JPS6122131A - オ−ブンレンジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明はオーブンレンジに係り、とくにその加熱制御
手段の改良に関する。

（ロ）従□来技術 オーブンレンジの加熱室は、ヒータによって加熱され、
加熱された空気がコンベクションファンによって循環さ
れる。一方、この加熱室の室温は加熱室の一部に設定さ
れた温度検出器の検出値と任意−の設定値とが比較され
それによってヒータの通電がオン・オフされて任意の設
定温度に保たれ　′るようになっている。

ところでオーブンレンジの加熱室は比較的熱容１が大き
く、初期加熱時（いわゆる予熱時など）には、所定の平
均室温に達するのにかなりの熱量を要する。

しかし従来のオーブンレンジでは、この初期加熱時にお
いてヒータがオンされ加熱がはじまると加熱室の平均温
度が設定温度に上昇する以前に、温度検出器の近傍の空
気が局部的に加熱されて設定温度に達するので、それを
熱容量の小さい温度検出器は直ちに検知してヒータをオ
フしてしまうことが見られ、これをくり返すため、加熱
室の平均温度が所定の設定値に達するまで長い時間を要
するという問題があった。

（ハ）発明の目的 この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、そ
の主目的の一つは初期加熱時において短時間で加熱室内
の温度が設定温度に到達するオーブンレンジを提供する
ことにある。

（ニ）発明の構成 この発明は加熱室とこの加熱室の加熱手段と、この加熱
室内の空気を循環させる循環手段と、この加熱室内の温
度検出手段によって加熱手段を自動的にオン・オフ制御
する制御手段とを備え、前記温度検出手段が任意の設定
室内温度〈ｔ〉を上回る上限設定温度（ｔ１）を検出し
たときにオフ、（Ｌ）を下回る下限設定温度（ｔ１）を
検出したときにオンして前記加熱室内の平均温度をｔに
保持すると共に゛ 初期加熱開始時の少くとも１回目の加熱は前記温度検出
手段が前記温度（【１）を上回る初期設定温度（ｊｏ＞
、を検出したときにオフするよう前記加熱手段を前記制
御手段が制御をすることを特徴とするオーブンレンジで
ある。

（ホ）実施例 以下図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。

なおこれによってこの発明が限定されるものではない。

第１図に正面図を示すオーブンレンジ〈ｔ〉において、
（２）はその加熱室であり、その内部に加熱手段である
ヒータ（３）が備えられ、整流板（５）の裏面に空気を
循環させるコンベクションファン（４）が設けられ、さ
らに温度検出手段であるサーミスタ（６）が設置されて
いる。（７）は被加熱物を塔載するターンテーブルであ
り、（１２＋は加熱時に加熱室の開口をとさす扉である
。ヒータ（３）の通電をオン・オフ制御する制御手段は
操作パネル（１１）の内部に収納され、操作パネル（１
υ八空室内温設定ダイアル（８）、加熱時間設定ダイア
ル（９）、起動スイッチＧｏ）を備えている。

第２図はマイクロコンピュータ（１３）を含む制御手段
のブロック回路図を示している。

すなわち、室内温度設定ダイアル（８）による任意の設
定温度、加熱時間設定ダイアル（９）による任意の設定
時間、起動スイッチ□□□による起動信号およびサーミ
スタ（６）による温度検出信号が入力されたマイクロコ
ンピュータ（１３）はコンベクションファン（４）のモ
ータ駆動回路（４ａ）およびヒータ（３）の電力回路（
３ａ）に駆動信号を出力し、サーミスタ（６）の温度検
出信号に応じてヒータ（３）入の通電を制御するように
なっている。

第３図はこのマイクロコンピュータ０３）の内部の構成
をフローチャートで示し、第４図はこの発明によるオー
ブンレンジ加熱室（２）の室内温度（Ｔａ）および温度
検出器（６）の検出温度（Ｔｓ、）の時間的変化を示し
ている。

第１図および第３図において起動スイッチ（至）の起動
信号によって制御回路が「スタート」すると、コンベク
ションファン（４）がｒＯＮＪされるとともにヒータ（
３）が「ＯＮ」され加熱室（ａの加熱が開始される。と
ころで、マイクロコンピュータ０Ｊは第４図のグラフの
縦軸に目盛っであるように室内設定温度〈ｔ〉に対応す
る最適な上限設定温度（ｔ１）、下限設定温度（ｔ１）
および（ｔ１）を上回る初期設定温度（ｊｏ＞を記憶し
ている。第３図のフローチャートおよび第４図のグラフ
に示すように１第１回目のヒータへの通電即ち「ＯＮ」
は温度検出器サー５、ミスタ（６）の検出温度（ＴＳ　
”）が初期設定温度（ｊｏ）に達するまで続けられ、や
がて検出温度（Ｔｓ　）が（ｊｏ）に達して加熱室の室
内温度（Ｔａ　）がほぼ設定温度ｔを起えたと判断され
る（Ｈ１）の時点でヒータ（３）は断電部らＩ’　ＯＦ
　Ｆ　Ｊされる。次にヒータは検出温度（Ｔｓ　）が下
限設定温度（Ｔ２）以下になると再びｒＯＮＪされ、以
下では検出温度（Ｔｓ　）が上限設定温度（ｔ１）以上
になるとヒータ（３）はｒＯＦＦＪ、下限設定温度（ｔ
１）以下になるとｒＯＮＪの操作をくり返して室内温度
（Ｔａ）の平均温度は設定値〈ｔ〉に保持される。そし
て加熱時間が設定ダイアル（９）による設定時間に達す
ると、ヒータ（３）による加熱■稈は終了する。

これに対して第５図は従来のオーブンレンジにおける検
出温度（Ｔｓ　）と加熱室の室内温度（Ｔａ　）の時間
的変化を示している。すなわち、ヒータが第１回目にｒ
ＯＮＪされてやがて温度検出器（サーミスタ）が局部的
に熱せられた空気の温度を検出してその検出温度（Ｔｓ
　）が上限設定温度（ｔ１）に達した時、熱容量の大き
い加熱室の平均室内温度（Ｔａ）は設定温度〈ｔ〉に達
していないにもかかわらず、ヒータはｒＯＦＦＪされて
しまう。

その後もヒータは［ＯＮＪ　ｒＯＦＦＪをくり返すが、
いずれも平均室内温度（Ｔａ　）より高い検出温度（Ｔ
ｓ　）によってヒータの「ＯＮ」時間が決定されるので
、室内温度（Ｔａ　）が所定の設定温度〈ｔ〉に達する
まで第４図の（Ｈ１）の数倍の時間（Ｈ１）を要するこ
とになる。

また、初期加熱時の低温時においては加熱室の室内種度
の分布は一様でないため、検出温度（Ｔｓ）が安定せず
、ヒータのｒＯＮＪ　　ｒＯＦＦＪがハンチング現象を
起こすこともあり、この場合にはさらに時間（Ｈ１）が
長くなる。

次に、この発明によるオーブンレンジと従来のオーブン
レンジについて、初期加熱時において加熱室内の温度が
設定温度に達する時間の比較を行った測定結果の一例を
示す。

（１）使用したオーブンレンジ ・室内寸法　　３１０ｍｍ　Ｘ　３１６ｍｍ　Ｘ　２２
４ｍｍ・ヒータ出力　１，２ＫＷ（熱風循環式）％式％ （ｊｏはこの発明によるオーブンレンジのみ）（３）初
期加熱所要時間（実測値） この発明によるオーブンレンジ １１ｔ：１１分 従来のオーブンレンジ　Ｈｌ：１５分 また、前述の実施例においては初期加熱開始時の第１回
目のみ上限設定温度ｔ１を上回る初期設定温度１ｏに設
定したが、２回以上連続して設定してもよいし、その設
定値がそれぞれ異っていてもよい。

さらに、初期加熱時のみ下限設定温度を通常の下限設定
温度（ｔ２）と異なる設定値にすることもできる。

なお、この実施例はヒータ加熱によるオーブンレンジに
ついて適用した場合を説明したが、高周波加熱を併用し
た調理器にも適用できることはいうまでもない。

（へ）発明の効果 この発明によれば、初期の設定温度を通常と異なる値に
設定することにより、加熱室の温度を従来より早く設定
値に到達させることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る一実施例を示す正面図、第２図
はこの発明に係る一実施例の制御手段を説明するブロッ
ク回路図、第３図は第２図の構成を説明するフローチャ
ート、第４図はこの発明に係る一実施例の温度変化を示
すグラフ、第５図は従来の第４図相当図である。 （１）・・・・・・オーブンレンジ、（ａ・・・・・・
加熱室、（３）・・・・・・ヒータ、（４）・・・・・
・コンベクションファン、（６）・・・・・・サーミス
タ、（８）・・・・・・室内温度設定ダイアル、（９）
・・・・・・加熱時間設定ダイアル、（財）・・・・・
・起動スイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、加熱室とこの加熱室の加熱手段と、この加熱室内の
   空気を循環させる循環手段と、この加熱室内の温度検出
   手段によつて加熱手段を自動的にオン・オフ制御する制
   御手段とを備え、 前記湿度検出手段が任意の設定室内温度〈ｔ〉を上回る
   上限設定温度（ｔ＿１）を検出したときにオフ、〈ｔ〉
   を下回る下限設定温度（ｔ＿２）を検出したときにオン
   して前記加熱室内の平均温度を〈ｔ〉に保持すると共に 初期加熱開始時の少くとも１回目の加熱は前記温度検出
   手段が前記温度（ｔ＿１）を上回る初期設定温度（ｔ＿
   ０）を検出したときにオフするよう前記加熱手段を前記
   制御手段が制御をすることを特徴とするオーブンレンジ
   。