JP5785974B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP5785974B2
JP5785974B2 JP2013084105A JP2013084105A JP5785974B2 JP 5785974 B2 JP5785974 B2 JP 5785974B2 JP 2013084105 A JP2013084105 A JP 2013084105A JP 2013084105 A JP2013084105 A JP 2013084105A JP 5785974 B2 JP5785974 B2 JP 5785974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
temperature
cooking
container
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013084105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014206327A (ja
Inventor
宏直 岡田
宏直 岡田
典政 根笹
典政 根笹
Original Assignee
リンナイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リンナイ株式会社 filed Critical リンナイ株式会社
Priority to JP2013084105A priority Critical patent/JP5785974B2/ja
Publication of JP2014206327A publication Critical patent/JP2014206327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5785974B2 publication Critical patent/JP5785974B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、加熱庫を有する加熱調理器に関する。特に、本発明は、加熱庫内で、加熱容器などの補助調理具を用いた調理が可能な加熱調理器に関する。
従来、調理物を加熱する加熱庫と、加熱庫内を加熱するガスバーナと、加熱庫内の庫内温度を検知する温度センサとを有し、主調理具である焼網を用いた調理以外に、調理物を収容する加熱容器や加熱庫内で加熱容器を固定する容器固定枠などの補助調理具を加熱庫内に導入して自動調理を行う容器調理モードを備えた加熱調理器が知られている。
この種の加熱調理器において、容器調理モードで調理を行う場合、焼網を用いた調理を行う場合に比べて、補助調理具の熱容量が大きいことから、種々の調理物を美味しく焼き上げるために、それぞれ所定の燃焼パターンでガスバーナが燃焼制御されている。それゆえ、このような加熱調理器で自動調理モードの選択を誤った場合、焼き具合の過不足が生じることから、加熱開始時の庫内温度の温度上昇幅に基づき、加熱容器の有無を判定する加熱調理器を本出願人は先に提案した(例えば、特許文献1)。この加熱調理器では、加熱開始から所定の判定時間が経過するまでの間に、温度センサで検知される初期温度からの温度上昇幅が所定以上であった場合、加熱容器「無」と判定し、ガスバーナを強制消火する燃焼制御を行っている。また、加熱開始時の初期温度が異なると、温度上昇幅が異なるため、温度センサで検知される庫内温度に基づき、初期温度が室温と同程度のコールドスタートか、室温よりも高いホットスタートかを区別して、加熱容器の有無を判定している。
特開2010−42075号公報
ところで、調理量が多い場合など、繰り返し加熱庫を利用する調理が行われるが、初回調理で補助調理具を用いた調理が終了した後、調理物を入れ替えて同じ補助調理具を加熱庫内に導入して調理を行う場合、加熱庫内の初期温度、及び補助調理具の温度がいずれも高温の状態から調理が開始される。
しかしながら、初回調理では焼網を用いた調理を行った後、続けて補助調理具を用いた調理を行う場合や、初回調理で補助調理具を用いた調理が終了した後、調理物を収容した新たな補助調理具を加熱庫内に導入して調理を行う場合がある。このような場合、加熱庫内の初期温度は高いが、補助調理具の温度は室温程度と低い。それゆえ、加熱庫内の初期温度が高いホットスタートの場合であっても、補助調理具の温度状態によって調理物の調理の進行度合いが異なってくるから、例えば、初期温度、及び補助調理具の温度がいずれも高い場合のみを考慮して、初期温度が低いコールドスタートの場合と異なる燃焼パターンを設定した場合、初期温度が高くても、補助調理具の温度が低い場合には加熱不足となる可能性がある。一方、初期温度は高いが、補助調理具の温度が低い場合のみを考慮して燃焼パターンを設定すると、初期温度、及び補助調理具の温度がいずれも高い場合には、焼き過ぎや焦げ付きが生じやすい。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、加熱容器などの補助調理具を加熱庫内に導入して自動調理を行う容器調理モードを選択可能な加熱調理器において、繰り返し加熱庫を利用した調理を行う場合に、加熱庫内の初期温度だけでなく、補助調理具の温度状態も考慮して、適切な火力で調理物を過不足なく調理可能な加熱調理器を提供することにある。
本発明は、加熱庫と、
前記加熱庫内を加熱するガスバーナと、
前記加熱庫内の庫内温度を検知する検知部と、
前記加熱庫内に、調理物とともに補助調理具を導入して自動調理を行う容器調理モードを選択可能な調理モード選択部と、
前記調理モード選択部で選択される自動調理モードに応じて設定された所定の燃焼パターンに基づいて、前記ガスバーナを燃焼させる制御装置と、を有し、
前記制御装置は、前記調理モード選択部で前記容器調理モードが選択された場合、前記検知部で検知される加熱開始時の加熱庫内の初期温度が所定のホットスタート温度以上であるかどうかを判定し、
前記初期温度が前記ホットスタート温度以上である場合、加熱開始から所定の判定時間、前記ガスバーナを一定の火力で燃焼させたときの前記加熱庫の庫内温度の温度特性と、基準温度特性とを対比して、加熱開始時の補助調理具の温度状態を判定する制御構成を備える加熱調理器である。
加熱容器などの補助調理具は大きな熱容量を有するから、繰り返し加熱庫を利用した調理を行うにあたって、同一の補助調理具を連続使用する場合と、焼網を使用した調理を行った後、補助調理具を用いた調理を行う場合や、新たな補助調理具を使用する場合とでは、庫内温度の温度上昇幅や到達温度などの温度特性が異なる。従って、加熱開始から所定の判定時間、ガスバーナを一定火力で燃焼させたときの、庫内温度の温度特性と、所定の基準温度特性とを対比することにより、加熱開始時の補助調理具の温度状態を判定することができる。これにより、繰り返し加熱庫を利用して、容器調理モードで調理を行う場合に、加熱庫内の初期温度だけでなく、加熱開始時の補助調理具の温度状態も考慮してより適切な火力で調理物を調理することができる。
上記加熱調理器において、好ましくは、
前記補助調理具は、調理物を収容する加熱容器、及び前記加熱容器を前記加熱庫内で固定する容器固定枠を含み、
前記制御装置は、前記加熱容器及び前記容器固定枠の加熱開始時の温度状態を判定する。
調理物を収容した加熱容器を用いて調理を行う場合、焼網を取り外して、加熱庫内に加熱容器を固定するための容器固定枠を設置する場合があるが、既述したように、連続して同一の補助調理具を用いた調理を行う場合と、初回調理では焼網を用いた調理を行った後、続けて補助調理具を用いた調理を行う場合とでは、加熱容器の温度だけでなく、容器固定枠の温度も異なるから、それによって調理中の庫内温度の上昇の程度が異なってきて、調理物の焼け具合に影響する。従って、上記加熱調理器によれば、加熱開始時における加熱庫内に導入された各補助調理具の温度状態を考慮してより適切な火力で調理物を調理することができる。
上記加熱調理器において、好ましくは、
前記制御装置は、前記初期温度、及び前記判定された補助調理具の温度状態に基づき、前記ガスバーナの燃焼パターンを変更する。
上記加熱調理器によれば、加熱庫内の初期温度だけでなく、加熱開始時の補助調理具の温度状態も判定されるから、両特性を考慮した燃焼パターンに変更して、より適切に繰り返し加熱庫を利用した調理を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、繰り返し加熱庫を利用した調理を行う場合に、加熱庫内の初期温度だけでなく、加熱容器などの補助調理具の温度状態も考慮して調理を行うことができるから、調理物の焼き具合の過不足が抑えられ、料理の食味向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の一例を示す概略斜視図である。 図2は、図1の加熱調理器の概略縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器で容器調理モードが選択された場合の液晶表示部の説明図であり、(a)は、調理物の種類で、「焼き魚」が、焼き加減で、「弱め」が選択された場合の表示画面を、(b)は、調理物の種類で、「焼き魚」が、焼き加減で、「標準」が選択された場合の表示画面を、(c)は、調理物の種類で、「焼き魚」が、焼き加減で、「強め」が選択された場合の表示画面を示す。 図4は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器において、ホットスタート時の補助調理具の温度状態の相違による庫内温度の変化を示す相関図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器で容器調理モードが選択された場合の制御動作の一例を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本実施の形態に係る加熱調理器を具体的に説明する。
図1は、天板30の上面に複数のコンロバーナ31,32,36を備えたガスコンロであり、コンロ本体3の内部には、焼網や加熱容器5を用いた調理を行うためのグリル庫2(加熱庫)が設けられている。また、天板30上面の前方には、運転状態や調理モード、さらに調理条件等を表示する液晶表示部300が配設されており、表示盤が視認できるように構成されている。
図2に示すように、グリル庫2の前面開口部100には、前後にスライド開閉するグリル扉21が設けられている。グリル扉21の後面部には、グリル庫2内へ向かってトレイ受け枠19が延設されており、さらにトレイ受け枠19の上部には、調理物の油や水分を受けるためのグリルトレイ16が載置されている。図示しないが、焼網を用いた調理を行う場合は、グリルトレイ16の上面に焼網が載置される。一方、補助調理具を用いた調理を行う場合には、焼網に代えて容器固定枠20がグリルトレイ16の上面に取り付けられ、容器固定枠20の上部に金属製や陶器製の加熱容器5が載置される。
容器固定枠20は、金属製の複数の線材により構成されており、その上部は、加熱容器5の容器本体の底部形状に合致する凹状に形成されている。加熱容器5は、容器固定枠20の上部に嵌め込むようにして載置され、グリル扉21が閉じられることで、グリル庫2内の一定位置に収容される。また、容器固定枠20の後端部には、後述する排気通路13に設けた温度センサ14(検知部)を覆うための遮蔽板8が設けられている。これにより、加熱容器5を載せた容器固定枠20がグリル庫2内に導入されると、遮蔽板8が温度センサ14の周囲に配置される。その結果、遮蔽板8により排気通路13に設けられた温度センサ14に対して温度センサ14の上方と前方からの排気の流れ込みが抑制され、加熱容器5を用いた調理を行うときの温度センサ14への排気の接触が低減される。従って、補助調理具の温度状態による温度特性の相違をより正確に判定することができる。
図2に示すように、グリル庫2内の上壁の中央部には、調理物や加熱容器5を上方から加熱するための上火バーナ56が設けられている。また、グリル庫2内の左右の側壁の中央部より下方位置には、調理物や加熱容器5を側方及び下方から加熱するための下火バーナ55が設けられている。なお、下火バーナ55は、一方の側壁にのみ設けられてもよい。グリル庫2の奥端には排気ダクト17が連設されており、排気ダクト17が排気通路13となっている。そして、この排気通路13の上流端近傍には、排気通路13を流れる燃焼排気の温度を検知する温度センサ14が配設されており、該温度センサ14でグリル庫2内の庫内温度が検知される。なお、温度センサ14は複数設けてもよい。
図1に戻って、グリル庫2のグリル扉21の右側に位置する操作部23には、電源スイッチ29とコンロバーナ31,32,36の点・消火と火力調整機能を兼備した点消火スイッチ24,25,28が配設されている。一方、グリル庫2のグリル扉21の左側に形成された操作部22には、グリル用スイッチ37と、その下方の引き出し式操作部38が設けられている。グリル用の引き出し式操作部38は、コンロ本体3に対して引出し・押し込み自在に装着されており、不使用時には引き出し式操作部38をコンロ本体3に対して押し込んだ収納状態にできるように構成されている。
本実施の形態の加熱調理器は、自動調理モードとして焼網調理モードと容器調理モードの両方を有しており、図1に示すように、グリル用の引き出し式操作部38をコンロ本体3から引き出すと、引き出し式操作部38の内部に設けられたタッチパネル式操作部380が現れる。このタッチパネル式操作部380には、グリル庫2内の焼網上に魚などの調理物を載置して、自動調理する焼網調理モード用のオートスイッチ41と、グリル庫2内に容器固定枠20と調理物を収容した加熱容器5とを設置し、自動調理する容器調理モード用のメニュースイッチ42とを個別に配置した調理モード設定部が設けられており、さらに、各種設定を変更する設定変更スイッチ43と、子供による悪戯を防止するためのロックキー44とが設けられている。
また、タッチパネル式操作部380には、オートスイッチ41やメニュースイッチ42を押すことにより選択された自動調理モードに基づき、調理物の種類や焼き加減をそれぞれ選択する上下スイッチ45,46と+及び−スイッチ47,48とが設けられている。上下スイッチ45,46は、メニュースイッチ42を押して容器調理モードを選択した後、上スイッチ45または下スイッチ46を繰り返して押すごとに、図3の液晶表示部300の説明図(a)に示すように、「焼き魚」や「鶏もも焼」等の調理物の種類が選択できるように構成されている。また、+及び−スイッチ47,48は、メニュースイッチ42を押して容器調理モードを選択した後、+スイッチ47または−スイッチ48を繰り返して押すごとに、図3の(a)〜(c)に示すように、「弱め」、「標準」、及び「強め」の調理物の焼き加減が選択できるように構成されている。さらに、図示しないが、オートスイッチ41を押して焼網調理モードを選択した後、上スイッチ45または下スイッチ46を繰り返して押すごとに、焼網調理するときの、「姿焼」、「切身」及び「干物」の調理物の種類が選択できるように構成されている。そして、オートスイッチ41を押して焼網調理モードを選択した後、+スイッチ47または−スイッチ48を繰り返して押すごとに、「弱め」、「標準」、及び「強め」の調理物の焼き加減が選択できるように構成されている。
図示しないが、グリル庫2を制御する制御装置には、制御プログラムが格納されたマイクロコンピュータが組み込まれている。マイクロコンピュータは、温度センサ14によって検知される加熱開始時のグリル庫2内の初期温度に基づいて、コールドスタートかホットスタートかを判定する初期温度判定部や、加熱開始から所定の判定時間、上下バーナ55,56を一定火力で燃焼させたときの温度特性から、加熱開始時の補助調理具の温度状態を判定する温度状態判定部、温度センサ14によって検知される庫内温度やデータテーブルに基づいて、上下バーナ55,56の燃焼制御を行う燃焼制御部を有している。また、マイクロコンピュータのメモリには、選択された自動調理モード、調理条件、初期温度や、加熱開始時の補助調理具の温度状態に基づいて、調理中の上下バーナ55,56の火力を制御するために設定される各燃焼パターンの設定条件、初期温度を判定するためのホットスタート温度、補助調理具の温度状態を判定するための基準温度特性、調理中に所定の異常状態になった場合に、上下バーナ55,56を強制消火するための異常過熱防止温度や異常過熱防止時間、さらには焼網調理モードの各燃焼パターンで調理したときに焼き上げ判定を行うための判定条件のデータテーブルなどが格納されている。なお、これらの数値は、実験により予め求められたものである。
図4は、初期温度Tがホットスタート温度(例えば、150℃)以上のグリル庫2内に、温度状態の異なる加熱容器5及び容器固定枠20を導入し、上下バーナ55,56を強火力で6分間加熱したときの庫内温度Tの変化を示す。図中、(1)は、加熱容器5、及び容器固定枠20がいずれも高温の場合、(2)は、加熱容器5、及び容器固定枠20がいずれも室温程度の低温の場合、(3)は、加熱容器5が室温程度の低温で、容器固定枠20が高温の場合、(4)は、加熱容器5が高温で、容器固定枠20が室温程度の低温の場合である。
図4に示すように、本実施の形態の加熱調理器では、加熱容器5、及び容器固定枠20がいずれも室温程度の低温の場合(図4の(2))、加熱開始から短時間内に庫内温度Tが低下し、その後、徐々に温度上昇するのに対し、加熱容器5、または容器固定枠20のいずれかが高温の場合(図4の(1)、(3)及び(4))、庫内温度Tの低下が小さいことが分かる。また、容器固定枠20が高温であっても、加熱容器5の温度状態が異なる場合(図4の(1)及び(3))、初期温度Tからの温度上昇の程度が異なることが分かる。さらに、加熱容器5、または容器固定枠20のいずれかが高温であっても、加熱容器5と容器固定枠20の温度状態が異なる場合(図4の(3)及び(4))、加熱開始から一定時間経過した後の温度上昇の程度が異なることが分かる。従って、補助調理具を用いた調理を行う場合、同一の初期温度Tであったとしても、グリル庫2内に導入される補助調理具の温度状態によって、調理中の庫内温度Tが数十度以上異なってくるから、同一の燃焼パターンで調理を行うと、調理物の焼き具合に過不足が生じる。
このため、本実施の形態では、自動調理モードで容器調理モードが選択され、初期温度Tがホットスタート温度以上である場合、所定の判定時間、上下バーナ55,56を一定の火力で燃焼させたときのグリル庫2の庫内温度Tの温度特性と、基準温度特性とを対比して、加熱開始時の補助調理具の温度状態を判定する。具体的には、加熱容器5、及び容器固定枠20がいずれも室温程度の低温の場合は、加熱開始から庫内温度Tが低下するため、所定の判定時間(例えば、3分間)、強火力で上下バーナ55,56を燃焼させたときの、初期温度Tと庫内温度Tとの温度差が、所定の第1基準温度差(例えば、−25℃)以上低下するかどうかから、少なくとも加熱容器5または容器固定枠20のいずれかが高温の場合と区別することができる。また、加熱容器5、及び容器固定枠20がいずれも高温の場合と、加熱容器5、または容器固定枠20のいずれか一方が室温程度の低温の場合、同様に、判定時間、強火力で上下バーナ55,56を燃焼させたときの、庫内温度Tと初期温度Tとの温度差(T−T)が、所定の第2基準温度差(例えば、10K)以上となるかどうかから、加熱容器5の温度状態を判定することができる。さらに、加熱容器5、または容器固定枠20のいずれか一方が室温程度の低温の場合、加熱開始から一定時間(例えば、2分間)経過した後の単位時間の温度勾配(T−T)が、所定値(例えば、5K)以上となるかどうかから、加熱容器5と容器固定枠20の温度状態を判定することができる。従って、初期温度Tがホットスタート温度以上であった場合に、使用する補助調理具の温度状態に基づいて、予め適切な燃焼パターンを設定すれば、グリル庫2内の初期温度Tだけでなく、補助調理具の温度状態も考慮して、焼き具合の過不足の少ない調理をすることができる。
図5は、本実施の形態の加熱調理器で、容器調理モードが選択され、調理物の種類で、「焼き魚」が、焼き加減で、「弱め」が選択された場合の制御プログラムを示すフローチャートである。なお、図示しないが、容器調理モードにおいて、調理物の種類で、「鶏もも焼」が選択された場合や、焼き加減で、「強め」あるいは「弱め」が選択された場合も、判定条件は異なるが、同様に、初期温度、及び補助調理具の温度状態が判定される。
グリルの点火操作がされて、容器調理モードで調理が開始されると、まず、上下バーナ55,56を強火力で燃焼させるとともに、マイクロコンピュータに内蔵された加熱タイマX1をスタートさせ、温度センサ14で検知される庫内温度によりグリル庫2内の初期温度Tを取得する(ステップST1)。このように加熱初期の火力を強火力とすることにより、短時間で庫内温度Tを上昇させることができるから、より早期に補助調理具の温度状態を判定することができる。
次いで、グリル庫2内の初期温度Tがホットスタート温度(例えば、150℃)以上であるかどうかを判定する(ステップST2)。これにより、今回の調理が、初回調理であるか、または繰り返しグリル庫2を利用した調理であるかを判定することができる。
初期温度Tがホットスタート温度未満である場合(ステップST2で、No)、すなわち、コールドスタートの場合、容器調理モードにおける、「焼き魚」−「弱め」に対応して設定された燃焼パターンに従い、補助調理具の温度状態を判定することなく、上下バーナ55,56を燃焼制御する。具体的には、加熱開始から7.5分間は、上下バーナ55,56がいずれも「強」で燃焼制御され、7.5分間経過すると下火バーナ55が「弱」に弱められるように火力切替が行われる。そして、加熱開始から10分間経過するまでに、庫内温度Tが230℃以上になると、上下バーナ55,56がいずれも「弱」に弱められるように火力切替が行われ、10分間経過すると、上下バーナ55,56をいずれも消火して、調理を終了させる(ステップST3〜ST7)。
一方、初期温度Tがホットスタート温度以上である場合(ステップST2で、Yes)、加熱開始から2分間経過したときの庫内温度Tを取得し(ステップST8〜ST9)、さらに、加熱開始から3分間経過したときの庫内温度Tが、初期温度Tに対して25℃以上低下するかどうかを判定する(ステップST10〜ST11)。
庫内温度Tが、初期温度Tに対して25℃より低下した場合(ステップST10で、No)、加熱開始時の加熱容器5、及び容器固定枠20がいずれも低温であり、繰り返しグリル庫2を利用する調理が行われているが、初回調理は補助調理具を使用しない、焼網を使用した調理が行われていたと考えられ、調理中の庫内温度Tが上昇し難いから、既述したコールドスタートと同一の燃焼パターンで上下バーナ55,56の燃焼を制御する(ステップST12〜ST16)。
また、庫内温度Tが、加熱開始から3分間経過するまでに、初期温度Tに対して25℃以上低下しなかった場合(ステップST11で、Yes)、3分間経過後の庫内温度Tと初期温度Tの温度差(T−T)が10K以上となっているかどうかを判定する(ステップST17)。これにより、加熱容器5、及び容器固定枠20がいずれも高温の場合と、加熱容器5、または容器固定枠20のいずれか一方が室温程度の低温の場合とを区別することができる。
そして、庫内温度Tと初期温度Tとの温度差(T−T)が10K未満であった場合(ステップST17で、No)、さらに、加熱開始後、2分間から3分間の間の温度勾配(T−T)が5K以上となっているかどうかを判定する(ステップST18)。これにより、加熱容器5が低温で、容器固定枠20が高温の場合と、加熱容器5が高温で、容器固定枠20が低温の場合とを区別することができる。
加熱開始後、2分間から3分間の間の温度勾配(T−T)が5K未満の場合(ステップST18で、No)、加熱開始時の加熱容器5は低温であるが、容器固定枠20は高温であり、繰り返しグリル庫2を利用する調理が行われているものの、初回調理とは異なる新しい加熱容器5を用いて調理が行われていると考えられ、調理中の庫内温度Tが上昇し難いから、既述した加熱開始時の加熱容器5、及び容器固定枠20がいずれも低温である場合と同一の燃焼パターンで上下バーナ55,56の燃焼を制御する(ステップST12〜ST16)。
一方、加熱開始後、2分間から3分間の間の温度勾配(T−T)が5K以上の場合(ステップST18で、Yes)、加熱開始時の加熱容器5は高温であるが、容器固定枠20は低温であり、繰り返しグリル庫2を利用する調理が行われているものの、初回調理では焼網を用いた調理が行われ、コンロバーナ31等である程度の予備加熱された加熱容器5を用いて調理が行われていると考えられ、調理中の庫内温度Tが上昇しやすいから、既述したコールドスタートの場合や、加熱容器5が低温で、容器固定枠20が高温の場合の燃焼パターンとは異なる燃焼パターンに変更する。具体的には、加熱開始から3分間は、上下バーナ55,56がいずれも「強」で燃焼制御され、3分間経過すると直ちに下火バーナ55が「弱」に弱められるように火力切替が行われる。そして、加熱開始から5.5分間経過するまでに、庫内温度Tが240℃以上になると、上下バーナ55,56いずれも「弱」に弱められるように火力切替が行われ、5.5分間経過すると、上下バーナ55,56をいずれも消火して、調理を終了させる(ステップST19〜ST22)。
さらに、加熱開始から3分間経過したときに、庫内温度Tと初期温度Tとの温度差(T−T)が10K以上であった場合(ステップST17で、Yes)、加熱開始時の加熱容器5及び容器固定枠20がいずれも高温であり、同一の加熱容器5及び容器固定枠20を用いて、繰り返しグリル庫2を利用した調理が行われていると考えられ、調理中の庫内温度Tが短時間で上昇するから、既述した加熱容器5が高温で、容器固定枠20が低温の場合と同一の燃焼パターンで上下バーナ55,56の燃焼を制御する(ステップST19〜ST22)。
以上のように、本実施の形態の加熱調理器によれば、自動調理モードで容器調理モードが選択された場合、加熱開始時のグリル庫2内の初期温度がホットスタート温度以上であるかどうかが判断されるから、繰り返しグリル庫2を利用した調理が行われるかどうかを判定することができる。
また、グリル庫2内の初期温度が、繰り返しグリル庫2を利用する調理が行われる場合のホットスタート温度以上であっても、加熱開始時の補助調理具の温度状態により調理中のグリル庫2の庫内温度の変化が異なるから、調理物の焼け具合が異なってくる。しかしながら、本実施の形態の加熱調理器では、初期温度に対する温度上昇幅など温度特性と、基準温度特性とを比較することにより、加熱容器5、及び容器固定枠20の各補助調理具の温度状態を判定することができる。これにより、初期温度だけでなく、加熱開始時の補助調理具の温度状態にも基づいて、燃焼パターンを設定することができる。
そして、本実施の形態の加熱調理器では、上記加熱開始時の補助調理具の温度状態の判定の結果、加熱容器5、及び容器固定枠20がいずれも高温の場合や加熱容器5が高温で、容器固定枠20が低温の場合は、加熱容器5、及び容器固定枠20のいずれもが低温の場合や加熱容器5が低温で、容器固定枠20が高温の場合よりも、上下バーナ55,56の火力を弱める火力切替のタイミングがより早期となる燃焼パターンに変更されるから、調理物の焼き過ぎや焦げ付きを防止することができる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、グリル調理について説明したが、ガスバーナにより発生させた熱気を循環させるオーブン調理にも本発明を適用することができる。また、上記実施の形態では、自動調理モードとして焼網調理モードと容器調理モードの両方を有する加熱調理器について説明したが、容器調理モードのみを有する加熱調理器にも本発明を適用することができる。
(2)上記実施の形態では、初期温度と、ガスバーナを一定の火力で燃焼させたときの庫内温度との温度差や温度勾配から、補助調理具の温度状態を判定しているが、温度特性として、到達温度を用いてもよい。また、判定精度を上げるために、1つの温度特性だけでなく、複数の温度特性を組み合わせて用いてもよい。さらに、判定条件は、加熱容器の種類や大きさに応じて設定してもよい。
(3)上記実施の形態では、加熱容器が大きな熱容量を有するため、加熱容器の温度状態が同じ場合、容器固定枠の温度状態に関わらず同じ燃焼パターンが設定されているが、熱容量の小さい補助調理具を用いる場合や、調理物の種類及び焼き加減の調理条件が異なる場合、個別の燃焼パターンが設定されてもよい。
(4)上記実施の形態では、加熱容器が高温の場合、加熱容器が低温の場合よりも、ガスバーナの火力を弱める火力切替のタイミングが早期となる燃焼パターンが設定されているが、火力切替時の火力強度の低下が大きくなる燃焼パターンが設定されてもよいし、火力切替のタイミングが早期で、且つ火力切替時の火力強度の低下が大きくなる燃焼パターンが設定されてもよい。
2 グリル庫(加熱庫)
14 温度センサ(検知部)
42 メニュースイッチ
55 下火バーナ
56 上火バーナ

Claims (3)

  1. 加熱庫と、
    前記加熱庫内を加熱するガスバーナと、
    前記加熱庫内の庫内温度を検知する検知部と、
    前記加熱庫内に、調理物とともに補助調理具を導入して自動調理を行う容器調理モードを選択可能な調理モード選択部と、
    前記調理モード選択部で選択される自動調理モードに応じて設定された所定の燃焼パターンに基づいて、前記ガスバーナを燃焼させる制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、前記調理モード選択部で前記容器調理モードが選択された場合、前記検知部で検知される加熱開始時の加熱庫内の初期温度が所定のホットスタート温度以上であるかどうかを判定し、
    前記初期温度が前記ホットスタート温度以上である場合、加熱開始から所定の判定時間、前記ガスバーナを一定の火力で燃焼させたときの前記加熱庫の庫内温度の温度特性と、基準温度特性とを対比して、加熱開始時の補助調理具の温度状態を判定する制御構成を備える加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記補助調理具は、調理物を収容する加熱容器、及び前記加熱容器を前記加熱庫内で固定する容器固定枠を含み、
    前記制御装置は、前記加熱容器及び前記容器固定枠の加熱開始時の温度状態を判定する加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    前記制御装置は、前記初期温度、及び前記判定された補助調理具の温度状態に基づき、前記ガスバーナの燃焼パターンを変更する加熱調理器。


JP2013084105A 2013-04-12 2013-04-12 加熱調理器 Active JP5785974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013084105A JP5785974B2 (ja) 2013-04-12 2013-04-12 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013084105A JP5785974B2 (ja) 2013-04-12 2013-04-12 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014206327A JP2014206327A (ja) 2014-10-30
JP5785974B2 true JP5785974B2 (ja) 2015-09-30

Family

ID=52120008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013084105A Active JP5785974B2 (ja) 2013-04-12 2013-04-12 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5785974B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104510368B (zh) * 2014-12-25 2017-07-18 浙江安派餐饮设备有限公司 一种烤鱼炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014206327A (ja) 2014-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4969991B2 (ja) 加熱調理器
JP4098757B2 (ja) グリル装置
JP4098760B2 (ja) グリル装置
JP5785974B2 (ja) 加熱調理器
JP5852602B2 (ja) 加熱調理器
JP5940575B2 (ja) 加熱調理器
JP6151076B2 (ja) コンロ
JP5906218B2 (ja) 加熱調理器
JP6857558B2 (ja) 加熱調理器
JP2008226750A (ja) 電磁調理器
JP2017189531A (ja) 加熱調理器
JP4946650B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5996586B2 (ja) 加熱調理器
JP5973491B2 (ja) 加熱調理器
JP5127678B2 (ja) 加熱調理器
JP6804219B2 (ja) 加熱調理器
JP5759215B2 (ja) 加熱調理器
JP2020070963A (ja) グリル
JP4098759B2 (ja) グリル装置
JP2020062104A (ja) 加熱調理器
JP4760771B2 (ja) 加熱調理器
KR100916982B1 (ko) 쿡탑, 쿡탑의 온도조정방법
JP2020134098A (ja) 加熱調理器
JP5940576B2 (ja) 加熱調理器
JP2020070962A (ja) グリル

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5785974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250