JP2000213749A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2000213749A
JP2000213749A JP11018150A JP1815099A JP2000213749A JP 2000213749 A JP2000213749 A JP 2000213749A JP 11018150 A JP11018150 A JP 11018150A JP 1815099 A JP1815099 A JP 1815099A JP 2000213749 A JP2000213749 A JP 2000213749A
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JP
Japan
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heating
temperature
heater
food
microwave heating
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JP11018150A
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Mika Yadono
美香 宿野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温機能を備えたものにあって、食品が一旦
温度低下してしまうことを極力抑えながらも、食品を適
温に保温する。 【解決手段】 保温運転が開始されると、制御回路は、
上ヒータ及び下ヒータによるヒータ加熱を105秒実行
し、マグネトロンによるマイクロ波加熱を15秒実行す
ることを、120秒周期にて交互に繰返す複合加熱を実
行する。この複合加熱を、温度センサの検出する加熱調
理室内の温度が設定温度(100℃)に至るまで継続し
て実行し、その後は、庫内温度に基づき、上,下ヒータ
をオン,オフ制御するヒータ加熱を実行する。これによ
り、マイクロ波加熱によって食品を直接的に加熱して温
度低下を抑制しながら、食品を適温(ほぼ80℃)で保
温することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理済みの食
品を加熱調理室内で保温する保温機能を備えた加熱調理
器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば電子レンジ等の
加熱調理器においては、加熱調理済みの食品を加熱調理
室内で例えば80℃程度の温度に保温する保温機能を付
加することが考えられている。ところが、マイクロ波加
熱は、食品の温度を一定に保持する目的には適しておら
ず、食品を適温に保温するための制御は難しいものとな
っていた。このため、マイクロ波加熱を用いた保温で
は、食品が加熱され過ぎたり、加熱不足となることが起
こりやすいものとなっていた。
【0003】そこで、ヒータ付きの電子レンジにおい
て、ヒータ加熱により食品を保温することが考えられ
る。このヒータ加熱によれば、加熱調理室の庫内温度
を、食品の保温温度よりやや高めとなるように制御する
ことにより、食品を適温に保温することが可能となる。
【0004】しかしながら、このようにヒータ加熱によ
り食品の保温を行うものにあっては、例えば加熱調理室
内が常温である状態から保温運転を開始した場合、加熱
調理室の温度が保温に適した温度(例えば100℃)に
立上るまでにある程度の時間がかかるので、庫内温度が
立上るまでの間に食品の温度が一旦大きく低下してしま
う事情があり、また、ヒータ加熱では、一旦下がった食
品の温度を目的とする保温温度まで上げるのに時間がか
かる事情がある。このため、食品の温度が低くなった状
態が比較的長い時間継続し、使用者の食品の取出しタイ
ミングによっては、必ずしも適温に保温されていないケ
ースが多くなることが考えられる。また、一旦温度が下
がることによって、食品の風味が低下するといった虞も
ある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、保温機能を備えたものにあって、食品
が一旦温度低下してしまうことを極力抑えながらも、食
品を適温に保温することが可能な加熱調理器を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の加熱
調理器は、食品が配置される加熱調理室と、この加熱調
理室内にマイクロ波を供給するマイクロ波加熱手段と、
前記加熱調理室内をヒータ加熱するヒータ加熱手段と、
前記マイクロ波加熱手段及びヒータ加熱手段を制御して
前記食品を所定の保温温度に保温する保温運転制御手段
とを具備する構成に特徴を有する。
【0007】ここで、ヒータ加熱は、主に加熱調理室内
の雰囲気温度を高めることによっていわば間接的に食品
を加熱するものであり、制御が容易で食品を適温に保温
することに有効となる。これに対し、マイクロ波加熱
は、食品を直接的に加熱するので、食品温度を速やかに
高めることに有効となる。上記構成によれば、保温運転
制御手段は、マイクロ波加熱手段及びヒータ加熱手段を
制御して保温運転を実行するので、ヒータ加熱により食
品を適温で保温できることに加えて、マイクロ波加熱を
組合わせることによって食品の温度低下を抑制すること
ができ、この結果、マイクロ波加熱及びヒータ加熱の各
々の利点を生かしながら食品の保温を行うことができる
ようになる。
【0008】この場合、前記加熱調理室内の温度を検出
する温度検出手段を設け、前記保温運転制御手段を、前
記温度検出手段の検出に基づいてマイクロ波加熱手段及
びヒータ加熱手段を制御する構成とすることができる
(請求項2の発明)。これによれば、加熱調理室内の温
度が食品の保温温度よりやや高めの設定温度となるよう
に、ヒータ加熱手段を制御することによって、食品を適
温で保温でき、そのヒータ加熱手段の制御に併せてマイ
クロ波加熱を組合わせることができる。
【0009】また、前記保温運転制御手段を、保温開始
初期には、加熱調理室内の温度が設定温度となるまで連
続してヒータ加熱を実行させ、その後一定時間のマイク
ロ波加熱を実行させるように構成することもできる(請
求項3の発明)。これによれば、保温開始初期からマイ
クロ波加熱とヒータ加熱との交互加熱を行う場合と比べ
て、調理室内の温度をより速く設定温度まで高めること
ができ、また、マイクロ波加熱を複数回に分けて細切れ
に行う場合と比較してエネルギー効率を良いものとする
ことができる。
【0010】ところで、食品の保温温度は一種類(固定
値)であっても良いが、例えば食品の種類や使用者の好
みに応じて、複数の保温温度のうちいずれかを自動設定
あるいは選択できるようにすれば、有用性をより高いも
のとすることができる。このように複数の保温温度を設
けた場合には、前記保温運転制御手段を、その保温温度
に応じてマイクロ波加熱の実行時間を変更するように構
成することができる(請求項4の発明)。これにより、
マイクロ波加熱を、保温温度に応じた適切な時間実行す
ることができ、ひいては食品の適切な保温を行うことが
できるようになる。
【0011】この場合、保温温度が高いほど、マイクロ
波加熱の実行時間が長く設定されるようにすれば良く
(請求項5の発明)、あるいは、保温温度が高いほど、
ヒータ加熱とマイクロ波加熱との周期的交互加熱におけ
るマイクロ波加熱の実行時間比率を高くするようにして
も良い(請求項6の発明)。これらによれば、保温温度
が高いほど、食品の温度を直接的に上昇させるマイクロ
波加熱の割合を多くすることができ、適切な保温を行う
ことができる。
【0012】ここで、食品をマイクロ波加熱する場合、
過加熱や加熱不足なく保温に適した適度な加熱を行うた
めには、マイクロ波加熱の実行時間を、負荷に応じた適
切なものとすることが望ましい。このとき、食品が量が
多い場合つまり重量が大きいものほど、マイクロ波加熱
の負荷が大きいので、マイクロ波加熱の実行時間を長く
する必要がある。
【0013】そこで、食品の重量を検出する重量検出手
段を設け、前記保温運転制御手段は、前記重量検出手段
の検出した重量が大きいほど、マイクロ波加熱の実行時
間を長く設定するように構成することができ(請求項7
の発明)、これにより、マイクロ波加熱を、食品の量に
応じた適切な時間実行することができ、食品の量の多少
にかかわらず、過加熱や加熱不足なく適切な保温を行う
ことができる。
【0014】この場合、前記重量検出手段の検出した重
量が大きいほど、ヒータ加熱とマイクロ波加熱との周期
的交互加熱におけるマイクロ波加熱の実行時間比率を高
くする構成としても(請求項8の発明)、やはりマイク
ロ波加熱を、食品の量に応じた適切な時間実行すること
ができる。さらには、食品の重量を変数とした一次式を
用いて、マイクロ波加熱の実行時間を設定するようにし
ても良く(請求項9の発明)、これにて、マイクロ波加
熱の実行時間を、食品の量に応じてより細かく設定する
ことが可能となる。
【0015】さらには、保温開始から加熱調理室内の温
度が設定温度となるまでに要する立上り時間は、食品の
量が多いほど遅くなり、これと共に、食品の初期温度が
低い場合にも遅くなると考えられ、つまり立上り時間に
よって、食品の量や初期温度を間接的に推定することが
できる。そこで、保温運転制御手段を、保温開始から加
熱調理室内の温度が設定温度となるまでに要した立上り
時間に応じて、以降のマイクロ波加熱の実行時間を変更
するように構成することもできる(請求項10の発
明)。
【0016】これによれば、立上り時間によって、食品
の量あるいは初期温度を間接的に推定することができ、
マイクロ波加熱の実行時間を、それらに応じた適切なも
のとすることができる。この場合、立上り時間が長いほ
ど、マイクロ波加熱の実行時間を長く設定したり(請求
項11の発明)、立上り時間が長いほど、ヒータ加熱と
マイクロ波加熱との周期的交互加熱におけるマイクロ波
加熱の実行時間比率を高くしたりする(請求項12の発
明)ことができ、いずれも、マイクロ波加熱を、食品の
量や初期温度に応じた適切な時間実行することができ
る。
【0017】あるいは、加熱調理室内の初期温度によっ
ても、食品の温度低下の度合が変化するので、保温運転
制御手段を、加熱調理室内の初期温度に応じてマイクロ
波加熱の実行時間を変更するように構成することもでき
(請求項13の発明)、これにて、マイクロ波加熱の実
行時間を、加熱調理室の初期温度に応じた適切なものと
することが可能となる。
【0018】そして、保温開始初期におけるヒータ加熱
時の食品の温度低下は、加熱調理室の温度が食品の温度
よりも低いことに起因して生ずるので、加熱調理室内の
初期温度が十分に高いものであれば、ヒータ加熱のみで
も食品の温度低下を招くことはない。そこで、保温運転
制御手段を、加熱調理室内の初期温度が所定温度以下の
ときに、マイクロ波加熱とヒータ加熱とのコンビネーシ
ョン加熱を実行させ、加熱調理室内の初期温度が所定温
度を越えていたときには、ヒータ加熱を実行させるよう
に構成することができる(請求項14の発明)。これに
よれば、加熱調理室内の初期温度が高いときにマイクロ
波加熱を無駄に行うことを未然に防止し、効率的な保温
運転を行うことができるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をオーブン(ヒー
タ)機能付き電子レンジに適用したいくつかの実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、図1ないし図6を参照して、本発明の第1の実施
例(請求項1,2,14に対応)について述べる。図4
ないし図6は、本実施例に係る加熱調理器(オーブンレ
ンジ)の構成を示している。
【0020】ここで、加熱調理器の本体1内には、前面
開口部が扉2により開閉される矩形箱状の加熱調理室
(オーブン庫)3が設けられ、その右側に機械室4(図
5参照)が設けられている。前記加熱調理室3内の底部
には、焼き網を兼ねる回転網5が設けられ、図6に示す
ように、この回転網5上に、食品(図示せず)が載置さ
れる回転皿6が着脱可能にセットされる。この回転皿6
(回転網5)を回転駆動する駆動軸7は、加熱調理室3
の底壁を貫通し、その下端側にRTモータ8が接続され
ていると共に、食品の重量を検出する重量センサ9が接
続されている。
【0021】前記機械室4内には、図5に示すように、
食品をマイクロ波加熱するためのマイクロ波加熱手段た
るマグネトロン10が配設され、このマグネトロン10
から発振されたマイクロ波は導波管11を通して加熱調
理室3内に供給されるようになっている。また、機械室
4内には、前記マグネトロン9や他の電子部品等を冷却
するための冷却ファン12も設けられている。
【0022】そして、図6に示すように、前記加熱調理
室3の天井部には、例えばランプヒータからなる上ヒー
タ13が設けられると共に、加熱調理室3の底壁部に
は、例えば平面ヒータからなる下ヒータ14が設けられ
ている。これら上下のヒータ13,14が、食品をヒー
タ加熱するヒータ加熱手段として機能する。さらに、図
5に示すように、加熱調理室3の左内側壁部には、該加
熱調理室3内の温度を検出するための温度検出手段とし
て、サーミスタからなる温度センサ15が設けられてい
る。
【0023】一方、図4に示すように、本体1の前面に
は、前記扉2の右側に位置して操作パネル16が設けら
れている。この操作パネル16には、表示部17が設け
られれいると共に、複数個の操作キーを有する操作部1
8が設けられている。詳しい説明は省略するが、この操
作部18には、調理の開始を指示するスタートキー1
9、保温運転を選択するための「保温」キー20、強,
弱が一対となった仕上り調節キー21、取消キー22等
が含まれている。
【0024】そして、前記操作パネル16の裏面側に
は、図3に示す制御回路23が設けられている。この制
御回路23はマイコンを主体として構成され、この制御
回路23には、前記操作部18からのキー操作信号が入
力されるようになっていると共に、前記重量センサ9か
らの重量検出信号や、前記温度センサ15からの温度検
出信号が入力されるようになっている。
【0025】この制御回路23は、前記各入力信号に基
づき、予め記憶された制御プログラムに従って、前記表
示部17の表示を制御すると共に、駆動回路24を介し
て前記RTモータ8、上ヒータ13及び下ヒータ14、
冷却ファン12、マグネトロン10を制御するようにな
っている。これにて、使用者が操作部18を操作して所
望の調理態様(マイクロ波加熱によるレンジ調理,ヒー
タ加熱によるグリル調理等)あるいは調理メニューを選
択し、スタートキー19をオン操作すると、制御回路2
3はいずれかの加熱手段を制御して加熱調理を実行する
ようになっている。
【0026】さて、後の作用説明で詳述するように、制
御回路23は、そのソフトウエア的構成により、使用者
の所定のキー操作(「保温」キー20をオン操作した後
スタートキー19をオン操作する)に基づき、上ヒータ
13及び下ヒータ14並びにマグネトロン10を制御
し、回転皿6上に載置された加熱調理済みの食品を、所
定の保温温度(例えば約80℃)に保温する保温運転を
実行するようになっている。従って、制御回路23が保
温運転制御手段として機能するのである。
【0027】このとき、本実施例では、保温運転を行う
ときに、制御回路23は、前記温度センサ15の検出し
た加熱調理室3内の温度に基づいて、加熱調理室3の庫
内温度が設定温度(保温温度よりもやや高い例えば10
0℃)になるまでは、マグネトロン10によるマイクロ
波加熱と、上ヒータ13及び下ヒータ14によるヒータ
加熱とを併用した複合加熱を実行させ、加熱調理室3の
庫内温度が設定温度に至った後は、上ヒータ13及び下
ヒータ14によるヒータ加熱を実行させるようになって
いる。
【0028】さらに、本実施例では、制御回路23は、
保温運転を行うにあたり、加熱調理室3内の初期温度が
所定温度(例えば150℃)以下かどうかを判断し、所
定温度以下のときに、マイクロ波加熱とヒータ加熱との
複合加熱を実行させるようになっている。これに対し、
直前まで加熱調理室2内でグリル調理を行っていた場合
など、加熱調理室3内の初期温度が所定温度を越えてい
たときには、ヒータ加熱のみを実行させるようになって
いる。
【0029】次に、上記構成の作用について、図1及び
図2も参照して述べる。図2のフローチャートは、保温
運転において制御回路23が実行する制御手順の概略を
示している。また、図1は、保温運転実行時における、
上ヒータ13及び下ヒータ14並びにマグネトロン10
の制御の様子と、食品の温度及び加熱調理室3内の庫内
温度(温度センサ15の検出温度)との関係の一例を示
している。ここでは、食品の初期温度が約80℃、加熱
調理室3内の初期温度が常温(約20℃)の場合を例示
している。
【0030】使用者が、加熱調理済みの食品を保温させ
たい場合には、上述のように、その食品を加熱調理室3
内に収容し、操作パネル16の「保温」キー20をオン
操作した後、スタートキー19をオン操作する。する
と、制御回路23により、図2のフローチャートに示す
ように、保温運転が実行される。
【0031】即ち、スタートキー19がオン操作される
と(ステップS1にてYes)、まずステップS2に
て、温度センサ15により検出された加熱調理室3内の
初期温度が、所定温度(例えば150℃)を越えている
かどうかが判断される。加熱調理室3内の初期温度が1
50℃を越えているときには(ステップS2にてYe
s)、後述するヒータ加熱のみが実行される(ステップ
S5)。
【0032】これに対し、加熱調理室3内の初期温度が
所定温度以下のときには(ステップS2にてNo)、次
のステップS3にて、マグネトロン10によるマイクロ
波加熱と、上ヒータ13及び下ヒータ14によるヒータ
加熱とを併用した複合加熱が実行される。この場合、こ
の複合加熱は、図1に示すように、ヒータ加熱とマイク
ロ波加熱とを所定の周期で交互に行うものであり、例え
ば120秒周期において、ヒータ加熱を105秒実行
し、マイクロ波加熱を15秒実行することが交互に繰返
されるのである。
【0033】この複合加熱は、温度センサ15の検出す
る加熱調理室3内の温度が設定温度(この場合100
℃)に至るまで継続して実行される(ステップS4)。
尚、図1の例では、保温運転開始から約10分で設定温
度に達している。そして、庫内温度が設定温度(100
℃)に至ると(ステップS4にてYes)、ヒータ加熱
に切替えられる(ステップS5)。
【0034】このヒータ加熱は、温度センサ15の検出
する庫内温度に基づき、上,下ヒータ13,14をオ
ン,オフ制御することにより行われ、例えば庫内温度が
100℃を越えると,上,下ヒータ13,14がオフさ
れ、庫内温度が95℃まで下がると、上,下ヒータ1
3,14がオンされるといった制御がなされる。
【0035】このヒータ加熱は、保温運転が終了される
まで継続して実行され(ステップS6)、例えば使用者
が操作パネル16の取消しキー22をオン操作する、あ
るいは保温運転開始から設定時間が経過すると、保温運
転が終了されるのである(ステップS6にてYes)。
尚、上記したように、加熱調理室3内の初期温度が15
0℃を越えていたときにも、このヒータ加熱が実行され
るのであるが、この場合、庫内温度が95℃まで下がっ
た時点で初めて上,下ヒータ13,14がオンされるよ
うになり、保温運転が終了するまで上,下ヒータ13,
14が一度もオンされないケースも考えられる。
【0036】以上のような保温運転がなされることによ
り、図1に示すように、まず、複合加熱実行時において
は、上,下ヒータ13,14がオンされることによって
庫内温度が次第に上昇していくのであるが、食品の温度
よりも庫内温度の方が低い状態では、食品からの放熱が
進んで食品の温度低下を招く虞がある。ところが、12
0秒中に15秒間のマイクロ波加熱が間欠的に行われる
ので、そのマイクロ波加熱時に、食品が直接的に加熱さ
れて温度が速やかに高められ、食品の温度低下が抑制さ
れながら、庫内温度を設定温度(100℃)まで上昇さ
せることができるのである。
【0037】ちなみに、図1には、食品の温度の変動の
様子を示しており、実線が本実施例による保温運転にお
ける温度変化の様子であり、二点鎖線が仮にヒータ加熱
のみで保温運転を実行した場合の食品の温度変化の様子
を示している。さらに、食品を室温放置した場合の、食
品の温度変化の様子を破線で示している。この図1から
も明らかなように、複合加熱が実行されることによっ
て、食品が適切な保温温度(80℃)から大きく温度低
下することがなくなるのである。
【0038】そして、加熱調理室3内の温度が設定温度
に至った後は、ヒータ加熱によって庫内温度を設定温度
(100℃)に維持することにより、マイクロ波加熱を
併用せずとも、食品を適温(ほぼ80℃)で保温するこ
とができるのである。この時期においては、マイクロ波
加熱を用いると、逆に食品の温度が高くなり過ぎてしま
って過加熱となる虞もあり、マイクロ波加熱を無駄に行
うことを未然に防止することができるのである。
【0039】このように本実施例によれば、保温運転を
実行するにあたり、加熱調理室3内の温度が設定温度に
至るまでは、マイクロ波加熱とヒータ加熱とを併用して
各々の利点を生かした複合加熱を実行し、設定温度に至
った後は、温度センサ15の検出に基づくヒータ加熱を
実行するようにしたので、従来のものと異なり、食品が
一旦温度低下してしまうことを極力抑えながらも、食品
を適温に保温することができるという優れた効果を奏す
る。
【0040】また、特に本実施例では、加熱調理室3内
の初期温度が所定温度以下のときに、マイクロ波加熱と
ヒータ加熱との複合加熱を実行させ、加熱調理室3内の
初期温度が所定温度を越えていたときには、ヒータ加熱
のみを実行させる構成としたので、加熱調理室3内の初
期温度が高いとき、つまりヒータ加熱のみでも食品の温
度低下を招くことがないときにマイクロ波加熱を無駄に
行うことを未然に防止し、効率的な保温運転を行うこと
ができるものである。
【0041】(2)第2の実施例 次に、図7を参照しながら、本発明の第2の実施例(請
求項3に対応)について説明する。尚、以下に述べる第
2〜第8の実施例においては、加熱調理器の本体1のハ
ードウエア的構成等については、上記第1の実施例と共
通し、保温運転を実行させる際の制御回路23が実行す
る制御の手法が夫々異なっている。従って、上記第1の
実施例と同一部分については、新たな図示及び詳しい説
明を省略すると共に、符号を共通して使用し、以下、相
違する点についてのみ述べることとする。
【0042】この実施例では、保温運転を実行する際
に、制御回路23は、保温開始初期には、温度センサ1
5の検出する加熱調理室3の庫内温度が設定温度(例え
ば100℃)になるまでは、上ヒータ13及び下ヒータ
14をオンして連続してヒータ加熱を実行し、設定温度
に達したところで、マグネトロン10によるマイクロ波
加熱を一定時間(例えば45秒)実行するようになって
いる。そして、その後は、上記第1の実施例と同様に、
温度センサ15の検出する庫内温度に基づき、上,下ヒ
ータ13,14をオン,オフ制御することによるヒータ
加熱が実行されるようになっている。
【0043】かかる構成によっても、上記第1の実施例
と同様に、マイクロ波加熱を併用することによって、食
品が一旦温度低下してしまうことを極力抑えながらも、
食品を適温に保温することができる。そして、この実施
例では、保温開始初期からマイクロ波加熱とヒータ加熱
との交互加熱を行う場合と比べて、加熱調理室3内の温
度をより速く設定温度まで高めることができ、また、食
品温度の低下度合いが第1の実施例と比べてやや大きく
なるものの、マイクロ波加熱とヒータ加熱との切替え回
数を減らすことにより、マイクロ波加熱を複数回に分け
て細切れに行う場合と比較してエネルギー効率を高いも
のとすることができる。
【0044】(3)第3の実施例 図8は、本発明の第3の実施例(請求項4,5,6に対
応)を示している。この実施例では、複数(3種類)の
保温温度が設けられており、そのうち使用者が所望する
保温温度を選択できるようになっている。即ち、保温温
度として標準(80℃)、強め(100℃)、弱め(6
0℃)の3種類が選択可能とされ、使用者が、「保温」
キー20をオン操作してそのまま保温運転をスタートさ
せれば、「標準」が自動的に選ばれ、「保温」キー20
をオン操作した後、仕上り調節キー21の「強」あるい
は「弱」のいずれかを操作すれば、「強め」あるいは
「弱め」を選択することができるのである。また、上記
各保温温度に対する加熱調理室3内の設定温度は、「標
準」の場合が100℃、「強め」の場合が130℃、
「弱め」の場合が80℃に設定されるようになってい
る。
【0045】そして、この場合、制御回路23は、保温
運転を実行するにあたって、基本的には、第1の実施例
と同様に、加熱調理室3内の温度が設定温度に至るまで
(期間A)は、所定周期(120秒周期)でヒータ加熱
とマイクロ波加熱とを交互に実行するのであるが、保温
温度が高いほど、交互加熱におけるマイクロ波加熱の実
行時間比率を高くするようになっている。これにて、保
温温度に応じてマイクロ波加熱の実行時間が変更され、
保温温度が高いほどマイクロ波加熱の実行時間が実質的
に長くなるようになっている。
【0046】具体的には、保温温度が「標準」の場合に
は、ヒータ加熱を105秒実行し、マイクロ波加熱を1
5秒実行することが交互に繰返され、「強め」の場合に
は、ヒータ加熱を90秒実行し、マイクロ波加熱を30
秒実行することが交互に繰返され、「弱め」の場合に
は、ヒータ加熱を110秒実行し、マイクロ波加熱を1
0秒実行することが交互に繰返されるのである。尚、加
熱調理室3内の温度が設定温度に至った後は、上記第1
の実施例等と同様に、温度センサ15の検出する庫内温
度に基づき、上,下ヒータ13,14をオン,オフ制御
して、ヒータ加熱により庫内温度を設定温度に保つよう
な制御が実行されるようになっている。
【0047】このような実施例によれば、上記第1の実
施例と同様に、食品が一旦温度低下してしまうことを極
力抑えながらも、食品を適温に保温することができる。
しかも、使用者の好みに応じて、複数の保温温度のうち
いずれかを選択できるので、より有用性の高いものとす
ることができる。そして、保温温度が高いほど、食品の
温度を直接的に上昇させるマイクロ波加熱の割合を多く
しているので、食品の温度低下を抑えてより適切な保温
を行うことができるのである。
【0048】(4)第4〜第6の実施例 図9は、本発明の第4の実施例(請求項7,8に対応)
を示しており、図10は、本発明の第5の実施例(請求
項7に対応)を示しており、図11は、本発明の第6の
実施例(請求項7,9に対応)を示している。これら第
4〜第6の実施例においては、制御回路23は、重量セ
ンサ9の検出した食品重量に応じて、マイクロ波加熱と
ヒータ加熱との複合加熱を実行する際の時間を制御する
ようにしている。
【0049】即ち、図9に示す第4の実施例において
は、やはり加熱調理室3内の温度が設定温度(100
℃)に至るまで(期間A)は、所定周期(120秒周
期)でヒータ加熱とマイクロ波加熱とを交互に実行する
のであるが、このとき、食品の重量が500g以下であ
るときには、ヒータ加熱を105秒実行し、マイクロ波
加熱を15秒実行することが交互に繰返され、食品の重
量が501g以上であるときには、ヒータ加熱を90秒
実行し、マイクロ波加熱を30秒実行することが交互に
繰返される。尚、加熱調理室3内の温度が設定温度に至
った後は、やはり温度センサ15の検出に基づき、上,
下ヒータ13,14をオン,オフ制御して、ヒータ加熱
により庫内温度を設定温度に保つような制御が実行され
る。
【0050】この第4の実施例によれば、上記第1の実
施例などと同様に、食品が一旦温度低下してしまうこと
を極力抑えながらも、食品を適温に保温することができ
る。そして、負荷つまり食品の量に応じた適切な時間の
マイクロ波加熱を実行することができ、過加熱や加熱不
足なく保温に適した加熱を行うことができ、この結果、
食品の量の多少にかかわらず、保温温度を維持すること
ができる。
【0051】図10に示す第5の実施例では、上記第2
の実施例と同様に、温度センサ15の検出する加熱調理
室3の庫内温度が設定温度(例えば100℃)になるま
で(期間A)は、連続してヒータ加熱のみを実行し、設
定温度に達したところで、マイクロ波加熱を一定時間
(期間B)実行するようになっている。このとき、食品
の重量が500g以下であるときには、45秒間のマイ
クロ波加熱が実行され、食品の重量が501g以上であ
るときには、90秒間のマイクロ波加熱が実行されるの
である。期間Bの経過後は、ヒータ加熱により庫内温度
を設定温度に保つ制御が実行される。
【0052】図11に示す第6の実施例では、やはり上
記第2の実施例と同様に、温度センサ15の検出する加
熱調理室3の庫内温度が設定温度(例えば100℃)に
なるまで(期間A)は、連続してヒータ加熱のみを実行
し、設定温度に達したところで、マイクロ波加熱を一定
時間(期間B)実行するようになっている。このとき、
その時間Bを、重量センサ9の検出重量Xを変数とした
一次式、B=aX+b(但し、a,bは定数)を用いて
設定するようになっている。期間Bの経過後は、やはり
ヒータ加熱により庫内温度を設定温度に保つ制御が実行
される。
【0053】これら第5及び第6の実施例によれば、上
記第2の実施例と同様に、食品が一旦温度低下してしま
うことを極力抑えながらも、食品を適温に保温すること
ができ、しかもエネルギー効率を高いものとすることが
できる。そして、やはり負荷つまり食品の量に応じた適
切な時間のマイクロ波加熱を実行することができ、過加
熱や加熱不足なく保温に適した加熱を行うことができ、
この結果、食品の量の多少にかかわらず、保温温度を維
持することができるものである。特に、第6の実施例で
は、マイクロ波加熱の実行時間を、食品の量に応じてよ
り細かく設定することができるものである。
【0054】(5)第7の実施例 図12は、本発明の第7の実施例(請求項10,11に
対応)を示している。この実施例では、第2の実施例等
と同様に、温度センサ15の検出する加熱調理室3の庫
内温度が設定温度(例えば100℃)になるまで(期間
A)は、連続してヒータ加熱のみを実行し、設定温度に
達したところで、マイクロ波加熱を一定時間(期間B)
実行するようになっている。このとき、保温開始から加
熱調理室3内の温度が設定温度となるまでに要した立上
り時間に応じて、マイクロ波加熱の実行時間(期間B)
を変更するようになっている。
【0055】具体的には、立上り時間が5分未満であっ
たときには、マイクロ波加熱を45秒間実行し、立上り
時間が5分以上であったときには、マイクロ波加熱を9
0秒間実行するようになっている。期間Bの経過後は、
やはりヒータ加熱により庫内温度を設定温度に保つ制御
が実行される。
【0056】これによれば、保温開始から加熱調理室3
内の温度が設定温度となるまでに要する立上り時間は、
食品の量が多いほど遅くなり、これと共に、食品の初期
温度が低い場合にも遅くなると考えられ、つまり立上り
時間によって、食品の量や初期温度を間接的に推定する
ことができる。従って、本実施例によれば、上記第2の
実施例と同様の効果が得られることに加え、立上り時間
が長いほど、マイクロ波加熱の実行時間(期間B)を長
く設定したので、マイクロ波加熱を、食品の量や初期温
度に応じた適切な時間実行することができるのである。
【0057】(6)第8の実施例 図13は、本発明の第8の実施例(請求項13に対応)
を示している。この実施例では、加熱調理室3内の温度
が設定温度(100℃)に至るまで(期間A)は、所定
周期(120秒周期)でヒータ加熱とマイクロ波加熱と
を交互に実行するのであるが、このとき、温度センサ1
5が検出した加熱調理室3内の初期温度によって、マイ
クロ波加熱の実行時間を変更する(初期温度が低いほど
実行時間比率を高くする)ようになっている。
【0058】具体的には、例えば初期温度が50℃以上
であるときには、ヒータ加熱を105秒実行し、マイク
ロ波加熱を15秒実行することが交互に繰返され、初期
温度が50℃未満であるときには、ヒータ加熱を90秒
実行し、マイクロ波加熱を30秒実行することが交互に
繰返されるのである。これによれば、加熱調理室3内の
初期温度に応じて食品の温度低下の度合も変化する(初
期温度が高いほど温度低下度合いは小さい)ので、過加
熱や加熱不足なく保温に適したマイクロ波加熱を行うこ
とができ、マイクロ波加熱の実行時間を、加熱調理室の
初期温度に応じた適切なものとすることができるもので
ある。
【0059】尚、上記各実施例では、加熱調理室3の温
度を検出する温度センサ15に基づいて制御を行うよう
にしたが、例えば赤外線温度センサなどにより食品の温
度を直接的に検出して保温運転の制御を行う構成として
も良く、庫内温度と食品温度との双方を用いて保温運転
の制御を行うようにしても良い。また、上記第3の実施
例では、3種類の保温温度のいずれかを使用者が選択で
きるようにしたが、4段階以上の保温温度を設けても良
いことは勿論、保温温度を使用者が選択するのではな
く、食品の量や種類に応じて自動設定できる構成として
も良い。
【0060】その他、例えばヒータ加熱においては、上
ヒータと下ヒータとを交互通電する等個別の制御を行う
ようにしても良く、さらには、ヒータ加熱とマイクロ波
加熱との複合加熱における時間比率や、周期、各実行時
間、制御の元(しきい値)となる重量や温度等の具体的
数値については、あくまでも一例に過ぎない等、本発明
は上記した各実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【0061】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の加熱調理器によれば、保温機能を備えたものであっ
て、マイクロ波加熱手段及びヒータ加熱手段を制御して
保温運転を実行する保温運転制御手段を設けたので、マ
イクロ波加熱及びヒータ加熱の各々の利点を生かしなが
ら食品の保温を行うことができ、この結果、食品が一旦
温度低下してしまうことを極力抑えながらも、食品を適
温に保温することができるという優れた実用的効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、保温運転
実行時における制御の様子と、食品の温度及び加熱調理
室内の庫内温度との関係の一例を示す図
【図2】保温運転時の制御手順を示すフローチャート
【図3】加熱調理器の電気的構成を概略的に示すブロッ
ク図
【図4】遠近法を用いて示す加熱調理器の正面図
【図5】加熱調理器の横断平面図
【図6】加熱調理器の縦断側面図
【図7】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第3の実施例を示すもので、マイクロ
波加熱及びヒータ加熱の実行時間の例を示す図
【図9】本発明の第4の実施例を示す図8相当図
【図10】本発明の第5の実施例を示す図8相当図
【図11】本発明の第6の実施例を示す図8相当図
【図12】本発明の第7の実施例を示す図8相当図
【図13】本発明の第8の実施例を示す図8相当図
【符号の説明】
図面中、1は本体、3は加熱調理室、9は重量センサ
(重量検出手段)、10はマグネトロン(マイクロ波加
熱手段)、13は上ヒータ(ヒータ加熱手段)、14は
下ヒータ(ヒータ加熱手段)、15は温度センサ(温度
検出手段)、16は操作パネル、18は操作部、20は
「保温」キー、21は仕上り調節キー、23は制御回路
(保温運転制御手段)を示す。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品が配置される加熱調理室と、この加
    熱調理室内にマイクロ波を供給するマイクロ波加熱手段
    と、前記加熱調理室内をヒータ加熱するヒータ加熱手段
    と、前記マイクロ波加熱手段及びヒータ加熱手段を制御
    して前記食品を所定の保温温度に保温する保温運転制御
    手段とを具備してなる加熱調理器。
  2. 【請求項2】 加熱調理室内の温度を検出する温度検出
    手段を備え、保温運転制御手段は、前記温度検出手段の
    検出に基づいてマイクロ波加熱手段及びヒータ加熱手段
    を制御することを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 保温運転制御手段は、保温開始初期に
    は、加熱調理室内の温度が設定温度となるまで連続して
    ヒータ加熱を実行させ、その後一定時間のマイクロ波加
    熱を実行させることを特徴とする請求項1又は2記載の
    加熱調理器。
  4. 【請求項4】 保温運転制御手段は、保温温度に応じて
    マイクロ波加熱の実行時間を変更することを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 保温温度が高いほど、マイクロ波加熱の
    実行時間が長く設定されることを特徴とする請求項4記
    載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 保温温度が高いほど、ヒータ加熱とマイ
    クロ波加熱との周期的交互加熱におけるマイクロ波加熱
    の実行時間比率が高くされることを特徴とする請求項4
    記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 食品の重量を検出する重量検出手段を備
    え、保温運転制御手段は、前記重量検出手段の検出した
    重量が大きいほど、マイクロ波加熱の実行時間を長く設
    定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 重量検出手段の検出した重量が大きいほ
    ど、ヒータ加熱とマイクロ波加熱との周期的交互加熱に
    おけるマイクロ波加熱の実行時間比率が高くされること
    を特徴とする請求項7記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 食品の重量を変数とした一次式を用い
    て、マイクロ波加熱の実行時間が設定されることを特徴
    とする請求項7記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 保温運転制御手段は、保温開始から加
    熱調理室内の温度が設定温度となるまでに要した立上り
    時間に応じて、以降のマイクロ波加熱の実行時間を変更
    することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 立上り時間が長いほど、マイクロ波加
    熱の実行時間が長く設定されることを特徴とする請求項
    10記載の加熱調理器。
  12. 【請求項12】 立上り時間が長いほど、ヒータ加熱と
    マイクロ波加熱との周期的交互加熱におけるマイクロ波
    加熱の実行時間比率が高くされることを特徴とする請求
    項10記載の加熱調理器。
  13. 【請求項13】 保温運転制御手段は、加熱調理室内の
    初期温度に応じてマイクロ波加熱の実行時間を変更する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    加熱調理器。
  14. 【請求項14】 保温運転制御手段は、加熱調理室内の
    初期温度が所定温度以下のときに、マイクロ波加熱とヒ
    ータ加熱との複合加熱を実行させ、加熱調理室内の初期
    温度が所定温度を越えていたときには、ヒータ加熱を実
    行させることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420348B1 (ko) * 2001-10-18 2004-03-02 주식회사 엘지이아이 전자레인지의 불림제어방법
KR100999763B1 (ko) 2008-05-06 2010-12-08 엘지전자 주식회사 전자레인지 및 이의 제어방법

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