JP5611389B2 - 炊飯器 - Google Patents

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本発明は、米等の食品を入れた鍋状容器を本体内に収容して加熱調理する炊飯器に関する。
美味しい米飯を炊くためには、炊飯前に米に十分に吸水させる必要がある。吸水が不十分な米は芯の残った米飯になりやすいためである。そこで炊飯器の炊飯工程には、沸騰させる前に鍋状容器内を米の糊化温度(60〜70℃)以下の温度に保持し、米の吸水を促す予熱工程と呼ばれる工程が設けられている。一般に多く流通している米の場合、精白米の状態では含水率は約15%であるが、予熱工程終了時には吸水が進んで含水率が約30%前後となり、炊き上がり時には含水率が60〜65%となることで美味しいご飯となる。
しかし、米の品種や生産地、保存状態、新米・古米の別、品質によって、米の吸水のしやすさが異なる。ある一定の時間及び温度で予熱工程を行った場合でも、用いた米によっては吸水が不十分であったり、過剰であったりする。米の吸水が不十分な場合、例えば沸騰を開始した段階でも含水率が35%に満たない場合は、炊き上がりのご飯に芯が残る。また、米の吸水が過剰な場合、例えば予熱工程終了時に米の含水率が50%を超える場合は、沸騰を開始する段階で米に吸収されていない水がほとんどない状態になってしまうため、鍋状容器全体に水分が均等に行き渡らなくなり、炊きむらを生じることがある。炊きむらが生じたときは、例えば、鍋状容器内の底付近のご飯は軟らかくなりすぎてしまう一方で、上部のご飯は硬い生の状態で炊き上がってしまうことがある。
このように、米の吸水というのは良い食味の米飯を得るために重要な項目である。
そこで、従来、「銘柄選択手段(米の銘柄を硬質、軟質などの米の性質により「標準」群、「標準よりも硬質」群、「標準よりも軟質」群の少なくとも3段階の銘柄群に分類した中から1種類を選択する)によって米の銘柄を選択し、この銘柄選択手段の選択に基づいて各銘柄群に適した炊飯シーケンスを設定し、炊飯工程の制御を行なう」炊飯器が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−300963号公報(第3頁、図1)
しかしながら、特許文献1に記載の炊飯器では、使用者が米の銘柄をわざわざ選択する手間がかかる上に、使用者が米の銘柄を知らない場合は最適な炊飯シーケンスを選択することができなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、使用者に手間をかけさせることなく、安定的に美味しく炊飯することができる炊飯器を提供するものである。
本発明に係る炊飯器は、本体と、前記本体に収容される鍋状容器と、前記鍋状容器の開口部を覆う蓋と、前記鍋状容器を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動制御して予熱工程と昇温工程とを含む炊飯工程を実行する制御手段と、米の含水率の変化に基づいて当該米の吸水のしやすさを判断する吸水判断手段と、を備え、前記吸水判断手段は、撮影手段を有し、前記制御手段は、前記吸水判断手段により判断された米の吸水のしやすさに応じて、前記予熱工程の時間を制御するものである。
本発明によれば、吸水判断手段により米の吸水のしやすさを判断し、吸水のしやすさに応じて予熱工程の時間を制御する。このため、例えば吸水しやすい米であれば予熱工程の時間を短くすることで米の過剰な吸水を抑制でき、吸水しにくい米であれば予熱工程の時間を長くすることで米の吸水を促進できるので、炊き上がった米飯に芯が残ったり炊きむらが生じたりするのを抑制することができる。
また、吸水判断手段が米の吸水のしやすさを判断するので、米の吸収のしやすさに影響を及ぼす特性(例えば、品種、生産地、新米・古米の別など)に関する情報を炊飯前に予め使用者が設定する必要がない。このため、使用者が必要な設定を行う手間を省くことができるとともに、上記した特性が不明な場合でも安定した炊き上がりを実現できる。
実施の形態1に係る炊飯器の構成を示す断面模式図である。 実施の形態1に係る炊飯器の含水率検知手段のブロック構成図である。 実施の形態1に係る炊飯器の吸水判断手段のブロック構成図である。 実施の形態1に係る炊飯器の炊飯工程の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る炊飯中の鍋状容器の内部温度及び鍋底温度の推移を示すグラフである。 実施の形態2に係る炊飯器の構成を示す断面模式図である。 実施の形態2に係る炊飯器の炊飯工程の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る炊飯器の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る炊飯器の構成を示す断面模式図、図2は実施の形態1の炊飯器における含水率検知手段のブロック構成図、図3は実施の形態1の炊飯器における吸水判断手段のブロック構成図である。
図1において、炊飯器100は、例えば外観が有底筒状に形成された本体1と、外蓋10aと内蓋10bとで構成される蓋体10とを備える。本体1は、容器カバー2と、加熱手段として加熱コイル3と、鍋底温度センサー4と、蓋体を開閉自在に支持するヒンジ部6と、時間計測手段7と、制御手段8と、吸水判断手段16とを備えている。なお、加熱手段として、加熱コイル3に代えてシーズヒーターを設けてもよい。
容器カバー2は、有底筒状に形成されていて、その内部に鍋状容器5が着脱自在に収容される。容器カバー2の底部中央には、鍋底温度センサー4を挿入させる孔部2aが設けられている。
鍋底温度センサー4は、例えばサーミスタからなる。
外蓋10aは、上面に操作/表示部13が設けられているとともに、内蓋10bまで貫通するカートリッジ12が着脱自在に取り付けられている。このカートリッジ12には、炊飯中に発生する蒸気圧に応じて上下動する弁を備えた蒸気取入口12aと、蒸気取入口12aの弁を通過した蒸気を外部へ排出する蒸気排出口12bとが設けられている。また、外蓋10aの内側(内蓋10b側)には、含水率検知手段15が配置されている。
内蓋10bは、外蓋10aの本体1側の面に係止材11を介して取り付けられている。内蓋10bの周縁部には、鍋状容器5の上端部外周に形成されたフランジ部5aとの密閉性を確保するためのシール材の蓋パッキン9が取り付けられている。また、内蓋10bには、鍋状容器5内の温度を検知する例えばサーミスタからなる内部温度センサー14が取り付けられている。
制御手段8は、鍋底温度センサー4、操作/表示部13、内部温度センサー14、及び吸水判断手段16からの出力に基づいて加熱コイル3へ通電する高周波電流を制御するほか、炊飯器の動作全般を制御する。制御手段8は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンやCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
図2は、含水率検知手段15を説明する機能ブロック図である。
本実施の形態1に係る含水率検知手段15は、米高さセンサー21と、基準米高さ記憶手段22と、米高さ比較手段23と、含水率判断手段24とを備える。この含水率検知手段15は、含水率が高くなるほど米が膨らんで鍋状容器5に収容された米の上面が高くなる、ということを利用して米の含水率を検知するものである。米高さ比較手段23及び含水率判断手段24は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンやCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
米高さセンサー21は、撮影手段であるCCDイメージセンサー211と、例えばLEDからなる照明手段212とを有する。図1に示すように、米高さセンサー21は、CCDイメージセンサー211が鍋状容器5の内壁面を撮影することができるように、内蓋10bを貫通した状態で配置されている。照明手段212は、CCDイメージセンサー211の被写体である鍋状容器5の内壁面を照らすことができるよう配設されており、蓋体10を閉じた状態でもCCDイメージセンサー211が鮮明な画像を撮影できるようにしている。
基準米高さ記憶手段22には、炊飯器で炊飯可能な所定単位の各合数の米が適正量の水に浸かって鍋状容器5の中に入れられている画像であって、その米の含水率がそれぞれ15、19、23、27、31、35、39%であるときの基準画像データが格納されている。
このような構成の含水率検知手段15による、含水率Wの検知処理を説明する。
制御手段8により含水率検知手段15に通電されると、照明手段212が鍋状容器5内を照らし、CCDイメージセンサー211が鍋状容器5の内壁面を背景とする炊飯物(米及び水)を撮影する。
次に、米高さ比較手段23は、米高さセンサー21が撮影した画像と基準米高さ記憶手段22が記憶している基準画像データとを比較する。このようにすることで、現在の米の上面高さHと基準画像データに記録されている米の上面高さHとを比較することができる。
そして、この比較結果に基づいて、含水率判断手段24は、現在の米の上面高さHとほぼ同一となる基準画像データを選び出し、その基準画像データの含水率を、現在の米の含水率Wであると判断する。
図3は、吸水判断手段16を説明する機能ブロック図である。吸水判断手段16は、鍋状容器5内の米の吸水のしやすさを判断する。本実施の形態1に係る吸水判断手段16は、基準含水率記憶手段31と、含水率比較手段32と、を備える。
基準含水率記憶手段31には、米の炊飯中の含水率データが、基準データとして格納されている。本実施の形態1では、炊飯工程として、予熱工程、昇温工程、本炊き工程、及び蒸らし工程を順に行うが(後述する)、基準含水率記憶手段31には、各工程を開始してから所定時間ごとの含水率のデータが、基準含水率データとして格納されている。
含水率比較手段32は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンやCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
このような構成の吸水判断手段16による、米の吸水のしやすさの判断処理を説明する。
まず、所定のタイミングで制御手段8が吸水判断手段16に通電する。そして、含水率検知手段15が、検知した含水率Wの情報を吸水判断手段16に送る。また、制御手段8が、現時点が炊飯工程におけるどの工程なのか(すなわち、予熱工程、昇温工程、本炊き工程、蒸らし工程のいずれなのか)という情報を吸水判断手段16に送る。さらに、時間計測手段7が、現在実行中の工程が開始してからどのくらい時間が経過しているのか、という経過時間情報を吸水判断手段16に送る。
次に、含水率比較手段32が、送られた情報に基づいて、基準含水率記憶手段31の中から、現在実行中の炊飯工程が同じで、かつ、その工程が開始してからの経過時間が同じ(近似を含む)である基準含水率を選び出す。そして、検知された含水率Wと、選び出した基準含水率とを比較する。検知された含水率Wが基準含水率よりも大きい場合は、鍋状容器5に収容されている米は吸水しやすい米であると判断する。検知された含水率Wが基準含水率以下である場合は、鍋状容器5に収容されている米は吸水しにくい米であると判断する。
次に、本実施の形態1に係る炊飯器の炊飯工程の動作について説明する。
図4は、実施の形態1に係る炊飯器の炊飯工程を示すフローチャートである。また、図5は炊飯中の鍋状容器5の内部温度及び鍋底温度の推移例を示すグラフである。図5では、炊飯工程の各工程が進むにつれて内部温度と鍋底温度がどのように変化するかを示している。以下、実施の形態1に係る炊飯器の炊飯工程の動作を、適宜図5を参照しつつ、図4に沿って説明する。
まず、所定量の米とその米量に応じた水を入れた鍋状容器5を本体1内の容器カバー2に収納して、外蓋10aを閉じ、操作/表示部13の炊飯開始スイッチを押して炊飯開始の動作指示を行うと、炊飯工程が開始される。
炊飯工程は、予熱工程から始まる(S100)。
予熱工程は、鍋状容器5内の被加熱物を米の糊化温度(60〜70℃)以下の温度に保持し(図5参照)、米の吸水を促す工程である。予熱工程の時間が長く、被加熱物の温度が高く保持されるほど、吸水が進んで米の含水率は高くなる。予熱工程終了までに含水率が約30%前後となることが望ましい。また、被加熱物を米の糊化温度(60〜70℃)以下の温度に保持することで米に内在する酵素の活性が高まり、デンプン分解酵素により甘み成分となる糖の生成と、タンパク質分解酵素により旨味成分となるアミノ酸の生成が促進される。そのため、予熱工程時間が長いほど酵素反応が起こる時間が長くなり、美味しさ向上につながる糖やアミノ酸などの呈味成分が増える。
予熱工程を開始すると、時間計測手段7により予熱の経過時間tが計測され(S101)、加熱コイル3による加熱が開始される(S102)。
時間計測手段7により、経過時間tが予熱工程時間Tの初期値である所定時間Tに達したと検知されると(S103)、制御手段8は含水率検知手段15を駆動し、前述したようにして米の含水率Wを検知する(S104)。検知された含水率Wに基づき、吸水判断手段16は米の吸水のしやすさを判断し(S105)、吸水しやすい米であると判断した場合には、予熱工程時間TをTと設定する(S106)。時間計測手段7により、経過時間tが予熱工程時間Tに達したと検知されると(S107)、昇温工程1(S200)に進む。また、ステップS105において、吸水しにくい米であると判断した場合には予熱工程時間TをTよりも長い時間であるTと設定する(S108)。時間計測手段7により、経過時間tが所定時間Tに達したと検知されると(S109)、昇温工程2(S201)に進む。
すなわち、ステップS105で判断された米の吸水のしやすさに応じて予熱工程時間Tを変化させている(S106、S108)。予熱工程の時間が長くなるほど米の吸水が進むので、吸水しやすい米を炊飯する場合は予熱工程時間Tをより短く設定することで、米の過剰な吸水を抑制している。また、吸水しにくい米を炊飯する場合は予熱工程時間Tを長く設定することで、米の吸水を促進している。このように予熱工程時間Tを設定することで、予熱工程での米の吸水状態を調整することができる。なお、所定の時間T、T、Tは、予熱工程終了時において米の含水率Wが望ましい値(例えば約30%前後)となるような値に予め設定されている。
次に、昇温工程について説明する。
昇温工程は、予熱工程終了後から内部温度センサー14が鍋状容器5内が沸騰したことを検知するまでの間の工程である(図5参照)。昇温工程における加熱量が小さいほど、沸騰に至るまでの時間が長くなってその間に米の吸水が進む。
昇温工程1が開始されると(S200)、制御手段8は加熱コイル3の電力PがPとなるよう設定して鍋状容器5を加熱する(S202)。そして、内部温度センサー14が沸騰を検知すると(S203)、本炊き工程(S300)に進む。また、昇温工程2が開始されると(S201)、制御手段8は電力PをPよりも小さいPに設定して鍋状容器5を加熱する(S204)。そして、内部温度センサー14が沸騰を検知すると(S205)、本炊き工程(S300)に進む。
すなわち、ステップS105において判断した鍋状容器5内の米の吸水のしやすさに応じて昇温工程での電力Pを変化させており、吸水しにくい米を炊飯する場合の方が電力Pが小さくなるように設定して沸騰までの時間を長くしている。このように電力Pを設定することで、昇温工程で米の吸水状態を調整することができる。なお、所定の電力P、Pは、昇温工程終了時において米の含水率Wが望ましい値となるような値に予め設定されている。
次に、本炊き工程について説明する。米を糊化させるには98℃以上を20分間保つことが必要であるため、本炊き工程では98℃以上を保持し(図5参照)、鍋状容器5内の被加熱物が焦げ付かないような入力で加熱する。
本炊き工程が終了すると、蒸らし工程(S400)に進む。
蒸らし工程(S400)では、鍋状容器5内が焦げ付かず、かつ90℃以上を保持するようにする(図5参照)。蒸らし工程が終了すると炊飯工程が終了する。
以上のように本実施の形態1では、米の吸水のしやすさに基づいて、炊飯工程における予熱工程の時間を制御するようにした。このように予熱工程の時間を制御することで、予熱工程終了時の米の含水率を望ましい値(例えば約30%前後)に近づけることができるので、炊き上がった米飯に芯が残る、あるいは、炊きむらができるといった問題を解消し、安定した炊き上がりを実現できる。
また、吸水しやすい米であると判断した場合には、吸水しにくい米よりも予熱工程時間Tを短くし、必要以上に予熱工程を行わないようにした。このため、炊飯時間の短縮になるとともに、予熱工程での加熱の消費電力を低減できる。
吸水が進みにくい米であると判断した場合には、吸水しやすい米よりも予熱工程時間を長くした。このため、米の吸水を促進することができるとともに、酵素反応が起こる時間を長くすることができ、糖やアミノ酸などの呈味成分を増加させて良好な食味の飯を得ることができる。
そして、図4のステップS105で判断した米の吸水のしやすさに応じて、予熱工程時間TをTまたはTに設定するので、炊飯終了までに要する時間を大まかに予測することができる。
また、昇温工程において、米の吸水のしやすさに応じて電力Pの大きさを制御するようにした。このように昇温工程の電力Pの大きさを制御することで沸騰に至るまでの時間を制御でき、沸騰を開始する段階の米の含水率Wを調整することができる。本実施の形態1によれば、予熱工程において米の吸水状態を調整することに加え、さらに昇温工程で米の吸水状態を調整しているので、沸騰を開始する段階での米の吸水状態をより望ましい状態に調整でき、米をより美味しく炊き上げることができる。
また、本実施の形態1では、炊飯動作中に鍋状容器5内の被加熱物である米と鍋状容器5の内壁面とを撮影し、その撮影した画像と予め記憶された基準画像データと比較し、ほぼ同一の基準画像データから鍋状容器5内の米の含水率Wを検知する。吸水判断手段16は、検知された含水率Wと基準含水率記憶手段31に記憶されている基準含水率データとを比較することにより、鍋状容器5に収容された米の吸水のしやすさを判断する。これにより、米の含水率Wを1度検知するだけで、米の吸水のしやすさを判断することができ、炊飯工程における加熱制御を行うことが可能になる。
米の吸水のしやすさに影響を及ぼす特性は、前述のとおり品種、生産地、新米・古米の別など様々なものがあり、例えば古米であれば吸水しにくいということが知られている。しかし、古米であってもその米が割れ米であれば、割れた部分というのは吸水が進みやすいため、結果として通常の米に比べて吸水しやすいものとなりうる。このため、吸水のしやすさを判断するときに、例えば新米、古米や米の銘柄などの使用者が設定した情報だけで吸水のしやすさを判断すると、誤った判断となる可能性がある。しかし、本実施の形態1によれば、鍋状容器5内の米の含水率Wに基づいて、米の吸水のしやすさを判断するので、より正確に米の吸水のしやすさを判断できる。
また、本実施の形態1に係る含水率検知手段15は、CCDイメージセンサー211で撮影した画像を利用して米の含水率Wを検知する。このため、被加熱物に対して非接触で含水率Wを検知することができ、衛生的である。また、従来の米の含水率計測方法として、米そのものを加熱し水分を蒸発させて加熱前後の重量変化から含水率を算出する方法がある。このような従来の方法をとると含水率計測のために用いた米は食べられなくなってしまい、米を無駄にしてしまうこととなるが、実施の形態1に係る含水率検知手段15によれば米を無駄にすることはない。
なお、吸水判断手段16は前述の方法で米の吸水のしやすさを判断するのではなく、含水率検知手段15が所定時間おきに検知した含水率Wの変化量から判断してもよい。例えば、時間計測手段7が予熱工程時間Tの初期値である所定時間Tを計測したときに含水率検知手段15が含水率Wを検知し、時間計測手段7が所定時間Tの5分後を計測したときに、含水率検知手段15が含水率W’を検知する。含水率Wと含水率W’の差が大きいほど吸水が進んでいるといえるため、吸水判断手段16は含水率Wと含水率W’の差(変化量)に基づいて、米の吸水のしやすさを判断することができる。このようにすることで、吸水判断手段16による米の吸水のしやすさの判断精度を向上させることができる。
実施の形態2.
前述の実施の形態1では、含水率検知手段15により検知された含水率Wの情報から、吸水判断手段16が米の吸水のしやすさを判断した。本実施の形態2では、タンパク質含有量が多い米は吸水しにくいという特性を有することを利用し、米のタンパク質含有量を検知し、検知した米のタンパク質含有量に基づいて米の吸水のしやすさを判断する例を説明する。
なお、本実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、前述の図1〜図4と同一または相当するものには同一の符号を付す。
図6は、実施の形態2に係る炊飯器の構成を示す断面模式図である。
図6において、吸水判断手段16Aは米のタンパク質量を測定することができるタンパク質量測定手段33と、タンパク質量比較手段34を備えている。
タンパク質量測定手段33は、近赤外分光方式でタンパク質量の測定を行う装置であり、例えば、近赤外域の光を発する光源を備えていて、光源からの光を米に照射し、米からの反射光あるいは透過光に基づいて米のタンパク質量を測定する。なお、タンパク質量測定手段33の構成はこれに限定されるものではなく、任意の構成及び方法を用いることができる。タンパク質量測定手段33によって検知されたタンパク質量の情報は、タンパク質量比較手段34に送られる。
タンパク質量比較手段34は、タンパク質量測定手段33によって検知されたタンパク質量が所定の値以下であると、鍋状容器5内の米は吸水しやすい米であると判断し、所定の値を超えていれば吸水が進みにくい米であると判断する。
容器カバー2の底部近傍には、タンパク質量測定手段33を挿入して設置するための孔部2bが設けられている。また、鍋状容器5の底部近傍であって、少なくともタンパク質量測定手段33から照射される光が当たる部分は、近赤外域の光を透過する素材、例えば、石英ガラス5bで構成される。タンパク質量測定手段33は、鍋状容器5内の米に対して石英ガラス5bを介して光を照射し、米からの反射光あるいは透過光に基づいて鍋状容器5内の米のタンパク質量を測定する。
次に、本実施の形態2に係る炊飯器の炊飯工程の動作について説明する。図7は、実施の形態2に係る炊飯器の炊飯工程を示すフローチャートである。
まず、所定量の米とその米量に応じた水の入った鍋状容器5を本体1内の容器カバー2に収納して、外蓋10aを閉じ、操作/表示部13の炊飯開始スイッチ(図示せず)を押すと炊飯動作が開始される。
炊飯動作を開始すると、まず予熱工程が開始し(S100b)、時間計測手段7により予熱工程の経過時間tが計測される(S111)。
制御手段8は、タンパク質量測定手段33を駆動して鍋状容器5内の米のタンパク質量を測定させ、さらに、吸水判断手段16Aを駆動して米のタンパク質量に基づいて米の吸水のしやすさを判断させる(S112b)。
ステップS112bにおいて吸水しやすい米であると判断した場合には、予熱工程における加熱温度(以下、予熱工程温度Cと称する)として所定温度C1を設定し、加熱を開始する(S113)。
時間計測手段7により、経過時間tが予熱工程時間Tの初期値である所定時間Tに達したと検知されると(S114)、制御手段8は含水率検知手段15を駆動し、実施の形態1で述べたようにして米の含水率Wを検知する(S115)。そして、米の含水率Wが所定の含水率Wよりも小さいか判定し(S115a)、含水率Wが所定の含水率Wよりも小さいと判断した場合には、経過時間計測手段(図示せず)が所定の経過時間t2の計測を開始する(S115b)。この間、予熱工程での加熱が続けられることとなる。そして、経過時間t2が所定の単位時間Tに達しているか判断し(S115c)、所定の単位時間Tが経過したら含水率Wを検知する(S115)。すなわち、所定の単位時間Tごとに米の含水率Wを検知する。そして、米の含水率Wが所定の含水率Wに達するまで予熱工程での加熱を続け、含水率Wが所定の含水率Wに達したと判定されると(S115a)、昇温工程1(S200)に進む。
ステップS112bにおいて吸水しにくい米であると判断した場合には、米の吸水は水温が高いほど進みやすいことを利用して吸水を促進するため、予熱工程温度Cを所定温度C1よりも高い温度である所定温度C2と設定し、加熱を開始する(S116)。
時間計測手段7により、経過時間tが予熱工程時間Tの初期値である所定時間Tに達したと検知されると(S117)、制御手段8は含水率検知手段15を駆動し、前述したようにして米の含水率Wを検知する(S118)。そして、米の含水率Wが所定の含水率Wよりも小さいか判定し(S118a)、含水率Wが所定の含水率Wよりも小さいと判断した場合には、経過時間計測手段(図示せず)が所定の経過時間t2の計測を開始する(S118b)。この間、予熱工程での加熱が続けられることとなる。そして、経過時間t2が所定の単位時間Tに達しているか判断し(S118c)、所定の単位時間Tが経過したら含水率Wを検知する(S118)。そして、米の含水率Wが所定の含水率Wに達するまで予熱工程での加熱を続け、含水率Wが所定の含水率Wに達したと判定されると(S118a)、昇温工程2(S201)に進む。
ステップS200の昇温工程1から炊飯終了まで、ステップS201の昇温工程2から炊飯終了までは実施の形態1と同様である。
なお、所定の時間T、T、及び温度C1、C2は、予熱工程終了時において米の含水率Wが望ましい値(例えば約30%前後)となるような値に予め設定されている。
以上のように本実施の形態2では、米の吸水のしやすさに基づいて、予熱工程の加熱温度を制御するようにした。予熱工程の加熱温度を高くすると米の吸水を促進できるので、米の吸水のしやすさに基づいて予熱工程の加熱温度を制御することで、予熱工程終了時の米の含水率を望ましい値(例えば約30%前後)に近づけることができる。
また、吸水が進みにくい米であると判断した場合には、吸水しやすい米よりも予熱工程の加熱温度を高くするようにした。このため、米の吸水を促進することができ、予熱工程終了時において米の含水率Wが望ましい値(例えば約30%前後)となるまでに要する時間を短くすることができ、炊飯時間の短縮になる。
また、予熱工程の加熱温度を高くすると、米の吸水が過剰に進んでしまう可能性もあるが、本実施の形態2では所定時間ごとに含水率Wを検知するので、米の吸水が過剰に進むのを抑制することができる。このため、予熱工程終了時の米の吸水量をほぼ一定状態にすることができる。
また、米の吸水のしやすさだけでなく、検知した含水率Wに基づいて予熱工程時間を制御しているので、さらに炊き上がりの米飯の状態を安定させることができ、美味しい米飯を使用者に提供することができる。
また、本実施の形態2では、吸水のしやすさをタンパク質量から判断した。加熱開始の前に米に含まれるタンパク質量を測定し、吸水のしやすさを判断することによって、加熱開始する前に米の吸水のしやすさが判断できるため、炊飯開始の時点からその米に適した加熱温度及び時間で予熱工程を実行することができる。
なお、図7の予熱工程において、含水率Wを検知しない処理を行うことも可能である。すなわち、図7のステップS115、S115a〜S115c、S118、S118a〜S118cを省略し、米の吸水のしやすさに基づいて予熱工程の加熱温度を制御するのみであってもよい。予熱工程の加熱温度を高くするあるいは低くすることにより、米の吸水を促進あるいは抑制できるので、このようにしても、予熱工程終了時における米の含水率Wを調整することが可能である。これにより、含水率検知手段15を備える必要がないため、コストダウンになり、炊飯器全体の大きさをコンパクトにすることができる。また、制御手段8による制御処理も簡易化できる。
また、実施の形態1で説明した吸水判断手段16を用いて、図7の予熱工程の制御を行ってもよい。すなわち、含水率Wに基づいて米の吸水のしやすさを判断し、その米の吸水のしやすさに基づいて予熱工程での加熱温度を制御するようにしてもよい。
なお、上述した実施の形態1、実施の形態2では、含水率検知手段15をCCDイメージセンサー211と照明手段212を用いて構成し、CCDイメージセンサー211で撮影した画像を用いて米の上面高さから含水率Wを検知することを説明した。しかし、含水率検知手段15の構成はこれに限定されるものではない。例えば、含水率検知手段15として、電気抵抗式水分計など、米自体を計測手段に触れさせて検知する計測装置を用いてもよい。この場合、米そのものを直接分析するため、画像から含水率を推測するよりも検知精度を高めることができる。
また、上述した実施の形態1、実施の形態2では、米の吸水のしやすさに基づいて、予熱工程の時間、予熱工程の加熱温度、及び昇温工程の電力のうちいずれか1以上を制御することにより、最適な炊飯シーケンスを実行するようにしたが、炊飯量や加水比(米量に対する水量の比)などの情報もあると、それらの情報も加味したより良い炊飯シーケンスを実行できる。そのため、炊飯器100が重量センサーと水位センサーを備え、米量及び水量を検知し、それらの情報から炊飯量及び加水比を求めるようにすると、さらに炊き上がりの米飯の状態を安定させることができ、美味しい米飯を使用者に提供することができる。
また、上述した実施の形態1、実施の形態2では、炊飯工程において予熱工程を実施することとして記載しているが、予熱工程を実施しないことも可能である。すなわち、炊飯開始後すぐに昇温工程を実施しても炊飯可能である。
1 本体、2 容器カバー、2a 孔部、2b 孔部、3 加熱コイル、4 鍋底温度センサー、5 鍋状容器、5a フランジ部、5b 石英ガラス、6 ヒンジ部、7 時間計測手段、8 制御手段、9 蓋パッキン、10 蓋体、10a 外蓋、10b 内蓋、11 係止材、12 カートリッジ、12a 蒸気取入口、12b 蒸気排出口、13 操作/表示部、14 内部温度センサー、15 含水率検知手段、16 吸水判断手段、16A 吸水判断手段、21 米高さセンサー、22 基準米高さ記憶手段、23 米高さ比較手段、24 含水率判断手段、31 基準含水率記憶手段、32 含水率比較手段、33 タンパク質量測定手段、34 タンパク質量比較手段、100 炊飯器、211 CCDイメージセンサー、212 照明手段。

Claims (3)

  1. 本体と、
    前記本体に収容される鍋状容器と、
    前記鍋状容器の開口部を覆う蓋と、
    前記鍋状容器を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を駆動制御して予熱工程と昇温工程とを含む炊飯工程を実行する制御手段と、
    米の含水率の変化に基づいて当該米の吸水のしやすさを判断する吸水判断手段と、を備え、
    前記吸水判断手段は、撮影手段を有し、
    前記制御手段は、前記吸水判断手段により判断された米の吸水のしやすさに応じて、前記予熱工程の時間を制御することを特徴とする炊飯器。
  2. 本体と、
    前記本体に収容される鍋状容器と、
    前記鍋状容器の開口部を覆う蓋と、
    前記鍋状容器を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を駆動制御して予熱工程と昇温工程とを含む炊飯工程を実行する制御手段と、
    米の含水率の変化に基づいて当該米の吸水のしやすさを判断する吸水判断手段と、を備え、
    前記吸水判断手段は、撮影手段を有し、
    前記制御手段は、前記吸水判断手段により判断された米の吸水のしやすさに応じて、前記予熱工程での加熱温度及び前記昇温工程において前記加熱手段に供給する電力のいずれかまたは両方を制御することを特徴とする炊飯器。
  3. 米の含水率を検知する含水率検知手段を備え、
    前記予熱工程中に米の含水率が閾値に達したことを前記含水率検知手段が検知すると、前記制御手段は、前記昇温工程に移行することを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
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