで加熱出力を追加補正し、焼き足りない状態を改善し適切な調理を行うことができる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の全体構成図 本発明の実施の形態1における加熱調理器の操作部を表す図 本発明の実施の形態1における加熱調理器の調理時の温度特性1Aと加熱電力を表す図 本発明の実施の形態1における加熱調理器の調理時の温度特性2Bと加熱電力を表す図 従来の加熱調理器の回路ブロック図
第1の発明は、魚などの調理物を加熱調理するグリル装置と、前記グリル装置には開口を覆い開閉自在に配されたグリル扉と、前記グリル装置の上方もしくは後方に設けたグリル庫内の空気を前記グリル装置外に排出するための排気筒と、前記グリル庫内には前記調理物を直接のせて調理する調理用加熱プレートを載置し、前記グリル装置には前記調理用加熱プレートを上方から加熱する上加熱手段と下方から加熱する下加熱手段と、前記グリル庫内の温度を検知する庫内温度検知手段と、前記上加熱手段および前記下加熱手段の出力を制御する加熱制御手段とを備え、所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下した場合に、少なくとも前記下加熱手段の加熱出力を増加させることで、煮汁の出やすい特性の魚を焼く場合に調理途中で低下した温度に対して、加熱出力を補正できるので生焼けを防ぎ適切な調理を行うことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の加熱調理器において、前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下した場合に、前記下加熱手段の加熱出力のみ増加させることで、調理物の上面は焼きすぎずに現状維持し、かつ煮汁によって低下した調理物の下面は生焼けにならないように適切な調理を行うことができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の加熱調理器において、一度加熱出力を増加させた後は、前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下しても前記加熱出力を増加しないことで、調理物を焼きすぎずに適切な調理を行うことができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の加熱調理器において、加熱を開始してから所定時間T以内に前記庫内温度検知手段が所定温度θ1以上の温度に到達した場合には、前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下しても前記加熱出力を増加しないことで、軽い負荷の調理物を調理する場合には不要に火力を上げて焼きすぎないように適切な調理を行うことができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の加熱調理器において、加熱開始時に前記庫内温度検知手段が所定温度θ2以上の温度の場合には、前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下しても前記加熱出力を増加しないことで、高温状態で調理を開始したときに不要に火力を上げて調理物を焼きすぎないように適切な調理を行うことができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の加熱調理器において、前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下した後、所定時間B経過以内に前記庫内温度検知手段が一定の温度上昇を検知した場合には、加熱出力を維持することで、うっかりグリル扉を開けてしまったことによって温度低下したと判別し、加熱出力を維持することで不要に加熱出力を増加させることなく適切な調理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の全体構成図、図2は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の操作部を表す図、図3は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の調理時の温度特性1Aと加熱電力を表す図、図4は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の調理時の温度特性2Bと加熱電力を表す図である。
図1において、グリル装置1は前面を開口したグリル庫2を有し、開口を覆い開閉自在に配されたグリル扉3と、グリル庫2内部に調理物4を上方より加熱する上加熱手段5と、下方より加熱する下加熱手段6が取り付けられている。
上加熱手段5、および下加熱手段6は、赤外線ヒーターにより構成され、商用電源電圧を印加されると発熱し、調理物4を加熱調理することができる。本実施の形態では上加熱手段5を1000W、下加熱手段6を900Wのヒーターとする。
なお、本実施の形態では、上加熱手段5および下加熱手段6を赤外線ヒーターにより構成するとしたが、他の熱源を使用してもよい。
また、本実施の形態では、上加熱手段5、下加熱手段6の消費電力をそれぞれ1000W、900Wとしたが、ヒーターの消費電力は庫内の広さおよびヒーター形状に応じて変更する必要があり、これに限られるものではない。
また、前記グリル庫2内には、調理物4を直接のせて調理する調理用加熱プレート7を載置し、グリル装置1内は、調理用加熱プレート7に対して、上方から上加熱手段5と下方から下加熱手段6で加熱する。
調理用加熱プレート7は、グリル扉3の開閉と連動してグリル庫2内に着脱される。本実施の形態においては、調理用加熱プレート7は、アルミダイキャスト製のものとする。
グリル装置1の後方には、グリル庫2内の空気をグリル装置1外に排出するための排気筒9を備え、グリル庫2内の温度を検知する庫内温度検知手段8はサーミスタにより構成し、排気筒9内に設けて庫内温度を検出することができる。
本実施の形態では、庫内温度検知手段8をグリル庫2内の温度を平均化した値を検知するために排気筒9内に設けたが、グリル庫2内の温度を精度よく検知できる場所であればこれに限定しない。
また、本実施の形態では庫内温度検知手段8をサーミスタにより構成するとしたが、白金センサや赤外線センサなどの温度検知素子を使用してもよい。
加熱制御手段10は、商用電源とヒーター間に接続されたリレーにより構成し、制御手段11の信号により上加熱手段5、および下加熱手段6をオン・オフする。
なお、本実施の形態では加熱制御手段10をリレーにより構成するとしたが、トライアックやサイリスタといった半導体スイッチを使用してもよい。
制御手段11はマイコンにより構成し、庫内温度検知手段8により温度を検知し、操作部12により使用者が選択した動作モードに応じて加熱制御手段10を介して上加熱手段5、下加熱手段6のオン・オフを制御する。
また、マイコンには記憶手段13を設け、各種動作モードを記憶している。動作モードは、食材に応じた加熱パターン(一定の消費電力を一定時間あるいは一定温度まで保つ制御と、庫内温度を一定に保つ温調制御の組み合わせ)により調理を行うオート調理モードを備え、使用者が調理物の種類によって「生・姿焼き」、「切身・干物」のようにメニューを操作部12により選択し、選択したメニューに応じた制御手段11によって制御し調理を行う。
制御手段11は、計時手段14により計時された時間を用い、一定周期(本実施の形態では16秒とする)内のオン・オフ比率を変更することで上加熱手段5、下加熱手段6の出力を制御する。
例えば、上加熱手段5のオンの出力を1000Wに対して、平均電力を500Wに制御するためには8秒間オンし、残りの8秒間をオフするように制御を行う。
次に、図2を用いて操作部の説明を行う。図2は本発明の第1の実施の形態における操作部12を表す図である。
図2(a)は液晶表示部12aの表示画素を全点灯した図である。ポインタ12bはメニューSW12cを押す毎に「生・姿焼き」、「切り身・干物」、「つけ焼き」、「とり肉」、「グラタン」、「焼きなす」と移動して、所定のメニューを選択することができる。
図2(b)はメニューSW12cが押され、「生・姿焼き」が選択された図である。メニューSW12cによりメニューを選択し、切/入SW12dを押すことで、選択されたメニューの調理を開始することができる。
また、アップ/ダウンSWである12f、12eにより設定火力を選択することができ、焼き加減を選択することができる。調理中に再度、切/入SW12dを押すことで加熱を停止することができる。
図2(c)は、所定のメニューを選択する前、あるいは加熱中に、切/入SW12dを押すことで加熱を停止したときの図である。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
図3、図4を用いて、グリル調理時の温度特性と検知動作および加熱電力の補正動作について説明する。なお、図1、図2に記した構成図の各部の番号は今後の説明において同一番号を使用して説明するものとする。
以下、説明を簡単にするためメニューSW12cによって、メニューを「生・姿焼き」選択したオート調理で、金目鯛を調理している時の動作を表しているものとする。
図3において、上グラフは排気筒9に備えた庫内温度検出手段8(以下、排気筒サーミスタと記す)による調理時の時間と共に変化する温度曲線を表し、下グラフは前述の温度曲線に対応する上加熱手段5と下加熱手段6の電力を足した電力を表す。
電力は、上加熱手段5および下加熱手段6において、それぞれ任意の比率でオン・オフしたときの各上限の電力(上加熱手段5は1000W、下加熱手段6は900W)に対する平均値とし、本発明の第1の実施の形態においては、総電力を1900Wとする。
上グラフに示すように、調理を開始してから一定の温度まで上昇させるための予熱工程と一定の温度に到達してから、前記一定温度を保持するための温調工程があり、温調工程に移行してから任意の時間が経過すると、報知を行なう共に通電をオフにして調理を完了する。
図3に記すように、加熱開始と共に上加熱手段5と下加熱手段の合計1400Wで通電して予熱を行う。排気筒サーミスタ温度が上昇し一定の温度に到達してから、上加熱手段5と下加熱手段の通電比率を変えて合計950Wの電力で制御し、加熱工程へ移行して一定の温度制御が行われる(温調工程)。
このとき、所定時間Aが経過してから、排気筒サーミスタの最大温度を記憶手段13で記憶しておく。その後、調理物の金目鯛から煮汁が出たことで、熱容量の大きいアルミダイキャスト製の調理用加熱プレート7に伝わり、調理用加熱プレート7の温度が低下することでグリル庫2内の温度が低下し、排気筒サーミスタがこれを検知する。
排気筒サーミスタが検知した検知温度が記憶している最大温度から所定温度(例えば、10K低下)まで低下すると、下加熱手段6の通電比率を増加させる(例えば、平均電力225W増加)。
なお、図3の上グラフには同時に金目鯛と同じ重量レベルの魚(例えば、複数の魚や、大型の真アジの2尾など)を調理したときの排気筒サーミスタの温度曲線を二点鎖線で記す。
このように、排気筒サーミスタの温度曲線によって、下加熱手段6の通電比率を補正することで、温調工程で通常950Wで調理完了できる金目鯛と同じ重量の魚のシーケンスに対して、金目鯛のように大型で煮汁の出やすい魚が調理された場合でも、生焼け状態にならずに適切な調理を行なうことができる。
また、一度加熱出力を増加させた後は、排気筒サーミスタの温度が所定温度低下しても加熱出力を増加しないようにすることで、補正後に調理物を不要に焼きすぎずに調理を行うことができる。
また、加熱を開始してから所定時間T以内に前記庫内温度検知手段が所定温度θ1以上の温度に到達した場合には、前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下しても前記加熱出力を増加しないことで、軽い負荷の調理物を調理する場合には不要に火力を上げて焼きすぎないように適切な調理を行うことができる(図示せず)。
また、加熱開始時に前記庫内温度検知手段が所定温度θ2以上の温度の場合には、前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下しても前記加熱出力を増加しないことで、高温状態で調理を開始したときに不要に火力を上げて調理物を焼きすぎないように適切な調理を行うことができる(図示せず)。
なお、本実施の形態において、補正するのは下加熱手段6としているが、グリル装置の構成によっては、上加熱手段5のみ補正、または上加熱手段5と下加熱手段の双方を補正することもあるので限定はしない。
次に、図4において、図3同様に上グラフは排気筒サーミスタによる調理時の時間と共に変化する温度曲線を表し、下グラフは前述の温度曲線に対応する上加熱手段5と下加熱手段6の電力を足した電力を表す。また、図3同様に予熱工程と加熱工程の動作を表す。
図4に記すように、加熱開始と共に上加熱手段5と下加熱手段の合計1400Wで通電して予熱を行う。
排気筒サーミスタ温度が上昇し一定の温度に到達してから、上加熱手段5と下加熱手段の通電比率を変えて合計950Wの電力で制御し、加熱工程へ移行して一定の温度制御が行われる(温調工程)。
このとき、所定時間Aが経過してから、排気筒サーミスタの最大温度を記憶手段13で記憶しておく。排気筒サーミスタが検知した検知温度が記憶している最大温度から所定温度(例えば、10K低下)まで低下しても、所定時間Bまでに排気筒サーミスタが一定の温度を検知した場合には、電力は補正せず現状の電力を維持する。
このように、排気筒サーミスタの温度が低下しても、すぐに温度上昇してきた場合には、使用者がうっかりグリル扉3を開けてしまったことなどによって排気筒サーミスタの温度が低下したと判別し、現状の加熱出力を維持することで不要に加熱出力を増加させることなく適切な調理を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、比較的大きく負荷の重い、かつ煮汁が出やすい魚を焼く場合には、その検知温度の特性から加熱出力を補正し、焼き足りない状態を改善することができるとともに、不要に加熱出力を補正することがないので使い勝手がよく適切な調理ができるので、組み込み式、テーブルの上で使用する卓上型、又は置き台の上で使用する据え置き型等で、家庭用又は業務用のグリル装置を備えた加熱調理器に有効である。
1、100 グリル装置
2、101 グリル庫
3 グリル扉
4、102 調理物
5 上加熱手段
6 下加熱手段
7 調理用加熱プレート
8、107 庫内温度検知手段
9 排気筒
10 加熱制御手段

Claims (6)

  1. 魚などの調理物を加熱調理するグリル装置と、前記グリル装置には開口を覆い開閉自在に配されたグリル扉と、前記グリル装置の上方もしくは後方に設けたグリル庫内の空気を前記グリル装置外に排出するための排気筒と、前記グリル庫内には前記調理物を直接のせて調理する調理用加熱プレートを載置し、前記グリル装置には前記調理用加熱プレートを上方から加熱する上加熱手段と下方から加熱する下加熱手段と、前記グリル庫内の温度を検知する庫内温度検知手段と、前記上加熱手段および前記下加熱手段の出力を制御する加熱制御手段とを備え、所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下した場合に、少なくとも前記下加熱手段の加熱出力を増加させる加熱調理器。
  2. 前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下した場合に、前記下加熱手段の加熱出力のみ増加させる請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 一度加熱出力を増加させた後は、前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下しても前記加熱出力を増加しない請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 加熱を開始してから所定時間T以内に前記庫内温度検知手段が所定温度θ1以上の温度に到達した場合には、前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下しても前記加熱出力を増加しない請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 加熱開始時に前記庫内温度検知手段が所定温度θ2以上の温度の場合には、前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下しても前記加熱出力を増加しない請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 前記所定時間A経過後に前記庫内温度検知手段の温度が所定温度低下した後、所定時間B経過以内に前記庫内温度検知手段が一定の温度上昇を検知した場合には、加熱出力を維持する請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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