JP3581267B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、使用者の操作に応じて調理物の加熱条件を設定し、該加熱条件に従って加熱調理を行う加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子オーブンレンジや、電子レンジとガス加熱オーブンを組合せた複合加熱調理器のように、高周波や熱風等により調理物の加熱を行う加熱調理器において、調理内容に応じた種々の調理メニューの選択を可能とし、選択された調理メニューに応じた調理シーケンスに従って自動調理を行う加熱調理器が知られている。
【0003】
そして、前記調理シーケンスにおける加熱量や加熱時間、或いはオーブン調理にあっては加熱室内の温度等(以下、加熱条件という)は、各調理メニューにおける標準的な値に基づいて決定される。そのため、使用者によっては、自動調理が終了したときに、調理物の加熱が不足していると感じる場合があり、この場合には、使用者はさらに調理物を加熱する追い加熱を行うことを希望すると考えられる。また、使用者が加熱室内の温度や加熱時間を直接設定する手動調理を行う場合でも、手動調理の終了時に調理物の加熱が不足していると判断すれば、使用者は追い加熱を行うことを希望すると考えられる。
【0004】
ところで、加熱室の扉が閉まった状態では調理物が見にくいため、通常、使用者は加熱室の扉を開けて調理物の仕上がり具合を確認する。そして、特にオーブン調理においては加熱室内の温度が下がることを極力避けたいため、調理物の仕上がり具合を確認した後、使用者は直ちに扉を閉めると考えられる。そのため、このように、使用者が扉を開けて調理物の仕上がり具合を確認し、再び扉を閉めた状態で、追い加熱を行うことができるようにすることが望ましい。
【0005】
しかし、加熱調理の終了後に、使用者が必ず追い加熱を行うとは限らず、調理物を交換して次の(新たな)加熱調理を行う場合もある。即ち、加熱調理が終了して扉が開閉されたときに、追い加熱と新たな加熱調理の双方が実行可能な状態とする必要がある。そしてこれらの双方を実行可能とするために、使用者の要望に応じて、追い加熱の実行と新たな加熱調理の実行とを区別して指示するスイッチ等を設けることが必要となるが、このようなスイッチを設けると、使用者の操作が複雑になり誤操作が生じ易くなるという不都合が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、調理物に対する追い加熱を実行するときに誤操作が生じることを防止した加熱調理器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、調理物を収容する加熱室と、該加熱室内に載置された調理物の重量を検出する重量検出手段と、該加熱室への調理物の出し入れを行う扉と、該扉の開閉状態を検出する開閉検出手段と、前記加熱室内に載置された調理物を加熱する加熱手段と、使用者の操作に応じて前記加熱手段による加熱条件を設定する加熱条件設定手段と、使用者の操作に応じて加熱調理の開始を指示する調理開始指示手段と、前記加熱条件設定手段により加熱条件が設定され且つ前記開閉状態検出手段により前記扉が閉状態であることが認識され且つ前記調理開始指示手段により加熱調理の開始が指示されたときに、該加熱条件に従って前記加熱手段の作動を制御する加熱調理を行う加熱調理制御手段とを備えた加熱調理器の改良に関する。
【0008】
前記加熱調理が終了すると、使用者は前記扉を開けて調理物の仕上がり具合(加熱具合)を確認する。そして、調理物の加熱が不足していると判断したときは、使用者は、前記調理室内の温度が下がることを防止するために直ちに前記扉を閉め、更に調理物を加熱する追い加熱を行うことを希望すると想定される。
【0009】
そこで、本発明は、前記加熱調理が終了した際の前記加熱条件を記憶する記憶手段と、使用者の操作に応じて前記加熱調理の延長時間を設定する延長時間設定手段と、前記重量検出手段により検出される、前記加熱調理終了時の調理物の重量である第1重量と、前記加熱調理の終了後、前記開閉検出手段により最初に前記扉が開状態となったことが検出され、その後最初に前記開閉検出手段により前記扉が閉状態となったことが検出された時の調理物の重量である第2重量との差が所定範囲内であるか否かを判断する重量変化判断手段と、該重量変化判断手段により前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲内であったと判断されたときは、前記加熱条件設定手段の操作を無効且つ前記延長時間設定手段の操作を有効とし、また、前記重量変化判断手段により前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲外であったと判断されたときには、前記延長時間設定手段の操作を無効且つ前記加熱条件設定手段の操作を有効とする延長時間設定許可手段と、前記延長時間設定手段により前記延長時間が設定され且つ前記調理開始指示手段により加熱調理の開始が指示されたときに、該延長時間の間、前記記憶手段に記憶された加熱条件に従って前記加熱手段を作動させる追い加熱を実行する追い加熱制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
かかる本発明によれば、前記加熱調理が終了した時の調理物の重量(第1重量)と、前記加熱調理の終了後最初に前記扉が開閉された時の調理物の重量(第2重量)との差が所定範囲内であるか否かが前記重量変化判断手段により判断される。ここで、前記重量変化判断手段により、前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲内にあると判断されたときは、前記加熱調理が終了した後、調理物が前記加熱室から取出されていない状態、或いは一旦取出して再び前記加熱室に戻された状態にあると想定できる。
【0011】
そしてこの場合は、調理物の加熱が不足しており、使用者がさらに調理物を加熱する追い加熱を行うことを希望していると想定できるため、前記延長時間設定許可手段は、前記加熱条件設定手段を無効且つ前記延長時間設定手段を有効とする。これにより、使用者は前記延長時間設定手段を操作して前記延長時間を設定し、前記追い加熱を行うことができる。そしてこのとき、前記加熱条件設定手段の操作が無効とされるため、使用者が誤って前記加熱条件設定手段を操作しても前記加熱条件が変更されることがなく、使用者の意に反した加熱調理が実行されることを防止することができる。
【0012】
一方、前記重量変化判断手段により、前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲外であると判断されたときには、調理物が加熱室から取出されたか、或いは他の調理物と交換されたと想定することができる。そこで、この場合には、前記延長時間設定許可手段は、前記延長時間設定手段を無効且つ前記加熱条件設定手段を有効とする。これにより、使用者は前記加熱条件設定手段を操作して交換した調理物に対して加熱調理を行うことができる。そしてこのとき、前記延長時間設定手段の操作が無効とされるため、使用者が誤って前記延長時間設定手段を操作しても、使用者の意に反して前記追い加熱が実行されることはない。
【0013】
また、前記延長時間設定許可手段は、前記重量変化判断手段により、前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲内であったと判断されたときに、所定時間内に限って前記加熱条件設定手段の操作を無効且つ前記延長時間設定手段の操作を有効とし、該所定時間が経過した後は、前記延長時間設定手段の操作を無効且つ前記加熱条件設定手段の操作を有効とすることを特徴とする。
【0014】
使用者が前記追い加熱を行うことを希望する場合は、前記加熱調理が終了して、前記扉を開けて調理物の加熱度合いを確認した後、前記扉を閉めて直ちに前記延長時間設定手段を操作すると想定できる。即ち、前記重量変化判断手段により、前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲内にあると判断された直後に前記延長時間設定手段が操作されると想定できる。
【0015】
そこで、本発明においては、前記延長時間設定許可手段は、前記重量変化判断手段により、前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲内であると判断されてから、前記所定時間が経過したときは、使用者が追い加熱を行うことを希望しておらず、次の加熱調理を行うことを希望していると判断して、前記延長時間設定手段の操作を無効且つ前記加熱条件設定手段の操作を有効とする。これにより、前記加熱調理が終了して調理物を交換したときに、交換前の調理物の重量と交換後の調理物の重量との差がたまたま前記所定範囲内であった場合に、前記加熱調理の実行が不能となることを防止することができる。
【0016】
また、前記加熱調理器は、前記加熱条件設定手段として前記加熱調理の実行時間を設定する加熱時間設定手段を備え、前記延長時間設定許可手段は、前記重量変化判断手段により、前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲内にあったと判断されたときには、前記加熱時間設定手段を前記延長時間設定手段として使用することを特徴とする。
【0017】
かかる本発明によれば、前記延長時間を設定するための新たな手段を設けることを不要とすることができる。そして、前記延長時間設定許可手段により、前記加熱時間設定手段の設定対象(前記追い加熱の実行時間と前記加熱調理の実行時間)が切替えられるため、使用者は設定対象を切替える操作を行う必要がない。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を、図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の加熱調理器である複合調理器の側面の断面図、図2は図1に示した複合調理器の制御ブロック図、図3〜図5は図1に示した複合調理器における加熱調理の制御フローチャートである。
【0019】
図1を参照して、本発明の複合調理器1は、加熱室2内のターンテーブル3上に載置された調理物4を加熱調理するものであり、加熱源として、加熱用高周波を発生するマグネトロン5(本発明の加熱手段に相当する)と、熱風を発生するためのガスバーナ6(本発明の加熱手段に相当する)とを備える。そして、複合調理器1は、マグネトロン5を単独作動させる高周波加熱調理、ガスバーナ6を単独作動させる熱風加熱調理、及びマグネトロン5とガスバーナ6の双方を作動させる複合加熱調理という3種類の調理モードで、調理物4に対する加熱調理を行う。
【0020】
ガスバーナ6には、ガス供給管(図示しない)を介して燃料ガスが供給され、循環ファン8により燃焼用空気が引き込まれて供給される。そして、ガスバーナ6の燃焼によって加熱された空気が空気通路9を通って循環ファン8により吸引され、熱風が加熱室2に送られる。また、ガスバーナ6の燃焼排気は、排気筒10を介して排出される。
【0021】
また、ターンテーブル3は、ターンテーブル台11を介して同期モータ12により回転駆動され、循環ファン8は循環ファンモータ14により回転駆動される。
【0022】
さらに、複合調理器1は、扉15の開閉状態を検出するドアスイッチ16(本発明の開閉検出手段に相当する)と、加熱室2内の温度(熱風加熱調理及び複合加熱調理における加熱室2内の温度制御に用いられる)を検出する温度センサ17と、調理物4から放出される水蒸気のレベル(高周波加熱調理及び複合加熱調理において、調理物4の加熱度合いを判断するために用いられる)を検出する湿度センサ18と、ターンテーブル3に置かれた調理物4の重量を検出する重量センサ19(本発明の重量検出手段に相当する)と、使用者により加熱調理条件の設定や加熱調理の開始/停止等が指示される操作ユニット20とを備える。そして、複合調理器1の作動は、制御ユニット21により制御される。
【0023】
次に、図2を参照して、制御ユニット21はCPU,ROM,RAM等から成る電子ユニットであり、電源回路22からの供給電力により作動する。そして、制御ユニット21は、使用者による操作ユニット20の操作に応じて、調理物4に対する加熱調理を実行する。
【0024】
使用者は、操作ユニット20の操作により、使用者自身の操作により調理時間や調理温度等の加熱調理における加熱条件が設定される手動調理と、予め用意されたいくつかの自動調理メニューの中から使用者が希望する自動調理メニューを選択することで、該選択された自動調理メニューに応じて制御ユニット21が加熱調理における加熱条件を設定する自動調理とを行うことができる。
【0025】
操作ユニット20は、手動調理における加熱条件の設定のため、調理時間を設定する調理タイマエンコーダ24(本発明の加熱条件設定手段及び加熱時間設定手段に相当する)、前記調理モード(高周波加熱調理、熱風加熱調理、及び複合加熱調理)を選択する調理モード選択スイッチ25(本発明の加熱条件設定手段に相当する)、及び前記熱風加熱調理又は前記複合加熱調理が選択されたときに、加熱室2内の調理温度を設定する温度設定スイッチ26(本発明の加熱条件設定手段に相当する)を備える。尚、調理タイマエンコーダ24は、後述する追い加熱を行うための延長時間の設定にも流用され(この場合、調理タイマエンコーダ24は本発明の延長時間設定手段に相当する)、これにより延長時間を設定するための専用の操作手段を設けることを不要としている。
【0026】
また、操作ユニット20は、「お菓子」、「ゆでもの」、「解凍」、「あたため」等の前記自動調理メニューの選択を行うための調理メニュー選択スイッチ27(本発明の加熱条件設定手段に相当する)を備える。
【0027】
尚、操作ユニット20は表示部37を有し、表示部37には、調理タイマエンコーダ24により設定された調理時間、温度設定スイッチ26により設定された温度等が表示され、加熱調理の開始後は加熱調理の終了までの残時間等が表示される。
【0028】
使用者が操作ユニット20を操作して手動調理又は自動調理における加熱条件を設定し、扉15を閉めた状態で調理スタートスイッチ28を操作すると、制御ユニット21は該加熱条件に従って調理物に対する加熱調理を実行する。加熱調理においては、制御ユニット21は、同期モータ12によるターンテーブル3(図1参照)の作動制御、マグネトロン駆動回路23によるマグネトロン5の作動制御、そして熱風加熱を行うための循環ファンモータ14、バーナ作動制御部31、及びイグナイタ32の制御を行う。
【0029】
バーナ作動制御部31は、複数の電磁弁33とこれらの電磁弁33を駆動するソレノイド34とガスガバナ37とからなり、ガスバーナ6に供給する燃料ガスの流量を調節する。また、制御ユニット21は、イグナイタ32によりスパーク電極35に火花放電を生じさせることでガスバーナ6の点火を行い、フレームロッド36によりガスバーナ6の燃焼状態を検知する。
【0030】
加熱調理が終了すると、使用者は扉15を開けて調理物4の仕上がり具合(加熱具合)を確認するが、加熱が不足していると感じたときは、使用者は加熱調理が終了した際の加熱条件で、加熱時間を延長してさらに調理物を加熱する追い加熱を行うことを希望すると考えられる。一方、使用者が調理物4の加熱が十分であると判断したときには、使用者は調理物4を取出して調理を終了するか、或いは調理物を交換して次の加熱調理を行うことを希望すると考えられる。そこで、制御ユニット21は、加熱調理が終了したときに、使用者の希望に応じて、追い加熱と次の加熱調理とを選択的に実行可能とする制御を行っている。
【0031】
以下、図2及び図3〜図5のフローチャートを参照して、制御ユニット21による加熱調理と追い加熱の実行手順について説明する。図2を参照して、制御ユニット21は、加熱調理を行うために加熱調理制御手段40を備え、また、追い加熱を行うために、追い加熱制御手段41,重量変化判断手段43,延長時間設定許可手段44,及びメモリ45(本発明の記憶手段に相当する)を備える。
【0032】
図3を参照して、使用者が電源スイッチ(図示しない)をON操作すると、制御ユニット21が作動を開始し、STEP1で操作パネル20を加熱条件設定モードとする。加熱条件設定モードにおいては、使用者は、調理メニュー選択スイッチ27により自動調理のメニューを選択したり、又は調理タイマエンコーダ24を操作して手動調理における加熱時間を設定する。即ち、加熱調理を行うための加熱条件の設定操作のみが有効となり、追い加熱を行うための延長時間を設定することはできない。
【0033】
そして、使用者が、上述したように操作パネル20のスイッチ類を操作し、手動調理或いは自動調理における加熱条件が設定されると、STEP2からSTEP3に進み、ドアスイッチ16により扉15が閉じられていることを検知したときは、制御ユニット21はSTEP4で使用者による調理スタートスイッチ28の操作待ちとなる。
【0034】
使用者が調理スタートスイッチ28を操作すると、STEP4からSTEP5に進み、加熱調理制御手段40が、STEP2で設定された加熱条件に基づいて、上述した調理物に対する加熱調理を実行する。
【0035】
加熱調理が終了すると、STEP6に進んで、制御ユニット21は該加熱調理が終了する際の加熱条件をメモリ45に記憶し、また、STEP7で、重量変化判断手段43は、重量センサ19により検出される加熱調理終了時の調理物の重量である第1重量W1 をメモリ45に記憶する。そして、STEP8で、制御ユニット21は操作パネル20を延長時間設定モードとして、使用者による追い加熱の実行指示が可能な状態とする。
【0036】
延長時間設定モードにおいては、使用者が調理タイマエンコーダ24を操作すると、追い加熱を行うための延長時間が設定される。即ち、追い加熱を行うための延長時間の設定操作のみが有効となり、手動調理における加熱時間を設定することはできない。そしてさらに、制御ユニット21は、加熱条件を設定するための他のスイッチ類、即ち、調理モード選択スイッチ25,温度設定スイッチ26,調理メニュー選択スイッチ27の操作を無効とする。
【0037】
そのため、使用者が調理タイマエンコーダ24以外のこれらのスイッチを操作しても、手動調理或いは自動調理における加熱条件を設定することができず、使用者は追い加熱時間の設定のみを行うことができる。これにより、使用者の誤操作により自動調理又は手動調理の加熱条件が設定され、加熱調理が終了した際の加熱条件で追い加熱を行うことができなくなることを防止している。
【0038】
続くSTEP9で、制御ユニット21は、5分タイマをスタートさせ、扉15が開けられるまでは、STEP10,STEP20,及びSTEP30のループを実行して、使用者による延長時間の設定待ちとなる。そして、延長時間が設定されずに、STEP30で5分タイマがタイムアップしたときは、制御ユニット21は、使用者に追い加熱を行う意思がないと判断してSTEP1に進んで操作パネル20を加熱条件設定モードとする。これにより、調理タイマエンコーダ24による延長時間の設定が不能となって追い加熱の実行ができなくなり、次の加熱調理を行うための手動調理又は自動調理の加熱条件の設定操作が可能となる。
【0039】
一方、STEP30で5分タイマがタイムアップする前に、使用者が調理タイマエンコーダ24により延長時間を設定したときには、STEP20からSTEP21に進む。そして、制御ユニット21は、STEP21で5分タイマをスタートさせ、STEP22,STEP25のループを実行して、使用者による調理スタートスイッチ28の操作待ちとなる。
【0040】
STEP25で5分タイマがタイムアップする前に調理スタートスイッチ28が操作されたときは、STEP22からからSTEP23に進み、追い加熱制御手段41が、調理タイマエンコーダ24で設定された延長時間の間、メモリ45に保持された加熱条件に従って、調理物の追い加熱を実行する。
【0041】
このように、追い加熱制御手段41は、メモリ45に記憶された加熱条件に従って追い加熱を実行するので、使用者は追い加熱を行うために新たに加熱条件を設定する必要がない。また、自動調理の場合は、上述したように制御ユニット21により加熱条件が設定されるため、使用者はどのような条件で加熱調理が行われたかを知ることはできす、加熱調理が終了した際の加熱条件を設定することができない。そこで、メモリ45に加熱調理終了時の加熱条件を記憶しておくことで、自動調理が終了した際の加熱条件で追い加熱を実行することができる。そして、追い加熱を終了すると、STEP6に進み、再び追い加熱の指示待ち状態となる。
【0042】
一方、調理スタートスイッチ28が操作されずに、STEP25で5分タイマがタイムアップしたときには、使用者が追い加熱の実行を取りやめたと判断でき、また、時間の経過と共に加熱室2内の温度も下がってしまうと考えられるため、STEP25からSTEP1に進んで、制御ユニット21は加熱条件の設定待ちとなる。
【0043】
また、STEP9で5分タイマがスタートされてから5分が経過する前に扉15が開けられると、制御ユニット21はSTEP10からSTEP11に進んで、5分タイマを再スタートさせた上で、STEP12〜STEP14のループを実行して延長時間の設定待ちとなる。
【0044】
延長時間が設定されずに、STEP14で5分タイマがタイムアップしたときは、制御ユニット21は、使用者に追い加熱を行う意思がないと判断してSTEP1に進み、操作パネル20を加熱条件設定モードとする。これにより、調理タイマエンコーダ24による延長時間の設定が不能となって追い加熱の実行ができなくなり、次の調理を行うための加熱条件の設定操作が可能となる。
【0045】
一方、使用者が調理タイマエンコーダ24を操作して延長時間を設定したときには、STEP13からSTEP50に分岐し、制御ユニット21は5分タイマをスタートさせて、STEP51,STEP60のループを実行してドアスイッチ16により扉15が閉められたことが検知されるのを待つ。そして、扉15が閉められたことが検知されたときは、STEP51からSTEP22に進んで調理スタートスイッチ28の操作待ちとなる。
【0046】
また、扉が閉められずにSTEP60で5分タイマがタイムアップしたときには、STEP30と同様に、使用者が追い加熱の実行を取りやめたと判断でき、また、時間の経過と共に加熱室2内の温度も下がってしまうと考えられるため、STEP60からSTEP1に進んで、制御ユニット21は加熱条件の設定待ちとなる。
【0047】
また、STEP12〜STEP14のループの実行中に、使用者が扉15を閉めたことをドアスイッチ16により検知したときは、制御ユニット21はSTEP12から図5のSTEP40に分岐する。STEP40は重量変化判断手段43による処理であり、重量変化判断手段43は、STEP7でメモリ45に記憶させた第1重量W1 と、STEP40における(扉15が閉められた時における)重量センサ19による調理物の検出重量である第2重量W2 との差(|W1 −W2 |)が20g以下(本発明の所定範囲内に相当する)であるか否かを判断する。
【0048】
重量変化判断手段43により第1重量W1 と第2重量W2 との差が20g以下であると判断されたときは、使用者が調理物を取出さずに扉15を閉めたか、一旦取出した調理物を再び加熱室2に戻したと想定され、この場合には、使用者は追い加熱を行うことを希望していると判断できる。一方、重量変化判断手段43により第1重量W1 と第2重量W2 との差が20gを越えたときには、使用者が調理物を交換したと考えられ、この場合には、使用者は追い加熱を行うことを希望せず、次の(新たな)加熱調理を行うことを希望していると考えられる。
【0049】
そこで、延長時間設定許可手段44は、第1重量W1 と第2重量W2 との差が20gを越え、使用者が次の加熱調理を行うことを希望していると想定されるときは、STEP40からSTEP1に分岐する。これにより、操作パネル20を延長時間設定モードから加熱条件設定モードに切替え、延長時間の設定を不能とし、且つ、使用者による加熱条件の設定を可能とする(本発明の「延長時間設定手段の操作を無効且つ加熱条件設定手段の操作を有効とする」に相当する)。
【0050】
一方、第1重量W1 と第2重量W2 との差が20g以下であり、使用者が追い加熱を行うことを希望していると想定されるときには、延長時間設定許可手段44は操作パネルを延長時間設定モードに保ち、使用者による加熱条件の設定を不能とし、且つ、延長時間の設定を可能とする(本発明の「加熱条件設定手段の操作を無効且つ延長時間の操作を有効とする」に相当する)。そして、STEP40からSTEP41に進み、延長時間設定許可手段44は10秒タイマをスタートさせる。
【0051】
STEP43で該10秒タイマがタイムアップする前に、延長時間が設定されたときは、STEP42からSTEP70に分岐し、制御ユニット21は5分タイマをスタートさせる。そして5分タイマがタイムアップする前に、使用者により調理スタートスイッチ28が操作されたときは、STEP71からSTEP72に進み、追い加熱制御手段41により追い加熱が実行される。一方、STEP80で5分タイマがタイムアップしたときには、STEP30と同様、使用者が追い加熱の実行を取りやめたと判断でき、また、時間の経過と共に加熱室2内の温度も下がってしまうと考えられるため、STEP80からSTEP1に進んで、制御ユニット21は加熱条件の設定待ちとなる。
【0052】
このように、延長時間設定許可手段44の処理により、使用者の希望に応じて追い加熱と次の加熱調理とを選択して実行することができる。そしてこの場合、追い加熱を行うための延長時間の設定が可能な期間(延長時間設定モード)と、次の加熱調理を行うための加熱条件の設定が可能な期間(加熱条件設定モード)とが、使用者の意に添ったかたちで切り替わるため、使用者の選択操作を不要とすることができる。さらに、延長時間の設定と手動調理における加熱時間の設定という時間の設定操作を、共通の調理タイマエンコーダ24の操作によって行うことができるため、使用者の使い勝手が良い。
【0053】
また、上述したように、延長時間設定モードにおいては延長時間の設定のみが可能であり、加熱条件設定モードにおいては加熱条件の設定のみが可能である。そのため、使用者が操作パネル20を誤操作して、意に反した加熱調理が行われることを防止することができる。
【0054】
また、延長時間が設定されずに、STEP43で10秒タイマがタイムアップしたときは、STEP1に進んで、操作パネル20は延長時間設定モードから加熱条件設定モードに切り替わり、延長時間の設定が不能となる。即ち、延長時間設定許可手段44は、STEP12で扉15が閉められたことを検知してから10秒以内(本発明の所定時間内に相当する)に限って、延長時間の設定を有効としている。
【0055】
この10秒という時間は、使用者が追い加熱を行うために扉15を閉めてから延長時間を設定するまでに経過すると想定した最長時間である。即ち、追い加熱を行う場合は、使用者は扉15を閉めて直ちに延長時間を設定すると想定される。これに対して、使用者が調理物を交換して次の(新たな)加熱調理を行おうとするときには、加熱条件の確認、検討等のため、扉15を閉めてから実際に加熱条件を設定するまでにある程度時間を要し、10秒を経過すると想定される。
【0056】
そこで、STEP43で10秒タイマがタイムアップしたときは、延長時間設定許可手段44は、STEP1に進んで操作パネル20を延長時間設定モードから加熱条件設定モードに切替える。これにより、加熱調理が終了し、使用者が調理物を交換して加熱調理を行おうとしたときに、取出された調理物の重量である第1重量W1 と、新たに加熱室2に入れられた調理物の重量である第2重量W2 との差がたまたま近似し、該第1重量W1 と該第2重量W2 との差が20g以下となったときに、延長時間設定モードが継続して加熱条件の設定が不能となって次の加熱調理ができなくなることを防止している。
【0057】
尚、使用者が操作ユニット20に備えられた取消しスイッチ29を操作すると、制御ユニット21は、割込み処理により、加熱調理及び追い加熱の実行中であればこれらの実行を中止し、また、加熱条件が設定されていればこれをクリアして図3のSTEP1から処理を再スタートする。
【0058】
また、本実施の形態においては、本発明の加熱調理器として、ガスバーナ6を熱風加熱の加熱源とした複合調理器1を示したが、電気ヒータを熱風加熱の加熱源とした電子オーブンレンジや、マグネトロンのみを備えた電子レンジ等に対しても本発明の適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合調理器の側面の断面図。
【図2】図1に示した複合調理器の制御ブロック図。
【図3】加熱調理及び追い加熱の制御フローチャート。
【図4】加熱調理及び追い加熱の制御フローチャート。
【図5】加熱調理及び追い加熱の制御フローチャート。
【符号の説明】
1…複合調理器、2…加熱室、3…ターンテーブル、4…調理物、5…マグネトロン、6…ガスバーナ、8…循環ファン、9…空気通路、10…排気筒、11…ターンテーブル台、12…同期モータ、14…循環ファンモータ、15…扉、16…ドアスイッチ、17…温度センサ、18…湿度センサ、19…重量センサ、20…操作ユニット、21…制御ユニット、31…バーナ作動制御部、40…加熱調理制御手段、41…追い加熱制御手段、43…重量変化判断手段、44…延長時間設定許可手段、45…メモリ
Claims (3)
- 調理物を収容する加熱室と、該加熱室内に載置された調理物の重量を検出する重量検出手段と、該加熱室への調理物の出し入れを行う扉と、該扉の開閉状態を検出する開閉検出手段と、前記加熱室内に載置された調理物を加熱する加熱手段と、使用者の操作に応じて前記加熱手段による加熱条件を設定する加熱条件設定手段と、使用者の操作に応じて加熱調理の開始を指示する調理開始指示手段と、前記加熱条件設定手段により加熱条件が設定され且つ前記開閉状態検出手段により前記扉が閉状態であることが認識され且つ前記調理開始指示手段により加熱調理の開始が指示されたときに、該加熱条件に従って前記加熱手段を作動させる加熱調理を行う加熱調理制御手段とを備えた加熱調理器において、
前記加熱調理が終了した際の前記加熱条件を記憶する記憶手段と、使用者の操作に応じて前記加熱調理の延長時間を設定する延長時間設定手段と、
前記重量検出手段により検出される、前記加熱調理終了時の調理物の重量である第1重量と、前記加熱調理の終了後、前記開閉検出手段により最初に前記扉が開状態となったことが検出され、その後最初に前記開閉検出手段により前記扉が閉状態となったことが検出された時の調理物の重量である第2重量との差が所定範囲内であるか否かを判断する重量変化判断手段と、
該重量変化判断手段により前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲内であったと判断されたときは、前記加熱条件設定手段の操作を無効且つ前記延長時間設定手段の操作を有効とし、また、前記重量変化判断手段により前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲外であったと判断されたときには、前記延長時間設定手段の操作を無効且つ前記加熱条件設定手段の操作を有効とする延長時間設定許可手段と、
前記延長時間設定手段により前記延長時間が設定され且つ前記調理開始指示手段により加熱調理の開始が指示されたときに、該延長時間の間、前記記憶手段に記憶された加熱条件に従って前記加熱手段を作動させる追い加熱を実行する追い加熱制御手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 前記延長時間設定許可手段は、前記重量変化判断手段により、前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲内であったと判断されたときに、所定時間内に限って前記加熱条件設定手段の操作を無効且つ前記延長時間設定手段の操作を有効とし、該所定時間が経過した後は、前記延長時間設定手段の操作を無効且つ前記加熱条件設定手段の操作を有効とすることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記加熱調理器は、前記加熱条件設定手段として前記加熱調理の実行時間を設定する加熱時間設定手段を備え、前記延長時間設定許可手段が、前記重量変化判断手段により、前記第1重量と前記第2重量との差が前記所定範囲内にあったと判断されたときには、前記加熱時間設定手段を前記延長時間設定手段として使用することを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
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