JP2839738B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2839738B2
JP2839738B2 JP7400491A JP7400491A JP2839738B2 JP 2839738 B2 JP2839738 B2 JP 2839738B2 JP 7400491 A JP7400491 A JP 7400491A JP 7400491 A JP7400491 A JP 7400491A JP 2839738 B2 JP2839738 B2 JP 2839738B2
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cooking
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智之 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理室内の食品を
加熱するマグネトロンを備えた電子レンジに関する。
【0003】
【従来の技術】この種の電子レンジにおいては、温度検
出素子を加熱調理室内の空気を排出する排気ダクト内に
設け、加熱中の食品から発生する熱気の含まれた空気の
温度を上記温度検出手段によって検出し、この検出した
温度のゆらぎに基づいてマグネトロンの駆動を自動制御
することが考えられている。この構成では、電子レンジ
の調理の終了時においては、食品から発生する熱気の量
がかなり変動するようになって、温度検出手段により検
出した温度のゆらぎが大きくなることに着目している。
そして、上記大きくなった温度のゆらぎを検出すること
に基づいて、調理終了を判断しようとするものである。
【0004】具体的には、温度検出手段から出力される
温度検出信号のうちの交流成分を増幅し、この増幅され
た信号が予め設定された設定値に達したとき、温度のゆ
らぎが発生して調理が終了したと判断して、マグネトロ
ンを停止させて調理を終了するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、食品を調理
する場合、調理終了前即ち食品が十分に加熱されていな
いときであっても、食品から発生する蒸気の量が一時的
に増加することがある。このような場合、上記従来構成
では、一時的に増加した蒸気により、温度検出手段から
出力される温度検出信号のうちの増幅された信号が設定
値に達してしまうため、調理が終了したと判断すること
があり、調理終了の判断を誤るという問題点がった。
【0006】そこで、本発明の目的は、食品から発生す
る蒸気の量が一時的に増加したような場合において、温
度のゆらぎの誤検出を防止できて、調理終了を正確に判
断することができる電子レンジを提供するにある。
【0007】[発明の構成]
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
加熱調理室内の食品を加熱するマグネトロンを備えると
共に、加熱中の前記食品から発生する熱気の含まれた空
気の温度を検出する温度検出手段を備えた電子レンジに
おいて、前記温度検出手段から出力される検出信号と大
小二つの設定レベルとを比較し、前記検出信号の出力レ
ベルが小の設定レベルに達した回数又は大の設定レベル
に達した回数により温度のゆらぎを検出し、この検出し
た温度のゆらぎに基づいて前記マグネトロンを制御する
制御手段を設けたところに特徴を有する。
【0009】
【作用】食品から発生する蒸気の量が一時的に増加した
場合、温度検出手段から出力される温度検出信号の出力
レベルが設定値に達することがあるが、その後は、温度
検出信号の出力レベルは設定値よりも低くなる。これに
対して、食品の温度が十分高くなって調理が終了した場
合には、大量の蒸気が食品から発生する状態が続く。従
って、温度検出信号の出力レベルが設定値に達した後、
温度のゆらぎのために出力レベルが一時的に設定値より
も低くなっても、再び出力レベルが設定値に達すること
を繰り返す。
【0010】このため、温度検出信号の出力レベルが設
定値に達する回数に基づいて調理終了を判断するように
すれば、蒸気の量が一時的に増加した場合を調理終了で
あると誤って判断することがない。本発明は、上記事情
に着目してなされたものである。
【0011】本発明によれば、温度検出手段から出力さ
れる検出信号と大小二つの設定レベルとを比較し、検出
信号の出力レベルが小の設定レベルに達した回数又は大
の設定レベルに達した回数により温度のゆらぎを検出
し、この検出した温度のゆらぎに基づいてマグネトロン
を制御する。即ち、検出信号の出力レベルが小の設定レ
ベルに達した回数又は大の設定レベルに達した回数に基
づいて、調理終了を判断するので、食品から発生する蒸
気の量が一時的に増加したような場合を、調理終了と誤
って判断することを防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。まず、図1において、加熱調理室1
の内底部には回転皿2が設けられており、この回転皿2
上に図示しない食品を収容した容器3が載置されてい
る。加熱調理室1の図1中左側面上部には、導波管4を
介してマグネトロン5が設けられている。このマグネト
ロン5から発生された高周波を食品に照射することによ
り、食品を加熱調理するようになっている。
【0013】また、加熱調理室1の図1中右側面上部に
は、排気ダクト6が配設されており、この排気ダクト6
内の上面部には、温度検出手段である例えばサーミスタ
7が設けられている。そして、食品の調理中において
は、マグネトロン5を冷却するファン装置8により冷却
風を加熱調理室1内へ供給し、加熱調理室1内の空気即
ち食品から発生する熱気を含んだ空気を排気ダクト6を
介して外部へ排出するようになっている。この場合、サ
ーミスタ7は、調理中の食品から発生する熱気を含んだ
空気の温度を検出するようになっている。尚、ファン装
置8は、ファン9及びモータ10から構成されている。
【0014】上記サーミスタ7から出力される温度検出
信号は交流増幅回路11へ与えられ、この交流増幅回路
11において、サーミスタ7により検出される温度のう
ちのゆらぎ成分のみが増幅されるようになっている。交
流増幅回路11は、図2に示すように、低周波成分阻止
回路12と増幅器13とから構成されている。
【0015】この図2において、分圧抵抗14とサーミ
スタ7との直列回路が直流電源端子+Vとアースとの間
に接続されており、サーミスタ7から出力される温度検
出信号Saが低周波成分阻止回路12へ与えられる。低
周波成分阻止回路12は、コンデンサ15と抵抗16と
の直列回路からなり、コンデンサ15の一方の端子を入
力側とし、コンデンサ15の他方の端子(即ち抵抗16
の一方の端子に接続される端子)を出力側としている。
抵抗16の他方の端子はアースされている。
【0016】これにより、低周波成分阻止回路12は、
温度検出信号Saにゆらぎ成分(交流成分)が含まれて
いないとき(直流成分のみのとき)には、その信号Sa
の通過を阻止し、一方、信号Saにゆらぎ成分(交流成
分)が生じたときには、信号Saの通過を許容するよう
になっている。
【0017】上記低周波成分阻止回路12を通過した信
号は、増幅回路13へ与えられて増幅される。増幅回路
13により増幅されたゆらぎ信号Sbは、図1に示す制
御回路17へ与えられる。制御回路17は、マイクロコ
ンピュータ等から構成されており、制御手段の機能を有
している。上記制御回路17は、内部に記憶された運転
制御プログラムに従ってマグネトロン5及びモータ10
を駆動制御するようになっている。
【0018】次に、上記構成の作用を図3ないし図5も
参照して説明する。加熱調理室1内に食品を収容して、
加熱調理を開始すると、マグネトロン5が発振駆動され
て高周波を発生し、この高周波が食品に照射されて該食
品が加熱される。この加熱中は、ファン装置8により外
気を加熱調理室1内へ送風し、加熱調理室1内の空気を
排気ダクト6を介して外部へ排出すると共に、サーミス
タ7によって該空気の温度を検出する。
【0019】この後、食品の調理が終了に近づくと、食
品から蒸気等の熱気が多量に発生し始めて、その熱気の
含まれた空気がサーミスタ7に当たることから、サーミ
スタ7の周囲温度にゆらぎが生ずるようになる。このよ
うな状態になると、サーミスタ7からの温度検出信号S
aがゆらぎ成分を含むようになることから、その信号S
aは低周波成分阻止回路13を通過して増幅回路14に
より増幅される。
【0020】そして、この増幅されたゆらぎ信号Sbの
出力レベルと、予め定められた大小二つの設定レベルで
ある例えば高レベル設定値V1及び低レベル設定値V2
とを比較する。ここで、ゆらぎ信号Sbが図3に示すよ
うに変化した場合、ゆらぎ信号Sbの出力レベルが低レ
ベル設定値V2に例えば3回達した時点で調理終了と判
断する。
【0021】また、ゆらぎ信号Sbが図4に示すように
変化した場合、ゆらぎ信号Sbの出力レベルが高レベル
設定値V1に例えば1回達すると共に、低レベル設定値
V2に例えば2回達した時点で調理終了と判断する。
【0022】更に、ゆらぎ信号Sbが図5に示すように
変化した場合、ゆらぎ信号Sbの出力レベルが高レベル
設定値V1に例えば2回達した時点で調理終了と判断す
るようになっている。
【0023】本実施例では、調理終了の判断パターンを
具体的に3例示したが、これに限られるものではない。
ここで、調理終了の判断パターンを一般化してみる。ま
ず、ゆらぎ信号Sbの出力レベルが低レベル設定値V2
に達した回数がa回以上となった場合に調理終了と判断
する。また、ゆらぎ信号Sbの出力レベルが低レベル設
定値V2に達した回数がb回以上(a回以下のものであ
って)となると共に、出力レベルが高レベル設定値V1
に達した回数がc回以上となった場合に調理終了と判断
する。更に、ゆらぎ信号Sbの出力レベルが高レベル設
定値V1に達した回数がd回以上(c回以上のものであ
って)となった場合に調理終了と判断する。
【0024】この場合、a≧b,c≦d,a≧dの関係
式が成立するようになっている。図3の判断パターン
は、a=3の場合であり、図4の判断パターンは、b=
2,c=1の場合であり、図5の判断パターンは、d=
2の場合である。
【0025】このような構成の本実施例によれば、ゆら
ぎ信号Sbの出力レベルが低レベル設定値V2に達した
回数、又は、ゆらぎ信号Sbの出力レベルが高レベル設
定値V1に達した回数に基づいて、調理終了を判断する
構成とした。このため、食品から発生する蒸気の量が一
時的に増加したような場合は、ゆらぎ信号Sbの出力レ
ベルが設定値V1またはV2に1回達することがあって
も、その後は、出力レベルが設定値V1またはV2より
も低くなるから、蒸気の量が一時的に増加したような場
合を調理終了であると誤判断することを確実に防止でき
る。
【0026】特に、上記実施例では、調理終了時に食品
から発生する蒸気の量が比較的少ない食品の場合には、
ゆらぎ信号Sbの出力レベルが低レベル設定値V2に達
した回数が多くなることによって調理終了を判断でき、
一方、調理終了時に食品から発生する蒸気の量が比較的
多い食品の場合には、ゆらぎ信号Sbの出力レベルが高
レベル設定値V1に達した回数(上記低レベル設定値V
2に達した回数に比べて少ない回数)によって調理終了
を判断できる。このため、食品の種類等にかかわらず、
調理終了を正確に判断できる。
【0027】尚、高レベル設定値V1及び低レベル設定
値V2の各具体的値、及び調理終了の判断パターンにつ
いては、実験等に基づいて食品の出来上り具合が良くな
るように適宜設定すれば良い。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、温度検出手段から出力される検出信号と大小二つの
設定レベルとを比較し、前記検出信号の出力レベルが小
の設定レベルに達した回数又は大の設定レベルに達した
回数により温度のゆらぎを検出し、この検出した温度の
ゆらぎに基づいて前記マグネトロンを制御する制御手段
を設ける構成としたので、食品から発生する蒸気の量が
一時的に増加したような場合において、温度のゆらぎの
誤検出を防止できて、調理終了を正確に判断することが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の概略構成図
【図2】要部の電気回路図
【図3】ゆらぎ検出信号の変化を示すグラフ
【図4】ゆらぎ検出信号の変化を示すグラフ
【図5】ゆらぎ検出信号の変化を示すグラフ
【符号の説明】
1は加熱調理室、5はマグネトロン、7はサーミスタ
(温度検出手段)、11は交流増幅回路、12は低周波
成分阻止回路、17は制御回路(制御手段)を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理室内の食品を加熱するマグネト
    ロンを備えると共に、加熱中の前記食品から発生する熱
    気の含まれた空気の温度を検出する温度検出手段を備え
    た電子レンジにおいて、前記温度検出手段から出力され
    る検出信号と大小二つの設定レベルとを比較し、前記検
    出信号の出力レベルが小の設定レベルに達した回数又は
    大の設定レベルに達した回数により温度のゆらぎを検出
    し、この検出した温度のゆらぎに基づいて前記マグネト
    ロンを制御する制御手段を設けたことを特徴とする電子
    レンジ。
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