JP2504361B2 - 電気オ―ブン - Google Patents

電気オ―ブン

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JP2504361B2
JP2504361B2 JP4224184A JP22418492A JP2504361B2 JP 2504361 B2 JP2504361 B2 JP 2504361B2 JP 4224184 A JP4224184 A JP 4224184A JP 22418492 A JP22418492 A JP 22418492A JP 2504361 B2 JP2504361 B2 JP 2504361B2
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heating
heating chamber
fan
control
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博 植田
栄 森川
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ヒータによる加熱機
能を備えた電気オーブンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電気オーブンでは、例えばオート
又はマニュアル何れかの操作メニューキーにより所定の
加熱メニューが選択された場合、それに対応して自動又
は手動設定された所定の加熱量、加熱時間、加熱パター
ンでヒータを駆動して加熱を行う加熱制御システムが採
用されている。
【0003】ところで、上記のようなヒータによる加熱
機能を備えた所謂電気オーブンでは、ヒータ加熱時に連
続的な加熱を行うと加熱室内の温度が上りすぎて、過加
熱になったり、又電装部品を損傷する恐れがある。した
がって、通常サーミスタなどの温度検知センサを設け
て、加熱室内の温度を検出し、該温度が所定の設定値を
超えると、上記ヒータの出力をOFFにして加熱室内の
温度を下げ、同温度が上記設定値よりも低くなると、再
び上記ヒータをONにして加熱を行うサーモコントロー
ルシステムが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、該従来の温
度コントロールシステムでは、ヒータ出力をOFFにし
たとしても余熱温度が高く、すぐには加熱室内の温度が
下がらない。従って、設定温度よりも下がるのに相当に
時間がかかる。また、一方温度が十分に下がってからヒ
ータ出力が再びONにされたような場合には、ヒータ自
体が完全に冷えているから以後の温度上昇が遅くなる。
【0005】その結果、例えば図5の仮想線に示すよう
に加熱室内の温度変動幅が大きくなり、その周期も大と
なって設定温度コントロールの応答性が悪い。また、そ
の結果、被加熱物の加熱ムラを生じ易い、などの問題が
ある。
【0006】さらに、加熱室内の温度と電装部の温度は
各々許容される基準温度の限界値が異なり、温度変化の
応答性も相違する。従って、上述のようなヒータ出力の
ON,OFFによる加熱室内の温度コントロールとリン
クさせながらも特に電装部に注目した冷却制御を行うこ
とも必要とされる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1,2記載
の各発明は、以上のような課題を解決することを目的と
してなされたものであって、各々次のように構成されて
いる。
【0008】すなわち、先ず本願請求項1記載の発明
は、加熱室内の空気を換気するとともに電装部にも通風
するファンと、加熱室に設けられていて加熱室内の温度
を検出することによって、調理メニューに応じて加熱室
内の温度をコントロールする温度センサと、調理すべき
調理メニューを選択設定する調理メニュー設定手段と、
ヒータ出力によって被加熱物を加熱する加熱手段と、該
加熱手段の加熱調理条件を上記調理メニュー設定手段に
より設定された調理メニューに対応して設定する調理条
件設定手段と、上記温度センサにより検出された加熱室
内の温度が所定の設定値以上になった時に上記ファンを
回転させるファン制御手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0009】次に本願請求項2記載の発明は、加熱室内
の空気を換気するとともに電装部にも通風するファン
と、電装部に設けられた電装部の温度を検出する第1の
温度センサと、加熱室と設けられた加熱室内の温度を検
出する第2の温度センサと、調理すべき調理メニューを
選択設定する調理メニュー設定手段と、ヒータ出力によ
って被加熱物を加熱する加熱手段と、該加熱手段の加熱
調理条件を上記調理メニュー設定手段により設定された
調理メニューに対応して設定する調理条件設定手段と、
上記第2の温度センサにより検出された加熱室内の温度
が設定値以上になった時に上記ヒータ出力をOFFにす
るヒータ制御手段と、上記第1の温度センサにより検出
された電装部の温度が設定値以上になった時に、当該設
定値を超える温度値に応じた時間上記ファンを回転させ
るファン制御手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】先ず本願請求項1記載の発明の電気オーブンで
は、上述の如く、先ずその基本となる調理加熱システム
の構成として、加熱室に設けられていて、加熱室内の温
度を検出することによって調理メニューに応じて加熱室
内の温度をコントロールする温度センサと、調理すべき
調理メニューを選択設定する調理メニュー設定手段と、
ヒータ出力によって被加熱物を加熱する加熱手段と、該
加熱手段の加熱調理条件を上記調理メニュー設定手段に
より設定された調理メニューに対応して設定する調理条
件設定手段とを備えており、オート又はマニュアル何れ
かの方法による加熱量、加熱温度、加熱時間、加熱パタ
ーン等任意の調理条件の設定と該設定条件下での被加熱
物の適切なヒータ加熱制御が可能となっている。
【0011】そして、さらに該基本構成において、上記
のように加熱室に設けられ、加熱室内の温度を検出する
ことによって調理メニューに応じて加熱室内の温度をコ
ントロールする温度センサにより検出された加熱室内の
温度が、さらに当該調理メニューに応じた加熱室内温度
コントロール用の通常の設定温度に比べて相当に高い電
装部の保護を必要とする設定温度以上になった時には、
ヒータ出力のON,OFF状態如何に関係なく、例えば
上記加熱室内の空気を換気するとともに電装部にも通風
するファンを所定時間内回転させるファン制御手段とを
設けており、加熱室内の温度が或る値以上となって電装
部の温度が上昇し、当該電装部の保護を必要とするよう
な状態になると、ヒータ出力の制御に関係なく、ファン
が所定時間内駆動されて電装部の冷却・換気が行なわれ
る。
【0012】この結果、上記加熱室内の温度が電装部の
保護を目的として設定されている加熱室内の温度がファ
ン制御開始のための設定温度よりも高ければ、速やかに
所定時間内ファンが回転されて同設定温度よりも低くな
るような電装部冷却制御がなされ、電子部品等の保護が
図られることになる。その結果、断熱設計も楽になる。
また、それに伴って加熱室内の温度も適正な温度に応答
性良く低下せしめられ、例えばヒータ出力のOFF状態
をも可及的に短かくすることができる。
【0013】したがって、庫内温度変化に与える影響も
小さくて済み、庫内温度の上下変動幅も小さくなる。
【0014】次に本願請求項2記載の発明の電気オーブ
ンでは、上述の如く、先ずその基本となる調理加熱シス
テムの構成として、調理すべき調理メニューを選択設定
する調理メニュー設定手段と、ヒータ出力によって被加
熱物を加熱する加熱手段と、該加熱手段の加熱調理条件
を上記調理メニュー設定手段により設定された調理メニ
ューに対応して設定する調理条件設定手段とを備えてお
り、オート又はマニュアル何れかの方法による加熱量、
加熱時間、加熱パターン等任意の調理条件の設定と該設
定条件での被加熱物の適切なヒータ加熱制御が可能とな
っている。
【0015】そして、さらに該基本構成において、先ず
上記のように加熱室に設けられた加熱室内の温度を検出
する第2の温度センサと該第2の温度センサにより検出
された加熱室内の温度が設定値以上になった時に上記ヒ
ータ出力をOFFにするヒータ制御手段とが設けられて
おり、加熱室内の温度が被加熱物に対する過加熱又は電
装品の保護上問題となる設定温度以上の状態になった時
には、このヒータ制御手段によりヒータ出力がOFFに
され、それ以上の加熱室内の温度の上昇を停止させると
ともに同温度の低下を促す。
【0016】この結果、加熱室内の温度は次第に下が
る。そして、同加熱室内の温度が上記設定値よりも低く
なると、再び上記ヒータ出力がONにされて再びヒータ
による加熱が始まる。
【0017】しかし、このヒータのON,OFF制御だ
けでは、設定温度コントロールの応答性が悪く、また許
容温度限界が異なる電装品の保護には十分でない。
【0018】そこで、以上の構成において、さらに上記
加熱室内の温度に比べて許容温度が低く、かつ冷却特性
も異なる上記電装部に設けられた電装部の温度を検出す
る第1の温度センサと、該第1の温度センサにより検出
された電装部の温度が保護を必要とする設定値以上にな
った時には、上記ヒータ制御手段によるヒータ出力のO
FFに加えて、その設定値を超える温度値に応じて上記
ファンを所定時間回転させるファン制御手段とを設けて
おり、加熱室内の温度が或る値以上となって電装部の温
度が上昇し、当該電装部の保護を必要とするような状態
になると、ヒータ制御手段のヒータ出力のOFFととも
に、又はそれに優先して例えばファンが、その時の電装
部の許容設定値を超える温度値の高さに応じて決定され
る所定時間内駆動されて確実に電装部の冷却・換気が行
なわれるようになる。
【0019】以上の結果、上記電装部の温度がファン制
御開始のための設定温度よりも高ければ高いほどファン
の回転時間も長くなり、確実かつ速やかに設定温度より
も低くなるような電装部冷却制御がなされ、電子部品等
の保護が図られることになる。その結果、断熱設計も楽
になる。また、それに伴って加熱室内の温度も適正な温
度に応答性良く低下せしめられ、上記ヒータ出力のOF
F状態を可及的に短かくすることができる。
【0020】したがって、庫内温度変化に与える影響も
小さくて済み、庫内温度の上下変動幅も小さくなる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本願請求項1記載の発明
の構成によれば、調理メニューに応じた加熱室室内温度
コントロールのための加熱室内温度検出用の温度センサ
を利用し、加熱室内の温度が通常の調理メニューに応じ
た設定値よりも高い電装部保護のための設定値以上に高
くなり、それによって電装部の温度も許容値以上に高く
なった時には、確実にファン制御が実行され、ヒータ出
力のON,OFFに拘らずファンの駆動によって、加熱
室内の温度はもちろん電装部の温度が速やかに下げられ
て確実に電装部の保護が図られる。従って、製品の信頼
性が高くなる。
【0022】そして、該制御における上記電装部の保護
を目的とするファン制御のための加熱室内設定温度は、
当然電装部の許容温度を考慮して構造特性上から加熱室
内温度と適切にリンクさせて設定され、上記ファンの駆
動開始条件(電装部保護設定温度)が加熱室内温度コン
トロールの見地からも適切となるように決定される。し
たがって、従来のファンのON・OFF制御を伴わない
温度コントロール制御の場合に比べて、庫内温度制御の
応答性が遥かに高くなり、加熱室内温度の上下変動幅が
小さくなる。その結果、被加熱物に対する加熱ムラが生
じにくくなる。また、同温度の最大上昇値が低くなるの
で、筺体各部の断熱、耐熱設計条件も非常に楽になる。
また、電装部の効果的な冷却が可能となるので、信頼性
が向上し、製品寿命自体が延びる。
【0023】しかも、温度センサは調理メニューに応じ
た加熱室内温度コントロール用のものを利用しているの
で、温度センサは1つで足り、低コストでもある。
【0024】また、本願請求項2記載の発明の構成によ
れば、加熱室内温度検出用の温度センサと電装部温度検
出用の温度センサの2組のセンサを適切に組合せ、庫内
温度が設定値以上に高く、かつ電装部の温度も設定値以
上に高い時は、確実にヒータOFFおよびファン駆動制
御が実行され、ヒータのOFFとともにファンの駆動に
よって、庫内温度が速やかに低下せしめられるとともに
電装部の温度が速やかに下げられて電装部の保護が図ら
れる。
【0025】そして、該制御における上記加熱室内設定
温度と電装部設定温度とは、それぞれ当然両者の許容温
度を考慮して構造特性上からも適切にリンクさせて適切
に設定され、上記ファンの駆動開始条件(電装部保護設
定温度)が庫内温度コントロールの見地からも適切とな
るように決定される。したがって、従来のファンのON
・OFF制御を伴わない温度コントロール制御ないし両
者の相関条件を考慮しないファン制御の場合に比べて、
庫内温度制御の応答性が遥かに高くなり、加熱室内温度
の上下変動幅がより一層小さくなる。その結果、被加熱
物に対する加熱ムラが生じにくくなる。また、同温度の
最大上昇値が低くなるので、筺体各部の断熱、耐熱設計
条件も非常に楽になる。また、電装部の効果的な冷却が
可能となるので、信頼性が向上し、製品寿命が相当に延
びる。
【0026】
【実施例】図1〜図3は、後述する本願発明の第1〜第
3の各実施例に共通な電気オーブンの一種であるオーブ
ンタイプの高周波加熱装置(オーブンレンジ)の構成およ
び動作を示している。
【0027】先ず図1および図2は、当該高周波加熱装
置1の全体的な構造(筺体構造)を示すもので、その筺体
1aの内側には加熱室(調理物収納庫)2が設けられてい
る。そして、該加熱室2の底部には調理物載置用のター
ンテーブル3が回転可能に設置されている。また該加熱
室2の正面側開口部19にはファィンダー部17を形成
したドア16が上下方向に開閉可能な状態で取付けられ
ている。また、ドア16に対応した本体部側には、ドア
スイッチ18が設けられている。
【0028】一方、上記筺体1a正面側の上記加熱室2
の開口部19の右側部には当該高周波加熱装置の各種の
機能を操作・制御するための操作パネル部26が設置さ
れている。該操作パネル部26には、例えば図2に詳細
に示すように、先ず上方側から下方側にかけて、表示部
(液晶表示部)34、マニュアルメニュー用の加熱時間設
定キー(5分用27a、1分用27b、10秒用27cの3
つのキーよりなる)、手動加熱キー群(生もの解凍、トー
スター、ピザ加熱、おかゆの4つのキーよりなる)2
9、自動加熱キー群(酒のかん、トースト、冷凍トース
ト、炊飯の4つのキーよりなる)30、マニュアルメニ
ュー指定キー41、オートメニュー指定キー42が各々
適切に操作性良く配設されている。
【0029】また、図1から明らかなようにドア16の
ファインダー17下方には、左側から右側方向に仕上り
調節キー37、リメニューキー39、トーストキー30
c、解凍キー30b、あたため・スタートキー30a、取
消キー28などの日常使用頻度が高いドアキー群38が
設けられている。
【0030】そして、上記操作パネル部26の表示部3
4には、例えば上述した各種の操作キーがON操作され
ると、それに対応して各種の選択設定状態が表示される
ようになっている。
【0031】該操作パネル部26および上述のドアキー
群38は各々相互に接続され、例えば図3に示すように
マイクロコンピュータを中心として構成されたオーブン
レンジコントロール用の制御ユニット20とデータバス
およびコントロールバスを介して接続されていて自由に
入出力信号の送受が行えるようになっている。
【0032】さらに、同図3から明らかなように、上記
高周波加熱装置1の筺体1a内部には、上記加熱室2内
のターンテーブル3上に載置された調理皿5上の被加熱
物40にマイクロ波を放射吸収させることによって加熱
するマグネトロン13と、当該加熱室2内の被加熱物を
必要に応じてヒータ加熱する上下ヒータHu,Hdおよび
ヒータ回路35と、換気用のファン12aおよびファン
モータ12とが各々図示のように設置されている。そし
て、上記制御ユニット20とターンテーブルモータ4と
の間にはターンテーブルモータ駆動回路24が、また同
制御ユニット20と上記ファンモータ12との間にはフ
ァンモータ駆動回路25が、さらに同制御ユニット20
と上記マグネトロン13との間にはマグネトロン駆動部
22が各々介設されている。上記ターンテーブルモータ
4部には、重量センサ36が設けられ、該重量センサ3
6で検出された検出値Kは調理物の量(重量)の判定に使
用される。さらに、符号37は電源回路であり、AC電
源100(V)からの電源電圧を上記マグネトロン駆動部
22、ターンテーブルモータ駆動回路24、ファンモー
タ駆動回路25に分配供給する。
【0033】上記ファン12aは、加熱室内温度のコン
トロールや電装部保護のための冷却、煮込み状態の換気
などに使用される一方、例えばオート「あたため加熱」連
続加熱時の加熱実行前の加熱室内湿度の排気などにも使
用される。
【0034】一方、図示の如く、上記筺体1aの一側壁
31側には外気導入口8が、また他側壁32側には排気
口11が各々形成されているとともに、それらの間の加
熱室2の両側壁6,7部には換気口9,10がそれぞれ形
成されている。そして、上記外気導入口8と換気口9と
の間には上記ファンモータ12によって駆動される上述
のファン12aが介設されていて、上記外気導入口8か
ら導入された外気が図示矢線で示すように先ずマグネト
ロン13を冷却した後、加熱室2上部を経て調理中の臭
気や水蒸気を吸収して排気口11側から排出させて行く
ような送風通路構造になっている。なお、上記換気口1
0と排気口11との間は、ダクト部14に形成されてい
る一方、該ダクト部14の通路途中には同通路内に臨ん
で加熱時、沸騰時および保温時などの湿度を検出する湿
度センサ15が設置されている。そして、該湿度センサ
15の出力信号Vsは所定の検知部23を介して上記制
御ユニット20に入力されてメモリされるようになって
いる。
【0035】また、上記マグネトロン13周辺の電装部
には電装部の温度を検出する第1のサーミスタTHA
が、さらに上記加熱室2の天井部には加熱室2内の温度
を検出し、調理メニューに応じて加熱室2内の温度をコ
ントロールする一方、加熱室2内の温度が上記調理メニ
ューに応じた設定温度よりも高い電装部の保護を必要と
する設定温度異常になった時にファンモータ12を駆動
する第2のサーミスタTHBが設けられており、それら
の各出力も上記検知部23を介して上記制御ユニット2
0に入力されてメモリされるようになっている。
【0036】上記制御ユニット20は、例えばオート
「あたため加熱」調理時において上記湿度センサ15によ
り上記被加熱物40から出る蒸気量が所定の設定値Vs1
以上となったことが検出された時には上記マグネトロン
駆動部22をOFF作動させてマグネトロン13の駆動
を停止させる。また一方、オート「煮込みメニュー」など
の時において、上記被加熱物が沸騰状態になったことが
検出された時は、そのレベルに応じて以後の煮込み工程
における上記マグネトロン13の加熱出力を例えば自動
的に調整し、吹きこぼれが生じないような適切な煮込み
加熱状態を実現する一方、必要に応じ調理完了後の保温
状態では検出湿度に応じて上記重量センサ36の出力に
応じて設定された保温出力を更に細かくコントロールす
るようになっている。
【0037】また、上記ドアキー群38のリメニューキ
ー39は、連続加熱操作時において、前回の調理メニュ
ープログラムにかかる実行内容をそのまま繰り返して実
行させるのに使用されるようになっている。
【0038】(1) 第1実施例 ところで、上記構成のオーブン型高周波加熱装置では、
先ず第1の実施例として上記加熱室2内の温度(庫内温
度)TBを上記のように調理メニューに対応した加熱室
内温度コントロール用又は調理物温度検出用の第2のサ
ーミスタTHBのみで検知し、該検知温度TBが通常の
調理メニューに対応した加熱室内温度コントロール用の
設定温度よりも高い所定の設定値以上になると、上記上
下ヒータHu,HdをOFFにすると同時に換気用のファ
ン12aを駆動して速やかに同加熱室2内の温度TBを
下げ、再び上下ヒータHu,HdをONにして良好な加熱
状態を実現することにより、上下ヒータHu,HdのON
/OFF制御による加熱室2内温度(庫内温度)の上下変
動幅をできるだけ小さく平滑化して可及的に加熱ムラの
発生を防止する庫内温度コントロールシステムが採用さ
れている。
【0039】そこで、次に該第1実施例による庫内温度
コントロールシステムの具体的な制御内容について図4
のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0040】すなわち、上下ヒータHu,Hdによる加熱
制御を伴う調理制御を開始後、先ずステップS1で上記
上下ヒータHu,HdをONにする一方、ファン12aをO
FFにして加熱室2内の温度TBを速やかに立ち上げ
る。
【0041】その後、ステップS2に進み、上記第2の
サーミスタTHBの検出出力を読み込む。そしてステッ
プS3で、上記読み込まれた第2のサーミスタTHBの
検出出力値、すなわち加熱室2内の温度TBが調理メニ
ューに応じた加熱室内温度コントロール用の設定値とは
別に予じめ設定された上記コントロール値よりも高い所
定の設定値Ts以上となっているか否かを判断し、NO
の時は上記ステップS1〜S3の動作を繰り返すことによ
り上下ヒータHu,HdのONによる加熱状態と温度チェ
ックを継続する。
【0042】他方、上記加熱室2内の温度TBが上記設
定値Ts以上になると、ステップS4に進んで過熱防止を
目的とする温度コントロールのために、ステップS4
上下ヒータHu,HdをOFFにするとともに、ステップ
5でファン12aをONにして加熱室2内の換気を行な
い、速やかに加熱室庫内温度を下げる。これにより、マ
グネトロン13周辺に外気が導入されて各種電装部品の
保護が図られるとともに被加熱物に対する過加熱が防止
される。
【0043】次に、ステップS6に進んで、再び上記第
2のサーミスタTHBの検出出力を読み込み、ステップ
7で該検出出力値TBが上記設定値Tsよりも低くなっ
ているか否かを判断する。その結果、NOの時(未だ庫
内温度TBが上記設定値Ts以上の時)は、上記ステップ
4〜S7の動作を継続して加熱室内温度を速やかに低下
させる。
【0044】そして、以上の動作により、加熱室内温度
TBが低下して上記設定値Tsよりも低くなると(YE
S)、ステップS8で調理メニューに対応して予じめ設定
されているタイマーの設定時間tが経過してタイマーが
OFF(t=0)になったか否かを判定する。
【0045】該判定の結果、NOの未だ設定された加熱
時間tが経過していなくてタイマーがOFFになってい
ない時は、再び上記ステップS1側にリターンして、再
び上下ヒータHu,HdをONに、またファン12aをOF
FにしてステップS1〜S7までの上記加熱制御および過
熱防止温度コントロール制御(上下ヒータHu,HdのON
・OFFおよびファン12aのOFF・ON)を実行す
る。
【0046】この結果、該構成によれば図5に示すよう
に、従来のようなファンのON・OFF制御を伴わない
温度コントロール制御に比べて、温度制御の応答性が遥
かに高くなり、加熱室内温度TBの上下変動幅が小さく
なる。その結果、被加熱物に対する加熱ムラが生じにく
くなる。また、同温度の最大上昇値が低くなるので、筺
体各部の断熱、耐熱設計条件も楽になる。
【0047】一方、上記ステップS8で設定された加熱
時間tが経過してタイマーがOFFになったYESの時
は、ステップS9に進んで、上記上下ヒータHu,Hdおよ
びファン12aを完全にOFF処理して、制御を終了す
る。
【0048】以上のように、本実施例の構成によれば、
調理メニューに応じて加熱室2内の温度をコントロール
するための第2のサーミスタTHBを利用し、加熱室2
内の温度が通常の調理メニューに応じた加熱室内温度コ
ントロール用の設定値よりも高い電装部保護のための設
定値Ts以上に高くなったような時には、確実にファン
12aの駆動制御が実行され、ヒータHu,HdのOF
Fに加えてファン12aの駆動によって、加熱室2内の
温度が速かに低下せしめられて過加熱が防止される。ま
た、それに対応して必然的に電装部の温度が速やかに下
げられて確実に電装部の保護が図られる。従って、製品
の信頼性も高くなる。
【0049】したがって、従来のファン12aのON・
OFF制御を伴わない加熱室内温度コントロール制御の
場合に比べて、加熱室2内の温度制御の応答性が遥かに
高くなり、加熱室2内温度の上下変動幅が小さくなる。
その結果、被加熱物に対する加熱ムラが生じにくくな
る。また、同温度の最大上昇値が低くなるので、筺体各
部の断熱、耐熱設計条件も楽になる。また、電装部の効
果的な冷却が併せて可能となるので、上述のように信頼
性が向上し、その結果、製品寿命が延びることにもな
る。
【0050】しかも、第2のサーミスタTHBは調理メ
ニューに応じた加熱室内温度コントロール用のものを利
用しているので、温度センサは1つで足り、低コストで
ある。
【0051】(2) 第2実施例 図1〜図3に示したようなオーブン型の高周波加熱装置
では、上述した上下ヒータHu,Hdによる加熱時に、上
記庫内温度の上昇とともに特に電装部の温度が上昇しす
ぎて電子部品の寿命を短くしたり、損傷を生じる等の問
題も同時に生じる。そこで、該問題に対する対策として
上記ファン12aを常時ON作動させることが考えられ
るが、そのようにすると、加熱室2の温度が下がりすぎ
てヒータON時に加熱室内温度が上昇しにくく熱効率が
悪くなって、やはり温度変動幅を大きくする欠点があ
る。
【0052】本実施例は、このような問題を解決するこ
とを目的として構成されたもので、例えば図6のフロー
チャートに示すように電装部自体の温度に応じてファン
12aのON/OFF制御を行うようにしたことを特徴
とするものである。
【0053】すなわち、先ずステップS1でヒータ加熱
を伴うオーブン調理がスタートしたか否かを判定し、Y
ESになると、次にステップS2,S3に進んで、上述し
た上下ヒータHu,Hdを各々所定のデューティー比でO
N/OFF制御することによりヒータ加熱を実行(開始)
する。
【0054】その後、ステップS4に進んで、上記電装
部側の温度を直接検出する第1のサーミスタTHAの温
度検出値TAを読み込み、続くステップS5で該温度検
出値TAが電装部の許容温度限界を考慮して予じめ設定
した所定の基準温度T1(例えばT1=60℃)以上に高く
なっているか否かを判定する。
【0055】その結果、YESと判定されると、上記フ
ァン12aを所定の回転速度で緩やかに断続回転させる
ファン制御を開始する。該ファン断続回転制御のON
(回転)・OFF(非回転)時間の内のON時間tonは、例
えば次式に基いて演算され、toff時間を一定(例えば6
秒)として上記第1のサーミスタTHAの温度検出値T
Aが上記基準温度T1よりも高くなるほどON(回転)時
間tonが長くなるように設定される。
【0056】 ton(秒)=(TA−T1)/K 但し、Kは定数 この結果、上記電装部の温度TAがファン制御開始のた
めの設定された基準温度T1よりも高ければ高いほどフ
ァンの回転時間tonも長くなり、速やかに基準温度T1
りも低くなるような温度冷却制御がなされ、電子部品等
の保護が図られることになる。その結果、断熱設計も楽
になる。
【0057】しかも、該制御では、ファン12aは所定
の回転速度で緩やかに回されるから、庫内温度変化に与
える影響も小さくて済む。そして、該制御が終わると、
続いてステップS7の設定時間tの経過判定を行う。
【0058】一方、上記ステップS5の温度判定の結
果、上記第1のサーミスタTHAの温度検出値TAが上
記基準値T1以上となっていないNO判定の時は、上記
ステップS6のファン制御を行うことなく、ステップS7
に進む。
【0059】ステップS7では、上記オーブン調理用の
設定時間tが経過(t=0)したか否かを判定し、YES
(経過)の時は、上記上下ヒータHu,HdをOFFにした
上で制御を終了する。
【0060】他方、未だ設定時間tが経過していないN
O判定の時は、さらにステップS8に進んで今度は上記
加熱室内温度TBを検出する第2のサーミスタTHBの
同温度検出値TBが加熱室内温度から見て電装部の保護
を必要とする所定の基準温度T2(例えばT2=100℃)
以上となっているか否かを判定し、その結果、YESの
時はステップS9で上記上下ヒータHu,Hdを共にOFF
にして先ず加熱室2内の温度上昇を停止させた後、再び
上記ステップS4以下の制御を行って電装部の温度TA
に応じたファン制御を実行する。この結果、庫内温度T
Bも設定基準値T2以上に高く、かつ電装部の温度TA
も上記設定値T1以上に高い時は、確実にファン制御が
実行され、上下ヒータHu,HdのOFFとともに該ファ
ン12aの駆動によって電装部の温度が速やかに下げら
れて電装部の保護が図られると同時にヒータOFF後の
庫内温度TBも速やかに低下せしめられ、上記第1実施
例と同様の庫内温度の変動幅を小さくする作用効果を得
ることができる。
【0061】他方、上記ステップS8でNOと判定され
た、未だ加熱室内温度TBが上記設定基準温度T2以上
には上昇していない時又は上記ファン制御を実行した結
果、庫内温度TBが上記設定基準温度T2よりも低下し
た時には、ステップS2,S3にリターンして、再び上下
ヒータHu,Hdをデューティー制御してオーブン加熱を
開始し、さらに上記ステップS4以下の制御を設定時間t
が経過するまで繰り返す。
【0062】以上のように、本実施例の構成によれば、
上述した加熱室内温度検出用の第2のサーミスタTHB
と電装部温度検出用の第1のサーミスタTHAの2組の
センサを適切に組合せ、加熱室2内の温度が設定値T2
以上に高く、かつ電装部の温度も設定値T1以上に高い
時は、確実に上下ヒータHu,HdのOFFおよびファン
12aの駆動制御が実行され、上下ヒータHu,HdのO
FFとともにファン12aの駆動によって、加熱室2内
の温度が速やかに低下せしめられるとともに電装部の温
度が速やかに下げられて電装部の保護が図られる。
【0063】そして、該制御における上記加熱室2内の
設定温度T2と電装部の設定温度T1とは、それぞれ当然
両者の許容温度を考慮して構造特性上からも適切にリン
クさせて適切に設定され、上記ファン12aの駆動開始
条件(電装部保護設定温度)が加熱室2内温度コントロ
ールの見地からも適切となるように決定される。したが
って、従来のファン12aのON・OFF制御を伴わな
い温度コントロール制御ないし両者の相関条件を考慮し
ないファン制御の場合に比べて、加熱室内温度制御の応
答性が遥かに高くなり、加熱室内温度の上下変動幅がよ
り一層小さくなる。その結果、被加熱物に対する加熱ム
ラが生じにくくなる。また、同温度の最大上昇値が低く
なるので、筺体各部の断熱、耐熱設計条件も楽になる。
また、電装部の効果的な冷却が可能となるので、信頼性
が向上し、製品寿命が延びる。
【0064】(3) 第3実施例 上記第2実施例では、庫内温度および電装部温度コント
ロールのためのヒータおよびファンのON/OFF制御
を加熱室内温度検出用のサーミスタTHBと電装部温度
検出用のサーミスタTHAとの2組の専用サーミスタを
用いて行うようにしたが、該システムでは2組のサーミ
スタを必要とし、どうしてもコストが高くなる。
【0065】そこで、本実施例では、図7のフローチャ
ートに示すように加熱室内温度検出用のサーミスタTH
B単独の温度検出データTBのみを用いて上記第2実施
例と略同様の制御を実現したことを特徴とするものであ
る。
【0066】すなわち、先ずステップS1でヒータ加熱
を伴うオーブン調理がスタートしたか否かを判定し、Y
ESになると、次にステップS2,S3に進んで、上述し
た上下ヒータHu,Hdを各々所定のデューティー比でO
N/OFF制御することによりヒータ加熱を実行(開始)
する。
【0067】その後、ステップS4に進んで、上記加熱
室2側の第2のサーミスタTHBの温度検出値TBを読
み込み、続くステップS5で先ず該温度検出値TBが伝
熱構造を考慮した加熱室2内の温度に対する電装部温度
の相関特性から決定した電装部の電装品の保護を必要と
する予じめ設定した所定の基準温度T1′(例えばT1
は、電装部の温度が60℃に上昇する加熱室内温度)以
上に高くなっているか否かを判定する。
【0068】その結果、YESと判定されると、上記フ
ァン12aを所定の回転速度で緩やかに断続回転させる
ファン制御を開始する。該ファン断続回転制御のON
(回転)・OFF(非回転)時間の内のON時間tonは、例
えば次式に基いて演算され、toff時間を一定(例えば6
秒)として上記第2のサーミスタTHBの温度検出値T
Aが上記基準温度T1よりも高くなるほどON(回転)時
間tonが長くなるように設定される。
【0069】 ton(秒)=(TA−T1)/K 但し、Kは定数 この結果、加熱室内温度TBから判定した上記電装部の
温度TAがファン制御開始のための設定された基準温度
1′よりも高ければ高いほどファン12aの回転時間to
nも長く(回転風量も大に)なり、速やかに基準温度T1
よりも低くなるような温度への冷却制御がなされ、電子
部品等の保護が図られることになる。その結果、断熱設
計も楽になる。
【0070】しかも、該制御では、ファン12aは所定
の回転速度で緩やかに回されるから、加熱室内温度変化
に与える影響も小さくて済む。そして、該制御が終わる
と、続いてステップS7の設定時間tの経過判定を行う。
【0071】一方、上記ステップS5の温度判定の結
果、上記第2のサーミスタTHBの温度検出値TBが上
記基準値T1′以上となっていないNO判定の時は、上
記ステップS6のファン制御を行うことなく、ステップ
7に進む。
【0072】ステップS7では、上記オーブン調理用の
設定時間tが経過(t=0)したか否かを判定し、YES
(経過)の時は、上記上下ヒータHu,HdをOFFにした
上で制御を終了する。
【0073】他方、未だ設定時間tが経過していないN
O判定の時は、さらにステップS8に進んで今度は上記
加熱室内温度TBを検出する第2のサーミスタTHBの
同温度検出値TBが第2実施例同様の所定の基準温度T
2(例えばT2=100℃)以上となっているか否かを判定
し、その結果、YESの時はステップS9で上記上下ヒ
ータHu,Hdを共にOFFにした後、再び上記ステップ
4以下の制御を行って電装部の温度TAに応じたファ
ン制御を実行する。この結果、庫内温度TBそのもの
が、ヒータのOFFコントロールを必要とする設定基準
値T2以上に高く、かつ電装部の保護温度(60℃)に対
応した上記設定値T1′以上に高い時は、確実にファン
制御が実行され、該ファン12aの駆動によって電装部
の温度が速やかに下げられて電装部の保護が図られると
同時にヒータOFF後の加熱室内温度TBも速やかに低
下せしめられ、上記第1実施例と同様の加熱室内温度の
変動幅を小さくする作用効果を得ることができる。
【0074】他方、上記ステップS8でNOと判定され
た、未だ加熱室内温度TBが上記設定基準温度T2以上
には上昇していない時又は上記ファン制御を実行した結
果、庫内温度TBが上記設定基準温度T2よりも低下し
た時には、ステップS2,S3にリターンして、再び上下
ヒータHu,Hdをデューティー制御してオーブン加熱を
開始し、さらに上記ステップS4以下の制御を設定時間t
が経過するまで繰り返す。
【0075】以上のように、本実施例の構成によれば、
調理メニューに応じて加熱室2内の温度をコントロール
するための第2のサーミスタTHBを利用し、加熱室2
内の温度が通常の調理メニューに応じた加熱室内温度コ
ントロール用の設定値よりも高い電装部保護のための設
定値T2以上に高くなり、それによって電装部の温度も
許容値以上に高くなったような時には、確実にファン1
2aの駆動制御が実行され、ヒータHu,HdのOFF
に加えてファン12aの駆動によって、加熱室2内の温
度はもちろん電装部の温度が速やかに下げられて確実に
電装部の保護が図られる。従って、製品の信頼性が高く
なる。
【0076】そして、該制御における上記電装部の保護
を目的とするファン12a制御のための加熱室2内の設
定温度T2は、当然電装部の許容温度を考慮して構造特
性上から加熱室2内の温度と適切にリンクさせて設定さ
れ、上記ファン12aの駆動開始条件(電装部保護設定
温度)が加熱室内温度コントロールの見地からも適切と
なるように決定される。したがって、従来のファン12
aのON・OFF制御を伴わない温度コントロール制御
の場合に比べて、加熱室2内温度制御の応答性が遥かに
高くなり、加熱室2内温度の上下変動幅が小さくなる。
その結果、被加熱物に対する加熱ムラが生じにくくな
る。また、同温度の最大上昇値が低くなるので、筺体各
部の断熱、耐熱設計条件も楽になる。また、電装部の効
果的な冷却が可能となるので、信頼性が向上し、製品寿
命が延びる。
【0077】しかも、第2のサーミスタTHBは調理メ
ニューに応じた加熱室内温度コントロール用のものを利
用しているので、温度センサは1つで足り、低コストで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1〜第3実施例に係るオ
ーブン型高周波加熱装置の筺体部構造を示す正面図であ
る。
【図2】図2は、同装置のドアパネル内側のメイン操作
パネル部の構造を示す斜視図である
【図3】図3は、同装置の制御回路部の構成を中心とし
て示すブロック図である。
【図4】図4は、同装置の制御ユニットによる本願発明
第1実施例のオーブン加熱調理時の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図5は、従来例と本願発明の第1実施例に係る
オーブン型高周波加熱装置の各温度制御特性を相互に対
比して示すタイムチャートである。
【図6】図6は、上記装置の制御ユニットによる本願発
明第2実施例のオーブン加熱調理時の制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】図7は、上記装置の制御ユニットによる本願発
明第3実施例のオーブン加熱調理時の制御動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1aは筺体部、2は加熱室、3はターンテーブル、5は
調理皿、12aはファン、13はマグネトロン、15は
湿度センサ、20は制御ユニット、22はマグネトロン
駆動部、36は重量センサ、38はドアキー群、39は
リメニューキー、Huは上ヒータ、Hdは下ヒータ、TH
Aは第1のサーミスタ、THBは第2のサーミスタであ
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室内の空気を換気するとともに電装
    部にも通風するファンと、加熱室に設けられていて加熱
    室内の温度を検出することによって 調理メニューに応
    じて加熱室内の温度をコントロールする温度センサと、
    調理すべき調理メニューを選択設定する調理メニュー設
    定手段と、ヒータ出力によって被加熱物を加熱する加熱
    手段と、該加熱手段の加熱調理条件を上記調理メニュー
    設定手段により設定された調理メニューに対応して設定
    する調理条件設定手段と、上記温度センサにより検出さ
    れた加熱室内の温度が電装品の保護を必要とする所定の
    設定値以上になった時に上記ファンを回転させるファン
    制御手段とを設けたことを特徴とする電気オーブン。
  2. 【請求項2】 加熱室内の空気を換気するとともに電装
    部にも通風するファンと、電装部に設けられた電装部の
    温度を検出する第1の温度センサと、加熱室に設けられ
    た加熱室内の温度を検出する第2の温度センサと、調理
    すべき調理メニューを選択設定する調理メニュー設定手
    段と、ヒータ出力によって被加熱物を加熱する加熱手段
    と、該加熱手段の加熱調理条件を上記調理メニュー設定
    手段により設定された調理メニューに対応して設定する
    調理条件設定手段と、上記第2の温度センサにより検出
    された加熱室内の温度が設定値以上になった時に上記ヒ
    ータ出力をOFFにするヒータ制御手段と、上記第1の
    温度センサにより検出された電装部の温度が設定値以上
    になった時に当該設定値を超える温度値に応じた時間上
    記ファンを回転させるファン制御手段とを設けたことを
    特徴とする電気オーブン。
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