JP5389240B1 - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体と、本体に収容される鍋状容器と、鍋状容器の開口部を覆う蓋と、鍋状容器を加熱する加熱手段と、加熱手段を駆動制御して、鍋状容器の温度に基づいて温調加熱する温調炊き上げ工程を含む炊飯工程を実行する制御手段と、鍋状容器内を流動できる状態の水である遊離水が、鍋状容器内からなくなったかどうかを判定するために用いられる遊離水量測定手段と、を備え、制御手段は、遊離水量測定手段を用いて鍋状容器内の遊離水がなくなったと判定すると、温調炊き上げ工程に移行するものである。
【選択図】図4
Description
そこで、炊きムラのない炊飯制御を実行できる炊飯器が望まれている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の構成を示す断面模式図である。図1に基づいて、炊飯器100について説明する。この炊飯器100は、被加熱物(米や水等の食品)を入れた鍋状容器5を加熱コイル3で加熱することで被加熱物を炊き上げるものである。
本体1は、容器カバー2と、加熱手段としての加熱コイル3と、鍋底温度センサー4と、蓋体10を開閉自在に支持するヒンジ部6と、時間計測手段7と、各部及び各装置を駆動制御して炊飯動作を行う制御手段8とを備えている。
蓋体10は、外蓋10aと内蓋10bとを有しており、外蓋10aと内蓋10bとの間には蒸気経路12が設けられている。なお、蒸気経路12については後述する。
水タンク20は、例えばプラスチックで構成されており、本体1の前面側(紙面右側)に着脱自在に取り付けられている。水タンク20の上部開口には、タンク蓋21が着脱自在に嵌め込まれている。タンク蓋21には、外部と水タンク20の内部とを連通させるタンク通気孔21aが設けられている。さらに、蒸気経路12のタンク側経路口12bと接合されるタンク蒸気口21b、及びタンク蒸気口21bから水タンク20内の下方に向かって延びている連通管21cが設けられている。
蒸気経路12は、炊飯中に発生する鍋状容器5内の炊飯物からの蒸気を、蒸気口10cから取り込んで水タンク20の連通管21cまで導き、水タンク20内の水の中に分散させて復水させるものである。蒸気経路12は、耐熱性のある樹脂などで構成され、外蓋10aに着脱自在に収納されている。また、蒸気経路12は、内蓋10bの蒸気口10cに接合される蓋側経路口12aと、蓋体10が閉じられたときに水タンク20のタンク蒸気口21bに接合されるタンク側経路口12bと、蓋側経路口12aとタンク側経路口12bとを連通させる経路部12cと、を有している。なお、蓋側経路口12a及びタンク側経路口12bの周縁にはパッキンを設けておくとよい。
次に、操作/表示部13について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の操作表示部の正面図である。操作/表示部13のほぼ中央には、液晶表示板31が配置されている。液晶表示板31には、上から米種表示32、硬さ表示33、粘り表示34、メニュー表示35、時刻、の順で表示される。また、液晶表示板31の左側には、米種スイッチ36、硬さスイッチ37、粘りスイッチ38、及びメニュースイッチ39が、上からこの順に設けられている。さらに、液晶表示板31の下側には、切/保温スイッチ40、時刻スイッチ43、予約スイッチ42、及び炊飯スイッチ41が、左からこの順に設けられている。なお、図2で示す米種、硬さ、粘り、メニュー等の具体的名称、項目数、配置順等は一例であり、図示したものに限定されない。
内部温度センサー14は、例えばサーミスタで構成されており、内蓋10bに設けられた孔部10dに挿入されることによって外蓋10aの本体1側の面に取り付けられている。内部温度センサー14は、内蓋10bの孔部10dを介して鍋状容器5内の温度を検知し、内部温度センサー14が検知した鍋状容器5内の温度に関する情報は、制御手段8に出力される。
本体1には、炊飯器100を運搬するためのハンドル(図示省略)を設けておいてもよい。ハンドルを設ける場合、ハンドルを本体1の側面上部かつ、側面の略前後中央に軸支し、ハンドルの回転方向を蓋体10の回転方向と略同一にするとよい。そうすれば、炊飯器100の運搬時には、ハンドルの軸支点のほぼ直上に位置するようにハンドルを回転させて持ち上げ、使用者はハンドルのみを持って炊飯器100を運搬することが可能となる。
前述のように、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100は、炊飯する米の種類、炊き上がりの硬さ、炊き上がりの粘り、及び炊飯メニュー、の設定が可能であり、設定されたこれらの条件に基づいて制御手段8が加熱コイル3への通電を制御して、炊飯工程を実行するものである。
図3及び4に示すように、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の炊飯工程は、予熱工程(S1)、昇温工程(S2)、強火工程(S3)、弱火工程(S4)、温調炊き上げ工程(S5)、ドライアップ工程(S6)、及び蒸らし工程(S7)により構成される。
使用者は、まず所定量の米とその米量に応じた量の水を入れた鍋状容器5を本体1内の容器カバー2に収容し、本体1の前面側に所定量の水を入れた水タンク20をセットする。そして、使用者は外蓋10aを閉じ、操作/表示部13の炊飯スイッチ41を押下する。炊飯スイッチ41が使用者によって押下されることで、炊飯器100は炊飯工程を開始する。炊飯工程が開始されると、制御手段8はまず予熱工程を開始する。
予熱工程(S1)では、制御手段8は、時間計測手段7による予熱の経過時間の計測を開始し、所定の予熱時間に到達するまでの間、鍋底温度センサー4の検知温度が所定の予熱温度Toを維持するように、所定電力での加熱コイル3への通電と電力遮断とを繰り返し、鍋状容器5の温度調節を行う(図3参照)。ここで、予熱温度Toとは、米の糊化が始まらない程度の温度に鍋状容器5内の水の温度を維持することのできる温度(例えば60℃未満)のことである。
そして、時間計測手段7により計測された経過時間が所定の予熱時間に到達すると、制御手段8は、次の昇温工程(S2)に移行する。
昇温工程(S2)では、米の吸水が急速に進んで糊化が始まるため、鍋状容器5内の遊離水の量が徐々に減っていく。そして、鍋状容器5内の水が沸騰し、内部温度センサー14が沸騰を検知すると、制御手段8は、次の強火工程(S3)に移行する。
強火工程(S3)では、制御手段8は、時間計測手段7による強火の経過時間の計測を開始し、所定時間に到達するまでの間、鍋状容器5内の温度が、炊飯物が沸騰維持可能な沸騰温度以上の所定温度となるように、鍋状容器5を所定電力で加熱することで激しい沸騰を維持し、遊離水が鍋状容器5内の米に均一に行きわたるようにする。
そして、時間計測手段7により計測された経過時間が所定時間に到達すると、制御手段8は、次の弱火工程(S4)に移行する。
弱火工程(S4)では、焦げ付き防止のため、強火工程よりも単位時間当たりの電力量が低く、かつ、鍋状容器5内の炊飯物が沸騰維持可能となるような所定電力P1で加熱することで(S41)、米の吸水及び糊化をさらに促す。この弱火工程で、残っている遊離水は、米に吸収されつつ米粒から溶出したデンプンなどの成分と結合し、やがて鍋状容器5内を流動できなくなる。すなわち、遊離水は粘度の高い「おねば」となり、おねばが米飯粒表層を覆った状態へと変化する。遊離水がなくなると、遊離水の蒸発潜熱として使われていた熱エネルギーが鍋状容器5の温度上昇に使われるため、鍋状容器5の温度は徐々に上昇する。
制御手段8は、遊離水量測定手段として鍋底温度センサー4を用い、鍋底温度センサー4の検知情報に基づいて、鍋状容器5が鍋温度T1(例えばT1=110℃)に到達したか否かを検知する(S42)。制御手段8は、鍋底温度センサー4の検知温度に基づいて鍋状容器5が所定の鍋温度T1に到達したことを検知すると、遊離水が米に吸水されてなくなったと判断し、次の温調炊き上げ工程(S5)に移行する。
温調炊き上げ工程(S5)では、制御手段8は、時間計測手段7により温調炊き上げの経過時間の計測を開始し(S51)、所定時間に到達するまでの間、鍋底温度センサー4の検知温度が所定の鍋温度T2からT3(T2<T3)の範囲内の温度帯を維持するように、所定電力での加熱コイル3への通電と電力遮断とを繰り返し、鍋状容器5の温度調節を行う(図3参照)。すなわち、ステップ(S52)で鍋底温度センサー4の検知温度が鍋温度T2以下であると判定されれば、加熱コイル3への通電を行う(S53)。ステップ(S52)で鍋底温度センサー4の検知温度が鍋温度T2よりも高いと判定されれば、さらにステップ(S55)で鍋温度T3よりも高いかどうか判定し、鍋温度T3よりも高いと判定されれば、加熱コイル3への電力を遮断する(S56)。
そして、時間計測手段7により計測された経過時間が所定の加熱時間t2に到達すると(S54)、制御手段8は、次のドライアップ工程(S6)に移行する。
この状態を所定時間維持することで、温調炊き上げ工程に移行した段階ではあった鍋状容器5内の温度ムラをなくして全体に均一な温度になるようにすることができ、鍋状容器5内全体で米の澱粉の糊化が促進され、炊き上がりの美味しい米飯に繋がる。
また、ステップ(S53)で加熱コイル3へ通電する電力は、通電した途端に鍋底部の米飯が焦げるような高温とならないよう、単位時間当たりの電力量を、弱火工程での電力P1以下とするとよい。
ドライアップ工程(S6)では、制御手段8は、鍋底温度センサー4の検知情報に基づいて、鍋状容器5がドライアップ判定温度に到達したか否かを検知する。また、単位時間当たりの電力量が、温調炊き上げ工程(S5)よりも高い所定電力で加熱コイル3への間欠通電を行う。制御手段8は、鍋底温度センサー4の検知温度に基づいて、鍋状容器5内の被加熱物が所定のドライアップ判定温度に到達したことを検知すると、次の蒸らし工程(S7)に移行する。
本発明の実施の形態1では、水量が多い場合でも、弱火工程(S4)で遊離水がなくなるまで十分に加熱してから温調炊き上げ工程(S5)に移行するので、炊きムラを回避することができる。また、水量が少ない場合でも、遊離水がなくなるとすぐに温調炊き上げ工程(S5)に移行するので、焦げることはない。また、温調炊き上げ工程(S5)を実行するため、必要以上に水分が蒸発せず、少ない水量でも十分に糊化して軟らかい米飯を炊くことができる。
弱火工程(S4)終了時、鍋状容器5内の被加熱物には温度ムラがあり、そのままドライアップ工程(S6)、蒸らし工程(S7)に移行すると、被加熱物の温度が低い部分は十分に糊化しないまま炊飯が終了し、美味しくない。
この温度が低い部分を十分に高い温度まで加熱して糊化させるためには、弱火工程(S4)もしくはドライアップ工程(S6)の時間を長くすることが考えられる。しかし、遊離水がなくなった状態において、温調炊き上げ工程(S5)のように鍋状容器5の温度に基づいた温度調節を行う加熱制御をするのではなく、弱火工程(S4)もしくはドライアップ工程(S6)のように所定電力で通電する加熱制御をする場合に加熱時間を延長すると、所定電力が大きい場合は鍋状容器5が高温となってしまい、米飯が焦げたり、硬くなったりする。また、所定電力が小さい場合は加熱量が不十分で、鍋状容器5内の温度が低い部分は十分に加熱されず、糊化が不十分のまま炊飯が終了する可能性がある。被加熱物が焦げないように、かつ、温度が低い部分を十分に高い温度まで加熱して糊化させるには、所定電力を所定時間通電する方法では困難である。
蒸らし工程(S7)でも温調炊き上げ工程(S5)のように、鍋状容器5の温度に基づいた温度調節を行う加熱制御をすれば、温調炊き上げ工程(S5)と同様に、必要以上に炊飯時間を延長することなく、鍋状容器5の底部の米飯が焦げたりすることを防ぎつつ、鍋状容器5内の米飯全体を十分に糊化させることができる。
図5は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器の炊飯動作を説明するフローチャートである。本発明の実施の形態2では、昇温工程(S2)や強火工程(S3)でも鍋底温度センサー4の検知温度に基づいて遊離水の量を判断し、遊離水がなくなったと判定したら温調炊き上げ工程(S5)に移行する例を示す。以下、本発明の実施の形態2に係る炊飯器の動作を、図5を参照して説明する。また、本発明の実施の形態1との相違点を中心に説明し、前述の図1〜図4と同一又は相当する構成には同一の符号を付す。
鍋状容器5が所定の鍋温度Taに到達していないと判断すると、内部温度センサー14が鍋状容器5内の水が沸騰したか否かを検知する(S2a3)。鍋状容器5内の水が沸騰したことを検知すると、制御手段8は、次の強火工程(S3)に移行する。
鍋状容器5が所定の鍋温度Tbに到達していないと判断すると、時間計測手段7により計測された経過時間が所定の経過時間tbに達しているか否かを判定する(S3a4)。経過時間が所定の経過時間tbに達していると判定すると、制御手段8は、次の弱火工程(S4)に移行する。なお、弱火工程(S4)から炊飯終了までの動作は、本発明の実施の形態1と同様である。
この状態を所定時間維持することで、鍋状容器5内全体で米の澱粉の糊化が促進され、炊き上がりの美味しい米飯に繋がる。
また、ステップ(S53)(図4参照)で加熱コイル3へ通電する電力は、通電した途端に鍋底部の米飯が焦げるような高温とならないよう、単位時間当たりの電力量を、Pa、Pb以下とするとよい。
そのため、本発明の実施の形態2のように、昇温工程(S2)や強火工程(S3)でも鍋底温度センサー4の検知温度に基づいて遊離水の量を判断し、遊離水がなくなったと判定したら第2の温調炊き上げ工程(S8)に移行することで、昇温工程(S2)や強火工程(S3)の途中で焦げ付くことがなく、安定的に美味しく炊飯することが可能である。
また、使用者が水量を少なく入れた場合や、米が胴割れ米やひび割れ米など、吸水が異常に速い米を用いた場合に、昇温工程(S2)や強火工程(S3)で遊離水がなくなることがあるが、その場合は通常の場合と比べ、さらに炊きムラが発生しやすく、炊きムラの程度もひどい。また、鍋状容器5内で糊化が不十分なところが発生しやすい。そのため、安全モードのみ温調炊き上げ工程(S5)に移行し、異常な状態においても少しでも炊き上がりが食べられる状態となるように、少しでも美味しい状態に近づけるべく温調加熱制御を実行するようにしてもよい。
図6は、本発明の実施の形態3に係る炊飯器の炊飯動作を説明するフローチャートである。本発明の実施の形態3では、遊離水量測定手段として時間計測手段7を用いる例を示す。以下、本発明の実施の形態3に係る炊飯器の動作を、図6を参照して説明する。また、本発明の実施の形態1及び2との相違点を中心に説明し、前述の図1〜図5と同一又は相当する構成には同一の符号を付す。
このように、所定時間だけ弱火工程(S4)を実行することで、炊飯終了までの時間が予測でき、炊飯終了までの時間を操作/表示部13に表示することで使用者の使い勝手を向上させることができる。
図7は、本発明の実施の形態4に係る炊飯器の炊飯動作を説明するフローチャートである。本発明の実施の形態4では、温調炊き上げ工程(S5)の所定時間を、沸騰検知から弱火工程(S4)終了までの経過時間に基づいて決定する例を示す。以下、本発明の実施の形態4に係る炊飯器の動作を、図7を参照して説明する。また、本発明の実施の形態1、2及び3との相違点を中心に説明し、前述の図1〜図6と同一又は相当する構成には同一の符号を付す。
そして、時間計測手段7により計測された経過時間が所定の加熱時間t4に到達すると(S5a4)、制御手段8は、次のドライアップ工程(S6)に移行する。なお、ドライアップ工程(S6)から炊飯までの動作は、本発明の実施の形態1、2、及び3と同様である。
米の糊化には、通常98℃以上で20分の加熱が必要であるといわれ、沸騰してから遊離水がなくなるまでの時間に基づいて温調炊き上げ工程(S5)の所定時間t4を決定することで、過不足なく温調炊き上げ工程(S5)を実行することができるため、十分に糊化した米飯を得ることができ、かつ、必要最小限の炊飯時間で炊飯することもできる。
また、粘り設定を「もちもち」に設定した場合は、鍋温度T2、T3、T4、T5を高めに設定する、もしくは所定時間t2、t3、t4を長めに設定することで、澱粉の糊化を促し、もちもちとした粘りのある食感に炊き上げるようにしてもよい。
また、メニュー設定を「炊き込み」に設定した場合は、鍋温度T2、T3、T4、T5を高めに設定する、もしくは所定時間t2、t3、t4を長めに設定することで、好ましいおこげを作りつつ、米以外の具材にもしっかり火を通して美味しく炊き上げることができる。
また、炊飯量が多い場合は、炊飯量が少ない場合に比べて温度ムラが大きいため、鍋温度T2、T3、T4、T5を高めに設定する、もしくは所定時間t2、t3、t4を長めに設定することで、温度ムラをなくして全体を均一な温度とすることができ、鍋状容器5内全体で米の澱粉の糊化が促進され、炊き上がりの美味しい米飯に繋がる。
Claims (9)
- 本体と、
前記本体に収容される鍋状容器と、
前記鍋状容器の開口部を覆う蓋と、
前記鍋状容器を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段を駆動制御して、前記鍋状容器の温度に基づいて予め定められた温度T 2 とT 3 との間の温度帯を維持するように温調加熱する温調炊き上げ工程を含む炊飯工程を実行する制御手段と、
前記鍋状容器内を流動できる状態の水である遊離水が、前記鍋状容器内からなくなったかどうかを判定するために用いられる遊離水量測定手段と、を備え、
前記制御手段は、前記遊離水量測定手段を用いて前記鍋状容器内の遊離水がなくなったと判定すると、前記温調炊き上げ工程に移行する
ことを特徴とする炊飯器。 - 前記遊離水量測定手段として、前記鍋状容器の温度を検知する鍋状容器温度センサーが用いられ、
前記制御手段は、前記鍋状容器温度センサーの検知する温度が所定温度になったときに前記鍋状容器内の遊離水がなくなったと判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。 - 前記遊離水量測定手段として、経過時間をカウントする時間計測手段が用いられ、
前記制御手段は前記時間計測手段のカウントする時間が所定の経過時間になったときに前記鍋状容器内の遊離水がなくなったと判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。 - 前記遊離水量測定手段として、鍋状容器温度センサーと時間計測手段との両方が用いられ、
前記制御手段は、前記鍋状容器温度センサーの検知する温度が所定温度になったとき、あるいは、前記時間計測手段のカウントする時間が所定の経過時間になったときに前記鍋状容器内の遊離水がなくなったと判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。 - 前記遊離水量測定手段として、鍋状容器温度センサーと時間計測手段との両方が用いられ、
前記制御手段は、前記鍋状容器温度センサーの検知する温度が所定温度になったとき、かつ、前記時間計測手段のカウントする時間が所定の経過時間になったときに前記鍋状容器内の遊離水がなくなったと判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。 - 前記制御手段は、前記温調炊き上げ工程における前記鍋状容器の温度が、前記温調炊き上げ工程の直前の温度よりも低くなるようにする
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記制御手段は、前記温調炊き上げ工程を実行する時間を、前記鍋状容器内の沸騰を検知する沸騰検知センサーが前記鍋状容器内の沸騰を検知してから、前記制御手段が前記遊離水量測定手段を用いて前記鍋状容器内の遊離水がなくなったと判定するまでの時間に基いて決定する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記炊飯工程は、前記温調炊き上げ工程の他に、前記加熱手段を駆動制御して、前記鍋状容器の温度に基づいて温調加熱する第2の温調炊き上げ工程を含む
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記第2の温調炊き上げ工程を実行する時間は、前記温調炊き上げ工程を実行する時間よりも長い
ことを特徴とする請求項8に記載の炊飯器。
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